JPH02107192A - 細菌に外来dnaを導入する方法 - Google Patents

細菌に外来dnaを導入する方法

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JPH02107192A
JPH02107192A JP63257267A JP25726788A JPH02107192A JP H02107192 A JPH02107192 A JP H02107192A JP 63257267 A JP63257267 A JP 63257267A JP 25726788 A JP25726788 A JP 25726788A JP H02107192 A JPH02107192 A JP H02107192A
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bifidobacterium
cells
dna
suspension
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Takemitsu Oomori
大森 健充
Yohei Natori
名取 與平
Fumio Imamoto
今本 文男
Yasumasa Kano
康正 加納
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RIKEN Institute of Physical and Chemical Research
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Nisshin Seifun Group Inc
RIKEN Institute of Physical and Chemical Research
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ビフィドバクテリウム属(Bifid。
bacterium属)の細菌の細胞内に外来DNAを
導入する方法に関する。
更に具体的には本発明は、エレクトロボレーシコン法(
電気穿孔法)をビフィドバクテリウム属の細菌に適用し
、細菌の細胞内に外来I) N Aを導入することによ
り形質転換されたヒフイドバクテリウム属の細菌を得る
方法に関する。
〔従来の技術] これまでに微生物に外来性の遺伝子(DNA)を導入し
て−の宿主微生物に外来性の遺伝子の遺伝情報を発現さ
せる多くの試みが行われている。
そしてこの外来性の遺伝子が導入された微生物すなわち
形質転換体を得る種々の方法の提案が既になされている
しかしながら、外来性の遺伝子の導入については微生物
の種類によって、固有の条件と問題点かあり、成る方法
が特定の微生物に適用可能であってもその方法がそのま
ま他の微生物に適用しえない場合も多い。
例えば、大腸菌に外来性の遺伝子を導入する方法として
CaCQ2を用いる方法などがあり枯草菌や酵母ではプ
ロトプラスト法等が広く知られているところであるが、
ビフィドバクテリウム属の細菌に関しては上記したいず
れの方法を採用してもその細胞内に外来性のDNAを導
入することは困難であって、これらの細菌の細胞内への
外来性のDNAの導入法の開発が望まれていた。
ビフィドバクテリウム属の細菌は動物の腸内菌叢の主要
なメンバーとして知られた細菌であって、その宿主との
かかわり合いにおいて宿主の健康に大きく影響を与える
細菌である。すなわち腸内菌叢中のビフィドバクテリウ
ム属の細菌のバランスが失われる場合、種々の症状が現
れ、このバランスが回復するとこの症状が消失するなど
、宿主の健康に大きくかかわるものである。かかる症状
の主たるものに、下痢、消化不良、などがある。
このようにビフィドバクテリウム属の細菌は宿主動物の
健康に影響を与えるきわめて重要な細菌で、この菌に所
望の性質が発現するように人為的な改変を加える手段の
開発が切望されてきたところであるが、いまだかかる手
段の開発には成功していない。
ところで、最近になって哺乳類細胞に外来性のDNAを
導入する方法としてエレクトロポレーション法が提案さ
れた。
この方法は、一対の電極を有する容器に細胞の懸濁液と
導入すべきDNAを入れ、高電圧パルス電流を流して細
胞膜を変化せしめ(例えば物理的な障害を与え)、この
変化した膜を通して外来性のDNAを細胞内に導入しよ
うというものである。すなわち、このエレクトロポレー
ション法は細胞膜の局所的な一時破壊に基づく物質の透
過性の増大を利用しようとするもので、これまでにサイ
ズの大きい動物細胞および植物細胞への外来性のDNA
の導入のための技法として用いられている。微生物に対
するこのエレクトロポレーション法の適用の試みは酵母
および細菌(B、 cerus)のプロトプラストにつ
いて既に行われている〔稲葉浩子外2名による総説「電
気穿孔法による哺乳類細胞への遺伝子導入」蛋白質核酸
酵素vo1. 32.  No、l (1987) 1
O=21頁参照〕ものの、ビフィドバクテリウム属の細
菌に対してはこの方法の適用可能性を報告した報文は知
られていない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記したところから、ビフィドバクテリウム属の細菌の
細胞内に外来性のDNAを導入する方法が求められてい
るものの、細胞内に外来性のDNAを導入する上記公知
の手法は適用することができなかった。
従ってこのビフィドバクテリウム属の細菌に対する新し
い細胞内への外来性のDNAの導入手法の開発が求めら
れt;のである。
〔問題点を解決するための手段〕
かかる現状に鑑みて本発明者らはビフィドバクテリウム
属の細菌について遺伝子操作上の問題点を克服してこれ
らの細菌の細胞内に外来性のDNAを導入するための有
用な技術を確立すべく研究を重ねた。
その結果、エレクトロポレーション法をこれらの細菌に
適用することによって所望のDNAを直接導入すること
に成功し本発明を完成させた。
すなわち、本発明者らはビフィドバクテリウム属から選
ばれる細菌を培養し、菌体を捕集し、この菌体と外来性
のDNAとを含む懸濁液にパルス電流を通電することに
よって外来性のDNAをビフィドバクテリウム属から選
ばれる細菌の細胞内に導入しうろことを見出したのであ
る。
従って本発明は、ビフィドバクテリウム属の細菌の浮遊
細胞と外来性のDNAとを含む懸濁液にパルス電流を通
電し、外来性のDNAをこれらの細菌の細胞内に導入す
ることを特徴とするものである。
更に本発明では、上記のビフィドバクテリウム属の細菌
と外来性のDNAとを含む懸濁液へのパルス電流の通電
に際してポリエチレングリコールなどを存在させること
ができる。
本発明によって形質転換しうるビフィドバクテリウム属
の細菌は、ビフィドバクテリウム属に含まれるすべての
種に属するものであって、代表例としてビフィドバクテ
リウム・ビフィダムぐBifidobacterium
 bifidum)、ビフィドバクテリウム・イン7ア
ンテイス(Bif idobacteriuminfa
ntis) 、ビフィドバクテリウム・ブレベ(Bif
idobacterium breve)、ビフィドバ
クテリウム・アドレセンテイス(Bif idobac
Leriumadolescent、is) 、ビフィ
ドバクテリウム・デンテイウム(Bifidobact
erium dentium)、ビフィドバクテリウム
・ロンガム(Bif idobacteriumlon
gum) 、ヒフイトバクテリウム・シュードロンガム
(Bifidobacterium pseudolo
ngum)、ビフイト、<クテリウム・サーモフィルム
(Bifido−bacterium  thermo
philum) 、ビフィドバクテリウム・アステロイ
デス(B i f 1dobac ter iumas
teroides) 、ビフィドバクテリウム−インデ
イカム(B百idobacterium indicu
m)などを挙げることができる。
本発明の方法は、誘導期、増殖期および停止期のビフィ
ドバクテリウム属の細菌に対して適用可能であるが、対
数増殖期の前期の生育段階の菌体を使用することが好ま
しい。この対数増殖期とは、菌を培地に接種して培養し
た場合に、最初のほとんど増殖しない時期(lag p
hase)の次にやってくる菌が最も増殖する時期(l
ogp h a s e )で、培養時間に対する菌数
(または濁度)の対数の関係が直線関係になる時期を指
すものである。この期間以外の段階の細菌に対してパル
ス電流を通電した場合の外来性のDNAの導入の効率は
低いものとなる。
この外来性のDNAの導入に好適した期間である対数増
殖期の前期は、ビフィドバクテリウム属の細菌を適当な
培地で培養し、各培養時間に対する各培養菌の濁度の対
数をフロントしく増殖曲線)、一定の濁度の範囲内とな
った時期と定められる。例えば、ビフィドバクテリウム
・ロンガム 108A株をブリックス(Br 1gg5
)培地で培養した場合には一般にA60G”約0.05
〜約1.0濁度、好ましくはA、。。−約0.05〜約
0.30濁度となった時期に相応する。
このようにして培養して得た細菌を適当な手段、例えば
遠心分離によって捕集する。この場合細菌の菌体に損傷
を与えI;す、生存率が低下するような分離手段はさけ
なければならない。
このように捕集された細菌を水(好ましくは蒸留水)又
は緩衝液中に分散懸濁せしめる。
この細菌の懸濁に用いる緩衝液としては、既知の緩衝液
を用いることができ、一般にpH5,5〜9の範囲のも
のを使用することができるが、例えばリン酸ナトリウム
緩衝液、トリス塩酸緩衝液またはこれらの緩衝液にシュ
ークロースを加えたものなどが挙げられる。
この細菌懸濁液中の細菌数は一般にはある程度多い方が
好ましいが、有用な形質転換体が得られる範囲で十分で
ある。
このビフィドバクテリウム属の細菌の懸濁液中に、菌の
細胞内に導入すべき外来DNAを添加混合する。この混
合はDNAに細菌懸濁液を添加して行ってもよい。一般
的に混合量が大であればそれだけ細胞内への導入の確率
は増大する。
通常0.01μ9 / c u t、・e t t e
以上あれば実施できる。
ここで混合されるDNAはビフィドバクテリウム属の細
菌の形質転換に用いうるすべてのDNAを含むものであ
って、例えば2〜3Kb程度の比較的低分子量のものか
ら50〜100Kb又はそれ以上の高分子量のものまで
が含まれうる。そしてこうしたDNAの具体例としては
、例えばpAMβ1(No、 lおよびNo−2); 
pc194などが挙げられる。
外来性のDNAと混和した懸濁液は次いでエレクトロポ
レーションに付される。
この方法では、一般的には、上記の懸濁液を一対の電極
を持った容器に導入し、0〜40°Cの温度で高電圧パ
ルスをかけることによってエレクトロポレーション(電
気穿孔)が行われる。
コノエレクトロポレーションのための装置は、多くのも
のが市販されており、例えば/くイオラツド(Bio 
Rad)社製のシーンパルサー(GenePulser
 ;商品名)、島津製作所製のGTE−1、ビーコン社
製のビーコン2000、ホファーサイエンスインスツル
ーメント(Hoffer  ScienceInstr
ument)社製のブロージエネーター および米国P
ds  Lnc、製のザラバー等がこの方法において利
用可能である。
この方法において、エレクトロポレーションを例えばポ
リエチレングリコールなどの共存下に行うことで更に形
質転換効率を増加させることができる。
ポリエチレングリコールとしては、例えばポリエチレン
グリコール2000.4000.6000および200
00などを使用することができる。また、ポリエチレン
グリコール濃度が高い程、一般に高い形質転換効率を示
す。一般には約30%(通電懸濁液中のポリエチレング
リコール重量%)までの濃度で好ましい効率が得られる
が、さらに高い濃度でも実施可能である。
また、本発明の方法では、通電される懸濁液中にMgC
l22、CaCl22、MnCl22等の無機物質が存
在していてもよいが、存在量は少ない方が好ましい。
このようにエレクトロポレーションに付したビフィドバ
クテリウム属の細菌を次いで公知の選別過程に付して得
られた形質転換体を選別する。形質転換体は、例えば各
種の抗生物質に対する耐性、特別な糖の資化能およびア
ミノ酸の要求性などにより選別される。これらの能力を
有する遺伝子は、本発明で使用するDNA中に予め入れ
られである。
次に実施例によってこの発明を更に具体的に説明するこ
とにする。なお、これらの実施例は本発明を説明するた
めのものとして開示するものであって、この記載によっ
て本発明が限定されるものと解されるべきではない。
なお、以下の実施例におけるエリスロマイシン耐性:]
aニミニ−mRコロニー、!:略記する)からのプラス
ミドの抽出ならびに確認は次の手順に従った。
プラスミドの抽出 エリスロマイシンをlμg/mQ含有する以下の実施例
1記載のブリッグス培地5mαにEm”コロニーを一白
金耳植付け、37°Cで終夜静置培養し、種培養液を得
た。エリスロマイシンを3μg/mQ含有するブリッグ
ス培地100m4に、この種培養液を1mQ植付け、3
7°Cで終夜静置培養した。次いで、得られた培養液1
00mQを、エリスロマイシンを3μg / m Q含
有するブリッグス培地900mαに植付け、37°Cで
4時間静置培養した。菌体を捕集しく遠心分離: 60
00rpm、 5分、4°C)、これをTES (30
mM Tris−CQ、+ 50mM NaCQ+ 5
 mM EDTABpH8,0) 50mQに懸濁し、
再度遠心分離して菌体を捕集した。この菌体を25%シ
ュークロース水溶液(25%シュークロース/ 50m
M Tris−CI2−1 mMEDTA ; pH8
,0) 8 mQに懸濁し、これにリゾチーム溶液(リ
ゾチームlomg/ 0.25M Tris−(、Ql
 mO,;pH8,0) 2 mQを添加し、37°C
で1時間保温した。
その後0°Cに冷却し、0.25M EDTA (pH
8,0)を3.2mα添加し、次いで10%5OS(ラ
ウリル硫酸ナトリウム)を3.2mα添加し、0°Cで
10分間静置した。これに5MNaCαを5.6mf2
添加し、ゆるやかに撹拌した後O″Cで1時間静置し、
遠心分離(24000rpm、 30分、4°C)によ
り上溝部を得t;。
この上溝部に等量の7エノールーCIAA混液CTE(
10mM Tr:5−CQ+−1m1il EDTA 
HpH8,0)飽和フェノール1容8とクロロホルム:
イソアミルアルコール(24:1)混液1容量との混液
〕を加えて振盪後、9000rpmで10分間遠心分離
し、上溝を得た。
この操作を更に2回繰り返した。得られた上清に同量の
CIAAを加え、振盪後、9000rpmで10分間遠
心分離して、上溝を得た。この上清に1710倍量の3
 M CHsCOONa水溶液および2.2倍量のエタ
ノールを加え、−80°Cで1時間静置した後、900
0rpmで10分間遠心分離した。得られた沈澱を70
%エタノールで洗浄し、乾燥し、セシウムクロライド超
遠心分離しく 99000rpmS16時間)、プラス
ミドバンドを捕集した。これをセファデックスG−25
カラムにより脱塩し、フェノールで3回抽出した後、エ
ーテルで洗浄し、次いでエタノールで沈澱せしめ、沈澱
を70%エタノールで洗浄した。乾燥後、得られたプラ
スミドを蒸留水に溶解して、以下の試験に供した。
プラスミドの確認 1、 プラスミドサイズ二上記のようにして得られたE
m”コロニーから抽出したプラスミドおよびpAMβl
No、lプラスミドをアガロースゲル電気泳動にかけて
移動度を観側し、同一の移動度を示す場合にそれぞれの
サイズが等しいものと評価する。
2、制限酵素の切断パターン:上記のようにして得られ
たEm”コロニーから抽出したプラスミドおよびpAM
βINo、1プラスミドを、制限酵素(EcoRI 、
 PvuI[、Hindnl、Kpn I等)で切断し
、アガロースゲル電気泳動を行って、切断断片を比較し
、両者の切断断片数および断片サイズが同一であった場
合、二つのプラスミドは同一であると判断する。
実施例 l 以下の培地組成を有するブリッグス培地を常法により調
製した。
培地組成ニ ドマドジュース抽出物*400mQ ラクトース                20gス
ターチ                 0.5g酵
母エキス〔デイフコ(Dirco)社製)      
hポリペプトン〔犬五栄養(株)製〕15gグルタミン
酸ナトリウム           29CHxCOO
Na・3Hz0               10g
XI(2PO4h NaCQ                     
5g蒸 留 水      全体が1000mρになる
まで添加pH−6,8 * トマトジュース抽出物は、市販トマトジュース〔デ
ルモンテ(Del Mont)社製〕に等量の蒸留水を
加え、約60℃で1時間加熱し、更に100°Cで5分
間加熱した後、冷却して、水不溶物を炉別して調製した
上記培地は、使用時にシスティン200mgおよびアス
コルビン酸ナトリウム3.4gを蒸留水’10mQに溶
解した溶液を添加して用いる。
得られた培地中ごビフィドバクテリウム・ロンガム(B
ifidoba−ctsrium longum)10
8A株を一晩37°Cで静置培養して得た培養液0.2
mQを新鮮な上記の培地LOmO,に接種し、これを3
7°Cで静置培養し、培地の濁度がA、。、=0.2と
なったところでこれを4℃で3000rpm 10分間
の遠心分離に付して集菌した。得られた菌体からなる沈
澱に氷冷した緩衝液(0、4Mのスクロースを含む8m
Mリン酸ナトリウム緩衝液pH7,0)を加え懸濁して
、洗浄し、これを4℃で300Orpm 10分間の遠
心分離に付して集菌した。この洗浄、集菌の処理を更に
2回行ったのちに、培養液の1/100量の緩衝液に懸
濁して菌体懸濁液とした。
別にプラスミドとしてエリスロマイシン耐性遺伝子を有
するpAMβlNo、lを用い、この溶液と蒸留水とを
合わせて50μaとしたものと、40%ポリエチレング
リコール6000水溶液250μαとを混合し、氷冷し
ておいた。これに先の菌体懸濁液100μαを加え、良
く混合してシーンパルサー付属のキュベツトに移し、1
0分間氷冷したのち5 kV/ cm、  lμFの電
気パルスをかけた。電気パルスをかけた後再び10分間
氷冷し、試験管に移し、4°Cで15000rpm、 
2分間の遠心分離ニ付シて集菌した。沈澱に培地1 m
Qを加えて懸濁し、37°Cで3時間保温後、プレート
当たり0.4mQの割合で撒布し、37°Cの温度で嫌
気条件下に培養した。
同様の電気パルス処理をグラスミドを加えなかったもの
について行った。但しプレート当たり0.4mQの割合
で懸濁液を撒布したものを37℃の温度で嫌気条件下に
培養してネガティブコントロールとした。
3日および7日後のエリスロマイシン耐性コロニーの形
成数をプレート当たりのコロニー数で表すと法衣の通り
である。
この表から、電気パルス処理をDNAの共存下で行った
菌は著しくエリスロマイシン耐性を獲得していることが
分かる。
得うれたエリスロマイシン耐性コロニ (pAIJβl  No、lを添加した場合)からプラ
スミドを抽出して、そのプラスミドサイズおよび制限酵
素の切断パターンを上記pA)Jβl  No、lの場
合と比較したところ同じであっl;。これはB。
ロンガム108A株にpAMβl No、lが導入され
ていたことを示す。
実施例 2 ポリエチレングリコール2000を用いたことを除いて
実施例■を繰り返した。3日および6日後のエリスロマ
イシン耐性コロニーの形成数を以下に表示する。
限酵素の切断パターンを上記pAMβI  No、Lの
場合と比較したところ同じであった。これはB。
ロンガム108A株にpAMβl No、lが導入され
ていたことを示す。
実施例 3 添加するプラスミドの量、印加する電気パルス、および
ポリエチレングリコールの種類を変えて実施例1を繰り
返した。操作条件および6日後のエリスロマイシン耐性
コロニーの形成数を以下に表示する。
得うレI;エリスロマイシン耐性コロニー(pAMβl
  No、lを添加した場合)からブラスミ得られたエ
リスロマイシン耐性コロニ ドを抽出して、そのプラスミドサイズおよび制(pAM
βl  No、lを添加した場合)からプラスミドを抽
出して、そのプラスミドザイズおよび制限酵素の切断パ
ターンを上記pAMβI  No、lの場合と比較した
ところ同じであった。これはB。
ロンガム108A株にpAMβl No、lが導入され
ていたことを示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)ビフイドバクテリウム属の細菌と外来性のDNAと
    を含む懸濁液にパルス電流を通電することを特徴とする
    ビフイドバクテリウム属の細菌の細胞内に外来性のDN
    Aを導入する方法。 2)ビフイドバクテリウム属の細菌が対数増殖期の前期
    の生育段階のものである、請求項1に記載の方法。 3)懸濁液がポリエチレングリコールを含むものである
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
JP63257267A 1987-11-24 1988-10-14 細菌に外来dnaを導入する方法 Pending JPH02107192A (ja)

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