JPH02108595A - 不乾性仕上剤 - Google Patents

不乾性仕上剤

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JPH02108595A
JPH02108595A JP24789489A JP24789489A JPH02108595A JP H02108595 A JPH02108595 A JP H02108595A JP 24789489 A JP24789489 A JP 24789489A JP 24789489 A JP24789489 A JP 24789489A JP H02108595 A JPH02108595 A JP H02108595A
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composition
component
acid
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sodium
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JP24789489A
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English (en)
Inventor
John E Walls
ジョン・イー・ウォールズ
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CNA Holdings LLC
Original Assignee
Hoechst Celanese Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41NPRINTING PLATES OR FOILS; MATERIALS FOR SURFACES USED IN PRINTING MACHINES FOR PRINTING, INKING, DAMPING, OR THE LIKE; PREPARING SUCH SURFACES FOR USE AND CONSERVING THEM
    • B41N3/00Preparing for use and conserving printing surfaces
    • B41N3/08Damping; Neutralising or similar differentiation treatments for lithographic printing formes; Gumming or finishing solutions, fountain solutions, correction or deletion fluids, or on-press development

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  • Printing Plates And Materials Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、平版印刷版用の改善された仕上用組成物に関
する。より具体的には、本発明は、画像形成露光および
現像が済んで、しばらく保管するか、直ちに印刷に使用
される印刷版の不感脂化に適した組成物に関する。
(従来の技術) 平版印刷技術は、油性インキと水との不混和性に基づい
ている。印刷版の画線部は優先的に油性の印刷インキを
引きつけ、非画線部は水性の湿し液を引きつけ、それに
より画像形成の差異が得られる。水を含む湿し液(fo
untain 5olution)を画像形成した表に
塗布して全面を湿らせると、画線部は水をはじくが、非
画線部は水を保持する。その後、油性インキを塗布する
と、画線部はインキを保持し、水で湿らせた非画線部は
インキをはじく。次に、画線部上のインキを、画像の再
現に用いる紙等の材料の表面に移す。最も普通の種類の
平版印刷版は、アルミニウムシートの親水性処理された
表面上に形成した感光性物質の被膜を利用するものであ
る。用いる感光性被膜の性質により、版はポジ作用型ま
たはネガ作用型になる。どちらの場合も画線部は親油性
であり、非画線部は親水性である。露光は透明マスクを
通して化学線を照射することにより行われ、ネガ作用型
の場合、露光で感光層は硬化し、現像液に不溶性になる
。現像液により非画線部は除去される。残存する画線部
が油性インキを引きつける部分になる。現像により感光
性被膜が除去された部分の下にある面は親水性であり、
油性インキを引きつけず、非画線部と称される。
画線部は高度に親油性であることが望ましい。
それにより、版を印刷機に装架した後、画線部がインキ
ローラから供給されるインキを受は付け、インキがゴム
ロール(ブランケットロール)を経て祇に転写されるよ
うになるまでの初動時の印刷枚数が最小限で済むように
なる。この能力はファスト・ロールアップ(fast 
roll−up) (迅速初動)と呼ばれ、印刷におけ
る経済的因子の1つとなっている。これは、画線部によ
るインキの受は付けと転写がゆっくりにしか起こらない
と、紙および印刷機の運転時間に無駄が生じて損失とな
るからである。このようなインキの受容が遅い状態はプ
ラインディング(blinding)と呼ばれる。
上述したように、非画線部は、最初に版を印刷機に装架
する前から印刷作業全体を通じて親水性でなければなら
ない。不完全に親水性の非画線部はインキをいくらか受
は付け、スカミング(汚れ、scumn+ing)と呼
ばれる地(背景、すなわち、非画線部)が灰色になった
りインキで汚れたりする状態を生ずる。
プラインディングまたはスカミングを抑制するために、
現像したばかりの版を水ですすいだ後、親水性コロイド
、界面活性剤、塩および水を一般に含有する印刷版用仕
上剤で処理することが普通行われる。この作業は不惑脂
化と呼ばれる。
平版用印刷版を露光および現像した後、不惑脂化液で処
理することが有益であることは当技術分野では知られて
いる。この処理は、使用するまで保管しておくような印
刷版に特に有利である0版の画線部の親油性、すなわち
インキ受容性は保管中にかなり減少することが多いこと
が認められ、従ってロールアップ(初動運転)時に多量
の紙が無駄になる。もちろん、不感脂化処理した版の長
期の保管中に、不感脂化液の材料と支持体の表面の間で
望ましくない反応が生じることもあり、その結果、版の
親水性は損なわれる。従って、良い仕上剤は、非画線部
が印刷時に確実に油性インキを受容しないように不感脂
化する機能を有すると同時に、画線部のブラインディン
グを防止しなければならない。また、保管中あるいは印
刷機にかけるまでの間、版の背景部の酸化を防止するも
のでなければならない。また、印刷の遅れを生じないよ
うに版から迅速に除去可能なものでなければならない。
典型的には、仕上剤は水洗で素早く除去可能であるか、
あるいは最も好ましくは印刷機の湿し液で除去可能でな
ければならない。そうなると、迅速なロールアップが、
紙の無駄の防止、作業時間の短縮のために必須となる。
多くの種類の仕上剤が従来より使用されている。
平版印刷版の仕上には、アラビアゴムや合成ガム類が使
用されてきた。しかし、このような仕上剤では、ガムに
よるブラインディングがよく起こる。
デキストリンおよびポリビニルアルコールの溶液も仕上
剤として公知である。米国特許第4,033,929号
、第4,143,021号、第4.213,887号お
よび第4.162,920号には、当技術分野で公知の
多様な仕上剤が開示されている。
(発明が解決しようとする課題) 全ての仕上剤は、その特性をバランスがとれ、処理する
印刷版の具体的な種類に適合するように調整しなければ
ならないため、いくらかの欠点を伴う。例えば、ネガ版
とポジ版を使用する時では、印刷版表面に塗布されてい
る樹脂、感光剤および添加剤は実際に異なるものである
。また、現像液の化学作用も別の因子となる。ポジ作用
とネガ作用の両方の印刷版に使用することができ、また
有機溶剤を含有する現像液と含有しない水性現像液のい
ずれで現像された版についても使用することができる実
質的に万能の仕上剤を提供することが望まれてきた。本
発明は、多様な種類の印刷版に使用できる点で他の仕上
剤に改良を加えるものである。広範囲に有効な仕上剤を
製造することは、これが親水性と親油性という相反する
性質の表面を処理しなければならないことから、当技術
分野では困難とされてきた。非画線部をよく不感脂化す
る従来の仕上剤は、画線部にプラインディングを引き起
こすことが認められている。この欠点は組成物を希釈す
ることによってい(らか克服することができるが、そう
すると版の表面に引っ掻き傷がつき易くなり、可能な保
持ないし保管時間が短縮され、ロールアップが遅くなる
(課題を解決するための手段) 本発明は従来の仕上剤のかかる性質を改善するものであ
る。本発明の仕上剤の薄い皮膜を印刷版の表面に塗布す
ると、これは不完全に乾いて不粘着性状態になるが、完
全に乾いた乾燥皮膜とはならない、そのため、版の表面
に耐引っ掻き性が付与される。実際、研磨剤をこの表面
皮膜に接触させた場合、皮膜表面は瞬間的には変形する
が、すぐに埋まって平らになる。これは、乾いてひび割
れもしくは引っ掻き傷が付き易い従来の仕上剤とは対照
的である。
本発明により、下記成分(a)〜(e)を混合状態で含
有する、平版印刷版の仕上用組成物が提供される。
(a)組成物を表面に塗布した場合に組成物成分の均一
な皮膜を形成するのに十分な量の、ポリビニルピロリド
ン、ポリビニルピロリドン/ポリ酢酸ビニルコポリマー
、60〜88%加水分解されたポリ酢酸ビニル、および
ポリ薄酸ビニル/ポリビニルメチルエーテルコポリマー
よりなる群から選ばれた、約12〜25℃の温度で水溶
性の非イオン性皮膜形成性樹脂、 (b)表面に組成物の均一皮膜を塗布できるようにする
のに十分な量の、アニオン性のジアルキルジスルホン酸
またはそのアルカリ金属塩もしくはアルカリ土類金属塩
からなる界面活性剤、(c)組成物を平版印刷版に塗布
した場合に、印刷版の非画線部を親水性化するのに十分
な量の、親水性化作用のある有機もしくは無機酸のアン
モニウム、アルカリ金属もしくはアルカリ土類金属塩、
(d)組成物を表面に塗布した場合に組成物の変形可能
な皮膜を形成するのに十分な量の、水溶性、皮膜形成性
の可塑化性保湿剤、および (e)平版印刷版の仕上処理が可能な組成物を形成する
のに十分な量の水。
本発明の組成物の薄膜を画像形成露光および現像の済ん
だ平版印刷版の表面に塗布すると、変形可能で不粘着性
の実質的に不乾性の薄膜が形成され、これは版の非画線
部を親水性化することができるが、同時にその画線部を
実質的に親水性化することはない。
平版印刷版は一般にアルミニウム含有支持体から構成さ
れ、これは陽極酸化、砂目立て、および親水性化を始め
とする当技術分野で認められている多様な方法により処
理されていても、あるいは処理されていなくてもよい。
こうして調製された支持体に次いで、感光剤、結合用樹
脂、着色剤、酸安定剤、界面活性剤および当技術分野で
認められているその他の成分を含有する感光性被膜を塗
布することができる。慣用の感光剤には、高分子ジアゾ
ニウム縮合物塩および光重合性物質を包含するジアゾ化
合物がある。
平版印刷版の製造に支持体として好適な代表的なアルミ
ニウム板には、A1coa+νAH,AIcar++ 
ConalcO+古河および日本軽金属の各社より市販
されているグレード3003および11oOアルミニウ
ム板がある。支持体は通常はこの分野で周知の砂目立て
、腐食および陽極酸化法により予備処理され、さらに平
版用の親水化層として使用するのに適したポリビニルホ
スホン酸のような親水化剤による処理を施してもよい。
処理した支持体の表面に感光性高分子ジアゾニウム塩ま
たは感光性ポリマーを含有する感光性組成物を塗布する
。この感光性組成物は、ポリビニルホルマール樹脂など
の結合用樹脂、着色剤、酸安定剤、界面活性剤、露光指
示薬、およびこの分野で周知のその他の成分の1種もし
くは2種以上をさらに含有していてもよい。
感光性被覆組成物は、残りの全成分と相溶性のある溶剤
もしくは混合溶剤を用いて調製する。この感光性組成物
を次いで支持体に塗布し、溶剤を蒸発させる。
得られた感光性シート材料を次いで、マスクもしくは透
明陽画を通して適当な化学線源に露光し、露光したシー
トを現像して、非画線部の感光性材料を除去する。次い
で、現像した印刷版に仕上剤を布などにしみこませて、
版の表面上に平らに伸ばして塗る。こうすると、版を数
週間までの期間は保管することができる。
本発明を実施する場合、下記成分の混合物からなる仕上
剤を調製する:非イオン性皮膜形成性樹脂、アニオン界
面活性剤、不感脂化用の塩、可塑化性保湿剤、および水
。その他の任意成分としては、消泡剤、緩衝剤、および
制菌/制カビ剤がある。
本発明で用いる非イオン性皮膜形成性樹脂成分は、冷水
可溶性、すなわち、約12〜25℃の温度で水溶性のも
のが好ましい、皮膜形成性樹脂成分は、版の背景の非画
線部を親水性化することができるが、同時に画線部は実
質的に親水化しない、使用しうる非イオン性樹脂を、非
包括的に例示すると、ポリビニルピロリドン、ポリビニ
ルピロリドン/ポリ酢酸ビニルコポリマー、部分加水分
解く60〜88%)されたポリ酢酸ビニル、およびポリ
酢酸ビニル/ボリビニルメチルエーテルコボリマーであ
る。この皮膜形成性樹脂は、印刷版上に均一な不粘着性
皮膜を形成し、かつ非画線部を親水性化するのに十分な
量で存在させる。その好ましい含有量は、組成物の約0
.5〜8.0重量%、より好ましくは約2.0〜6.0
重量%、特に好ましくは約3.0〜5.0重量%である
。この樹脂の分子量は通常は約70,000以下である
本発明の組成物はさらに親水性剤として作用する塩を含
有する。この塩を非包括的に例示すると、クエン酸、リ
ン酸、アスコルビン酸、ソルビン酸、酒石酸、フタル酸
、ホウ酸、硝酸および硫酸などの有機酸もしくは無機酸
のアンモニウム、アルカリ金属もしくはアルカリ土類金
属塩があり、これは版の非画線部を親水性化するのに有
効な量で存在させる。好適な塩としては、硝酸ナトリウ
ム、硫酸ナトリウム、硝酸カルシウム、硝酸マグネシウ
ム、硫酸マグネシウム、リン酸ナトリウム、リン酸アン
モニウム、硝酸アンモニウム、硫酸アンモニウム、酢酸
ナトリウム、酒石酸カリウム、リン酸一1二および三ナ
トリウムおよびこれに対応するリン酸カリウム塩、亜硫
酸のナトリウム、カリウム、マグネシウムおよびアンモ
ニウム塩、ならびに亜リン酸塩などであり、これらの塩
の溶液が版を腐食しないものを用いる。中でも、各種の
リン酸塩が好ましい。
このような塩の平版印刷版仕上剤への好ましい添加量は
、組成物の約0.1〜12.0重量%、より好ましくは
約0゜5〜9.0重量%、特に好ましくは約2.0〜6
.0重量%である。
可塑化性保湿剤は、本発明の平版印刷版仕上剤の重要か
つ望ましい成分である。保湿剤は印刷版上での仕上剤の
乾燥を防止し、その後に水洗するか、あるいは版を印刷
機に装架して湿し液湿しロールが版の表面と接触したと
きに仕上剤が容易に除去されるのを助ける。仕上剤皮膜
が迅速に除去されると、画線部によるインキの素早い受
容が容易となり、経済的に有利である。
使用しうる保湿剤にはポリエチレングリコール、ポリプ
ロピレングリコール、エチレングリコール、プロピレン
グリコール、ソルビトールおよびグリセリンがある。中
でもエチレングリコールおよびポリエチレングリコール
が好ましい、保湿剤の平均分子量は50〜2.QQO、
好ましくは50〜800、特に好ましくは50〜250
である。
一般に保湿剤は、変形可能な不粘着性、不乾性被膜を形
成するのに十分な量、好ましくは組成物の約0.1〜1
0.0重量%、より好ましくは約1.0〜6.0重量%
、特に好ましくは約2.0〜4.0重量%の量で存在さ
せる。
界面活性剤は、均一な皮膜の塗布を容易にし、印刷作業
中に仕上剤層の迅速な除去を助長し、素地(非画線部)
の親水性を保持し、画線部のブラインディングを防止す
るのに必要である。界面活性剤は、アニオン型のジアル
キルジスルホン酸またはそのアルカリ金属もしくはアル
カリ土類金属塩、好ましくはナトリウムまたはカリウム
塩である。このような界面活性剤の具体例としては、ド
デシルフェノキシベンゼンジスルホン酸ナトリウム塩、
アルキル化ナフタレンスルホン酸のナトリウム塩、メチ
レンジナフタレンスルホン酸のニナトリウム塩、スルホ
ン化アルキルジフェニルオキシドのナトリウム塩、ドデ
シルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩、ならびにこれら
の混合物が挙げられる。好ましい界面活性剤は、ジ−n
−デシルジフェニレンオキシドジスルホン酸ナトリウム
であり、これはダウ・ケミカル社よりダウファクス(D
owfax) 3B2として市販されている。別の有用
な界面活性剤は、ダウファックス382の脂肪族類似物
、例えば、オクチル、ノニル、ドデシルまたはヘキサデ
シル類似化合物およびこれらの混合物である。他の有用
な界面活性剤は、ジアルキルスルホコハク酸またはその
エトキシル化生成物もしくは半エステルのニアルカリ金
属塩である。この種の界面活性剤は、アメリカン・サイ
アナミド社よりエーロゾル(Aerosol)なる商品
名で市販されている。
界面活性剤成分は、組成物の均一被膜を塗布できるよう
にするのに十分な量、好ましくは組成物の約0.5〜1
0.0重量%、より好ましくは約1.0〜8.0重量%
、特に好ましくは約2.0〜5.0重量%の量で存在さ
する。
好適態様において、本発明の仕上剤は少量の任意成分を
含有することもできる。かかる任意成分の例は消泡剤、
緩衝剤ならびに制凹/制カビ剤であり、いずれもこの分
野では公知である。
消泡剤成分は印刷版の印刷機での作業性を容易にする。
この成分を使用する場合、これは好ましくは組成物の約
0.01〜1.0重量%、より好ましくは約0.02〜
0.5重量%、特に好ましくは約0.05〜0.1重量
%の量で存在させる。好ましい消泡剤の1例は、シリコ
ーン系消泡剤であるダウ・コーニング1430である。
本発明の組成物は任意成分として制菌剤/制カビ剤を含
んでいてもよい。最も好ましい化合物はアセトキシジメ
トキシジオキサンである。これは好ましくは組成物の約
0.001〜1.0重量%、より好ましくは約0.01
〜0.5重量%、特に好ましくは約0.05〜0.1重
量%の量で存在させる。最も好ましい化合物はギブガー
ド(Givgard) DXNである。
本発明の仕上剤組成物は、有効な仕上剤を調製するのに
十分な量の水を含有する。
好適態様にあっては、本発明の仕上剤は、7.0以下、
好ましくは約3.5〜5.5、特に好ましくは約4.5
〜4.7の範囲内のPH値を有する。
次の実施例は本発明を説明するものであり、本発明を何
ら限定するものではない。
(実施例) 裏施斑上 3枚のA60印刷版(ヘキスト・セラニーズ社の印刷製
品部門より製造販売)を適正に露光し、推奨されている
市販現像液であるAqua Devにより現像する。こ
れらの印刷版を次いで下記組成の仕上剤で処理する。
一裟一一分一一      xbbL 軟水           83.83ポリビニルピロ
リドンに−154,50リン酸一ナトリウム     
4.50Dowfax 3B2”’         
3.75Carbowax 200”’       
 3.37消泡剤1430        −虹匝−t
oo、o。
各1枚づつの印刷版を使用して次の試験を行う。
(1)処理した印刷版を温度80下(27”C) 、相
対湿度80%で保管する。24時間後、版を取り出して
、ダールグレン(Dahlgren)湿し装置を備えた
ハイデルベルク5ORK枚葉紙印刷機でロールアップ(
初動運転)する、許容しうる印刷品質およびインキ濃度
を得るのに12枚の印刷枚数を要することが認められる
。15±5枚が許容範囲であると考えられる。
(2)処理した印刷版を60℃に保持された加熱器中に
入れる。3時間後、版を上記と同様にロールアップする
。許容しうる印刷品質およびインキ濃度を得るのに14
枚の印刷枚数を要することが認められる。
(3)処理した印刷版を、版の両端に置いた2個のスコ
ッチブライト(Scotchbrite、研磨面つきス
ポンジ)のパッドを用いて耐引っ掻き性について評価す
る。一方のパッドには440gの、他方のパッドには1
00gの重りを置く。両方のパッドを版の表面で12イ
ンチの距離だけ引きする。版を室温で24時間放置した
後、上記と同様にロールアップする。
許容しうる印刷品質およびインキ濃度が9枚目の紙で得
られることが見出される。引っ掻き試験に供した部分が
インキ受容性となった徴候は認められない。
ス」1例」工(比較例) 実施例1と同様に3枚の印刷版を調製および処理し、試
験する。唯一の変化は、ポリビニルピロリドンに代えて
アラビアゴムを用いたことである。
80下、相対湿度80%で保管後にロールアップした印
刷版では、ロールアップ作業を停止した100枚目の印
刷でも許容しうる印刷品質を与えない、 60℃で保管
した印刷版も同様に100枚目でも許容しうる印刷品質
を生じない。耐引っ掻き試験では47枚目でロールアッ
プし、100 gの重りを使用した部分では印刷物に引
っ掻きの徴候は認められない。
しかし、440 gの重りで引っ掻きを行った部分では
背景部の印刷を示す。
ス」1例」−(比較例) 実施例1と同様に3枚の印刷版を調製および処理し、試
験する。唯一の変化は仕上剤組成物からリン酸一ナトリ
ウムを除外したことである。80下、相対湿度80%で
保管した印刷版は18枚後から許容しうるインキ濃度を
与えるが、インキが版の背景部に付着し、それから印刷
された紙に移るトーニング(toning)現象を示す
。60℃で保管した印刷版は20枚後に許容しうるイン
キ濃度を与えるが、同様に背景部のトーニング現象を示
す。耐引っ掻き性について試験した印刷版は15枚目で
許容しうるロールアップに達するが、印刷物はどちらの
引っ掻き部分でも引っ掻きの徴候を示す。
災施皿土 実施例1と同様に3枚の印刷版を調製および処理し、試
験する。唯一の変化は、Dowfax 3B2に代えて
非イオン界面活性剤であるTriton X−100(
ローム・アンド・ハース社製)を使用した点である。
80下、相対湿度80%で保管した印刷版は82枚後か
ら許容しろるインキ濃度および印刷品質を与える。
60℃で保管した印刷版は43枚後から許容しうるイン
キ濃度および印刷品質を与える。耐引っ掻き性について
試験した印刷版は23枚目で許容しうるロールアップに
達し、印刷物に引っ掻きの徴候は示さない。
遺」E例」−(比較例) 実施例1と同様に3枚の印刷版を調製および処理し、試
験する。唯一の変化は仕上剤組成物からCarbowa
χ200を除外したことである。80下、相対湿度80
%で保管した印刷版は17枚後から許容しうるインキ濃
度および印刷品質を与える。60’Cで保管した印刷版
は32枚後に許容しうるインキ濃度および印刷品質を与
える。耐引っ掻き性について試験した印刷版は16枚目
で許容しうるインキ濃度でロールアップに達するが、印
刷物はどちらの引っ掻き部分でもひどい印刷再現状態で
ある。
lu!LfL(比較例) 3枚のA60印刷版を適正に露光し、推奨現像液のAq
ua Devにより現像する。これらの印刷版を次いで
米国特許筒4,213,887号に記載の仕上剤組成物
で仕上処理し、実施例1と同様に保管する。80下、相
対湿度80%で保管した印刷版は66枚目で許容しうる
印刷品質およびインキ濃度を与える。6゜Cで保管した
印刷版は54枚目で許容しうる印刷品質およびインキ濃
度を与える。耐引っ掻き性について試験した印刷版は印
刷物に引っ掻きの徴候を示さない。
ス」1例7(比較例) 3枚のA60印刷版を適正に露光し、推奨現像液のAq
ua Devにより現像する。これらの印刷版を次いで
米国特許第4.728.597号に記載の仕上剤組成物
で仕上処理し、実施例1と同様に保管する。80下、相
対湿度80%で保管した印刷版は82枚目で許容しうる
印刷品質およびインキ濃度を与える。60℃で保管した
印刷版は94枚目で許容しうる印刷品質およびインキ濃
度を与える。耐引っ掻き性について試験した印刷版は、
どちらの引っ掻き部分でもひどい引っ掻きのある印刷物
を与える。
出願人 へキスト・セラニーズ・コーポレーション代理
人   弁理士  広 瀬  章

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記成分(a)〜(e)を混合状態で含有する、
    平版印刷版の仕上用組成物。 (a)組成物を印刷版表面に塗布した場合に組成物成分
    の均一な皮膜を形成するのに十分な量の、ポリビニルピ
    ロリドン、ポリビニルピロリドン/ポリ酢酸ビニルコポ
    リマー、60〜88%加水分解されたポリ酢酸ビニル、
    およびポリ酢酸ビニル/ポリビニルメチルエーテルコポ
    リマーよりなる群から選ばれた、約12〜25℃の温度
    で水溶性の非イオン性皮膜形成性樹脂、 (b)表面に組成物の均一皮膜を塗布できるようにする
    のに十分な量の、アニオン性のジアルキルジスルホン酸
    またはそのアルカリ金属塩もしくはアルカリ土類金属塩
    からなる界面活性剤、 (c)組成物を平版印刷版に塗布した場合に、印刷版の
    非画線部を親水性化するのに十分な量の、親水性化作用
    のある有機もしくは無機酸のアンモニウム、アルカリ金
    属もしくはアルカリ土類金属塩、 (d)組成物を表面に塗布した場合に組成物の変形可能
    な皮膜を形成するのに十分な量の、水溶性、皮膜形成性
    の可塑化性保湿剤、および (e)平版印刷版の仕上処理が可能な組成物を形成する
    のに十分な量の水。
  2. (2)成分(a)がポリビニルピロリドンからなる、請
    求項1記載の組成物。
  3. (3)成分(b)が、ジアルキルジフェニレンオキシド
    ジスルホン酸のアルカリ金属塩もしくはアルカリ土類金
    属塩よりなる群から選ばれた1種もしくは2種以上の成
    分であり、ここで該アルキル基がオクチル、ノニル、デ
    シル、ドデシルおよびヘキサデシル、ならびにこれらの
    混合物よりなる群から選ばれる、請求項1記載の組成物
  4. (4)成分(b)がジドデシルフェノキシベンゼンジス
    ルホン酸ナトリウム塩、ジアルキル化ナフタレンスルホ
    ン酸のナトリウム塩、メチレンジナフタレンスルホン酸
    の二ナトリウム塩、スルホン化ジアルキルジフェニルオ
    キシドのナトリウム塩、ジドデシルベンゼンスルホン酸
    ナトリウム塩、ならびにこれらの混合物よりなる群から
    選ばれる、請求項1記載の組成物。
  5. (5)成分(b)がナトリウム塩である、請求項3記載
    の組成物。
  6. (6)成分(b)がジ−n−デシルジフェニレンオキシ
    ドジスルホン酸ナトリウムである、請求項1記載の組成
    物。
  7. (7)成分(b)がジアルキル・スルホコハク酸または
    そのエトキシル化生成物もしくは半エステルの二アルカ
    リ金属塩である、請求項1記載の組成物。
  8. (8)成分(c)が、クエン酸、リン酸、アスコルビン
    酸、ソルビン酸、酒石酸、フタル酸、ホウ酸、硝酸およ
    び硫酸よりなる群から選ばれた1種の有機酸もしくは無
    機酸のアンモニウム、アルカリ金属もしくはアルカリ土
    類金属塩よりなる群から選ばれる、請求項1記載の組成
    物。
  9. (9)成分(c)が、硝酸ナトリウム、硫酸ナトリウム
    、硝酸カルシウム、硝酸マグネシウム、硫酸マグネシウ
    ム、リン酸ナトリウム、リン酸アンモニウム、硝酸アン
    モニウム、硫酸アンモニウム、酢酸ナトリウム、酒石酸
    カリウム、リン酸一、二および三ナトリウムおよびこれ
    に対応するリン酸カリウム塩、亜硫酸のナトリウム、カ
    リウム、マグネシウムおよびアンモニウム塩、ならびに
    亜リン酸塩よりなる群から選ばれる、請求項1記載の組
    成物。
  10. (10)成分(c)がリン酸一ナトリウムである、請求
    項1記載の組成物。
  11. (11)成分(d)が、ポリエチレングリコール、ポリ
    プロピレングリコール、エチレングリコール、プロピレ
    ングリコール、ソルビトールおよびグリセリンよりなる
    群から選ばれる、請求項1記載の組成物。
  12. (12)成分(d)が分子量約50〜250のエチレン
    グリコールもしくはポリエチレングリコールである、請
    求項1記載の組成物。
  13. (13)消泡剤および制菌/制カビ剤の1種もしくは2
    種以上をさらに含有する、請求項1記載の組成物。
  14. (14)pHが約3.5〜5.5である、請求項1記載
    の組成物。
  15. (15)成分(a)を組成物の重量に対して約0.5〜
    8.0重量%の量で含有する請求項1記載の組成物。
  16. (16)成分(b)を組成物の重量に対して約0.5〜
    10.0重量%の量で含有する請求項1記載の組成物。
  17. (17)成分(c)を組成物の重量に対して約0.1〜
    12.0重量%の量で含有する請求項1記載の組成物。
  18. (18)成分(d)を組成物の重量に対して約0.1〜
    10.0重量%の量で含有する請求項1記載の組成物。
  19. (19)成分(a)がポリビニルピロリドンであり、成
    分(b)がジ−n−デシルジフェニレンオキシドジスル
    ホン酸ナトリウムであり、成分(c)がリン酸一ナトリ
    ウムであり、成分(d)が分子量約50〜250のエチ
    レングリコールもしくはポリエチレングリコールである
    、請求項1記載の組成物。
  20. (20)組成物の重量に基づいて、成分(a)を約3.
    0〜5.0重量%、成分(b)を約2.0〜5.0重量
    %、成分(c)を約2.0〜6.0重量%、および成分
    (d)を約2.0〜4.0重量%の量で含有し、pHが
    約4.5〜4.7の範囲内である、請求項19記載の組
    成物。
  21. (21)消泡剤および制菌/制カビ剤の1種もしくは2
    種以上をさらに含有する、請求項20記載の組成物。
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