JPH02108952A - 湿度センサー - Google Patents

湿度センサー

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JPH02108952A
JPH02108952A JP26200088A JP26200088A JPH02108952A JP H02108952 A JPH02108952 A JP H02108952A JP 26200088 A JP26200088 A JP 26200088A JP 26200088 A JP26200088 A JP 26200088A JP H02108952 A JPH02108952 A JP H02108952A
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JP
Japan
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electrode
dielectric layer
incident angle
humidity sensor
vapor deposition
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JP26200088A
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Shinichi Takeda
伸一 武田
Hideki Toyoda
豊田 秀樹
Kiyoshi Takahashi
潔 高橋
Yuji Okunuki
奥貫 祐次
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RKC Instrument Inc
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Rika Kogyo Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は湿度センサーの改良に関する。
[従来の技術] 近年、誘電体層が空気中の水分を吸収することによって
その誘電率を変化させる性質を利用して、その誘電層の
両面に電極を形成した所謂静電容量形湿度センサーが提
供されている。
この湿度センサーの誘電体層に形成される電極には、誘
電体層が空気中の水分を吸収し易いように、良好な透湿
性を有するとともに機械的強度が良好であると言った条
件が要求される。
そして、従来この種の湿度センサーとしては、例えば特
開昭57−82760号公報に記載された構成が知られ
ている。
すなわち、第8図に示すように、ガラス製基板1上にニ
ッケルやクロム(Ni、Cr)製の第1の電極3を形成
し、この第1の電極3上に高分子誘電体JPJ5を形成
し、この誘電体層5の上面にクロム(Cr)からなる第
2の電極7を形成し、この第2の電極7には誘電体層5
に至るような裂は目9を多数形成した構成を有するもの
である。
このような構成の湿度センサーでは、誘電体層5が裂は
目9によって空気中に露出するから、誘電体J?IJ5
の上面に形成する第2の電極7の厚みを厚くしても、誘
電体層5の吸湿性と耐候性を確保することができるし、
第2の電極7の機械的強度が良好となると考えられてい
る。
また、図示はしないが、特開昭57−141546号公
報に記載されるように、第9図の誘電体層5に該当する
誘電体層に、例えば金、銀、白金(Au、Ag、Pt)
等の貴金属材料からなる第2の電極を形成するとともに
、誘電体層の軟化点に近い温度で熱処理することにより
、第2の電極の透湿性を向上させようとする構成も知ら
れている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、前者の湿度センサーは誘電体層5に裂は
目9を形成するから、誘電体層5自体の機械的強度や化
学的安定性を損ね易い難点がある。
また、後者の湿度センサーにあっては、熱処理を施す関
係から、誘電体層として用いる高分子材料が制限される
うえ、熱処理温度が誘電体層の軟化点に制限されて耐熱
性の良好な誘電体層を 用いなければならず、誘電体層
として用いる材料も制限される。
さらに、第2の電極の透湿性電極を確保する観点から厚
く形成できず、第2の電極の誘電体層への付着強度が不
十分で1機械的強度に改良すべき点がある。
しかも、後者の構成では、第2の電極に透湿性を具備さ
せる際に誘電体層にも亀裂等の損傷を与えるおそれがあ
り、前者と同様な欠点を伴うおそれがある。
本発明はこのような状況の下になされたもので、電極の
良好な機械的強度および透湿性を確保し、応答速度の速
い湿度センサーの提供を目的とする。
[課題を解決しようとする手段] このような課題を解決するために本発明は、吸収される
水分量の関数として誘電率が変化する誘電体層の片面に
第1の電極を形成し、その誘電体層の他面にその第1の
電極と対向するように第2の電極を形成するとともに、
その第2の電極が、その誘電体層の他面からの法線に対
して60°〜85°の入射角度で斜め蒸着によって形成
された構成となっている。
[作 用] このような手段を備えた本発明は、第2の電極が斜め蒸
着によって形成されているから、斜め蒸着によるシャド
ウ効果によって誘電体層の表面には凹凸状の第2の電極
もしくは第2の電極の付着しない露出領域が形成され、
誘電体層の吸湿性と耐候性が確保されるとともに、第ス
の電極は極めて容易に厚く形成される。
[実施例] 以下本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本発明に係る湿度センサーの一実施例を示す断
面図である。
ガラス製基板11の上面にはニクロム(NiCr)から
なる第1の電極13が真空蒸着法等によって膜厚約10
00人に形成さ九ており、この第1の電極13上には感
湿膜として、例えば高分子誘電体層15がプラズマ重合
法等によって膜厚約1000人に平坦形成されている。
この高分子誘電体層15は、吸収される水分量の関数と
して誘電率が変化するものである。
なお、基板11、第1の電極13および誘電体層15の
材料・厚みおよび形成方法は目的に応じて任意に選定可
能である。
誘電体層15の第1の電極13と対向する面(上面)に
は、第1の電極13と同様な材料からなる第2の電極1
7が誘電体層15の上面における法線Aに対して75°
の入射角度で斜め蒸着によって膜厚約300人に形成さ
れているにのような第2の電極17は、第2図に示すよ
うな蒸着装置によって形成可能である。
すなわち、ペルジャー19の内部上方に、第2の電極1
7を形成する前の湿度センサー素材21が、支持基台2
3上に載置させるとともに後述する蒸着材料の入射角方
向に対して誘電体層15の法線Aが75°となるような
位置関係で配置される。なお、支持基台23の支持部材
の図示は省略した。
一方、ペルジャー19内における湿度センサー素材21
の下方には、加熱フィラメント27に巻付けた蒸着材料
としてのニクロム線25を配置し、ペルジャー19に排
気装置(図示せず)が連結されて構成されている。
このような斜め蒸着装置において、ペルジャー19内を
真空度5X10−GTorr程度に排気した後、フィラ
メント27でニクロム線25を加熱蒸発させて誘電体層
15の上面に75°の入射角度で凝着させて斜め蒸着さ
れる。
第3図および第4図は斜め蒸着過程において蒸着材料が
誘電体層]5に斜め蒸着してゆく過程を示すものであり
、当初は第3図のように蒸着材料が誘電体[15の上面
に島状に凝着してゆくが、凝着の進行に応じて入射角度
方向から見て個々の凝着領域にはシャドウ部分Bが生じ
、そのシャドウ部分Bには蒸着材料が凝着されず、結果
として第4図のように斜めに蒸着材料が凝着されて第2
の電極17が形成されてゆく。
このように、本発明の湿度センサーにあっては、第2の
電極17が斜め蒸着によって形成されているから、第2
の電極17自体が凹凸状となったり、誘電体層15が直
接空気に触れる部分が形成され、その凹部や露出部が透
湿部となって第2の電極17が良好な透湿性を有するこ
となる。
本発明者の実験によれば、上述した構成の湿度センサー
を相対湿度0%の乾燥雰囲気中から相対湿度44%の室
内雰囲気中に引き出した場合、略測定飽和値とみなせる
63.2%の容量応答が0.1秒以下といった高速性が
得られる。
これに対して、入射角度がOoすなわち斜め蒸着を用い
ずに第2の電極17を平坦に厚膜8o人で形成した場合
には、第6図に示すように63゜2%の容量応答を得る
のに2.7分かかり、本発明の応答速度が極めて速いこ
とが確認された。
しかも、本発明の湿度センサーは、第2の電極17の厚
みを厚く形成しても、第2の電極17には凹凸が形成さ
れて良好な透湿性を有するから。
第2の電極17の機械的強度を良好な状態に保つことが
できる。
また、第2の電極17を厚く形成すると、誘電体層15
が第2の電極17によって抑えられて変形等が少なくな
り、この点からも特性の向上に寄与する。
ところで、上述した実施例においては、75″の入射角
度で第2の電極17を斜め蒸着形成する例を説明したが
1本発明にあっては蒸着の入射角度は75″に限定され
るものではない。
本発明者は、第2の電極17を形成する際の入射角度を
変化させて実験したところ、法衣に示すような測定結果
が得られた。
[以下余白] 第7図は入射角度に対する応答時間の特性図である。
これによれば、入射角度が60”より大きくなると、応
答速度が極めて速くなることが示されている。
一般に1機械的強度を確保するには、第2の電極17の
厚みは200Å以上が好ましいとされており、入射角度
が90’の場合には第2の電極17が形成され難いから
、このような厚みを確保しつつ極めて良好な応答速度を
得るには、60”〜85°の入射角度で第2の電極17
が斜め蒸着形成されていれば、本発明の目的達成が可能
であり、特に70°〜85°の入射角度に選定すれば、
0.1秒以下の高速性が得られる。
なお、本発明のような斜め蒸着された第2の電極は、ガ
スセンサーの透過、保護膜として有用である。
[発明の効果] 以上説明したように本発明の湿度センサーは、第1の電
極を形成した誘電体層の他面に第2の電極を形成し、そ
の第2の電極を60°〜85°の入射角度で斜め蒸着し
て形成したので、誘電体層に形成した第2の電極の厚み
を厚くしても、第2の電極が斜め蒸着のシャドウ効果に
よって凹凸状となったり部分的に誘電体層の表面が露出
し易いから、第2の電極の機械的強度を良好に保ちなが
ら良好な透湿性の確保が可能となり、極めて速い応答速
度を得ることができる。
しかも1本発明の湿度センサーは、第2の電極や誘電体
層に裂は目を形成したり加熱処理する必要がないから、
誘電体層の機械的強度および化学的強度を良好に保つこ
とが可能であるし、誘電体層の材料が制約されることも
少ない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る湿度センサーの一実施例を示す断
面図、第2図は本発明の湿度センサーを製造する斜め蒸
着装置を示す概略図、第3図および第4図は蒸着工程を
示す図、第5図は本発明の構成における応答速度を示す
特性図、第6図は従来構成の応答速度を示す特性図、第
7図は斜め蒸着における入射角度と応答速度との関係を
特性図、第8図は従来の湿度センサーの一例を示す断面
図ある。 1.11・ ・基板 3.13・ ・第1の電極 5.15・ ・誘電体層 7、17 ・ 9 ・ 19 ・ 21 ・ 23 ・ 25 ・ 27 ・ ・ ・ ・第2の電極 ・裂は目 ・ペルジャー ・湿度センサー素材 ・支持基板 ・蒸着材料にクロム線) フィラメント 特許出願人 理 化 工 業 株式会社代 理 人 弁
理士 斎 藤 美 晴 第 図 第 図 第 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)吸収される水分量の関数として誘電率が変化する
    誘電体層と、 この誘電体層の片面に形成された第1の電極と、 前記誘電体層の他面に前記第1の電極と対向するように
    形成された第2の電極と、 を具備する容量形湿度センサーにおいて、 前記第2の電極が、前記誘電体層の他面からの法線に対
    して60°〜85°の入射角度で斜め蒸着形成されてな
    ることを特徴とする容量形湿度センサー。
JP26200088A 1988-10-18 1988-10-18 湿度センサー Granted JPH02108952A (ja)

Priority Applications (1)

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JP26200088A JPH02108952A (ja) 1988-10-18 1988-10-18 湿度センサー

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JP26200088A JPH02108952A (ja) 1988-10-18 1988-10-18 湿度センサー

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JPH02108952A true JPH02108952A (ja) 1990-04-20
JPH0519102B2 JPH0519102B2 (ja) 1993-03-15

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5814726A (en) * 1996-04-10 1998-09-29 E & E Elektronik Gesellschaft M.B.H. Method for determining the absolute humidity of air
JP2008232784A (ja) * 2007-03-20 2008-10-02 Fuji Electric Fa Components & Systems Co Ltd 薄膜ガスセンサおよびその製造方法
CN110618171A (zh) * 2018-06-20 2019-12-27 梅斯法国公司 制造相对湿度传感器的方法和相对湿度传感器
JP2021004802A (ja) * 2019-06-26 2021-01-14 ルビコン株式会社 湿度センサ及びその製造方法

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CN110618171A (zh) * 2018-06-20 2019-12-27 梅斯法国公司 制造相对湿度传感器的方法和相对湿度传感器
JP2021004802A (ja) * 2019-06-26 2021-01-14 ルビコン株式会社 湿度センサ及びその製造方法

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