JPH02102371A - 内燃機関の点火時期制御装置 - Google Patents

内燃機関の点火時期制御装置

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JPH02102371A
JPH02102371A JP25486388A JP25486388A JPH02102371A JP H02102371 A JPH02102371 A JP H02102371A JP 25486388 A JP25486388 A JP 25486388A JP 25486388 A JP25486388 A JP 25486388A JP H02102371 A JPH02102371 A JP H02102371A
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JP
Japan
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ignition timing
engine
surge
surge level
level
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JP25486388A
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English (en)
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Shinpei Nakaniwa
伸平 中庭
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Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
Japan Electronic Control Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は内燃機関の点火時期制御装置に関し、詳しくは
、機関のサージレベルに基づく点火時期のフィードバッ
ク制御に関する。
〈従来の技術〉 内燃機関の点火装置として電子制御式のものでは、−船
釣に機関回転速度Nや機関負荷(基本燃料噴射量Tp)
等に基づいて細分した運転領域毎に最適点火時期ADV
を記憶したマツプをマイクロコンピュータのメモリに設
定しておき、検出された機関運転状態に基づいて前記マ
ツプから点火時期ADVを検索し、該点火時期ADVに
基づいて点火を制御するよう構成されている(特開昭6
0−184967号公報等参照)。
〈発明が解決しようとする課題〉 ところで、前記点火時期ADVのマツプを設定するに当
たっては、第11図に示すように、排気中の窒素酸化物
NOx濃度を許容レベル以下とすると共に、機関のサー
ジ(アクセル開度に対応しない機関出力の変動)レベル
がやはり許容レベルとなる点火時期ADVを運転領域毎
に設定するようにしているが、機関の経時変化によって
マツプに初期設定した点火時期ADVでは前記条件を満
足することができなくなったり、また、マツプには最適
な点火時期ADVが設定されているにも関わらず点火時
期制御の誤差によって実際の点火時期ADVが最適時期
からずれたりすることがあった。
このようにして、NOx4度レベルとサージレベルとを
共に許容レベルに制御できる最適点火時期ADVに対す
る実際の点火時期のずれが発生ずると、そのずれが進角
側であった場合にはNOx濃度の増大を招き、また、遅
角側であった場合にはサージの増大を招くこととなる。
また、マツチングミスによりマツプに初期設定された点
火時期ADV自体が、NOx濃度レベル及びサージレベ
ルに基づく最適点火時期に設定されていない場合にも、
同様の問題が生しる。
本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、N O
x 濃度レベルとサージレベルとを共に許容レベルに制
御できる点火時期で点火制御を常時行い得る点火時期制
御装置を提供することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 そのため本発明では、第1図に示すように、機関トルク
を検出する機関トルク検出手段と、この機関トルク検出
手段で検出した機関トルクに基づき機関のサージレベル
を検出するサージレベル検出手段と、このサージレベル
検出手段で検出されるサージレベルを所定の目標サージ
レベルに近づけるように基本点火時期を進角及び遅角補
正して点火時期をフィードバック制御する点火時期フィ
ードバック制御手段と、を備えて内燃機関の点火時期制
御装置を構成するようにした。
また、第1図点線示のように、前記点火時期フィードバ
ック制御手段によりフィードバック制御された点火時期
を当該運転領域に対応する基本点火時期として運転領域
毎に更新記憶する基本点火時期更新記憶手段を備えるこ
とが好ましい。
また、第1図点線示のように、前記サージレベル検出手
段によるサージレベル検出の実行周期を周波数10tl
z以下とするサージレベル検出周期制御手段を備えても
良い。
更に、第1図点線示のように、機関の過渡運転状態を検
出する過渡運転検出手段と、この過渡運転検出手段によ
り機関の過渡運転状態が検出されたときに前記点火時期
フィードバック制御手段による点火時期のフィードバッ
ク制御を停止させるフィードバック制御停止手段と、を
備えても良い。
〈作用〉 機関のサージレベルが検出されれば、第11図に示すよ
うに、点火時期との対応関係においてサージレベルと相
反する窒素酸化物NOx濃度レベルも略推定できる。
そこで、機関トルク検出手段で検出した機関トルクに基
づきサージレベル検出手段で機関のサージレベルを検出
し、点火時期フィードバック制御手段は、このサージレ
ベルを所定の目標サージレベルに近づけるように基本点
火時期を進角及び遅角補正して点火時期をフィードバッ
ク制御する。
これにより、前記所定の目標サージレベルを窒素酸化物
NOx濃度が許容レベルとなりかつサージが充分に小さ
くなる値に設定しておけば、サージトルクとNoX濃度
とを共に許容し得るレベルに制御できるものである。
また、基本点火時期更新記憶手段は、点火時期フィード
バック制御手段によりフィードバック制御された点火時
期を当該運転領域に対応する基本点火時期として運転領
域毎に更新記憶して、フィ−ドパツク制御を待つことな
く基本点火時期で目標サージレベルとなる点火制御が行
われるようにする。
また、一般に車両の駆動系のねじり振動の固有振動数は
10 Hz以下であり、これがサージに伴う駆動系のね
じり振動の主成分となっており、然も、この周波数域は
人間が最も敏感に惑じる振動の周波数域と重なる。この
ため、サージレベル検出周期制御手段は、サージレベル
検出手段によるサージレベル検出の実行周期を、前記ね
じり振動の固有振動数と置載である周波数10Hz以下
として、車両の乗員に不快な感じを与え得るサージを精
度良く検出できるようにする。
更に、機関の過渡運転時には車両の前後振動に伴うトル
ク変動が発生して、サージの発生原因を点火時期に特定
できなくなるため、過渡運転検出手段により機関の過渡
運転状態が検出されたときには、フィードバック制御停
止手段が前記点火時期フィードバック制御手段による点
火時期のフィードバック制御を停止させる。
〈実施例〉 以下に本発明の詳細な説明する。
第2図において、機関1にはエアクリーナ2゜吸気ダク
ト3.スロットルチャンバ4及び吸気マニホールド5を
介して空気が吸入される。前記吸気ダクト3には、吸入
空気流量Qに対応する電圧信号を出力するエアフローメ
ータ6を装着すると共に、前記スロットルチャンバ4に
はスロットル弁7を設け、このスロットル弁7の開度を
図示しないアクセルペダルによって可変操作することに
より、吸入空気流量Qを制御するようにしている。
8はスロットル弁7の開度を検出するスロットルセンサ
である。
また、前記吸気マニホールド5には各気筒毎に電磁式の
燃料噴射弁9を装着してあり、マイクロコンピュータを
内蔵したコントロールユニット22から出力される駆動
パルス信号により開弁して各気筒への燃料噴射量を制御
する。
一方、機関1の各気筒に装着されている点火栓10には
、点火コイル11にて発生させた高電圧をディストリビ
ュータ12を介して順次印加し、この高電圧による火花
点火を利用して気筒内の混合気を着火燃焼させるように
している。尚、点火コイル11は、これに付設されたパ
ワートランジスタI3を介して高電圧の発生時期が制御
され、コントロールユニット22から出力される点火信
号によりパワートランジスタ13のオン・オフ時期を制
御することで点火時期の制御が行われ、これら点火栓1
0゜点火コイル11.ディストリビュータ12及びコン
トロールユニット22等で点火装置を構成している。
前記ディストリビュータ12には光電式クランク角セン
サ14を内蔵している。この光電式クランク角センサ1
4は、ディストリビュータシャフト15と一体に回転す
るシグナルディスクプレート16と検出部17とで構成
され、前記シグナルディスクプレート16には、単位ク
ランク角度毎のポジション信号Pos用スリット18と
、機関1の気筒数と同数(4気筒の場合は4個)の基準
クランク角度毎のリファレンス信号Ref用スリット1
9とを形成しである。ここで、前記検出部17は前記ス
リン)18.19を検出してポジション信号Posとリ
ファレンス信号Refとを出力する。従って、リファレ
ンス信号Refの周期を測定するか、単位時間当たりの
ポジション信号Posの入力数をカウントすることで機
関回転速度Nを求めることができる。
21は機関1のウォータジャケット20に臨んで設けら
れた水温センサであり、機関冷却水温度T、wに対応す
る電圧信号を出力する。
更に、本実施例における機関1には、機関トクルTを計
測する機関トルク検出手段としてのトルクセンサ30が
設けられている。このトルクセンサ30は、第3図に示
すように、機関回転に連動して回転する磁歪シャフト3
1とこの磁歪シャフト31を軸心として巻回固定された
一対のコイルLl、L2とにより構成されている。尚、
第3図において35は磁歪シャフト31を軸支するボー
ルベアリングである。
前記磁歪シャフト31は、磁気感度が高くヒステリシス
の小さな磁歪材により形成されると共に、前記一対のコ
イルLL、L2に囲まれる部分の全周に渡ってそれぞれ
軸方向に対して45°をなす複数のスリット32.33
を形成しである。尚、コイルL1に囲まれるスリット3
2とコイルL2に囲まれるスリット33とは相互に直交
するように、互いに軸方向に対する傾き方向を変えであ
る。
前記一対のコイルLl、L2は、第4図に示すように同
一抵抗値Rである4つの固定抵抗R,,R2゜R,、R
4と1つの調整抵抗R8とによって回路を構成するよう
にしである。ここで、コイルL1と抵抗R1,R2とが
直列接続され、また、コイルL2と抵抗R’1.R4と
が直列接続されており、これらの直列回路は相互に並列
に接続され、かつ、その両端に周波数fの交流電源Vを
接続しである。
更に、抵抗R3,R4に対してそれぞれ並列となるよう
に調整抵抗R8を接続しである。そして、抵抗R3,R
4の端子電圧V+ 、V2が差動増幅器34に入力され
、この差動増幅器34の出力Vがセンサ出力として取り
出される。
即ち、前記コイルLl、L2それぞれの自己インダクタ
ンスは、 となる。ここで、前記μは磁歪材透磁率、Nはコイル巻
数、Sは磁路断面積、!は磁路平均長さである。
また、コイルLl、L2に流れる各電流j+、Lは、 ■ となる。
また、V、−i、XR1V2=izXRであるから、セ
ンサ出力V””V2  Vl は、コイルLL、L2そ
れぞれの自己インダクタンス増減変化に応じて変化する
ことになる。
一方、コイルLL、L2に交流を加えると、磁歪シャフ
ト31表面に磁路が形成されるが、この磁歪シャフト3
1には前述のように軸方向に対して45゜傾いたスリッ
ト32.33が設けれらているため、磁路はこのスリッ
ト32.33に沿って形成される。トルクTを磁歪シャ
フト31に加えると、図中に示すように軸方向に対する
45°方向に引張り応力+σが発生し、この引張り応力
+σと直角方向に圧縮応力−σが発生する。
正の磁歪材の場合、第5図に示すように、引張り応力子
σにより透磁率μが増加(圧縮応力−σでは透磁率μが
減少)する性質を有しているため、磁歪シャフト31に
トルクTを加えると、Ll(+σ);μ増→L1増→1
1滅→■I減L2(−a)rtt減→L2減→12増→
v2増となって、トルクTの増大に応じて増大する出力
Vが発生することになるものである。
尚、第5図において、磁化■=帯磁率χ×磁界H,磁歪
材透磁率μm1+4πχ、磁気感度B=H+4πr=H
(1+4πχ)−透磁率μ×Hである。また、磁歪シャ
フト31にトルクTを加えない状態で出力Vがゼロとな
るように、調整抵抗R8によりV、−V2となるように
調整する。
次に、本発明に係る点火時期制御について第6図〜第9
図のフローチャートに従って説明する。
尚、本実施例において、サージレベル検出手段。
点火時期フィードバック制御手段、フィードバック制御
禁止手段、サージレベル検出周期制御手段。
過渡運転検出手段としての機能は、前記第6図〜第9図
のフローチャートに示すようにソフトウェア的に備えら
れている。また、基本点火時期更新記憶手段は、マイク
ロコンピュータに備えられたメモリが相当する。
第6図のフローチャートに示すルーチンは、所定微小時
間(例えば10m5)毎に実行されるものであり、この
ルーチンに従って機関1が過渡運転状態であるか否かの
判別がなされる。
まず、ステップ1(図中ではSlとしである。
以下同様)では、スロットルセンサ8によって検出され
るスロットル弁7の開度TVOを入力する。
次のステップ2では、前回の本ルーチン実行時に上記ス
テップ1で入力したスロットル弁開度T■0と今回の入
力値との差に基づいて単位時間当たりのスロットル弁開
度変化率ΔTVOを求め、この開度変化率ΔTVOの絶
対値と所定値とを比較することによって、スロットル弁
7が一定開度状態であるか否か、即ち、機関1が定常運
転されているか或いは過渡運転されているかを判別する
ここで、開度変化率ΔTVOが所定値を越えると判別さ
れ、スロットル弁7が所定割合以上で開閉操作されてい
る機関1の過渡運転時であるときには、ステップ3へ進
んで過渡フラグFtrを機関1が過渡運転状態であるこ
とを示す1に設定すると共に、次のステップ4ではカウ
ンタcntを所定値(例えば400)に設定する。前記
カウンタcntはスロットル弁7の開閉操作が停止され
ると前記所定値からカウントダウンされることにより、
過渡運転の直後であるか否かを判別するためのものであ
る。
一方、ステップ2で開度変化率ΔTVOが所定値以下で
あると判別され、スロットル弁7の開閉動作が停止して
いる(若しくは開閉動作が緩慢である)機関1の定常運
転時であるときには、ステップ5へ進んで前記カウンタ
cntがゼロであるか否かを判別する。今回の定常運転
判別が過渡運転直後のものであれば、前記カウンタcn
tは前記ステップ4で設定される所定値であるから、こ
こで、NOの判別がなされてステップ6へ進み、ステッ
プ6ではカウンタcntを前回値に対して1ダウンさせ
る。また、ステップ5でカウンタcntがゼロであると
判別されると、ステップ7へ進んで前記過渡フラグFt
rを機関1が定常運転状態であることを示すゼロに設定
する。
即ち、スロットル弁開度変化率ΔTVOに基づく過渡運
転判別時には過渡フラグFtrを1に設定し、開度変化
率ΔTVOに基づき機関1が過渡運転から定常運転に移
行したと判別されるときには、直ちに過渡フラグFtr
をゼロに設定するのではなく、前記カウンタcntが前
記所定値からゼロまでカウントダウンされる間(例えば
4秒間)は過渡運転判別(過渡フラグFtr=1)を保
持するものである。
次に第7図のフローチャートに示すルーチンは、100
m5毎に実行される。ところで、サージ発生に伴う駆動
系のねじり振動の主成分が10Hz以下の固有振動数を
もち、然も、この周波数域は人間が最も敏感に感じる振
動の周波数域と重なるため、前記周波数LOHzよりも
高い周波数(より短い周期)でサージを検出するとサー
ジを的確に捉えることができない。従って、後述するよ
うに機関トルクTの変動ΔTを検出する最小周期である
本ルーチンの実行周期を前述のように100m5 (1
0Hz)としたものである。
まず、ステップ11では、前記トルクセンサ3oがらの
出力■に基づき検出される機関トルクTを入力する。
次のステップ12では、前回実行時即ち100m5前に
入力した機関トルクT100から、今回入力した機関ト
ルクTを減算することにより、最近100m5間での機
関トルクTの変動を示すΔT 100を設定する。同様
に、200m5前の機関トルクT 200から今回の入
力した機関トルクTを減算して最近200m5間におけ
る機関トルクTの変動ΔT 200を設定する。以下同
様にして、最近10100O間におけるトルク変動ΔT
ISまでを100m5毎に設定して、メモリにアドレス
順に記憶させてゆ(。
次のステップ13では、最近100m5間におけるトル
ク変動ΔT100のデータが格納されているメモリのア
ドレスナンバー&ΔT100をaにセットすると共に、
前記トルク変動ΔT100の値をbにセットする。
ステップ14では、アドレスナンバー&をカウントアツ
プさせるためのカウンタ値iを1に設定する。
そして、次のステップ15では、最近100m5間にお
けるトルク変動ΔT100のデータが格納されているメ
モリのアドレスナンバー&ΔT100であるaに前記カ
ウンタ値iを加算したアドレスナンバー&のところに格
納されているトルク変動ΔTのデータ* (a+i)の
絶対値と、ステップ12で設定した各トルク変動ΔTの
うちの最大値がセットされるbの絶対値とを比較する。
ここで、ステップ14からステップ15へ進んだときに
は、前記カウンタ値iは1であるから、a+i=a+1
となって* (a+i)は、最近200m5間における
トルク変動ΔT2O0のデータを示すことになる。そし
て、前記すはステップ13でΔT 100に設定されて
いるので、ステップ14がらステップ15へ進んだステ
ップ15の初回実行時には、ΔT100とΔT2O0と
が比較されることになる。ここで、八T2O0がより大
であるときにはステップステップ16へ進み、ステップ
16で最大値すにトルク変動ΔT2O0が更新セットさ
れる。ステップ16で最大値すをセットすると、次のス
テップ17では前記カウンタ値iを1アツプさせるため
、カウンタ値iは次に2に設定される。次のステップ1
8では、カウンタ値iが最大の10であるか否がを判別
するが、2であれば当然NOの判別がなされて再びステ
ップ15へ戻る。
ステップ15へ再び戻ると、今度はカウンタ値iが2で
あるから* (a+i)は、トルク変動へT2O0の次
のアドレスに格納されている最近300m5間における
トルク変動ΔT 300を示すことになり、ステップ1
5では、このトルク変動ΔT 300と前回までにセッ
トした最大値すとが比較される。この比較結果、前回ま
でにセットした最大値すが大であれば、ステップ16を
ジャンプしてステップ17へ進み、再度カウンタ値iが
1アツプされる。一方、トルク変動ΔT 300の方が
前回までにセットした最大値すよりも大であれば、ステ
ップ15からステップ16へ進み、トルク変動ΔT30
0が最大値すとしてセットされる。
以上のようにして、トルク変動ΔT100が格納されて
いるアドレスナンバー&(=a)から9個後のアドレス
ナンバー&に格納されているトルク変動ΔTISまでの
それぞれのデータをそれまでの最大値すと比較し、ΔT
100〜ΔTISの中の最大値をピックアップするもの
であり、i=9のとき* (a+i)はΔTISを示す
ため、ステップ17でカウンタ値iを1アツプした結果
が次のステップ18で10であると判別された場合には
、八TISまでの比較が終了したことを示す。従って、
ステップ18でカウンタ値1=10であると判別される
と、ステップ19へ進んで最大値すをΔT100〜ΔT
ISの中の最大値mayΔTとしてセットする。
次のステップ20では、次回におけるステップ12での
トルク変動ΔTの演算のために、今回900m5前のデ
ータとして取り扱ったトルクT 900を10100O
前のトルクTISにセットし、同様にして今回のデータ
を更に100m5前のデータとしてセットし直す。
次に第8図のフローチャートに示すルーチンは、バック
グラウンドジョブ(BGJ)として実行されるものであ
る。
ここで、まず、ステップ31では、予め基本燃料噴射量
Tp(機関負荷を代表する値)及び機関回転速度Nに基
づき複数に区分された運転領域毎に設定された点火時期
ADV (上死点前何度のクランク角位置であるかを表
す数値)のマツプから、現在の基本燃料噴射量Tpと機
関回転速度Nとに基づき当該運転領域の点火時期ADV
を検索して求める。但し、前記点火時期ADVのマツプ
において、初期マツチングした点火時期ADVについて
はマイクロコンピュータの書き換え不能なRoMに記憶
させておき、後述する学習修正でこの初期点火時期を直
接書き換えることができるように機関初期状態でROM
のマツプを書き換え可能なRAMに移行させるようにす
れば良い。
尚、前記基本燃料噴射量Tpは、エアフローメータ6で
検出される吸入空気流量Qと、クランク角センサ14か
らの出力信号に基づき算出される機関回転速度Nとに基
づき、Tp=KXQ/N (Kは定数)なる式に従って
演算されるものであり、本実施例では説明を省略する燃
料噴射制御において演算されたものを読み込むようにす
れば良い。
次のステップ32では、第6図のフローチャートに示す
ルーチンに従って設定される過渡フラグFtrの判別を
行う。過渡フラグFtrが1であって機関1の過渡運転
状態であるときには、ステップ33へ進み、ステップ3
1でマツプから検索して求めた点火時期ADVを最終的
なセット点火時期5ETadvとして設定し、マツプに
記憶されている点火時期ADVに基づいて点火制御が行
われるようにする。
一方、ステップ32で過渡フラグFtrがOであると判
別され、機関1が定常運転状態であるときには、検出し
たトルク変動(サージ)に基づき点火時期ADVのフィ
ードバック制御を実行すべくステップ34へ進む。
ステップ34では、点火時期ADVのマツプと同様に、
予め基本燃料噴射量Tp及び機関回転速度Nに基づき複
数に区分された運転領域毎に設定された目標トルク変動
ΔTのマツプから、現在の基本燃料噴射量Tpと機関回
転速度Nとに基づき当該運転領域の目標トルク変動ΔT
を検索して求める。この目標トルク変動へTは、第11
図に示すように、排気中の窒素酸化物NOx濃度が許容
レベル以下となる点火時期ADVで最も小さいサージレ
ベルであり、この目標トルク変動ΔTに制御できれば、
窒素酸化物NOx濃度を許容レベル以下に抑止しつつサ
ージを最小限とできるものである。
当該運転状態に対応する目標トルク変動へTをマツプか
ら検索して求めると、次のステップ35では、第7図の
フローチャートに示すルーチンで求められた最大トルク
変動maxへTから前記目標トルク変動ΔTを減算して
、目標トルク変動ΔTに対する現状値の偏差rega 
(←maxΔT−目標トルク変動ΔT)を求める。
そして、次のステップ36では、前記偏差regaに応
じて設定されている点火時期補正値Surgeのマツプ
から、ステップ35で求めた偏差regaに対応する点
火時期補正値Surgeを検索して求める。
前記偏差regaが正であるときには、目標トルク変動
へTよりも実際のトルク変動へTが大きい状態であり、
より点火時期ADVを進角させてサージレベルを低下さ
せる(第11図参照)必要があり、また、偏差rega
が負であるときには、目標トルク変動ΔTよりも実際の
トルク変動ΔTが小さく、排気中の窒素酸化物NOx濃
度が許容レベルを越していると見込まれる(第11図参
照)ため、より点火時期ADVを遅角させてNOx濃度
を低下させる必要がある。
このため、偏差regaに対応する点火時期補正値Su
rgeのマツプは、フローチャート中のグラフに示すよ
うに、偏差regaが正であるときにはその増大に略応
じて増大する正の点火時期補正値Surgeが設定され
、また、偏差regaが負であるときにはその絶対値増
大に略応じて絶対値が増大する負の点火時期補正値Su
rgeが設定されている。
次のステップ37では、ステップ31でマツプがら検索
して求めた点火時期ADVに前記ステップ36で偏差r
egaに基づき設定した点火時期補正値Surgeを加
算し、この点火時期補正値Surgeで補正した点火時
期ADVを最終的なセット点火時期5ETadvとして
設定する。ここで、点火時期ADVは、上死点前のクラ
ンク角度を示すため、点火時期補正値Surgeが正で
あればその絶対値増大に応じてより進角補正されること
になり、また、点火時期補正値Surgeが負であれば
その絶対値増大に応してより遅角補正されることになり
、実際のトルク変動(サージレベル)を目標トルク変動
ΔTに近づけるように点火時期ADVがフィードバック
制御される。
従って、前記偏差regaが正で点火時期ADVを進角
させてサージレベルを低下させる必要があるときには、
正の点火時期補正値Surgeに基づきステップ37の
補正演算で進角補正される一方、前記偏差regaが負
で点火時期ADVを遅角させてNOx濃度レベルを低下
させる必要があるときには、負の点火時期補正値Sur
geに基づきステップ37での補正演算で遅角補正され
ることになり、サージレベル低下又はNOx濃度レベル
低下の要求に見合った点火時期ADV補正がなされるも
のである。
次のステップ38では、上記ステップ37における補正
演算で得られたセット点火時期5ETadvを、当該運
転領域に対応する点火時期ADVとすべくマツプ値の書
き換えを行う。従って、今回と同一運転領域での次回運
転時には、点火時期補正値Surgeに基づき補正演算
された点火時期ADVがステップ31で検索されること
になり、サージレベル及びNOx濃度レベルを共に許容
し得るレベルに制御することが可能となる。
このため、マツプに設定されている点火時F、L/11
゜DVの不適正や点火時期制御誤差に基づき、サージ(
トルク変動)が許容レベル以上であったり、また、サー
ジは充分に小さいものの逆に排気中のNOx濃度が許容
レベルを越えるようなときに、サージレベル及びNOx
1度が共に許容範囲となるように点火時期ADVが補正
され、サージ及びNOxN4度から要求される最適点火
時期で常時点火制御が行われる。
尚、上記のように、過渡フラグFtrが1である機関1
の過渡運転時には、検出したトルク変動に基づく点火時
期ADVの学習を行わないのは、過渡運転時には車両の
前後振動に伴うトルク変動が発生し、点火時期ADVの
不適正に基づくサージ発生との区別が付かず、学習精度
が低下するためである。
また、上記のようにして設定されたセット点火時期5E
Tadvに基づく実際の点火制御は、以下のようにして
行われる。
即ち、クランク角センサ14から基準クランク角毎(4
気筒の場合180°毎)に出力されるリファレンス信号
Ref毎に実行される第9図のフローチャートに示すル
ーチンに従い、第10図に示すように、クランク角セン
サ14から出力される基準クランク角毎のリファレンス
信号Refから点火コイル11への通電を開始させるま
での時間Timerlと、通電開始から通電を停止(点
火)させるまでの時間(通電時間)Timer2とを設
定し、リファレンス信号Refからの時間制御で点火時
期ADV制御、即ち、点火コイル11のON・OFF制
御を行う。
ここで、前記通電時間Timer2は、例えばバッテリ
電圧に基づき設定されるものであり、点火コイル11に
より点火エネルギーが得られるよう設定される。また、
Timerlは、リファレンス信号Refから点火時期
5ETadvまでの時間から前記通電時間Timer2
を減算した時間であり、前記リファレンス信号Refが
圧縮上死点前80°で出力されるものであるとすれば、
4気筒の場合(180°+80°)−3ETadvが、
リファレンス信号Refから点火時期5ETadvまで
のクランク角度であるので、このクランク角度を機関回
転速度Nに基づき時間換算すれば、Timerlを求め
ることができる。
尚、点火時期制御(点火コイル11のON・OFF制′
a)は、リファレンス信号Refからポジション信号P
osをカウントして、所望時期を検出する角度制御方式
であっても良い。
〈発明の効果〉 以上説明したように本発明によると、検出したサージレ
ベルが所定の目標レベルになるように点火時期をフィー
ドバック制御により補正することで、サージレベルと排
気中の窒素酸化物N0xfi度とを共に許容し得る範囲
に制御することができる。また、フィードバック制御に
より補正された点火時期を当該運転領域に対応する基本
点火時期として運転領域毎に更新記憶すれば、フィード
バック制御を待つことなく、サージ及びNOx濃度の点
から略最適である点火時期に基づいて点火制御を行わせ
ることができる。
更に、サージレベル検出の実行周期を周波数10Hz以
下とすることにより、人間が最も敏感に感じる振動の周
波数域と重なるサージを精度良く捉えて、サージ低減を
効果的に行わせることができる。
また、機関の過渡運転時にサージレベル(トルク変動)
に基づ(点火時期のフィードバック制御を停止させるこ
とにより、機関過渡運転時の車両振動に伴って発生する
トルク変動に基づき点火時期が誤制御されることを回避
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示すブロック図、第2図は本発
明の実施例を示すシステム概略図、第3図は同上実施例
において機関トルクを検出するトルクセンサを示す断面
図、第4図は第3図示トルクセンサのトルク検出回路を
示す回路図、第5図は第3図及び第4図示のトルクセン
サによる機関トルク検出の特性を示すグラフ、第6図〜
第9図はそれぞれ同上実施例における制御内容を示すフ
ローチャート、第10図は同上実施例における点火時期
制御の特性を示すタイムチャート、第11図は点火時期
に対するサージ及び窒素酸化物NOx濃度の変化特性を
示すグラフである。 1・・・機関  7・・・スロットル弁  8・・・ス
ロットルセンサ  10・・・点火栓  11・・・点
火コイル12・・・ディストリビュータ  13・・・
パワートランジスフ 22・・・コントロールユニット 30・・・トル クセンサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)機関トルクを検出する機関トルク検出手段と、該
    機関トルク検出手段で検出した機関トルクに基づき機関
    のサージレベルを検出するサージレベル検出手段と、該
    サージレベル検出手段で検出されるサージレベルを所定
    の目標サージレベルに近づけるように基本点火時期を進
    角及び遅角補正して点火時期をフィードバック制御する
    点火時期フィードバック制御手段と、を備えて構成した
    ことを特徴とする内燃機関の点火時期制御装置。
  2. (2)前記点火時期フィードバック制御手段によりフィ
    ードバック制御された点火時期を当該運転領域に対応す
    る基本点火時期として運転領域毎に更新記憶する基本点
    火時期更新記憶手段を備えたことを特徴とする請求項1
    記載の内燃機関の点火時期制御装置。
  3. (3)前記サージレベル検出手段によるサージレベル検
    出の実行周期を周波数10Hz以下とするサージレベル
    検出周期制御手段を備えたことを特徴とする請求項1又
    は2のいずれかに記載の内燃機関の点火時期制御装置。
  4. (4)機関の過渡運転状態を検出する過渡運転検出手段
    と、該過渡運転検出手段により機関の過渡運転状態が検
    出されたときに前記点火時期フィードバック制御手段に
    よる点火時期のフィードバック制御を停止させるフィー
    ドバック制御停止手段と、を備えたことを特徴とする請
    求項1、2又は3のいずれかに記載の内燃機関の点火時
    期制御装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016133043A (ja) * 2015-01-19 2016-07-25 富士重工業株式会社 内燃機関の制御装置

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