JPH02101224A - コンクリート法型枠 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は主に地山切削法面の崩壊を防ぎ、法面の安定
を図る目的で造成されるコンクリート法枠を造成するた
めのコンクリート法型枠に関するものである。

（従来の技術〕 従来、この種の注型枠としてエキスバンドメタルやメタ
ルラス等の金網類が広く使用されている。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、従来のこの種の注型枠は、地盤面上に２
枚の金網類を単に平行に設置するか、若しくは予めＵ字
状に形成した金網を設置し、その内側にセパレーターを
介在して金網間の間隔を保持し、且つ外側より端太材に
よって支持する構成のもので、極めて簡易なものであっ
た。

この為、強度的に必ずしも十分とは言えず、打設直後の
コンクリートの側圧によって容易に変形することがあり
、その結果、仕上がり面に不陸ができやすく施工精度が
落ちると言う問題があった。

係る場合、枠パネルとして剛性を高める目的で補強リブ
を設けた金網類を使用する場合もあるが、材料コストが
嵩むだけでなく、切断等の加工もしにくく製作コストが
割高にならざるを得ないものであった。

又、多くは現場の状況に応じてその都度適当に加工され
、適当な方法で一つ一つ組み立てられ、特別、使用部品
や組立方法が決められているわけではないので、概して
組み立てが煩雑になりやすく面倒であった。

又、組立に際し、金網の端に衣類を引っ掛けたり、或い
は直接触れたりして怪我をすることがあり、安全上も問
題があった。

この発明はこのような前記従来の問題点を解決する為に
提案されたもので、打設直後のコンクリートの側圧によ
る変形や変形に伴う仕上がり面の不陸をなくして施工精
度の向上を図ることができ、且つ廉価で組立が容易で、
しかも安全な組立が可能なコンクリート法型枠を提供す
ることを目的とするものである。

〔課題を解決するための手段〕

この発明は地山切削法面の崩壊を防ぎ、法面の安定を図
る目的で造成されるコンクリート法枠造成用法型枠に関
するもので、金網類より形成した複数枚の枠パネルを両
者あい対して設置し、当該枠パネルの内側若しくは外側
に複数本の補強部材を設置し、且つ前記枠パネル間に複
数本のセパレーターを当該セパレーター両端のフックを
前記補強部材に回転自在に連結して設置する構成とする
か、若しくは枠パネルに補強部材を設置する代わりに、
当該枠パネルの内側若しくは外側に断面略■字状若しく
はＵ字状に突出する補強リブを設け、当該補強リブに孔
を形成し、且つ前記枠パネル間に複数本のセパレーター
を当該セパレーター両端のフックを前記孔に回転自在に
差し込んで設置する構成とすることにより前記目的を達
成するものである。

〔実施例］ 以下、この発明を図示する一実施例に基づいて説明する
。

コンクリート法型枠１は２枚の枠パネル２゜２と複数本
の補強部材３．・・・と複数本の自在セパレーター４．
・・・とから構成されている。

枠パネル２．・・・はエキスバンドメタルやメタルラス
或いはパンチングメタルやワイヤラス等（以下、金網類
と言う。）より横長の矩形板状に形成されている。

当該枠パネル２．２にはその外側若しくは内側に断面略
Ｕ字状或いはＶ字状に突出する複数本の補強リブ５，５
が枠パネル２，２の長手方向に連続して、且つ枠パネル
２の幅方向に一定間隔置きに形成され、枠パネル２全体
の剛性が高められている。

当該補強リブ５の大きさ、厚さ、本数及び設置間隔は造
成しようとする法枠の規模によって決定されるものであ
る。

又、枠パネル２，２の上下縁端部には外側若しくは内側
に断面略■字状、Ｕ字状或いはＬ字状に突出する安全リ
ブ６．６が形成され、衣類を引っ掛けたり直接手等を引
っ掛けて怪我等をしないように安全性が図られている。

又、枠パネル２，２には完全な錆止め処理が施された金
網類が使用されている。

更に、枠パネル２．２の内側若しくは外側には、複数本
の補強部材３．・・・が取りつけられている。

補強部材３．・・・は鉄筋若しくは帯鋼より形成され、
補強リブ５．・・・に対して垂直に、且つ枠パネル２，
２の長手方向に一定間隔置きに取り付けられている。

叉、補強部材３．・・・は枠パネル２，２に上下両端部
をかしめることによって取り付けられている（第２図、
第３図及び第８図参照）。

尚、補強部材３．・・・は補強リブ５にスポット溶接等
によって取り付けてもよい。

叉、補強部材の径、本数並びに設置間隔は造成しようと
する法枠の規模に応じて決定されるものである。

更に、補強部材３．・・・は枠パネル２．２の製作時に
工場に於いて取り付けることを原則とするが、法枠造成
現場で取り付けてもよい。

このように形成された枠パネル２，２は、地盤面上に一
定間隔離し、平行に設置されている。

そして、当該枠パネル２，２間に複数本の自在セパレー
ター４．・・・が設置され、当該自在セパレーター４　
・・・にょう一定の間隔を保持した状態に支持されてい
る。

自在セパレーター４は複数本の横セパレーター４ａ、４
ａを２段乃至３段に水平に配すると共に、これらの横セ
パレーター４ａ、４ａを複数本の連結鉄筋４ｂ、４ｂに
よって連結し、更に横セパレータ−５ａ、５ａ両端にＵ
字状のフック４ｃ、４ｃを形成することにより構成され
ている。

そして、自在セパレーター４は両端のフック４ｃ、４ｃ
を補強部材３，３のに回転自在に引っ掛けることにより
枠パネル２．２間に設置されている。

尚、自在セパレーター４の設置間隔及び横セパレーター
の本数及び径は造成しようとする法枠の規模によって決
定されるものである。

このように構成された法枠１は、横セパレータ−４ａ、
４ａ両端のフック４ｃ、４ｃが補強部材３，３に回転自
在に連結されていることにより自由に折り畳むことがで
きる（第６図、第１１図及び第１７図参照）。

尚、補強部材３．・・・を−切使用しない場合もある。

係る場合には、枠パネル２，２の補強リブ５゜５にその
長手方向に一定間隔置きに複数個の孔６、・・・が形成
され、一方自在セパレータ−４の上下横セパレーター４
ａ、４ａの両端にはＬ字状のフック４ｃ、４ｃが形成さ
れ、そして自在セパレーター４の上下横セパレーター４
ａ、４ａの両端は、フック４ｃ、４ｃを補強リブ５゜５
の孔６，６に回転自在に差し込んで連結されている（第
１２図、第１４図、第１５図及び第１６図参照）。

係る構成にした場合には、補強部材３．・・・による補
強がない分だけ枠パネル２は、剛性の大きい金！４頚で
形成する必要がある。

補強部材３．・・・を−切省略すると補強部材３の加工
及び取付作業がなくなる為、その分だけ注型枠の組立作
業が簡単になる。

係る構成とした場合においても、枠パネル２゜２は自由
に折り畳むことができる。

更に、補強部材３．・・・も孔も一切設けない場合もあ
る。

かかる場合には、自在セパレーター４の上下横セパレー
ター４ａ、４ａ両端のフック４ｂ。

５ｂを補強リブ５，５に回転自在に連結されている（第
２０図参照）。

かかる場合構成とした場合にも、枠パネル２゜２は折り
畳むことができる。

続いて、コンクリート法型枠ｌによるコンクリート法枠
の造成方法を簡単に説明すると、注型枠１を組み立て、
法地盤面上にアンカ一部材によって固定しつつ設置する
。続いて、必要により、自在セパレーター４の上に複数
本の補強鉄筋７．７を配筋する。

続いて、法枠１の中にコンクリート８を吹き付は方式若
しくは打ち込み方式によって充填する。

続いて、枠パネル２，２の外側面を鏝仕上げによって平
滑に仕上げる。

〔発明の効果〕

この発明は以上の構成からなるので、以下の効果を有す
る。

■　枠パネルは複数本の横セパレーターによって強固に
固定支持され、しかも枠パネルには複数本の補強部材が
取り付けである為、型枠全体の剛性は極めて裔い。

従って、打設直後のコンクリートの側圧によって枠パネ
ルが変形したり、枠パネルの変形によって仕上がり面に
不陸が生ずる心配は全くなく、施工精度の向上が図れる
。

■　枠パネルは補強部材を取り付けることによって剛性
が確保されている為、枠パネル用金ｙ４類として、あえ
て割高な補強リブ付金網を使用する必要がなく普通の金
網でも十分間に合い、しかも補強部材の径２本数及び設
置間隔を適当に変えることにより剛性を調整できる為、
合理的な設計が可能であると共に極めめて経済的である
。

叉、枠パネルの縁端部には安全リブが形成されているの
で、型枠の組立中に衣類を引っ掛けたり或いは直接手を
引っ掛けて怪我をすると言った恐れも全くなく、作業の
安全性が図れる。

■　更に、補強部材を取り付ける代わりに枠パネルに補
強リブを形成し、この補強リブに孔ヲ形成し、この孔に
セパレーター両端のフッを差し込んでセパレーターを設
置する構成とすれば、強部材及びその取付作業が省略で
き、しかもセパレーク−をワンタッチで取り付けること
ができる為、組み立てが極めて簡単にできる。

■　横セパレーター両端は左右枠パネルに回転自在に連
結されている為、左右枠パネルをコンパクトに折り畳む
ことができる。

従って、運搬、収納等の取り扱いが極めて容易にできる
。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第２０図はこの発明の一実施例を示したもので
、第１図はコンクリート法枠の断面図、第２図はその横
断面図、第３図はコンクリート法型枠の断面図、第４図
はコンクリート法型枠の平面図、第５図はコンクリート
法型枠の側面図、第６図は折り畳んだ状態のコンクリー
ト法型枠の平面図、第７図は自在セパレーターの斜視図
、第８図はコンクリート法型枠の断面図、第９図はコン
クリート法型枠の平面図、第１０図はその側面図、第１
１図は折り畳んだ状態のコンクリート法型枠の平面図、
第１２図はコンクリート法型枠の断面図、第１３図は自
在セパレーク−の斜視図、第１４図はコンクリート法型
枠の断面図、第１５図はコンクリート法型枠の平面図、
第１６図はその側面図、第１７図は折り畳んだ状態のコ
ンクリート法型枠の平面図、第１８図は自在セパレータ
ーの平面図、第１９図はコンクリート法枠の断面図、第
２０図はコンクリート法型枠の断面図である。 ■・・・コンクリート法型枠、２・・・枠パネル、３・
・・補強部材、４・・・自在セパレーター５・・・補強
リブ、６・・・孔、７・・・補強鉄筋、８・・・コンク
リート。 第１図 瘍 凹 鵡 図 ｆＪ＋Ｑ 図

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）金網類より形成した複数枚の枠パネルが両者あい
   対して設置してあり、当該枠パネルの内側若しくは外側
   に複数本の補強部材が設置してあり、且つ前記枠パネル
   間に複数本のセパレーターが当該セパレーター両端のフ
   ックを前記補強部材に回転自在に連結して設置してある
   ことを特徴とするコンクリート法型枠。
2. （２）金網類より形成した複数枚の枠パネルが両者あい
   対して設置してあり、当該枠パネルにその内側若しくは
   外側に断面略Ｖ字状又はＵ字状に突出する補強リブが設
   けてあり、当該補強リブに孔が形成してあり、且つ前記
   枠パネル間に複数本のセパレーターが当該セパレーター
   両端のフックを前記孔に回転自在に差し込んで設置して
   あることを特徴とするコンクリート法型枠。
3. （３）枠パネルには内側若しくは外側に断面略Ｖ字状若
   しくはＵ字状に突出する補強リブが設けてあることを特
   徴とする請求項第１項記載のコンクリート法型枠。
4. （４）枠パネルの縁端部には内側若しくは外側に断面略
   Ｖ字状若しくはＵ字状に突出する安全リブが設けてある
   ことを特徴とする請求項第１項、第２項又は第３項記載
   のコンクリート法型枠。