JPH02107279A - スキーのビンデイング - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は特許請求の範囲の請求項１の上位概念部に記載
されている形式のスキーのビンディングに関する。

この形式の公知のスキービンディングはＤＥ−ＡＩ−２
８２５８７６号明細書に記載されている。このスキービ
ンディングでは、スキー流れ止めが一体の線材湾曲片か
ら構成されておりこの線材湾曲片はスキー板縦方向に対
して横方向に延びている２つの平行な支承部区分を有し
ている。これらの支承部区分は固定装置として働くカバ
ープレートによって不動に保持されており、該カバープ
レートは靴底板（靴底支持板）上にねじ結合されている
。別の構成のスキー流れ止め、例えば１つの操作ペダル
と２つの互いに別々の流れ止め脚を有するスキー流れ止
めは上記の公知のスキービンディングには使用できない
。

本発明の課題はこのような欠点を排除し、操作ペダル及
び２つの互いに別々の流れ止め脚を有するスキー流れ止
めの取付けが簡単に可能である、はじめに述べた形式の
スキービンディングを提供することにある。

この課題は本発明によれば、請求項１の上位概念部に記
載された形式のスキービンディングにおいて、同請求項
の特徴概念部に記載された特徴を有する構成によって解
決されている。スキー流れ止め組付けのさいにたんに２
つの支承部シェルを靴底板から取外すだけでよいため、
不キー流れ止めは組立てられた状態のまま、分解するこ
となく、靴底板から取外すことができ、新品と交換する
ことができる。締付爪板による固定により、上側の支承
部シェル固定のための付加的なねじの使用が不要になる
。

スキー流れ止めをヒールピースに取外し可能に連結する
という思想自体は既に公知であり、例えばＡＴ−Ａ２−
３４５１３６号明細書の図面第３図及び第４図に示され
ている。この構成では、ヒールピース及びスキー流れ止
めはスキーの板に対して不動の案内レール上にガイドさ
れている。スキー流れ止めは鉤形端部を有するテンショ
ンバーを有していて、該鉤形端部でヒールピースのため
の案内板に連結されるようになっている。

さらに別の構成がＡＴ−Ａ２−３７８９１７号明細書に
図示されている。この構成によればスキー流れ止めの支
承台がＵ字形の線材湾曲片を支持していてこの線材湾曲
片がヒールピースの折曲げられた下坂内へ押込まれかつ
この下板に係止可能になっている。下板及びヒールピー
スはこの構成においてもやはりスキー板に対して不動の
案内レール上において一緒に調節されかつ該案内レール
に係止される。スキー流れ止めの上記の公知の両方の構
成は、就中、靴底板を備えたスキービンディングに使用
するには不適である。

ＤＥ−Ａ２−３０４８１７５号明細書によれば、以下の
ようなツア用ビンディングとスキー流れ止めとの組合せ
が公知になっており、これによれば、スキー流れ止めが
支承部を有していて、該支承部がその外側範囲に受容部
を有し、該受容部が、流れ止めをツア用フレームとして
構成された旋回可能なビンディング部分に取外し可能に
取付けるために役立ち、かつ上記支承部にロック装置が
設けられていて、該ロック装置が上記支承部を、旋回可
能なビンディング部分の縦方向で該ビンディング部分に
固定するようになっている。

この構成はしかし２つの脚部を有するツア用フレームを
使用した場合に限られている。本発明によるスキービン
ディングに使用されるような靴底板では、上記のような
組合せを用いることは不可能である。

請求項２及び３の特徴は両方の下側著しくは上側の支承
部半部の有利な構成手段を示すものである。

請求項４の特徴は靴底板上面への雪及び汚れの付着を妨
げる。

請求項５の手段によれば締付爪板の安定性、ひいては両
立承部シェルの安定性が高められるスキー流れ止めの特
に簡単な組付けは請求項６の特徴を有する手段によって
保証される。

請求項７及び８の特徴を有する手段は請求項７の特徴を
有する手段を発展させたものである次に図示の実施例に
つき本発明を説明する。

第１図において符号ｌはスキーの板を示し、二のスキー
板１上に全体を符号２で示すスキービンディングが固定
されている。このスキービンディング２はその後方範囲
に組付板３を有し、前方範囲に底板４を有している。両
板３，４はねじ７でスキー板ｌの上面ｌａ上に固定され
ている。組付板３には回転ビン５が設けられていて、こ
れは靴底板（靴底支持板）８を旋回可能に支承するため
に役立つ。この靴底板８はその後端部にたんに概略的に
示されているヒールピース９を、また前端部にはやはり
概略的に示されているトービース１２を支持している。

トーピース１２及びヒールピース９自体の構成は本発明
の対象ではない。この理由からこれらのビンディング構
成部分の構成については説明を省略する。

次に第２図以下の図面に基づき、靴底板８に設けられた
それ自体として大部分は公知であるスキー流れ止め１０
の本発明の要旨に係わる構成につき詳細に説明する。

このスキー流れ止め１０の範囲における靴底板８の横断
面はＵ字形に構成されている。この場合、靴底板８の、
ヒールピース９に隣接する範囲では上記Ｕ字形横断面の
Ｕ字の両脚部８ａに内側へ向いたフランジ８ｂが設けら
れている。また上記Ｕ字の底辺をなすウェブ８ｃには対
応受け８ｄが配置されている。

スキー流れ止めＩＯはベースプレート１０ａを有し、そ
の両側壁１０ｆには操作ペダル１３（以下単にペダルと
言う）の横軸１３ａの端部が支承されている。この場合
側壁１０ｆの上面１０ｂは、後述する２つの流れ止め脚
１４の旋回軸１４ａからペダル１３の横軸１３ａに向か
って傾斜して上昇している。側壁１０ｆは、靴底板８の
脚部８ａのフランジ８ｂの下側の一範囲に延びている。

さらにベースプレート１０ａの下側は２つの平らな面１
０ａｌ、及び１Ｏａ２によって形成されており、これら
の面は互いに鈍角αをなしている。この場合ベースプレ
ート１０ａの下面１０ａｌ、１０ａ２と側壁１０ｆの上
面１０ｂとの間の距離はほぼ一定に保たれている。

両方の流れ止め脚１４は折曲げられており、その流れ止
め脚の中央区分１４ａは、両流れ止め脚１４の、靴底板
８の縦方向に対して横方向に延びている旋回軸を形成し
ている。各区分１４ａはそれぞれ１つの水平平面で２つ
の半部に分けられている支承部内に支承されており、該
支承部はそれ自体としては公知の形式で外側へ向かって
ホッパー状に拡開している（第５固有）。各支承部の下
半部８ｇは靴底板８の脚部８ａ内の上向きに開いた切欠
き８ｅ内にある。これに対して各支承部の上半部１０ｄ
はベースプレート１０ａから外側へ向かって延びている
付加部１０ｃに切欠かれていて、この付加部ｌ。

Ｃは上側の支承シェル（１０ｃ）を形成し、靴底板８の
切欠き８ｅ内に入る。付加部１０ｃはその回転ビン５側
に段１０ｅを有し、この段ｌＯｅ上に締付爪板１５の突
起１５ｄが乗る。この場合スキー流れ止めｌＯを組立て
た状態で締付爪板１５及び両方の付加部１０ｃの上面は
一平面をなす。

図示の実施例では締付爪板１５は平面図（第３図）でみ
てＵ字形であり、この場合このＵ字のウェブ１５ａは靴
底板８の横方向に延びている切欠き８ｆ内にはまってい
る。締付爪板１５の両脚部１５ｂには孔１５ｃがあけら
れていてこれらの孔は靴底板８中のねじ孔８ｈと整列し
ており、かつこれらの孔内に固定ねじ１６が挿入され、
該固定ねじ両端部はねじ孔８ｈ内で固定されている。

靴底板８内へスキー流れ止めＩＯを組付けるには、まず
ベースプレート１０ａを斜めにした位置状態で、両フラ
ンジ８ｂ、脚部８ａ及びウェブ８ｃによって限られてい
る、靴底板８内の凹状スペース内へ前側から、ベースプ
レートｌＯａが対応受け８ｄに当接するところまで、押
込む。これと同時にベースプレートｌＯａを下方へ旋回
させる。その結果両流れ止め脚１４の区分１４ａが支承
部の下側の半部８ｇ内へ、またベースプレート１０ａの
両方の付加部１０ｃが靴底板８の脚部８ａ内の両方の、
上向きに開いている切欠き８ｅ内へ入る。この場合両側
壁１０ｆの上面１０ｂの自由端部は靴底板８の脚部８ａ
のフランジ８ｂの下面に当接する。これに対して、上面
１０ｂの反対側の端部は両フランジ８ｂに対して遊びを
もっている。スキー流れ止め１０のベースプレート１０
ａの下側の平らな面ｆｏａｌ及び１ｏａ２　（これらは
互いに鈍角αをなす）は、ベースプレートｌＯａの押込
みと旋回とを容易にする。次いで締付爪板１５をスキー
流れ止めｌＯの段１０ｅ内へ、さらに靴底板８の横方向
に延びている切欠き８ｆ内へはめ込み、固定ねじ１６で
靴底板８に固定する。

このスキー流れ止め１０を交換するには、両方の固定ね
じ１６をはずし、締付爪板１５を取外して、スギ−流れ
止め１０を新品と取替えるだけで十分である。その後の
組立は既に述べた形式で繰返して行えばよい。

本発明は図示の以上に述べた実施例に制限されるもので
はなく、さらに種々異なる態様で実施することができる
。例えば締付爪板は一体構造にしなくともよい。むしろ
スキー流れ止めのベースグレートの両付加部に対して２
つのそれぞれ別体の締付爪板を使用することも可能であ
。また、締付爪板の代わりに、両方の支承部上側シェル
の固定のために、上記支承部シェルを貫通して靴底板の
ねじ孔内へねじはめられるねじを用いることも可能であ
る。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図はスキー
流れ止めを備えた本発明によるスキービンディングの部
分的に断面された側面図、第２図は第１図の細部を示す
鉛直の縦方向中心断面図、第２ａ図は上記細部の望々の
エレメントを分解した状態で示した図、第３図は、スキ
ー流れ止めの操作ペダルを図面を見易くするために省略
した第２図の平面図、第４図は第３図のＩＶ−ＩＶ線に
よる縦断面図、第５図は第３図のｖ−ｖ線による横断面
図である。 ■・・・スキー板、２・・・スキービンディング、３・
・・組付板、４・・・低板、５・・・回転ビン、７・・
・ねじ８・・・靴底板、９・・・ヒールピース、ｌＯ・
・・スキー流れ止め、１２・・・トービース、１３・・
・操作ペダル、１４・・・流れ止め脚、１５・・・締付
爪板、１６・・・固定ねじ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、スキーのビンディングであって、スキーの板に対し
   て不動の回転ピンを中心にしてスキーの板上面に対して
   平行に旋回可能である靴底板を有しており、該靴底板に
   ヒールピース及びトーピース並びに、固定装置を介して
   スキー流れ止めが配置されており、該スキー流れ止めが
   ２つの流れ止め脚を有し、該流れ止め脚がそれぞれ１つ
   の屈曲部を経て旋回軸へ続いており、該旋回軸が靴底板
   の上下に分割されている支承部内に支承されている形式
   のものにおいて、上記固定装置が少なくとも１つの締付
   爪板（１５）から成っており、該締付爪板（１５）が２
   つの上向きに開いている切欠き（Ｂｅ）内へはめこみ可
   能な支承部上側シェル（１０ｃ）を靴底板（８）に固定
   しており、かつスキー流れ止め（１０）が、横軸（１３
   ａ）を中心にして旋回可能な操作ペダル（１３）及び、
   ２つの、それぞれが１つの折曲げられた線材から成る流
   れ止め脚（１４）を有していることを特徴とする、スキ
   ーのビンディング。 ２、靴底板がスキー流れ止めの支承部の範囲でほぼＵ字
   形の横断面を有していて、該Ｕ字の両方の脚部が上向き
   に延びており、かつ支承部下側の半部（８ｇ）が靴底板
   （８）の脚部中の切欠き（８ｅ）に凹所として切欠かれ
   ていることを特徴とする、請求項１記載のスキーのビン
   ディング。 ３、支承部上側半部（１０ｄ）が支承部上側シェル（１
   ０ｃ）に切欠かれており、上記支承部上側シェル（１０
   ｃ）がベースプレート（１０ａ）を介して互いに結合さ
   れていることを特徴とする、請求項２記載のスキーのビ
   ンディング。 ４、各支承部シェル（１０ａ）がそれぞれヒールピース
   （９）とは反対側に段（１０ｅ）を有していて、該段（
   １０ｅ）に所属の締付爪板（１５）の突起（１５ｄ）が
   係合しており、かつ両支承部シェル（１０ｃ）及び締付
   爪板（１５）の上面が一平面に位置していることを特徴
   とする、請求項１又は３記載のスキーのビンディング。 ５、締付爪板（１５）が一体にかつ平面図でみてＵ字形
   に構成されており、かつ該Ｕ字の脚部（１５ｂ）が固定
   ねじ（１６）のための孔（１５ｃ）を有しており、かつ
   上記Ｕ字のウェブ（１５ａ）が靴底板（８）の横方向に
   延びている切欠き（８ｆ）内にはめ込まれていることを
   特徴とする、請求項３又は４記載のスキーのビンディン
   グ。 ６、靴底板（８）のＵ字形範囲の脚部（８ａ）に２つの
   、内側へ突出するフランジ（８ｂ）が設けられており、
   該フランジの範囲内に、スキー流れ止め（１０）の、両
   方の上側支承部シェル（１０ｃ）を支持するベースプレ
   ート（１０ａ）の側壁（１０ｆ）がはめ込まれることを
   特徴とする、請求項１又は２記載のスキーのビンディン
   グ。 ７、ベースプレート（１０ａ）の下面が２つの平らな面
   （１０ａ１及び１０ａ２）によって制限されており、該
   平らな面（１０ａ１、１０ａ２）が鈍角（α）をなして
   いることを特徴とする、請求項６記載のスキーのビンデ
   ィング。 ８、側壁（１０ｆ）の上面（１０ｂ）が両方の流れ止め
   脚（１４）の旋回軸（１４ａ）から操作ペダル（１３）
   の横軸（１３ａ）側へ向かって上昇していることを特徴
   とする、請求項６又は７記載のスキーのビンディング。