JPH02103358A - 蓄熱式冷凍装置 - Google Patents

蓄熱式冷凍装置

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JPH02103358A
JPH02103358A JP25501288A JP25501288A JPH02103358A JP H02103358 A JPH02103358 A JP H02103358A JP 25501288 A JP25501288 A JP 25501288A JP 25501288 A JP25501288 A JP 25501288A JP H02103358 A JPH02103358 A JP H02103358A
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freezer
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tank
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茂樹 佐藤
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Hajime Arai
一 新井
Susumu Ishii
進 石井
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、蓄熱式冷凍装置に係り、特に、例えばビル空
調システム、冷凍庫、製氷機等に用いる蓄熱槽を備えた
冷凍装置における、蓄熱槽の有効利用に好適な蓄熱式冷
凍装置に関するものである。
(従来の技術〕 従来の氷蓄熱式の冷凍装置としては、例えば、特開昭5
0−153442号公報、特開昭55−92888号公
報、特開昭61−165533号公報等に記載された技
術が知られている。
前記特開昭50−153442号公報の技術は、水槽内
に冷媒管列を配置し、この冷媒管に冷媒を通して冷媒管
の周囲に氷を生成させ、生成量が所定量に達したとき、
冷媒の流れを止めて、氷を冷媒管から離脱させる蓄冷方
法である。
また、特開昭55−92888号公報には、蒸発性液体
が封入された棒状の密閉容器を蓄熱容器内に多数並設し
、蓄熱材結晶を棒状密閉容器外周に成長させ、適当厚さ
に成長したら加熱器により密閉容器を介して熱を伝達し
て密閉容器外面から離脱させ密閉容器を案内として沈下
あるいは上昇させて蓄積する技術が開示されている。
さらに、特開昭61−165533号公報には、熱エネ
ルギーを氷スラリーまたは雪解は時の雪の如き形態、い
わゆるシャーベット状氷を利用する冷却装置および冷却
方法が開示されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術のうち、特開昭50−153442号公報
、特開昭55−92888号公報記載の氷離脱方法では
、大きな蓄熱槽は冷凍機とともに屋内に設置しなければ
ならず、屋内空間の有効利用ができないという点につい
て配慮されていなかった。
また、前記後者のものでは、氷を離脱させるために加熱
手段を必要とした。
さらに、特開昭61−165533号公報記載のシャー
ベット軟水を利用する蓄冷では、屋内の冷凍機と屋外の
大きな蓄熱槽とを分離して設置することは可能であるが
、単なる水を用いたシャーベット軟水は、そのシャーベ
ット状水内に空孔が多く、実質的に槽内の水充填率が小
さいという°点について配慮されていなかった。さ、ら
に、グリコール等の不凍液を混合したシャーベット軟水
は、その氷の凝固潜熱が著しく小さくなり、結局蓄熱槽
の蓄熱容呈が大きくならないという問題があった。
本発明は、上記従来技術の問題点を解決するためになさ
れたもので、大きな蓄熱槽と冷凍機との分離が可能とな
り、従来のシャーベット状氷利用の冷凍装置に較べて菩
熱゛槽の有効利用率が向上し。
さらに余剰熱の有効利用によって、特に加熱手段を設け
ることなくフリーザまわりに付着した固体蓄熱材の離脱
が容易となり、冷凍機の成績係数の低下を防止できる蓄
熱式冷凍装置を提供することを、その目的とするもので
ある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明に係る蓄熱式冷凍装
置のもつとも基本的な構成は、フリーザに冷媒を流す冷
凍機と、フリーザを備え、液体蓄熱材を貯溜し、フリー
ザまわりに固体蓄熱材を成長させるようにした小形蓄熱
槽と、液体蓄熱材および固体蓄熱材を貯溜しうる大形蓄
熱槽と、前記小形蓄熱槽のフリーザまわりに生成した固
体蓄熱材を離脱させる熱媒体を小形蓄熱槽外から当該小
形蓄熱槽に送給する配管系と、フリーザまわりから離脱
した固体蓄熱材を前記小形蓄熱槽から前記大形蓄熱槽へ
移送する手段とを備えたものである。
なお1本発明を開放した考え方、ならびに本発明に係る
蓄熱式冷凍装置のより具体的な構成を付記すると次のと
おりである。
本発明の開発にあたって、まず、氷形状が蓄熱槽内の充
填率に及ぼす影響について基礎的な実験を行なった。そ
の結果、単なる水を雪または粉状、いわゆるシャーベッ
ト状にした氷の充填率は意外に小さく、またグリコール
等の不凍液を混合したシャーベット氷は特に凝固潜熱が
前記氷のそれより著しく小さいことが分り1本発明にお
いてはこのような氷は利用しないことにした。
本発明に用いる氷は、不凍液を利用せず、氷形状は代表
径が約1m以上の粒状または角状の氷とし、これを槽内
に溜めて利用することにした。
このような氷を製造するために、屋内に設置する冷凍機
のフリーザ部に小形蓄熱槽を設け、屋外には大形蓄熱槽
を設置し、それら検量に氷を重力のみで移送できる形状
の大径管を設けるか、スラリーポンプを設ける。
小形蓄熱槽内のフリーザの構造としては、例えば槽の下
部から上部に突出するように配設した上端開放形のパイ
プ状のものが一般的である。冷凍機の冷媒によりパイプ
周り、すなわちフリーザまわりに結氷させる。フリーザ
まわりの氷を離脱させるときは、小形蓄熱槽外から液体
蓄熱材に係る水(屋外の大形蓄熱槽内の液体蓄熱材でも
よい)を導入すると、氷(固体蓄熱材)は前記液体蓄熱
材の保有熱を受けてフリーザまわりから離脱して液面に
浮上する。離脱した固体蓄熱材はスラリーポンプを利用
するか、または溢れ出し落下する手段によって屋外の大
形蓄熱槽へ移送して貯溜させる。
〔作用J 小形蓄熱槽内のフリーザ外面に成長した固体蓄熱材(氷
)は、液体蓄熱材(水)の保有する余剰熱によって容易
に離脱する。
離脱した固体蓄熱材は、屋外の大形蓄熱槽に溜めること
ができるので、蓄熱槽の有効利用率が向上し、小形蓄熱
槽と大形蓄熱槽との分離が可能となる。これによって冷
凍機の成績係数も向上する。
〔実施例〕
以下、本発明の各実施例を第1図ないし第22図を参照
して説明する。
第1図は、本発明の一実施例に係る蓄熱式冷凍装置の結
氷時を示す系統図、第2図は、第1図の装置の脱水時を
示す系統図、第3図は、フリーザの構成図、第4図は、
第3図のA−A’断面図、第5図は、フリーザの他の実
施例の断面図、第6図は、フリーザのさらに他の実施例
の断面図である。
第1図に示す蓄熱式冷凍装置は、冷凍機1、小形蓄熱槽
2.大形蓄熱槽3を主要構成要素としている。
冷凍機1は、圧縮機4、凝縮器5、減圧機構(キャピラ
リーチューブまたは膨張弁)6、小形蓄熱槽2に設けた
フリーザ14.これらを循環路を構成するように結ぶ配
管10,11,12゜13から構成されている。
小形蓄熱槽2は、槽15内にフリーザ14を備え、例え
ば水や塩化カルシウム6水塩などの液体蓄熱材17を貯
溜している。
大形蓄熱槽3は、槽25内に液体蓄熱材26(一般には
小形蓄熱槽2内の液体蓄熱材17と同一)を貯溜してい
る。大形蓄熱槽3内の液体蓄熱材26を早期に所望の温
度まで冷却したいときには冷凍機1に接続して槽25内
に配設した蒸発器7を作動させる。蒸発器7は、冷凍機
1を構成する配管10.11から分岐した配管10’に
よって図示のように接続されている。配管13.10’
にはそれぞれ制御弁に係るバルブ8,9を設けであるが
、これはフリーザ14内に流れる冷媒と蒸発器7内に流
れる冷媒の量を調節するものである。
小形蓄熱槽2内のフリーザ14のまわりに生成した固体
蓄熱材(氷)16を大形蓄熱槽3内に移送する手段とし
て、小形蓄熱槽2と大・形蓄熱槽3との間に配管20,
21とスラリーポンプ19とが配設されている。
また、小形蓄熱槽2と大形蓄熱槽3との間に、小形蓄熱
槽2内の余剰の液体蓄熱材17を大形蓄熱槽2内へ戻す
ためのバルブ18を具備した配管18′が設けられてい
る。
さらに、大形蓄熱槽3内の液体蓄熱材26を小形蓄熱槽
2内に供給するための配管、すなわちフリーザ14まわ
りに生成した固体蓄熱材を離脱(脱水)させる熱媒体と
して液体蓄熱材26を大形蓄熱槽3から小形蓄熱槽2へ
送給する配管23゜24とポンプ22が図示のように配
設されている。
本実施例の装置によって冷熱を貯蔵する操作は次のよう
にして行なわれる。
まず、圧縮機4を運転すると、内部の冷媒(フロンなど
)は断熱圧縮され、配管10を通って凝縮器5内に流入
し、次いで減圧機構6内にて断熱膨張しながらフリーザ
14内に入る。ここで外部から熱を奪って、フリーザま
わりの液体蓄熱材17を氷らせる。この際フリーザ14
のまわりには固体蓄熱材16が付着する。フリーザ14
を出た後の冷媒は配管13.バルブ8.配管10を通っ
たのち圧縮機4に戻り、再び同じサイクルをくり返す。
このようにして生成した固体蓄熱材16をフリーザ14
から離脱して大形蓄熱槽3内に移送するには次のように
して行う。
圧縮機4を一時的に止め、小形蓄熱槽2内に外部から熱
媒体を導入する。その一つの方法として、本実施例では
大形蓄熱槽3内の液体蓄熱材26をポンプ22によって
小形蓄熱槽2内に導入し、その保有熱をフリーザ14お
よびそのまわりの固体蓄熱材16に与えて、固体蓄熱材
16をフリーザ14から離脱させる。
第2図に示すように、小形蓄熱槽2の液体蓄熱材17の
液面は上昇し、液面の近傍には離脱した固体蓄熱材16
の破片が浮いている状態になる。
このような固体蓄熱材16をフリーザ14から離脱させ
るには、液体蓄熱材26を槽15内に導入したのち、そ
れを撹拌するといっそう効果的である。その撹拌方法と
しては、図示しないがプロペラを利用したり、ポンプに
より槽15内の液体蓄熱材17(26)を−度吸い込ん
だのち元に送り返すという操作を行うのがよい。
また、液体蓄熱材26を小形蓄熱槽2へ供給する場合、
大形蓄熱槽3内の温度の高い部分の液体蓄熱材26をポ
ンプ22によって吸引し送給すると固体蓄熱材16の離
脱効果が高まる。
そのため、固体蓄熱材が氷で液体蓄熱材が水である氷−
水システムの場合には、大形蓄熱槽3内の水が4℃まで
は大形蓄熱槽3の上層部の水を吸引して小゛形蓄熱槽2
へ供給するのが良く、4℃以下になって密度反転を起し
た後は下層部の水を吸引して利用するのが得策である。
この固体蓄熱材16は、固形物輸送に適したスラリーポ
ンプ19によって配管20.21を介して大形蓄熱槽3
内に移送される。
このような操作を繰り返し行うことによって、大形蓄熱
槽3内には第2図に示すように固体蓄熱材16′が溜り
、したがって冷熱を蓄えることができる。
小形蓄熱槽2を構成する槽15には配管18′によって
バルブ18が設けであるが、これはノくルブ18を開け
ることによって槽15内の余剰の液体蓄熱材17を大形
蓄熱槽3内へ戻すためのもの、あるいは槽15内の液面
を適正に保持するためのものである。
以上のような操作によ゛つて大形蓄熱槽3内に蓄えられ
た冷熱は、液体蓄熱材26をファンコイルユニットに送
って空調に利用したり、あるいは固体蓄熱材16′その
ものを取り出して食品の冷凍に利用したり、あるいはア
イス氷として食用にするなど広く利用できる。
本実施例において、フリーザ14まわりの液体蓄熱材1
7を冷却してフリーザまわりに固体蓄熱材16を付着さ
せる場合において、その液面はフリーザ14の上端より
上にあっても基本的にはかまわない。しかし、フリーザ
14の上端よりやや下部に液面が存在するようにした方
が、固体蓄熱材16を離脱させる時間が短かくなり、ま
た離脱したのち、固体蓄熱材16は細片に砕け、スラリ
ーポンプ19によって移送されやすくなる。離脱時間が
短かくなる理由は、小形蓄熱槽2内にポンプ22によっ
て導入した液体蓄熱材26の保有熱を、固体蓄熱材16
が付着していないフリーザ14の上部の露出面が直接受
熱し、この熱がフリーザ14の下部に熱伝導によった伝
わるので、下部の固体蓄熱材16は融解離脱しやすくな
るものである。
また、生成した固体蓄熱材16が細片に砕けやすい理由
は、フリーザ14が完全に液面下に浸漬されている場合
は一端封止形の円筒状固体蓄熱材が生成されるのに対し
、フリーザ14上端が液面上に出ている場合は両端開放
形の円筒状固体蓄熱材が生成されるからである。
また、前述したようにフリーザ14の上端が液面から上
部に露出している場合には、その上端面に霜が付着する
。固体蓄熱材16を離脱させるに当って、小形蓄熱槽2
内に大形蓄熱槽3内の液体蓄熱材26を導入すると前記
の霜も一緒に離脱する。その霜は固体蓄熱材16の細片
間に介在し、蓄熱槽内の占積率を向上させ、蓄熱容量を
も大きくすることになり得策となる。
ここでフリーザ14の基本的な構造について説明する。
第3,4図に示すフリーザ14は、小形蓄熱槽2の槽1
5の下部から上部へ突出する上端開放形のフリーザで第
1,2図の装置に適用されたものである。このフリーザ
14は、銅、アルミニウム、ステンレス類などのパイプ
27、蓋31、冷媒管29.30から構成されている。
パイプ27は縦方向に長い垂直パイプで上端は曲面状に
絞り加工し、残り穴をろう材等によって溶接して栓28
を設けである。パイプ27内には冷媒管29.30が導
通されている。パイプ27は槽15の底に蓋31、ねじ
32を介して固定されている。
このような曲面状絞り加工の構造では、パイプ27内の
冷媒が洩れ出しにくいとともに、外面に付着した固体蓄
熱材16が、パイプ27外面を滑って上部に浮上しやす
いという利点がある。
第5図は、第4図の変形例で、パイプ27Aの外面にフ
ィン27′を設けたものである。フィン27′を付ける
とパイプ27Aまわりに付着した固体蓄熱材16は細片
に砕けやすくなる。
また、第6図に示すパイプ27Bは断面形状が矩形のも
ので、しかもフィン27′が付いている。
このようにすると、さらに付着した固体蓄熱材16は細
片に砕けやすくなる。
次に、第7図は、本発明の他の実施例に係る蓄熱式冷凍
装置の系統図である。図中、第1,2図と同一符号のも
のは先の実施例と同等部分であるから、その説明を省略
する。
第7図に示す蓄熱式冷凍装置は、小形蓄熱槽2゜2′、
および上端開放形フリーザ14.14’ を図のように
2箇所に設け、固体蓄熱材16の生成およびその離脱を
両フリーザ14.14’間で交互に行ない、大形蓄熱槽
3内に固体蓄熱材16′が溜る時間の短縮化を図ったも
のである。凝縮器5から2つの減圧機構6,6′が配列
していて、それぞれバルブ8,8′を介してフリーザ1
4゜14′および配管13.13’ に連結され、最終
的に配管10に結合されている。この構成によって、バ
ルブ8,8′を交互に開閉してフリーザ14.14’ 
を交互に動作させることができる。
また、スラリーポンプ19に結合されているパイプ20
は2つのパイプ34′と36′に分岐され、それぞれの
分岐パイプにはバルブ34.36が設けである。これは
、槽15.15’内から離脱した固体蓄熱材16を交互
にスラリーポンプ19を介して大形蓄熱槽3の槽25に
移送するためのものである。
また、ポンプ22に結合されているパイプ23は2つの
分岐パイプ33′ と35′に分れ、それぞれの分岐パ
イプにはバルブ33.35が設けである。これは槽25
から、液体蓄熱材26を交互にポンプ22を介して檜1
5,15’ に送るためのものである。
なお、この実施例において、小形蓄熱槽、フリーザは3
組以上に増加しても本発明の主旨は失われない。
次に、第8図は、本発明のさらに他の実施例に係る蓄熱
式冷凍装置の系統図である。図中、第1゜2図と同一符
号のものは先の実施例と同等部分であるから、その説明
を省略する。
第8図に示す蓄熱式冷凍装置では、大形蓄熱槽3の槽2
5内に仕切板25aを設け、この仕切板25aの両側の
液体蓄熱材26.26’の温度を独立に制御できるよう
に配慮したものである。
液体蓄熱材26中には冷凍機1に接続する蒸発器7、液
体蓄熱材26′中には冷凍機1に接続する蒸発器7′が
配設されている。蒸発器7′は配管10′によって図示
のように冷凍機1を構成する配管10.11に接続され
ている。また、配管10’部には冷媒の流れを制御する
ためのバルブ9′が具備されている。これは、液体蓄熱
材26′の温度を液体蓄熱材26の温度より高く制御し
ておいて、ポンプ22によって液体蓄熱材26′を小形
蓄熱槽2に送った際、早期に固体蓄熱材16をフリーザ
14まわりから離脱させるためのものである。
液体蓄熱材26′側の槽と小形蓄熱槽2との間には、ポ
ンプ22を有する配管23.24が設けられており、液
体蓄熱材26側と槽と小形蓄熱槽2との間には、スラリ
ーポンプ19を有する配管20.21、およびバルブ1
8を有する配管18′が設けられている。
また、第8図の実施例において、凝縮器5、減圧機構6
とは並列に、バルブ41を具備した配管40を設けであ
る。これは、固体蓄熱材16をフリーザ14から離脱さ
せる際、離脱時間を短縮するために用いるものである。
すなわち、圧縮機4を止めてバルブ41を開くと、配管
10から温度の高い冷媒が、配管40.バルブ41を介
してフリーザ14内に流入し、フリーザ14の内側から
固体蓄熱材16を加熱し早期に離脱させる。
このように第8図の実施例によれば、先の第1゜2図の
実施例と同様の効果が期待されるほか、特にフリーザま
わりに生成した固体蓄熱材の離脱を速やかに行うことが
できるという本実施例特有の効果がある。
次に、第9図は、本発明のさらに他の実施例に係る蓄熱
式冷凍装置の系統図である。図中、第1゜2図と同一符
号のものは先の実施例と同等部分であるから、その説明
を省略する。
第9図の実施例では、フリーザ14まわりから離脱した
固体蓄熱材16を小形蓄熱槽2から大形蓄熱槽3へ移送
する手段として、当該固体蓄熱材の自由落下、つまり重
力を利用して移送する大径管46を設けている。すなわ
ち、小形蓄熱槽2の上方部に大径管46を設けて、この
大径管46を通して固体蓄熱材16を溢れ出させながら
落下させ、大形蓄熱槽3へ移送するものである。
ポンプ22の配設された配管23には、2つの分岐パイ
プ44.45が設けてあり、これら分岐パイプ44.4
5の途中にはバルブ42.43が具備されている。
パル1421分岐パイプ44は、大形蓄熱槽3内の液体
蓄熱材26を小形蓄熱槽2の槽15内に送るときに用い
る。バルブ43と分岐パイプ45は、浮上した固体蓄熱
材16を、大径管46内に落下させる際に用いる。この
ため、分岐パイプ45の先端は先細にして、ポンプ22
によって送られて来た液体蓄熱材26をジェット流とし
て大径管46内に流すのがよい。
第9図の実施例によれば、先の第1,2図の実施例と同
様の効果が期待される。
次に2第10図は、本発明のさらに他の実施例に係る蓄
熱式冷凍装置の系統図である。図中、第9図と同一符号
のものは同等部分であるから、その説明を省略する。
第10図に示す実施例は、小形蓄熱槽2の上部に設けた
大径管46Aの落下点下方に、破砕手段に係る粉砕機5
1を装備した箱49を設け、この箱49の下部に他の大
径管50を設けたものである。
大径管46Aから落下する固体蓄熱材16は箱49内に
落下し、粉砕機51によって細片に砕かれ、大径管50
を通して大形蓄熱槽3の槽25内に移送される。
第10図の実施例によれば、先の第9図の実施例と同様
の効果が期待され、特に固体蓄熱材16を破砕して移送
を円滑化するとともに槽25内での水充填率を良くする
本実施例特有の効果がある。
次に、上端開放形フリーザの実施態様を第11図ないし
第16図を参照して説明する。
第11図は、本発明の各実施例に適用するフリーザの一
実施例を示す断面図、第12図は、フリーザの他の実施
例を示す断面図、第13図および第14図は、いずれも
フリーザのさらに他の実施例を示す断面図、第15図は
、バー状フリーザの一実施例を示す断面図、第16図は
プレート状フリーザの一実施例を示す断面図である。
第11図に示す上端開放形のフリーザ14Aは密閉形の
熱伝達装置を構成している。熱伝達装置を構成する本実
施例のパイプ部に栓28.28’を介して密閉されたも
ので、この縦方向に長い垂直パイプである密閉パイプ2
7C内に、フロン等の蒸発性液体を含浸した多孔物質(
金網、メタルファイバーなど)27−aが内張すされて
いる。
密閉パイプ27Cの下端部は、図示の・ように冷凍機1
の冷媒の通るジャケット60によって囲われており、密
閉パイプ27Cの下端部は冷却されている。
密閉パイプ27Cの周辺から流入した熱は、密閉パイプ
27Cから多孔物質27−aに伝わり、この熱によって
蒸発性液体は蒸発する。発生した蒸気は多孔物質27−
aの内側の蒸気空間部を蒸気圧差によって通り下方部に
移動する。密閉パイプ27Cの下端部はジャケット6内
を流通する冷媒により冷却される。このため、密閉パイ
プ27Cの下方部に移動した蒸気は冷却され、凝縮熱を
放出して液化する。この液体は、多孔物質27−aの毛
細管現象によって上部に引戻され再び同じサイクルを繰
り返す。密閉パイプ27Cの槽15内の外面は、前述し
た熱伝達装置の冷却作用によって冷却され、そのまわり
には固体蓄熱材16が付着する。固体蓄熱材16の離脱
のさせ方は先の各実施例で説明したとおりである。
第12図は他の実施例である。
第12図において、第11図と同一符号のものは前述の
例と同等部分であるから、その説明を省略する。
第12図に示すフリーザ14Aは第11図の例と同一の
ものであるが、冷凍機1のサイクルとフリーザ14Aと
の間に、ポンプ62と配管63からなる冷却回路を介在
させている。
配管63は、ジャケット60に導通されている配管11
’   12’ に図示のように接続している。
また、冷凍機1側の配管11,12と配管63との間に
は熱交換器61を設け、冷凍機1による冷熱を配管63
内の冷媒(エチレングリコール等の不凍液)に伝えるよ
うにしである。
この実施例によれば、密閉パイプ27Cまわりに付着し
た固体蓄熱材16を離脱させる際には、冷凍機1を止め
ず、ポンプ62を止めるのみでよいという利点がある。
なお、この実施例において、ポンプ62と配管63から
なる冷却回路の代りに、特公昭58−53277号公報
記載のバブルポンプを用いた沸騰−凝縮式熱伝達装置を
用いてもよい。
また、上記第1図、ならびに第7図ないし第10図の各
実施例では、フリーザまわりに付着した固体蓄熱材を離
脱させる手段として、主として大形蓄熱槽3内の液体蓄
熱材26を小形蓄熱槽2内に供給することについて記述
してきた。しがし、冷凍機1を一時止める方法のみでも
よく、冷凍機1を止めて第8図に示すバブル41を開け
る方法によっても実現できる。あるいは、全く外部の熱
媒体、例えば温排水の保有熱、水道水の保有熱等を小形
蓄熱槽2内に導入しても差支えないものである。
次に、ふたたびフリーザの構造について説明する。各図
において、同等部は同一符号で示す。
まず、第13図は、フリーザの変形例である。
第13図に示す上端開放形のフリーザ14Bは、密閉パ
イプ27Dの槽15内突出部にテーパを付けて固体蓄熱
材16の離脱を容易にしたものである。
第14図は、フリーザの他の変形例である。
第14図に示す上端開放形のフリーザ14Cは、密閉パ
イプ27Eの上端部の球面部のみをフリーザとして使用
するようにしたものである。これも固体蓄熱材16の離
脱を容易にしたものである。
第15図は、フリーザの他の変形例である。
第15図に示す上端開放形のフリーザ14Dは、密閉パ
イプに代えて中実棒(以下バーという)65を採用した
ものである。バー65は、槽15内に直立する縦方向に
長い垂直バーであり、バーの下部を小形蓄熱槽の槽15
に固定するものとし、当該槽15の底部にバー65と一
体のジャケット60Aを固定して、このジャケットに冷
凍機1を構成する配管11.12を導通している。
第15図のようなフリーザ140を用いても、先の各実
施例で説明したように固体蓄熱材16の生成、R説が可
能である。
第16図に示す上端開放形のフリーザ14Eは、密閉パ
イプに代えて円錐台状プレート66を採用したものであ
る。この円錐台状プレート66は、円錐台下部を小形蓄
熱槽の槽15の底に固定するとともに、円錐台状プレー
ト66の内側に凹部66aを形成し、この凹部66aに
連通ずるジャケット60Bを円錐台状プレート66と一
体的に設けており、このジャケット60Bに冷凍機1を
構成する配管11.12を導通している。
第16図のようなフリーザ14Eを用いても、先の各実
施例で説明したように固体蓄熱材16の生成、離脱が可
能である。
以下、再び蓄熱式冷凍装置の実施例を第17図ないし第
22図を参照して説明する。以下の各図において第1.
2図、第9,10図と同一符号のものはそれらの実施例
と同等部分であるから、それぞれその説明を省略するも
のとする。
第17図は、本発明のさらに他の実施例に係る蓄熱式冷
凍装置の結氷時を示す系統図、第18図は、第17図の
装置の脱水時を示す系統図である。
第17図に示す実施例では、今までの実施例とは異なり
、小形蓄熱槽2Aの姿勢が全く逆転しており、槽15A
は下方に開口し、フリーザ14Fは槽15Aの上部から
下部空間へ突出する下端開放形のものである。
前記小形蓄熱槽15Aの開口端(下方)を受は入れるよ
うに液体蓄熱材容器に係る箱49Aが配設され、箱49
Aの底部に破砕手段に係る破砕機51を備えている。箱
49Aから連通して大径管50Aが大形蓄熱槽3上まで
配設されている。大径管50Aの開口端には開閉用のバ
ルブ52が具備されている。
この実施例で、槽15A内のフリーザ14Fまわりに液
体蓄熱材17を導入しなければならないが、その手段と
して真空ポンプ70を利用する。
真空ポンプ70は、バルブ75を具備した配管71およ
び配管74によって槽15の上端の空間領域に接続され
排気配管系が構成されている。
大径管50Aの開口端をバルブ52によって閉じ、ポン
プ22によって大形蓄熱槽3内の液体蓄熱材26を箱4
9A内へ導入し、続いて真空ポンプ70によって槽15
の空間領域を減圧すると。
槽15内に液体蓄熱材17(液体蓄熱材26)が導入さ
れ、フリーザ14は液体蓄熱材17中に浸漬された状態
になる。この状態で、フリーザまわりに固体蓄熱材16
を生成させる。その後、第18図に示すように、大径管
50Aの開口端のバルブ52を開放し、箱49Aと槽1
5A内の液体蓄熱材17を大形蓄熱槽3内へ戻す。
この動作を助ける手段として、配管74に分岐して設け
た分岐管73のバルブ72を開いて、槽15A内に空気
を導入させるとよい。
その後、フリーザ14Fまわりの固体蓄熱材16を離脱
させ、第18図に示すように粉砕機51で適当な大きさ
まで砕き、大径管50Aを通して大形蓄熱槽3内へ移送
する。このとき、ポンプ22を作動させて、大形蓄熱槽
3の液体蓄熱材26をバルブ47、配管48を通して大
径管50Aの上端部へ導入して固体蓄熱材16′の自由
落下を助けるようにするのが良い。
第17.18図の実施例によれば、先の各実施例と同様
の効果が期待される。
次に、第19図は、本発明のさらに他の実施例に係る蓄
熱式冷凍装置の結氷時を示す系統図、第20図は、第1
9図の装置の脱水時を示す系統図である。
第19図に示す実施例では、小形蓄熱槽2Bは縦に深い
槽15B内に、フリーザ14Gの下端が開放されている
。槽15Bの下部に設けた配管18′のバルブ18を閉
じ、ポンプ22によって大形蓄熱槽3内の液体蓄熱材2
6を槽15B内へ導入し、フリーザ14Gを液体蓄熱材
17中に浸漬させる。フリーザ14Gまわりに固体蓄熱
材16を生成させたのち、バルブ18を開いて槽15B
内の液体蓄熱材17を大形蓄熱槽3内へ戻す。その後、
フリーザ14Gまわりの固体蓄熱材16を離脱落下させ
る。
すなわち、第20図に示すように、粉砕機51によって
固体蓄熱材16を破砕し、その後再びポンプ22によっ
て槽15B内に液体蓄熱材26を供給する。このときバ
ルブ18は閉じておく。槽15Bの固体蓄熱材16′は
上部に浮上し、槽15Bの土壁に設けである大径管46
内に液体蓄熱材17とともに溢れ出しながら落下し、下
部の大形蓄熱槽3内へ移送される。
第19.20図の実施例によれば、先の各実施例と同様
の効果が期待される。
なお、この実施例において、槽15Bの下部に設けたバ
ルブ18、配管18′の代りに、先の第18図に示した
大径管50Aとバルブ52を設け、この大径管50によ
り破砕された固体蓄熱材16′を移送するという手段を
採用しても差支えない。
次に、第21図は、本発明のさらに他の実施例に係る蓄
熱式冷凍装置の結氷時を示す系統図、第22図は、第2
1図の装置の脱水時を示す系統図である。図中、第17
.19図と同一符号のものは同等部分であるから、その
説明を省略する。
第21図に示す実施例では、可動なテーブル80上に小
形蓄熱槽2Cの槽15Cが設置されており、この槽15
C内に、下端を開放したフリーザ14Gを図示のように
設けたものである。
槽15C内の液体蓄熱材17が冷却され、フリーザ14
Gのまわりに固体蓄熱材16が生成されると、テーブル
8oのボス81に付いているねじ82を回転しながら槽
15Cをフリーザ14Gより下方に下げる。その後、第
22図に示すように、テーブル8oを第22図の回転矢
印のように回転させ、フリーザ14Gとは別位置に移動
させる。
フリーザ14Gまわりは開放され、フリーザまわりの固
体蓄熱材16を離脱させると、固体蓄熱材16の箱49
A内の粉砕機51部へ落下し、粉砕機51によって破砕
される。細かくなった固体蓄熱材16′は、大径管50
A内を通って大形蓄熱槽3内へ移送される。
一方、フリーザ14Gとは別位置に移動した槽15C内
には、図示のようにポンプ22を動作して液体蓄熱材1
7(液体蓄熱材26)が補充される。その後再びテーブ
ル80を、第21図に示す位置に戻して固体蓄熱材16
を生成する操作に入る。
第17図から第22図の実施例において、固体蓄熱材1
6を離脱させる方法として、冷凍機4を一時的に止めた
のち、ポンプ22により大形蓄熱槽3内の液体蓄熱材2
6を小形蓄熱槽内に適量注入して、液体蓄熱材17の液
面を上昇させ、フリーザ上部の固体蓄熱材16の付着し
ていない部分に液体蓄熱材17を接触させて、その保有
熱を与えることにより固体蓄熱材16の離脱を促進させ
てもよい。
なお、上記の各実施例では、小形蓄熱槽を屋内、大形蓄
熱槽を屋外に配置する想定で説明を進めたが両者が屋内
に在っても差支えない。また両者がほぼ同等の大きさで
あっても1本発明の効果は達成されるものである。
C発明の効果〕 以上述べたように、本発明によれば、大きな蓄熱槽と冷
凍機との分離が可能になり、従来のシャーベット状氷利
用の冷凍装置に較べて蓄熱槽の有効利用率が向上し、さ
らに余剰熱の有効利用によって、特に加熱手段を設ける
ことなくフリーザまわりに付着した固体蓄熱材の離脱が
容易となり、冷凍機の成績係数の低下を防止しうる蓄熱
式冷凍装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例に係る蓄熱式冷凍装置の結
氷時を示す系統図、第2図は、第1図の装置の脱水時を
示す系統図、第3図は、フリーザの構成図、第′4図は
、第3図のA−A’断面図、第5図は、フリーザの他の
実施例の断面図、第6図は、フリーザのさらに他の実施
例の断面図、第7図は、本発明の他の実施例に係る蓄熱
式冷凍装置の系統図、第8図ないし第10図は、いずれ
も本発明のさらに他の実施例に係る蓄熱式冷凍装置の系
統図、第11図は、本発明の各実施例に適用するフリー
ザの一実施例を示す断面図、第12図は、フリーザの他
の実施例を示す断面図、第13図および第14図は、い
ずれもフリーザのさらに他の実施例を示す断面図、第1
5図は、バー状フリーザの一実施例を示す断面図、第1
6図はプレート状フリーザの一実施例を示す断面図、第
17図は1本発明のさらに他の実施例に係る蓄熱式冷凍
装置の結氷時を示す系統図、第18図は、第17図の装
置の脱水時を示す系統図、第19図は、本発明のさらに
他の実施例に係る蓄熱式冷凍装置の結氷時を示す系統図
、第20図は、第19図の装置の脱水時を示す系統図、
第21図は、本発明のさらに他の実施例に係る蓄熱式冷
凍装置の結氷時を示す系統図、第22図は、第21図の
装置の脱水時を示す系統図である。 1・・・冷凍機、2.2A、2B、2G・・・小形蓄熱
槽、3・・・大形蓄熱槽、4・・・圧縮機、5・・・凝
縮器、6・・・減圧機構、7,7′・・・蒸発器、8,
9・・・バルブ、10.10’   10’  11.
11’、12゜12’   13,13’・・・配管、
14.14’14A、14B、14G、14D、14E
、14F。 14G・・・フリーザ、15.15’   15A、1
5B。 15G・・・槽、16.16’・・・固体蓄熱材、17
゜26.26’・・・液体蓄熱材、19・・・スラリー
ポンプ、20.21・・・配管、22・・・ポンプ、2
3゜24・・・配管、25・・・槽、25a・・・仕切
板、27゜27A、27B・・・パイプ、27G、27
D、27E・・・密閉パイプ、27−a・・・多孔物質
、29.30・・・冷媒管、33,34,35,36,
41,42゜43・・・バルブ、40・・・配管、33
’ 、34’35’ 、36’ 、44.45・・・分
岐パイプ、46゜46A、50,50A・・・大径管、
47・・・バルブ。 48・・・配管、49.49A・・・箱、51・・・粉
砕機、52・・・バルブ、60.60A、60B・・・
ジャケット、65・・・バー、66・・・円錐台状プレ
ート、70・・・真空ポンプ、71.74・・・配管、
72.75・・・バルブ、73・・・分岐管、80・・
・テーブル。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、フリーザに冷媒を流す冷凍機と、 フリーザを備え、液体蓄熱材を貯溜し、フリーザまわり
    に固体蓄熱材を成長させるようにした小形蓄熱槽と、 液体蓄熱材および固体蓄熱材を貯溜しうる大形蓄熱槽と
    、 前記小形蓄熱槽のフリーザまわりに生成した固体蓄熱材
    を離脱させる熱媒体を小形蓄熱槽外から当該小形蓄熱槽
    に送給する配管系と、 フリーザまわりから離脱した固体蓄熱材を前記小形蓄熱
    槽から前記大形蓄熱槽へ移送する手段とを備えたことを
    特徴とする蓄熱式冷凍装置。 2、圧縮機、凝縮器、減圧手段、フリーザおよび冷媒配
    管系からなり、フリーザに冷媒を流すようにした冷凍機
    と、 槽の下部から上部へ突出する上端開放形フリーザを備え
    、液体蓄熱材を貯溜し、フリーザまわりに固体蓄熱材を
    成長させるようにした小形蓄熱槽と、 前記冷凍機に接続する蒸発器を配設し、液体蓄熱材およ
    び固体蓄熱材を貯溜しうる大形蓄熱槽と、 前記小形蓄熱槽のフリーザまわりに生成した固体蓄熱材
    を離脱させる熱媒体となる液体蓄熱材を前記大形蓄熱槽
    から前記小形蓄熱槽へ送給する配管系と、 フリーザまわりから離脱した固体蓄熱材を前記小形蓄熱
    槽から前記大形蓄熱槽へ移送するスラリーポンプを具備
    した配管系とを備えたことを特徴とする蓄熱式冷凍装置
    。 3、圧縮機、凝縮器、減圧手段、フリーザおよび冷媒配
    管系からなり、複数のフリーザに冷媒を流すようにした
    冷凍機と、 それぞれ上端開放形フリーザを備え、液体蓄熱材を貯溜
    し、各フリーザまわりに交互に固体蓄熱材を成長させる
    ようにした複数個の小形蓄熱槽と、 前記冷凍機に接続する蒸発器を配設し、液体蓄熱材およ
    び固体蓄熱材を貯溜しうる大形蓄熱槽と、 前記複数個の小形蓄熱槽の各フリーザまわりに生成した
    固体蓄熱材を、各フリーザから交互に離脱させるように
    制御弁を具備した分岐管を有し、前記大形蓄熱槽から前
    記複数個の小形蓄熱槽へ液体蓄熱材を送給する配管系と
    、 各フリーザまわりから離脱した固形蓄熱材を前記複数個
    の小形蓄熱槽から前記大形蓄熱槽へ交互に移送するよう
    に制御弁を具備した分岐管を有し、スラリーポンプを具
    備した配管系とを備えたことを特徴とする蓄熱式冷凍装
    置。 4、圧縮機、凝縮器、減圧手段、フリーザおよび冷媒配
    管系からなり、フリーザに冷媒を流すようにした冷凍機
    と、 槽の下部から上部へ突出する上端開放形フリーザを備え
    、液体蓄熱材を貯溜し、フリーザまわりに固体蓄熱材を
    成長させるようにした小形蓄熱槽と、 前記冷凍機に接続する蒸発器を配設し、液体蓄熱材およ
    び固体蓄熱材を貯溜しうる大形蓄熱槽と、 前記小形蓄熱槽のフリーザまわりに生成した固体蓄熱材
    を離脱させる熱媒体となる液体蓄熱材を前記大形蓄熱槽
    から前記小形蓄熱槽へ送給する配管系と、 フリーザまわりから離脱した固体蓄熱材を前記小形蓄熱
    槽から前記大形蓄熱槽へ当該固体蓄熱材の自由落下を利
    用して移送する大径管と、固体蓄熱材を大径管の落下点
    へ導く手段とを備えたことを特徴とする蓄熱式冷凍装置
    。 5、特許請求の範囲第2項記載のものにおいて、大形蓄
    熱槽は、その大形蓄熱槽から小形蓄熱槽へ液体蓄熱材を
    送給する配管系に接続する槽内と、小形蓄熱槽から大形
    蓄熱槽へ固体蓄熱材を移送する配管系に接続する槽内と
    を、仕切板で仕切るようにしたことを特徴とする蓄熱式
    冷凍装置。 6、特許請求の範囲第4項記載のものにおいて、固体蓄
    熱材の自由落下を利用して移送する大径管の途中に、落
    下点の下方に位置する破砕手段を設け、落下する固体蓄
    熱材を破砕して大形蓄熱槽へ移送するようにしたことを
    特徴とする蓄熱式冷凍装置。 7、特許請求の範囲第2項ないし第4項記載のもののい
    ずれかにおいて、上端開放形フリーザを備えた小形蓄熱
    槽は、フリーザまわりに固体蓄熱材を凝固させるときは
    、液体蓄熱材の液面をフリーザ上端より下方に位置せし
    め、固体蓄熱材をフリーザまわりから離脱させるときは
    、液体蓄熱材の液面を前記液面より上昇させるように液
    体蓄熱材供給配管系を構成したことを特徴とする蓄熱式
    冷凍装置。 8、特許請求の範囲第2項ないし第4項記載のもののい
    ずれかにおいて、上端開放形フリーザは、縦方向に長い
    垂直パイプの上部に曲面部を有し、パイプ内に冷媒管を
    導通してなるものであることを特徴とする蓄熱式冷凍装
    置。 9、特許請求の範囲第2項ないし第4項記載のもののい
    ずれかにおいて、上端開放形フリーザは、蒸発性液体を
    含浸した多孔物質を内張りした垂直密閉パイプを備え、
    そのパイプの一部を小形蓄熱槽の底に固定するとともに
    、当該槽の底部にジャケットを設け、前記フリーザの下
    部をジャケット内に配設し、このジャケットに冷凍機の
    冷媒管を導通したことを特徴とする蓄熱式冷凍装置。 10、特許請求の範囲第2項ないし第4項記載のものの
    いずれかにおいて、上端開放形フリーザは、縦方向に長
    い垂直バー状をなし、そのバーの下部を小形蓄熱槽の底
    に固定し、当該槽の底部にジャケットを設けてこのジャ
    ケットに冷凍機の冷媒管を導通したことを特徴とする蓄
    熱式冷凍装置。 11、特許請求の範囲第2項ないし第4項記載のものの
    いずれかにおいて、上端開放形フリーザは、円錐台状プ
    レートよりなり、このプレートの円錐台下部を小形蓄熱
    槽の底に固定するとともに、前記円錐台内側の凹部に連
    通するジャケットを設けてこのジャケットに冷凍機の冷
    媒管を導通したことを特徴とする蓄熱式冷凍装置。 12、フリーザに冷媒を流す冷凍機と、 槽の上部から下部へ突出する下端開放形フリーザを備え
    て下方に開口する小形蓄熱槽と、この小形蓄熱槽の下方
    を受け入れる液体蓄熱材容器と、 液体蓄熱材および固体蓄熱材を貯溜しうる大形蓄熱槽と
    、 前記液体蓄熱材容器へ液体蓄熱材を大形蓄熱槽から供給
    する配管系と、 前記小形蓄熱槽の空間領域に接続した、真空ポンプを具
    備する排気配管系と、 フリーザまわりから離脱する固形蓄熱材を自由落下を利
    用して液体蓄熱容器あるいは小形蓄熱槽から大形蓄熱槽
    へ移送する大径管とを備えたことを特徴とする蓄熱式冷
    凍装置。 13、フリーザに冷媒を流す冷凍機と、 可動テーブルと、 可動テーブル上に設置され、下端開放形フリーザを収容
    し、液体蓄熱材を貯溜しフリーザまわりに固体蓄熱材を
    成長させるようにした小形蓄熱槽と、 フリーザまわりに固体蓄熱材が生長したときは、フリー
    ザ部を除いて小形蓄熱槽を可動テーブルによつて下向回
    動させて、フリーザとは別位置で液体蓄熱材を補給する
    ようにした可動テーブル駆動手段と、 液体蓄熱材および固体蓄熱材を貯溜しうる大形蓄熱槽と
    、 フリーザとは別位置に回動させた小形蓄熱槽へ前記大形
    蓄熱槽から液体蓄熱材を供給する配管系と、 前記小形蓄熱槽から開放されたフリーザまわりから固体
    蓄熱材が離脱したとき、その固体蓄熱材を自由落下を利
    用して大形蓄熱槽へ移送する手段とを備えたことを特徴
    とする蓄熱式冷凍装置。 14、特許請求の範囲第12項記載のものにおいて、大
    径管に開閉用バルブを備えたことを特徴とする蓄熱式冷
    凍装置。 15、特許請求の範囲第12項または第13項記載のも
    ののいずれかにおいて、固体蓄熱材の自由落下を利用し
    て移送する手段に、破砕手段を設けたことを特徴とする
    蓄熱式冷凍装置。
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