JP5451773B2 - 滑走ボード用ビンディング構成要素 - Google Patents

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Description

[背景]
乗り手が理解するように、スノーボードの感触はどのようにスノーボードが屈曲するかにより少なくとも部分的に決定され得る。また、様々なライディングスタイルおよび地面の状態によって特定のタイプのボードフレックスが推奨され得る。このことを念頭に置いて、スノーボードは特定のフレックスパターンで設計され得る。
スノーボードビンディングは、乗り手をスノーボードに固定し、通常、乗り手のブーツを受ける剛性ベースプレート、およびベースプレートに受け入れられ、ベースプレートをスノーボードに取り付ける剛性押さえディスクの形態をとる(「トレイ」方式ビンディングとして知られる)。剛性押さえディスクは、スノーボード上に配置されるねじインサート(例えば「4×4」または3D(登録商標))のパターンに適合する開口またはスロットを備える。締結部は、押さえディスクを貫通してインサートの中へねじ込まれ、ベースプレートをボードに取り付ける。ベースプレートおよび押さえディスクの剛性は、ビンディングの下のおよび/または隣接するスノーボードの屈曲に抵抗するデッドスポットを作り得る。
トレイ方式ビンディングと対照的に、「ベースレス」ビンディングは乗り手のブーツが直接スノーボードに乗るようにフロアまたはベースを含まない。ベースレスビンディングは、トレイ方式ビンディングと比較してより大きいボードフレックスを可能にすると考えられる。ベースレスビンディングの例が、本出願の譲受人であるザ・バートン・コーポレーションに譲渡された米国特許出願公開第2008/0030000A1に記載されている。この特定のベースレスビンディングでは、締結部の台はビンディング側壁の外部(すなわち、ビンディングの足受け領域の内ではない)に位置し、ビンディングはチャネル方式ビンディングインターフェースをスノーボードに装着するように構成される。公開特許出願に記載されるベースレスビンディングは、4×4または3D(登録商標)インサートパターンを備えて構成されたスノーボードに適合しない。
[概要]
本発明の態様は、滑走ボードに装着された際にビンディング位置での、および/またはビンディングの付近でのボードの曲げを容易にするビンディングに関する。特定の実施形態によると、ビンディングは、滑走ボードの外向きに反った(例えば凸状)曲げに合わせて動く内側ベース領域および外側ベース領域を有する。ベースを滑走ボードに固定するために使用されるベースおよび押さえ装置の一つまたは両方は、ビンディングのベースの第1部分および第2部分が旋回する、またはそうでなければ互いに向かって動くことを可能にするように配置され得る。
一態様によると、ビンディングベースを滑走ボードに装着するための押さえ装置であって、ビンディングベースの相補的押さえ部分受け領域に装着されるように配置された第1剛性押さえ部分と、ビンディングベースの相補的押さえ部分受け領域に装着されるように配置された第2剛性押さえ部分と、を含む、押さえ装置が提供される。第1および第2剛性押さえ部分の各々がビンディングベースを滑走ボードに装着する場合、第1剛性押さえ部分および前記第2剛性押さえ部分が滑走ボードの曲げ力に応じて互いに対して可動であるように、第1剛性押さえ部分と第2剛性押さえ部分との間に屈曲連結部が設けられる。
別の態様によると、ビンディングベースを滑走ボートに装着するための押さえ装置であって、ビンディングベースの相補的押さえ部分受け領域に装着されるように各々配置された第1剛性押さえ部分および第2剛性押さえ部分を含む、押さえ装置が提供される。第1剛性押さえ部分は、中央部分と、中央部分に向かって面する、ビンディングの歪みに抵抗するためのビンディングベース係合機構とを含み、第2剛性押さえ部分は、中央部分と、中央部分に向かって面する、ビンディングの歪みに抵抗するためのビンディングベース係合機構とを含む。
別の態様によると、ビンディングベースを滑走ボードに装着するための押さえ装置であって、ビンディングベースに対する複数の異なる角度位置でビンディングベースの相補的押さえ部分受け領域に装着されるように配置された第1および第2剛性押さえ部分を含む、押さえ装置が提供される。押さえ装置は、少なくとも1つの回転止めであって、ビンディングベースの回転止めと協働可能であることで押さえ装置に対するビンディングベースの角度位置を制限する、少なくとも1つの回転止めを備える。
別の態様によると、ビンディングベースを滑走ボードに装着するために押さえ装置であって、ビンディングベースの内部内側領域に装着されるように配置され、かつ締結部を受けて剛性内側押さえ部分を滑走ボードに装着するように配置された少なくとも1つの開口またはスロットを含む剛性内側押さえ部分と、ビンディングベースの内部外側領域に装着されるように配置され、かつ締結部を受けて剛性外側押さえ部分を滑走ボードに装着するように配置された少なくとも1つの開口またはスロットを含む剛性外側押さえ部分と、を含む、押さえ装置が提供される。複数の歯は、剛性内側押さえ部分および剛性外側押さえ部分の各々の弓形に沿って延在し、複数の異なる角度位置の1つでビンディングベースの内部内側領域および内部外側領域の各々の対応する歯と係合可能である。ヒンジは、押さえ装置がビンディングベースを滑走ボードに装着した場合、剛性内側押さえ部分および剛性外側押さえ部分が、滑走ボードの曲げ力に応じて互いに対して可動であるように、剛性内側押さえ部分および剛性外側押さえ部分を連結する。
別の態様によると、滑走ボード用ビンディングベースであって、内側側壁および内側ベース領域を含む内側領域と、外側側壁および外側ベース部分を有する外側領域と、を含む、ビンディングベースが提供される。内側ベース部分および外側ベース部分の各々は、内側側壁と外側側壁との間に位置決めされ、押さえ装置装着領域を共に画定し、外側ベース部分および前記内側ベース部分は互いから離れて間隔を置かれるように分断される。内側および外側ベース部分の各々は、ビンディングベースが押さえ装置に対する複数の異なる角度位置の1つで押さえ装置に装着可能であるように、押さえ装置の相補的な歯に係合可能な複数の歯を含む。ビンディングベースの歪みに抵抗するための押さえ装置係合機構は、内側ベース部分に位置し、内側側壁に向かって面し、ビンディングベースの歪みに抵抗するための押さえ装置係合機構は、外側ベース部分に位置し、外側側壁に向かって面する。
別の態様によると、滑走ボート用ビンディングベースであって、内側側壁および内側ベース領域を含む内側領域と、外側側壁および外側ベース部分を有する外側領域と、を含む、ビンディングベースが提供される。内側ベース部分および外側ベース部分の各々は、内側側壁と外側側壁との間に位置決めされ、押さえ装置装着領域を共に画定し、外側ベース部分および内側ベース部分は互いから離れて間隔を置かれるように分断される。内側および外側ベース部分の各々は、ビンディングベースが押さえ装置に対する複数の異なる角度位置の1つで押さえ装置に装着可能であるように、押さえ装置の相補的な歯に係合可能な複数の歯を含む。ビンディングベースは、少なくとも1つの回転止めであって、押さえ装置の対応する回転止めと係合して押さえ装置に対するビンディングベースの角度位置を制限する、少なくとも1つの回転止めを含む。
更なる態様では、滑走ボード用ビンディングであって、内側側壁および外側側壁、ならびに、内側ベース部分および外側ベース部分を有するビンディングベースが提供される。内側ベース部分および外側ベース部分の各々は、内側側壁と外側側壁との間に位置決めされ、押さえ装置装着領域を共に画定し、外側ベース部分および内側ベース部分は互いから離れて間隔を置かれるように分断される。押さえ装置は、ビンディングベースを滑走ボードに装着するための押さえ装置受け領域に受けられるように配置される。押さえ装置は、内側部分および外側部分、ならびに内側部分と外側部分との間の屈曲連結部を含む。内側および外側ベース部分の各々は、押さえ装置に対するビンディングベースの複数の角度位置で押さえ装置の内側および外側部分の相補的な歯に係合可能な複数の歯を含む。内側ベース部分および外側ベース部分は、押さえ装置がビンディングベースを滑走ボードに装着する場合、滑走ボードの曲げ力に応じて互いに対して可動である。
本発明のこれらおよび他の態様が以下の記載および特許請求の範囲から明らかになるであろう。
添付する図面は、縮尺通りに描かれることを意図していない。図面では、様々な図に示す同一のまたはほぼ同一の構成要素がそれぞれ同じ符号で表され得る。明確にするために、全ての図面において全ての構成要素に符号が付けられるとは限らない。図面では、
図1は、特定の実施形態によるビンディングの概略図であって、ヒール−トウ軸を中心として動くビンディングの内側ベース領域および外側ベース領域を示す。 図2Aは、「パラレログラミング」(parallelogramming)として知られるビンディングの望ましくない歪みの概略図である。 図2Bは、「反り」(bowing)と呼ばれるビンディングの望ましくない歪みの概略図である。 図3は、チャネル型ビンディングインターフェースを有する、スノーボードに装着された一実施形態によるビンディングの斜視図である。 図4は、図3のビンディングの平面図である。 図5は、図4の線5−5に沿った図3および図4のビンディングの分解断面図である。 図6Aは、図3の押さえ装置の上面斜視図である。 図6Bは、図3の押さえ装置の底面斜視図である。 図7は、4×4インサートパターンを有するスノーボードと使用するように構成される、一実施形態による押さえ装置の斜視図である。 図8は、3D(登録商標)インサートパターンを有するスノーボードと使用するように構成される、一実施形態による押さえ装置の斜視図である。 図9Aは、4×4インサートパターンを有するスノーボードと使用するように構成される、一実施形態による押さえ装置の斜視図である。 図9Bは、図9Aの線9B−9Bに沿った図9Aに示す実施形態の断面図である。 図10Aは、チャネル型ビンディングインターフェースを有するスノーボードと使用するように構成される、一実施形態による押さえ装置の斜視図である。 図10Bは、締付板を取り外した図10Aに示す押さえ装置の斜視図である。 図11Aは、中底、ハイバック、およびビンディングストラップを含む、図1のビンディングの斜視図である。 図11Bは、押さえ装置へアクセスできるように位置決めされた中底を示す、図11Aのビンディングの斜視図を示す(ハイバックおよびビンディングストラップは図示せず)。
[詳細な説明]
本発明の態様は、ビンディング、ビンディング用ベースプレート、およびビンディング用押さえディスクに関し、(これらの各々は、本明細書では独立してまたは集合的に「ビンディング構成要素」と呼ばれ得る)これらは滑走ボードに装着され、ビンディング構成要素の位置に対する滑走ボードの曲げを容易にするように構成および配置される。ビンディング、ビンディング用ベースプレート、およびビンディング用押さえディスクは、さらに、またはあるいは、ビンディング構成要素を含む滑走ボードが乗られる際に、望ましくない歪みに抵抗するように配置され得る。
図示の一実施形態では、剛性ビンディングは内側側壁と外側側壁との間に位置決めされた足受け領域を含む。足受け領域は、剛性ベースの形態をとってよく、ベースを滑走ボードに装着するための剛性ベースの開口に受け入れられた剛性押さえ装置をさらに含み得る。ビンディングベースは、ビンディングが押さえ装置を介して滑走ボードに固定されている場合に滑走ボードの屈曲力に応じて互いに対して可動(例えば旋回可能)である内側ベース領域および外側ベース領域により特徴付けられ得る。内側および/または外側領域の可動配置により、滑走ボードの曲げに対する剛性ビンディングの抵抗が緩和する。押さえ装置および/またはベースの一方または両方が、ボードの外向き湾曲、または滑走ボードに作用する他の力に応じて内側および外側ベース領域の動きを容易にするように構成され得る。
いくつかの態様によると、滑走ボード用ビンディングは、ビンディングの中間部分に沿って互いに間隔を置いて配置されて押さえ装置装着領域を画定する内側領域および外側領域を有するベースを含む。中間部分の内側および外側領域は分断されており、ギャップが押さえ装置装着領域の内側および外側領域のちょうど間に延在する。押さえ装置は、ベースと協働し、ビンディングが装着されるボードの曲げ力に応じて互いに対して動くように構成された第1部分および第2部分を有する。押さえ装置は、一体構造から形成される単一ユニットであってもよく、または協働する2つ以上の構成要素から構成されてもよい。あるいは、押さえ装置は、滑走ボードに装着された場合に協働するように配置された、独立した別々の構成要素を含み得る。
いくつかの態様によると、ビンディング、ビンディング用ベースプレート、および/またはビンディング用押さえ装置は、パラレログラミング(すなわち、内側および/または外側領域がボードの上面で回転する、またはビンディングのヒール−トウ方向で互いに対向して/互いに対して動く)および/または反り(すなわち、内側および外側領域の部分が互いに離れる)といったビンディングの望ましくない歪みに抵抗するように構成され得る。滑走ボードの曲げ力への抵抗を最小限にするように構成されたビンディングに限定されないが、この様なビンディングは、特に望ましくない歪みに対して影響を受けやすいことがある。ビンディングは、ビンディングの前端部等において、望ましくない歪みに抵抗するためにビンディングの内側および外側領域を連結するブリッジを含み得る。さらに、またはあるいは、インターフェースは、パラレログラミングおよび/または反りに抵抗するために押さえ装置とビンディングベースとの間に設けられ得る。いくつかの態様によると、ビンディングは、一体型ベースおよび押さえ配置を含む、または代わりに、ベースと、ベースを滑走ボードに固定するための別個の押さえ装置とを含み得る。
事実上、本明細書では「滑走ボード」は、一般に乗り手が面を渡ることを可能にするあらゆるボード型構造および他の装置を指す。いくつかの非限定的な滑走ボードの例には、スノーボード、スキー、水上スキー、ウェイクボード、カイトボード、サーフボード等が含まれる。しかし、理解を容易にするために、また、発明の範囲を制限しないために、本発明の態様は本明細書ではスノーボードに関連して説明する。
「押さえ装置」という用語は、一般にビンディングを滑走ボードに固定するために使用され得るビンディングの構成要素を指すことも理解されよう。本明細書で説明するいくつかの実施形態では押さえディスクを指すが、押さえ装置は他の全体形状をとってもよく、結果として押さえ装置は、ディスク形状、およびビンディングベースから独立した構成要素を構成することに限定されないことが理解されよう。
スノーボード用ビンディングは、トウストラップ、インステップストラップ、およびシンストラップのうち1つ以上を有するストラップ型ビンディング(トレイビンディングとしても知られる)、ステップインビンディング、ハイブリッド型ストラップ/ステップインビンディング、および乗り手のブーツをスノーボードに留めるための他の配置を含み得ることも理解されよう。さらに、上記したあらゆるスノーボードビンディングがハイバック、および、追加的にハイバックの前傾を制限するための前傾調節器を含み得る。本発明の態様は、本明細書に明記されているか否かによらず、特定のビンディングの方式に限定されない。さらに、ビンディングは、チャネル型装着配置、4×4締結部インサートパターン、3D(登録商標)締結部インサートパターン、および当業者に明らかであろう他のビンディングインターフェースシステムを有するスノーボードに適合するように構成され得る。
図1は、剛性ビンディングの存在にも関らず、スノーボードフレックスを容易にするように構成される、剛性ビンディング20のある程度誇張された概略図である。ビンディング20およびスノーボード22が屈曲していない状態(実線で表される)、および屈曲している状態(破線で表される)の両方で示される。図示のように、ボード22がビンディングの下でかつ隣接して湾曲すると、ビンディング20の内側領域24および外側領域26が、ボードフレックスに応じて互いに対して(例えば旋回して)動く。この動きはビンディングベースのヒール−トウ方向に実質的に延在する(すなわち、図1のページの中へおよび外へ延在する)軸を中心として特徴付けられ得る。ビンディングが、スノーボードの軸に垂直に(すなわち、スタンス角度0度で)装着される場合、押さえ装置の旋回軸およびビンディングベースの軸は一致する。多くの乗り手は、ボード軸に対する角度で1つまたは両方のビンディングを装着し、前および後ろのビンディングを異なる角度で有し得る。押さえ装置の旋回軸およびビンディングベースの軸が一致しない場合、ボードの外向き曲げ力に応じてビンディング軸を中心としたビンディングベースの動きが生じるであろうが、この様な動きは、曲げ軸が押さえディスクの旋回軸と一致する場合と同一ではないであろう。ビンディングの望ましくない歪みの特定のタイプが図2Aおよび図2Bで概略的に表され、ここで実線は歪みのない状態のビンディングの内側領域24および外側領域26を表し、破線は様々な歪んだ状態を表す。パラレログラミングは、内側および/または外側領域がボードの上面で回転する、またはビンディングのヒール−トウ方向で互いに対向して/対して動くことを含み、図2Aに破線で示される。図2Bの破線は反りのタイプを表し、内側および外側領域のトウ端部28が互いに離れることを含む。反りは、中央部分ならびに/もしくは内側および外側領域のヒール端部が、互いから離れて広がることを含み得ることも理解されよう。
図3および図4は、内側ベース領域24および外側ベース領域26、ならびに、内側側壁32および外側側壁34により特徴付けられるベースプレートを含むビンディング20を示す。ベース領域は、少なくとも部分的に押さえ装置受け領域で2つの領域の間のギャップまたは隔たりがあることにより、ヒール−トウ軸30を中心として互いに対して動く(例えば屈曲するまたは旋回する)ように配置される。上記記載からわかるように、従来のトレイビンディングの押さえディスク受け開口は、対照的に、1つの側壁からもう一方の側壁へと延在するベース材料により完全に囲まれ、内側および外側ベース部分の相対的な屈曲に抵抗する側壁と側壁との間に連続した剛性ベースまたはフロアを与える。締結部インサートまたはチャネル90に収められたT型ナット等、スノーボードのビンディングインターフェースに取り付けるための締結部または他の部品を受けるための開口またはスロット77を有する押さえ装置44により、ベースはスノーボード22に固定される。押さえ装置は、ヒンジ50により連結された第1部分46および第2部分48を有する。ヒンジは、押さえ装置44の第1部分46および第2部分48が、ボードがビンディングから離れる(すなわち外側に)曲げ力に応じて動くことを可能にする。ビンディングベースの後部またはヒール端部は、図示のように開放されていてもよく、またはボードの曲げに応じて内側および外側ベース領域の内側屈曲を可能にするように配置されてよい。ビンディングが装着される場合に、スノーボードの曲げを容易にするビンディング構成要素の他の構成が考えられ、この様な他の配置のいくつかは本明細書でより詳細に記載する。
トレイ方式ビンディングと比較すると、押さえ装置受け領域、およびその前後の位置でベースを中断する等により、ボードフレックスを容易にするようにベースを構成することは、パラレログラミングまたは反りの影響を受けやすいビンディングを変化させ得る。図3および図4で示すビンディングのトウ端部または前部の内側および外側領域は、ビンディングの望ましくない歪みに抵抗するように構成され得るブリッジ52により互いに連結し得る。ブリッジ52は互いから離れるトウ端部28の動きに抵抗し、そして反り型の歪みに抵抗する。ビンディングは内側および外側ベース領域を互いに連結してトウ端部、ヒール端部、ビンディングの中央部分、および他の位置、ならびにこれらの組み合わせにおける反りに抵抗する1つ以上のブリッジを含み得る。
いくつかの実施形態によると、ブリッジは内側および外側領域が互いに向かって屈曲することを可能にしながらも、望ましくない歪みに抵抗するように構成され得る。ブリッジの特定の実施形態は、パラレログラミングと関連するビンディングの垂直軸(乗る際に見られる)等、他の方向よりもビンディングのヒール−トウ軸で延在する軸を中心としてより容易に屈曲するように構成される。これは、ブリッジの幅Wよりも小さいブリッジ52の厚さTを有することにより、図3の実施形態において達成される。また、ブリッジの底は図示するようにベース領域の底の上に位置し得る。一実施形態によると、ブリッジ52は約5mmの厚さおよび約20mmの幅(約1:4の比率)を有し得るが、他の幅、厚さおよび比率もまた可能である。ブリッジは、他の方向の軸よりもヒール−トウ軸を中心とする更なるフレックスを可能にするように適応される複合物から構成される等、他の手法によりヒール−トウ軸を中心として、他の方向よりもより屈曲するように構成され得ることが理解されよう。さらに、またはあるいは、図1に示すような動きを可能にするために他の部材がブリッジに組み込まれてよく、これにはピン型ヒンジ、リビングヒンジ、またはヒール−トウ軸を中心とした動きを可能にする一方で、他の方向の曲げに抵抗する他の屈曲連結部を含むことが含まれる。特定のビンディングベースの実施形態にはブリッジがない場合があることも理解されよう。
いくつかの実施形態によると、ヒールフープ54もまた、望ましくない歪みに抵抗し得る。これは、他の方向よりも、ビンディングベースのヒール−トウ軸を中心としてより容易に屈曲するヒールフープにより達成され得る。ヒールフープは、幅Wよりも少ない厚さTで構成され、図1に示すようなビンディングの動きを可能にし得る。さらに、または、あるいは、ピン型ヒンジ、リビングヒンジ、伸縮継手、圧縮継手等の屈曲配置がヒールフープに組み込まれ得る。
図3〜図6Bに示すビンディング20は、ビンディング20をボード22に固定する押さえ装置44を含む。図示するように、押さえ装置44は、第1部分46および第2部分48を含む(より適切な用途のため、本明細書では、第1部分および第2部分は内側部分および外側部分と呼ばれ得る)。第1部分および第2部分は、旋回軸56を有するヒンジにより、図示する中央領域73等で互いに対して屈曲して連結する。ヒンジ以外の他のタイプの屈曲連結部も考えられ、特定のこれらの配置は本明細書で説明する。第1部分46および第2部48の各々は、少なくとも1つのねじ型締結部78を受入れるための穴、一組の穴77、1つ以上のスロット、またはこれらの組み合わせを有して、押さえ装置44、および結果としてそこに入れ子にされるビンディングベース20をボード22に固定する。第1部46および第2部48の各々に示す3つの穴77等の複数の穴またはスロットは、押さえ装置の選択的な位置決め、および結果としてスノーボードの縁に対するビンディングベースの選択的な位置決めを可能にする。第1部分46および第2部分48の各々の外縁64は、鉤状ベース係合部材60を含む。押さえ装置44の底面67に位置決めされた鉤状部材60の下面65は、複数の歯74を含み、これはビンディングベース20の対応する歯75と噛み合って、複数の異なる角度方向の1つでビンディングベースおよび押さえ装置を固定し得る。鉤状部材の部分61は、装置の中央領域73に向かって面しており、装着される際に、ビンディングベースの対応する押さえ装置係合部材62(図3〜図6Bの実施形態では突出部)に接触し得る。円弧状溝70は、鉤状部材により押さえ装置の下面で画定される。第1および第2部分の各々の外縁64の部分は、中央領域73から半径方向に離れる方向にさらに延在し、それによって外縁は、ビンディングベース20の対応する止めと係合し得る回転止め80として機能する一対のショルダを画定する。
上記するように、押さえ装置44は、ボードの外側湾曲力に応じて互いに向かって動くことができる、第1部分46および第2部分48を含み得る。図3〜図6Bの実施形態では、ヒンジ50は第1部分46および第2部分48を連結する。図示するように、ヒンジ50は旋回軸56を含む。押さえ装置は、先端−尾部方向および縁−縁方向を有し、旋回軸56はいずれかの方向に沿って(図では縁−縁方向に沿って延在する)、または特定の用途に適したあらゆる他の方向に配置される。押さえ装置44は図示するヒンジ50の配置に限定されず、第1および第2部分の動きを可能にする他の機構も考えられ、これには第1および第2部分を連結するリビングヒンジ(例えば、オーバーモールドされたプラスチックにより結び付けられた金属の第1部および第2部)、第1および第2部分を連結するつなぎ縄、1つ以上の玉継ぎ手またはソケット継ぎ手、互いに向かって動く第1および第2部分を導く入れ子継ぎ手、および他の継ぎ手が含まれるがこれらに限定されない。さらに、または、あるいは、全ての実施形態が屈曲連結部を含むのではないが、押さえ装置は互いに独立する2つ以上の部分を含み得る。
特定の実施形態では、押さえディスク、最終的にはスノーボードの軸に対するビンディングベースのスタンス角度調節が提供され得る。押さえ装置の複数の歯74は、ビンディングベースのベース領域の対応する歯75と係合し、締結具がボードのインサートまたは他のビンディングインターフェースと係合する際に、ビンディングベースを所望のスタンス角度に回転させ、その位置で維持することを可能にする。図6Bに示すように、複数の歯は、鉤状部材60の裏面65に位置決めされ、押さえ装置の円弧状部(および対応するベースプレート領域)に沿って延在し、異なる回転位置での係合を可能にする。図3〜図6Bの実施形態では、複数の歯74は押さえ装置の中央領域から外側に傾斜するが、他の向きが可能であり、これには垂直方向、平行方向、および異なる角度または異なる向きに曲がる歯が含まれる。押さえ装置の表面は、押さえディスクに対するスノーボードビンディングベースの向きを示す角度指示マークを含み得る。図示するように、押さえ装置は、押さえ装置を滑走ボードに取り付けるための締結部を受けるための2つ以上の開口またはスロットを備える本体部分を含み得る。複数の角度調節歯は、本体部分から外側に延在するリップ上に設けられ得る。リップは、複数の歯を支持する垂直、平行、傾斜または湾曲表面を含み得る。さらに、特定の実施形態では、第1および第2押さえ部分は、共に砂時計状構成を有し得る。すなわち、図示するように湾曲し得る広い外縁、および押さえ装置の旋回軸にあるような狭い中央領域またはくびれ部である。
押さえ装置およびビンディングベースは、特に反りおよび/またはパラレログラミングを含む特定のタイプのビンディングの歪みおよび/または動きに抵抗するように配置され得る。図5、図6A、および図6Bに示すように、内側押さえ部分46は、押さえ装置44の内側外縁から離れて面する鉤等のベース係合部材60を含み、または言い換えると、押さえ装置44の中央領域73に向かって面する。そして、ベースの相補的押さえ装置係合部材62は、ビンディングの内側側壁32に向かって面する。鉤状部材60の表面61とビンディングベース20の押さえ装置係合部材62(これも鉤であり得る)との間の係合は、装着される際に、ビンディングベースの領域が中央領域73から遠ざかることに抵抗し得る。この点において、図2Aに示すような反りは抵抗され得る。図3〜図6Bの実施形態に示す鉤状部材60は、湾曲の一定曲率について延在し、この点において押さえ装置に対するビンディングベースの全ての回転方向における反りに抵抗を与える。相補的ベース/押さえ装置係合部材は、図3〜図6Bの実施形態が限定的でないように、他の方法で構成され得ることが理解されよう。例として、いくつかの実施形態では、複数の受け口および突出部(例えば釘および穴)が、押さえ装置およびベースの相補的係合表面に位置決めされ、またビンディングベースおよび押さえ装置を異なる角度方向で連動させるように構成され得る。この歪み抵抗部材は、押さえ装置に対するビンディングベースのいくつかのまたは全てのスタンス角度位置に与えられ得る。
集合的に、歯74、75と係合部材60、62との相互作用は、ビンディングベース領域を押さえ装置の対応部分に効果的にロックし得る。すなわち、押さえ装置44の部分の歯74およびビンディング係合部材60の組み合わせは、複数の方向または全ての方向にけるビンディングベース領域の動きに集合的に抵抗するように位置決めされ得る。例として、歯74、75間の係合は、ビンディングベース領域と押さえ装置の一部との間の回転に抵抗する。鉤状部材60(または他のビンディングベース係合部材)との相互作用により、ビンディングベース領域が押さえ装置の対応部分から離れるまたは対応部分に向かって動くこと、および/または、ビンディングのヒール−トウ方向に動くことに抵抗し得る。このように、ビンディングベース領域を押さえ装置部分に係合することにより、押さえ装置がボードに固定して装着される際に、図2Aおよび図2Bに示すような望ましくない歪みに抵抗し得る。
いくつかの実施形態によると、押さえ装置46、48の部分は、スナップ嵌め型連結部等によりビンディングのベース領域24、26と連動し得る。例として、図3〜図6Bの押さえ装置の溝70は、ビンディングベース領域の対応する突出部71を受け、突出部71と連動し、押さえ装置に対してビンディングベースを正確におよび/または固定して位置決めし得る。いくつかの実施形態では、溝はビンディングのベース領域上に存在し、対応する突出部は押さえ装置上に存在し得る。対応する突出部は、ビンディングベースまたは押さえ装置のいずれかの溝の一部でもあり得る。いくつかの実施形態によると、溝および対応する部材は、わずかな隙間がある状態、隙間がない状態、またはわずかな締まり嵌めがある状態で嵌め込まれ、この達成に役立つ。押さえ装置44の第1部分46および第2部分48は、上面を中心とする係合したベース領域のボードの回転に抵抗するように構成されてパラレログラミングに抵抗することを助長し得る。例として、図3および図4の押さえ装置の第1部分46および第2部分48の各々は、単一のねじ締結部78でスノーボードに装着される。第1および第2押さえ部分(およびビンディングの潜在的な対応部分)が互いに接触しないことで、ねじ締結部に伴う締付力が克服される場合、第1および第2押さえ部分はスノーボードの上面で回転することが可能になり得る。しかし、ヒンジ76の表面は互いに接しており、このような回転に抵抗する。他の実施形態では、互いに独立する(例えば、互いに連結していない)第1および第2押さえ部分は、互いに接していない表面を含み回転に抵抗し得る。いくつかの実施形態によると、これらの表面は単に互いに隣接して位置決めされており、それによって表面と表面との間で接触が起こり、1度またはそれ以上の回転、2度またはそれ以上の回転、あるいは5度またはそれ以上の回転といった他の角度の中での初期量の回転が起こった後に更なる回転に抵抗し得る。他の実施形態では、各押さえ部分は複数の締結部でボードに固定されてボード上面についての回転に抵抗し得る。
ビンディングベースおよび/または押さえ装置の実施形態は、1つ以上の回転止め80を含み、ビンディングベースがスノーボードに装着され得る角度位置の範囲を制限し得る。角度位置の範囲を制限することによって、ビンディングと押さえ装置との間の係合の最小量を確実にすることができ、結果としてビンディングのスノーボードへの固定装着を確実にする。図4に示すように、止めは押さえ装置の第1および第2部分の各々に一対のショルダを含み得る。各対の第1ショルダまたは突出部は、ビンディングの対応する止め(ショルダまたは突出部)と係合して時計方向の特定の角度を超える回転を防ぎ得る。各対の第2ショルダまたは突出部はビンディングの対応する止めに接触して反時計方向の回転を制限し得る。他の実施形態では、止めは第1および第2押さえ部分、ならびに、ビンディングの対応する領域の中の1つのみに位置決めされてよく、他の実施形態では止めが完全になくてよい。止めは、ビンディングベースおよび/または押さえ装置に一体化してもよく、スノーボードビンディングの締結具から独立してもよいことも理解されよう。
ビンディングの実施形態は、広範囲のスノーボードビンディング装着システムに適合可能であり得る。図3〜図6Bに示す押さえ装置は、ビンディングを、ザ・バートン・コーポレーションが販売するICS(登録商標)チャネル方式ビンディングインターフェースを備えるスノーボードに装着するように構成される。図3〜図6Bのビンディング20またはその変形例は、単に押さえ装置44を替えることにより、他のタイプの締結システムを用いてスノーボードに装着することも可能である。例として、図7に示す押さえ装置44は、4×4配置ねじインサートを有するスノーボード22にビンディング20を装着するために使用され得る一方で、図8の押さえ装置は、3D(登録商標)ねじインサートパターンを有するスノーボードで使用され得る。押さえ装置は、他の締結配置を有するスノーボードにビンディングを装着するように構成され、または、本発明の態様がこの点について限定されていないように、2つ以上の締結配置と適用可能であり得る。
押さえ装置44は、図9Aおよび図9Bの実施形態で示すように、互いに独立する第1部分46および第2部分48で構成され得る。このような実施形態では、第1および第2部分は直接の物理的連結部がないために互いに対して自由に動き得る。他の実施形態によると、押さえ装置は、本発明の態様が第1押さえ部分および第2押さえ部分のみを有することに限定されていないように、3つ以上の独立部分を含み得る。
図9Aおよび図9Bに示す各押さえ装置は、締付プレート82および締付プレートから独立した位置決めプレート84を含む。図示するように、位置決めプレートは、押さえ装置44に対して回転してビンディング20を係合し位置付ける複数の歯74を含む。ビンディングをスノーボードに装着するために、締付プレート82は、位置決めプレート84およびビンディングの部分の上に位置決めされる。ねじ締結部は、締付プレートおよび位置決めプレートの穴77を貫通し、締付プレートおよび位置決めプレートをビンディングおよびスノーボードの上面に固定するように締め付けられる。締付プレートは、押さえ装置の外縁から離れて面する係合部材も含んでビンディングの歪みに抵抗する。
図10Aおよび図10Bは、ビンディング20を、図3に示すようなチャネル型ビンディング装着システムを有するスノーボード22に装着するように構成された押さえ装置の代替的実施形態を示す。図示の実施形態は、図9Aおよび図9Bのように、各々が締付プレート82および位置決めプレート84を有する第1部分46および第2部分48を含む。第1部分および第2部分の各々は、鍵86によりもう一方に連結される。鍵86は、部分46、48が鍵に垂直なヒール−トウ軸を中心として互いに対して屈曲することを可能にする。
図10Aおよび図10Bに示す鍵86は、押さえ装置44の第1部分46および第2部分48を位置決めすることに役立ち得る。例として、鍵86は、第1部分および第2部分を一定距離で互いから離して保持し、位置決めプレート84が互いに向かって動くことによりビンディングの対応部分から離れることを防ぎ得る。これは、図10Aおよび図10Bの実施形態において、図10Bに示すような各部分46、48を通る鍵の曲げ88により達成される。図10Aおよび図10Bの鍵は、さらに、または、あるいは、スノーボード22のチャネル90内にはまり込んでチャネルの縁と相互作用するように下方に延在し得る。鍵86とチャネル90の縁との相互作用は、鍵がスノーボードの頂面から上方へと延在する軸を中心として回転することに抵抗し得る。そして、鍵は曲げの部分と鍵との相互作用により、押さえ装置の第1および第2部分の各々が上面を中心として回転することを制限し得る。この相互作用は、当然パラレログラミングに抵抗する。別の実施形態では、二部鍵(1つの部分が第1および第2部分の各々に関連付けられる)が代わりに使用され得る。
押さえ装置の実施形態は、鋼、アルミニウム、プラスチック、複合材料、および他の材料を含むさまざまな材料から構成され得るが、これらに限定されない。図3〜図5、図6、図7、および図8の実施形態は、繊維強化プラスチック構造を含むプラスチック構造に特に適切であり得る。図9A〜図9Bおよび図10A〜図10Bの実施形態は、プラスチックの位置決めプレートおよび金属の締付プレート、ならびに金属の鍵で適切に構成され得る。しかし、他の材料も使用され、考えられることが理解されよう。
中底92は、内側および外側ベース部分36、38の上に位置決めされて乗り手のブーツを受けるための表面を提供し得る。中底の一実施形態を、図11Aおよび図11Bに示す。図示のように、中底92は、それぞれビンディング20に接続する傾斜トウサポート94およびヒールサポート96を含む。中底92は、押さえ装置44、ならびにビンディングの内側ベース部分36および外側ベース部分38の上にある中央部分98も含む。
中底の中央部分98は、ビンディングがスノーボードに装着またはスノーボードから外される際に、あるいは、ビンディング位置を調節する際に、ビンディングから持ち上げられ、ビンディングのベース部分にアクセスできるようにして押さえ装置44を受け得る。図11Aに示すように、中央部分98は、リビングヒンジ100により傾斜トウサポート94に連結するが、他のタイプの連結部も可能である。このヒンジは、中央部分がビンディングに連結したままで上方に旋回することを可能にする。
中底は、複数の方法でビンディングに連結され得る。図11Aおよび図11Bの実施形態では、中底92の傾斜トウサポート94は、ビンディング内側領域のトウ端部と外側領域のトウ端部を連結するブリッジ52に締結される。ヒールサポート96は、ビンディングのヒール端部の溝で受け入れられるクリップを含む。他の連結部も考えられることが理解されよう。
[実施例]
本発明の実施形態により構成されたビンディングのボードフレックスへの影響を特徴付けるために試験が実施された。試験は、米国特許出願公開第2008/0030000A1に示されるものと概して同様のチャネル装着システムと共に使用される、EST(登録商標)ベースレスビンディング、ヒンジされた押さえ装置を含む概して図3に示すように構成されたビンディング、および従来の押さえディスクを含む従来のトライアッド(TRIAD)(登録商標)のトレイ方式ビンディングについて実施された。各ビンディングは共通の材料(選択的レーザー焼結(SLS)プロトタイピングプロセスにより形成されるプラスチック)から構成され、乗り手の右足用に構成される中型のものであった。チャネル装着システムを備える2009年型ヒーロー(Hero)(登録商標)スノーボードが、各試験のために使用された。4番目の試験は、比較のためにビンディングを有さないスノーボードについて実施された。
表1は3点曲げ試験の結果を示す。ボード/ビンディングアセンブリは、ビンディングの内側面および外側面の外にある2つの点で支持され、480mmの距離で離れていた。引張り/圧縮試験機を使用して、40mm下方の、ビンディングの足受け領域内で位置決めされたボード/ビンディングアセンブリの3番目の点を撓ませた。40mmの撓みを実現するのに必要な力量は、各ボード/ビンディングアセンブリについて記録され、以下の表1に示される。3点曲げ試験は、ビンディングを有さないボードについても実施された。試験結果からわかるように、従来のトレイビンディング(試験3)と比較して少しの力がヒンジされた押さえ装置(試験2)を有するビンディングを持つボードを曲げるのに必要とされる。
以下の表2は、ボードのみの剛性(図1の試験4)を減じた後のビンディング/ボード組み合わせ(図1の試験1〜3)の各々に関連する剛性における荷重および割合の変化を示す。また、表2は、ボードのみに対する各ビンディングに関連する剛性の割合増加を示す(ヒンジされた押さえディスクを有するビンディング(試験2)は従来のビンディング(試験3)よりも剛性が低い)。
第2試験は、ボードのフレックス特性を除外して表1に関して上述する各々のビンディングの剛性を判定するために実施された。各ビンディングは、ビンディング装着表面の下で縁−縁方向で2つに分割されたスノーボードに装着された。分割されたボード/ビンディングアセンブリは、ビンディングの内側面および外側面の外にある2つのローラ上で支持され、135mmの距離で離した。引張り/圧縮試験機を使用して300Nの力でビンディングの足受け領域内の中心に置かれた、分割されたボード/ビンディングアセンブリの3番目の点を撓ませ、ここでは分割されたボード/ビンディングの撓みおよび剛性が記録された。以下の表3はこの試験の結果を示す。ここでもまた、ヒンジされた押さえ装置を有するビンディングは、従来のトレイビンディングよりも剛性が低い。
本発明の態様は、本発明の態様による例示的な実施形態を示す図を参照して本明細書に記載することを理解されたい。本明細書に記載する例示的な実施形態は、本発明の全ての態様を示すように必ずしも意図されていないが、いくつかの例示的な実施形態を記載するために使用される。例えば、本発明の態様はスノーボードと組み合わせて使用するスノーボードビンディングを参照して上述するが、本発明の態様はウェイク、スキー等を含むあらゆる適する滑走ボードおよび対応するビンディングで使用され得る。従って、本発明の態様は例示的な実施形態に照らして狭く構成されるように意図されていない。さらに、本発明の態様は、単一で、または、本発明の他の態様とのあらゆる適した組み合わせで使用され得ることを理解されたい。
本発明の少なくとも一実施形態のいくつかの態様を記載したが、様々な代替、変更、および改良を当業者が容易に考えることは理解されよう。この様な代替、変更、および改良は、本開示の一部であることが意図され、本発明の精神および範囲内であることが意図される。従って、上述の記載および図面は、例示のためだけである。

Claims (16)

  1. ビンディングベースを滑走ボードに装着するための押さえ装置であって、
    第1剛性押さえ部分であって、ビンディングベースの第1側の相補的押さえ部分受け領域と係合して前記ビンディングベースを滑走ボードに固定するように配置された第1剛性押さえ部分と、
    第2剛性押さえ部分であって、ビンディングベースの第2側の相補的押さえ部分受け領域と係合して前記ビンディングベースを滑走ボードに固定するように配置された第2剛性押さえ部分と、
    前記第1剛性押さえ部分と前記第2剛性押さえ部分とを相互に連結させ、かつ前記第1剛性押さえ部分および前記第2剛性押さえ部分の互いに対する動きを可能にする、ヒンジ連結部と、
    を含む、押さえ装置。
  2. 前記ヒンジ連結部は、前記第1剛性押さえ部分および前記第2剛性押さえ部分が互いに対して可動である旋回軸を含む、請求項1に記載の押さえ装置。
  3. 前記ヒンジ連結部はリビングヒンジを含む、請求項1に記載の押さえ装置。
  4. 前記第1剛性押さえ部分および前記第2剛性押さえ部分の各々は、湾曲した外縁を含む、請求項1に記載の押さえ装置。
  5. 前記第1剛性押さえ部分および前記第2剛性押さえ部分は、砂時計形状を成す、請求項1に記載の押さえ装置。
  6. 前記第1剛性押さえ部分および前記第2剛性押さえ部分の各々の複数の歯であって、ビンディングベースが複数の異なる角度位置の1つで前記押さえ装置に対して配置されるようにビンディングベースの対応する歯と係合可能である、複数の歯をさらに含む、請求項1に記載の押さえ装置。
  7. 前記ヒンジ連結部は、前記押さえ装置の中央部分に位置決めされ、前記第1剛性押さえ部分は前記中央部分に向かって面する、ビンディングの望ましくない歪みに抵抗するためのビンディングベース係合部材を有し、また前記第2剛性外側押さえ部分は、前記中央部分に向かって面する、ビンディングの望ましくない歪みに抵抗するためのビンディングベース係合部材を有する、請求項1に記載の押さえ装置。
  8. 前記第1剛性押さえ部分は第1溝を含み、また前記第2剛性押さえ部分は第2溝を含み、前記第1および第2ビンディングベース係合部材は、前記各第1溝及び第2溝を部分的に画定する、請求項に記載の押さえ装置。
  9. 前記第1溝及び第2溝はそれぞれ円弧形状を有し且つ共通の半径上にある、請求項に記載の押さえ装置。
  10. 前記第1および第2ビンディングベース係合部材は鉤状である、請求項に記載の押さえ装置。
  11. 前記溝の各々は、本体部分およびリップ部分により画定され、前記本体部分は、前記リップ部分よりも低く延在する、請求項に記載の押さえ装置。
  12. 少なくとも1つの回転止めであって、ビンディングベースの回転止めと協働可能であることで前記押さえ装置に対するビンディングベースの角度方向を制限する少なくとも1つの回転止めをさらに含む、請求項1に記載の押さえ装置。
  13. 前記押さえ装置に対するビンディングベースの向きを示す、前記剛性押さえ部分の少なくとも1つの角度指示マークをさらに含む、請求項1に記載の押さえ装置。
  14. 前記押さえ装置を滑走ボードに固定するための受けられる締結部に適合された少なくとも2つの開口またはスロットをさらに含む、請求項1に記載の押さえ装置。
  15. 前記各剛性押さえ部分は、本体部分と、前記本体部分に形成されたリップと、前記押さえ装置を滑走ボードに固定するための締結部を受け入れ且つ前記本体部分に位置する少なくとも2つの開口またはスロットと、円弧に沿って延在する前記リップに位置する複数の歯であって、ビンディングベースが前記押さえ装置に対して複数の異なる角度位置の1つに配置されるようにビンディングベースの対応する歯と係合可能である複数の歯とを含む、請求項1に記載の押さえ装置。
  16. スノーボードのビンディングベースと組み合わせられる、請求項1に記載の押さえ装置。
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