JPH02104347A - 光ファイバーケーブル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、レーザー光線を目的部位に導き、人体の治療
等に用いられる光ファイバーケーブルに関するものであ
る。

従来の技術 近年、レーザーメスやレーザー加工機においてレーザー
光を導くのに操作性に優れた光ファイバーケーブルが用
いられている。例えば第６図に示すようなレーザーメス
装置１では、細径で可撓性に優れている光ファイバーケ
ーブル２を内視鏡や、　硬性鏡を用いて体内に挿入し、
患部組織を開力せずに治療することが注目されており、
その光ファイバーとしてムｇｏｌ、　　ムｇＢｒ等の材
料を用いたものが使用されつつある。例えば眼球にプロ
ーブ３を刺し込み硝子体内に発生した増殖膜を切除する
ことや、膝関節の隙間にプローブ３を刺し込み硬性鏡の
観察下で半月板を蒸散させるなどの手術である。。

体内手術は、体内に挿入したプローブ３からレーザー光
を患部組織に照射するものであるが、正常組織を照射し
ないようプローブ先端に遮蔽板４が設けられている。第
７図〜第８図に基づきプロ−ブ３の構成を説明する。６
は光ファイバーであり、保護チューブ７に収納保護され
、出射端側にレーザー光を透過する光学部材９が中チュ
ーブ８に固定されている。プローブ３の先端には遮蔽板
４が設けられており、術中に患部組織１０以外の正常な
組織１１を傷つけないよう、遮蔽板４上で患部組織組織
１０を蒸散、切断させるものである。

発明が解決しようとする課題 しかし従来の遮光板４は平板状に形成されているため、
レーザー光を受けている遮蔽板４が発熱しレーザー照射
される患部組織１０の周辺組織に焼は付き、周辺組織と
遮蔽板４が固定されてプローブ３が操作できず治療が不
可能な状態になることがあった。

そこで特開昭５６−１０４８５３号公報に示されている
ような、遮蔽板を皿状に形成し液体を保持せしめてレー
ザービームを吸収する構造がある。

しかし体内に挿入した状態では自由度が少なく、光によ
って蒸発してしまい、その結果遮蔽板が発熱し周辺組織
に付着することになる。

課題を解決するための手段 本発明は、レーザー光線を照射部位迄導く光ファイバー
と、この光ファイバーを保護する保護チューブと、光フ
ァイバー出射端部を覆いレーザー光を透過する光学部材
と、出射されたレーザー光を遮蔽する遮蔽板とから成り
、この遮蔽板の中心部に凸部を設けたことを特徴とする
光ファイバー・ケーブルである。

また遮蔽板の中心部上方に細幅部材を配置せしめたこと
を特徴とする光ファイバーケーブルである。

作用 この技術的手段による作用は、遮蔽板に凸部を設けたこ
と、あるいは遮蔽板中央部に遮蔽板と分離した細幅部材
を設けたことにより、患部組織を遮蔽板より浮かせて保
持し、遮蔽板と周辺組織との焼は付きを無くするもので
ある。

実施例 本発明の実施例を第１図〜第５図に基づき説明する。第
１図の実施例は、プローブ３の遮蔽板１２をＡ−Ａ断面
に示すように中高の山伏に突出させて凸部１２ａを形成
し先端を三角形状としたものである。第２図の実施例は
、プローブ３の遮蔽板１３をＢ−Ｂ断面に示すように中
央部を折り畳んで突出させ凸部１３ａを形成し左右端を
平面状としたものである。第３図の実施例は、プローブ
３先端の平面の遮蔽板１４に、長手方向に勾配をつけた
ナイフェツジ状の凸部１５を溶接等で固定したものであ
る。第４図の実施例は、プローブ３先端の平面の遮蔽板
１８の中央部に細幅な板状の細幅部材１７を、遮蔽板１
６から離して一体的折り曲げあるいは溶接等で固定した
ものである。

なお上記実施例はいずれも、第７図、第８図に基づいて
既に述べたように、レーザー光線を照射部位迄導く光フ
ァイバー出射端部を覆いレーザー。

光を通過する光学部材（例えばウィンドウ）９とからな
る光ファイバーケーブルに係るものである。

次に手術時の使用状態を第５図（ａ）に基づき説明する
。体内に挿入された第１の実施例のプローブ３の遮蔽板
１２の凸部１２ａによって、患部組織１８を正常な組織
２０から離して保持しレーザー光を照射すると、患部組
織１８は山状の凸部１２ａで蒸散あるいは切断され、正
常組織２０には照射されない。また、患部組織１８を凸
部１２ａで受けていることから、レーザー照射される凸
部１２ａの患部組織１８以外の周辺組織１９は遮蔽板１
２から浮いた状態であり、遮蔽板１２が発熱しても周辺
組織１９が付着することがない。

次に第５図（ｂ）に基づき説明する。体内に挿入された
第４の実施例のプローブ３の遮蔽板１８の細幅部材１７
によって、患部組織１８を正常な組織２０から離して保
持しレーザー光を照射すると、患部組織１８は細幅部材
１７部で蒸散あるいは切断され、正常組織２０には照射
されない。また、患部組織１８を細幅部材１７で受けて
いることから、レーザー照射される細幅部材１７部の患
部組織１８以外の周辺組織１９は遮蔽板１６から。

浮いた状態であり、遮蔽板１６が発熱しても周辺組織１
９が付着することがない。この例では細幅部材と遮蔽板
が分離しており細幅部材のレーザ照射による発熱が遮蔽
板１６に伝導しにくく遮蔽板が過熱する危険が少ない。

発明の効果 以上のように本発明によれば、光ファイバーケーブルの
プローブ先端に、中央に凸部を有する遮蔽板を設けたこ
とによって、レーザー照射される凸部で受けた患部組織
以外の周辺組織は遮蔽板から浮いた状態となり、遮蔽板
の発熱による周辺組織の焼は付き・付着がなく、スムー
ズにプローブを操作することができる。

また本発明によれば、光ファイバーケーブルのプローブ
先端に、中央部上方に細幅部材を有する遮蔽板を設けた
ことによって、レーザー照射時刻幅部材部で受けた患部
組織以外の周辺組織は遮蔽板から浮いた状態となり、遮
蔽板の発熱による周辺組織の焼は付き・付着がなく、ス
ムーズにプローブを操作することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）は本発明の第１の実施例における光ファイ
バーケーブルのプローブの斜視図、同図（ｂ）はそのＡ
−Ａ断面図、第２図（ａ）は第２の実施例における光フ
ァイバーケーブルのプローブの斜視図、同図（ｂ）はそ
のＢ−Ｂ断面図、第３図（ａ）は第３の実施例における
光ファイバーケーブルのプローブの斜視図、同図（ｂ）
はその側面図、第４図（ａ）は第４の実施例における光
ファイバーケーブルのプローブの斜視図、同図（ｂ）は
その側面図、第５図（ａ）、　（ｂ）は手術時における
作用を説明する部分断面図、第６図は従来例におけるレ
ーザーメス装置の斜視図、第７図は従来例における光フ
ァイバーケーブルのプローブの断面図、第８図は従来例
の手術時における作用を説明する斜視図である。 ３−−プローブ、１２．　１３．　１４．　１８−−遮
蔽板、　１２ａ１１３ａ１１５−一凸部、１７一−細幅
部材、１８−一患部組織、１９−−周辺組織、２０−一
正常組織。 代理人の氏名　弁理士　粟野重孝　はか１名３〜　フ′
ローブ 簿２図　（勾　　　　　／３−遮歌淑 １４　　　　　　　／４ Ｉ６−　　志数板 ｔ７−　　菖？！ｉｒ節寸 Ｍ４図 ＢＬ）　　　　　　　　　（ｂ）

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）レーザー光線を照射部位迄導く光ファイバーと、
   この光ファイバーを保護する保護チューブと、光ファイ
   バー出射端部を覆いレーザー光を透過する光学部材と、
   出射されたレーザー光を遮蔽する遮蔽板とから成り、こ
   の遮蔽板の中心部に凸部を設けたことを特徴とする光フ
   ァイバーケーブル。
2. （２）レーザー光線を照射部位迄導く光ファイバーと、
   この光ファイバーを保護する保護チューブと、光ファイ
   バー出射端部を覆いレーザー光を透過する光学部材と、
   出射されたレーザー光を遮蔽する遮蔽板とから成り、こ
   の遮蔽板の中心部上方に細幅部材を配置せしめたことを
   特徴とする光ファイバーケーブル。