JPH02101383A - 排ガス循環焼結設備 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、オンストランドクーリング式排ガス循環焼
結設備に関するものである。

〔従　　来　　技　　術〕

焼結設備には、焼結機と冷却機とを別個に設け、焼結機
から排出される焼結鉱を破砕した後、冷却機に導入し冷
却するタイプがあるが、高温の焼結鉱が粉砕される間に
熱放散が起こり、焼結機のパレットが高温状態のままリ
ターン側に回って大気に熱放散してしまうなどから、冷
却機側での有効な熱回収ができない欠点を有しているた
め、近年においては同一ストランドに焼結ゾーンと冷却
ゾーンを設けるオンストランドクーリング方式が採用さ
れている。

このようなオンストランドクーリング方式は、第２図に
示すように、焼結機ｌを焼結ゾーン２と冷却ゾーン３と
に分け、冷却ゾーン３（焼結と冷却の混合ゾーンも含む
）からの排ガスを排熱ボイラ４により排熱回収した後、
循環ファン５により排ガス循環フード６に循環させて省
エネを図っている（例えば、特公昭６０−２５９７号）
。

〔この発明が解決しようとする課題〕

このようなオンストランドクーリング式排ガス循環焼結
設備においては、バーンスルーポイント（Ｂ、Ｔ、Ｐ　
：焼上り点、パレット上の最下層の焼結帯温度が最高点
に到達してから数分後の排ガス温度が最高になる時点）
が所定のストランド位置になるようにする必要があり、
また、焼結機ｌからの排鉱温度が高くなると搬出コンベ
ヤ７のベルトが焼損する等から、排鉱温度が１００°Ｃ
以下になるように操業する必要があり、１次的にＢ、Ｔ
、Ｐ、２次的に排鉱温度の２つの基準をもって操業して
いる。

そのため、ＢＴＰ制御により排ガスの保有する熱量が増
加するなどして、排鉱温度が所定値より高くなった場合
には、パレットスピードを下げるなどして排鉱温度を所
定値以下となるようにしているが、パレットスピードを
下げると生産量が減少する問題がある。

この発明は、前述のような問題点を解消すべくなされた
もので、その目的は、パレットスピードを下げることな
く、すなわちＢ、Ｔ、Ｐおよび生産量を変化させること
なく、焼結機よりの排鉱温度を所定の温度以下に保持す
ることのできる排ガス循環焼結設備を提供することにあ
る。

〔課題を解決するための手段〕

この発明に係る排ガス循環焼結設備は、第１図に示すよ
うに、一つのストランド上に焼結シン２と冷却ゾーン３
を設け、このストランドの後段、例えば冷却ゾーン３の
排ガスを排熱回収した後、焼結・冷却ゾーン２．３の排
ガス循環フード６に循環させる設備において、冷却ゾー
ン３における排ガス循環フード６Ｂにスプレー散水シス
テム１６を設け、少なくとも排鉱温度に基づいてスプレ
ー散水システム１６からの散水量を調整するようにした
ものである。

排鉱温度の他に、排ガス循環量、排ガス温度を検出し、
これらの検出値に基づいて散水量を調整してもよい。

〔作　　　用〕

循環ガスの保有する熱量の増加、冷却のための吸引ガス
量の不足等により排鉱温度が所定温度（例えば１００°
Ｃ）以上に上昇した場合、スプレー散水システム１６か
らの散水量が増加し、排鉱温度を下げる。

排鉱温度の他に、排ガス循環量、排ガス温度を検出して
制御に反映すれば、排鉱温度が上昇する前に対処でき、
より確実で細やかな温度制御が行なえる。

〔実　施　例〕

第１圓に示すように、無端状のパレット等からなる焼結
機１を多数のウィンドボックスからなる焼結ゾーン２と
冷却ゾーン３とに分け、給鉱装置９により粉鉱石、コー
クス等を焼結シン２の上流側へ供給し、点火炉１０によ
り点火し、焼結ゾーン２で上層から順に焼結し、冷却ゾ
ーン３で冷却するようにされている。焼結シン２の排ガ
スは温度が低いため、焼結電気集塵機１１、焼結ブロワ
−１２、煙突１３を介して大気放出している。

冷却ゾーン３の排ガスはＢＴＰ付近のウィンドボックス
で５００　’Ｃ以上と高いので、プレダスタ−８を介し
て排熱ボイラ４に送り排熱回収する。排熱回収後の低温
排ガスは、焼結用エアーとして、また冷却用エアーとし
て再利用するため、循環ファン５により排ガス循環フー
ド６へ循環させている。

以上のような構成において、本発明では、排ガス循環フ
ード６を仕切り１４により焼結側と冷却側に区画し、ダ
クト１５を分岐させ、排ガスを別々に導入できるように
すると共に、冷却側フード６Ｂにスプレー散水システム
１６を設ける。

スプレー散水システム１６は、フード６Ｂ内にストラン
ド方向に間隔をおいて複数設置したスプレーノズル１６
ａ、各スプレーノズルに給水する配管１６ｂ、この配管
に設置された電磁弁１６ｃから構成する。搬出コンベヤ
７には、排鉱温度を検出して出力する温度検出・調節計
１７、ダクト１５には、排ガス循環量および排ガス温度
を検出して出力する流量検出・調節計１８および温度検
出・調節計１９を設け、スプレー散水制御器２０を介し
て電磁弁１６ｃを制御する。

これにより、排鉱温度、排ガス循環量、排ガス温度をパ
ラメーターとしてスプレー散水量が調整される。

なお、以上は、焼結・冷却ゾーンに区画し、排熱ボイラ
を一つ設置した例を示したが、これに限らず、特公昭６
０−２５９７号のように、焼結ゾーンと冷却ゾーンの間
に焼結と冷却の混合ゾーンを設け、この混合ゾーン用と
冷却シン用に排熱ボイラを二つ配置した設備などにも適
用できることはいうまでもない。

〔発明の効果〕

前述のとおり、この発明に係る排ガス循環焼結設備は、
冷却ゾーンにおける排ガス循環フードにスプレー散水シ
ステムを設け、少なくとも排鉱温度に基づいて散水量を
調整するようにしたため、パレットスピードを下げるこ
となく、焼結機よりの排鉱温度を所定温度以下に保持す
ることができる。これにより、生産量の低下を解消する
ことができると共に、排鉱温度に左右されずにＢ、Ｈ，
Ｐを所定位置に制御できる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係る排ガス循環焼結設備を示す概略
図、第２図は従来例を示す概略図である。 ■・・・・・・焼結機、２・・・・・・焼結ゾーン３・
・・・・・冷却ゾーン、４・・・・・・排熱ボイラ５・
・・・・・循環ファン、６・・・・・・排ガス循環フー
ド７・・・・・・搬出コンベヤ、８・・・・・・プレダ
スタ９・・・・・・給鉱装置、１０・・・・・・点火炉
１１・・・・・・焼結電気Ｓ塵装置 １２・・・・・・焼結ブロワ−１３・・・・・・煙突１
４・・・・・・仕切り、１５・・・・・・ダクト１６・
・・・・・スプレー散水システム１６ａ・・・・・・ス
プレーノズル、１６ｂ・・・・・・配管１６ｃ・・・・
・・電磁弁 １７・・・・・・排ｉ！温度検出・調節計１８・・・・
・・ガス流量検出・調節計１９・・・・・・ガス温度検
出・調節計２０・・・・・・スプレー散水制御器 手 ＆に ネ甫 正 占 昭和６３年１２月　１日 １、　４９牛の４しＲ 山３ネロ　　６３　　年 発明の名称 排ガス循環焼結設備 補正をする者 羽生との関係 幌午出刷Ｌ（ （２１０）住友重機械工業株式会社 ４．１艷代理人 住　　所 ■１０７東京都港区赤坂６丁目５番２１号シャドー赤坂
補正命令日付 自発補正 １、明細書の特許請求の範囲を次のとおり補正する。 「（１）一つのストランド上に焼結ゾーンと冷却ゾーン
を設け、このストランドの後段で発生した排ガスを排熱
回収して前記焼結・冷却ゾーンの排ガス循環フードに循
環させる排ガス循環焼結設備において、 前記冷却ゾーンにおける排ガス循環フ ドにスプレー散水システムを設け、排鉱温度　るいは　
ガス　　　と　ガス　　に基づいて前記スプレー散水シ
ステムからの散水量を調節することを特徴とする排ガス
循環焼結設備。」 ２、同書第４頁第１０行目ないし第１１行目の「少なく
とも排鉱温度」を「排鉱温度あるいは排ガス循環量と排
ガス温度」と補正する。 ３、同書第７頁第１４行目ないし第１５行目の「少なく
とも排鉱温度」を「排鉱温度あるいは排ガス循環量と排
ガス温度」と補正する。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）一つのストランド上に焼結ゾーンと冷却ゾーンを
   設け、このストランドの後段で発生した排ガスを排熱回
   収して前記焼結・冷却ゾーンの排ガス循環フードに循環
   させる排ガス循環焼結設備において、 前記冷却ゾーンにおける排ガス循環フードにスプレー散
   水システムを設け、排鉱温度に基づいて前記スプレー散
   水システムからの散水量を調節することを特徴とする排
   ガス循環焼結設備。