JPH0210618Y2 - - Google Patents

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JPH0210618Y2
JPH0210618Y2 JP1983103726U JP10372683U JPH0210618Y2 JP H0210618 Y2 JPH0210618 Y2 JP H0210618Y2 JP 1983103726 U JP1983103726 U JP 1983103726U JP 10372683 U JP10372683 U JP 10372683U JP H0210618 Y2 JPH0210618 Y2 JP H0210618Y2
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cartridge
shutter
carrier
lever
push
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案はフロツピデイスクドライブ、特に情報
記録媒体であるフロツピデイスクがカートリツジ
に収納され、該収納状態でカートリツジのシヤツ
タがシヤツタレバーにより開放されるマイクロフ
ロツピデイスク用の改良されたドライブに関する
ものである。
背景技術 コンピユータの外部記憶素子として各種の情報
記録媒体が用いられているが、ランダムアクセス
が可能でかつ取扱いに優れた利点を有するために
磁気デイスクが広く用いられ、また近年において
は、可撓性薄板プラスチツク基板の片面あるいは
両面に磁気記憶層をコーテイングしたいわゆるフ
ロツピデイスクが一般化し、それ以前のハードデ
イスクに比較して低廉な価格でかつ簡単なデイス
ク交換によつて記憶容量を任意に拡張できる等
種々の利点からその利用範囲は急激に増大してい
る。
更に、近年においては、情報記録媒体であるフ
ロツピデイスクをプラスチツクハードケース等か
らなるカートリツジ内に収納して記録面の損傷及
び塵埃の付着を防止しながら持運びあるいは取扱
いを極めて簡便にすることのできるいわゆるカー
トリツジ型のマイクロフロツピデイスクが開発さ
れ、小型コンピユータ分野、特にいわゆるパソコ
ンあるいはマイコン等のような個人用、家庭用の
コンピユータにおける外部記憶素子として多くの
利用分野で利用されるようになつてきた。
このカートリツジ型マイクロフロツピデイスク
によれば、デイスク自体は硬質プラスチツクケー
ス内に収納され、またケースに設けられたシヤツ
タ機構により読取/書込面が外部に露出すること
がなく、その取扱い時にデイスクの記録面はほぼ
完全に保護され、もはや使用者はデイスク記録面
との接触による損傷あるいは異物付着による記録
情報の破壊等に余分な神経を使わずにフロツピデ
イスクを取扱うことが可能となり、更にはフロツ
ピデイスクを一般の郵便物と同様に郵送すること
をも可能とし、パーソナルユースとしての使用範
囲の拡大に多大の寄与を成している。
前述したマイクロフロツピデイスクでは、カー
トリツジをフロツピデイクドライブのキヤリアに
装着するとき、キヤリアに設けられたシヤツタレ
バーによつてカートリツジのシヤツタが開放され
る構成からなり、この状態で、ヘツドをデイスク
面に密着させることができるが、従来装置では、
シヤツタレバーは単にシヤツタ開閉にのみ寄与す
るだけであつた。一方、キヤリアに装着されたカ
ートリツジはその使用後にキヤリアから排出され
なければならず、従来装置では、このためにカー
トリツジ排出用の別個に設計された機構が内蔵さ
れていた。
従つて、従来装置では、キヤリアあるいはフレ
ーム内に前述したカートリツジのシヤツタ開放用
レバーとカートリツジ排出機構との両者を組込ま
なければならず、構造が複雑となり、部品点数が
増加することから組立て作業性が低下しあるいは
価格上昇の原因となる問題を有していた。
特に、カートリツジ型のマイクロフロツピデイ
スクにおいては、装置自体を小型化しかつその電
力消費をできるだけ減少させ、これによつて電池
駆動可能なあるいは可搬型の装置とすることが要
望され、このためには、前述した複雑な構造が大
きな欠点となつていた。
考案の目的 本考案は上記従来の課題に鑑み為されたもので
あり、その目的はカートリツジ型のマイクロフロ
ツピデイスクを駆動するための小型化されたフロ
ツピデイスクドライブを提供することにある。
考案の構成 上記目的を達成するために、本考案は、フロツ
ピデイスク42を回転自在に内蔵したカートリツ
ジ44をキヤリア88に着脱自在に装着してデイ
スク回転用のスピンドルモータ22と読取/書込
用のヘツド48とに対向した位置で位置決めする
とともに前記キヤリア88にはカートリツジ装着
状態でカートリツジ44のシヤツタ50を開いて
デイスク42をヘツド48に対して露出する作動
部112aを先端に有するシヤツタレバー112
が設けられていることを特徴とするフロツピデイ
スクドライブにおいて、前記シヤツタレバーには
引掛け部112bが設けられ、前記キヤリア88
には、前記シヤツタレバー112をカートリツジ
排出方向に付勢するプツシユアウトスプリング1
16と、前記シヤツタレバー112の引掛け部1
12bをシヤツタ開放状態でロツクするプツシユ
アウトトリガ108とが設けられ、前記シヤツタ
レバー112の作動部112aは、カートリツジ
44のロツク溝44eに落ち込み保持されない大
きさを保ち、プツシユアウトスプリング116の
不勢力が常にカートリツジ44を排出方向に付勢
し、プツシユアウトトリガ108がシヤツタレバ
ー112を開放したときには、シヤツタレバー1
12が前記付勢力によりカートリツジ44を排出
するとともにシヤツタレバー112の作動部11
2aがカートリツジ44のシヤツタ50から待避
して、シヤツタ50は、それ自身の復帰力によつ
てシヤツタを閉じ、シヤツタレバー112がシヤ
ツタ開放とカートリツジ排出との両作用を兼用す
ることを特徴とする。
実施例の詳細な説明 以下図面に基づいて本考案の好適な実施例を説
明する。
本実施例は従来装置と異なりトツプローデイン
グ方式が採用されていることを特徴とし、第1図
の装荷状態を示す一部分解側面図及び第2図によ
る作動状態を示す側面図そして第3図のフレーム
側平面図からその全体的な構成が理解される。
装置は図示していないコンピユータ本体に組込
み可能なフレーム部と該フレーム部に対して一端
が軸支され所定角度回動してカートリツジを装荷
できるキヤリア側とに分れている。前記コンピユ
ータ本体はCPU、キーボード及びモニタを含み、
前述したフロツピデイスクドライブと一体に構成
されてコンピユータシステムを形成し、好ましく
は全体のシステムが携帯可能に構成されることが
良く、例えばアタツシユケース等に全体のシステ
ムを組込むことが好適である。
フレーム側の構造 フレーム部はアルミダイキヤスト等から成るフ
レーム10を含み、その下部裏面には図示しては
いないが本装置を駆動するための回路基板が組込
まれ、コンピユータ本体に設けられているホスト
回路と共にデイスクの読取/書込が制御される。
フレーム10には前板12及び側板14,16が
固定されており、前記側板14,16の後方端に
固定されているキヤリア軸18,20によつて後
述するキヤリアが回動自在に軸支される。
フレーム10にはスピンドルモータ22が組込
まれ、該モータ22はフレーム10に軸支される
モータ軸24、該モータ軸24に固定されている
ロータ26及び前記ロータ26の下方に近接して
前記フレーム10に固定されているステータコイ
ル28を含み、前記ロータ26は多極に着磁され
た磁石ロータからなり、ステータコイル28への
交番電力の供給によつて所定のデイスク回転作用
を行う。前記モータ軸24には駆動ハブ30が固
定されており、後述するフロツピデイスクをモー
タ軸24と同心に前記駆動ハブ30上に位置決め
し、駆動ハブ30の駆動ピン32によつてフロツ
ピデイスクをダイレクトドライブすることができ
る。
前記スピンドルモータ22に対してフロツピデ
イスクを位置決めするため、フレーム10には4
本の位置決めピン34,36,38,40が植立
固定され、各ピンの上面においてデイスクが位置
決め保持される。
本考案に用いられるカートリツジ型マイクロフ
ロツピデイスクは第4図に示され、情報が記録さ
れるデイスク42は硬質プラスチツクからなるカ
ートリツジ44内に回転可能に収納されており、
デイスク42に固定されている被駆動ハブ45を
前記スピンドルモータ22の駆動ハブと対向して
位置決めし、そのリード溝45aに前記駆動ピン
32を挿入してデイスク42の回転駆動が行われ
る。カートリツジ44にはその両面にデイスク4
2の半径方向に沿つたヘツド導入孔44dが開口
しており、デイスク42の読取/書込が行われ
る。しかしながら、周知のように、前記ヘツド導
入孔44dは通常の場合カートリツジ44に摺動
自在に設けられているシヤツタ50によつて閉じ
られ、該シヤツタ50を鎖線位置まで移動してそ
の開口50aを前記ヘツド導入孔44dと対向さ
せることによつてデイスク42を露出することが
できる。前記シヤツタ50の摺動は後述する装置
に設けられるシヤツタレバーにより行われ、カー
トリツジ44にはシヤツタレバーの先端をシヤツ
タ50と係合する位置に導くための溝44aが設
けられている。またカートリツジ44には位置決
め凹部44b,44cが設けられており、これら
凹部44b,44cが前述した位置決めピン3
6,40と係合し、またカートリツジ44の表面
が前述した位置決めピン34,38と当接し、こ
れによつて装置にカートリツジ44を正しく位置
決めすることができる。もつとも、周知のように
カートリツジ型マイクロフロツピデイスクにおい
て、デイスク42の最終的な位置決めはカートリ
ツジ44自体の位置決めに依存することなく、前
述した被駆動ハブ45をスピンドルモータ22の
駆動ハブ30に密接させ、駆動ピン32とリード
溝45aとを係合した位置により定まり、前述し
たカートリツジ44の位置決めはこのデイスク4
2の最終的な位置決めを可能とする範囲でその精
度が決定される。前述したデイスク42の読取/
書込を行うためにはフレーム10にはキヤリツジ
46がスピンドルモータ22の中心軸すなわちデ
イスク42の中心に向かう径方向に摺動自在に設
けられており、該キヤリツジ46の前端に読取/
書込ヘツド48が固定されている。
キヤリツジ46を摺動自在に支持するため、フ
レーム10には2本の平行に配置されたキヤリツ
ジ軸51,52が固定されており、キヤリツジ4
6は該キヤリツジ軸51,52に沿つて摺動する
ことができる。
キヤリツジ46にはアーム54がアーム軸56
によつて回動自在に軸支されており、該アーム5
4の先端にはパツド58が固定されており、第2
図の作動状態から明らかなように、デイスク42
はヘツド48とパツド58との間に押圧ばね60
にて定まる所定の圧力で押圧挟持されることとな
る。実施例においては、前記アーム54の先端に
はパツド58が設けられ、デイスク42の片面ド
ライブ方式となつているが、本考案において、前
記パツド58の代わりにヘツドを設けることによ
り、両面ドライブ方式の装置とすることも可能で
ある。
前記ヘツド48及びパツド58を有するキヤリ
ツジ46をキヤリツジ軸51,52に沿つて往復
移動するために、本考案においては、ステツパモ
ータ62がフレーム10に固定されて該ステツパ
モータ62のステツピング駆動によりキヤリツジ
46すなわちヘツド48はデイスク42の半径方
向に所定位置までランダムアクセス駆動され、デ
イスク42上の所望トラツクの読取/書込を行う
ことができる。
実施例において、ステツパモータ62の駆動軸
に固定されたプーリ64とキヤリツジ46とは後
に後述するαベルト66で連結されており、ステ
ツパモータ62の回転がキヤリツジ46の往復移
動に変換される。
前記アーム54をカートリツジ44の装荷時に
ヘツド48から第1図の時計方向に跳上げるため
に、フレーム10にはアームリフトレバー68が
軸70を中心として回動自在に設けられ、ばね7
2によつてアームリフトリバー68は第1,2図
の時計方向に付勢されている。そして、レバー6
8の舌部68aは後述するキヤリアカバーに当接
され、その回動位置が規制されている。一方、前
記アーム54にはアームリフト54aが設けられ
ており、アームリフトレバー68との係合によつ
てアーム54が回動され、前記ばね72の付勢力
を押圧ばね60の付勢力より大きく設定すること
により、アームリフト54aがアームリフトレバ
ー68と係合している状態ではアーム54はその
回動位置がレバー68によつて制御され、アーム
リフト54aがアームリフトレバー68から離れ
た後においてはアーム54は押圧ばね60の付勢
力によつてデイスク42に押圧付勢される。
更に、ヘツド48がデイスク42の「00」のト
ラツク位置にあることを検出するために、キヤリ
ツジ46の尾端には遮光部46aが設けられ、該
遮光部46aの通過領域にはフレーム10に固定
されたフオトインタラプタ74が設けられてお
り、「00」トラツクが電気的に検出される。
フレーム部の側板14には、第1図に示される
ように、キヤリアロツクレバー76が側板14に
沿つて横方向に摺動自在に設けられており、該キ
ヤリアロツクレバー76にはポツプアツプボタン
78が連結しており、付勢ばね80によつて第1
図の左方向に付勢されているキヤリアロツクレバ
ー76を前記ポツプアツプボタン78によつて右
方向へ外部から使用者が移動することができ、こ
れによつて、後述するキヤリアのロツク解除が行
われる。
側板14には、更にキヤリアに装着されるカー
トリツジ44を使用後に取出すための後述するプ
ツシユアウトレバーを制御するプツシユアウトト
リガレバー82が軸84に関して回動自在に支持
され、通常の状態では、ばね86にて第1図の反
時計方向へその規制位置まで回動されている。
キヤリア側の構造 図示していないポツプアツプスプリングにより
図の時計方向に付勢されているキヤリア88は第
1,5図に示されるように、前述したキヤリア軸
18,20によつて回動自在に軸支されるキヤリ
ア体90と該キヤリア体90の内方に配置される
カートリツジ押え92そしてキヤリア体90の上
面に固定されるキヤリアカバー94を含み、前記
カートリツジ押え92は2個の板ばね様押えばね
96,98によつて下方に押圧されている。前記
カートリツジ押え92をキヤリア体90の内部で
第5図の上下方向に移動自在に支持するため、第
1図から明らかなように、カートリツジ押え92
の側面に延出した軸受け部92bには軸100が
固定され、一方、キヤリア体90の側部90aに
は軸102が固定され、両軸100,102の間
にはリンクレバー104が掛渡し支持され、これ
によつて、カートリツジ押え92は押えばね9
6,98によつて下方へ押圧されながらキヤリア
体90の上面に平行に移動することができ、第1
図に示されるように、カートリツジ44が装着さ
れるときに該カートリツジ44を下方へ押圧する
ことができる。カートリツジ押え92の先端には
カートリツジ44の装着を容易に行うための迎え
曲部92aが設けられており、カートリツジ44
をカートリツジ室Aへ容易に導き入れることがで
きる。
キヤリア体90の側面にはキヤリアロツク爪1
06が固定されており、前述したフレーム部のキ
ヤリアロツクレバー76と係合してキヤリア88
を第2図の作動位置にロツクすることができる。
また、キヤリア体90の側面にはプツシユアウ
トトリガ108が軸110によつて僅かな角度回
動自在に軸支されており、その一端108aが前
述したプツシユアウトトリガレバー82と係合し
またキヤリア体90の内方に延びたトリガ端10
8bが後述するシヤツタレバーと係合する。
第6図にはキヤリア88のキヤリアカバー94
を取去つた状態の平面が示されている。
キヤリア体90の下面にはシヤツタレバー11
2が軸114によつて回動自在に軸支されてお
り、常時はキヤリア体90とシヤツタレバー11
2との間に掛けられたプツシユアウトスプリング
116にて図の時計方向に付勢されている。
前述したシヤツタレバー112にはその先端に
下方に折れ曲つた折曲部112aが設けられ、第
4図に示したカートリツジ44の溝44aに折曲
部112aが侵入し、シヤツタ50を押し退け移
動してヘツド導入孔44dの開放を行う。
なお、前述した折曲部112aは比較的大きな
幅を有し、これによつて、第4図に示されるよう
なカートリツジ44の溝44aの右端に設けられ
ているロツク溝44eに対しても、前記折曲部1
12aが落込みロツクされることがなく、シヤツ
タレバー112はカートリツジ44との関係にお
いては常に自由な状態にあり、これによつて、本
考案の特徴であるシヤツタ開放とカートリツジ排
出との両作用を共通のシヤツタレバー112によ
つて行うことを可能とする。
この点、従来の装置では、シヤツタレバーの先
端には第4図のロツク溝44eと係合するピン等
が設けられており、これによつて、シヤツタ開放
状態では、シヤツタレバーとカートリツジとが完
全にロツクされた状態となつており、このような
従来装置では、もはやシヤツタレバーがカートリ
ツジを排出することは不可能である。
一方、シヤツタレバー112に設けられた引掛
け部112bは前述したプツシユアウトトリガ1
08のトリガ端108bと係合して、前記シヤツ
タ開き状態が保持される。
前記カートリツジ押え92にはヘツドガード1
18が軸120によつて回動自在に軸支され、該
ヘツドガード118は付勢ばね119によつて反
時計方向の付勢力を受け、そのガード端118a
がヘツド48とパツド58との間に挿入されるこ
とにより、カートリツジ44の非装荷時にヘツド
48が損傷することを防止している。ヘツドガー
ド118にはピン118bが設けられており、該
ピン118bをカートリツジ44が押し退けるこ
とにより、カートリツジ装荷時にはヘツドガード
118がカートリツジ44の外方に退避する。
プツシユアウトレバー及びヘツドガードの作用 第7,8図には、カートリツジ44のキヤリア
88への装荷状態が示され、主としてシヤツタレ
バー112のシヤツタ開放作用及びヘツドガード
118の作用が説明され、また第13A〜13E
図には本考案に係るシヤツタレバー112の作用
が示されている。
第7図はカートリツジ44をキヤリア88に挿
入した途中状態を示し(第13A〜13B図)、
シヤツタ50はその一端がシヤツタレバー112
の先端に設けられた作動部である折曲部112a
と当接している。
そして、第7図から更にカートリツジ44を矢
印B方向に押込むと、シヤツタレバー112は軸
114を中心として反時計方向に回動し、これと
同時に折曲部112aはシヤツタ50を矢印C方
向へ移動させ開口50aをヘツド導入孔44dに
向かつて開く(第13C図)。そしてカートリツ
ジ44が更に矢印B方向に進むとその右端がヘツ
ドガード118のピン118bと接触し、ヘツド
ガード118を時計方向に回動する。
第8図はカートリツジ44が所定位置まで押込
まれた状態を示し、このとき、シヤツタレバー1
12はその折曲部112aがシヤツタ50を完全
に開き、この状態でヘツド導入孔44dは開口5
0aと重なり合うので、デイスク42が露出さ
れ、ヘツド48による読取/書込が可能となる。
このとき、ヘツドガード118は図示のごとく時
計方向に回動しているので、ヘツドとデイスク4
2との接触を妨げることはない。また、この状態
は、シヤツタレバー112の引掛け部112bが
プツシユアウトトリガ108のトリガ端108b
を乗越えてその右端と係合することにより保持さ
れ、プツシユアウトスプリング116の時計方向
への付勢力にも拘わらず、シヤツタレバー112
はこの状態を保持することができる(第13D
図)。
なお、第8図から明らかなように、シヤツタレ
バー112の折曲部112aはその幅がロツク溝
44eに落込まない大きさに設定されており、第
8図のようにシヤツタレバー112がプツシユア
ウトトリガ108によつてロツクされた状態で
も、シヤツタレバー112とカートリツジ44と
の関係は常に自由な状態にあり、プツシユアウト
スプリング116は常時カートリツジ44を排出
方向に付勢していることが理解される。
そして、後述するように、プツシユアウトトリ
ガ108がキヤリア88の跳ね上げ時に僅かに第
8図の下方へ沈むことによりプツシユアウト11
2の係合保持が解除され、カートリツジ44はプ
ツシユアウトスプリング116の付勢力によつて
キヤリア88から自動的に排出される(第13E
図)。
なお、第8図から明らかなように、ヘツドガー
ド118が退避位置にある状態では、そのピン1
18bはカートリツジ44によつて押し退けられ
てそのカートリツジ側面に係合している。従つ
て、第8図から理解されるように、ヘツドガード
118への付勢ばねによる付勢力は、一旦ヘツド
ガード118が退避位置に移動された後には、単
にカートリツジ44の側面を押圧するのみで、カ
ートリツジ44に対してプツシユアウト方向への
押圧力として働くことがない。
従つて、本実施例によれば、カートリツジ装着
時に、カートリツジが所定位置でロツクされる前
に、ヘツドガード118用の付勢ばね119によ
つてカートリツジがキヤリア88から飛び出した
りすることがなく、確実なカートリツジ装着作用
を可能とする。
第9〜12図はキヤリアをフレーム部にロツク
する作用及びカートリツジ44のプツシユアウト
作用が示されている。
第9図はキヤリアのポップアツプ状態であり、
キヤリアロツク爪106はもちろんフレーム部の
キヤリアロツクレバー76から離れており、また
プツシユアウトトリガ108もフレーム部のプツ
シユアウトトリガレバー82から離れた位置にあ
る。
第10図はキヤリアにカートリツジが挿入され
てフレーム部への収納を行う状態が示され、キヤ
リアが軸18を中心として矢印D方向に移動する
途中で、プツシユアウトトリガ108はレバー8
2と僅かに接触し、レバー82をばね86に抗し
て鎖線位置から実線位置のごとく退避回転させ
る。すなわち、このレバー82の退避回転によつ
て、軸110を中心とした反時計方向への回動が
禁止されているプツシユアウトトリガ108がレ
バー82との接触位置を容易に通過可能であるこ
とが理解される。そして、この通過が後述するカ
ートリツジプツシユアウト作用のためのセツトと
なつている。
第11図はキヤリアがフレーム部に挿入された
状態を示し、キヤリアロツク爪106がキヤリア
ロツクレバー76を鎖線位置まで押し退けること
により両者のロツク作用が達成され、使用者によ
るキヤリアの押し込み力を取去つた後においても
キヤリアはフレーム部に確実に位置決め規制され
ることとなる。
第12図にはカートリツジを取出す状態が示さ
れ、ボタン78を図の右方向に移動してキヤリア
ロツク爪106とキヤリアロツクレバー76との
係合を解除すると、キヤリアはポツプアツプスプ
リングの付勢力によつて時計方向に跳ね上げ回動
される。
このキヤリアの跳ね上げ時にカートリツジ44
が速い時期にプツシユアウトされると、カートリ
ツジ44の前面がフレーム部の例えば前板12等
に衝突して損傷を生じさせる恐れがあり、このよ
うな事態を防止するために、本実施例において
は、キヤリア88が所定角度まで回動して前板1
2その他との接触の危険性がなくなつた後におい
て始めてカートリツジのプツシユアウトが行われ
ることを特徴とし、このようなキヤリア回動が行
われるまでカートリツジはキヤリア内に保持され
る。
第12図がこのプツシユアウトタイミングを示
し、キヤリアの時計方向回動によつて、第12図
の位置にてプツシユアウトトリガ108はその先
端108aがプツシユアウトトリガ82の爪部と
係合し、この状態では、レバー82は時計方向へ
の回動力を受けるが、レバー82はそれ自体時計
方向への回動が阻止されており、この結果、トリ
ガ108は軸110を中心として実線で示される
ように時計方向の僅かな回転を行う。そして、こ
の回転はキヤリア88に対してトリガ端108b
を下方へ沈ませる作用となり、前述した第8図の
説明から明らかなようにトリガ端108bの沈み
によりシヤツタレバー112の引掛け部112b
を解除し、これによつて、シヤツタレバー112
はプツシユアウトスプリング116によつてカー
トリツジ44を押し出し排出する。
考案の効果 以上説明したように、本考案によれば、カート
リツジのシヤツタを開放するシヤツタレバーによ
つてカートリツジのキヤリアからの排出作用を兼
用させ、これによつて、従来必要であつたカート
リツジ排出機構を除去することが可能となり、装
置を小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るフロツピデイスクドライ
ブの好適な実施例を示し、キヤリアがポツプアツ
プした状態の側面図、第2図は第1図のキヤリア
がフレーム部に収納されたデイスクの作動状態を
一部を分解して示す側面図、第3図は本実施例の
フレーム部の平面図、第4図は本考案に用いられ
るカートリツジ型マイクロフロツピデイスクの平
面図、第5図は第1図の−線に沿つた要部断
面図、第6図はキヤリアのプツシユアウト及びヘ
ツドガードを示す一部を取外した平面図、第7,
8図はシヤツタレバーによるカートリツジのシヤ
ツタ開放状態を示す説明図、第9,10,11,
12図はシヤツタレバーのロツク及びカートリツ
ジ排出状態を示す説明図、第13A〜13E図は
本考案に係るシヤツタレバーの作用を示す説明図
である。 10……フレーム、18,20……キヤリア
軸、22……スピンドルモータ、34,36,3
8,40……位置決めピン、42……デイスク、
44……カートリツジ、50……シヤツタ、46
……キヤリツジ、48……読取/書込ヘツド、5
1,52……キヤリツジ軸、54……アーム、5
8……パツド、62……ステツパモータ、64…
…プーリ、66……αベルト、68……アームリ
フトレバー、82……プツシユアウトトリガレバ
ー、88……キヤリア、90……キヤリア体、9
2……カートリツジ押え、94……キヤリアカバ
ー、108……プツシユアウトトリガ、112…
…シヤツタレバー、116……プツシユアウトス
プリング。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 フロツピデイスク42を回転自在に内蔵したカ
    ートリツジ44をキヤリア88に着脱自在に装着
    してデイスク回転用のスピンドルモータ22と読
    取/書込用のヘツド48とに対向した位置で位置
    決めするとともに前記キヤリア88にはカートリ
    ツジ装着状態でカートリツジ44のシヤツタ50
    を開いてデイスク42をヘツド48に対して露出
    する作動部112aを先端に有するシヤツタレバ
    ー112が設けられていることを特徴とするフロ
    ツピデイスクドライブにおいて、 前記シヤツタレバーには引掛け部112bが設
    けられ、 前記キヤリア88には、前記シヤツタレバー1
    12をカートリツジ排出方向に付勢するプツシユ
    アウトスプリング116と、前記シヤツタレバー
    112の引掛け部112bをシヤツタ開放状態で
    ロツクするプツシユアウトトリガ108とが設け
    られ、 前記シヤツタレバー112の作動部112a
    は、カートリツジ44のロツク溝44eに落ち込
    み保持されない大きさを保ち、プツシユアウトス
    プリング116の不勢力が常にカートリツジ44
    を排出方向に付勢し、プツシユアウトトリガ10
    8がシヤツタレバー112を開放したときには、
    シヤツタレバー112が前記付勢力によりカート
    リツジ44を排出するとともにシヤツタレバー1
    12の作動部112aがカートリツジ44のシヤ
    ツタ50から待避して、シヤツタ50は、それ自
    身の復帰力によつてシヤツタを閉じ、 シヤツタレバー112がシヤツタ開放とカート
    リツジ排出との両作用を兼用することを特徴とす
    るフロツピデイスクドライブ。
JP10372683U 1983-07-04 1983-07-04 フロツピデイスクドライブ Granted JPS6012852U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10372683U JPS6012852U (ja) 1983-07-04 1983-07-04 フロツピデイスクドライブ
US06/627,882 US4686594A (en) 1983-07-04 1984-07-05 Cartridge type floppy disk drive

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Publication Number Publication Date
JPS6012852U JPS6012852U (ja) 1985-01-28
JPH0210618Y2 true JPH0210618Y2 (ja) 1990-03-15

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