JPH0210642B2 - - Google Patents

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JPH0210642B2
JPH0210642B2 JP58003208A JP320883A JPH0210642B2 JP H0210642 B2 JPH0210642 B2 JP H0210642B2 JP 58003208 A JP58003208 A JP 58003208A JP 320883 A JP320883 A JP 320883A JP H0210642 B2 JPH0210642 B2 JP H0210642B2
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JP
Japan
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frame
wall
protruding piece
wiring box
piece
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JP58003208A
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Masaaki Kumakura
Seiichi Oosaka
Tomoki Ishida
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Sanki Industrial Co Ltd
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Sanki Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は配線ボツクス用伸縮自在継枠装置に係
り、ビル等のコンクリート建造物において、室内
保温の効率を上げるため、コンクリート面と仕上
げ壁との間に、発泡スチロール等の保温材を貼設
する施工に使用される配線ボツクスの取付け位置
を調整するのに好適な配線ボツクス用伸縮自在継
枠装置に関する。
(従来の技術) 一般に、コンクリート建造物の壁面等に設けら
れる配線器具類の取付け構造は、コンクリート内
に埋設された配線ボツクスの開口部に、塗代カバ
ーを装着し、コンセントやスイツチ等の器具類を
装着する取付枠をこの塗代カバーに固定し、更に
この塗代カバーに固定した化粧カバーが、仕上げ
壁の表面に表出する構造を成している。
また、配線ボツクスの塗代カバーと仕上げ壁と
の間隔がかなり広く、且つ、間隔が正確に予想さ
れない場合に使用する電気ボツクス用調節継枠が
実公昭41−15866号公報に記載されている。この
継枠は、ボツクスの開口部に固定する固定枠と、
塗代カバーとの間にスライド自在に介在させるも
ので、これらボツクス、固定枠、継枠、塗代カバ
ーの4者を長ネジで調節自在にネジ止めするもの
である。
一方、コンクリート建造物の室内保温の効率を
上げるための施工方法として、コンクリート面と
仕上げ壁との間に、発泡スチロール等の保温材を
貼設する施工方法がある。
この施工方法は、第8図に示すように、コンク
リート面と仕上げ壁Wとの間に、発泡スチロール
等の保温材Hを接着剤Jで貼設する工法である。
(発明が解決しようとする課題) このように、コンクリート面と仕上げ壁Wとの
間に、発泡スチロール等の保温材Hを接着剤Jで
貼設すると、これら保温材Hや接着剤Jの厚みに
よつて、コンクリート内に埋設された配線ボツク
スBの開口部から仕上げ壁Wまでの間隔が、従来
の施工方法に比べて極めて広いものになる。この
ため、従来の配線器具類の取付け構造では、塗代
カバーに固定した化粧カバーが、仕上げ壁Wの表
面にまで表出できないものになつてしまつた。そ
こで、第8図に示す如き配線器具の特殊な取付方
法によつてこの種の施工方法に対応してきた。
すなわち、コンクリートスラブ製の躯体C内に
埋設された電線管Pと連結されている配線ボツク
スB開口に、塗代カバーLを施蓋しておき、配線
ボツクスB内で結線させたスイツチ・コンセン
ト・TV端子用等の断続器Sが付設されている取
付枠TをボデイビスVによつて塗代カバーLにね
じ止めし、化粧カバーFを被装するものである。
しかしながら、このような配線器具の特殊な取
付方法によると、仕上げ壁W、塗代カバーL相互
間の中空層が大きいために、ボデイビスVを強く
締付けることに起因して仕上げ壁W開口縁が撓む
不都合が生じていた。更に、室内がわの暖気が侵
入することが多く、中空層に生じる対流が結露発
生を一層助長させるものであつた。そして、この
結露が原因となつて、配線ボツクスB内で絶縁不
良、腐蝕が生じたり、仕上げ壁W面が汚損された
りし、一旦結露が生じるとその除去は極めて面倒
で保守点検は容易でなかつた。
また、前者の電気ボツクス用調節継枠では、塗
代カバーをボツクスBに固定する長ネジXを、塗
代カバーLの正面から回して位置調整する構造を
成しているから、位置調整前のボツクスB前面に
仕上げ壁Wが付設されると、この仕上げ壁Wが妨
げになり、塗代カバーL前面に取り付けられた長
ネジXの調整をすることができないものであつた
(第7図参照)。すなわち、この種の工法における
仕上げ壁Wは、化粧カバーFを被装する関係上、
仕上げ壁Wの開口部分W1を、塗代カバーLの開
口と同一大きさとするものである。したがつて、
この電気ボツクス用調節継枠では、塗代カバーL
の開口と同一大きさとした仕上げ壁Wの開口部分
から、ドライバー等を差し込み、塗代カバー正面
の長ネジを回して位置調整しようとしても、仕上
げ壁Wが妨げになつて調整できず、この状態で無
理に調整しようとすると、仕上げ壁Wの開口部分
を破損する虞もあつた。
そこで本発明は上述の課題を解決すべく創出さ
れたもので、コンクリート面と仕上げ壁との間
に、発泡スチロール等の保温材を貼設する施工に
おいて、 保温材の肉厚から生じる仕上げ壁面までの空
間に介在させる位置調整自在な継枠を有し、中
空層に生じる対流を除去して配線ボツクス内で
の結露発生を防止し、 塗代カバーの開口部と同一大きさに開口され
た仕上げ壁の僅かな開口部分からでも、継枠の
調整作業を簡単容易に行なうことができ、しか
も、この調整作業に特別な熟練を要せず、 継枠の位置調整作業による仕上げ壁に与える
影響を極めて少ないものにできる配線ボツクス
用伸縮自在継枠装置の提供を目的とするもので
ある。
(課題を解決するための手段) 上述した目的を達成するため、本発明は、 躯体面に埋設される所定の埋込形配線ボツクス
の側壁延長上に位置する下周枠壁から成る筒状の
下枠と、 下周枠壁に摺接する上周枠壁から成り、下枠に
嵌合連結する筒状で、塗代カバーが施蓋される上
枠とを設け、 下周枠壁内方に突設してある下突片に貫挿した
ピン材の先端を上周枠壁内方に突設してある上突
片に固定し、下突片、上突片相互間にピン材に外
嵌するコイルスプリングを装着介在し、コイルス
プリングの弾撥力に抗して強制縮小した状態の下
枠、上枠相互を仮止めするストツパーをピン材適
位置に着脱自在に付設して下枠、上枠相互の嵌合
長さを調整自在とする調整手段を設けたことを課
題解決するための手段とする。
(作用) すなわち、調整手段のピン材は、配線ボツクス
に固定した下枠と、塗代カバーを固定した上枠と
をスライド自在に連結する。
そして、このピン材に外嵌したコイルスプリン
グの弾撥力が、下枠、上枠相互の嵌合長さを最大
限に広げる。
また、コイルスプリングの弾撥力に抗して強制
縮小した状態の下枠、上枠相互を仮止めするスト
ツパーは、このストツパーが外されるまで、下
枠、上枠相互の嵌合長さを最小限に維持固定する
ものである。
(実施例) 以下、第1図乃至第6図を参照して本発明の実
施例を説明すると次の通りである。
図において符号1は下枠であり、コンクリート
建造物の躯体C、例えばその壁体部分に埋設され
る所定のコンセントボツクス、スイツチボツクス
の如き埋込形配線ボツクスBの側壁延長上に位置
する下周枠壁2から成る筒状で、配線ボツクスB
開口への取付手段3を備えている。この下枠1の
下周枠壁2長さは少なくとも、設置される塗代カ
バー1と仕上げ壁Wとの間の中空層における保温
材H肉厚に比し大きくしておくことが作業性の上
からは望ましく、また、中空層寸法に比し小さく
なつているのは勿論である。図示のように、この
下枠1自体は、所定幅員の適宜肉厚の帯状鈑材を
配線ボツクスBの開口形状に対応させて四角筒、
八角筒、円筒その他の形状に折曲、彎曲し、端部
相互を溶接等にて固着することで形成される。前
記取付手段3は、配線ボツクスBの開口にはネジ
孔5付取付用舌片4が内方へ突設形成されている
から、それへ簡単に結合できるように、対応合致
した位置の下周枠壁2下端がわで内方へ突設形成
した取付突片6に雄ネジ7を貫挿し、ネジ孔5に
ねじ込むことで行なうものとしてある。
この下枠1には、後述する調整手段12によつ
て摺動自在にして上枠8が嵌合状態で連結される
もので、この上枠8は、下周枠壁2に摺接する上
周枠壁9から成る筒状で、塗代カバーLが施蓋さ
れるようになつている。上周枠壁9は下周枠壁2
の外側或いは内側に摺接しており、下周枠壁2と
同様に帯状鈑材にて形成される。ただ、摺接嵌合
状態で全体を伸長させた場合での全体長さは、中
層寸法に比し小さくないものとされる。10は塗
代カバーLを施蓋するための取付ネジ11がねじ
止めされる取付用舌片であり、上周枠壁9上端が
わで内方へ突設形成されている。
図示にあつては、上枠8を下枠1外に嵌合させ
てあり、このようにしたのは全体を縮小させた場
合での全体幅員が最も小さくなるからである。も
つとも、上枠8が下枠1内に嵌合されるも差し支
えなく、この場合は上周枠壁9下端には縮小した
ときでの前記取付用舌片4を回避するための切欠
部、伸長したときでのこの切欠部を閉塞するキヤ
ツプ等を設けることが望ましい。
下枠1と上枠8との嵌合長さを調整自在として
両者1,8相互を連結する前記調整手段12は、
配線ボツクスBへの取付時にあつては全体を縮小
させた状態とし、仕上げ壁W外方から取付けられ
る取付枠T、化粧カバーFの装着時にあつては中
空層内でその寸法と同様に伸長させた状態とす
る。図示にあつての調整手段12は、配線ボツク
スBでの対称位置で計2ケ所にして設けられてい
るが、3ケ所以上であつても差し支えない。
第1図乃至第6図に示された調整手段12は、
下周枠壁2内方に突設してある下突片13に貫挿
した頭付ピン材14の先端を上周枠壁9内方に突
設してある上突片15にねじ込み等にて固定し、
下突片13、上突片15相互間にピン材14に外
嵌するコイルスプリング16を装着介在し、コイ
ルスプリング16の弾撥力に抗して強制縮小した
状態の下枠1、上枠8相互を仮止めするストツパ
ー17,20,25,30を付設したものであ
る。このコイルスプリング16には防錆のため合
成樹脂膜が被覆されており、これ16が充分に伸
長されたときに下突片13、上突片15相互を離
反させることで上枠8と下枠1との摺接嵌合長さ
を短かくし、全体が伸長されるのであり、このと
き、ピン材14の頭部分は下突片13に衝接して
下枠1から上枠8の脱却を阻止し、ピン材14自
体は上枠8の摺動案内を図る。
しかして、第1図乃至第3図においては、前記
コイルスプリング16の一端を折曲可能に延長
し、下周枠壁2、上周枠壁9夫々に合致貫挿させ
ることでストツパー17としてあり、図中18,
19は全体を縮小したときで下周枠壁2、上周枠
壁9に合致した位置で開穿される小透孔である。
このストツパー17によると、全体を縮小したと
き合致される小透孔18,19にストツパー17
を折曲貫挿させることで縮小状態を維持でき、小
透孔18,19から抜脱させることでコイルスプ
リング16の伸長弾撥力が発揮され、全体を伸長
できる。このストツパー17は、コイルスプリン
グ16の一端を単に延長し、折曲可能としておく
ことで得られるから、最も簡便で取扱い性に優
れ、かつ安価である。
第4図においては、下突片13、上突片15
を、それらの外がわから挾着する側面略コ字状に
形成したストツパー20としたものである。この
ストツパー20は、所定幅員の適宜肉厚の帯状鈑
材を折曲することで得られ、挾着の容易性のため
相対峙している上片21、下片22端部を互いに
反対方向に反り返してあり、挾着状態の安定性の
ためピン材14が挿入されるように下片22中央
部にその端縁から切込部23を切設してあり、取
外しの容易性のため上片21の奥部がわにドライ
バー刃先が挿入可能な長細透孔24を穿設してあ
る。
第5図においては、下突片13とピン材14の
頭部分との間に介在装着される平面コ字状に形成
したストツパー25としたものである。このスト
ツパー25は、所定幅員の適宜肉厚の帯状鈑材を
折曲することで得られ、装着の容易性のため相対
峙している左片26、右片27端部を互いに反対
方向に反り返してあり、装着状態の安定性のため
ピン材14周面に当接する円弧状の挾着部28を
左片26、右片27に形成してあり、取外しの容
易性のため奥部片29内がわにドライバー刃先が
挿入可能となるよう装着時においてピン材14の
軸方向からみて奥部片29が下突片13ないし上
突片15より配線ボツクスB内方に位置するよう
にしてある。
第6図においては、下突片13下面に摺接して
ピン材14周面に嵌合するプレート状に形成した
ストツパー30としたものである。このストツパ
ー30は、矩形盤状の鈑材にて形成され、嵌合状
態の安定性のためピン材14周面に切欠されてい
る凹溝31に嵌合する切込部32をストツパー3
0端縁から切設してあり、取外しの容易性のため
ドライバー刃先が挿入可能な長細透孔33を穿設
してある。なお、ピン材14がネジ棒であれば前
記凹溝31は不要である。
これら第4図乃至第6図に示されたストツパー
20,25,30によると、下周枠壁2、上周枠
壁9のいずれにも開口部分を形成しなくてよいか
ら中空層における継枠内外の対流阻止に効果があ
る。
なお、いずれの図示例においても、下突片1
3、上突片15は、茸形の小部片を脚部にて下周
枠壁2、上周枠壁9に内方から貫挿支持させ、貫
挿外出部分を外方から部分的に圧潰する等によつ
て固定するものとしてある。これは、下周枠壁
2、上周枠壁9のいずれにも開口部分を形成しな
いから中空層における継枠内外での対流阻止に有
効である。もとより、これに限らず、下突片1
3、上突片15は下周枠壁2、上周枠壁9から折
曲形成されるも差し支えない。
40は、配線ボツクスBを躯体C中に埋設する
ときにその外側を覆うようになつている断熱材製
例えば発泡スチレン製保温カバーであり、肉厚は
10〜20mm程度とし、配線ボツクスB内と躯体C外
との熱の遮断を図るものである。
次に、本発明の使用例を説明すると、第2図に
示すように、躯体Cに埋設された配線ボツクスB
に取付手段3を介してその開口に装着するもの
で、その際、ストツパー17,20,25,30
を介装した調整手段12にて全体を縮小させた状
態とし、塗代カバーLを施蓋させ、配線ボツクス
B開口部分を刳り貫いて保温材Hを貼装してお
く。次いで、接着剤J塊等を介して仕上げ壁Wを
貼設する一方、前記ストツパー17,20,2
5,30を外し、コイルスプリング16にて下枠
1に対し上枠8を摺動させ、塗代カバーLを仕上
げ壁W内面に当接させたあと、スイツチ・コンセ
ント・TV端子へのケーブルKを結線せしめて断
続器S付の取付枠Tを固定し、化粧カバーFにて
被装する。
(発明の効果) したがつて、下枠1と上枠8とが、下周枠壁2
内方に突設してある下突片13に貫挿したピン材
14の先端を上周枠壁9内方に突設してある上突
片15に固定し、下突片13、上突片15相互間
にピン材14に外嵌するコイルスプリング16を
装着介在し、コイルスプリング16の弾撥力に抗
して強制縮小した状態の下枠1、上枠8相互を仮
止めするストツパー17,20,25,30をピ
ン材14適位置に着脱自在に付設して下枠1、上
枠8相互の嵌合長さを調整自在とする調整手段1
2を介して両者1,8の嵌合長さが調整自在とな
つて相互に連結されているから、上枠8の摺動可
能な範囲内で全体長さを自在に調整でき、中空層
寸法の大小に相違があつてもこれに対応できる。
しかも、これらのストツパー17,20,2
5,30は、いずれも、コイルスプリング16の
弾撥力に抗して強制縮小した状態の下枠1、上枠
8相互を仮止めするものなので、ピン材14適位
置に付設したこれらのストツパー17,20,2
5,30を外すだけで、コイルスプリング16の
弾撥力により自動的に調整できるものとなる。し
たがつて、この調整作業に特別な熟練を要するこ
となく誰にでも容易に調整作業を行うことができ
る。
また、この調整作業は、ストツパー17,2
0,25,30を外すだけで良いから、仕上げ壁
W付設後でも、仕上げ壁Wの開口部分からドライ
バー等の道具を上枠8及び下枠1内に挿入して、
これらのストツパー17,20,25,30を簡
単に取り外すことができる。したがつて、化粧カ
バーFを被装する関係上、仕上げ壁Wの開口部分
を、塗代カバーLの開口と同一大きさとしても、
第7図に示した従来の電気ボツクス用調節継枠の
如く、仕上げ壁Wが妨げになり、塗代カバーL前
面に取り付けられた長ネジXの調整をすることが
できないといつた問題点や、調整作業時に、仕上
げ壁Wの開口部分を破損させるなどといつた虞は
解消された。また、調整手段12は微調整も可能
であるから、躯体C表面に凹凸があつてもそれに
影響されない。
しかも、下枠1自体は配線ボツクスBの側壁延
長上に位置する下周枠壁2から成る筒状であり、
一方、上枠8も下周枠壁2に摺接する上周枠壁9
から成る筒状であるから、配線ボツクスB開口前
方の中空層が他と区画され、中空層内に生じる対
流は配線ボツクスB内に些かも影響を与えないも
のである。
また、中空層内において全体が伸長されたとき
での塗代カバーLは、仕上げ壁W内面に当接され
る結果、取付枠Tを塗代カバーLにねじ止めする
も、従来と異なり、仕上げ壁Wが撓むことなく、
室内がわの暖気の中空層内への侵入を少なくする
ことも可能である。このとき、仕上げ壁Wを挾着
状態として取付枠Tを塗代カバーLにねじ止めす
るから、接着剤J塊が完全に固化していなくとも
作業は可能であり、作業の迅速化に寄与する。
また、中空層内に介在させるとしても、仕上げ
壁Wの開口部分の刳り貫き大きさは塗代カバーL
の開口寸法と同一でよく、縮小状態としておくこ
とで仕上げ壁Wの貼設作業の邪魔になることがな
いばかりでなく、取付け、調整作業は誰でも簡単
に行なうことができ、コスト的にも安価である。
このように本発明によれば、 保温材の肉厚から生じる仕上げ壁面までの空
間に介在させる位置調整自在な継枠を有し、中
空層に生じる対流を除去して配線ボツクス内で
の結露発生を防止し、 塗代カバーの開口部と同一大きさに開口され
た仕上げ壁の僅かな開口部分からでも、継枠の
調整作業を簡単容易に行なうことができ、しか
も、この調整作業に特別な熟練を要せず、 継枠の位置調整作業による仕上げ壁に与える
影響を極めて少ないものにできるなどの優れた
効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図面は本発明の実施例を示すも
ので、第1図は取付組み合せ状態を表わす分解斜
視図、第2図は配線ボツクスへの縮小状態での取
付けを表わす断面図、第3図は伸長調整後の取付
けを表わす断面図、第4図乃至第6図は調整手段
の他の実施例における要部分解斜視図、第7図は
従来例の正面図、第8図は従来の取付例を示す断
面図である。 B……配線ボツクス、C……躯体、F……化粧
カバー、H……保温材、J……接着剤、K……ケ
ーブル、L……塗代カバー、P……電線管、S…
…断熱器、T……取付枠、V……ボデイビス、W
……仕上げ壁、W1……開口部、X……長ネジ、
1……下枠、2……下周枠壁、3……取付手段、
4……取付用舌片、5……ネジ孔、6……取付突
片、7……雄ネジ、8……上枠、9……上周枠
壁、10……取付用舌片、11……取付ネジ、1
2……調整手段、13……下突片、14……ピン
材、15……上突片、16……コイルスプリン
グ、17……ストツパー、18,19……小透
孔、20……ストツパー、21……上片、22…
…下片、23……切込部、24……長細透孔、2
5……ストツパー、26……左片、27……右
片、28……挾着部、29……奥部片、30……
ストツパー、31……凹溝、32……切込部、3
3……長細透孔、40……保温カバー。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 躯体面に埋設される所定の埋込形配線ボツク
    スの側壁延長上に位置する下周枠壁から成る筒状
    の下枠と、下周枠壁に摺接する上周枠壁から成
    り、下枠に嵌合連結する筒状で、塗代カバーが施
    蓋される上枠とを設け、下周枠壁内方に突設して
    ある下突片に貫挿したピン材の先端を上周枠壁内
    方に突設してある上突片に固定し、下突片、上突
    片相互間にピン材に外嵌するコイルスプリングを
    装着介在し、コイルスプリングの弾撥力に抗して
    強制縮小した状態の下枠、上枠相互を仮止めする
    ストツパーをピン材適位置に着脱自在に付設して
    下枠、上枠相互の嵌合長さを調整自在とする調整
    手段を設けたことを特徴とする配線ボツクス用伸
    縮自在継枠装置。 2 調整手段は、下周枠壁内方に突設してある下
    突片に貫挿した頭付ピン材の先端を上周枠壁内方
    に突設してある上突片に固定し、下突片、上突片
    相互間にピン材に外嵌するコイルスプリングを装
    着介在し、コイルスプリングの弾撥力に抗して強
    制縮小した状態の下枠、上枠相互を仮止めするス
    トツパーを付設した特許請求の範囲第1項記載の
    配線ボツクス用伸縮自在継枠装置。 3 コイルスプリングの一端を折曲可能に延長
    し、下周枠壁、上周枠壁夫々に合致貫挿させるこ
    とでストツパーとした特許請求の範囲第2項記載
    の配線ボツクス用伸縮自在継枠装置。 4 下突片、上突片を、それらの外がわから挾着
    する側面略コ字状に形成したストツパーとした特
    許請求の範囲第2項記載の配線ボツクス用伸縮自
    在継枠装置。 5 下突片とピン材の頭部分との間に介在装着さ
    れる平面コ字状に形成したストツパーとした特許
    請求の範囲第2項記載の配線ボツクス用伸縮自在
    継枠装置。 6 下突片下面に摺接してピン材周面に嵌合する
    プレート状に形成したストツパーとした特許請求
    の範囲第2項記載の配線ボツクス用伸縮自在継枠
    装置。
JP58003208A 1983-01-12 1983-01-12 配線ボツクス用伸縮自在継枠装置 Granted JPS59129518A (ja)

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JP58003208A JPS59129518A (ja) 1983-01-12 1983-01-12 配線ボツクス用伸縮自在継枠装置

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JP58003208A JPS59129518A (ja) 1983-01-12 1983-01-12 配線ボツクス用伸縮自在継枠装置

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JPS59129518A JPS59129518A (ja) 1984-07-25
JPH0210642B2 true JPH0210642B2 (ja) 1990-03-09

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