JPH02101946A - 速度検出装置付電動機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、複写機や、プリンタ、キャッシュレジスタお
よび各種ＯＡ機器に用いられる速度検出装置付電動機に
関するものである。

従来の技術 近年、速度検出装置付電動機が使用される機器は多機能
、高精度化が進み、速度検出器も安定した出力が要望さ
れている。

以下に従来の速度検出装置付電動機について説明する。

第２図は従来の速度検出装置付電動機の速度検出製置部
断面を示すものである。第２図において、１は電動機シ
ャフトである。２はブラケットで、ポールベアリング３
及びブラシ４を保持する。３は電動機シャフト１を保持
するポールベアリングである。４はブラシで、電動機シ
ャフト１に固定した整流子５に当接する。６はコイル状
のパターン及び電子回路が実装された速度検出器基板、
７は電動機シャフトｌに圧入され、速度検出器マグネッ
ト８を保持する速度検出器ロータである。８は速度検出
器マグネットで、対向する速度検出器基板６のコイル状
パターンに沿って回転する。

以上のように構成された速度検出装置付電動機について
、以下その動作について説明する。

まず、電動機に電力が供給されると電動機シャフト１が
回転し、電動機シャフト１に圧入固定された速度検出器
ロータ７が回転すると、前記速度検出器ロータ７に接着
固定された速度検出器マグネット８が回転し、前記マグ
ネット８に対向して配置される速度検出器基板６のコイ
ル状パターンに誘起電圧が発生する。前記基板上に構成
される波形整形回路は、発生した正弦波の誘起電圧を波
形整形し、矩形波の電圧を出力する。

発明が解決しようとする課題 しかしながら上記の従来の構成では、速度検出器ロータ
７は電動機シャフト１に圧入又はネジ止めにより固定さ
れており、電動機シャフト１のスラスト方向のガタッキ
により、速度検出器マグネット８と速度検出器基板６と
の空隙が変化する。−方、前記基板６に発生する誘起電
圧の大きさは、前記空隙の大きさと反比例の関係にあり
、スラスト方向のガタッキが大きいと前記空隙が太き（
なり、十分な誘起電圧が発生せず速度検出が出来ない問
題があった。

又、製造上、速度検出器ロータ７を電動機シャフト１に
圧入しながら前記空隙を調整することや電動機シャフト
１のスラスト方向のガタッキをなくすることは非常に困
難で、組立工数を増大させるとともに、信頼性をそこな
うなどの問題が有った。

本発明は、上記従来の課題を解決するもので、電動機シ
ャフトのスラスト方向のガタッキによる速度検出器マグ
ネットと速度検出器基板との空隙の変化を無＜シ、又前
記空隙の調整工程をなくし、安定し７た出力を持つ速度
検出装置付電動機を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段 この目的を達成するために本発明の速度検出装置付電動
機は、速度検出器ロータと速度検出器基板の間に速度検
出器基板と速度検出器マグネットとの空隙の大きさを調
整するワッシャを挿入し、電動機シャフトに固定された
止メ輪と、前記止メ輪に設けた穴、若しくは切かきに嵌
合する突起を有する速度検出器ロータのボスとの間に前
記速度検出器ロータを前記速度検出器基板側へ押し付け
るばねを備えた構成からなるものである。

作用 この構成により、速度検出器ロータは、速度検出器ロー
タと止メ輪との間に配置されたばねに９よりシャフト方
向に摺動して常に速度検出器基板側へ押圧されるので、
電動機シャフトのスラスト方向のガタッキが有っても速
度検出器ロータと速度検出基板との空隙はギャップ調整
用ワッシャーにより常に一定に保つことができる。

実施例 以下本発明の一実施例について、図面を参照しながら説
明する。

第１図は本発明の実施例における速度検出装置付電動機
の速度検出製置部断面を示すものである。

第１図において、１は電動機シャフトであり、２はブラ
ケットで、ボールベアリング３及びブラシ４を保持する
。３は電動機シャフトｌを保持するボールベアリング、
４はブラシ、５は整流子である。６はコイル状のパター
ン及び波形整形回路が実装された速度検出器基板で、ブ
ラケット２の端部開口に取付けられている。７は電動機
シャフト１にシャフト方向に移動自在に挿入された速度
検出器ロータで、後述の止メ輪１１に設けた穴、若しく
は切かきに嵌合する突起９を有す。８は速度検出器マグ
ネット、１０は前記速度検出器ロータ７と前記速度検出
器基板６との間に挿入され、前記速度検出器基板６と前
記速度検出器マグネット８の空隙の大きさを規制するワ
ッシャである。１１は前記電動機シャフト１に設けられ
た溝に挿入固定され、突起９との係合により前記速度検
出器ロータ７が回転方向に摺動するのを防ぐ止メ輪、１
２は前記止メ輪１１と前記速度検出器ロータ７との間に
挿入され、前記速度検出器ロータ７を前記速度検出器基
板側へ押し付けるばねである。

以上のように構成された速度検出装置付電動機について
、以下その動作を説明する。

電動機シャフト１がスラスト方向のガタッキにより速度
検出器基板側へ移動すると、前記電動機シャフト１に固
定された止メ輪１１も速度検出器基板側へ移動する。一
方、ブラケット２に固定された速度検出器基板６にワッ
シャ１０を介して接している速度検出器ロータ７は、止
メ輪１１との間にはね１２を介しているため、ばね１２
が縮むだけで前記速度検出器ロータ７は動かない。逆に
、前記電動機シャフト１が整流子側へ移動した時は、ば
ね１２が伸び前記速度検出器ロータ７を前記速度検出器
基板側へ押し付けるため前記速度検出器ロータ７は移動
しない。

以上のように本実施例によれば、前記電動機シャフト１
のスラスト方向のガタッキによる速度検出器ロータ７と
速度検出器基板の空隙の変化を無視できるので、前記空
隙の調整が必要なく、速度検出器ロータ７を速度検出器
基板３とブラケット２の間に配置した速度検出装置付電
動機を提供することができる。

発明の効果 以上のように本発明は、シャフト方向に移動自在に設け
られた速度検出器ロータと、電動機シャフトに固定され
前記ロータの回転方向の回動を抑える止メ輪と、電動機
シャフトのスラスト方向のガタッキを吸収するばねと、
空隙の大きさを調整するワッシャを設けることにより、
速度検出器基板と速度検出器マグネットとの空隙を調整
することなく、一定に保ち安定した速度検出ができる信
頼性の高い優れた速度検出装置付電動機を実現できるも
のである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例における速度検出装置付電動機
の速度検出部の断面図、第２図は従来の速度検出装置付
電動機の速度検出部の断面図である。 １・・・・・・電動機シャフト、６・・・・・・速度検
出器基板、７・・・・・・速度検出器ロータ、８・・・
・・・速度検出器マグネット、１０・・・・・・ワッシ
ャ、１１・・・・・・止メ輪、１２・・・・・・ばね。 −−−電重’ｊ羽滝゛シギフト ６−−一遠度験本＠基ネ良 ７−−−よ度」爽出λ（ロータ ８−−一遼度挨飄老岬マク゛ネ・ソＦ １０−一一ワ・すεｔレ ー−−よヌ麺 １２−−−　＊ｉ−ね 第２図 第 図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）電動機シャフトと、電動機シャフトに設けられた
   溝に挿入固定された止メ輪と、電動機シャフトの軸方向
   に移動自在に設けられた速度検出器ロータと、前記速度
   検出器ロータに固定された速度検出器マグネットと、前
   記速度検出器マグネットに対向して配置された速度検出
   器基板と、速度検出器基板と速度検出器ロータとの間に
   設けられたワッシャと、前記止メ輪と速度検出器ロータ
   との間に設けられ、前記速度検出器ロータを前記速度検
   出器基板側に押し付けるばねとを備えた速度検出装置付
   電動機。
2. （２）速度検出器ロータは止メ軸側に突出する突出部を
   設けたボスを有し、止メ輪は速度検出器ロータの突出部
   が係合する穴、若しくは切りかきを有する請求項１に記
   載の速度検出装置付電動機。