JPH02106145A - キャンドモータおよびその製造方法 - Google Patents
キャンドモータおよびその製造方法Info
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- JPH02106145A JPH02106145A JP25658888A JP25658888A JPH02106145A JP H02106145 A JPH02106145 A JP H02106145A JP 25658888 A JP25658888 A JP 25658888A JP 25658888 A JP25658888 A JP 25658888A JP H02106145 A JPH02106145 A JP H02106145A
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Landscapes
- Motor Or Generator Frames (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔′発明の目的〕
(産業上の利用分野)
本発明は、キャンドモータおよびその製造方法に係り、
流体機械を駆動するキャンドモータにおいて、モータフ
レームとステータキャンとの熱伸縮差によってこのステ
ータキャンの端縁溶接部に亀裂や破裂が生じるのを阻止
する技術に関する。
流体機械を駆動するキャンドモータにおいて、モータフ
レームとステータキャンとの熱伸縮差によってこのステ
ータキャンの端縁溶接部に亀裂や破裂が生じるのを阻止
する技術に関する。
(従来の技術)
主どしてポンプ駆動源として使用されるキャンドモータ
は、第13図に定寸ように、ステータコア1とこのコア
1に巻着したステータコイル2とからなるステータ3を
モータフレーム4に挿入固着し、前記ステータコア1の
内周面に密着挿入した薄肉円筒のステータキャン5の両
端縁をモータフレーム4の両側のフランジ部6.7に液
密に溶接して、ステータ3への漏液を阻止する構造が一
般に採られている。
は、第13図に定寸ように、ステータコア1とこのコア
1に巻着したステータコイル2とからなるステータ3を
モータフレーム4に挿入固着し、前記ステータコア1の
内周面に密着挿入した薄肉円筒のステータキャン5の両
端縁をモータフレーム4の両側のフランジ部6.7に液
密に溶接して、ステータ3への漏液を阻止する構造が一
般に採られている。
ところが、高温のポンプ揚液を取り扱う場合には、キャ
ンドモータ循環流としてキャンドモータ内を通過するポ
ンプ揚液に直接接触するステータキャン5の熱膨張が、
外気によって冷却されるモータフレーム4の熱膨張より
も極めて大きくなり、この熱膨張の差による過大な軸方
向圧縮力がステータキャン5に作用してステータキャン
5の両端縁とモータフレーム4のフランジ部6.7との
溶接部(溶接の二番手)に亀裂や破裂が生じ、ステータ
3内にポンプ揚液が漏入して事故に至る怖れがあった。
ンドモータ循環流としてキャンドモータ内を通過するポ
ンプ揚液に直接接触するステータキャン5の熱膨張が、
外気によって冷却されるモータフレーム4の熱膨張より
も極めて大きくなり、この熱膨張の差による過大な軸方
向圧縮力がステータキャン5に作用してステータキャン
5の両端縁とモータフレーム4のフランジ部6.7との
溶接部(溶接の二番手)に亀裂や破裂が生じ、ステータ
3内にポンプ揚液が漏入して事故に至る怖れがあった。
これに対処するため、第14図に示すように、ステータ
キャン5のステータコア1端面からモータフレーム4の
フランジ部7に至る部分に複数のIQ状脹み部からなる
波状部8を形成し、前記熱膨張差によってステータキャ
ン5に生じる過大な軸方向圧縮力を前記波状部8の弾性
変形によって吸収緩和させることが提案されている。
キャン5のステータコア1端面からモータフレーム4の
フランジ部7に至る部分に複数のIQ状脹み部からなる
波状部8を形成し、前記熱膨張差によってステータキャ
ン5に生じる過大な軸方向圧縮力を前記波状部8の弾性
変形によって吸収緩和させることが提案されている。
ところで、ステータキャン5に前記波状部8を形成する
には、ステータキャン5の内周面にローラを押し当てな
がら回転させて絞り加工し、または油圧成形にて絞り加
工する手段が採られるが、前者は複数の環状膨み部を形
成するための加工が煩雑で多くの工数を要し、後者は特
殊な油圧成形治具を要し、加えて両者とも前記波状部8
が絞り加工による薄肉化によって強度低下し、さらに弓
張り限1αを越えれば亀裂や破裂が生じるため、および
前記波状部8がステータコイル2のコイルエンド内径部
に接触するのを避けるため、前記波状部8の突出高さは
ステータキャン5の肉厚のせいぜい数イ8にするのが限
度であり、また前記波状部8を構成する環状脹み部の数
もステータコア1の端面とモータフレーム4のフランジ
部7間の寸法を特別に長くしない限り、その寸法上、数
個程度【こ限定されるので、前記熱膨張差によってステ
ータキャン5に生じる軸方向圧縮力を吸収緩和するため
の前記波状部8の撓みりを大きくできず、すなわち前記
波状部8のばね定数を小さくできず、そのためモータフ
レーム4とステータキャン5との熱膨張差がかなり大き
な場合には対処できない。
には、ステータキャン5の内周面にローラを押し当てな
がら回転させて絞り加工し、または油圧成形にて絞り加
工する手段が採られるが、前者は複数の環状膨み部を形
成するための加工が煩雑で多くの工数を要し、後者は特
殊な油圧成形治具を要し、加えて両者とも前記波状部8
が絞り加工による薄肉化によって強度低下し、さらに弓
張り限1αを越えれば亀裂や破裂が生じるため、および
前記波状部8がステータコイル2のコイルエンド内径部
に接触するのを避けるため、前記波状部8の突出高さは
ステータキャン5の肉厚のせいぜい数イ8にするのが限
度であり、また前記波状部8を構成する環状脹み部の数
もステータコア1の端面とモータフレーム4のフランジ
部7間の寸法を特別に長くしない限り、その寸法上、数
個程度【こ限定されるので、前記熱膨張差によってステ
ータキャン5に生じる軸方向圧縮力を吸収緩和するため
の前記波状部8の撓みりを大きくできず、すなわち前記
波状部8のばね定数を小さくできず、そのためモータフ
レーム4とステータキャン5との熱膨張差がかなり大き
な場合には対処できない。
また、第15図に示すように、ステータキャン5の端縁
に自由端を延設し、かつこの端縁部の外周面をモータフ
レーム4のフランジ部6に密着させ、内周面をOリング
9を介して端蓋10に□□□着させて、ステータキャン
5の端縁側を前記フランジ部6およびOリング9に摺動
可能にした構造もPi!案されているが、その構造上、
密封性が低くて漏洩が特に嫌われるポンプ揚液や高圧力
のポンプ揚液を取り扱うには不適であり、さらに高温に
よる経時変化やポンプ揚液による化学変化によってOリ
ング9が劣化し、密封性が損われる欠点がある。
に自由端を延設し、かつこの端縁部の外周面をモータフ
レーム4のフランジ部6に密着させ、内周面をOリング
9を介して端蓋10に□□□着させて、ステータキャン
5の端縁側を前記フランジ部6およびOリング9に摺動
可能にした構造もPi!案されているが、その構造上、
密封性が低くて漏洩が特に嫌われるポンプ揚液や高圧力
のポンプ揚液を取り扱うには不適であり、さらに高温に
よる経時変化やポンプ揚液による化学変化によってOリ
ング9が劣化し、密封性が損われる欠点がある。
そこで、本出願人は、実開昭54−146819号公報
に、第16図に示すように、ステータキャン5の端縁に
複数の環状板を川ね合わせて液密に一体に形成したベロ
ーズ11の一方の9’A 11を液密に連接し、このベ
ローズ11の他方の端縁をモータフレーム4の7ラン9
部6に液密に連接してなるキャンドモータを提案し、ま
た実開昭54−150814号公報に、第17図に示す
ように、ステータキャン5の端縁のモータフレーム4の
フランジ部6の外側に並設した撓み変形可能な薄肉環状
の端板13の内周部を液密に一体的に連接し、この端板
13の外周部をモータフレーム4のフランジ部6に液密
に溶着してなるキャンドモータを捉案じ、および実開昭
54−150815号公報に、第18図に示すように、
ステータキャン5の端縁にモータフレーム4のフランジ
部6の外側に並設した撓み変形可能な薄肉の環状端板1
3の内周縁を液蜜に一体的に形成し、このlla板13
の外径部を前記モータフレーム4の7ラン9部6に嵌着
したOリング14と前記フランジ部6に嵌着したベアリ
ングハウジング15の前記0リング14に対向する位置
に装着した合成樹脂からなる押え環16とによって液密
に挟持してなる。キャンドモータを提案した。
に、第16図に示すように、ステータキャン5の端縁に
複数の環状板を川ね合わせて液密に一体に形成したベロ
ーズ11の一方の9’A 11を液密に連接し、このベ
ローズ11の他方の端縁をモータフレーム4の7ラン9
部6に液密に連接してなるキャンドモータを提案し、ま
た実開昭54−150814号公報に、第17図に示す
ように、ステータキャン5の端縁のモータフレーム4の
フランジ部6の外側に並設した撓み変形可能な薄肉環状
の端板13の内周部を液密に一体的に連接し、この端板
13の外周部をモータフレーム4のフランジ部6に液密
に溶着してなるキャンドモータを捉案じ、および実開昭
54−150815号公報に、第18図に示すように、
ステータキャン5の端縁にモータフレーム4のフランジ
部6の外側に並設した撓み変形可能な薄肉の環状端板1
3の内周縁を液蜜に一体的に形成し、このlla板13
の外径部を前記モータフレーム4の7ラン9部6に嵌着
したOリング14と前記フランジ部6に嵌着したベアリ
ングハウジング15の前記0リング14に対向する位置
に装着した合成樹脂からなる押え環16とによって液密
に挟持してなる。キャンドモータを提案した。
〈発明が解決しようとする課題)
これらの構成によれば、前記第14図に示す構成に比べ
て、前記熱膨張差によってステータキャン5に生じる軸
方向圧縮力を吸収緩和する作用、すなわちステータキャ
ン5の端縁溶接部に生じる応力を低減ザる作用は概して
数百倍となるが、逆に前記軸方向圧縮力を吸収する部分
である前記ベローズ11や環状端板12および13に前
記熱膨張差とポンプ揚液の圧力とによって作用する応力
が前記第14図に示す構成の波状部8の概して数倍とな
るので、低圧力のポンプ揚液しか取り扱うことができな
くなり、さらに前二者は溶接または折り曲げ加工に高度
な技術が必要でコスト高につき、後者はこれに加えてO
リング14や押え環16が劣化して密封性が損われる欠
点がある。
て、前記熱膨張差によってステータキャン5に生じる軸
方向圧縮力を吸収緩和する作用、すなわちステータキャ
ン5の端縁溶接部に生じる応力を低減ザる作用は概して
数百倍となるが、逆に前記軸方向圧縮力を吸収する部分
である前記ベローズ11や環状端板12および13に前
記熱膨張差とポンプ揚液の圧力とによって作用する応力
が前記第14図に示す構成の波状部8の概して数倍とな
るので、低圧力のポンプ揚液しか取り扱うことができな
くなり、さらに前二者は溶接または折り曲げ加工に高度
な技術が必要でコスト高につき、後者はこれに加えてO
リング14や押え環16が劣化して密封性が損われる欠
点がある。
なお、実開昭57−191893号公報にも前記第17
図とほぼ同様の構成のステータキャンを有する高温用キ
ャンドモータポンプが!!i!案されている。
図とほぼ同様の構成のステータキャンを有する高温用キ
ャンドモータポンプが!!i!案されている。
また、ポンプ揚液が極低温である場合も、キャンドモー
タ内を通過するポンプ揚液と外気との温度差によってモ
ータフレーム4に対してステータ1ヤン5が熱収縮し、
ステータキi・ン51.:過大な軸方向引張力が作用す
るので1)a記と同様の問題があり、圧縮機やブロワ−
なと他の流体は械を駆動するキャンドモータにおいても
同様の問題がある。
タ内を通過するポンプ揚液と外気との温度差によってモ
ータフレーム4に対してステータ1ヤン5が熱収縮し、
ステータキi・ン51.:過大な軸方向引張力が作用す
るので1)a記と同様の問題があり、圧縮機やブロワ−
なと他の流体は械を駆動するキャンドモータにおいても
同様の問題がある。
本発明は、前記問題点に鑑み成されたもので、ステータ
キャンとモータフレームとの熱伸縮差によってステータ
キャンに生じる過大な軸り面圧締力や軸方向引張力、す
なわ15軸方向作用力を十分吸収緩和して高温または極
低温の流体を取り扱うことができ、および前記軸方向作
用力を吸収する部分に生じる応力を低減して高圧力の流
体を取り扱うことができ、構造簡単にして高度な加工技
術や特殊イに治具も不要で製作容易であり、廉価につく
Vヤントモータおよびその製造方法を提供するものであ
る。
キャンとモータフレームとの熱伸縮差によってステータ
キャンに生じる過大な軸り面圧締力や軸方向引張力、す
なわ15軸方向作用力を十分吸収緩和して高温または極
低温の流体を取り扱うことができ、および前記軸方向作
用力を吸収する部分に生じる応力を低減して高圧力の流
体を取り扱うことができ、構造簡単にして高度な加工技
術や特殊イに治具も不要で製作容易であり、廉価につく
Vヤントモータおよびその製造方法を提供するものであ
る。
(課題を解決するための手段)
請求項1記載の本発明のキャンドモータは、ステータコ
アとこのステータコアに巻着したステータコイルとから
なるステー夕をモータフレームに固着し、前記ステータ
の内周面に密着挿入した薄肉円筒状のステータキャンの
両端縁を前記モータフレームの両側のフランジ部に流体
密に溶接したキVンドモータにおいて、前記ステータキ
ャンの少なくとも一端側にこのステータキャンの肉厚の
5倍以上の突出高さを有して外径側へ突出する断面路(
」字状の環状突起部を形成し、この環状突起部がTI嵌
する環状溝を前記モータフレームのフランジ部の内周面
に設けてなるものである。
アとこのステータコアに巻着したステータコイルとから
なるステー夕をモータフレームに固着し、前記ステータ
の内周面に密着挿入した薄肉円筒状のステータキャンの
両端縁を前記モータフレームの両側のフランジ部に流体
密に溶接したキVンドモータにおいて、前記ステータキ
ャンの少なくとも一端側にこのステータキャンの肉厚の
5倍以上の突出高さを有して外径側へ突出する断面路(
」字状の環状突起部を形成し、この環状突起部がTI嵌
する環状溝を前記モータフレームのフランジ部の内周面
に設けてなるものである。
請求項2記載の本発明のキVンドモータの製造方法は、
ステータコアとこのステータコアに巻着したステータコ
イルとからなるステータをモータフレームに固着し、こ
のモータフレームの両側のフランジ部の少なくとも一方
の内周面に環状溝を設け、前記ステータの内周面および
前記両フランジ部の内周面に薄肉円筒状のステータキャ
ンを密る挿入し、このステータキャンの前記環状溝を塞
ぐ部分を絞り加工にて外径側へ突出させて低い環状脹み
部を形成した後、前記ステーターt−センを軸方向に押
圧して舶記環状脹み部を前記環状溝内に突出変形させる
ことにより、この環状溝に遊1■して前記ステータキャ
ンの肉厚の5倍以上の突出高さを有する断面略U字状の
環状突起部を形成してなるものである。
ステータコアとこのステータコアに巻着したステータコ
イルとからなるステータをモータフレームに固着し、こ
のモータフレームの両側のフランジ部の少なくとも一方
の内周面に環状溝を設け、前記ステータの内周面および
前記両フランジ部の内周面に薄肉円筒状のステータキャ
ンを密る挿入し、このステータキャンの前記環状溝を塞
ぐ部分を絞り加工にて外径側へ突出させて低い環状脹み
部を形成した後、前記ステーターt−センを軸方向に押
圧して舶記環状脹み部を前記環状溝内に突出変形させる
ことにより、この環状溝に遊1■して前記ステータキャ
ンの肉厚の5倍以上の突出高さを有する断面略U字状の
環状突起部を形成してなるものである。
(作用)
本発明のキャンドモータは、高温の流体を取り1及うた
めにモータフレームに対してステータキャンが熱膨張し
てこのステータ1ヤンに軸方向圧縮力が作用する場合は
、ステータキャンの環状突起部が軸方向に圧縮されて弾
性変形することにより、ステータキャンに作用する前記
軸方向I)−締力が吸収緩和され、極低温の流体を取り
扱うためにモータフレームに対してステータキャンが熱
収縮してこのステータキャンに軸方向引張力が作用する
場合は、ステータキレンの環状突起部が軸方向に引張さ
れて弾性変形することにより、ステータキャンに作用す
る前記軸方向引張力が吸収緩和される。
めにモータフレームに対してステータキャンが熱膨張し
てこのステータ1ヤンに軸方向圧縮力が作用する場合は
、ステータキャンの環状突起部が軸方向に圧縮されて弾
性変形することにより、ステータキャンに作用する前記
軸方向I)−締力が吸収緩和され、極低温の流体を取り
扱うためにモータフレームに対してステータキャンが熱
収縮してこのステータキャンに軸方向引張力が作用する
場合は、ステータキレンの環状突起部が軸方向に引張さ
れて弾性変形することにより、ステータキャンに作用す
る前記軸方向引張力が吸収緩和される。
イして、ステータキャンの環状突起部がステータキャン
の肉厚の5倍以上の突出高さを有してそのぽね定数が小
さいので、ステータキャンにその肉厚のせいぜい数倍の
突出高さを有する波状部を形成した前記従来例に比べて
、ステータキャンとモータフレームとの熱伸縮差によっ
てステータキャンに生じる軸方向圧縮力や軸方向引張力
、すなわち軸方向作用力を吸収する部分である環状突起
部に前記熱伸縮差と取扱流体の圧力とによって作用する
応力は前記波状部と略同程度にして、前記熱伸縮差によ
ってステータキt・ンに生じる軸方向信用力は数分の一
以下となってステータキャンの端縁溶接部に生じる応力
が大幅に減少される。
の肉厚の5倍以上の突出高さを有してそのぽね定数が小
さいので、ステータキャンにその肉厚のせいぜい数倍の
突出高さを有する波状部を形成した前記従来例に比べて
、ステータキャンとモータフレームとの熱伸縮差によっ
てステータキャンに生じる軸方向圧縮力や軸方向引張力
、すなわち軸方向作用力を吸収する部分である環状突起
部に前記熱伸縮差と取扱流体の圧力とによって作用する
応力は前記波状部と略同程度にして、前記熱伸縮差によ
ってステータキt・ンに生じる軸方向信用力は数分の一
以下となってステータキャンの端縁溶接部に生じる応力
が大幅に減少される。
また1本発明のキャンドモータの製造方法は、ステータ
キャンに絞り加工にて低い環状脹み部を形成した後、ス
テータキャンを軸方向に押圧するので、前記環状脹み部
が亀裂や破裂を生じないことは勿論、殆lυど薄肉化せ
ずに突出形成されて、ステータキャンの肉厚の5倍以上
の突出高さを有する断面略U字状の環状突起部が形成さ
れている。
キャンに絞り加工にて低い環状脹み部を形成した後、ス
テータキャンを軸方向に押圧するので、前記環状脹み部
が亀裂や破裂を生じないことは勿論、殆lυど薄肉化せ
ずに突出形成されて、ステータキャンの肉厚の5倍以上
の突出高さを有する断面略U字状の環状突起部が形成さ
れている。
(実施例)
次に、本発明のキャンドモータの実施例を図面に基づき
説明する。
説明する。
第1図および第2図は、本発明のキャンドモータを適用
したキャンドモータポンプの一実施例を小し、図におい
て20は、ステータコア21とこのコア21Kyj着し
たステータコイル22とからなるステータ23をモータ
フレーム24に挿入固着し、前記ステータ23の内周面
およびモータフレーム24の両側のフランジ部25.2
6の内周面に密着挿入した非6f1M体からなる薄肉円
筒状のステータキャン27の両端縁をそれぞれ前記フラ
ンジ部25および26に液密に溶接してなるキャンドモ
ータで、前記ステータキャン27の一端側にこのステー
タキャン27の肉厚の5倍以上(実用上は10倍程度;
若しくはそれ以上が好適である)の突出高さを有して外
径側へ突出する断面略U字状の環状突起部28を形成し
、この環状突起部28を遊嵌する環状溝29を前記フラ
ンジ部26の内周面に設ける。
したキャンドモータポンプの一実施例を小し、図におい
て20は、ステータコア21とこのコア21Kyj着し
たステータコイル22とからなるステータ23をモータ
フレーム24に挿入固着し、前記ステータ23の内周面
およびモータフレーム24の両側のフランジ部25.2
6の内周面に密着挿入した非6f1M体からなる薄肉円
筒状のステータキャン27の両端縁をそれぞれ前記フラ
ンジ部25および26に液密に溶接してなるキャンドモ
ータで、前記ステータキャン27の一端側にこのステー
タキャン27の肉厚の5倍以上(実用上は10倍程度;
若しくはそれ以上が好適である)の突出高さを有して外
径側へ突出する断面略U字状の環状突起部28を形成し
、この環状突起部28を遊嵌する環状溝29を前記フラ
ンジ部26の内周面に設ける。
また、前記各フランジ部25および26に嵌着したフロ
ントベアリングハウジング30およびリアベアリングハ
ウジング31にそれぞれフロントベアリング32および
リアベアリング33を装着し、前記ステータ23に対向
配設したロータ34に挿通固着したシャフト35をスリ
ーブ36.36およびスラストカラ37、37を介して
前記両ベアリング32.33にて支承する。
ントベアリングハウジング30およびリアベアリングハ
ウジング31にそれぞれフロントベアリング32および
リアベアリング33を装着し、前記ステータ23に対向
配設したロータ34に挿通固着したシャフト35をスリ
ーブ36.36およびスラストカラ37、37を介して
前記両ベアリング32.33にて支承する。
そして、前記キャンドモータ20の前端側にポンプケー
シング38を取着し、このポンプケーシング38内に配
設したインペラ39を前記シャフト35に挿着し、ポン
プ吐出口40とリアベアリングハウジング31とに循環
バイブ41を接続し、前記ポンプ吐出口40のポンプ揚
液の一部がキャンドモータ循環流として循環バイブ41
を経てキャンドモータ20内に流入し、両ベアリング3
2.33を潤滑しながらキャンドモータ20内を通過し
、インペラ39のバランスホール42からポンプ吸込口
43側へと戻って循環するキャンドモータ循環流路を形
成する。
シング38を取着し、このポンプケーシング38内に配
設したインペラ39を前記シャフト35に挿着し、ポン
プ吐出口40とリアベアリングハウジング31とに循環
バイブ41を接続し、前記ポンプ吐出口40のポンプ揚
液の一部がキャンドモータ循環流として循環バイブ41
を経てキャンドモータ20内に流入し、両ベアリング3
2.33を潤滑しながらキャンドモータ20内を通過し
、インペラ39のバランスホール42からポンプ吸込口
43側へと戻って循環するキャンドモータ循環流路を形
成する。
このように構成した実施例において、高温のポンプ揚液
を取り扱うと、ステータキャン27がキャンドモータ循
環流としてキャンドモータ20内を通過する高温のポン
プ揚液から熱伝達されて貸温され、このステータキャン
27に伝達された熱はステータ23にて発生する熱とと
もにステータコア21を介してモータフレーム24に伝
達され、このモータフレーム24から外気へ放熱される
ので、外気に接して冷却されるモータフレーム24に対
して高温のポンプ揚液に直接接触して胃温されるステー
ウキ1シン27の熱膨張が極めて大きくなる厚、この熱
膨張差によってステータキャン27に生じる軸方向圧縮
力は、ステータキャン27の環状突起部28が軸方向に
圧縮されて第3図に示すように実線から点線へと弾性変
形することにより、吸収緩和される。
を取り扱うと、ステータキャン27がキャンドモータ循
環流としてキャンドモータ20内を通過する高温のポン
プ揚液から熱伝達されて貸温され、このステータキャン
27に伝達された熱はステータ23にて発生する熱とと
もにステータコア21を介してモータフレーム24に伝
達され、このモータフレーム24から外気へ放熱される
ので、外気に接して冷却されるモータフレーム24に対
して高温のポンプ揚液に直接接触して胃温されるステー
ウキ1シン27の熱膨張が極めて大きくなる厚、この熱
膨張差によってステータキャン27に生じる軸方向圧縮
力は、ステータキャン27の環状突起部28が軸方向に
圧縮されて第3図に示すように実線から点線へと弾性変
形することにより、吸収緩和される。
また、極低温のポンプ揚液を取り扱うと、ポンプ揚液に
直接接触するステータキャン27は極低温となって熱収
縮し、モータフレーム24はステータ23の発生熱がス
テータキャン27を介してポンプ揚液に放熱される程度
によって外気より少し高温ないし低温となって多少伸縮
するが、いずれにしてもモータフレーム24に対してス
テータキャン27が熱収縮し、この熱収縮によってステ
ータキャン27に生じる軸方向引張力は、ステータキャ
ン27の環状突起部28が軸方向に引張されて第3図に
示すように実線から111i1へと弾性変形することに
より、吸収緩和される。
直接接触するステータキャン27は極低温となって熱収
縮し、モータフレーム24はステータ23の発生熱がス
テータキャン27を介してポンプ揚液に放熱される程度
によって外気より少し高温ないし低温となって多少伸縮
するが、いずれにしてもモータフレーム24に対してス
テータキャン27が熱収縮し、この熱収縮によってステ
ータキャン27に生じる軸方向引張力は、ステータキャ
ン27の環状突起部28が軸方向に引張されて第3図に
示すように実線から111i1へと弾性変形することに
より、吸収緩和される。
そして、前記環状突起部28は、ステータキャン21の
肉厚の5倍以上の突出高さを有するため、ステータキャ
ン27とモータフレーム24との熱伸縮差によってステ
ータキャン27に生じる軸方向圧縮力または軸方向引張
力、すなわち軸方向作用力を吸収緩和するための撓みけ
が大きく、換言す札ば前記環状突起部28のばね定数が
小さいため、前記第14図に示すようにステータキャン
5にその肉厚のせいぜい数倍の突出高さを有する波状部
8を形成した従来例に比べては、ステータキャン27に
生じる前記熱伸縮差による軸方向作用力を吸収する部分
である環状突起部28に前記熱伸縮差とポンプ揚液のB
カとによって作用する応力は前記波状部8ど略同程度に
して、前記熱伸縮差によってステータキャン27に生じ
る軸方向作用力は数分の一以下となってステータキャン
27の端縁溶接部に生じる応力が大幅に減少され、館記
第16図乃至第18図に定寸ようにステータキャン5の
端縁にベローズ11や環状端板12または13を連接し
た従来例に比べては、前記環状突起部28のばね定数が
まだかなり大ぎいので前記熱伸縮差によってステータキ
ャン27に生じる軸方向作用力は数十倍となる°bのの
実用的には十分であり、前記熱伸縮とポンプ揚液の圧力
とによって環状突起部28に作用する応力は前記ベロー
ズ11や僚状端板12.13の数分の−となるので、高
温または極低温でがっ高圧力のポンプ揚液を取り扱うこ
とができる。
肉厚の5倍以上の突出高さを有するため、ステータキャ
ン27とモータフレーム24との熱伸縮差によってステ
ータキャン27に生じる軸方向圧縮力または軸方向引張
力、すなわち軸方向作用力を吸収緩和するための撓みけ
が大きく、換言す札ば前記環状突起部28のばね定数が
小さいため、前記第14図に示すようにステータキャン
5にその肉厚のせいぜい数倍の突出高さを有する波状部
8を形成した従来例に比べては、ステータキャン27に
生じる前記熱伸縮差による軸方向作用力を吸収する部分
である環状突起部28に前記熱伸縮差とポンプ揚液のB
カとによって作用する応力は前記波状部8ど略同程度に
して、前記熱伸縮差によってステータキャン27に生じ
る軸方向作用力は数分の一以下となってステータキャン
27の端縁溶接部に生じる応力が大幅に減少され、館記
第16図乃至第18図に定寸ようにステータキャン5の
端縁にベローズ11や環状端板12または13を連接し
た従来例に比べては、前記環状突起部28のばね定数が
まだかなり大ぎいので前記熱伸縮差によってステータキ
ャン27に生じる軸方向作用力は数十倍となる°bのの
実用的には十分であり、前記熱伸縮とポンプ揚液の圧力
とによって環状突起部28に作用する応力は前記ベロー
ズ11や僚状端板12.13の数分の−となるので、高
温または極低温でがっ高圧力のポンプ揚液を取り扱うこ
とができる。
すなわち、前記第14図に示すようにステータキャン5
に波状部8を形成した従来例における高温のポンプ揚液
と外気との温度差の対応限度は200 deg稈度であ
り、前記実施例においてさらに高温のポンプ揚液を取り
扱うとしても、ステータコイル22の絶縁耐熱の関係か
らせいぜい400℃のポンプ揚液を取り扱うのが限度で
、ポンプ揚液と外気との温度差は数倍にしかならず、従
って前記熱伸縮差によってステータキャン27に生じる
軸方向作用力が数分の一以下になれば十分である。
に波状部8を形成した従来例における高温のポンプ揚液
と外気との温度差の対応限度は200 deg稈度であ
り、前記実施例においてさらに高温のポンプ揚液を取り
扱うとしても、ステータコイル22の絶縁耐熱の関係か
らせいぜい400℃のポンプ揚液を取り扱うのが限度で
、ポンプ揚液と外気との温度差は数倍にしかならず、従
って前記熱伸縮差によってステータキャン27に生じる
軸方向作用力が数分の一以下になれば十分である。
なお、ステータキャン27とモータフレーム24の熱膨
張率の差が大きいと前記熱伸縮差によってステータキャ
ン27に生じる軸方向作用力がより大きくなるが、この
場合はステータキャン27に複数の環状突起部28を設
け、例えば第4図に示すように、ステータキャン27の
一端側に2つの環状突起FiS28.28を形成してモ
ータフレーム24のフランジ部26の内周面に設けた2
つの環状溝29.29にそれぞれ遊嵌し、あるいは第5
図に示すように、ステータキャン27の両端側にそれぞ
れ環状突起部28および28を形成してモータフレーム
24の両フランジ部25および26の内周而にそれぞれ
設けた環状溝29および29に遊嵌し、前記熱伸縮差に
よってステータキャン21に生じる軸方向作用力を吸収
緩和するだめの撓み吊を増大することにより、すなわち
環状突起部28.28全体としてのばね定数を減少する
ことにより、前記熱伸縮差によってステータキャン27
に生じろ軸方向信用力を低減させればよい。
張率の差が大きいと前記熱伸縮差によってステータキャ
ン27に生じる軸方向作用力がより大きくなるが、この
場合はステータキャン27に複数の環状突起部28を設
け、例えば第4図に示すように、ステータキャン27の
一端側に2つの環状突起FiS28.28を形成してモ
ータフレーム24のフランジ部26の内周面に設けた2
つの環状溝29.29にそれぞれ遊嵌し、あるいは第5
図に示すように、ステータキャン27の両端側にそれぞ
れ環状突起部28および28を形成してモータフレーム
24の両フランジ部25および26の内周而にそれぞれ
設けた環状溝29および29に遊嵌し、前記熱伸縮差に
よってステータキャン21に生じる軸方向作用力を吸収
緩和するだめの撓み吊を増大することにより、すなわち
環状突起部28.28全体としてのばね定数を減少する
ことにより、前記熱伸縮差によってステータキャン27
に生じろ軸方向信用力を低減させればよい。
次に、本発明のキャンドモータの製造方法の実施例を第
6図乃至第8図に基づき説明する。
6図乃至第8図に基づき説明する。
まず、第6図に示すように、ステータコア21とこのコ
ア21に巻着したステータコイル22とからなるステー
タ23をモータフレーム24の胴部44に挿入固着した
後、ステータコア21の各端面内径部との間に各補強I
マ45および45を挾持する各フランジ部25および2
6を前記胴部44に溶度して前記モータフレーム24を
構成し、前記一方のフランジ部26の内周面に断面略U
字状の環状溝29を削設し、前記ステータコア21の内
周面および前記両フランジ部25、26の内周面、並び
に両補強度45.45の内周而に非ra竹体からなる薄
肉円筒状のステータキャン27を密行挿入する。
ア21に巻着したステータコイル22とからなるステー
タ23をモータフレーム24の胴部44に挿入固着した
後、ステータコア21の各端面内径部との間に各補強I
マ45および45を挾持する各フランジ部25および2
6を前記胴部44に溶度して前記モータフレーム24を
構成し、前記一方のフランジ部26の内周面に断面略U
字状の環状溝29を削設し、前記ステータコア21の内
周面および前記両フランジ部25、26の内周面、並び
に両補強度45.45の内周而に非ra竹体からなる薄
肉円筒状のステータキャン27を密行挿入する。
続いて、第7図に示すように、このステータキャン27
の前記1’W状満29を塞ぐ部分を、その内周面にロー
ラを押し当てながら回転させて絞り加工し、まtc I
j 油ff成形にて絞り加工して外径側へ突出させ、突
出高さがステータキャン27の肉厚程度またはそれ以下
の低い環状層み部46を形成する。
の前記1’W状満29を塞ぐ部分を、その内周面にロー
ラを押し当てながら回転させて絞り加工し、まtc I
j 油ff成形にて絞り加工して外径側へ突出させ、突
出高さがステータキャン27の肉厚程度またはそれ以下
の低い環状層み部46を形成する。
次に、第8図に示すように、モータフレーム24を動か
ないように作業台などに固定した後、ステークキャン2
7をその両端縁が中央側へ同量ずつ移動するように当板
47.47を介してブレス橢械などにて押圧してステー
タキャン27をrf二縮することにより、前記低い環状
層み部46を外径側へ大きく突出形成させ、前記環状渦
29に遊嵌してステークキャン27の19肉の5倍以上
の突出高さを有する断面路(」字状の環状突起部28を
形成する。
ないように作業台などに固定した後、ステークキャン2
7をその両端縁が中央側へ同量ずつ移動するように当板
47.47を介してブレス橢械などにて押圧してステー
タキャン27をrf二縮することにより、前記低い環状
層み部46を外径側へ大きく突出形成させ、前記環状渦
29に遊嵌してステークキャン27の19肉の5倍以上
の突出高さを有する断面路(」字状の環状突起部28を
形成する。
そして、最後にステ上タキャン27の両端縁をそれぞれ
各フランジ部25.26の内周端縁に液茫に溶接する。
各フランジ部25.26の内周端縁に液茫に溶接する。
この方法によれば、突出高さがステータキャン27の肉
厚程度またはそれ以下の低い環状層み部46は絞り加工
にて形成するが、前記環状突起部28は薄肉化による強
度低下または亀裂や破裂を生じることからステータI:
17ン27の肉厚のぜいぜい数倍の突出高さにしか形成
できない絞り加工によらないでステータキャン21を軸
方向に押圧することによって形成するので、ステークキ
ャン27の肉厚の5倍以上の突出高さを有する環状突起
部28を形成してら殆んど強度低下を招くことがなく、
またこの環状突起部28はフランジ部26の内周面に削
設した環状渦29に遊嵌するので、前記第14図に示す
従来例のようにステータコイルのコイルエンド内径部に
当接する怖れからその突出高さを低く制限されることは
ない。
厚程度またはそれ以下の低い環状層み部46は絞り加工
にて形成するが、前記環状突起部28は薄肉化による強
度低下または亀裂や破裂を生じることからステータI:
17ン27の肉厚のぜいぜい数倍の突出高さにしか形成
できない絞り加工によらないでステータキャン21を軸
方向に押圧することによって形成するので、ステークキ
ャン27の肉厚の5倍以上の突出高さを有する環状突起
部28を形成してら殆んど強度低下を招くことがなく、
またこの環状突起部28はフランジ部26の内周面に削
設した環状渦29に遊嵌するので、前記第14図に示す
従来例のようにステータコイルのコイルエンド内径部に
当接する怖れからその突出高さを低く制限されることは
ない。
なお、ステータキャン27をその両端縁が中央側へ同量
ずつ移動するように押圧するには2台の連動する機械式
プレスが必要なため、第9図に示すように、ステータキ
ャン27の一端縁とフランジ部26の内側端面に受板4
8を当接して受台49に載置した後、ステータキャン2
7の他端縁を当Ifi、47を介して押圧すれば通常の
機械式プレスや・油圧式プレスが使用でき、この場合、
ステータキせン27の当板47から環状#29までの部
分のみが軸方向に移動されて絞り加工にて形成した低い
環状層み部46が第10図に示すように■OOQの形状
の順に突出変形されて断面略U字状の環状突起i28が
形成される。
ずつ移動するように押圧するには2台の連動する機械式
プレスが必要なため、第9図に示すように、ステータキ
ャン27の一端縁とフランジ部26の内側端面に受板4
8を当接して受台49に載置した後、ステータキャン2
7の他端縁を当Ifi、47を介して押圧すれば通常の
機械式プレスや・油圧式プレスが使用でき、この場合、
ステータキせン27の当板47から環状#29までの部
分のみが軸方向に移動されて絞り加工にて形成した低い
環状層み部46が第10図に示すように■OOQの形状
の順に突出変形されて断面略U字状の環状突起i28が
形成される。
この場合、前記低い環状層み部46が突出変形されて環
状突起部28が形成される軌跡に鑑みれば、前記I)状
溝29は同図に示すように断面略鋸歯状に形成するのが
最適である。
状突起部28が形成される軌跡に鑑みれば、前記I)状
溝29は同図に示すように断面略鋸歯状に形成するのが
最適である。
そして、この方法においては、前記第14図に示す従来
例のようにステータキャン5に波状部8を形成するため
の繁雑な加工や特殊な治具は不要であり、前記第16図
乃至第18図に示す従来例のようにステータキャン5の
端縁のベローズ11や環状端板12.13を液密に連接
するための高度な溶接または折り曲げ加工技術が不要で
あり、製作が容易である。
例のようにステータキャン5に波状部8を形成するため
の繁雑な加工や特殊な治具は不要であり、前記第16図
乃至第18図に示す従来例のようにステータキャン5の
端縁のベローズ11や環状端板12.13を液密に連接
するための高度な溶接または折り曲げ加工技術が不要で
あり、製作が容易である。
ところで、前記第4図または第5図に示すようにステー
タキャン27に複数の環状突起部28.28を設ける場
合は、第11図に示すように、第1の環状突起部28を
前記と同様にして形成し、続いて第2の環状突起部28
を形成するための低く環状層み部46を絞り加工にて形
成した後、第1のli状状突起28の内側空間に嵌まり
込む第12図に小すJ、うな環状体50を一片50aの
両端面が平行となるように三分割してなる円弧状当11
i50a 、 50b 、 50cを、第1図の11状
突起部28に内側から嵌め込んで環状に配置し、この環
状に配置した円弧状当板50a 、 50b 、 50
cの内径部に受板48の小径部を嵌着するとともにこの
受板48をフランジ部46の内側端面に当接して受台4
9に載置した後、ステータキャン27の他端縁を当板4
7を介してプレス機械にて押圧すればよい。
タキャン27に複数の環状突起部28.28を設ける場
合は、第11図に示すように、第1の環状突起部28を
前記と同様にして形成し、続いて第2の環状突起部28
を形成するための低く環状層み部46を絞り加工にて形
成した後、第1のli状状突起28の内側空間に嵌まり
込む第12図に小すJ、うな環状体50を一片50aの
両端面が平行となるように三分割してなる円弧状当11
i50a 、 50b 、 50cを、第1図の11状
突起部28に内側から嵌め込んで環状に配置し、この環
状に配置した円弧状当板50a 、 50b 、 50
cの内径部に受板48の小径部を嵌着するとともにこの
受板48をフランジ部46の内側端面に当接して受台4
9に載置した後、ステータキャン27の他端縁を当板4
7を介してプレス機械にて押圧すればよい。
以−し、本発明をポンプを駆動するキャンドモータにつ
いて説明したが、圧縮機やブロワ−など他の流体機械を
駆動するキVンドモータにも同様に適用できる。
いて説明したが、圧縮機やブロワ−など他の流体機械を
駆動するキVンドモータにも同様に適用できる。
本発明のキVンドモータによれば、ステータキャンとモ
ータフレームとの熱伸縮差によってステークキャンに生
じる軸方向圧縮力または軸方向引張力、すなわち軸方向
作用力を吸収緩和する環状突起部が、ステータキャンの
肉厚の5倍以上の突出高さを有してそのばね定数が小さ
いため、ステータキャンにその肉厚のぜいぜい数倍の突
出高さを右する波状部を形成した従来例に比べて、前記
熱伸縮差と取扱流体の圧力とによってこの波状部および
前記環状突起部に作用する応力は略同程度にして、前記
熱伸縮差によってステータキャンに生じる軸方向作用力
は数分の一以下となってステータキャンの端縁溶接部に
生じる応力が大幅に減少され、およびステータキャンの
端縁にベローズや環状端板を連接した従来例に比べては
、前記熱伸縮差と取扱流体の圧力とによって前記環状突
起部に作用する応力は前記ベローズや環状端板の数分の
−・となるので、高温または極低温でかつ高圧力の流体
を取り扱うことができる。
ータフレームとの熱伸縮差によってステークキャンに生
じる軸方向圧縮力または軸方向引張力、すなわち軸方向
作用力を吸収緩和する環状突起部が、ステータキャンの
肉厚の5倍以上の突出高さを有してそのばね定数が小さ
いため、ステータキャンにその肉厚のぜいぜい数倍の突
出高さを右する波状部を形成した従来例に比べて、前記
熱伸縮差と取扱流体の圧力とによってこの波状部および
前記環状突起部に作用する応力は略同程度にして、前記
熱伸縮差によってステータキャンに生じる軸方向作用力
は数分の一以下となってステータキャンの端縁溶接部に
生じる応力が大幅に減少され、およびステータキャンの
端縁にベローズや環状端板を連接した従来例に比べては
、前記熱伸縮差と取扱流体の圧力とによって前記環状突
起部に作用する応力は前記ベローズや環状端板の数分の
−・となるので、高温または極低温でかつ高圧力の流体
を取り扱うことができる。
また、本発明のキャンドモータの製造方法によれば、ス
テータキャンに絞り加工にて低い環状脹み部を形成した
後、ステータキャンを軸方向に押圧して@配環状膨み部
をさらに外径側へ大きく突出形成させて環状突起部を形
成するので、亀裂や破裂を生じないことは勿論、殆んど
薄肉化けずにステータキャンの肉厚の5倍以上の突出高
さを右する断1n1略U字状の前記環状突起部を形成す
ることかでき、高度な加工技術や特殊な治具も不要で製
作容易であり、廉価につく。
テータキャンに絞り加工にて低い環状脹み部を形成した
後、ステータキャンを軸方向に押圧して@配環状膨み部
をさらに外径側へ大きく突出形成させて環状突起部を形
成するので、亀裂や破裂を生じないことは勿論、殆んど
薄肉化けずにステータキャンの肉厚の5倍以上の突出高
さを右する断1n1略U字状の前記環状突起部を形成す
ることかでき、高度な加工技術や特殊な治具も不要で製
作容易であり、廉価につく。
第1図は本発明のキャンドモータをキャンドモータポン
プに適用した実施例を示す縦断面図、第2図は同上キャ
ンドモータポンプの一部拡大の縦断面図、第3図は同上
キャンドモータポンプにおけるステータキャンの環状突
起部の動作を説明する縦断面図、第4図および第5図は
それぞれ本発明のキャンドモータの他の実施例を示す縦
断面図、第6図から第8図は本発明のキヤノピ[−りの
製造方法の一実施例を説明する縦断面図、第9図から第
10図および第11図から第12図はそれぞれ本発明の
キャンドモータの製)聞方法の伯の実施例を説明する縦
断面図、第13図乃至第18図はそれぞれ従来のキャン
ドモータを示す縦断面図である。 20・・キャンドモータ、21・・ステータコア、22
・・ステータコイル、23・・ステータ、24・・モー
タフレーム、25.26・・フランジ部、27・。 ステータキャン、28・・環状突起部、2つ・、環状溝
、46・・環状咀み部。 第2図 第3図 第11図 第12図 第17図 第18図
プに適用した実施例を示す縦断面図、第2図は同上キャ
ンドモータポンプの一部拡大の縦断面図、第3図は同上
キャンドモータポンプにおけるステータキャンの環状突
起部の動作を説明する縦断面図、第4図および第5図は
それぞれ本発明のキャンドモータの他の実施例を示す縦
断面図、第6図から第8図は本発明のキヤノピ[−りの
製造方法の一実施例を説明する縦断面図、第9図から第
10図および第11図から第12図はそれぞれ本発明の
キャンドモータの製)聞方法の伯の実施例を説明する縦
断面図、第13図乃至第18図はそれぞれ従来のキャン
ドモータを示す縦断面図である。 20・・キャンドモータ、21・・ステータコア、22
・・ステータコイル、23・・ステータ、24・・モー
タフレーム、25.26・・フランジ部、27・。 ステータキャン、28・・環状突起部、2つ・、環状溝
、46・・環状咀み部。 第2図 第3図 第11図 第12図 第17図 第18図
Claims (2)
- (1)ステータコアとこのステータコアに巻着したステ
ータコイルとからなるステータをモータフレームに固着
し、前記ステータの内周面に密着挿入した薄肉円筒状の
ステータキャンの両端縁を前記モータフレームの両側の
フランジ部に流体密に溶接したキャンドモータにおいて
、 前記ステータキャンの少なくとも一端側にこのステータ
キャンの肉厚の5倍以上の突出高さを有して外径側へ突
出する断面略U字状の環状突起部を形成し、この環状突
起部が遊嵌する環状溝を前記モータフレームのフランジ
部の内周面に設けたことを特徴とするキャンドモータ。 - (2)ステータコアとこのステータコアに巻着したステ
ータコイルとからなるステータをモータフレームに固着
し、このモータフレームの両側のフランジ部の少なくと
も一方の内周面に環状溝を設け、前記ステータの内周面
および前記両フランジ部の内周面に薄肉円筒状のステー
タキャンを密着挿入し、このステータキャンの前記環状
溝を塞ぐ部分を絞り加工にて外径側へ突出させて低い環
状脹み部を形成した後、前記ステータキャンを軸方向に
押圧して前記環状脹み部を前記環状溝内に突出変形させ
ることにより、この環状溝に遊嵌して前記ステータキャ
ンの肉厚の5倍以上の突出高さを有する断面略U字状の
環状突起部を形成することを特徴とするキャンドモータ
の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63256588A JPH0620357B2 (ja) | 1988-10-12 | 1988-10-12 | キャンドモータおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63256588A JPH0620357B2 (ja) | 1988-10-12 | 1988-10-12 | キャンドモータおよびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02106145A true JPH02106145A (ja) | 1990-04-18 |
JPH0620357B2 JPH0620357B2 (ja) | 1994-03-16 |
Family
ID=17294715
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63256588A Expired - Lifetime JPH0620357B2 (ja) | 1988-10-12 | 1988-10-12 | キャンドモータおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0620357B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6057624A (en) * | 1996-04-16 | 2000-05-02 | Ebara Corporation | Canned motor with stator can reinforcement |
JP2009201338A (ja) * | 2008-02-25 | 2009-09-03 | Sanyo Denki Co Ltd | 気密型電動機 |
CN113794290A (zh) * | 2021-09-13 | 2021-12-14 | 珠海格力节能环保制冷技术研究中心有限公司 | 电机、压缩机、空调器 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102022201849A1 (de) * | 2022-02-22 | 2023-08-24 | Abiomed Europe Gmbh | Bürstenloser Motor sowie Verfahren zur Montage eines bürstenlosen Motors |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5841037U (ja) * | 1981-09-09 | 1983-03-18 | 株式会社日立製作所 | キヤンドモ−タ |
JPS6028445U (ja) * | 1983-07-29 | 1985-02-26 | 三菱電機株式会社 | 液封式電動機 |
-
1988
- 1988-10-12 JP JP63256588A patent/JPH0620357B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN113794290A (zh) * | 2021-09-13 | 2021-12-14 | 珠海格力节能环保制冷技术研究中心有限公司 | 电机、压缩机、空调器 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0620357B2 (ja) | 1994-03-16 |
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