JPH02108676A - 加齢および痴呆症候群に伴う認識および行動障害の処置 - Google Patents

加齢および痴呆症候群に伴う認識および行動障害の処置

Info

Publication number
JPH02108676A
JPH02108676A JP1210548A JP21054889A JPH02108676A JP H02108676 A JPH02108676 A JP H02108676A JP 1210548 A JP1210548 A JP 1210548A JP 21054889 A JP21054889 A JP 21054889A JP H02108676 A JPH02108676 A JP H02108676A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
morpholino
propyl
triazine
amino
group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1210548A
Other languages
English (en)
Inventor
Ernst Wuelfert
エルンスト ウルフェール
Jean Gobert
ジャン ゴベール
Eric Cossement
エリック コスメン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
UCB SA
Original Assignee
UCB SA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by UCB SA filed Critical UCB SA
Publication of JPH02108676A publication Critical patent/JPH02108676A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/33Heterocyclic compounds
    • A61K31/395Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins
    • A61K31/53Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins having six-membered rings with three nitrogens as the only ring hetero atoms, e.g. chlorazanil, melamine
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/33Heterocyclic compounds
    • A61K31/395Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins
    • A61K31/535Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins having six-membered rings with at least one nitrogen and one oxygen as the ring hetero atoms, e.g. 1,2-oxazines
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • A61P25/04Centrally acting analgesics, e.g. opioids

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Pain & Pain Management (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Neurology (AREA)
  • Neurosurgery (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、加齢および痴呆症候群に伴う、!!識および
行動障害の処置への、2−アミノ−4−七ルホリノ−6
−プロピル−1,3,5−トリアジンおよびその非毒性
で医薬的に許容される酸付加塩の使用に関する。
4位がアミノ基、アルキル、アルケニル、シクロアルキ
ル、アリールもしくはアラールキル基によるモノもしく
はジ置換アミノ基、または窒素含有異項環基により置換
され、6位がアルキル、アリールまたはアラールキル基
によって置換されている2−アミノ−1,3,5−トリ
アジンは、日本特許出願第69688/74号によって
既に知られている。この特許出願によれば、これらの化
合物はフルチコイドとくにグルココルチコイドの分泌を
増大させる性質を有するという。
に、 Wakabayas旧ら(有機合成化学協会雑誌
、2旦:252〜260.1970;Chew、^bs
tr72:100653v、1970)は、2位の基が
1〜17個の炭素原子を含有し、またトリクロロメチル
、トリブロモメチルもしくは2−クロロエチルでもよく
、一方、4および6位の基が同一の基、もしくはヒドロ
キシル基で置換されていてもよい基、またはピペリジノ
もしくはモルホリノのような窒素含有異項環基である2
−アルキル−4,6−ビス(アルキルアミノ)−1,3
,5−トリアジンの除草活性についてさらに研究してい
る。この群の代表的な化合物は、2・−メチル−4゜6
−ジモルホリノー1.3.5−トリアジンである。しか
しながら、これらの化合物の薬理学的性質は、これらの
著者によっては検討されていない。
一方、4位がジメチルアミノ、ブチルアミノ、フェネチ
ルアミノまたはモルホリノ褪で置換され、6位が炭素原
子5〜17個を有するフルキル基で置換されている2−
アミノ−1,3,5−トリアジンの抗ウィルス、抗細菌
、抗かび、抗けいれん、降圧、抗低酸素、抗不整脈、線
H素溶解、抗血栓、抗アレルギー、抗ヒスタシンおよび
免疫学的活性、ならびに中枢起源の抑制または刺激活性
も、■。
5CiOrtinOら(Roll、 Chil、 Fa
rt、 116 : 637〜643,1977)によ
り研究され、報告されている。この群の代表的な化合物
は、2−アミノ−4−モルホリノ−6−ベンチルー1.
3.5−トリアジンおよび2−アミノ−4−(ジメチル
アミノ)−6−ベンチルー1.3.5−トリアジンであ
る。しかしながら、これらの化合物には興味あるM理学
的活性は見出されなかった。
最優に、フランス特許出願第2.262,512号には
、4位がハロゲン原子、ヒドラジノ基、ジアルキルアミ
ノアルキルアミノ基、またはたとえば置換ピペラジノ基
のような窒素含有異項環基によって置換され、6位が水
素原子、アルキルまたはフェニル基によって置換され、
2位の7ミノ基がアルキルもしくはジアルキルアミノア
ルキル基によって置換されていてもよく、またピペラジ
ン環の一部を形成していてもよい2−アミノ−1゜3.
5−トリアジンが教示されている。このフランス特許出
願によれば、これらの化合物は、ヒトまたは動物の治療
に、とくに鎮痛剤および向精神薬として使用できるとい
う。しかしながら、記載された薬理学的試験は、3種の
ピペラジン誘導体についてのデータのみが与えられてい
るにすぎず、しかもそれは鎮痛活性に閏するもののみで
ある。
これらの化合物の向精神活性の性質は明らかにされてい
ないし、また試験によって実証されてもいない。
本発明は、適当に置換された2−アミノ−4−モルホリ
ノ−6−プロピル−1.3.5−トリアジンが、それ自
体はコリン作動性作用をもたないにもかかわらず、コリ
ン模1JII薬たとえばオキソトレモリンによって惹起
される中枢性および末梢性のコリン作動性作用を増強す
る貴ルな性質を有することを発見し、完成されたもので
ある。さらに、これらの化合物は、たとえばスフボラミ
ンのようなコリン拮抗物質によって生じるコリン作動性
神経の4i能低下を軽減する有利な性質をもつことも明
らかにされた。コリン作動系は記憶および学習現象に広
く関与している。たとえば、若年の対象にスフボラミン
のような抗コリン剤を付与すると、老年の対象に認めら
れるのに類似した記憶欠損を生じる。逆に、フィゾスチ
グミンのよろなコリン作動性物質は、抗コリン剤の投与
によって生じる健忘症に対向できる(S、D、GIic
kら: Behav。
Biol、、 7 : 245〜254.1972;υ
5chindlerら: Drug Develop 
Res、、4 : 567〜576.1984)。最近
では、さらに、痴呆に伴うことが多い特性のひとつがコ
リン作動系の障害と厳密に一致することは、明確な事実
として認められている1、 J、 Dowdall &
 J、 N。
uawthorne編: Ce1lular and 
Mo1ecular Ba5isof Choline
rgic Function、 1987 、第99章
のA、Nordber(lらによる文献)。この理由か
ら、これらの化合物は、加齢および痴呆症候群に伴う認
識および行動障害の処置の薬剤の製造にきわめて有用で
ある。とくに、アルツハイマー病、老年痴呆アルツハイ
マー型、および進行性の認識疾患に伴う異常の治療に有
効である(c、 G、 Gottfries :Psy
copharmacoloOy、86 : 245〜2
52.1985 : C,G、 Gottrries 
: Neurobiology or^oinL4 :
 261〜271.1983)。
したがって、本発明は、加齢および痴呆症候群に伴うヒ
トの認識および行動障害の処置にあたり、式 で示される2−アミノ−4−モルホリノ−6−プロピル
−1.3.5−トリアジンまたはその非毒性で医薬的に
許容される酸付加塩の有効泄を投与する新規かつ有用な
方法に関する。
式中、R1は水素原子、アルキル、アラールキルまたは
アセチル基であり、R2は水素原子、ヒドロキシル基、
アルキル、ヒト0キシアルキル、アルコキシアルキル、
ジアルキルアミノ、アリール−ヒドロキシアルキル、(
ヒドロキシ−シクロアルキル)アルキル、アルカノイル
オキシアルキルルオキシアルキル シアルキル基、COR  l(式中、R3はアルキル、
アリール、ハロアリール、アルキルアリール、アルコキ
シアリール、アラールキルまたはアリールオキシ基であ
る)またはCONR4R5基(式中、R およびR5は
水素原子またはアルキル基である)であるか、あるいは
Rti5よびR2はそれらが結合する窒素原子とともに
、ヒドロキシアルキル基で置換されたアルキレンイミノ
基を表し、アルキル、アルコキシおよびアルカノイルオ
キシ基は炭素原子1〜4#i4を、シクロアルキルおよ
びアルキレンイミノ基は炭素原子4〜6個を有する。
ただし、R1がアセチル基である場合は、R2はアルコ
キシアルキル基である。
ヒドロキシアルキル基の例としては、2−ヒト0キシエ
チル、3−ヒト0キシプロピル、2−ヒト0キシエチル
、2−ヒドロキシブチル、1−(ヒドロキシメチル)プ
ロピル、2.3−ジヒドロキシプロピル、および2−ヒ
ドロキシ・−1,1ービス〈ヒト0キシメチル)エチル
基等を挙げることができる。
アリール−ヒドロキシアルキル基の例としては、2−ヒ
ドロキシ−1−(ヒドロキシメチル)−2−フェニルエ
チル基等を挙げることができる。
アルカノイルオキシアルキル 2−(アセトキシ)エチル、2−(イソブチリルオキシ
)エチル基等を挙げることができる。
(ヒドロキシ−シクロアルキル)アルキル基の例として
は、(1−ヒドロキシシクロヘキシル)メチル基等を挙
げることができる。
ヒドロキシアルキル基で置換されたアルキレンイミノ基
の例としては、2−ヒドロキシメチルピロリジノ、2−
ヒドロキシメチルピペリジノ基等を挙げることができる
本発明の主題を構成する治療的使用に好ましい2−アミ
ノ−4−モルホリノ−6−プロピル−1。
3、5−トリアジンは、式1においてR1が水素原子ま
たはアルキル基であり、R2が水素原子、ヒドロキシル
基、アルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキ
ル、ジアルキルアミノもしくはアルカノイルオキシアル
キル基、またはCOR3基(式中、R3は非置換、また
はハロゲン原子またはアルキルもしくはアルコキシ基で
置換されたアリール基である)であって、アルキル、ア
ルコキシおよびアルカノイルオキシ基は炭素原子1〜4
個を有する化合物、およびその非毒性で医薬的に許容さ
れる酸付加塩である。
使用がとくに好ましい化合物には、 2−アミノ−4−モルホリノ−6−プロピル−1、3.
5−トリアジン塩酸塩、 2−(メチルアミノ)−4−モルホリノ−6−プロピル
−1.3.5−1リアジン塩酸塩、2− [ (4−モ
ルホリノ−6−プロピル−1。
3、5−トリアジン−2−イル)アミノコエタノ−ル 2−(ヒドロキシアミノ)−4−モルホリノ−6−プロ
ピル−1.3.5−トリアジン2−[(2−メトキシエ
チル)アミノコ−4−モルホリノ−6−プロピル−1.
3.5−トリアジン (S)−3− [ (4−モルホリノ−6−プロピル−
1.3.5−トリアジン−2−イル)アミン]−2−ブ
0パノール (R>−3−[(4−モルホリノ−6−プロピル−1.
3.5−トリアジン−2−イル)アミノコ−2−プ0パ
ノール 2−(2,2−ジメチルヒドラジノ)−4−モルホリノ
−6−プロピル−1.3.5−トリアジン N−(4−モルホリノ−6−プロピル−1.3゜5−ト
リアジン−2−イル)安息香酸アミドMA酸塩 N−メチル−N−(4−モルホリノ−唱−70ビル−1
,3,5−トリアジン−2−イル)安息香酸アミド塩酸
塩 2− [[2−(アセトキシ)エチルJアミノ]−4−
モルホリノ−6−プロピル−1.3.5−トリアジンが
包含される。
本発明はまた、式1の2−アミノ−4−モルホリノ−6
−プロピル−1.3.5−トリアジンの非毒性で医薬的
に許容される酸付加塩の使用に関する。医薬的に許容さ
れる酸の例としては、鉱酸たとえば塩酸、臭化水素酸、
硫酸、硝酸およびリン酸、ならびに有機酸たとえば酢酸
、クエン酸、酒石酸、安息香酸、サリチル酸およびマレ
イン酸を挙げることができる。
式Iの化合物は、分子が不斉炭素原子を含有する場合、
そのラセミ型であってもIl像異性体のひとつであって
もよい。これらの様々の型の使用も本発明の範囲内に包
含される。
式Iの化合物は、R1およびR2が水素原子である化合
物(上述の日本特許出願第69688/74号参照)を
除いて新規化合物である。
本発明によって使用される2−アミノ−4−モルホリノ
−6−プロピル−1.3.5−トリアジンは、慣用方法
により、さらに詳しくは以下の方法のひとつによって製
造できる。すなわら、(a)式■において、R1が水素
原子、アルキルまたはアラールキル基であり、R2が水
素原子、ヒドロキシル基、アルキル、ヒドロキシアルキ
ル、アルコキシアルキル、ジアルキルアミノ、アリール
−ヒト0キシフルキルまたは(ヒドロキシ−ジクロフル
キル)アルキル基であるか、あるいはR1およびR2は
それらが結合、する窒素原子とともにヒト0キシアルキ
ル基で置換されたアルキレンイミノ基を表す場合には、
式■の2−クロロ−4−モルホリノ−6−プロピル−1
.3.5−トリアジンを次式により式HNR,R2(I
II)のアミンと反応させる。
RおよびR2はそれらが結合する窒素原子とともにヒト
0キシアルキル基で置換されたアルキレンイミノ基を表
す場合には、式■の2−アミノ−4−クロ0−6−プロ
ピル−1.3.54リアジンを次式により式Vのモルホ
リンと反応させる。
CH20H20H3 (If)            (III)CH20
H2CH3 (IV)          (V) 式中、RおよびR2は上述の意味を有する。
(b)式1において、R4が水素原子、アルキルまたは
アラールキル基であり、R2が水素原子、ヒト0キシル
基、アルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキ
ル、ジアルキルアミノ、アリール−ヒドロキシアルキル
または(ヒドロキシ−シクロアルキル)アルキル基であ
るか、あるいは式中、RおよびR2は上述の意味を有し
、2は水素原子またはメチル基である。
方法(a)および(b)は、高温で、一般には使用した
溶媒の沸点で、塩基の存在下に行われる。これらの反応
に使用される溶媒は、過剰に用いたアミン自身でもよい
し、また不活性有機溶媒好ましくはジオキサンであって
もよい。後者の場合に用いられる塩基は無機MAMまた
は反応に使用されるアミン以外の有機塩基、たとえばト
リエチルアミンである。
出発化合物として用いられる2−クロロ−4−モルホリ
ノ−6−プロピル−1.3.5−トリアジン(I[)は
公知である(近用ら:薬誌、95L:512〜520.
1975)。
式■の出発化合物は、常法により、2.4−ジクロロ−
6−プロピル−1.3.5−トリアジンを式HNRR(
III)(式中、R1およびR2は上述の意味を有する
)のアミンと反応さゼることによって製造される。
(C)式■において、R1が水素原子、アルキルまたは
アラールキル基であり、R2がCOR3基(式中、R3
はアルキル、アリール、へロアリール、アルキルアリー
ル、アルコキシアリール、アラールキルまたはアリール
オキシ基である)であり、アルキル基は炭素原子1〜4
個を有する場合には、式■1の2−アミノ−4−モルホ
リノ−6−プロピル−1.3.5−トリアジンを、次式
により、等モルの割合で、式■のR3−カルボニルハラ
イドと反応させる。
これらの式中、RおよびR2は上述の意味を有し、Ha
Jはハロゲン原子好ましくは塩素原子である。この反応
はそれ自体公知であり、一般的には、たとえばジクロロ
メタン、ジクロロエタンまたはピリジンのような有機溶
媒中、室温から溶媒の沸点までの温度で、三級有機塩基
(たとえばトリエチルアミンまたはピリジン)またはS
機塩基のような酸受容体の存在下に行われる。
式■の出発化合物は、上述の2方法(a)および(b)
の一方で製造できる。
(d)式■において、R1が水素原子、アルキルまたは
アラールキル基であり、R2はアルカノイルオキシアル
キル、ベンゾイルオキシアルキルまたはフェニルアセチ
ルオキシアルキル基であり、アルキルおよびアルカノイ
ル基は炭素原子1〜4個を有する場合には、式■の(4
−モルホリノ6−プロピル−1.3.5−トリアジン−
2−イル)アミノアルカノールを、次式により、等モル
の割合で、式IXのR6−カルボニルハライドと反応さ
せる。
CH2CH2CH3 (■)           (■) これらの式中、R1は上述の意味を有し、arkはC1
〜C4のアルキレン基、R6は01〜C4のアルキル基
、フェニルまたはベンジル基、ト1aJはハロゲン原子
好ましくは塩素原子を表す。
この反応はそれ自体公知であり、一般的には、たとえば
ジクロロメタン、ジクロロエタンまたはピリジンのよう
な有機溶媒中、0℃〜25℃の温度で、三級有機塩基(
たとえばトリエチルアミンまたはピリジン)または無機
塩基のような酸受容体の存在下に行われる。
式■の出発化合物は、上述の2方法(a)および(11
)の一方で製造できる。
(e)式■において、R1が水素原子、アルキルまたは
アラールキル基であり、R2が C0NR4R5基(式中、R4およびR5は水素原子ま
たはアルキル基であり、アルキル基は炭素原子1〜4個
を有する)を表す場合には、式Xの(4−モルホリノ−
6−プロピル−1.3.5−トリアジン−2−イル)カ
ルバミン酸フェニルエステルを、次式により、式トlN
R4R5(XI)の窒素化合物と反応させる。
CH2CH20H3 (X)            (XI)これらの式中
、R,、R4およびR5は上に足輪した意味を有する。
この反応は一般的には、ジクロロメタンのような不活性
溶媒中、−45℃〜+25℃の間の温度で行われる。式
Xの出発化合物は上述の方1(C)に従い、式■におい
てR1上述の意味を有する2−アミノ−4−モルホリノ
−6−プロピル−1.3.5−トリアジンを、式■にお
いてR3がフェノキシ基であり、Hadがハロゲン原子
好ましくは塩素原子を表すR3−カルボニルハライドと
反応させることにより製造できる。
(r)式■において、R1が水素原子、アルキルまたは
アラールキル基であり、R2がアミノカルボニルオキシ
アルキル基であり、アルキル基は炭素原子1〜4個を有
する場合には、アンモニアを式x■の2−モルホリノ−
4−(フェノキシカルボニルオキシアルキル7ミノ)−
6−プロピル−1,3,5−トリアジンと、次式により
反応させる。
CH2CH2CH3 (Xπ) これらの式中、R4は上述の意味を有し、arkはC−
C4アルキレン基を表す。
この反応は一般的に、ジクロロメタンのような不活性溶
媒中、−35℃〜−45℃の間の温度で行われる。式■
の出発化合物は、上述の方Pi(d)に従い、式■の(
4−モルホリノ−6−プロピル−1.3.5−トリアジ
ン−2−イル)アミノアルカノールを式■のハロギ酸フ
ェニルエステルと、次式により反応させることにより製
造できる。
CH2CH2CH3 (■)           (Xlli)これらの式
中、R1は上述の意味を有し、aikはC−C4アルキ
レン基を表し、Hajはハロゲン原子好ましくは塩素原
子を表す。
(Tl+)式■において、R4がアセチル基であり、R
2が7セトキシアルキル基であり、そのアルキル基が炭
素原子1〜4個を有する場合には、少なくとも2モルの
7セチルハライド好ましくはアセチルウ0リドを、1モ
ルの式XIVの(4−モルホリノ−6−プロピル−1.
3.5−トリアジン−2−イル)アミノアルカノールと
、次式により反応させる。
これらの式中、alにはC4〜C4アルキレン基、Ha
オはハロゲン原子好ましくは塩素原子を表寸。
この反応は、ジクロロメタンのような不活性溶媒中、室
温から溶媒の沸点までの温度で、トリエチルアミンのよ
うなMilMの存在下に行われる。
式XrVの出発化合物は上述の2方法(a)および(b
)の一方に従って製造できる。
非毒性で医薬的に許容される酸付加塩は、それ自体公知
の方法により、式1の2−アミノ−4−モルホリノ−6
−プロピル−1.3.5−トリアジンから製造できる。
本発明に使用される式■の2−アミノ−4−モルホリノ
−6−フェニル−1,3,5−トリアジンの製造を以下
に例示する。
2−[(4−モルホリノ−6−プロピル−1,3,5−
トリアジン−2−イル)アミノコエタノ−ル(化合物7
ン 2−クロロ−4−モルホリノ−6−プロピル−1,3,
5−トリアジン145.5び(0,6モル)をジオキサ
ン600−に溶解する。この溶液に攪拌下、2−アミノ
エタノ−ル444g(7,28モル)のジオキサン60
0M1溶液を、約80分を要して演加する。ついで反応
混合物を還流下に7II間加熱する。冷却し、生成した
2−アミンエタノ−ル塩酸塩を傾真して分離し、ジオキ
サンを減圧下に除去する。得られた残留物を5オのジエ
チルエーテルに溶解する。この溶液を水で洗浄し、この
洗浄水を再びツク0ロメタンで抽出する。有機相を合し
、硫酸マグネシウム上で乾燥する。溶媒を減圧下に除去
する。得られた固体の残留物を酢酸エチル−石油エーテ
ルの50:50混合物(V/V )から再結晶する。1
39.8グの2−[(4−モルホリノ−6−プロピル−
1゜3.5−トリアジン−2−、イル)アミノコエタノ
−ルが得られる。収率:88%、融点95〜99℃ 元素分析二012t−121N502として(%)計算
値:C53,91、H7,92、 N26. 20 分析値:C54,30、H8,10、 N26. 13 2−[(4−モルホリノ−6−プロピル−1゜3.5−
トリアジン−2−イル)アミノコエタノ−ルは、生成物
がメタノールから(融点:97〜99℃)またはトルエ
ンから(融点=89〜90℃)再結晶されたかによって
2種の異なる結晶型になる。
第1表に掲げた式1の化合物も同じ方払で製造される。
工 上に記載した化合物の合成°に出発化合物として用いら
れる2−クロロ−4−モルホリノ−6−プロピル−1.
3.5−トリアジンは、2,4−ジクロロ−6−ブOビ
ル−1,3,5−トリアジンに出発し、Tsujika
waらによって記載された方法(薬誌、95:512〜
520.1975>に従って製造された。この場合の出
発原料はR0旧rtらの方法(Helv、 Chil、
 Acta、 33 : 1365〜1369.195
0)に従って製造された。
N−(4−モルホリノ−6−プロピル−1゜3.5−ト
リアジン−2−イル)酢酸アミド(化合物21) 2−アミノ−4−モルホリノ−6−プロピル−1,3,
5−t−リアジン11.29 (0,05モル)の無水
ピリジン100d溶液に、室温で、アセチルクロリド4
9 (0,05モル)を滴加する。
混合物を6時間攪拌し、ついで48時間放置する。
ピリジン塩5IJ1を濾去し、濾液を減圧下に蒸発させ
る。得られた残留物を1回トルエンに取り、混合物を再
び蒸発させる。ついで残留物をジクロ口メタンに取り、
この溶液を水洗し、硫酸ナトリウム上で乾燥する。溶媒
の蒸発後に得られた残留物をシリカ上(溶出液:90:
10(v/v)ジクロロメタン−エタノ−ル)クロマト
グラフィーで精製し、生成物を最終的に酢酸エチルから
再結晶する。5.75gのN−(4−モルホリノ−6−
プロピル−1,3,5−トリアジン−2−イル)酢酸ア
ミドが得られる。
収率:43.4%、融点=141〜142℃(化合物2
1a) 塩!llll塩点融点45〜146℃(イソプロピルア
ルコール−エーテル) (化合物21b)元素分析:C
l2((19N502・)l C1として(%) 計淳値:C47,76、H6,63、 N23.22、CI  11.77 分析値:C47,78、H6,73、 N22.80、CI  11.62 N−(4−モルホリノ−6−プロピル−1゜3.5−ト
リアジン−2−イル)安息香酸アミド(塩1lII!塩
) (化合物22) 2−アミノ−4−モルホリノ−6−ブOビル−1,3,
5−トリアジン11.2g(0,05モルンのジクロロ
エタン200−溶液に、室温で、ベンゾイルクロリド7
.79 (0,055モル)のジクロロエタン50id
溶液およびトリエチルアミン5.5g(0,055モル
)のジクロロエタン50−溶液を順次加える。混合物を
還流下に6時間加熱し、ついで室温に冷却する。水、炭
酸水素ナトリウム水溶液、ついで再び水で洗浄する。
有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥し、溶媒を減圧下に蒸
発させる。(qられた残留物をシリカゲル上(溶出液:
95:5(v/v)ジクロロメタン−エタノ−ル)りO
マドグラフィーに付し、最後にジエチルエーテル−ヘキ
サン50 : 50混合物(V/V )から再結晶する
。生成物はジエチルエーテル中で塩l!塩を生成する。
かくして、12.1gのN−(4−モルホリノ−6−プ
ロピル−1.3.5−トリアジン−2−イル)安息香酸
アミド塩酸塩が得られる。
収率:66.5%、融点7197〜198℃元素分析:
C17H21N502・Hclとして(%) 計算fI:C56,12、H6,05 N19.26、CI9.77 分析値:C56,30、H6,5O N19.16、CJ   9.54 第「表に掲げた化合物は、指示したように、化合物21
または化合物22のいずれかの製造に使用した方法によ
って¥J造される。
2− [[2−(アセトキシ)エチル]アミノ]−4−
モルホリノ−6−プロピル−1.3゜5〜トリアジン〈
化合物37) 2−[(4−モルホリノ−6−プロピル−1゜3.54
リアジン−2−イル)アミノ】エタノ−ル(例1におい
て製造された化合物1)13.49 (0,05モル)
のジクロロメタン200a!溶液に、06〜5℃で、ジ
クロロメタン50III!に溶解したアセチルクロリド
4,3g(0,055モル)およびジクロロメタン50
1dに溶解したトリエチルアミン5.5g(0,055
モル)を同時に加える。これらの2種の試薬の添加は、
反応混合物中にトリエチルアミンに対して常に酸クロリ
ドが過剰に存在するように調節する。反応混合物を5℃
で1時間、ついで室温で12間間攪袢する。反応混合物
を炭酸水素プトリウム水溶液および水で順次洗浄する。
@酸す]・リウム上で乾燥し、減圧下に蒸発さUる。残
留物はトルエン−ヘキサン1:2混合物中で結晶化する
得られた生成物を71″a1シリカゲル上(溶出wi:
95:5(V/Vlジクロロメタン−エタノ−ル)りO
マドグラフィーにより精製し、ついで最後にトルエン−
ヘキサン1:1混含物から再結晶する。
9.3gの2− [[2−(7セトキシ)エチル]アミ
ノ]−4−モルホリノ−6−プロピル−1゜3.5−ト
リアジンが得られる。
収率:60%、融rシ:94〜95℃ 元素分析:C14H23N503として(%)計算値:
C54,37,1+7.44、N22.65 分析値:Cb/1.98、N7.69、N22.62 第1表に掲げた化合物は同様にして製造される。
N、N−ジメチル−N’−(4−モルホリノ−6−プロ
ピル−1.3.5−トリアジン−2イル)尿素(化合物
41) (4−モルホリノ−6−プロピル−1.3.5−トリア
ジン−2−イル)カルバミン酸フェニルエステル5g(
0,0145モル)の無水ジクロロメタン100d溶液
に、温度20℃で、ジメチルアミノの気流を3118間
通じる。ついで、U合物を12時間放置する。希水酸化
ナトリウム溶液および水で続けて洗浄する。有機相を硫
酸ナトリウム上で乾燥し、溶媒を減圧上に蒸発させる。
得られた混合物は、酢酸エチル−ヘキサン50 : 5
0混合物(V/V)中で結晶化する。1.7gのN。
N−ジメヂルーN’−(4−モルホリノ−6−ブDビル
−1,3,5−トリアジン−2−イル)尿素が得られる
収率:39.9%、融点:110〜111℃元素分析:
C43H22N602として(%)計算値:C53,0
6、N7.4B、 N28.57 分析値:C53,20、H7,69、 N28. 67 2−[[2−[(アミノカルボニル)オキシ]エチル]
アミノ]−4−モルホリノ−6−プロピル−1.3.5
−トリアジン(化合物42)2−モルホリノ−4−[[
2−[(フェノキシカルボニル)オキシ]エチル]アミ
ノ]−6−プロピル− 1.3.5−トリアジン19.
49 (0゜05モル)を無水ジクロロメタン100a
tに溶解し、これを液体アンモニア11に加える。−3
5℃〜−45℃の温度で7時間攪拌を続ける。ついでア
ンモニアを蒸発させ、有機相を炭酸水素ナトリウム水溶
液および水で続けて洗浄する。硫酸ナトリウム上で乾燥
し、溶媒を減圧下に蒸発させる。
得られた残留物は、酢酸エチル−ヘキサン50:5O混
合物(V/V )中で結晶化する。15.1びの2−[
[2−(アミノカルボニル)オキシ]エチル]アミノ]
−4−モルホリノ−6−プロピル−1.3.5−トリア
ジンが得られる。
収率:97.4%、融点:139〜140℃元素分析:
C13H22N603として(%)計算値:C50,3
2、H7,09 分析値:C50,39、H7,15 本例の出発化合物として使用した20モルホリノー4−
[[2−[(フェノキシカルボニル)オキシ1エチル]
アミノ]−6−プロピル−1.3゜5−トリアジンは、
2− [(4−モルホリノ−6−プロピル−1.3.5
−トリアジン−2−イル)アミノコエタノ−ルとり0ロ
ギ酸フエニルに出発して化合物37の合成に用いた方法
で製造された。
収率:85%、融点=83〜84℃ 元素分析:C19H25N504として(%)計n値:
C58,91、H6,46、 N18.0 分析値:C58,99、H6,60、 N18.I N−[2−(アセトキシ)1チル]−N−(4−モルホ
リノ−6−プロピル−1.3.5−トリアジン−2−イ
ル)酢酸アミド(化合物43)2− [(4−モルホリ
ノ−6−プロピル−1゜3.5−トリアジン−2−イル
)アミノコエタノ−ル(例1において製造された化合物
1)13.49のジクロロエタン25〇−中懸濁液を約
20℃に保り、これに7セチルクロリド11683F 
(0,15モル)のジクロロエタン50M!溶液および
トリエチルアミン159(0,15モル)のジクロロエ
タン5〇−溶液を加える。この添加は次のように行う。
すなわち、まず半撤の酸りOリドを加え、混合物を15
分間反応させ、ついで半量のトリエチルアミンを加え、
次に残りの酸クロリドを加え、混合物をさらに15分間
反応させ、55℃に加熱し、最後に残りのトリエチルア
ミンを加える。得られた混合物を還流下に7時間加熱す
る。ついで室温に一夜放置する。炭酸水素ナトリウムの
水溶液および水で順次洗浄する。硫酸ナトリウム上で乾
燥し、ノーリットの存在下に濾過する。溶媒を減圧下に
蒸発さゼたのち、得られた残留物をシリカ上(FB出液
:95:5(v/v)ツク0ロメタンーエタノ−ル)ク
ロマトグラフィーにより精製する。得られた生成物はヘ
キサン中で冷却すると結晶化する。6.35gのN−[
2−(アセトキシ)エチル]−N−(4−モルホリノ−
6−プロピル−1.3.5−トリアジン−2−イル)安
息香酸アミドが得られる。
収率:36.2%、融点=49〜50℃元素分析:C1
6H25N504として(%)計粋1:C54,70、
H7,12、 N19.94 分析値:C55,22、H7,22、 N20.0 2−アミノ−4−モルホリノ−6−ブロビルー1.3.
5−トリアジン(塩酸塩) (化合物この生成物は、H
uraiらにより日本特許出願第69、 688/74
 号 (Chew、  Abstr、、  8 1  
:  136188x、1974)に記載されている。
これは以下の方法で製造できる。モルホリン87g(1
モル)と2−アミノ−4−り0O−6−プロピル−1.
3.5−トリアジン8.6g(0,05モル)を混合す
る。混合物の温度は自然に54℃に上昇する。ついでこ
の混合物を還流下に5時間加熱する。
反応混合物を減圧下に蒸発させ、得られた残留物を酢酸
エチルに再溶解する。この溶液を水で3回洗浄し、つい
で硫酸ナトリウム上で乾燥覆る。
溶媒を減圧下に除去し、残留物をヘキサンから再結晶す
る。9.1gの2−アミノ−4−モルホリノ−6−プロ
ピル−1.3.5−トリアジンが得られる。
収率:82%、融点=127〜128℃塩酸塩:融点=
210〜211℃(イソプロピルアルコール−エーテル
) 元素分析二〇、。H17N50・HClとして(%)計
tlflff:C46,24、H6,94、N26.9
7、CI  13.68 分析値:C46,21、H6,90、 N26.78、Cオー13.61 化合物44の合成で出発化合物として使用した2−アミ
ノ−4−クロロ−6−プロピル−1.3゜5−トリアジ
ンは、Hurai らの方法(日本特許出願用69.6
88/74号)に従って製造した。
2−(メチルアミノ)−4−モルホリノ−6−プロピル
−1.3.5−トリアジン(塩酸塩)(化合物45) 2−クロロ−4−(メチルアミノ)−6−10ビル−1
,3,5−トリアジン5.6g(0,03モル)のジオ
キサン50I11溶液に、モルホリン8.79 (0,
1E−ル)をジオキサン50d中に含有する溶液を加え
る。混合物を還流下に5時間加熱する。ついで冷却し、
生成したモルホリン塩M塩を植入する。溶媒を減圧下に
除去し、残留物をクロロホルム中に取る。混合物を水洗
し、有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥する。溶媒を蒸発
させ、残留物を酢酸エチルから再結晶する。5゜3gの
2−(メチルアミノ)−4−モルホリノ−6−プロピル
−1.3.5−トリアジンが得られる。
収率ニア4%、融点:131〜133℃得られた生成物
を熱イソプロピルアルコールに溶解する。この溶液に、
エチルエーテルに溶解した当量の塩酸を加える。冷却す
ると塩酸塩が結晶する。結晶を濾過し、ジエチルエーテ
ルで洗浄し、乾燥する。
収率ニア5%、融点:177〜178℃元素分析:C1
1H19N50−HClとして(%)計篩値:C48,
26、N7.31、 N25.59、CI  12.97 分析値:C48,38、N7.40、 N25.57、Cj−12,64 化合物45の合成で出発化合物として使用した2−り[
1O−4−(メチルアミノ)−6−プロピル−1.3.
5−トリアジンはr、 Tsujikawaらの方法(
薬理、95:512〜520.1975)に従って製造
した。
上述のように、本発明に用いられる式■の2−アミノ−
4−モルホリノ−6−プロピル−1.3゜5−トリアジ
ン類およびその非毒性の、医薬的に許容される酸付加塩
は、コリン作動系の機能低下の影響を是正する性質を有
する。以下の実施例には、この有利な性質を、式■の化
合物がよく知られたコリン作動性化合物たとえばオキソ
トレ[リン、アレコリンもしくはフィゾスチグミンと類
似の作用を有し、またコリン拮抗物質たとえばスコポラ
ミンの作用を消失させることを示す一連の薬理的研究に
よって証明する。しかしながら、この実施例は本発明を
限定するものではないことを理解すべぎである。
例1.オキソトレモリンのコリン作動性作用のこの試験
(R,C,Rathbunら: Psychophar
ma −cologia 、 4 : 114〜125
. 1963)の目的は、式Iの化合物が、マウスへの
低用量のオキソトレモリンの投与によって生じる中枢性
および末梢性コリン作動性作用を増強することを示すも
のである。
末梢性コリン作動性神経の活性化の程麿は以下の評価尺
度で定量化した唾液分泌作用によって測定する。
評点O:@液は正常マークスによる分泌を超えない 評点1:歯の周囲にわずかに唾液が認められる評点2:
1!液が口の周囲に細かい帯を形成する評点4:唾液が
あごの下部表面を濡らす評点6:唾液が口から、たとえ
ば前肢上に流れる 中間の評点は使用せず、唾液は核観察後に拭い取った。
中枢性コリン作動性神経の活性化の程度は以下の評価尺
度で定a化した振戦作用によって測定する。
評点O:振戦なし 評点1:軽度の間欠的な不定期の撮戦 評点2:中等度および反復することの多い軽度の振戦 評点4:強度の扱′戦、ただし静穏な時期によって中断
される 評点6:きわめて強度のほぼ連続的な振戦雄性NMRf
マウス(20〜25g)を各群5匹の4群に分け、1群
を対照群、3群を処置群とする。
試験化合物は、3群の各処置群毎に用量を変えて、オキ
ソトレモリンの投与20分前に腹腔的投与する。
オキソトレモリンは、生理食塩溶液’IOd/KWに溶
解し、0.05ay/Nyの用量r1処胃群および対照
群に腹腔的投与する。この用量は、振戦および唾液分泌
を生じるオキソトレモリンのほぼ最小用量に相当する。
オキソトレモリンの投与後、動物を個別に小ケージに入
れ、コリン作動性作用が完全に消失するまで5分間隔で
規則的に観察する。
各群について、各1151京期に記録された偶々の評点
を合計し、これをプロットし、評点の合計を時間の函数
として示す曲線を求め、これを各群の特性とする。
各処置群について得られた曲線下の面積の平均値を、対
照群の相当する曲線下の面積の平均値と比較し、Han
n−1’1hitnOy法によって統計解析する。
この比較から、[最小活性用IJを求めることができる
。この「!l小活性用聞」は、オキソトレモリンの唾液
分泌または振戦作用がなお認められるのに必要な、換言
すれば、対照群で得られた曲線上面積より大きな面積が
得られる、化合物の最小用量である。
この試験で得られた結果は、式■の化合物が、オキソト
レモリンの唾液分泌作用を最小用量7.7〜107q/
幻で増強し、振戦作用を8〜112mg/N5Fの最小
用量で増強することを示している。しかも、この最小活
性用量は化合物自体がコリン作動性作用を示さない用量
で、Irvinの試験で測定した致死帰よりはるかに低
いものである。
しかも、この試験により、本発明のある種の化合物は、
最小活性用mを投与した場合、よく知られたコリン作動
性化合物、1,2,5.6−テトラヒドロ−1−メチル
−3−ピリジンカルボン酸メチルエステル(アレコリン
)よりも長期に持続する作用を示す。
すなわち、式1の化合物は、オキシトレモリンの投与の
20分侵に最小活性m1を投与すると、トレモリンの唾
液分泌および撮戦作用を増強し、一方、同一条件下に7
レコリンは増強作用を示さない。
VA2.スコポラミンによって誘 される九進の阻止 初物をはじめて新しい環境に置くと、この新しい環境で
強度な探索活動を示す。この探索活動は次第に減少して
消失するが、換言すればこの新しい環境に対する馴化は
、学習の基本的形態と考えることができる。この字列の
基本的形態は、学習に促進作用または逆作用を示す薬剤
の影響を受けやすい(A、 Platelら: Psy
chopharmacology。
78:346〜352.1982)。たとえば、記憶障
害を生じる化合物のスコポラミンは、新しい環境に置い
たラットの探索活動のA進を誘発し、この現象はこの化
合物の中枢性抗コリン活性に関連するものである(W、
 J、 stewartら:Psychophar−a
cologia  、  4 4  :  2 9 1
 〜2 9 5  。
1975)。これに対し、フィゾスチグミンのようなコ
リンアゴニストは、スコポラミンによって誘発される活
動性人選を阻止する。
以下に記載する試験においては、式1の化合物を、その
溶解性に応じて、生理食塩溶液または適当なビヒクル(
一般にはpH5のクエンMliii液)に取り投与する
。この試験では、式Iの化合物がフィゾスチグミンに匹
敵する活性を示すことを明らかにする。
この試験は、一方ではA、 Platel  (前出)
によって報告された基本的方法に基づき、これを11゜
J、  Ta1J(1(3rら(J、  Neuros
ci、  HethOdS、  l Q : 237〜
245.1984)の記載した方法に従って測定の記録
を自動化したものである。
この試験では、雄性St)ragUe−DaWlel/
 SPF (無特定病原;160〜2009>ラットを
使用する。
実験前の週には、これらの動物は正常条件下、15匹の
動物を群として4!!!準の格子状ケージで8育し、飼
料と飲料は自由に摂取させる。
実験開始時には、ラットを各群10匹の均一な群に分け
、1時間実験の場所に馴化させる。ついで各群の動物を
予め定められた処置に付す。
第1群には、生理食塩溶液または使用ビヒクルを同時に
2同腹腔内注射する。
第2群には、生理食塩溶液または使用ビヒクルの11腔
内注射1回およびスコポラミン0.5η/υを溶液とし
て腹腔内注射1回を行う。
第3群には、試験化合物の溶液のrI!腔内注射1回お
よび生理食塩溶液または使用ビヒクルの12v内注04
1回を行う。
第4群には、試験化合物の腹腔内注射1回およびスコポ
ラミン0.5IIIg/に9の腹腔内注射1回を行う。
この処置の30分後に、4群の動物を同時に試験する。
この目的では、各群を、格子状の床と高さ50c11の
垂直な壁を有する方形の箱(100X100α)中に分
配する。これらの8箱は隅の4領域、中央の4領域およ
び端の8領域を有する。
さらに、8箱には、床から2 cm 、h方に!vJ物
の水平移動を記録する赤外セルを2列に、また床から上
方Ionに動物の垂直移動を記録する赤外セルを別に2
列配置する。これらの赤外セルはマイクロプロセッサ−
に接続し、これで1群の動物が移動した平均距fi(α
)の測定および直立の平均数の測定を行い、さらに各中
央と端部領域および隅部領域内の水平移動の分布を測定
してこれらの各種領域の平均滞在時間として表す。
各試験化合物について少なくとも3種の用mで試験し、
これから0.5■/附のスコポラミンの腹腔内投与によ
って誘発される活動性へ進を阻害する最小活性用伊を決
定する。スコポラミンのみで処置した第2群から得られ
た値を、スコポラミンおよび試験化合物の両者で処置し
た第4群から得られた値と比較し、第4群から得られた
値を試験化合物のみで処置した第3群から得られた値と
比較する。対照の第1群は、第2群に対して投与された
スコポラミンの作用の対照として働く。認められた差は
いずれの場合もHann−Whitneyの方法により
統計的に評価する。
この試験で得られた結果は、式■の化合物がスコポラミ
ン誘発活動性のへ進に対して良好な阻止活性を有するこ
とを示している。これらの化合物について決定された最
小活性m1は1〜89q/に9である。しかしながら、
測定の15分以上前に投与した場合には不活性なフィゾ
スチグミンとは異なり、式■の化合物は測定の30分前
に投与してもなお阻止活性を有する。すなわち、これら
の化合物の活性はフィゾスチグミンよりも持続する。
例3.脳波(EEG)に対するスコポラミンの作用の阻
害 スコポラミンをヒトまたは動物に投与すると、正常また
は病的な加縮の過程に現れる障害に匹敵する記憶障害が
誘発される。アルツハイマー型の老年痴呆に羅患してい
る患者に、アセチルコリンエステラーゼを阻害する化合
物、フィゾスチグミンを投与することにより、記憶障害
の改善が達成されている。
ラットにスコポラミンを0.5j19/に!gのm8で
腹腔内投与すると、EEGスペクトルの変化が生じる。
これは、811zのバンドの強度の増大、20.8〜4
0H2のバンドの強度の低下、およびEEGスペクトル
の全体的強度の増大として現れる。フィゾスチグミンは
これらの変化を消失させる。
この試験の目的は、脳波の定量的な解析により、スコポ
ラミンが脳波スペクトルに対して発揮する作用を中和す
る性質が式Iの化合物にあることを明らかにするもので
ある( P、 Etevenon :L’EIectr
oencephalographie  sur  o
rdinateur。
Analyse quantitative et 5
tatistique。
Copedith、  Paris  1978 )。
雄性7/L、ビ/ Spraoue−Dawley  
S P Eラット〈160〜200g>をこの試験に使
用する。
動物が3月齢に達したとき、全身麻酔下、永久的、無菌
的に5個の皮質電極、すなわち1個の不活性電極、左お
よび右萌頭部電極各1個、左および右後頭部電極各11
1を植え込む(P、 Etevenon 。
前出)。
動物が約15月齢に達したときに試験を行う。
この間、動物は個別ケージに維持する。水と飼料は自由
に摂取させ、タ方6時から朝6時までを明期としたM則
的な日内サイクルに置く。同時に、脳波の記録のために
以後置かれることになる防音室のケージと、プラセボの
腹腔内投与によって実験条件とに徐々に動物を憤らす、
、薬剤は脳波記録の直前に投与する。
ラットは1群8匹に分け、EEGスペクトル16サンプ
ルを5秒間記録する(各動物毎に2サンプル)。得られ
たスペクトルをコンピューターによって解析しく急速フ
ーリエ変換)、各群について測定が行われた16の測定
値の平均と、各動物に誘発されたE[EGスペクトルの
全体的強度および各種振動数バンドにおけるこの強廓の
分布(%)を求める。
この操作(スペクトルの記録)を9回反復する(総持続
時間:121分) 試験化合物の効果は、試験化合物、スコポラミンおよび
ブラセボをそれぞれ投与された各動物群について得られ
た結果を統計的に比較して導かれる。
以下の第1V表には、腹腔内投与した式1の化合物F[
、スコile 7 ミ> 0 、5 III/ KII
)1111j!内投与によって生じた6、4〜9.6H
z(平均8112)のバンドの強度の増大の低下率(%
)を示す。
第■表 EEGの6.4〜9.6H2のバンドに対するスコポラ
ミンの作用の阻止 5.3 29.5 8.8 2.1 3.6 0.88 9.9 11.2 0.8 2.7 0.4 53.3 66.1 66.1 46.7 55.6 93.8 53.3 71.8 91.1 76.8 結果は、式1の化合物が、フィゾスチグミンと同様、ス
コポラミンの脳波に対する作用を阻止することを示して
いる。この阻止は、毒性用間からはるかに離れた比較的
低用量でも50%に達し、あるいは50%を超え、この
点でフィゾスチグミンと異なっている。
4 、   重  −回゛ 式1の化合物について、一方では、予め定められた基準
を達成するのに必要な試行数の低下で表される字列促進
作用を、また他方では、スコポラミンの投与によって生
じる記憶喪失を消失させる作用を明らかにする目的で試
験を行った。
この目的には、多重試行受動回避法を使用した。
この方法は、薬剤の記憶および学習に対する作用を評価
する方法としてよく知られている(A。
Fineら: Proc、  Natl、  ^cad
、  Sci、  US^、82:5227〜5230
.1985>。
試験は、実験中を通して標準ケージに入れた雄性Spr
ague Dawlayラット(160〜200g)に
ついて行う。
使用した装置は、横35α、高さ251の透明な方形の
ケージで、電流を通すことができる格子状の床を設けた
ものである。ケージの1つの隅の床には、絶縁されたゴ
ムマット(10x17α)を置く。
化合物が学習を促進するかどうかを評価するため、以下
の試験を行う。
各動物をゴムマット上に置き、動物がケージを探索する
ためにこの位置を離れるまでの時間を記録する。探索2
0秒後に、動物の足踏に電気ショック(持続3秒)を与
えて、跳躇反応を起こさせる。ラットを直ちに装置から
取り出して、元のケージに戻す。この実験を、動物が電
気ショックを回避するために少なくとも180秒間ゴム
マット上に留まるようになるまで反復する。学習は、マ
ット上への残留期間が180秒に達するまで要する平均
試行数によって表す。
ゴムマット上に残留する180秒の期間は、電気ショッ
クを回MするためにvJ勘が実現できる最大の行動と考
えられる。この期間マット上に留まるラツ1へは回避反
射を取得したものとして、電気ショックを受けることが
ない元のケージに戻す。
化合物が、時間経過後の記憶の維持を促進できるか否か
を評価するために、以下の実験を行う。
各動物を、0.4.24および28時間の時点で4回の
試験に付す。第1の試験(時間O)では、動物をゴムマ
ット上に置き、ケージの探索のためにこの位置を離れる
までの時間を記録する。探索20秒後、ラットの足踏に
電気ショック(持続3秒)を与え、跳躍反応を起こさせ
る。直ちにラットを装置から取り出し、元のケージに戻
す。以後の3回の試験(4,24および28時間の時点
)では、動物をゴムマツ[・上に置き、この位Iを離れ
るまでの時間を記録する。avl)の4つの足踏が格子
上に置かれたとき、本気ショックを与え、直ちに装置か
ら取り出ず。
実験開始時に、ラットを各群15匹の均一な4群に分け
る。各試験の30分前に、各群の動物に予め定められた
処置を施す。
群1には、生理食塩溶液を腹腔的注射する。
群2には、試験化合物を腹腔的注射する。
群3には、スコポラミン0.5N!JJjr腹腔内注射
する。
群4には、スコポラミン0.5a!Fと試験化合物を同
時に腹腔的注射する。
群1および2は第1の実験に使用し、群3および4は第
2の実験に使用する。
式■の化合物についてのこの試験で得られた結果を第V
表にまとめる。この表には、試験に付した化合物の番号
(ill)とその腹腔内投与船をη/に9で(2欄)を
示す。
31[1と4欄は、学習の評価に用いられた試験で得ら
れた結果である。数字は、対照動物(群1)または試験
化合物処置動物(群2)について、電気ショックを回避
するためゴムマット上に180秒間留まることを学習す
るまでに必要な平均試行数を示す。結果は5tuden
tの検定で解析した。
5〜1211は、記憶維持を評価するために用いられた
実験での結果を示す。1115〜8の数字は、スコポラ
ミンのみで処置した群3の動物のそれぞれ0.4.24
および28時間の時点で認められたマット上への平均滞
在時間を示し、欄9〜12はスコポラミンと試躾化合物
(211Iに示した用量)を同時に投与した群4の動物
についての相当する数字を示す。
スコポラミンによって誘発される記憶障害を消失させる
化合物の好ましい影響は、各II察時のマット上への滞
在期間の増大によって証明される。
認められた差はHann−Whitney法により統計
的に解析号る。
この表から次のことが明らかである。
式Iの化合物は回避反射の学部を促進する。予め定めら
れた基準(マット上への180秒の最大期間の残留ンに
達するまでに必要な平均試行数は、対照群(113)に
比べて処置動物(a4)で低下する。
スコポラミンの記憶障害作用はきわめて強い、群3の動
物のマット上へのFA留期間(115〜8)は、平均試
行数(1113)後に対照によって実現された180秒
より明らかに短いことがわかる。これらの条件下で、式
■の化合物が、スコポラミンの記憶障害作用を消失させ
る好ましい影響を生じることもきわめて明白である。ス
コポラミンと同時に式Iの化合物で処置した群4の動物
では、スコポラミン単独で処置した群3の動物に比べて
、各観察時においてマツトドへの残rdiW1間のかな
りの延長が認められる(11I5の結果をg!9の結果
と、欄6の結果をaioの結果と、のように比較する)
フィゾスチグミンは、本発明で用いられる式■の化合物
と類似の、スコポラミンによる記憶障害作用に対する好
ましい活性を発揮するが、式■の化合物と異なり、その
活性は、副作用を生じ、毒性用量にきわめて近い用役で
生じる。
例5.毒性 式1の化合物の毒性は、Irwinの試験(S、 Ir
vin: Psychopharmacoloaia、
 13 : 222〜257.1968)により、雄性
NMRIマウスについて測定された。
試験化合物を用3を漸増しながら、3匹のマウス群に、
致死用ffi (31!4中2匹の動物が48時間以内
に死亡する用量)に達するまで腹腔内投与する。
第■表には、本発明に使用される式1の化合物について
認められた致死用着を示す。これらの化合物は、フィゾ
スチグミンと異なり、毒性はきわめて低いことが明らか
である。
第■表 >1012 >1114 〉931 例6.投与量と投与り法 式Iの化合物を含有する医薬組成物は、経口的、非経口
的まtζは経直腸的に投与することができる。
経口投与に使用できる医薬組成物は、固体でも液体でも
よく、たとえば錠剤(コート錠または非コート錠)、火
剤、糖衣錠、ゼラチンカプセル、液剤、シロップ等の形
状とすることができる。また、活性物質を徐々に送達で
きる組成物とすることもできる。非経口投与に使用でき
る組成物は、この投与様式用として知られている医薬剤
型、たとえば水性または油性溶液、!I!濁液または乳
化液である。
直!!投与用には、本発明に用いられる化合物を含有す
る組成物は、一般に牛用の形状とされる。
注射用溶液、注射用懸?lii液、錠剤、滴剤、牛用等
のような医薬剤型は、現在、製薬業に用いられている方
法で製造される。
式Iの化合物は、固体または液体の非毒性の医薬的に許
容される担体、また所望により、分散剤、崩壊剤、乳化
剤、安定剤等と混合される。甘味剤、着色剤、滑沢剤お
よび各種添加物を適宜加えることもできる。
医薬組成物中の活性物質の割合は、特定の範囲内の用量
の投与に十分な量の活性治療用化合物が存在するように
、きわめて広範囲に変動させることができる。
1日用量に関しては、患者、投与様式またとくに投与回
数に応じて、広範囲の投与量単位、たとえば活性物質0
.1〜2gの範囲で変動させることができる。
一般的には、0.25〜0.75g、好ましくは0.5
gを、1日に1〜3回、錠剤の形で投与するのが有利で
ある。
式1の化合物を含有する医薬組成物の例を以下に示すが
、これは本発明を例示するもので、本発明を限定するも
のではない。
1、経口投与用錠剤 化合物1           250JII9メチル
セルロース(Hethocel K4M)          200I1g乾燥乳糖 
          154qエロジール      
      5gg無水クエン酸          
60IyJタルク              11q
ステアリン酸マグネシウム    20ay2、軟質ゼ
ラチンカプセル 活性物質50■を含有するカプセル、約10゜000カ
プセル用に以下の組成の溶液をvA製する。
化合物44           500gポリエチレ
ングリコール400 3300gグリセロール    
      250g水              
          1400 g450g この溶液をそれ自体公知の方法により、適当な大きさの
軟質ゼラチンカプセル中に加える。このカプセルは1下
用である。
3、滴剤 活性物質5 Ml/I11を含有する滴剤用に、以下の
溶液を調製する。
化合物45           5g96%エタノ−
ル       450gメチルパラベン      
    1gポリエチレングリコール400  5C1
50%糖シロップ       400g香斜お香料食
用色素       0.5g水を加えて全円1000
#Ii!とする化合物45、メチルパラベン、香料およ
び色素を室温でエタノ−ル中に溶解する。ついでポリエ
チレングリコールと糖シロップを攪拌しながら加え、混
合物を水で全容1000mにする。
この溶液を褐色ガラス瓶に充填する。甘味剤を適宜添加
してもよい。
代理人  浅  村     皓

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)加齢および痴呆症候群に伴う認識および行動障害
    の処置にあたり、それを必要とする患者に、式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) [式中、R_1は水素原子、アルキル、アラールキルま
    たはアセチル基であり、R_2は水素原子、ヒドロキシ
    ル基、アルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアル
    キル、ジアルキルアミノ、アリール−ヒドロキシアルキ
    ル、(ヒドロキシ−シクロアルキル)アルキル、アルカ
    ノイルオキシアルキル、ベンゾイルオキシアルキル、フ
    ェニルアセチルオキシアルキルもしくはアミノカルボニ
    ルオキシアルキル基、COR_3基(式中、R_3はア
    ルキル、アリール、ハロアリール、アルキルアリール、
    アルコキシアリール、アラールキルまたはアリールオキ
    シ基である)またはCONR_4R_5基(式中、R_
    4およびR_5は水素原子またはアルキル基である)で
    あるか、あるいはR_1およびR_2はそれらが結合す
    る窒素原子とともに、ヒドロキシアルキル基で置換され
    たアルキレンイミノ基を表し、アルキル、アルコキシお
    よびアルカノイルオキシ基は炭素原子1〜4個を有し、
    シクロアルキルおよびアルキレンイミノ基は炭素原子4
    〜6個を有する。ただし、R_1がアセチル基である場
    合は、R_2はアセトキシアルキル基である]で示され
    る2−アミノ−4−モルホリノ−6−プロピル−1,3
    ,5−トリアジンまたはその非毒性で医薬的に許容され
    る酸付加塩の有効量を付与することを特徴とする方法
  2. (2)治療的有効量は1日0.1〜2gである特許請求
    の範囲第1項に記載の方法
  3. (3)2−アミノ−4−モルホリノ−6−プロピル−1
    ,3,5−トリアジンは2−アミノ−4−モルホリノ−
    6−プロピル−1,3,5−トリアジン塩酸塩である特
    許請求の範囲第1項に記載の方法
  4. (4)2−アミノ−4−モルホリノ−6−プロピル−1
    ,3,5−トリアジンは2−(メチルアミノ)−4−モ
    ルホリノ−6−プロピル−1,3,5−トリアジン塩酸
    塩である特許請求の範囲第1項に記載の方法
  5. (5)2−アミノ−4−モルホリノ−6−プロピル−1
    ,3,5−トリアジンは2−[(4−モルホリノ−6−
    プロピル−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノ
    ]エタノ−ルである特許請求の範囲第1項に記載の方法
  6. (6)2−アミノ−4−モルホリノ−6−プロピル−1
    ,3,5−トリアジンは2−(ヒドロキシアミノ)−4
    −モルホリノ−6−プロピル−1,3,5−トリアジン
    である特許請求の範囲第1項に記載の方法
  7. (7)2−アミノ−4−モルホリノ−6−プロピル−1
    ,3,5−トリアジンは2−[(2−メトキシエチル)
    アミノ]−4−モルホリノ−6−プロピル−1,3,5
    −トリアジンである特許請求の範囲第1項に記載の方法
  8. (8)2−アミノ−4−モルホリノ−6−プロピル−1
    ,3,5−トリアジンは(S)−3−[(4−モルホリ
    ノ−6−プロピル−1,3,5−トリアジン−2−イル
    )アミノ]−2−プロパノールである特許請求の範囲第
    1項に記載の方法
  9. (9)2−アミノ−4−モルホリノ−6−プロピル−1
    ,3,5−トリアジンは(R)−3−[(4−モルホリ
    ノ−6−プロピル−1,3,5−トリアジン−2−イル
    )アミノ]−2−プロパノールである特許請求の範囲第
    1項に記載の方法
  10. (10)2−アミノ−4−モルホリノ−6−プロピル−
    1,3,5−トリアジンは2−(2,2−ジメチルヒド
    ラジノ)−4−モルホリノ−6−プロピル−1,3,5
    −トリアジンである特許請求の範囲第1項に記載の方法
  11. (11)2−アミノ−4−モルホリノ−6−プロピル−
    1,3,5−トリアジンはN−(4−モルホリノ−6−
    プロピル−1,3,5−トリアジン−2−イル)安息香
    酸アミド塩酸塩である特許請求の範囲第1項に記載の方
  12. (12)2−アミノ−4−モルホリノ−6−プロピル−
    1,3,5−トリアジンはN−メチル−N−(4−モル
    ホリノ−6−プロピル−1,3,5−トリアジン−2−
    イル)安息香酸アミド塩酸塩である特許請求の範囲第1
    項に記載の方法
  13. (13)2−アミノ−4−モルホリノ−6−プロピル−
    1,3,5−トリアジンは2−[[2−(アセトキシ)
    エチル]アミノ]−4−モルホリノ−6−プロピル−1
    ,3,5−トリアジンである特許請求の範囲第1項に記
    載の方法
JP1210548A 1988-08-16 1989-08-15 加齢および痴呆症候群に伴う認識および行動障害の処置 Pending JPH02108676A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB8819494.9 1988-08-16
GB888819494A GB8819494D0 (en) 1988-08-16 1988-08-16 Use of 2-amino-4-morpholino-6-propyl-1 3 5-triazines for preparation of psychotropic medicaments

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02108676A true JPH02108676A (ja) 1990-04-20

Family

ID=10642236

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1210548A Pending JPH02108676A (ja) 1988-08-16 1989-08-15 加齢および痴呆症候群に伴う認識および行動障害の処置

Country Status (15)

Country Link
US (1) US4956363A (ja)
EP (1) EP0356412B1 (ja)
JP (1) JPH02108676A (ja)
KR (1) KR0137660B1 (ja)
AT (1) ATE75942T1 (ja)
AU (1) AU616140B2 (ja)
CA (1) CA1329772C (ja)
DE (1) DE68901511D1 (ja)
DK (1) DK398289A (ja)
GB (1) GB8819494D0 (ja)
IE (1) IE61828B1 (ja)
IL (1) IL91244A (ja)
MY (1) MY104150A (ja)
PH (1) PH26119A (ja)
ZA (1) ZA896223B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008519850A (ja) * 2004-11-10 2008-06-12 シンタ ファーマシューティカルズ コーポレーション Il−12調節化合物

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB9024617D0 (en) * 1989-12-05 1991-01-02 Ici Plc Heterocyclic compounds
GB9008818D0 (en) * 1990-04-19 1990-06-13 Ici Plc Amine derivatives
FR2665636B1 (fr) * 1990-08-10 1994-10-07 Adir Utilisation d'un derive de la trimethyl-1,3,7 xanthine pour le traitement des troubles de la memoire, des troubles intellectuels de la senescence et de la maladie d'alzheimer.
GB9116039D0 (en) * 1991-07-25 1991-09-11 Ucb Sa Substituted cyclopropylamino-1,3,5-triazines
DE19531084A1 (de) 1995-08-24 1997-02-27 Hoechst Schering Agrevo Gmbh 2,4-Diamino-1,3,5-triazine, Verfahren zu deren Herstellung und deren Verwendung als Herbizide und Pflanzenwachstumsregulatoren
WO2000078757A1 (en) * 1999-06-17 2000-12-28 Shionogi Bioresearch Corp. Inhibitors of il-12 production
WO2005030735A1 (en) * 2003-09-25 2005-04-07 Ranbaxy Laboratories Limited Triazines derivatives as cell adhesion inhibitors
CA3037010A1 (en) 2009-01-20 2010-07-29 Los Angeles Biomedical Research Institute At Harbor-Ucla Medical Cente Sorbic and benzoic acid and derivatives thereof enhance the activity of a neuropharmaceutical
WO2016204988A1 (en) * 2015-06-18 2016-12-22 The United States Of America, As Represented By The Secretary, Department Of Health And Human Services Autophagy modulators for treating neurodegenerative diseases
KR102338171B1 (ko) 2016-06-13 2021-12-09 신유알엑스 인터내셔널 (타이완) 코포레이션 벤조산리튬의 공-결정 및 그의 용도
CN109563018A (zh) 2016-06-13 2019-04-02 心悦生医股份有限公司 苯甲酸钠的共晶及其用途
US11369579B2 (en) 2016-10-24 2022-06-28 Syneurx International (Taiwan) Corp. Polymorphic forms of sodium benzoate and uses thereof
US10336679B2 (en) 2016-10-24 2019-07-02 Syneurx International (Taiwan) Corp. Polymorphic forms of sodium benzoate and uses thereof
US10098861B1 (en) 2017-10-24 2018-10-16 Syneurx International (Taiwan) Corp. Pharmaceutical composition comprising sodium benzoate compound and clozapine, and uses thereof

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3549757A (en) * 1968-03-27 1970-12-22 Shell Oil Co Use of 2-morpholino - 4 - amino-6-substituted-s-triazines for inducing depressant effects in animals
FR2262512A1 (en) * 1974-03-01 1975-09-26 Synthelabo 2,4,6-Tri-substd. -1,3,5-triazines - with analgesic and psychotropic activity

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008519850A (ja) * 2004-11-10 2008-06-12 シンタ ファーマシューティカルズ コーポレーション Il−12調節化合物

Also Published As

Publication number Publication date
GB8819494D0 (en) 1988-09-21
ZA896223B (en) 1990-05-30
IL91244A0 (en) 1990-03-19
KR0137660B1 (ko) 1998-05-15
EP0356412B1 (fr) 1992-05-13
IL91244A (en) 1994-07-31
PH26119A (en) 1992-02-24
IE61828B1 (en) 1994-11-30
AU3991889A (en) 1990-02-22
MY104150A (en) 1994-02-28
DK398289A (da) 1990-02-17
CA1329772C (en) 1994-05-24
DK398289D0 (da) 1989-08-14
IE892620L (en) 1990-02-16
ATE75942T1 (de) 1992-05-15
KR900002780A (ko) 1990-03-23
US4956363A (en) 1990-09-11
AU616140B2 (en) 1991-10-17
DE68901511D1 (de) 1992-06-17
EP0356412A1 (fr) 1990-02-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2095353C1 (ru) Замещенные циклопропиламино-1,3,5-триазины, их оптические изомеры, рацемические смеси или их соли присоединения нетоксичных фармацевтически приемлемых кислот, проявляющие фармакологическую активность, способ их получения и фармацевтическая композиция на их основе
JPH02108676A (ja) 加齢および痴呆症候群に伴う認識および行動障害の処置
DE69219394T2 (de) Heterozyklische Alkylamide, Verfahren zu ihrer Herstellung und diese enthaltende pharmazeutische Zubereitungen
JPS6360968A (ja) キノリン誘導体
JPH0723364B2 (ja) 新規な1−ピペラジンカルボキサミド誘導体
JPH0723365B2 (ja) フエノキシアルキルまたはチオフエノキシアルキル側鎖を有する新規ピペラジンカルボキシアミド化合物
JP2023512762A (ja) ムスカリン性受容体4アンタゴニストおよび使用方法
US4269832A (en) Method of treating arthritic disease
HU185313B (en) Process for preparing 2-/4-/diphenyl-methylene/-1-piperidinyl/-acetic acid derivatives and amides thereof
DE69300296T2 (de) Thiochromanderivate, Verfahren zu ihrer Herstellung und diese enthaltende pharmazeutische Zubereitungen.
US4183930A (en) Amino derivatives of pyrazolo [1,5-a]s-triazine, and their therapeutic applications
KR0136108B1 (ko) 2-아미노-4-모르폴리노-6-프로필-1,3,5-트리아진
JP2725378B2 (ja) カルバミド酸エステル誘導体
US3549755A (en) Use of 2-trichloromethyl-4-morpholinoor piperazino-6-substituted-s-triazines for inducing depressant effects in animals
GB2162843A (en) Piperazine derivatives
KR100556559B1 (ko) 2-(4-(4-(4,5-디클로로-2-메틸이미다졸-1-일)부틸)-1-피페라지닐)-5-플루오로피리미딘, 이것의 제조 방법 및 이것의치료적 용도
JPS6118553B2 (ja)