JPH02100463A - 中間調画像形成装置 - Google Patents

中間調画像形成装置

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Publication number
JPH02100463A
JPH02100463A JP63252790A JP25279088A JPH02100463A JP H02100463 A JPH02100463 A JP H02100463A JP 63252790 A JP63252790 A JP 63252790A JP 25279088 A JP25279088 A JP 25279088A JP H02100463 A JPH02100463 A JP H02100463A
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JP
Japan
Prior art keywords
data
color
image forming
forming apparatus
remote
Prior art date
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Pending
Application number
JP63252790A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuzuru Suzuki
譲 鈴木
Masao Nazeki
名関 正生
Kazumitsu Yanai
谷内 和満
Koji Inoue
幸治 井上
Hiroshi Sekine
弘 関根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
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Publication of JPH02100463A publication Critical patent/JPH02100463A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T3/00Geometric image transformation in the plane of the image
    • G06T3/40Scaling the whole image or part thereof
    • G06T3/403Edge-driven scaling

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、入力画素密度に対して主走査方向にN倍の画
素密度で出力する画像形成装置の中間調画像生成方式に
関する。
〔従来の技術〕
−Jlaに中間調画像をドツトマトリクスによって再現
する場合には、階調数と解像度とが相反する関係となっ
ている。すなわち、マトリクスを大きくして階調数を上
げると解像度が劣化し、逆に解像度を上げようとすると
階調数が低下する。そこで、この階調数と解像度の両者
を満足させるには、マトリクスを形成する1画素を微細
化することが必要になり、その方法としてレーザビーム
プリンタにおける強度変調やパルス幅変調が知られてい
る。強度変調は、レーザの光量を制御するものであり、
パルス幅変調は、レーザの点灯時間を制御するものであ
るが、いずれの変調もレーザの走査方向に多値に細分化
された微画素を形成させている。
しかし、1ドツトを分割した微画素は、細分化されてい
ない1ドツトの画素に比べて再現性が不安定となるのが
一般的である。このため、例えば特開昭61−2146
62号公報に示されたように、ドツトを極力集中させな
がら成長させてゆく方法、特にドツトを万線スクリーン
的にストレートにつなげるように成長させる方法により
ドツトの再現を行うことが考えられている。そして、こ
のドツト集中型の再現を行う具体的手段としては、■記
録のための出力の解像度を非常に高くするか、又は■デ
イザ法の閾値マトリクス内の閾値配置を考慮して擬似的
に万線スクリーンとする方法が採用されている。第47
図は■のドツト再現方法を示したものである。この方法
は、同図(a)に示すように1画素をレーザの主走査方
向に5分割して1画素内の5つの微画素を有する閾値マ
トリクスを形成し、各微画素に閾値を分散的に配置して
いる。
なお、図中において、数字は濃度の閾値を示し、数値の
小さいものほど濃度が低くなる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来の■の方法では、記録を行うレーザ
のオン/オフ制御のためのビデオ周波数やレーザの走査
を行う回転多面鏡の回転数が非常に高くなるため、制御
が難しく実用的でないという問題がある。また、■の方
法では、閾値を分散的に配!するため、第47図[有]
)に示すようにハイライト側のドツト、すなわち数値の
小さな画素が分散して再現が不良になったり、レーザの
副走査方向に周期構造が発生してモアレが生じるばかり
でなく、同図(C)に示すように副走査方向のスクリー
ンの1部が途切れるテクスチヤが発生する。そのためノ
イズが多くなり良質な画素が得られない。
そこで、これらを回避するために副走査方向に連結する
閾値を配置することも考えられるが、この場合には、階
調数を多くとれないため、画像再現が著しく劣化し好ま
しい結果が得られない。
本発明は、上記の課題を解決するものであって、その目
的は、小さい閾値マトリクスサイズで階調数および解像
度を上げることである。本発明の他の目的は、精細度を
上げ画像の再現性を高めることである。さらに本発明の
他の目的は、簡易なハード構成で文字画像と中間調画像
との間の遷移部に発生しやすいノイズや違和感をなくせ
るようにすることである。さらに他の目的は、低周波構
造のめざわりなパターンの改善することである。さらに
他の目的は、精細度再現の向上を図ることである。
走査方向にN倍の画素密度で出力する中間調画像形成装
置であって、画像データと閾値データとを比較して2値
化信号を生成するスクリーンジェネレータ1、濃度変換
回路2により一定数の24fl化信号から換算される濃
度と画像データの濃度との誤差を求める減算回路3、該
誤差に補正係数を乗じ当該画素近傍の画像データに対す
る補正量を求める補正回路4、及び補正量により画像デ
ータを補正する加算回路5を備え、量子化誤差を入力側
にフィードバックして加算回路5により補正された画像
データをスクリーンジェネレータ1に入力して2値化信
号を生成しレーザビームをオン/オフすることを特徴と
するものである。
上記の構成により、誤差が拡散されるので、精細度を上
げるために2値化閾値マトリクスサイズを小さくしても
、すなわち階調を少なくしても階調の再現性を高めるこ
とができる。また、入力画素密度に対して主走査方向に
N倍の画素密度で出力するので、万線スクリーンが生成
され、文字や中間調の双方を忠実に再現することができ
る。従って、文字と中間調との間の遷移部でもノイズや
違和感を低減することができる。
また、画像データの補正は、1ライン前の画素とその前
後の画素の誤差から求められた補正量により行い、第1
ラインの画像データに対しては補正量をクリアし零をた
し込む。そのため、容易に補正処理回路との同期をとる
ことができ、しかも、第1ライン画像データに無意味な
データがたし込まれるのを防ぐことができる。
さらに、複数の閾値データを用意して画像の種類により
切り換えるので、画像に種類に応じたスクリーンが展開
でき、再現度を高めることができる。
〔実施例] 以下、実施例につき本発明の詳細な説明する。
目次 この実施例では、カラー複写機を記録装置の1例として
説明するが、これに限定されるものではなく、プリンタ
やファクシミリ、その他の画像記録装置にも適用できる
ことは勿論である。
まず、実施例の説明に先立って、目次を示す。
なお、以下の説明において、(T)〜(II)は、本発
明が適用される複写機の全体構成の概要を説明する項で
あって、その構成の中で本発明の詳細な説明する項が(
III)である。
A土二装二勿豊里 (1−1)装置構成 (I−2)システムの機能・特徴 (1−3)電気系制御システムの構成 ■   ・な  の−双 (II−1)システム (II−2)イメージ入力ターミナル(IIT)(II
−3)イメージ出力ターミナル(IOT)(n −4,
)ユーザインタフェース(U/I)(U−5)フィルム
画像読取装置 ■ イメージ  シスーム IPS (I[r−1) I P SO)モ’)s−)L411
1a(lit−2)JPSのハードウェア構成(]?l
−3)中間調画像の再現システム(m−4)中間!l1
画像生成回路 」土り装ヱ坐盟叉 (1−1)装置構成 第2図は本発明が適用されるカラー複写機の全体構成の
1例を示す図である。
本発明が適用されるカラー複写機は、基本構成となるベ
ースマシン30が、上面に原稿を載置するプラテンガラ
ス31、イメージ入力ターミナル(FIT)32、電気
系制御収納部33、イメージ出力ターミナル(IOT)
34.用紙トレイ35、ユーザインタフェース(U/I
)36から構成され、オプションとして、エデイツトパ
ッド61、オートドキュメントフィーダ(ADF)62
、ソータ63およびフィルムプロジェクタ(F/P)6
4を備える。
前記I IT、IOT、U/I等の制御を行うためには
電気的ハードウェアが必要であるが、これらのハードウ
ェアは、IIT、IITの出力信号をイメージ処理する
IPS、U/I、F/P等の各処理の単位毎に複数の基
板に分けられており、更にそれらを制御するSYS基板
、およびIOT。
ADF、ソータ等を制御するためのMCB基板(マシン
コントロールボード)等と共に電気制御系収納部33に
収納されている。
!!T32は、イメージングユニット37、該ユニット
を駆動するためのワイヤ38、駆動ブーIJ39等から
なり、イメージングユニット37内のCCDラインセン
サ、カラーフィルタを用いて、カラー原稿を光の原色B
(青)、G(緑)、R(赤)毎に読取り、デジタル画像
信号に変換してIPSへ出力する。
IPSでは、前記TIT32のB、G、R信号をトナー
の原色Y(イエロー)、C(シアン)、M(マゼンタ)
、K(ブラック)に変換し、さらに、色、階調、精細度
等の再現性を高めるために、種々のデータ処理を施して
プロセスカラーの階調トナー信号をオン/オフの2値化
トナ一信号に変換し、l0T34に出力する。
10T34は、スキャナ40、感材ベルト41を有し、
レーザ出力部40aにおいて前記IPSからの画像信号
を光信号に変換し、ポリゴンミラー40b、F/θレン
ズ40cおよび反射ミラー40dを介して感材ベル)4
1上に原稿画像に対応した潜像を形成させる。感材ベル
ト41は、駆動プーリ41aによって駆動され、その周
囲にクリーナ41b、帯電器41 c、Y、M、、C,
にの各現像器41dおよび転写器41eが配置されてい
る。そして、この転写器41eに対向して転写装置42
が設けられていて、用紙トレイ35から用紙搬送路35
aを経て送られる用紙をくわえ込み、例えば、4色フル
カラーコピーの場合には、転写装置42を4回転させ、
用紙にY、M、C1Kの順序で転写させる。転写された
用紙は、転写装置42から真空搬送装置43を経て定着
器45で定着され、排出される。また、用紙搬送路35
aには、SS!(シングルシートインサータ)35bか
らも用紙が選択的に供給されるようになっている。
U/I36は、ユーザが所望の機能を選択してその実行
条件を指示するものであり、カラーデイスプレィ51と
、その横にハードコントロールパネル52を備え、さら
に赤外線タッチボード53を組み合わせて画面のソフト
ボタンで直接指示できるようにしている。
次にベースマシン30へのオプションについて説明する
。1つはプラテンガラス31上に、座標入力装置である
エデイツトバッド61を載置し、入力ペンまたはメモリ
カードにより、各種画像編集を可能にする。また、既存
のADF62、ソータ63の取付を可能にしている。
さらに、本実施例における特徴は、プラテンガラス31
上にミラーユニット(M/U)65を載置し、これにF
/P 64からフィルム画像を投射させ、1IT32の
イメージングユニット37で画像信号として読取ること
により、カラーフィルムから直接カラーコピーをとるこ
とを可能にしている、対象原稿としては、ネガフィルム
、ポジフィルム、スライドが可能であり、オートフォー
カス装置、補正フィルタ自動交換装置を備えている。
(1−2)システムの機能・特徴 (A)4il能 本発明は、ユーザのニーズに対応した多種多彩な機能を
備えつつ複写業務の入口から出口までを全自動化すると
共に、前記ユーザインターフェイスにおいては、機能の
選択、実行条件の選択およびその他のメニエー等の表示
をCRT等のデイスプレィで行い、誰もが簡単に操作で
きることを大きな特徴としている。
その主要な機能として、バートコトロールパネルの操作
により、オペレーションフローで規定できないスタート
、ストップ、オールクリア、テンキー、インクラブド、
インフォメーション、言語切り換え等を行い、各種機能
を基本画面のソフトボタンをタッチ操作することにより
選択できるようにしている。また機#1選選択Mj4で
あるバスウェイに対応したバスウェイタブをタッチする
ことによりマーカー編集、ビジネス編集、クリエイティ
ブ編集等各種編集機能を選択できるようにし、従来のコ
ピー怒覚で使える簡単な操作でフルカラー白黒兼用のコ
ピーを行うことができる。
本装置では4色フルカラー機能を大きな特徴としており
、さらに3色カラー、黒をそれぞれ選択できる。
用紙供給は自動用紙選択、用紙指定が可能である。
縮小/拡大は50〜400%までの範囲で1%刻みで倍
率設定することができ、また縦と横の倍率を独立に設定
する偏位機能、及び自動倍率選択機能を設けている。
コピー濃度は白黒原稿に対しては自動濃度調整をjテっ
でいる。
カラー原稿に対しては自動カラーバランス調整を行い、
カラーバランスでは、コピー上で減色したい色を指定す
ることができる。
ジョブプログラムではメモリカードを用いてジョブのリ
ード、ライトができ、メモリカードへは最大8個のジョ
ブが格納できる。容量は32キロバイトを有し、フィル
ムプロジェクタ−モード以外のジョブがプログラム可能
である。
この他に、付加機能としてコピーアウトプット、コピー
シャープネス、コピーコントラスト、コピーポジション
、フィルムプロジェクタ−、ページプログラミング、マ
ージンの機能を設けている。
コピーアウトプットは、オプションとしてソーターが付
いている場合、Uncollatedが選択されている
と、最大調整機能が働き、設定枚数をピン収納最大値内
に合わせ込む。
エツジ強調を行うコピーシャープネスは、オプションと
して7ステツプのマニュアルシャープネス調整、写真(
Photo) 、文字(ChBracter )、網点
印刷(Print) 、写真と文字の混合(Phot。
/ Character )からなる写真シャープネス
調整機能を設けている。そしてデフォルトとツールバス
ウェイで任意に設定できる。
コピーコントラストは、オペレーターが7ステツプでコ
ントロールでき、デフォルトはツールバスウェイで任意
に設定できる。
コピーポジションは、用紙上でコピー像を載せる位置を
選択する機能で、オブシ!ンとして用紙のセンターにコ
ピー像のセンターを載せるオートセンタリング機能を有
し、デフォルトはオートセンタリングである。
フィルムプロジェクタ−は、各種フィルムからコピーを
とることができるもので、35II11ネガ・ポジのプ
ロジェクシワン、35鵬ネガプラテン置き、6 aa 
X 6 C11スライドプラテン置き、4 in X 
4inスライドプラテン置きを選択できる。フィルムプ
ロジェクタでは、特に用紙を選択しなければA4用祇が
自動的に選択され、またフィルムプロジェクタポツプア
ップ内には、カラーバランス機能があり、カラーバラン
スを“赤味”にすると赤っぽく、1青味”にすると青つ
ぼ(補正され、また独自の自動濃度コントロール、マニ
ュアル濃度コントロールを行っている。
ページプログラミングでは、コピーにフロント・バック
カバーまたはフロントカバーを付けるカバー機能、コピ
ーとコピーの間に白紙またはカラーペーパーを挿入する
インサート機能、原稿の頁別にカラーモードを設定でき
るカラーモード、原稿の頁別にペーパートレイを選択で
き、カラーモードと併せて設定できる用紙選択の機能が
ある。
マージンは、0〜3011I11の範囲で1+m刻みで
マージンを設定でき、1原稿に対して1辺のみ指定可能
である。
マーカー編集は、マーカーで囲まれた領域に対して編集
加工する機能で、文書を対象とするもので、そのため原
稿は白黒原稿として扱い、黒モード時は指定領域内をC
RT上のパレット色に返還し、指定領域外は黒コピーと
なる。また赤黒モード時は、イメージを赤色に変換し、
領域外は赤黒コピーとなり、トリム、マスク、カラーメ
ツシュ、ブラックtoカラーの機能を設けている。なお
、領域指定は原稿面に閉ループを描くか、テンキーまた
はエデイツトパッドにより領域を指定するかにより行う
、以下の各編集機能における領域指定でも同様である。
そして指定した領域はCRT上のビットマツプエリアに
相似形で表示する。
トリムはマーク領域内のイメージのみ白黒でコピーし、
マーク領域外のイメージは消去する。
マスクはマーク領域内のイメージは消去し、マーク領域
外のイメージのみ白黒でコピーする。
カラーメツシュでは、マーク領域内に指定の他網パター
ンを置き、イメージは白黒でコピーされ、カラーメツシ
ュの色は8標準色(あらかじめ決められた所定の色)、
日登録色(ユーザーにより登録されている色で1670
万色中より同時8色まで登録可)から選択することがで
き、また網は4パターンから選択できる。
ブラックtoカラーではマーク領域内のイメージを8標
準色、8登録色から選択した指定の色でコピーすること
ができる。
ビジネス編集はビジネス文書中心に、高品質オリジナル
がすばやく作製できるごとを狙いとしており、原稿はプ
ルカラー原稿として扱われ、全ての機能ともエリアまた
はポイントの指定が必要で、1原稿に対して複数ファン
クシラン設定できる。
そして、黒/モノカラーモード時は、指定領域以外は黒
またはモノカラーコピーとし、領域内は黒イメージをC
RT上のパレット色に色変換し、また赤黒モード時は指
定領域外は赤黒コピー、領域内は赤色に変換する。そし
て、マーカー編集の場合と同様のトリム、マスク、カラ
ーメツシュ、ブラックtoカラーの外に、ロゴタイプ、
ライン、ペイント1、コレクション、ファンクションク
リアの機能を設けている。
ロゴタイプは指定ポイントにシンボルマークのようなロ
ゴを挿入できる機能で、2タイプのロゴをそれぞれ縦置
き、横置きが可能である。但し1原稿に対して1個のみ
設定でき、ロゴパターンは顧客ごとに用意してROMに
より供給する。
ラインは、2点表示によりX軸に対して垂線、または水
平線を描く機能であり、ラインの色は8標準色、8登録
色からライン毎に選択することができ、指定できるライ
ン数は無制限、使用できる色は一度に7色までである。
ペイント1は、閉ループ内に対して1点指示することに
よりループ内を81準色、8登録色からループ毎に選択
した色で塗りつぶす機能である。
網は4パターンからエリア毎に選択でき、指定できるル
ープ数は無制限、使用できる色網パターンは7パターン
までである。
コレクション機能は、エリア毎の設定ファンクシボンを
確認及び修正することができるエリア/ポイントチェン
ジ、エリアサイズやポイント位置の変更を1mm刻みで
行うことができるエリア/ポイントコレクション、指定
のエリアを消去するエリア/ポイントキャンセルモード
を有しており、指定した領域の確認、修正、変更、消去
等を行うことができる。
クリエイティブ編集は、イメージコンポジション、コピ
ーオンコピー、カラーコンポジション、部分イメージシ
フト、マルチ頁拡大、ペイント1、カラーメツシュ、カ
ラーコンバージョン、ネガ/ポジ反転、リピート、ペイ
ント2、濃度コントロール、カラーバランス、コピーコ
ントラスト、コピーシャープネス、カラーモード、トリ
ム、マスり、ミラーイメージ、マージン、ライン、シフ
ト、ロゴタイプ、スプリットスキャン、コレクシテン、
ファンクシタンクリア、Add Function機能
を設けており、この機能では原稿はカラー原稿として扱
われ、1原稿に対して複数のファンクションが設定でき
、lエリアに対してファンクションの併用ができ、また
指定するエリアは2点指示による矩形と1点指示による
ポイントである。
イメージコンポジションは、4サイクルでベースオリジ
ナルをカラーコピー後、用紙を転写装置上に保持し、引
き続きトリミングしたオリジナルを4サイクルで重ねて
コピーし、出力する機能である。
コピーオンコピーは、4サイクルで第1オリジナルをコ
ピー後、用紙を転写装置上に保持し、ひき続き第2オリ
ジナルを4サイクルで重ねてコピーし出力する機能であ
る。
カラーコンポジションは、マゼンタで第1オリジナルを
コピー後、用紙を転写装置上に保持し、ひき続き第2オ
リジナルをシアンで重ねてコピー後、用紙を転写装置上
に保持し、ひき続き第3オリジナルをイエローで重ねて
コピー後出力する機能であり、4カラーコンポジシヨン
の場合は更にブラックを重ねてコピー後出力する。
部分イメージシフトは4サイクルでカラーコピー後、用
紙を転写装置上に保持し、ひき続き4サイクルで重ねて
コピーし出力する機能である。
カラーモードのうちフルカラーモードでは4サイクルで
コピーし、3色カラーモードでは編集モードが設定され
ている時を除き、3サイクルでコピーし、ブラックモー
ドでは編集モードが設定されている時を除き、■サイク
ルでコピーし、プラス1色モードでは1〜3サイクルで
コピーする。
ツールバスウェイでは、オーデイトロン、マシンセット
アツプ、デフォルトセレクション、カラーレジストレー
ション、フィルムタイプレジストレーション、カラーコ
レクション、プリセット、フィルムプロジェクタ−スキ
ャンエリアコレクション、オーディオトーン、タイマー
セット、ピリングメータ、診断モード、最大調整、メモ
リカードフォーマツティングを設けている。このバスウ
ェイで設定や変更を行なうためには暗証番号を入力しな
ければ入れない、従って、ツールバスウェイで設定/変
更を行なえるのはキーオペレータとカスタマ−エンジニ
アである。ただし、診断モードに入れるのは、カスタマ
−エンジニアだけである。
カラーレジストレージシンは、カラーパレット。
中のレジスタカラーボタンに色を登録するのに用いられ
、色原稿からCCDラインセンサーで読み込まれる。
カラーコレクシリンは、レジスタカラーボタンに登録し
た色の微調整に用いられる。
フィルムタイプレジストレーションは、フィルムプロジ
ェクタモードで用いるレジスタフィルムタイプを登録す
るのに用いられ、未登録の場合は、フィルムプロジェク
タモード画面ではレジスタボタンが選択できない状態と
なる。
プリセットは、縮小/拡大値、コピー濃度7ステツプ、
コピーシャープネス7ステツプ、コピーコントラスト7
ステツプをプリセットする。
フィルムプロジェクタスキャンエリアコレクションは、
フィルムプロジェクタ−モード時のスキャンエリアの調
整を行う。
オーディオトーンは選択音等に使う音量の調整をする。
タイマーセットは、キーオペレータに開放することので
きるタイマーに対するセットを行う。
この他にも、サブシステムがクラッシュ状態に入った場
合に再起動をかけるクラッシュリカバリ機能、クラッシ
ュリカバリを2回かけてもそのサブシステムが正常復帰
できない場合にはフォルトモードとする機能、ジャムが
発生した場合、緊急停止する機能等の異常系に対する機
能も設けている。
さらに、基本コピーと付加機能、基本/付加機能とマー
カー編集、ビジネス編集、クリエイティブ編集等の組み
合わせも可能である。
上記機能を備える本発明のシステム全体として下記の特
徴を有している。
(B)特徴 (イ)高画質フルカラーの達成 本装置においては、黒の画質再現、淡色再現性、ジェネ
レーシジンコビー賞、OHP画質、細線再現性、フィル
ムコピーの画質再現性、コピーの維持性を向上させ、カ
ラードキュメントを鮮明に再現できる高画質フルカラー
の達成を図っている。
(ロ)低コスト化 感光体、現像機、トナー等の画材原価・消耗品のコスト
を低減化し、UMR,パーツコスト等サービスコストを
低減化すると共に、白黒コピー兼用機としても使用可能
にし、さらに白黒コピー速度も従来のものに比して3倍
程度の30枚/A4を達成することによりランニングコ
ストの低減、コピー単価の低減を図っている。
(ハ)生産性の改善 入出力装置にADF、ソータを設置(オプション)して
多枚数原稿を処理可能とし、倍率は50〜400%選択
でき、最大原稿サイズA3、ペーパートレイは上段B5
〜B4、中段85〜B4、下段B5〜A3.5SIB5
〜A3とし、コピースピードは4色フルカラー、A4で
4.8CPM、B4で4.8CPM、A3で2.4CP
M、白黒、A4で19.2CPM、、、B4で19.2
CPM。
A3で9.6CPM、ウオームアツプ時間8分以内、F
COTは4色フルカラーで28秒以下、白黒で7秒以下
を達成し、また、連続コピースピードは、フルカラー7
.5枚/A4、白黒30枚/A4を達成して高生産性を
図っている。
(ニ)操作性の改善 ハードコントロールパネルにおけるハードボタン、CR
T@面ソフトパネルのソフトボタンを併用し、初心者に
わかりやすく、熟練者に煩わしくなく、機能の内容をダ
イレクトに選択でき、かつ操作をなるべく1ケ所に集中
するようにして操作性を向上させると共に、色を効果的
に用いることによりオペレータに必要な情報を正確に伝
えるようにしている。ハイファイコピーは、ハードコン
トロールパネルと基本画面の操作だけで行うようにし、
オペレーシッンフローで規定できないスタート、ストッ
プ、オールクリア、割り込み等はハードボタンの操作に
より行い、用紙選択、縮小拡大、コピー濃度、画質調整
、カラーモード、カラーバランス調整等は基本画面ソフ
トパネル操作によす従来の単色コピーマシンのユーザー
が自然に使いこなせるようにしている。さらに、各種編
集機能等はソフトパネルのバスウェイ領域のパスウェイ
タブをタッチ操作するだけで、バスウェイをオーブンし
て各種編集機能を選択することができる。さらにメモリ
カードにコピーモードやその実行条件等を予め記憶して
おくことにより所定の操作の自動化を可能にしている。
(ホ)機能の充実 ソフトパネルのパスウェイ領域のバスウェイタブをタッ
チ操作することにより、パスウェイをオーブンして各種
編集機能を選択することができ、例えばマーカ編集では
マーカーというツールを使用して白黒文書の編集加工を
することができ、ビジネス編集ではビジネス文書中心に
高品質オリジナルを素早く作製することができ、またク
リエイティブ編集では各種編集機能を用意し、フルカラ
、黒、モノカラーにおいて選択肢を多くしてデザイナ−
、コピーサービス業者、キーオペレータ等の専門家に対
応できるようにしている。また、編集機能において指定
した領域はビットマツプエリアにより表示され、指定し
た領域を確認できる。
このように、豊富な編集機能とカラークリエーションに
より文章表現力を大幅にアップすることができる。
(へ)省電力化の達成 1.5kVAで4色フルカラー、高性能の複写機を実現
している。そのため、各動作モードにおける1、5kV
A実現のためのコントロール方式を決定し、また、目標
値を設定するための機能別電力配分を決定している。ま
た、エネルギー伝達経路の確定のためのエネルギー系統
表の作成、エネルギー系統による管理、検証を行うよう
にしている。
(C)差別化の例 本発明が適用される複写機は、フルカラー、及び白黒兼
用でしかも初心者にわかりやすく、熟練者に煩わしくな
くコピーをとることができると共に、各種機能を充実さ
せて単にコピーをとるというだけでなく、オリジナルの
作製を行うことができるので、専門家、芸術家の利用に
も対応することができ、この点で複写機の使用に対する
差別化が可能になる。以下にその使用例を示す。
例えば、従来印刷によっていたポスター、カレンダー、
カードあるいは招待状や写真入りの年賀状等は、枚数が
それほど多くない場合は、印刷よりはるかに安価に作製
することができる。また、編集機能を駆使すれば、例え
ばカレンダー等では好みに応じたオリジナルを作製する
ことができ、従来、企業単位で画一的に印刷していたも
のを、セクション単位で独創的で多様なものを作製する
ことが可能になる。
また、近年インテリアや電気製品に見られるように、色
彩は販売量を左右するものであり、インテリアや服飾品
の製作段階において彩色を施した図案をコピーすること
により、デザインと共に色彩についても複数人により検
討することができ、消費を向上させるような新しい色彩
を開発することが可能である。特に、アパレル産業等で
は遠方の製作現場に製品を発注する際にも、彩色を施し
た完成図のコピーを送ることにより従来より適確に色を
指定することができ、作業能率を向上させることができ
る。
さらに、本装置はカラーと白黒を兼用することができる
ので、1つの原稿を必要に応じて白黒であるいはカラー
でそれぞれ必要枚数ずつコピーすることができる。した
がって、例えば専門学校、大学等で色彩学を学ぶ時に、
彩色した図案を白黒とカラーの両方で表現することがで
き、両者を比較検討することにより、例えば赤はグレイ
がほぼ同じ明度であることが一目瞭然で分かる等、明度
および彩色の視覚に与える影響を学ぶこともできる。
(1−3)電気系制御システムの構成 この項では、本複写機の電気的制御システムとして、ハ
ードウェアアーキテクチャ−、ソフトウェアアーキテク
チャ−およびステート分割について説明する。
(A)ハードウェアアーキテクチャ−およびソフトウェ
アアーキテクチャ− 本複写機のようにUlとしてカラーCRTを使用すると
、モノクロのCRTを使用する場合に比較してカラー表
示のためのデータが増え、また、表示画面の構成、画面
遷移を工夫してよりフレンドリ−なUlを構築しようと
するとデータ量が増える。
これに対して、大容量のメモリを搭載したCPUを使用
することはできるが、基板が太き(なるので複写機本体
に収納するのが困難である、仕様の変更に対して柔軟な
対応が困難である、コストが高くなる、等の問題がある
そこで、本複写機においては、CRTコントローラ等の
他の機種あるいは装置との共通化が可能な技術をリモー
トとしてCPUを分散させることでデータ量の増加に対
応するようにしたのである。
電気系のハードウェアは第3図に示されているように、
Ul系、sys系およびMCB系の3種の系に大別され
ている。Ul系はUIリモート70を含み、sys系に
おいては、F/Pの制御を行うF/Pリモート72、原
稿読み取りを行う■ITリモート73、種々の画像処理
を行うTPSリモート74を分散し、これらのリモート
を統括して管理するものとしてS Y S (Syst
e+w)リモート71が設けられている。SYSリモー
ト71はUlの画面遷移をコントロールするためのプロ
グラム等のために膨大なメモリ容量を必要とするので、
16ビツトマイクロコンピユータを搭載した8086を
使用している。なお、8086の他に例えば68000
等を使用することもできるものである。また、MCB系
においては、感材ベルトにレーザで潜像を形成するため
に使用するビデオ信号をIPSリモート74から受は取
り、IOTに送出するためのラスター出カスキャン(R
aster 0utput 5can :ROS)イン
ターフェースであるV CB (Vide。
Control Board )リモート76、転写装
置(タードル)のサーボのためのPCBリモート77、
更にはIOT、ADF、ソータ、アクセサリ−のための
I10ボートとしてのIOBリモート7日、およびアク
セサリ−リモート79を分散させ、それらを統括して管
理するためにM CB (Master Contro
l Board)リモート75が設けられている。
なお、図中の各リモートはそれぞれ1枚の基板で構成さ
れている。また、図中の太い実線は187.5kbps
のLNET高速通信網、太い破線は9600bpsのマ
スター/スレーブ方式シリアル通信網をそれぞれ示し、
細い実線はコントロール信号の伝送路であるホットライ
ンを示す。また、図中76゜3kbpsとあるのは、エ
デイツトパッドに描かれた図形情報、メモリカードから
入力されたコピーモード情報、編集領域の図形情報をU
1リモート70からIPSリモート74に通知するため
の専用回線である。さらに、図中CCC(Coa+mu
nicaH。
n Control Chip)とあるのは、高速通信
回線LNBTのプロトコルをサポートするICである。
以上のようにハードウェアアーキテクチャ−は、UT系
、sys系、MCB系の3つに大別されるが、これらの
処理の分担を第4図のソフトウェアアーキテクチャ−を
参照して説明すると次のようである。なお、図中の矢印
は第3図に示す187.5kbpsのLNET高速通信
網、9600b p sのマスター/スレーブ方式シリ
アル通信網を介して行われるデータの授受またはホット
ラインを介して行われる制御信号の伝送関係を示してい
る。
Ulリモート70は、L L U I  (Low L
evel U■)モジュール80と、エデイツトパッド
およびメモリカードについての処理を行うモジュール(
図示せず)から構成されている。LLUIモジュール8
0は通常CRTコントローラとして知られているものと
同様であって、カラーCRTに画面を表示するためのソ
フトウェアモジュールであり、その時々でどのような絵
の画面を表示するかは、5YSUIモジユール80また
はMCBUIモジュール86によりff+[される、こ
れによりU■リモートを他の機種または装置と共通化す
ることができることは明かである。なぜなら、どのよう
な画面構成とするか、画面遷移をどうするかは機種によ
って異なるが、CRTコントローラはCRTと一体で使
用されるものであるからである。
SYSリモート71は、5YSU Iモジュール81と
、SYSTEMモジュール82、およびSYS、DIA
Cモジュール83の3つのモジュールで構成されている
。5YSUIモジユール81は画面遷移をコントロール
するソフトウェアモジュールであり、SYSTEMモジ
ュール82は、どの画面でソフトパネルのどの座標が選
択されたか、つまりどのようなジョブが選択されたかを
認識するF / F (Feature Functi
on)選択のソフトウェア、コピー実行条件に矛盾が無
いかどうか等最終的にジョブをチエツクするジョブ確認
のソフトウェア、および、他のモジュールとの間でF/
F選沢選択ョブリカバリー、マシンステート等の種々の
情報の授受を行うための通信を制御するソフトウェアを
含むモジュールである。SYS、DIAGモジュール8
3は、自己診断を行うダイアグノスティックステートで
コピー動作を行うカスタマージミニレージタンモードの
場合に動作するモジュールである。カスタマージミニレ
ージタンモードは通常のコピーと同じ動作をするので、
SYS、DIACモジュール83は実質的にはSYST
EMモジュール82と同じなのであるが、ダイアグノス
ティックという特別なステートで使用されるので、SY
STEMモジュール82とは別に、しかし一部が重畳さ
れて記載されているものである。また、IITリモート
73にはイメージングユニットに使用されているステッ
ピングモータの制御を行うIrTモジュール84が、I
PSリモート74にはIPSに関する種々の処理を行う
IPSモジュール85がそれぞれ格納されており、これ
らのモジュールはSYSTEMモジュール82によって
制御される。
一方、MCBリモート75には、ダイアグノスティック
、オーデイトロン(Audi tron )およびジャ
ム等のフォールトの場合に画面遷移をコントロールする
ソフトウェアであるMCBUIモジュール86、感材ベ
ルトの制御、現像機の制御、フユーザの制御等コピーを
行う際に必要な処理を行う10Tモジユール90、AD
Fを制御するためのADFモジュール91、ソータを制
御するための5ORTERモジユール92の各ソフトウ
ェアモジュールとそれらを管理するコビアエグゼクティ
ブモジュール87、および各種診断を行うダイアグエグ
ゼクティブモジュール88、暗証番号で電子カウンター
にアクセスして料金処理を行うオーデイトロンモジュー
ル89を格納している。また、RCBリモート77には
転写装置の動作を制御するタードルサーボモジュール9
3が格納されており、当該タードルサーボモジュール9
3はゼログラフィーサイクルの転写工程を司るために、
IOTモジュール90の管理の下に置かれている。なお
、図中、コピアエグゼクティブモジュール87とダイア
グエグゼクティブモジュール88が重複しているのは、
SYSTEMモジュール82とSYS、DIACモジュ
ール83が重複している理由と同様である。
以上の処理の分担をコピー動作に従って説明すると次の
ようである。コピー動作は現像される色の違いを別にす
ればよく似た動作の繰り返しであり、第5図に示すよう
にいくつかのレイヤに分けて考えることができる。1枚
のカラーコピーはピッチと呼ばれる最小の単位を何回か
繰り返すことで行われる。具体的には、1色のコピーを
行うについてイメージングユニットをどのように移動さ
せるか、用紙搬送をどうするか、現像機、タードル等を
どのように動作させるか、ジャムの検知はどのように行
うか、という動作であって、ピッチ処理をY、 M、 
Cの3色について行えば3色カラーのコピーが、Y、 
M、  C,Kの4色にフいて行えば4色フルカラーの
コピーが1枚出来上がることになる。これがコピーレイ
ヤであり、具体的には、用紙に各色のトナーを転写した
後、フユーザで定着させて複写機本体から排紙する処理
を行うレイヤである。ここまでの処理の管理はMCB系
のコビアエグゼクティブモジュール87が行う。
勿論、ピッチ処理の過程では、sys系に含まれている
IrTモジュール84およびIPSモジュール85も使
用されるが、そのために第3図、第4図に示されている
ように、rOTモジュール90とIITモジュール84
の間ではPROという信号と、LE@REGという2つ
の信号のやり取りが行われる。具体的にいえば、PRO
信号が■OTモジュール90から出力されると、MCB
リモート75からLNETを介してVCBリモート76
に送られ、更にVCBリモート76からホットラインに
よりIPSリモート74およびIITリモート73に伝
送される。これによりIITリモート73およびIPS
リモート74をIOTに同期させてピンチ処理を行わせ
ることができる。
また、このときIPSリモート74とVCBリモート7
Gの間では、感材ベルトに潜像を形成するために使用さ
れるレーザ光を変調するためのビデオ信号の授受が行わ
れ、VCBリモート76で受信されたビデオ信号はLN
ETによりMCBリモート75に渡され、更にIOBリ
モート78を介してIOTのレーザ出力部40aに供給
される。
1回のピッチ処理が終了し、イメージングユニットが所
定のレジ位置に位置するとIITリモート73はLE@
REG信号をホットラインに出力し、SYSリモート7
1、VCBリモート76およびIOBリモート78に伝
送し、IOBリモート78からIOTに渡される。
以上の動作が4回繰り返されると1枚の4色フルカラー
コピーが出来上がり、1コピ一動作は終了となる。
以上がコピーレイヤまでの処理であるが、その上に、1
枚の原稿に対してコピー単位のジョブを何回行うかとい
うコピー枚数を設定する処理があり、これがバーオリジ
ナル(PER0RIGINAL)レイヤで行われる処理
である。更にその上には、ジョブのパラメータを変える
処理を行うジョブプログラミングレイヤがある。具体的
には、ADFを使用するか否か、原稿の一部の色を変え
る、偏位機能を使用するか否か、ということである、こ
れらパーオリジナル処理とジョブプログラミング処理は
sys系のSYSTEMモジュール82が管理する。そ
のためにSYSTEMモジュール82は、LLUIモジ
ュール80から送られてきたシップ内容をチエツク、確
定し、必要なデータを作成して、9600b p sシ
リアル通信網によりIITモジュール84、IPSモジ
ュール85、またLNETによりMCB系にそれぞれジ
ョブ内容を通知する。
以上述べたように、独立な処理を行うもの、他の機種、
あるいは装置と共通化が可能な処理を行うものをリモー
トとして分散させ、それらをUl系、SYS系、および
MCB系に大別し、コピー処理のレイヤに従ってマシン
を管理するモジュールを定めたので、設計者の業務を明
確にできる、ソフトウェア等の開発技術を均一化できる
、納期およびコストの設定を明確化できる、仕様の変更
等があった場合にも関係するモジュールだけを変更する
ことで容易に対応することができる、等の効果が得られ
、以て開発効率を向上させることができるものである。
(B)ステート分割 以上、Ul系、SYS系およびMCB系の処理の分担に
ついて述べたが、この項ではUl系、SYS系、MCB
系がコピー動作のその時々でどのような処理を行ってい
るかをコピー動作の順を追って説明する。
複写機では、パワーONからコピー動作、およびコピー
動作終了後の状態をい(つかのステートに分割してそれ
ぞれのステートで行うジョブを決めておき、各ステート
でのジョブを全て終了しなければ次のステートに移行し
ないようにしてコントロールの能率と正確さを期するよ
うにしている。
これをステート分割といい、本複写機においては第6図
に示すようなステート分割がなされている。
本複写機におけるステート分割で特徴的なことは、各ス
テートにおいて、当該ステート全体を管理するコントロ
ール権および当8亥ステートでUlを使用するUlマス
ター権が、あるときはSYSリモート71にあり、また
あるときはMCBリモート75にあることである。つま
り、上述したようにCPUを分散させたことによって、
Ulリモート70のLLUIモジュール80は5YSD
Iモジユール81ばかりでなくMCBUIモジュール8
6によっても制御されるのであり、また、ピッチおよび
コピー処理はMCB系のコビアエグゼクティブモジュー
ル87で管理されるのに対して、パーオリジナル処理お
よびジョブプログラミング処理はSYSTEMモジュー
ル82で管理されるというように処理が分担されている
から、これに対応して各ステートにおいてSYSTEM
モジュール82、コビアエグゼクティブモジュール87
のどちらが全体のコントロール権を有するか、また、U
lマスター権を有するかが異なるのである。
第6図においては縦線で示されるステートはUlマスタ
ー権をMCB系のコビアエグゼクティブモジュール87
が有することを示し、黒(塗りつぶされたステートはU
lマスター権をSYSTEMモジュール82が有するこ
とを示している。
第6図に示すステート分割の内パワーONからスタンバ
イまでを第7図を参照して説明する。
N、源が投入されてパワーONになされると、第3図で
sysリモート71からIITリモート73およびrp
sリモート74に供給されるIPSリセット信号および
IITリセット信号がH(I(IG■)となり、IPS
リモート74、IITリモート73はリセットが解除さ
れて動作を開始する。
また、電源電圧が正常になったことを検知するとパワー
ノーマル信号が立ち上がり、MCBリモート75が動作
を開始し、コントロール権およびU■マスター権を確立
すると共に、高速通信網LNETのテストを行う。また
、パワーノーマル信号はホットラインを通じてMCBリ
モート75がらSYSリモート71に送られる。MCB
リモート75の動作開始後所定の時間TOが経過すると
、MCBリモート75からホットラインを通じてSYS
リモート71に供給されるシステムリセット信号がHと
なり、SYSリモート71のリセットが解除されて動作
が開始されるが、この際、sYSリモート71の動作開
始は、sYsリモート71の内部の信号である86NM
I、86リセツトという二つの信号により上記70時間
の経過後更に200 p sec遅延される。この20
01Isecという時間は、クラッシュ、即ち電源の瞬
断、ソフトウエアの暴走、ソフトウェアのバグ等による
一過性のトラブルが生じてマシンが停止、あるいは暴走
したときに、マシンがどのステートにあるかを不揮発性
メモリに格納するために設けられているものである。
SYSリモート71が動作を開始すると、約3゜8se
cの間コアテスト、即ちROM、RAMのチエツク、ハ
ードウェアのチエツク等を行う、このとき不所望のデー
タ等が入力されると暴走する可能性があるので、SYS
リモート71は自らの監督下で、コアテストの開始と共
にIPSリセット信号およびIITリセット信号をL 
(Low )とし、IPSリモート74およびIITリ
モート73をリセットして動作を停止させる。SYSリ
モート71は、コアテストが終了すると、10〜310
0a+secの間CCCセルフテストを行うと共に、I
PSリセット信号およびIITリセット信号をHとし、
IPSリモート74およびIITリモート73の動作を
再開させ、それぞれコアテストを行わせる。
CCCセルフテストは、LNETに所定のデータを送出
して自ら受信し、受信したデータが送信されたデータと
同じであることを確認することで行う、なお、CCCセ
ルフテストを行うについては、セルフテストの時間が重
ならないように各CCCに対して時間が割り当てられて
いる。つまり、LNETは、SYSリモート71、MC
Bリモート75等のLNETの各ノードはデータを送信
したいときに送信し、もしデータの衝突が生じていれば
所定時間経過後再送信を行うというコンテンシロン方式
を採用しているので、SYSリモート71がCCCセル
フテストを行っているとき、他のノードがLNETを使
用しているとデータの衝突が生じてしまい、セルフテス
トが行えないからである。従って、sysリモート71
がCCCセルフテストを開始するときには、MCBリモ
ート75のLNETテストは終了している。CCCセル
フテストが終了すると、SYSリモート71は、IPS
リモート74およびIITリモート73のコアテストが
終了するまで待機し、T1の期間にSYSTEMノード
の通信テストを行う。この通信テストは、9600b 
p sのシリアル通信網のテストであり、所定のシーケ
ンスで所定のデータの送受信が行われる。当該通信テス
トが終了すると、T2の期間にSYSリモート71とM
CBリモート75の間でLNETの通信テストを行う。
即ち、MCBリモート75はSYSリモート71に対し
てセルフテストの結果を要求し、SYSリモート71は
当該要求に応じてこれまで行ってきたテストの結果をセ
ルフテストリザルトとしてMCBリモート75に発行す
る。MCBリモート75は、セルフテストリザルトを受
は取るとトークンパスをSYSリモート71に発行する
。トークンパスはUlマスター権をやり取りする札であ
り、トークンパスがSYSリモート71に渡されること
で、Ulマスター権はMCBリモート75からSYSリ
モート71に移ることになる。ここまでがパワーオンシ
ーケンスである。当J亥パワーオンシーケンスの期間中
、Ulリモー)70は「しばらくお待ち下さい」等の表
示を行うと共に、自らのコアテスト、通信テスト等、各
種のテストを行う。
上記のパワーオンシーケンスの内、セルフテストリザル
トの要求に対して返答されない、またはセルフテストリ
ザルトに異常がある場合には、MCBリモート75はマ
シンをデッドとし、Urコントロール権を発動してUl
リモート70を制御し、異常が生じている旨の表示を行
う。これがマシンデッドのステートである。
パワーオンステートが終了すると、次に各リモートをセ
ットアツプするためにイニシャライズステートに入る。
イニシャライズステートではSYSリモート71が全体
のコントロール権とUIマスター権を有している。従っ
て、SYSリモート71は、SYS系をイニシャライズ
すると共に、r INITIALIZE 5LIBSY
ST[4M J :2 ? 7ドをMCBリモート75
に発行してMCB系をもイニシャライズする。その結果
はサブシステムステータス情報としてMCBリモート7
5から送られてくる。これにより例えばIOTではフユ
ーザを加熱したり、トレイのエレベータが所定の位置に
配置されたりしてコピーを行う準備が整えられる。ここ
までがイニシャライズステートである。
イニシャライズが終了すると各リモートは待機状態であ
るスタンバイに入る。この状態においてもUlマスター
権はSYSリモート71が有しているので、SYSリモ
ート71はUlマスター権に基づいてU1画面上にF/
Fを表示し、コピー実行条件を受は付ける状態に入る。
このときMCBリモート75はIOTをモニターしてい
る。また、スタンバイステートでは、異常がないかどう
かをチエツクするためにMCBリモート75は、500
m5ec毎にバックグランドボールをSYSリモート7
1に発行し、sysリモート71はこれに対してセルフ
テストリザルトを200asec以内にMCBリモート
75に返すという処理を行う。このときセルフテストリ
ザルトが返ってこない、あるいはセルフテストリザルト
の内容に異常があるときには、MCBリモート75はU
lリモート70に対して異常が発生した旨を知らせ、そ
の旨の表示を行わせる。
スタンバイステートにおいてオーデイトロンが使用され
ると、オーデイトロンステートに入り、M CB +J
モート75はオーデイトロンコントロールを行うと共に
、Ulリモート70を制御してオーデイトロンのための
表示を行わせる。
スタンバイステートにおいてF/Fが設定され、スター
トキーが押されるとプロダレスステートに入る。プロダ
レスステートは、セットアツプ、サイクルアップ、ラン
、スキップピッチ、ノーマルサイクルダウン、サイクル
ダウンシャットダウンという6ステートに細分化される
が、これらのステートを、第8図を参照して説明する。
第8図は、プラテンモード、4色フルカラーコピー設定
枚数3の場合のタイミングチャートを示す図である。
SYSリモート71は、スタートキーが押されたことを
検知すると、ジョブの内容をシリアル通信網を介してI
ITリモート73およびIPSリモート74に送り、ま
たLNETを介してジョブの内容をスタートジョブとい
うコマンドと共にMCBリモート75内のコピアエグゼ
クティブモジュール87に発行する。このことでマシン
はセントアップに入り、各リモートでは指定されたジョ
ブを行うための前準備を行う。例えば、IOTモジュー
ル90ではメインモータの駆動、感材ベルトのパラメー
タの合わせ込み等が行われる。スタートジョブに対する
応答であるA CK (Acknowledge )が
MCBリモート75から送り返されたことを確認すると
、SYSリモート71は、IITリモート73にブリス
キャンを行わせる。ブリスキャンには、原稿サイズを検
出するためのブリスキャン、原稿の指定された位置の色
を検出するためのブリスキャン、塗り絵を行う場合の閉
ループ検出のためのブリスキャン、マーカ編集の場合の
マーカ読み取りのためのブリスキャンの4種類があり、
選択されたF/Fに応じて最高3回までブリスキャンを
行う。
このときUlには例えば「しばらくお待ち下さい」等の
表示が行われる。
ブリスキャンが終了すると、IITレディというコマン
ドがコピアエグゼクティブモジュール87に発行され、
ここからサイクルアップに入る。
サイクルアップは各リモートの立ち上がり時間を待ち合
わせる状態であり、MCBリモート75は10T、転写
装置の動作を開始し、SYSリモート71はIPSリモ
ート74を初期化する。このときUlは、現在プログレ
スステートにあること、および選択されたジョブの内容
の表示を行う。
サイクルアップが終了するとランに入り、コピー動作が
開始されるが、先ずMCBリモート75のIOTモジュ
ール90から1個目のPROが出されるとTITは1回
目のスキャンを行い、IOTは1色目の現像を行い、こ
れで1ピツチの処理が終了する。次に再びPROが出さ
れると2色目の現像が行われ、2ピツチ目の処理が終了
する。
この処理を4回繰り返し、4ピツチの処理が終了すると
IOTはフユーザでトナーを定着し、排紙する。これで
1枚目のコピー処理が完了する。以上の処理を3回繰り
返すと3枚のコピーができる。
ピッチ処理およびコピー処理はMCBリモート75が管
理するが、その上のレイヤであるバーオリジナル処理で
行うコピー設定枚数の管理はSYSリモート71が行う
、従って、現在何枚口のコピーを行っているかをSYS
リモート71が認識できるように、各コピーの1個目の
PROが出されるとき、MCBリモート75はSYSリ
モート71に対してメイドカウント信号を発行するよう
になされている。また、最後のPROが出されるときに
は、MCBリモート75はSYSリモート71に対し1
’ rRDY  FORNXT  JOB」というコマ
ンドを発行して次のジョブを要求する。このときスター
トキープを発行するとジョブを続行できるが、ユーザが
次のジップを設定しなければジョブは終了であるから、
SYSリモート71はrEND  JOB、というコマ
ンドをMCBリモート75に発行する。MCBリモート
75はrEND  JOBJコマンドを受信してジョブ
が終了したことを確認すると、マシンはノーマルサイク
ルダウンに入る。ノーマルサイクルダウンでは、MCB
リモート75はIOTの動作を停止させ、また、SYS
リモート71はIOTに対してストップジョブコマンド
を発行し、その応答を待つ。
サイクルダウンの途中、MCBリモート75は、コピー
された用紙が全て排紙されたことが確認されるとその旨
をrDELIVERED  JOBJコマンドでSYS
リモート71に知らせ、また、ノーマルサイクルダウン
が完了してマシンが停止すると、ソノ旨をrlOT  
5TAND  BY。
コマンドでSYSリモート71に知らせる。これにより
プログレスステートは終了し、スタンバイステートに戻
る。
なお、以上の例ではスキップピッチ、サイクルダウンシ
ャットダウンについては述べられていないが、スキップ
ピッチにおいては、SYSリモート71はSYS系を次
のジップのためにイニシャライズし、また、MCBリモ
ート75では次のコピーのために待機している。また、
サイクルダウンシャットダウンはフォールトの際のステ
ートであるので、当該ステートにおいては、SYSリモ
ート71およびMCBリモート75は共にフォールト処
理を行う。
以上のようにプログレスステートにおいては、MCBリ
モート75はピッチ処理およびコピー処理を管理し、S
YSリモート71はバーオリジナル処理およびジョブプ
ログラミング処理を管理しているので、処理のコントロ
ール権は双方が処理の分担に応じてそれぞれ有している
。これに対して01マスター権はSYSリモート71が
有している。なぜなら、Ulにはコピーの設定枚数、選
択された編集処理などを表示する必要があり、これらは
パーオリジナル処理もしくはジョブプログラミング処理
に属し、SYSリモート71の管理下に置かれるからで
ある。
プログレスステートにおいてフォールトが生じるとフォ
ールトリカバリーステートに移る。フォールトというの
は、ノーペーパー、ジャム、部品の故障または破損等マ
シンの異常状態の総称であり、F/Fの再設定等を行う
ことでユーザがリカバリーできるものと、部品の交換な
どサービスマンがリカバリーしなければならないものの
2種類がある。上述したように基本的にはフォールトの
表示はMCBUIモジュール86が行うが、F/FはS
YSTEMモジュール82が管理するので、F/Fの再
設定でリカバリーできるフォールトに関してはSYST
EMモジュール82がリカバリーを担当し、それ以外の
りカバリ−に関してはコピアエグゼクティフ゛モジュー
ル87が担当する。
また、フォールトの検出はSYS系、MCB系それぞれ
に行われる。つまり、FIT、TPS。
F/PはSYSリモート71が管理しているのでSYS
リモート71が検出し、l0TSADF。
ソータはMCBリモート75が管理しているのでMCB
リモート75が検出する。従って、本複写機においては
次の4種類のフォールトがあることが分かる。
■SYSノードで検出され、SYSノードがりカバリ−
する場合 例えば、F/Pが準備されないままスタートキーが押さ
れたときにはフォールトとなるが、ユーザは再度F/F
を設定することでリカバリーできる。
■SYSノードで検出され、MCBノードがリカバリー
する場合 この種のフォールトには、例えば、レジセンサの故障、
イメージングユニットの速度異常、イメージングユニッ
トのオーバーラン、PRO信号の異常、CCCの異常、
シリアル通信網の異常、ROMまたはRAMのチエツク
エラー等が含まれ、これらのフォールトの場合には、U
Iにはフォールトの内容および「サービスマンをお呼び
下さい」等のメツセージが表示される。
■MCBノードで検出され、SYSノードがリカバリー
する場合 ソータがセットされていないにも拘らずF/Fでソータ
が設定された場合にはMCBノードでフォールトが検出
されるが、ユーザが再度F/Fを設定し直してソータを
使用しないモードに変更することでもリカバリーできる
。ADFについても同様である。また、トナーが少なく
なった場合、トレイがセットされていない場合、用紙が
無くなった場合にもフォールトとなる。これらのフォー
ルトは、本来はユーザがトナーを補給する、あるいはト
レイをセットする、用紙を補給することでリカバリーさ
れるものではあるが、あるトレイに用紙が無くなった場
合には他のトレイを使用することによってもリカバリー
できるし、ある色のトナーが無くなった場合には他の色
を指定することによってもリカバリーできる。つまり、
F/Fの選択によってもリカバリーされるものであるか
ら、SYSノードでリカバリーを行うようになされてい
る。
■MCBノードで検出され、MCBノードがリカバリー
する場合 例えば、現像機の動作が不良である場合、トナーの配給
が異常の場合、モータクラッチの故障、フユーザの故障
等はMCBノードで検出され、UIには故障の箇所およ
び「サービスマンを呼んで下さい」等のメツセージが表
示される。また、ジャムが生じた場合には、ジャムの箇
所を表示すると共に、ジャムクリアの方法も表示するこ
とでリカバリーをユーザに委ねている。
以上のようにフォールトリカバリーステートにおいては
コントロール権およびUlマスター権は、フォールトの
生じている箇所、リカバリーの方法によってSYSノー
ドが有する場合と、MCBノードが有する場合があるの
である。
フォールトがリカバリーされてIOTスタンバイコマン
ドがMCBノードから発行されるとジップリカバリース
テートに移り、残されているジップを完了する。例えば
、コピー設定枚数が3であり、2枚目をコピーしている
ときにジャムが生じたとする。この場合にはジャムがク
リアされた後、残りの2枚をコピーしなければならない
ので、SYSノード、MCBノードはそれぞれ管理する
処理を行ってジップをリカバリーするのである。従って
、ジョブリカバリーにおいてもコントロール権は、SY
Sノード、MCBノードの双方がそれぞれの処理分担に
応じて有している。しかし、UIlマスター権SYSノ
ードが有している。なぜなら、ジップリカバリーを行う
については、例えば「スタートキーを押して下さい」、
「残りの原稿をセットして下さい」等のジョブリカバリ
ーのためのメツセージを表示しなければならず、これは
SYSノードが管理するバーオリジナル処理またはジョ
ブプログラミング処理に関する事項だからである。
なお、プロダレスステートでIOTスタンバイコマンド
が出された場合にもジョブリカバリーステートに移り、
ジップが完了したことが確認されるとスタンバイステー
トに移り、次のジップを待機する。
スタンバイステートにおいて、所定のキー操作を行うこ
とによってダイアグノスティック(以下、単にダイヤグ
と称す。)ステートに入ることができる。
ダイアグステートは、部品の入力チエツク、出力チエツ
ク、各種パラメータの設定、各種モードの設定、NVM
 (不揮発性メモリ)の初期化等を行う自己診断のため
のステートであり、その概念を第9図に示す0図から明
らかなように、ダイアグとしてTECHREPモード、
カスタマーシミュレーシッンモードの2つのモードが設
けられている。
TECHREPモードは入力チエツク、出力チエツク等
サービスマンがマシンの診断を行う場合に用いるモード
であり、カスタマ−シミニレ−シランモードは、通常ユ
ーザがコピーする場合に使用するカスタマ−モードをダ
イアグで使用するモードである。
いま、カスタマ−モードのスタンバイステートから所定
の操作により図のAのルートによりTECHREPモー
ドに入ったとする。TECHREPモードで各種のチエ
ツク、パラメータの設定、モードの設定を行っただけで
終了し、再びカスタマ−モードに戻る場合(図のBのル
ート)には所定のキー操作を行えば、第6図に示すよう
にパワー矛ンのステートに移り、第7図のシーケンスに
よりスタンバイステートに戻ることができるが、本複写
機はカラーコピーを行い、しかも種々の編集機能を備え
ているので、TECHREPモードで種々のパラメータ
の設定を行った後に、実際にコピーを行ってユーザが要
求する色が出るかどうか、編集機能は所定の通りに機能
するかどうか等を確認する必要がある。これを行うのが
カスタマ−シミュレーションモードであり、ピリングを
行わない点、Ulにはダイアグである旨の表示がなされ
る点でカスタマ−モードと異なっている。これがカスタ
マ−モードをダイアグで使用するカスタマーシミュレー
シぢンモードの意味である。なお、TECHREPモー
ドがらカスタマ−シミニレ−シランモードへの移行(図
のCのルート)、その逆のカスタマ−シミニレ−シラン
モードからTECHREPモードへの移行(図のDのル
ート)はそれぞれ所定の操作により行うことができる。
また、TECHREPモードはダイアグエグゼクティブ
モジュール8日(第4図)が行うのでコントロール権、
Ulマスター権は共にMCBノードが有しているが、カ
スタマーシミュレーシぢンモードはSYS、DIACモ
ジュール83(第4図)の制御の基で通常のコピー動作
を行うので、コントロール権、Ulマスター権ハ共にs
ysノードが有する。
・な  の (II−1)システム 第10図はシステムと他のリモートとの関係を示す図で
ある。
前述したように、リモート71には5YSUIモジユー
ル81とSYSTEMモジュール82が搭載され、5Y
SUI81とSYSTEMモジュール82間はモジュー
ル間インタフェースによりデータの授受が行われ、また
SYSTEMモジュール82とIIT73、IPS74
との間はシIJアル通信インターフェースで接続され、
MCB75、RO376、RAIB79との間はLNE
T高速通信網で接続されている。
次にシステムのモジュール構成について説明する。
第11図はシステムのモジュール構成を示す図である。
本複写機においては、rlT、TPS、IOT等の各モ
ジュールは部品のように考え、これらをコントロールす
るシステムの各モジュールは頭脳を持つように考えてい
る。そして、分散CPU方式を採用し、システム側では
バーオリジナル処理およびジョブプログラミング処理を
担当し、これに対応してイニシャライズステート、スタ
ンバイステート、セットアツプステート、サイクルステ
ートを管理するコントロール権、およびこれらのステー
トでUIを使用するUrマスター権を存しているので、
それに対応するモジエールでシステムを構成している。
システムメイン100は、5YSUIやMCB等からの
受信データを内部バッファに取り込み、また内部バッフ
ァに格納したデータをクリアし、システムメイン100
の下位の各モジュールをコールして処理を渡し、システ
ムズテートの更新処理を行っている。
M/Cイニシャライズコントロールモジュール101は
、パワーオンしてからシステムがスタンバイ状態になる
までのイニシャライズシーケンスをコントロールしてお
り、MCBによるパワーオン後の各種テストを行うパワ
ーオン処理が終了すると起動される。
M/Cセットアツプコントロールモジュール103はス
タートキーが押されてから、コピーサイクルの処理を行
うMCBを起動するまでのセットアツプシーケンスをコ
ントロールし、具体的には5YSUIから指示されたF
EATURE (使用者の要求を達成するためのM/C
に対する指示項目)に基づいてジップモードを作成し、
作成したジップモードに従ってセントアンプシーケンス
を決定する。
第12図(a)に示すように、ジップモードの作成は、
F/Fで指示されたモードを解析し、ジョブを切り分け
ている。この場合ジョブとは、使用者の要求によりM/
Cがスタートしてから要求通りのコピーが全て排出され
、停止されるまでのM/C動作を言い、使用者の要求に
対して作業分割できる最小単位、ジップモードの集合体
である。例えば、嵌め込み合成の場合で説明すると、第
121!I(ハ)示すように、ジップモードは削除と移
動、抽出とからなり、ジョブはこれらのモードの集合体
となる。また、第12図(C)に示すようにADF原稿
3枚の場合においては、ジップモードはそれぞれ原稿1
、原稿2、原稿3に対するフィード処理であり、ジョブ
はそれらの集合となる。
そして、自動モードの場合はドキュメントスキャン、ぬ
り絵モードの時はプレスキャン、マーカー編集モードの
時はプレスキャン、色検知モードの時はサンプルスキャ
ンを行い(プレスキャンは最高3回)、またコピーサイ
クルに必要なコピーモードをI IT、IPS、MCB
に対して配付し、セットアツプシーケンス終了時MCB
を起動する。
M/Cスタンバイコントロールモジュール102はM/
Cスタンバイ中のシーケンスをコントロールし、具体的
にはスタートキーの受付、色登録のコントロール、ダイ
アグモードのエントリー等を行っている。
M/Cコピーサイクルコントロールモジュール104は
MCBが起動されてから停止するまでのコピーシーケン
スをコントロールし、具体的には用紙フィードカウント
の通知、JOBの終了を判断してTITの立ち上げ要求
、MCBの停止を判断してIPSの立ち下げ要求を行う
また、M/C停土中、あるいは動作中に発生するスルー
コマンドを相手先リモートに通知する機能を果たしてい
る。
フォールトコントロールモジュール106は■IT、I
PSからの立ち下げ要因を監視し、要因発生時にMCH
に対して立ち下げ要求し、具体的にはIITS rPs
からのフェイルコマンドによる立ち下げを行い、またM
CBからの立ち下げ要求が発生後、M/C停止時のりカ
バリ−を判断して決定し、例えばMCBからのジャムコ
マンドによりリカバリーを行っている。
コミニュケーシッンコントロールモジュール107はT
ITからのIITレディ信号の設定、イメージエリアに
おける通信のイネーブル/ディスエイプルを設定してい
る。
DIACコントロールモジュール108は、DIAGモ
ードにおいて、入力チエツクモード、出力チエツクモー
ド中のコントロールを行っている。
次に、これらの各モジュール同士、あるいは他のサブシ
ステムとのデータの授受について説明する。
第13図はシステムと各リモートとのデータフロー、お
よびシステム内子ジュール間データフローを示す図であ
る0図のA−Nはシリアル通信を、Zはホットラインを
、■〜@はモジニー11間データを示している。
5YSUIリモートとイニシャライズコントロール部1
01との間では、5YSUIからはCRTの制御権をS
YSTEM  N0DBに渡すTOKENコマンドが送
られ、一方イニシャライズコントロール部101からは
コンフィグコマンドが送られる。
5YSUTリモートとスタンバイコントロール部102
との間では、5YSUIからはモードチェンジコマンド
、スタートコピーコマンド、ジョブキャンセルコマンド
、色登録リクエストコマンド、トレイコマンドが送られ
、一方スタンバイコントロール部102からはM/Cス
テータスコマンド、トレイステータスコマンド、トナー
ステータスコマンド、回収ボトルステータスコマンド、
色登録ANSコマンド、TOKENコマンドが送られる
5YSU!リモートとセットアツプコントロール部10
3との間では、セットアツプコントロール部103から
はM/Cステータスコマンド(プログレス)、APMS
ステータスコマンドが送られ、一方5YSU Iリモー
トからはストップリクエストコマンド、インターラブド
コマンドが送られる。
IPSリモートとイニシャライズコントロール部101
との間では、IPSリモートからはイニシャライズエン
ドコマンドが送られ、イニシャライズコントロール部1
01からはNVMパラメータコマンドが送られる。
TITリモートとイニシャライズコントロール部101
との間では、IITリモートからはIITレディコマン
ド、イニシャライズコントロール部101からはNVM
パラメータコマンド、INITIALIZEコマンドが
送られる。
IPSリモートとスタンバイコントロール部102との
間では、IPSリモートからイニシャライズフリーハン
ドエリア、アンサ−コマンド、リムーヴエリアアンサー
コマンド、カラー情報コマンドが送られ、スタンバイコ
ントロール部102からはカラー検出ポイントコマンド
、イニシャライズフリーハンドエリアコマンド、リムー
ヴエリアコマンドが送られる。
IPSリモートとセットアツプコントロール部103と
の間では、IPSリモートからIPSレディコマンド、
ドキュメント情報コマンドが送られ、セットアツプコン
トロール部103スキャン情報コマンド、基本コピーモ
ードコマンド、エデイツトモードコマンド、M/Cスト
ップコマンドが送られる。
[Tリモートとスタンバイコントロール部102との間
では、IITリモートからプレスキャンが終了したこと
を知らせるIITレディコマンドが送られ、スタンバイ
コントロール部102からサンプルスキャンスタートコ
マンド、イニシャライズコマンドが送られる。
IITリモートとセットアツプコントロール部103と
の間では、IITリモートからはIITレディコマンド
、イニシャライズエンドコマンドが送られ、セットアツ
プコントロール部103からはドキュメントスキャンス
タートコマンド、サンプルスキャンスタートコマンド、
コピースキャンスタートコマンドが送られる。
MCBリモートとスタンバイコントロール部fO2との
間では、スタンバイコントロール部102からイニシャ
ライズサブシステムコマンド、スタンバイセレクション
コマンドが送られ、MCBリモートからはサブシステム
ステータスコマンドが送られる。
MCBリモートとセットアツプコントロール部103と
の間では、セットアツプコントロール部103からスタ
ートジョブコマンド、IITレディコマンド、ストップ
ジョブコマンド、デクレアシステムフす−ルトコマンド
が送られ、MCBリモートからIOTスタンバイコマン
ド、デクレアMCBフォールトコマンドが送られる。
MCBリモートとサイクルコントロール部104との間
では、サイクルコントロール部104からストップジョ
ブコマンドが送られ、MCBリモートからはMADEコ
マンド、レディフォアネクストジョブコマンド、ジップ
デリヴアードコマンド、IOTスタンバイコマンドが送
られる。
MCBリモートとフォールトコントロールIt06との
間では、フォールトコントロール部106からデクレア
システムフォールトコマンド、システムシャットダウン
完了コマンドが送られ、MCBリモートからデクレアM
CBフォールトコマンド、システムシャットダウンコマ
ンドが送られる。
11Tリモートとコミニュケーシジンコントロール部1
07との間では、TITリモートからスキャンレディ信
号、イメージエリア信号が送られ次に各モジュール間の
インターフェースについて説明する。
システムメイン100から各モジュール(101〜10
7)に対して受信リモートNo、及び受信データが送ら
れて各モジュールがそれぞれのリモートとのデータ授受
を行う、一方、各モジュール(101〜107)からシ
ステムメイン100に対しては何も送られない。
イニシャライズコントロール部101は、イニシャライ
ズ処理が終了するとフォルトコントロール部106、ス
タンバイコントロール部102に対し、それぞれシステ
ムステート(スタンバイ)を通知する。
コミニュケーシッンコントロール部107は、イニシャ
ライズコントロール部101、スタンバイコントロール
部102、セットアツプコントロール部103、コピー
サイクルコントロール部104、フォルトコントロール
部106に対し、それぞれ通信可否情報を通知する。
スタンバイコントロール部102は、スタートキーが押
されるとセントアップコントロール部103に対してシ
ステムステート(プログレス)を通知する。
セットアツプコントロール部103は、セットアツプが
終了するとコピーサイクルコントロール部104に対し
てシステムステート(サイクル)を通知する。
(U−2)イメージ入力ターミナルHIT)(A)原稿
走査機構 第14図は、原稿走査機構の斜視図を示し、イメージン
グユニット37は、2本のスライドシャフト202.2
03上に移動自在に載置されると共に、両端はワイヤ2
04.205に固定されている。このワイヤ204.2
05はドライブプーリ206.207とテンシランプー
リ20B、209に巻回され、テンシランプーリ208
.209には、図示矢印方向にテンションがかけられて
いる。前記ドライブプーリ206.207が取付けられ
るドライブ軸210には、減速プーリ211が取付られ
、タイミングベルト212を介してステッピングモータ
213の出力軸214に接続されている。なお、リミッ
トスイッチ215.216はイメージングユニット37
が移動するときの両端位置を検出するセンサであり、レ
ジセンサ217は、原稿読取開始位置を検出するセンサ
である。
1枚のカラーコピーを得るために、IITは、4回のス
キャンを操り返す必要がある。この場合、4回のスキャ
ン内に同期ズレ、位置ズレをいかに少なくさせるかが大
きな課題であり、そのためには、イメージングユニット
37の停止位置の変動を抑え、ホームポジシタンからレ
ジ位置までの到達時間の変動を抑えることおよびスキャ
ン速度の変動を抑えることが重要である。そのためにス
テッピングモータ213を採用している。しかしながら
、ステッピングモータ213はDCサーボモータに比較
して振動、騒音が大きいため、高画質化、高速化に種々
の対策を採っている。
(B)ステッピングモータの制御方式 ステッピングモータ213は、モータ巻線を5角形に結
線し、その接続点をそれぞれ2個のトランジスタにより
、電源のプラス側またはマイナス側に接続するようにし
、10個のスイッチングトランジスタでバイポーラ駆動
を行うようにしている。また、モータに流れる電流値を
フィードバックし、電流値を滑らかに切換えることによ
り、振動および騒音の発生を防止している。
第15図(a)はステッピングモータ213により駆動
されるイメージングユニット37のスキャンサイクルを
示している。図は倍率50%すなわち最大移動速度でフ
ォワードスキャン、バックスキャンさせる場合に、イメ
ージングユニット37の速度すなわちステッピングモー
タに加えられる周波数と時間の関係を示している。加速
時には同図Φ)に示すように、例えば259Hzを逓倍
してゆき、最大11〜12KHz程度にまで増加させる
このようにパルス列に規則性を持たせることによりパル
ス生成を簡単にする。そして、同図(a)に示すように
、259pps/3.9msで階段状に規則的な加速を
行い台形プロファイルを作るようにしている。また、フ
ォワードスキャンとバックスキャンの間には休止時間を
設け、TITメカ系の振動が減少するの待ち、またIO
Tにおける画像出力と同期させるようにしている0本実
施例においては加速度を0.7Gにし従来のものと比較
して大にすることによりスキャンサイクル時間を短縮さ
せている。
前述したようにカラー原稿を読み取る場合には、4回ス
キャンの位置ズレ、システムとしてはその結果としての
色ズレ或いは画像のゆがみをいかに少なくさせるかが大
きな課題である。第15図(C)〜(e)は色ずれの原
因を説明するための図で、同図(C)はイメージングユ
ニットがスキャンを行って元の位置に停止する位置が異
なることを示しており、次にスタートするときにレジ位
置までの時間がずれて色ずれが発生する。また、同図(
d)に示すように、4スキヤン内でのステッピングモー
タの過度振動(定常速度に至るまでの速度変動)により
、レジ位置に到達するまでの時間がずれて色すれが発生
する。また、同図(e)はレジ位置通過後テールエツジ
までの定速走査特性のバラツキを示し、1回目のスキャ
ンの速度変動のバラツキが2〜4回目のスキャンの速度
変動のバラツキよりも大きいことを示している。従って
、例えば1回目のスキャン時には、色ずれの目立たない
Yを現像させるようにしている。
上記した色ずれの原因は、タイミングベルト212、ワ
イヤ204.205の経時変化、スライドパッドとスラ
イドレール202.203間の粘性抵抗等の機械的な不
安定要因が考えられる。
(C)IITのコントロール方式 FITリモートは、各種コピー動作のためのシーケンス
制御、サービスサポート機能、自己診断機能、フェイル
セイフ機能を有している。IITのシーケンス制御は、
通常スキャン、サンプルスキャン、イニシャライズに分
けられる。HIT制御のための各種コマンド、パラメー
タは、SYSリモート71よりシリアル通信で送られて
くる。
第16図(a)は通常スキャンのタイミングチャートを
示している。スキャン長データは、用紙長と倍率により
0〜432+n(fanステップ)が設定され、スキャ
ン速度は倍率(50%〜400%)により設定され、プ
リスキャン長(停止位置からレジ位置までの距N)デー
タも、倍率(50%〜400%)により設定される。ス
キャンコマンドを受けると、PL−ON信号により蛍光
灯を点灯させると共に、5CN−RDY信号によりモー
タドライバをオンさせ、所定のタイミング後シェーディ
ング補正パルスWHT−REFを発生させてスキャンを
開始する。レジセンサを通過すると、イメージエリア信
号IMG−AREAが所定のスキャン長分ローレベルと
なり、これと同期して■IT−PS信号がIPSに出力
される。
116E(b)はサンプルスキャンのタイミングチャー
トを示している。サンプルスキャンは、色変換時の色検
知、F/Pを使用する時の色バランス補正およびシェー
ディング補正に使用される。レジ位置からの停止位置、
移動速度、微小動作回数、ステップ間隔のデータにより
、目的のサンプル位置に行って一時停止または微小動作
を複数回繰り返した後、停止する。
第16図(C)はイニシャライズのタイミングチャート
を示している。電源オン時にSYSリモートよりコマン
ドを受け、レジセンサの確認、レジセンサによるイメー
ジングユニット動作の確認、レジセンサによるイメージ
ングユニットのホーム位装置の補正を行う。
(D)イメージングユニット 第17図は前記イメージングユニット37の断面図を示
し、原稿220は読み取られるべき画像面がプラテンガ
ラス31上に下向きにセットされ、イメージングユニッ
ト37がその下面を図示矢印方向へ移動し、3゛OWO
W昼光灯222および反射鏡223により原稿面を露光
する。そして、原稿220からの反射光をセルフォック
レンズ224、シアンフィルタ225を通過させること
により、CCDラインセンサ226の受光面に正立等倍
像を結像させる。セルフォックレンズ224は4列のフ
ァイバーレンズからなる?y1眼レンズであり、明る(
解像度が高いために、光源の電力を低く抑えることがで
き、またコンパクトになるという利点を有する。また、
イメージングユニット37には、CCDラインセンサド
ライブ回路、CCDラインセンサ出力バッファ回路等を
含む回路基板227が搭載される。なお、228はラン
プヒータ、229は照明電源用フレキシブルケーブル、
230は制御信号用フレキシブルケーブルを示している
第18図は前記CCDラインセンサ226の配置例を示
し、同図(a)に示すように、5個のCCDラインセン
サ226a〜226eを主走査方向Xに千鳥状に配置し
ている。これは−本のCCDラインセンサにより、多数
の受光素子を欠落なくかつ感度を均一に形成することが
困難であり、また、複数のCCDラインセンサを1ライ
ン上に並べた場合には、CCDラインセンサの両端まで
画素を構成することが困難で、読取不能領域が発生する
からである。
このCCDラインセンサ226のセンサ部は、同図b)
に示すように、CCDラインセンサ226の各画素の表
面にR,G、Hの3色フィルタをこの順に繰り返して配
列し、隣りあった3ビツトで読取時の1画素を構成して
いる。各色の読取画素密度を16ドツト/−11チツプ
当たりの画素数を2928とすると、1チツプの長さが
2928/ (16X3)=61閣となり、5チップ全
体で61X5−305mmの長さとなる。従って、これ
によりA3版の読取りが可能な等傍系のCCDラインセ
ンサが得られる。また、RSG、Bの各画素を45度傾
けて配置し、モアレを低減している。
このように、複数のCCDラインセンサ226a〜22
6eを千鳥状に配置した場合、隣接したCCDラインセ
ンサが相異なる原稿面を走査することになる。すなわち
、CCDラインセンサの主走査方向Xと直交する副走査
方向YにCCDラインセンサを移動して原稿を読み取る
と、原稿を先行して走査する第1列のCCDラインセン
サ226b、226dからの信号と、それに続く第2列
のCCDラインセンサ226 a、 226 c、 2
26eからの信号との間には、隣接するCCDラインセ
ンサ間の位置ずれに相当する時間的なずれを生じる。
そこで、複数のCCDラインセンサで分割して読み取っ
た画像信号から1ラインの連続信号を得るためには、少
なくとも原稿を先行して走査する第1列のCCDライン
センサ226b、226dからの信号を記憶せしめ、そ
れに続(第2列のCCDラインセンサ226a、226
c、226eからの信号出力に同期して読みだすことが
必要となる。この場合、例えば、ずれ量が250μmで
、解像度が16ドツト/mであるとすると、4ライン分
の遅延が必要となる。
また、一般に画像読取装置における縮小拡大は、主走査
方向はIPSでの間引き水増し、その他の処理により行
い、副走査方向はイメージングユニット37の移動速度
の増減により行っている。そこで、画像読取装置におけ
る読取速度(単位時間当たりの読取ライン数)は固定と
し、移動速度を変えることにより副走査方向の解像度を
変えることになる。すなわち、例えば縮拡率100%時
に16ドツト/Wの解像度であれば、 の如き関係となる。従って縮拡率の増加につれて解像度
が上がることになり、よって、前記の千鳥配列の差25
0μmを補正するための必要ラインメモリ数も増大する
ことになる。
(E)ビデオ信号処理回路 次に第19図により、CCDラインセンサ226を用い
て、カラー原稿をR,G、B毎に反射率信号として読取
り、これを濃度信号としてのデジタル値に変換するため
のビデオ信号処理回路について説明する。
原稿は、イメージングユニット37内の5個のCCDラ
インセンサ226により、原稿を5分割に分けて5チヤ
ンネルで、R,G、Bに色分解されて読み取られ、それ
ぞれ増幅回路231で所定レベルに増幅されたのち、ユ
ニット、本体間を結ぶ伝送ケーブルを介して本体側の回
路へ伝送される(第20図231a)、次いでサンプル
ホールド回路5H232において、サンプルホールドパ
ルスSHPにより、ノイズを除去して波形処理を行う(
第20図232a)。ところがCCDラインセンサの光
電変換特性は各画素毎、各チップ毎に異なるために、同
一の濃度の原稿を読んでも出力が異なり、これをそのま
ま出力すると画像データにスジやムラが生じる。そのた
めに各種の補正処理が必要となる。
ゲイン調整回路AGC(AUTOM^Tic GAIN
 C0NTl?0L)233では、センサ出力信号の増
幅率の調整を行う、これは、白レベル調整と言われるも
ので、各センサの出力を増幅して後述するAOC234
を経てA/D変換器235に入力する回路において、A
/D変換の誤差を少なくするために設けられている。そ
のために、各センサで白のレファランスデータを読取り
、これをデジタル化してシェーディングRAM240に
格納し、この1う不ン分のデータをSYSリモート71
 (第3図)において所定の基準値と比較判断し、所定
のゲインとなるデジタル値をD/A変換してAGC23
3に出力し、ゲインを256段階にm節可能にする。
オフセット調整回路A OC(AIITOMATIC0
FSETCONTROL ) 234は、黒レベル調整
と言われるもので、各センサの暗時出力電圧を調整する
。そのために、蛍光灯を消灯させて暗時出力を各センサ
により読取り、このデータをデジタル化してシェーディ
ングRAM240に格納し、この1ライン分のデータを
SYSリモート71(第3図)において所定の基準値と
比較判断し、オフセット値をD/A変換してAOC23
4に出力し、オフセット電圧を256段階に!li節し
ている。このAOCの出力は、第20図2348に示す
ように最終的に読み取る原稿濃度に対して出力濃度が規
定値になるように調整している。
このようにしてA/D変換器235でデジタル値に変換
され(第20図235a)たデータは、GBRGBR・
・・・・・・・・と連なる8ビツトデータ列の形で出力
される。遅延量設定回路236は、複数ライン分が格納
されるメモリで、FIFO構成をとり、原稿を先行して
走査する第1列のCCDラインセンサ226b、226
dからの信号を記憶せしめ、それに続く第2列のCCD
ラインセンサ226 a、 226 c、 226 e
からの信号出力に同期して出力している。
分離合成回路237は、各CCDラインセンサ毎にR,
、G、Bのデータを分離した後、原稿の1ライン分を各
CCDラインセンサのR,G、B毎にシリアルに合成し
て出力するものである。変換器238は、ROMから構
成され、対数変換テーブルLUT″1″が格納されてお
り、デジタル値をROMのアドレス信号として入力する
と、対数変換テーブルLUT”1″でR,GSBの反射
率の情報が濃度の情報に変換される。
次にシェーディング補正回路239について説明する。
シェーディング特性は、光源の配光特性にバラツキがあ
ったり、蛍光灯の場合に端部において光量が低下したり
、CCDラインセンサの各ビット間に感度のバラツキが
あったり、また、反射鏡等の汚れがあったりすると、こ
れらに起因して現れるものである。
そのために、シェーディング補正開始時に、CCDライ
ンセンサにシェーディング補正の基準濃度データとなる
白色板を照射したときの反射光を入力し、上記信号処理
回路にてA/D変換およびログ変換を行い、この基準濃
度データIlog(R1)をラインメモリ240に記憶
させておく。次に原稿を走査して読取った画像データI
Log(D()から前記基準濃度データIlog(Rt
)を減算すれば、 log (DI ) iog (Rt ) =j!og
 (Dt /R1)となり、シェーディング補正された
各画素のデータの対数値が得られる。このようにログ変
換した後にシェーディング補正を行うことにより、従来
のように複雑かつ大規模な回路でハードロジック除算器
を組む必要もなく、汎用の全加算器ICを用いることに
より演算処理を簡単に行うことができる。
(II−3)イメージ出力ターミナル (A)概略構成 第21図はイメージ出力ターミナル(I OT)の概略
構成を示す図である。
本装置は感光体として有機感材ベル)(Phot+)R
ecep terベルト)を使用し、4色フルカラー用
にY、M、C,Kからなる現像機404、用紙を転写部
に搬送する転写装置(Tos  Roll Trans
fer Loop) 406、転写装置404から定着
装置408へ用紙を搬送する真空搬送装置(V acu
um Transfer) 407、用紙トレイ410
,412、用紙搬送路411が備えられ、感材ベルト、
現像機、転写装置の3つのユニットはフロント側へ引き
出せる構成となっている。
レーザー光源40からのレーザ光を変調して得られた情
報光はミラ40dを介して感材41上に照射されて露光
が行われ、潜像が形成される。感材上に形成されたイメ
ージは、現像機404で現像されてトナー像が形成され
る。現像機404はB、、MSC,Yからなり、図示す
るような位置関係で配置される。これは、例えば暗減衰
と各トナーの特性との関係、ブラックトナーへの他のト
ナーの混色による影響の違いといったようなことを考慮
して配置している。但し、フルカラーコピーの場合の駆
動順序は、M−4C−4Y−+Bである。−方、2段の
エレベータトレイからなる用紙トレイ410、他の2段
の用紙トレイ412から供給される用紙は、搬送路41
1を通して転写装置406に供給される。転写装置40
6は転写部に配置され、タイミングチェーンまたはベル
トで結合された2つのロールと、後述するようなグリッ
パ−バーからなり、グリッパ−バーで用紙を(わえ込ん
で用紙搬送し、感材上のトナー像を用紙に転写させる。
4色フルカラーの場合、用紙は転写装置部で4回転し、
M、、C,Y、、Bの像がこの順序で転写される。転写
後の用紙はグリッパ−バーから解放されて転写装置40
6から真空搬送袋″1407に渡され、定着装置408
で定着されて排出される。真空搬送装置407は、転写
装置406と定着装置408との速度差を吸収して同期
をとっている。本装置においては、転写速度(プロセス
スピード)は190m/seeで設定されており、フル
カラーコピー等の場合には定着速度は90■/secで
あるので、転写速度と定着速度とは異なる。定看度を確
保するために、プロセススピードを落としており、一方
1.5kVA達成のため、パワーを定着装置408にさ
くことができない。
そこで、B5、A4等の小さい用紙の場合、転写された
用紙が転写装置fff406から解放されて真空搬送装
置407に載った瞬間に真空搬送装置407の速度を1
90mm/secから90am/secに落として定着
速度と同じにしている。しかし、本装置では転写装置4
06と定着装置408との間をなるぺ(短くして装置を
コンパクト化するようにしているので、A3用紙の場合
は転写ポイントと定着袋W408との間に納まらず、真
空搬送装置407の速度を落としてしまうと、A3の後
端は転写中であるので用紙にブレーキがかかり色ズレを
生じてしまうことになる。そこで、定着装置408と真
空搬送装置407との間にバッフル板409を設け、A
3用紙の場合にはバッフル板409を下側に倒して用紙
にループを描かせて搬送路を長くし、真空搬送装置40
7は転写速度と同一速度として転写が終わってから用紙
先端が定着袋240Bに到達するようにして速度差を吸
収するようにしている。また、0)IPの場合も熱伝導
が悪いのでA3用紙の場合と同様にしている。なお、本
装置ではフルカラーだけでな(黒でも生産性を落とさず
にコピーできるようにしており、黒の場合にはトナー層
が少なく熱量が小さくても定着可能であるので、定着速
度は190 vtm/secのまま行い、真空搬送装置
407でのスピードダウンは行わない。つまり、黒以外
にもシングルカラーのようにトナー層がINの場合は定
着速度は落とさずにすむので同様にしている。そして、
転写が終了するとクリーナ405で感材上に残っている
トナーが掻き落とされる。
(B)転写装置の構成 転写装置406は第22図に示すような構成となってい
る。
本装置の転写装置はメカ的な用紙支持体を持たない構成
にして色ムラ等が起きないようにし、また2スピードの
コントロールを行って転写速度を上げるようすることを
特徴としている。
用紙はフィードヘッド421でトレイから排出され、ペ
ーパーバスサーボ423で駆動されるバックルチャンバ
ー422内を搬送され、レジゲートソレノイド426に
より開閉制御されるレジゲ−)425を介して転写装置
へ供給される。用紙がレジゲート425に到達したこと
はブリレジゲートセンサ424で検出するようにしてい
る。転写装置の駆動は、サーボモータ432でタイミン
グベルトを介してローラ433を駆動することによって
行い、反時計方向に回転駆動している。ローラ434は
特に駆動はしておらず、ローラ433.434間には2
本のタイミング用のチェーン、またはベルト435が掛
けられ、チェーン間(搬送方向に直角方向)には、常時
は弾性で閉じており、転写装置入り口でソレノイドによ
り口を開くグリッパ−バー430が設けられており、転
写装置入口で用紙をくわえて引っ張り回すことにより搬
送する。転写装置には搬送する用紙の支持体は設けてお
らず、ローラ部では用紙は遠心力で外側へ放り出される
ことになるので、これを防止するために2つのローラを
真空引きして用紙をローラの方へ引きつけている。した
がって、ローラを過ぎると用紙はひらひらしながら搬送
される。用紙は転写ポイントにおいて、ブタツクコロト
ロン、トランスファコロトロンが配置された感材の方へ
静電的な力により吸着され転写が行われる。転写終了後
、転写装置出口においてグリッパホームセンサ436で
位置検出し、適当なタイミングでソレノイドによりグリ
ッパバーの口を開いて用紙を離し、真空搬送装置へ渡す
ことになる。従って、転写装置において、用紙はフルカ
ラーの場合であれば4回転、3色の場合であれば3回転
搬送されて転写が行われることになる。
従来は、マイラーシート、またはメツシュをアルミない
しスチール性の支持体に貼って用紙を支持していたため
、熱膨張率の違いにより凹凸が生じて転写に対して平面
性が悪くなり、転写効率が部分的に異なって色ムラが生
じていたのに対し、このグリッパ−バーの使用により、
用紙の支持体を特に設ける必要がなく、色ムラの発生を
防止することができる。また、本装置における転写装置
は、A4、B5等の小さいサイズの用紙の場合には、リ
ードエツジが転写ポイントから次の転写ポイントに戻っ
てくるまでは転写の機能をしていないので、その期間は
速回しを行えるように2スピードにしてコピー速度を上
げている。なお、A3用紙の場合は転写装置の略3/4
周長さがあるので速度切り換えは行っていない。
(II−4)ユーザインターフェース(U/I”)(A
)カラーデイスプレィの採用 第23図はデイスプレィを用いたユーザインターフェー
ス装置の取り付は状態および外観を示す図、第24図は
ユーザインターフェースの取り付は角や高さを説明する
ための図である。
ユーザインターフェースは、オペレータと機械とのわか
りやすい対話を支援するものであり、シンプルな操作を
可能にし、情報の関連を明らかにしつつ必要な情報をオ
ペレータに印象付は得るものでなければならない、その
ために、本発明では、ユーザーの使い方に対応したオリ
ジナルのユーザインターフェースを作成し、初心者には
わかりやす(、熟練者には煩わしくないこと、機能の内
容を選択する際にはダイレクト操作が可能であること、
色を使うことにより、より正確、より迅速にオペレータ
に情報を伝えること、操作をなるべく1カ所に集中する
ことを操作性のねらいとしている。
複写機において、様々へ機能を備え、信頼性の高いもの
であればそれだけ装置としての評価は高くなるが、それ
らの機能が使い難ければ優れた機能を備えていても価値
が極端に低下して逆に高価な装置となる。そのため、高
機能機種であっても使い難いとして装置の総合的評価も
著しく低下することになる、このような点からユーザイ
ンターフェースは、装置が使いやすいかどうかを大きく
左右するファクタとなり、特に、近年のように複写機が
多機能化してくれば向夏のこと、ユーザインターフェー
スの操作性が問題になる。
本発明のユーザインターフェースは、このような操作性
の向上を図るため、第23図に示すように12インチの
カラーデイスプレィ501のモニターとその横にハード
コントロールパネル502を備えている。そして、カラ
ー表示の工夫によりユーザへ見やすく判りやすいメニュ
ーを提供すると共に、カラーデイスプレィ501に赤外
線タッチボード503を組み合わせて両面のソフトボタ
ンで直接アクセスできるようにしている。また、ハード
コントロールパネル502のハードボタンとカラーデイ
スプレィ501の画面に表示したソフトボタンに操作内
容を効率的に配分することにより操作の筒素化、メニュ
ー画面の効率的な構成を可能にしている。
カラーデイスプレィ501とハードコントロールパネル
502との裏側には、同図(ハ)、(C)に示すように
モニター制御/電R基板504やビデオエンジン基Fi
、505、CRTのドライバー基t!j506等が搭載
され、ハードコントロールパネル502は、同図(C)
に示すよう番ごカラーデイスプレィ501の面よりさら
に中央の方へ向くような角度を有している。
また、カラーデイスプレィ501およびハードコントロ
ールパネル502は、図示のようにベースマシン(複写
機本体)507上に直接でなく、ベースマシン507に
支持アーム508を立ててその上に取り付けている。従
来のようにコンソールパネルを採用するのではなく、ス
タンドタイプのカラーデイスプレィ501を採用すると
、第23図(a)に示すようにベースマシン507の上
方へ立体的に取り付けることができるため、特に、カラ
ーデイスプレィ501を第24図(a)に示すようにベ
ースマシン507の右奥隅に配置することによって、コ
ンソールパネルを考慮することなく複写機のサイズを設
計することができ、装置のコンパクト化を図ることがで
きる。
複写機において、プラテンの高さすなわち装置の高さは
、原稿をセットするのに程よい腰の高さになるように設
計され、この高さが装置としての高さを規制している。
従来のコンソールパネルは、複写機の上面に取り付けら
れるため、はぼ腰の高さで手から近い位置にあって操作
としてはしやすいが、目から結構離れた距離に機能選択
や実行条件設定のための操作部および表示部が配置され
ることになる。その点、本発明のユーザインターフェー
スでは、第24図さ)に示すようにプラテンより高い位
置、すなわち目の高さに近くなるため、見やすくなると
共にその位置がオペレータにとって下方でなく前方で、
且つ右側になり操作もしやすいものとなる。しかも、デ
イスプレィの取り付は高さを目の高さに近づけることに
よって、その下側をユーザインターフェースの制御基板
やメモリカード装置、キーカウンター等のオブシランキ
ットの取り付はスペースとしても有効に活用できる。し
たがって、メモリカード装置を取り付けるための構造的
な変更が不要となり、全く外観を変えることなくメモリ
カード装置を付加装備でき、同時にデイスプレィの取り
付は位置、高さを見やすいものとすることができる。ま
た、デイスプレィは、所定の角度で固定してもよいが、
角度を変えることができるような構造を採用してもよい
ことは勿論である。
(B)システム構成 第25図はユーザインターフェースのモジュール構成を
示す図、第26図はユーザインターフェースのハードウ
ェア構成を示す図である。
本発明のユーザインターフェースのモジュール構成は、
第25図に示すようにカラーデイスプレィ501の表示
画面をコントロールするビデオデイスプレィモジュール
511、およびエデイツトバッド513、メモリカード
514の情報を人出処理するエデイツトパッドインター
フェースモジュール512で構成し、これらをコントロ
ールするシステムUI517.519やサブシステム5
15、タッチスクリーン503、コントロールバネル5
02がビデオデイスプレィモジュール511に接続され
る。
エデイツトバッドインターフェースモジュール512は
、エデイツトパッド513からX、Y座標を、また、メ
モリカード514からジョブやX。
Y座標を入力すると共に、ビデオデイスプレィモジュー
ル511にビデオマツプ表示情報を送り、ビデオデイス
プレィモジュール511との間でU■コントロール信号
を授受している。
ところで、領域指定には、赤や青のマーカーで原稿上に
領域を指定しトリミングや色変換を行うマーカー指定、
矩形領域の座標による2点指定、エデイツトバッドでな
ぞるクローズループ指定があるが、マーカー指定は特に
データがなく、また2点指定はデータが少ないのに対し
、クローズループ指定は、編集対象領域として大容量の
データが必要である。このデータの編集はIPSで行わ
れるが、高速で転送するにはデータ量が多い。そこで、
このようなX、 Y座標のデータは、−iのデータ転送
ラインとは別に、IIT/IPS516への専用の転送
ラインを使用するように構成している。
ビデオデイスプレィモジュール511は、タッチスクリ
ーン503の縦横の入カポインド(タッチスクリーンの
座標値りを入力してボタンIDを認識し、コントロール
パネル502のボタン■Dを入力する。そして、システ
ムUr517.519にボタン■Dを送り、システムU
I517.519から表示要求を受は取る。また、サブ
システム(ESS)515は、例えばワークステーショ
ンやホストCPUに接続され、本装置をレーザープリン
タとして使用する場合のプリンタコントローラである。
この場合には、タッチスクリーン503やコントロール
パネル502、キーボード(図示省略)の情報は、その
ままサブシステム515に転送され、表示画面の内容が
サブシステム515からビデオデイスプレィモジュール
511に送られてくる。
システムUI517.519は、マスターコントローラ
518.520との間でコピーモードやマシンステート
の情報を授受している。先に説明した第4図と対応させ
ると、このシステムUI517.519の一方が第4図
に示すsysリモートの5YSUrモジユール81であ
り、他方が第4図に示すMCBリモートのMCBUIモ
ジュール86である。
本発明のユーザインターフェースは、ハードウェアとし
て第26図に示すようにUICB521とEPTB52
2からなる2枚のコントロールボードで構成し、上記モ
ジュール構成に対応して機能も大きく2つに分けている
。そして、UrcB521には、DIのハードをコント
ロールしエデイツトパッド513とメモリカード514
をドライブするために、また、タッチスクリーン503
の入力を処理してCRTに書くために2つのcPU(例
えばインテル社の8085相当と6845相当)を使用
し、さらに、EPTB522には、ビットマツプエリア
に描画する機能が8ピントでは不充分であるので16ビ
ツトのCPU (例えばインテル社の80C196KA
)を使用し、ビットマツプエリアの描画データをDMA
でUICB521に転送するように構成することによっ
て機能分散を図っている。
第27図はUICBの構成を示す図である。
UICBでは、上記のCPUの他にCPU534(例え
ばインテル社8051相当)を有し、CCC531が高
速通信回線L−NETやオブシテナルキーボードの通信
ラインに接続されてCPU534とCCC531により
通信を制御すると共に、CPU534をタッチスクリー
ンのドライブにも用いている。タッチスクリーンの信号
は、その座標位置情報のままCPU534からCCC5
31を通してCPU532に取り込まれ、CPU532
でボタンIDの認識され処理される。また、インプット
ボート551とアウトプットボート552を通してコン
トロールパネルに接続し、またサブシステムインターフ
ェース548、レシーバ549、ドライバ550を通し
てEPIB522、サブシステム(ESS)からIMH
zのクロックと共にIMbpsでビデオデータを受は取
り、96QObpsでコマンドやステータス情報の授受
を行えるようにしている。
メモリとしては、ブートストラップを格納したブートR
OM535の他、フレームROM538と539、RA
M536、ビットマツプRAM537、V−RAM54
2を有している。フレームROM53 Bと539は、
ビットマツプではな(、ソフトでハンドリングしやすい
データ構造により表示画面のデータが格納されたメモリ
であり、L−NETを通して表示要求が送られてくると
、CPU532によりRAM536をワークエリアとし
てまずここに描画データが生成され、DMA541によ
りV−RAM542に書き込まれる。また、ビットマツ
プのデータは、DMA540がEPIB522からビッ
トマツプRAM537に転送して書き込まれる。キャラ
クタジェネレータ544はグラフィックタイル用であり
、テキストキャラクタジェネレータ543は文字タイル
用である。V−RAM542は、タイルコードで管理さ
れ、タイルコードは、24ビツト(3バイト)で構成し
、13ビツトをタイルの種類情報に、2ビツトをテキス
トかグラフィックかビットマツプかの識別情報に、1ビ
ツトをブリンク情報に、5ビツトをタイルの色情報に、
3ビツトをバックグラウンドかフォアグラウンドかの情
報にそれぞれ用いている。CRTコントローラ533は
、V−RAM542に書き込まれたタイルコードの情報
に基づいて表示画面を展開し、シフトレジスタ545、
マルチプレクサ546、カラーパレット547を通して
ビデオデータをCRTに送り出している。ビットマツプ
エリアのhi画は、シフトレジスタ545で切り換えら
れる。
第28図はEPTBの構成を示す図である。
EPIBは、16ビツトのCPU (例えばインテル社
の80C196KA相当)555、ブートベージのコー
ドROM556、○SページのコードROM557、エ
リアメモリ558、ワークエリアとして用いるRAM5
59を有している。そして、インターフェース561、
ドライバ562、ドライバ/レシーバ563を通してU
ICBへのビットマツプデータの転送やコマンド、ステ
ータス情報の授受を行い、高速通信インターフェース5
64、ドライバ565を通し−cxpsへx、y座標デ
ータを転送している。なお、メモリカード525に対す
る読み/書きは、インターフェース560を通して行う
。したがって、エデイツトパッド524やメモリカード
525からクローズループの編集領域指定情報やコピー
モード情報が入力されると、これらの情報は、適宜イン
ターフェース561、ドライバ562を通してUICB
へ高速通信インターフェース564、ドライバ565を
通してIPSへそれぞれ転送される。
(C)デイスプレィ画面構成 ユーザインターフェースにデイスプレィを採用する場合
においても、多機能化に対応した情報を提供するにはそ
れだけ情報が多くなるため、単純に考えると広い表示面
積が必要となり、コンパクト化に対応することが難しく
なるという側面を持っている。コンパクトなサイズのデ
イスプレィを採用すると、必要な情報を全て1画面によ
り提供することは表示密度の問題だけでなく、オペレー
タにとって見やすい、判りやすい画面を提供するという
ことからも難しくなる。
本発明のユーザインターフェースでは、デイスプレィに
コンパクトなサイズのものを採用して、その中で表示画
面、その制御に工夫をしている。
特に、カラーデイスプレィが、コンソールパネルで使用
されているLEDや液晶表示器に比べ、色彩や輝度、そ
の他の表示属性の制御により多様な表示態様を採用する
ことができるというメリットを生かし、コンパクトなサ
イズであっても判りやすく表示するために種々の工夫を
している。
例えば画面に表示する情報を大きく分類して複数の画面
に分割し、さらに1画面単位では、詳細な情報をポツプ
アップ展開にして一次画面から省くことによって必要最
小限の情報で簡潔に画面を構成するように工夫している
。そして、複数の情報が盛り込まれた画面では、カラー
表示の特徴、強調表示の特徴を出すことによって画面画
面での必要な情報の認識、識別が容易にできるように工
夫している。
(イ)画面レイアウト 第29図はデイスプレィ画面の構成例を示す図であり、
同図(a)はベーシックコピー画面の構成を示す図、同
図ら)はベーシックコピー画面にポツプアップ画面を展
開した例を示す図、同図(C)はクリエイティブ編集の
ペイント1画面の構成を示す図である。
本発明のユーザインターフェースでは、初期画面として
、第29図に示すようなコピーモードを設定するベーシ
ックコピー画面が表示される。コピーモードを設定する
画面は、ソフトコントロールパネルを構成し、第29図
に示すようにメツセージエリアAとバスウェイBに2分
したものである。
メツセージエリアAは、スクリーンの上部3行を用い、
第1ラインはステートメツセージ用、第2ラインから第
3ラインは機能選択に矛盾がある場合のその案内メツセ
ージ用、装置の異常状態に関するメツセージ用、警告情
報メツセージ用として所定のメツセージが表示される。
また、メツセージエリアAの右端は、枚数表示エリアと
し、テンキーにより入力されたコピーの設定枚数や複写
中枚数が表示される。
バスウェイBは、各種機能の選択を行う領域であって、
ベーシックコピー、エイディトフィーチャー、マーカー
編集、ビジネス編集、フリーハンド編集、クリエイティ
ブ編集、ツールの各バスウェイを持ち、各パスウェイに
対応してバスウェイタブCが表示される。また、各パス
ウェイには、操作性を向上させるためにポツプアップを
持つ。
バスウェイBには、選択肢であってタッチすると機能の
選択を行うソフトボタンD、選択された機能に応じて変
化しその機能を表示するアイコン(絵)E、、縮拡率を
表示するインジケーターF等が表示され、ソフトボタン
Dでポツプアップされるものにへのポツプアップマーク
Gが付けられている。そして、バスウェイタブCをタッ
チすることによってそのパスウェイがオープンでき、ソ
フトボタンDをタッチすることによってその機能が選択
できる。ソフトボタンDのタッチによる機能の選択は、
操作性を考慮して左上から右下の方向へ向けて順に操作
するような設計となっている。
上記のように他機種との共通性、ハードコンソールパネ
ルとの共通性を最大限持たせるようにベーシックコピー
画面とその他を分け、また編集画面は、オペレータの熟
練度に合わせた画面、機能を提供するように複数の層構
造としている。さらに、このような画面構成とポツプア
ップ機能とを組み合わせることにより、1画面の中でも
機能の高度なものや複雑なもの等をポツプアップで表示
する等、多彩に利用しやすい画面を提供している。
ポツプアップは、特定の機能に対する詳細な設定情報を
もつものであって、ポツプアップのオープン機能を持た
せ、その詳細な設定情報を必要に応じてポツプアップオ
ープンすることによって、各バスウェイの画面構成を見
やすく簡素なものにしている。ポツプアップは、ポツプ
アップマークが付いているソフトボタンをタッチしたと
きオープンする。そして、クローズボタンやキャンセル
ボタンをセレクトしたとき、オールクリアボタンを押し
たとき、オートクリア機能によりオールクリアがかかっ
たとき等にクローズする。縮小拡大機能において、変倍
のソフトボタンをタッチしてポツプアップをオープンし
た画面の様子を示したのが第29図(ロ)である。
ベーシックコピー画面において、クリエイティブ編集の
バスウェイタブをタッチすると、クリエイティブ編集バ
スウェイの画面に切り変わるが、その中のペイント1の
画面を示したのが第29図(C)である、この画面では
、ビットマツプエリアHと誘導メツセージエリア■を持
っている。ビットマツプエリアHは、スクリーンの左上
を用い、エデイツトパッド上で編集エリアを指定した場
合等において、そのエリアを白黒でビットマツプ表示で
きるようにしている。また、誘導メツセージエリア■は
、スクリーン左下を用い、編集作業に対応してユーザを
誘導するもので、作業により変わる。スクリーン上では
、これらビットマツプエリアビ1誘導メツセージエリア
■とスクリーン上部のメツセージエリアAを除いた部分
をワークエリアとして用いる。
(ロ)ベーシックコピー画面 ベーシックコピーのパスウェイは、第29図(a)に示
すようにカラーモード、用紙選択、縮小拡大、コピー画
質、カラーバランス、ジッププログラムの各機能選択の
ソフトボタン(選択肢)を有していると共に、マーカー
編集、ビジネス編集、フリーハンド編集、クリエイティ
ブ編集、さらにエイディトフィーチャー、ツールの各パ
スウェイタブを有している。このパスウェイは、初期の
パスウェイであり、パワーオンやオールクリアボタンオ
ンの後、オートクリア時等に表示される。
カラーモードは、Y、M、C5K4種のトナーによりコ
ピーをとるフルカラー(4パスカラー)、Kを除いた3
種のトナーによりコピーをとる3パスカラー、12色の
中から1色を選択できるシングルカラー、黒、黒/赤の
選択肢を持ち、自動選択されるデフォルトは任意に設定
できるようになっている。ここで、シングルカラー、黒
/赤の選択肢は、詳細な設定項目を持つことから、その
項目がポツプアップ展開される。
用紙選択は、自動用紙選択(APS)、トレイ1.2、
カセット3.4の選択肢を持ち、APSは、縮小拡大に
おいて特定倍率が設定されている場合に成立し、自動倍
率(AMS)が設定されている場合には成立しない。デ
フォルトはAPSである。
縮小拡大は、100%、用紙が選択されている場合にそ
の用紙サイズと原稿サイズから倍率を設定するAMS、
任意変倍の選択肢を持ち、トップのインジケーターに設
定された倍率、算出された倍率、又は自動が表示される
。変倍では、50%〜400%までの範囲で1%刻みの
倍率が設定でき、縦と横の倍率を独立に設定(偏位)す
ることもできる。したがって、これらの詳細な設定項目
は、ポンプアップ展開される。なお、デフォルトは10
0%である。
先に述べたようにこの縮小拡大は、スキャンスピードの
変更によって副走査方向(X方向)、IPSのラインメ
モリからの読み出し方法の変更によって主走査方向(Y
方向)の縮小拡大を行っている。
コピー画質は、白黒原稿に対しては自動濃度調整を行い
、カラー原稿に対しては自動カラーバランス調整を行う
自動とポツプアップにより7ステツプの濃度コントロー
ルが行える手動の選択肢を持ち、IPSにおいてそのコ
ントロールが行われる。
カラーバランスは、ポツプアップによりコヒー上で減色
したい色をY、M、CSB、G、Rから指定し、IPS
においてそのコントロールが行われる。
ジョブプログラムは、メモリカードが読み取り装置のス
ロットに挿入されている時のみその選択肢が有効となり
、このモードでは、ポツプアップによりメモリカードか
らのジョブの読み込み、メモリカードへのジョブの書き
込みが選択できる。
メモリカードは、例えば最大8ジジブが格納できる32
にバイトの容量のものを用い、フィルムプロジェクタ−
モードを除(全てのジョブをプログラム可能にしている
(ハ)エイディトフィーチャー画面 エイディトフィーチャーのバスウェイは、コピーアウト
プット、コピーシャープネス、コピーコントラスト、コ
ピーポジション、フィルムプロジェクタ−、ページプロ
グラミング、ジョブプログラム、とじ代の各機能選択の
ソフトボタン(選択肢)を有していると共に、マーカー
編集、ビジネス編集、フリーハンド編集、クリエイティ
ブ編集、さらにベーシックコピー、ツールの各パスウェ
イタブを有している。
コピーアウトプットは、トップトレイに出力するかソー
トモードかの選択肢を持つ。デフォルトはトップトレイ
であり、ソータが装備されていない場合、この項目は表
示されない。
コピーシャープネスは、標準と、ボ・ンブアソフ。
により7ステツプのコントロールができるマニュアルと
、ポツプアップにより写真、文字(キャラクタ)、プリ
ント、写真/文字に分類される写真との選択肢を持ち、
IPSにおいてそのコントロールが行われる。デフォル
トは任意に設定できる。
コピーコントラストは、7ステツプのコントラストコン
トロールが選択できる。コピーポジションは、デフォル
トで用紙のセンターにコピー像のセンターを載せるオー
トセンター機能の選択肢を持つ。
フィルムプロジェクタ−は、別項により説明しているよ
うに各種フィルムからコピーをとるモードであり、ポツ
プアップによりプロジェクタ−による35mmネガや3
5mmポジ、プラテン上での35mmネガや6 cmX
60mスライドや41×5#スライドの選択肢を持つ。
ページプログラミングは、コピーにカバーを付けるカバ
ー、コピー間に白紙又は色紙を挿入するインサート、原
稿のページ別にカラーモードで設定できるカラーモード
、原稿のページ別にトレイが選択できる用紙の選択肢を
持つ。なお、この項目は、ADFがないと表示されない
とじ代は、0〜30mmの範囲で1mm刻みの設定がで
き、1原稿に対し1カ所のみ指定可能にしている。とじ
代置は、用紙先端からイメージ領域の先端までの量であ
り、主走査方向はIPSのラインバッファを用いたシフ
ト操作によって、副走査方向はIITのスキャンタイミ
ングをずらすことによって生成している。
(ニ)編集画面およびツール画面 編集画面としては、マーカー編集、ビジネス編集、フリ
ーハンド編集、クリエイティブ編集の4つのバスウェイ
がある。
マーカー編集バスウェイおよびフリーハンド編集バスウ
ェイは、抽出、削除、色かけ(!i!/線/ベタ)、色
変換に関する各機能の選択肢を持ち、さらにベーシック
コピー、エイディトフィーチャ、ツールのバスウェイタ
ブを持つ。
ビジネス編集バスウェイは、抽出、削除、色かけ(網/
線/ベタ)、色変換、色塗り、ロゴ挿入、とじ代に関す
る各機能の選択肢を持ち、さらにマーカー編集バスウェ
イ等と同様にベーシックコピ、エイディトフィーチャー
、ツールのバスウェイタブを持つ。
クリエイティブ編集バスウェイは、抽出、削除、色かけ
(!4/線/ベタ)、色変換、色塗り、ロゴ挿入、とじ
代、ネガポジ反転、はめこみ合成、すかし合成、ペイン
ト、鏡像、リピート、拡大連写、部分移動、コーナー/
センター移動、マニュアル/オート変倍、マニュアル/
オート偏位、カラーモード、カラーバランス調整、ペー
ジ速写、色合成に関する各機能の選択肢を持ち、さらに
マーカー編集バスウェイ等と同様にベーシックコビーエ
イディドフィーチャー、ツールのバスウェイタブを持つ
ツールバスウェイは、暗証番号を入力することによって
キーオペレータとカスタマ−エンジニアが入れるもので
あり、オーデイトロン、マシン初期値のセットアツプ、
各機能のデフォルト選択、カラーの登録、フィルムタイ
プの登録、登録カラーの微調整、マシンの各種選択肢の
プリセット、フィルムプロジェクタ−スキャンエリア設
定、オーディオトーン(音種、音量)、用紙搬送系その
他の各種(オートクリア等)のタイマーセット、ピリン
グメーター、デュアルランゲージの設定、ダイアグモー
ド、最大値調整、メモリカードのフォーマットに関する
各機能の選択肢を持つ。
デフォルト選択は、カラーモード、用紙選択、コヒーf
i度、コピーシャープネス、コピーコントラスト、ペー
ジプログラミングの用紙トレイ、シングルカラーの色、
色かけのカラーパレットの色と網、ロゴタイプのパター
ン、とじ代置、カラーバランスがその対象となる。
(ホ)その他の画面制御 ユーザインターフェースでは、常時コピーの実行状態を
監視することにより、ジャムが発生した場合には、その
ジャムに応じた画面を表示する。
また、機能設定では、現在表示されている画面に対する
インフォメーシッン画面を有し、適宜表示が可能な状態
におかれる。
なお、画面の表示は、ビットマツプエリアを除いて幅3
mm(8ピクセル)、高さ6mm(16ピクセル)のタ
イル表示を採用しており、横が80タイル、縦が25タ
イルである。ビットマツプエリアは縦151ピクセル、
横216ピクセルで表示される。
以上のように本発明のユーザインターフェースでは、ベ
ーシックコピー、エイディトフィーチャー、編集等の各
モードに類別して表示画面を切り換えるようにし、それ
ぞれのモードで機能選択や実行条件の設定等のメニュー
を表示すると共に、ソフトボタンをタッチすることによ
り選択肢を指定したり実行条件データを入力できるよう
にしている。また、メニューの選択肢によってはその詳
細項目をポンプアップ表示(重ね表示やウィンドウ表示
)して表示内容の拡充を図っている。その結果、選択可
能な機能や設定条件が多くても、表示画面をスッキリさ
せることができ、操作性を向上させることができる。
(D)ハードコントロールパネル ハードコントロールパネルは、第23図に示すようにカ
ラーデイスプレィの右側に画面よりもさらに中央を向く
ような角度で取り付けられ、テンキー、テンキークリア
、オールクリア、ストップ、割り込み、スタート、イン
フォメーシヨン、オーデイトロン、言語の各ボタンが取
り付けられる。
テンキーボタンは、コピー枚数の設定、ダイアグモード
におけるコード入力やデータ入力、ツール使用時の暗証
番号の入力に用いるものであり、ジョブの発生中やジョ
ブ中断中は無効となる。
オールクリアボタンは、設定したコピーモードの全てを
デフォルトに戻し、ツール両面のオーブン中を除き、ベ
ーシックコピー画面に戻すのに用いるものであり、割り
込みジョブの設定中では、コピーモードがデフォルトに
戻るが、割り込みモードは解除されない。
ストップボタンは、ジョブ実行中にコピーの切れ目でジ
ョブを中断し、コピー用紙を排出後マシンを停止させる
のに用いるものである。また、ダイアグモードでは、入
出力のチエツク等を停止(中断)させるのに用いる。
割り込みボタンは、ジョブ中断中を除く第1次ジョブ中
で割り込みモードに入り、割り込みジョブ中で第1次ジ
ぢプに戻すのに用いるものである。
また、第1次ジョブの実行中にこのボタンが操作される
と、予約状態となり、コピー用紙排出の切れ目でジップ
を中断又は終了して割り込みのジョブに入る。
スタートボタンは、ジップの開始、中断後の再開に用い
るものであり、ダイアグモードでは、コード値やデータ
値の入力セーブ、入出力等の開始に用いる。マシン余熱
中にスタートボタンが走査されると、余熱終了時点でア
シンはオートスタートする。
インフォメーションボタンは、オンボタンとオフボタン
からなり、コピー実行中を除き受付可能な状態にあって
、オンボタンにより現在表示されている画面に対するイ
ンフォメーション画面を表示し、オフボタンにより退避
させるのに用いるものである。
オーデイトロンボタンは、ジョブ開始時に暗証番号を入
力するために操作するものである。
ランゲージボタンは、表示画面の言語を切り換えるとき
に操作するものである。したがって、各表示画面毎に複
数言語のデータを持ち、選択できるようにしている。
なお、ハードコントロールパネルには、上記の各ボタン
の他、ボタンの操作状態を表示するために適宜LED 
(発光ダイオード)ランプが取り付けられる。
(II−5)フィルム画像読取り装置 (A)フィルム画像読取り装置の概略構成第2図に示さ
れているように、フィルム画像読取り装置は、フィルム
プロジェクタ(F/P)64およびミラーユニット(M
/U)65から構成されている。
(A−1)F/Pの構成 第30図に示されているように、F/P 64はハウジ
ング601を備えており、このハウジング601に動作
確認ランプ602、マニュアルランプスイッチ603、
オートフォーカス/マニュアルフォーカス切り換えスイ
ッチ(AF/MF切り換えスイッチ)604、およびマ
ニュアルフォーカス操作スイッチ(M/F操作スイッチ
)605a、605bが設けられている。また、ハウジ
ング601は開閉自在な開閉部606を備えている。
この開閉部606の上面と側面とには、原稿フィルム6
33を保持したフィルム保持ケース607をその原稿フ
ィルム633に記録されている被写体の写し方に応じて
縦または横方向からハウジング601内に挿入すること
ができる大きさの孔608.609がそれぞれ穿設され
ている。これら孔608,609の反対側にもフィルム
保持ケース607が突出することができる孔(図示され
ない)が穿設されている。開閉部606は蝶番によって
ハウジング601に回動可能に取り付けられるか、ある
いはハウジング601に着脱自在に取り付けるようにな
っている。開閉部606を開閉自在にすることにより、
孔608,609からハウジング601内に小さな異物
が侵入したときに容易にこの異物を取り除くことができ
るようにしている。
このフィルム保持ケース607は35■−ネガフィルム
用のケースとポジフィルム用のケースとが準備されてい
る。したがって、F/P 64はこれらのフ・イルムに
対応することができるようにしている。また、F/P 
64は6c+wX6cmや4inchX5inchのネ
ガフィルムにも対応することができるうにしている。そ
の場合、このネガフィルムをM/U65とプラテンガラ
ス31との間でプラテンガラス31上に密着するように
している。
第33図に示されているように、ハウジング601の図
において右側面には映写レンズ610を保持する映写レ
ンズ保持部材611が摺動自在に支持されている。
また、ハウジング601内にはりフレフタ612および
ハロゲンランプ等からなる光源ランプ613が映写レン
ズ610と同軸上に配設されている。ランプ613の近
傍には、このランプ613を冷却するための冷却用ファ
ン614が設けられている。更に、ランプ613の右方
には、このランプ613からの光を収束するための非球
面レンズ615、所定の波長の光線をカットするための
熱線吸収フィルタ616および凸レンズ617がそれぞ
れ映写レンズ610と同軸上に配設されている。
凸レンズ617の右方には、例えば35mmネガフィル
ム用およびポジフィルム用のフィルム濃度を調整するた
めの補正フィルタ635(図では一方のフィルム用の補
正フィルタが示されている)を支持する補正フィルタ保
持部材618と、この補正フィルタ保持部材618の駆
動用モータ619と、補正フィルタ保持部材618の回
転位置を検出する第1および第2位置検出センサ620
゜621と駆動用モータ619を制御するコントロール
装ff(F/P64内に設けられるが図示されていない
)とをそれぞれ備えた補正フィルタ自動交換装置が設け
られている。そして、補正フィルタ保持部材618に支
持された補正フィルタ635のうち、原稿フィルム63
3に対応した補正フィルタ635を自動的に選択して映
写レンズ610等の各レンズと同軸上の使用位置に整合
するようにしている。この補正フィルタ自動交換装置の
補正フィルタ635は、例えばプラテンガラス31とイ
メージングユニット37との間等、投影光の光軸上であ
ればどの場所にも配設することができる。
更に、映写レンズ保持部材611に連動するオートフォ
ーカスセンサ用発光器623および受光器624と、映
写レンズ610の映写レンズ保持部材611をハウジン
グ601に対して摺動させる摺動用モータ625とを備
えたオートフォーカス装置が設けられている。フィルム
保持ケース607が孔608または孔609からハウジ
ング601内に挿入されたとき、このフィルム保持ケー
ス607に支持された原稿フィルム633は補正フィル
タ保持部材618と発光器623および受光器624と
の間に位置するようにされている。
原Iフィルム6350セット位置の近傍には、この原稿
フィルム633を冷却するためのフィルム冷却用ファン
626が設けられている。
このF/P64の電源はベースマシン30の電源とは別
に設けられるが、このベースマシン30内に収納されて
いる。
(A−2)M/Uの構成 第31図に示されているように、ミラーユニット65は
底板627とこの底板627に一端が回動可能に取り付
けられたカバー628とを備えている。底板627とカ
バー628との間には、−対の支持片629,629が
枢着されており、これら支持片629,629は、カバ
ー628を最大に開いたときこのカバー628と底板6
27とのなす角度が45度となるようにカバー628を
支持するようになっている。
カバー628の裏面にはミラー630が設けられている
。また底板627には大きな開口が形成されていて、こ
の開口を塞ぐようにしてフレネルレンズ631と拡散板
632とが設けられている。
第33図に示されているように、これらフレネルレンズ
631と拡散板632とは一枚のアクリル板からなって
おり、このアクリル板の表面にフレネルレンズ631が
形成されているとともに、裏面に拡散板632が形成さ
れている。フレネルレンズ631はミラー630によっ
て反射され、拡散しようとする映写光を平行な光に変え
ることにより、画像の周辺部が暗くなるのを防止する機
能を有している。また拡散板632は、フレネルレンズ
631からの平行光によって形成される、イメージング
ユニット37内のセルフォックレンズ224の影をライ
ンセンサ226が検知し得ないようにするために平行光
を微小量拡散する機能を有している。
このミラーユニット65はF/P64によるカラーコピ
ーを行わないときには、折畳まれて所定の保管場所に保
管される。そして、ミラーユニット65は使用する時に
開かれてベースマシン30のプラテンガラス31上の所
定の場所にRWされる。
(B)フィルム画像読取り装置の主な機能フィルム画像
読取り装置は、以下の主な機能を備えている。
(B−1)補正フィルタ自動交換機能 F/P 64に光源ランプ613として一般に用いられ
ているハロゲンランプは、一般的に赤(R)が多く、青
(B)が少ないという分光特性を有しているので、この
ランプ613でフィルムを映写すると、投影光の赤(R
)、緑(G)および青CB)の比がランプ613の分光
特性によって影響を受けてしまう。このため、ハロゲン
ランプを用いて映写する場合には、分光特性の補正が必
要となる。
一方、画像を記録するフィルムには、ネガフィルムやポ
ジフィルム等の種類があるばかりでなく、ネガフィルム
自体あるいはポジフィルム自体にもいくつかの種類があ
るように、多くの種類がある。
これらのフィルムはそれぞれその分光特性が異なってい
る。例えば、ネガフィルムにおいてはオレンジ色をして
おり、Rの透過率が多いのに対してBの透過率が少ない
。このため、ネガフィルムにおいては、Bの光量を多く
なるように分光特性を補正する必要がある。
そこで、F/P 64には、このような分光特性を補正
するための補正フィルタが準備されている。
F/P 64はこれらの補正フィルタを自動的に交換す
ることができるようにしている。 補正フィルタの交換
は、前述の補正フィルタ自動交換装置によって行われる
。すなわち、原稿フィルム633に対応した補正フィル
タを使用位置にセットするように、システム(SYS)
内のマイクロプロセッサ(CPU)から2bitの命令
信号が出力されると、コントロール装置は、第1、第2
位置検出センサ620,621からの2bit信号がC
PUの信号に一致するように、駆動用モータ619を駆
動制御する。そして、センサ620゜621からの信号
がCPUの信号に一致すると、コントロール装置はモー
タ619を停止させる。
モータ619が停止したときには、原稿フィルムに対応
した補正フィルタが自動的に使用位置にセットされるよ
うになる。
したがって、補正フィルタを簡単かつ正確に交換するこ
とができるようになる。
CB−2)原稿フィルム挿入方向検知機能原稿フィルム
633は開閉部606に形成された挿入孔608,60
9のいずれの孔からも挿入することができる、すなわち
、被写体の写し方に対応して鉛直方向からと水平方向か
らとの二方向から原稿フィルム633を装着することが
できるようにしている。その場合、挿入孔608,60
9の少なくともいずれか一方にはフィルム検知スイッチ
が設けられている。すなわち、フィルム検知スイッチが
少なくとも一つ設けられている。そして、フィルム検知
スイッチが孔608側に設けられるが孔609側には設
けられない場合には、フィルム保持ケース607が孔6
08から挿入されてフィルムが検知されたときオンとな
って、検知信号を出力する。この検知信号があるときに
はラインセンサ226の必要エリアは縦、すなわち副走
査方向が投影像の長手方向となるように設定される。ま
た、フィルム保持ケース607が孔609から挿入され
たとき、このスイッチはオフ状態を保持するので検知信
号を出力しない。検知信号がないときには必要エリアは
横、すなわち主走査方向が投影像の長手方向となるよう
に設定されまた、フィルム検知スイッチが孔609側の
みに設けられている場合、あるいはフィルム検知スイッ
チ両方の孔608,609側に設けられている場合にも
、同様に、フィルム保持ケース607が孔608から挿
入されたときにラインセンサ226の必要エリアは副走
査方向が投影像の長手方向となるように、またフィルム
保持ケース607が孔609から挿入されたときにライ
ンセンサ226の必要エリアは主走査方向が投影像の長
手方向となるように、フィルム検知スイッチのオン、オ
フ信号が設定される。
(B−3)オートフォーカス機能(AF機能)フィルム
保持ケース607をF/P64に装着したとき、原稿フ
ィルム633の装着位置には数十amの精度が要求され
る。このため、原稿フィルム633を装着した後、ピン
ト合わせが必要となる。このピント合わせを手動で行う
場合、プラテンガラス31の所定位置にセットされたM
2O2Sの拡散板632に原稿フィルム633の画像を
投影し、その投影画像を見ながら映写レンズ保持部材6
11を摺動させて行わなければならない。
その場合、拡散板632に投影された画像はきわめて見
にくいので、正確にピントを合わせることは非常に難し
い。
そこで、原稿フィルム633をF/P 64に装着した
とき、F/P 64は自動的にピント合わせを行うこと
ができるようにしている。
このAF機能は前述のAF詰装置より次のようにして行
われる。
U/136のデイスプレィ上のキーを操作してF/Pモ
ードにすることにより、発光器623が光を発し、また
第30図において、F/P64のAF/MF切り換えス
イッチ604をAFに選択することにより、AF詰装置
作動可能状態となる。第33図に示されているように、
原稿フィルム633が入っているフィルムケース607
をF/P64に装着すると、発光器623からの光がこ
の原稿フィルム633によって反射するようになり、そ
の反射光がAFのための例えば2素子型の受光器624
によって検知される。
そして、受光器624の2素子はそれぞれが検知した反
射光の量に応じた大きさの信号をCPU634に出力す
る。CPU634はこれらの信号の差を演算し、その演
算結果がOでないときには出力信号を発して2素子から
の信号の差が小さくなる方向にモータ625を駆動する
。したがって、映写レンズ保持部材611が摺動すると
ともに、これに連動して、発光器623および受光器6
24がともに移動する。そして、2素子からの出力信号
の差がOになると、CPU634はモータ625を停止
する。モータ625が停止したときがピントの合った状
態となる。
こうして、AF作動が行われる。これにより、原稿フィ
ルムを入れたフィルムケースをF/P64に装着したと
き、その都度手動によりピント合わせを行わなくても済
むようになる。したがって、手間がかからないばかりで
なく、ピントずれによるコピーの失敗が防止できる。
(B−4)マニュアルフォーカス機能(MF機能) AF/MF切り換えスイッチ604をMPに切り換える
ことにより、自動的にランプ613が所定時間点灯し、
手動でピント合わせを行うことができるようになる。M
Pの操作は、ミラユニット65の拡散板632に映写し
た原稿フィルムの画像を見ながら、操作スイッチ605
a、605bを押すことにより行われる。このMFによ
り、フィルム画像の特定の部分のピントを合わせること
ができるようになる。
(B−5)光源ランプのマニュアル点灯機能マニエアル
ランプスイッチ603を押すことにより無条件にランプ
613を点灯させることができるようにしている。この
スイッチは通常は使用しないが、比較的厚さの厚いもの
に記録されている画像をコピーする場合においてバック
ライティングするとき、AF時に長時間映写像を見ると
き、およびランプ切れを確認するとき等に使用される。
(B−6)倍率自動変更およびスキャンエリア自動変更
機能 U/136で用紙サイズを設定することにより、倍率を
自動的に設定することができるようにしている。また、
U/I36で原稿フィルムの種類を選択することにより
、そのフィルムに応じてコピーエリアを自動的に選択す
ることができるようにしている。
(B−7)自動シェーディング補正機能CPU634の
ROMには、一般に、写真撮影によく使用されるネガフ
ィルムであるFUJ 1(登録商標)、KODAK(登
録商標)およびKONICA(登録商標)の各ASA1
00のオレンジマスクの濃度データが記憶されており、
これらのフィルムが選択されたとき、CPU634は記
憶された濃度データに基づいて自動的にシェーディング
補正を行うことができるようにしている。
その場合、これらのフィルムのベースフィルムをF/P
 64に装着する必要はない。
したがって、ベースフィルムを装着する手間を省くこと
ができるばかりでなく、間違ってベースフィルムを装着
することが防止でき、しかもベースフィルムの管理が不
要となる。
また、この3種類のフィルム以外に他のフィルムの一種
類について、そのフィルムのオレンジマスクの濃度デー
タを登録することができるようにしている。このデータ
は複写機のシステム内のRAMに記憶されるようにして
いる。この登録されたフィルムの場合にも前述の3種類
のフィルムの場合と同様に自動的にシェーディング補正
が行われる。
(B−8)自動画M調整機能 原稿フィルムの濃度特性やフィルム撮影時の露光条件等
の諸条件に基づいてr補正等の補正を行い、濃度調整や
カラーバランス調整を自動的に行うことができるように
している。
(C)画像信号処理 (C−1)画像信号の補正の必要性およびその補正の原
理 一般にフィルムの持っている濃度レンジは原稿の濃度レ
ンジよりも広い。また、同じフィルムでも、ポジフィル
ムの濃度レンジはネガフィルムのそわよりも広いという
ようにフィルムの種類によっても濃度レンジが異なる。
更に、フィルムの濃度レンジは、例えばフィルムの露光
量、被写体の濃度あるいは撮影時の明るさ等の原稿フィ
ルムの撮影条件によって左右される。実際に、被写体濃
度はフィルムの濃度レンジ内で広く分布している。
したがって、このようなフィルムに記録されている画像
を、反射光によって原稿をコピーする複写機でコピーし
ようとする場合、同じ信号処理を行ったのでは、良好な
再現性は得られない。そこで、主要被写体の濃度が適正
となるように画像読取り信号を適宜補正することにより
、良好な再現性を得るようにしている。
第32図は、あるネガフィルムの濃度特性および濃度補
正の原理を示している。この図において、横軸は、右半
分が被写体の露光it(被写体濃度に相当する)を表わ
し、左半分がシェーディング補正後の濃度を表わしてい
る。また、縦軸は、上半分がビデオ回路出力(はぼネガ
濃度に等しい)を表わし、下半分が出力コピー濃度を表
わしている。
すなわち、第1象限はそのネガフィルムの濃度特性を、
第2象限はシェーディング補正の関係を、第3象限はr
補正の関係を、そして第4象限は被写体露光量と補正さ
れた出力コピー濃度との関係をそれぞれ表わしている。
このネガフィルムの濃度特性は、第32図の第1象限に
おいて綿αで示される。すなわち、被写体からの露光量
が多いときにはネガフィルムの濃度が大きく、被写体か
らの露光量が少なくなるにしたがって、ネガフィルム濃
度は線形的に小さくなる。被写体からの露光量がある程
度少なくなると、被写体からの露光量とネガフィルム濃
度との線形性がなくなる。そして、この露光量が少ない
場合には、例えば、そのフィルムに記録されている画像
が人間の胸像であるとすると、顛と髪の毛とのコントラ
ストがとれなくなってしまう、また、露光量が多い場合
でも、線αの傾き、すなわちrの値が1よりも小さいの
でr補正を行わないと、コピーが軟調になってしまう。
このようなことから、「補正が必要となる。
次に、第32図を用いて補正の原理を説明する。
同図第3象限には、r補正のためのENDカーブβが設
定されている。このENDカーブβの傾きr′は、第4
象限において被写体からの露光量と出力コピー濃度との
関係が45度の直線関係となるようにするために、r’
−1/rに設定されている。
例えば、被写体からの露光量が比較的多い領域aの場合
、シェーディング補正回路のレジスタに設定されている
濃度調整値が、第2象限において直線■で表わされる値
にあるとすると、シェーディング補正後の濃度は領域a
゛となる。この領域a′のうち領域についてはENDカ
ーブβの変換範囲に入らなくなり、この領域の部分はコ
ピーをすると白くつぶれてしまう。そこで、第2象限に
おいて濃度調整値を直線■から直線■にシフトして、シ
ェーディング補正後の濃度をENDカーブβの変換範囲
に入るようにする。このようにすることにより、被写体
からの露光量と出力コピー濃度との関係が第4象限にお
いて45度の直線■に従うようになって、コピーはSW
IMをもった濃度を有するようになる。
また、被写体からの露光量が比較的小さい領域すの場合
には、被写体からの露光量とネガフィルム濃度との線形
性がなくなる。この場合には、シェーディング補正回路
の濃度調整値を第2象限において直線■の値に設定する
。そして、第3象限において線■で表わされるENDカ
ーブβを選択する。このENDカーブβを選択すること
により、被写体からの露光量と出力コピー濃度とが第4
象限の45度の直線■で表わされるようにすることがで
きる。すなわち、被写体からの露光量が領域すにあると
き、例えば黒い髪の人が茶色い帽子をかぶっているとす
ると、髪と帽子とがほとんど同じ濃度になってしまうこ
とが防止され、髪と帽子とのコントラストを明瞭に出す
ことができるようになる。
こうして、被写体の濃度が適正となるように補正が行わ
れる。
(C−2)?j像信号処理方法 第33図に示されているように、ラインセンサ226が
原稿フィルム633の画像の映写光をR2O,B毎の光
量としてアナログで読み取り、この光量で表わされた画
像信号は増幅器231によって所定レベルに増幅される
。増幅された画像信号はA/Dコンバータ235によっ
てディジタル信号に変換され、更にログ変換器23Bに
よって光量信号から濃度信号に変換される。
濃度で表わされた画像信号はシェーディング補正回路2
39によってシェーディング補正がされる。このシェー
ディング補正によって、セルフォックレンズ224の光
量ムラ、ラインセンサ226における各画素の感度ムラ
、補正フィルタやランプ613の各分光特性や光量レベ
ルのバラツキ、あるいは経時変化による影言分が画像信
号から取り除かれる。
このシェーディング補正を行うに先立って、まず原稿フ
ィルムが前述の3種類のフィルムおよび登録されたフィ
ルムが選択されたときには、補正フィルタがポジフィル
ム用フィルタにセットされ、原稿フィルム633を装着
しない状態でランプ613からの光量信号を読み取り、
その信号を増幅してディジタル信号に変換した後、さら
に濃度信号に変換したものに基づいて得られたデータを
基準データとしてラインメモリ240に記憶させる。
すなわち、イメージングユニット37をR,G。
Bの各画素毎に32ラインステツプスキヤンしてサンプ
リングし、これらのサンプリングデータをラインメモリ
240を通してCPU634に送り、CPU634が3
2ラインのサンプリングデータの平均濃度値を演算し、
シェーディングデータをとる。このように平均をとるこ
とにより、各画素毎のエラーをなくすようにしている。
また、原稿フィルムを装着してその原稿フィルムの画像
の読取り時に、CPU634はROMに記憶されている
ネガフィルムの濃度データから濃度調整値D ADjを
演算し、シェーディング補正回路239内のLSIのレ
ジスタに設定されているDAflj値を書き換える。更
に、CPU634は選択されたフィルムに対応してラン
プ613の光量および増幅器643のゲインを調整する
そして、シェーディング補正回路239は原稿フィルム
を読み取った実際のデータにDADj値を加えることに
より、読み取った濃度値をシフトさせる。更に、シェー
ディング補正回路239はこれらの調整がされたデータ
から各画素毎のシェーディングデータを引くことにより
シェーディング補正を行う。
なお、CPU634のROMに記録されていなく、かつ
システムのRAMに登録されていないフィルムの場合に
は、ベースフィルムを装着してそのフィルムの濃度デー
タを得、得られた濃度データからD ADj値を演算し
なければならない。
シェーディング補正が終ると、IIT32はIPS33
にRSGSBの濃度信号を出力する。
そして、CPU634は原稿フィルムの実際のデータに
基づいてENDカーブを選択し、この選択したカーブに
基づいてr補正を行うべく補正信号を出力する。この補
正信号により、IPS33はr補正を行って原稿フィル
ムのrが1でないことや非線形特性から生じるコントラ
ストの不明瞭さを補正する。
(D)操作手順および信号のタイミング第34図に基づ
いて、操作手順および信号のタイミングを説明する。な
お、破線で示されている信号は、その信号を用いてもよ
いことを示している。
F/P 64の操作は、主にベースマシン30のU/1
36によって行われる。すなわち、U/136にデイス
プレィの画面に表示されるF/P操作キーを操作するこ
とにより、ベースマシン30をF/Pモードにする。原
稿フィルムが前記3種類のフィルムおよび登録されてい
るフィルムのうちの一つである場合を想定すると、第3
4図に示されているように、U/136のデイスプレィ
の画面には、「ミラーユニットを置いてからフィルムの
種類を選んで下さい」と表示される。したがって、まず
M/U65を開いてプラテンガラス31の所定位置にセ
ットする。
次いで、画面上のフィルム選択キーを押すと、画面には
「フィルムを入れずにお待ち下さい」と表示される。同
時に、ランプ613が点灯するとともに、補正フィルタ
制御(FCC0NT)信号が(0,0)となってFC動
作が行われる。すなわち、補正フィルタ自動交換装置が
作動してポジ用補正フィルタが使用位置にセットされる
。補正フィルタがセットされると、補正フィルタ交換終
了(FC5ET)信号がLOWとなる。
このLOWとなったことかつランプ613が点灯して3
〜5秒経過したことをトリガーとしてシェーディング補
正のためのシェーディングデータの採取が開始される。
このシェーディングデータ採取が終了すると、この終了
をトリガーとしてFCC0NTが(0,1)となって補
正フィルタ自動交換装置が作動し、フィルム補正用フィ
ルタが使用位置にセットされる。また、シェーディング
補正をトリガーとして画面には「ピントを合わせます。
フィルムを入れて下さい」と表示されるとともに、ラン
プ613が消灯する。したがって、原稿フィルム633
を入れたフィルムケース607をF/P 64に装着す
る。これにより、発光器623からの光がこのフィルム
によって反射され、その反射光が受光器624によって
検知される。
反射光が受光器624の2素子間の受光量の差分が0で
ないときには、AF装置のモータ625が作動し、ピン
トが合わされる。すなわち、AF作動が行われる。ピン
ト合わせが終了すると、F/P作動準備完了(F/P 
 RDY)信号がLOWとなる。このF/P  RDY
信号がLOWになった後でかつFCSETがLOWとな
って1秒経過した後に、両面には「コピーできます」と
表示される。U/136のスタートキーを押すと、画面
には「コピー中です」と表示され、かつランプ613が
点灯するとともに、ランプ613の立ち上がり時間を待
って自動濃度調整(A/E)のためのデータの採取が開
始される。すなわち、濃度調整、カラーバランス調整、
r補正等を行うためのデータを得るためにイメージング
ユニット37が一部スキャンして、投影像の一部または
全部を読み取る。
次いで、フルカラーのときには、イメージングユニット
37が4回スキャンしてコピーが行われる。その場合、
シェーディングデータおよび自動濃度調整用データに基
づいてシェーディング補正および濃度調整が自動的に行
われる。コピーが終了すると、ランプ613が消灯する
とともに、両面には「コピーできます」と表示される。
したがって、再びスタートキーを押すと、新たにコピー
が行われる。他の画像をコピーしたい場合には、フィル
ムのコマを変えることになる。コマを変える際、F/P
  RDYがHIGHとなるとともに画面には「ピント
を合わせます」と表示される。
そして、新しいコマがセットされると、AF動作が行わ
れ、同時に、F/P  RDYがLOWとなるとともに
、画面には「コピーできます」と表示される。その後、
スタートキーを押すことにより、コピーが行われる。
■ イ −ジ  シスーム IPS (III−1)IPSのモジュール構成第35図はIP
Sのモジュール構成の概要を示す図である。
カラー画像形成装置では、IIT(イメージ入力ターミ
ナル)においてCCDラインセンサーを用いて光の原色
B(青)、G(緑)、R(赤)に分解してカラー原稿を
読み取ってこれをトナーの原色Y(イエロー)、M(マ
ゼンタ)、C(シアン)、さらにはK(黒又は墨)に変
換し、l0T(イメージ出力ターミナル)においてレー
ザビームによる露光、現像を行いカラー画像を再現して
いる。この場合、Y、M、CSKのそれぞれのトナー像
に分解してYをプロセスカラーとするコピープロセス(
ピッチ)を1回、同様にM、、CSKについてもそれぞ
れをプロセスカラーとするコピーサイクルを1回ずつ、
計4回のコピーサイクルを実行し、これらの網点による
像を重畳することによってフルカラーによる像を再現し
ている。したがって、カラー分解信号(B、G、R信号
)をトナー信号(Y、M、、C,に信号)に変換する場
合においては、その色のバランスをどう調整するかやI
ITの読み取り特性およびIOTの出力特性に合わせて
その色をどう再現するか、濃度やコントラストのバラン
スをどう調整するか、エツジの強調やボケ、モアレをど
う調整するか等が問題になる。
IPSは、IITからB、G、Rのカラー分解信号を入
力し、色の再現性、階調の再現性、精細度の再現性等を
高めるために種々のデータ処理を施して現像プロセスカ
ラーのトナー信号をオン/オフに変換しIOTに出力す
るものであり、第35図に示すようにEND変換(Eq
uivalent Neutral  Density
 ;等酒中性濃度変換)モジュール301、カラーマス
キングモジュール302、原稿サイズ検出モジュール3
03、カラー変換モジュール304、U CR(Und
er  Co1or  Removal;下色除去)&
黒生成モジュール305、空間フィルター306、TR
C(Tone Reproducti。
n Control ;色調補正制御)モジュール30
7、縮拡処理モジュール308、スクリーンジェネレー
タ309、IOTインターフェースモジュール310、
領域生成回路やスイッチマトリクスを有する領域画像制
御モジュール311、エリアコマンドメモリ312やカ
ラーパレットビデオスイッチ回路313やフォントバッ
ファ314等を有する編集制御モジュール等からなる。
そして、FITからBSG、Rのカラー分解信号につい
て、それぞれ8ビツトデータ(256階tN)をEND
変換モジュール301に入力し、YlM、C,、にのト
ナー信号に変換した後、プロセスカラーのトナー信号X
をセレクトし、これを2値化してプロセスカラーのトナ
ー信号のオン/オフデータとじIOTインターフェース
モジュール310からIOTに出力している。したがっ
て、フルカラー(4カラー)の場合には、ブリスキャン
でまず原稿サイズ検出、編集領域の検出、その他の原稿
情報を検出した後、例えばまず初めにプロセスカラーの
トナー信号XをYとするコピーサイクル、続いてプロセ
スカラーのトナー信号XヲMとするコピーサイクルを順
次実行する毎に、4回の原稿読み取りスキャンに対応し
た信号処理を行っている。
IITでは、CCDセンサーを使いB、G、Hのそれぞ
れについて、1ビクセルを16ドツト/mmのサイズで
読み取り、そのデータを24ビツト(3色×8ビット;
256階1)で出力している。CCDセンサーは、上面
にB、G、Hのフィルターが装着されていて16ドツト
/ m mの密度で300mmの長さを有し、190.
5mm/secのプロセススピードで16ライン/ m
 mのスキャンを行うので、はぼ各色につき毎秒15M
ビクセルの速度で読み取りデータを出力している。
そして、IITでは、B、GSHの画素のアナログデー
タをログ変換することによって、反射率の情報から濃度
の情報に変換し、さらにデジタルデータに変換している
次に各モジュールについて説明する。
第36図はIPSを構成する各モジュールを説明するた
めの図である。
(A)END変換モジュール END変換モジュール301は、IITで得られたカラ
ー原稿の光学読み取り信号をグレーバランスしたカラー
信号に調整(変換)するためのモジュールである。カラ
ー画像のトナーは、グレーの場合に等量になりグレーが
基準となる。しかし、IITからグレーの原稿を読み取
ったときに入力するB、G、Hのカラー分解信号の値は
光源や色分解フィルターの分光特性等が理想的でないた
め等しくなっていない。そこで、第36図(a)に示す
ような変換テーブル(LU’r;ルックアップテーブル
)を用いてそのバランスをとるのがEND変換である。
したがって、変換テーブルは、グレイ原稿を読み取うた
場合にそのレベル(黒→白)に対応して常に等しい階調
でB、G、Rのカラー分解信号に変換して出力する特性
を有するものであり、IITの特性に依存する。また、
変換テーブルは、16面用意され、そのうち11面がネ
ガフィルムを含むフィルムフプロジェクター用のテーブ
ルであり、3面が通常のコピー用、写真用、ジェネレー
ションコピー用のテーブルである。
(B)カラーマスキングモジュール カラーマスキングモジュール302は、B、G。
R信号をマトリクス演算することによりYSM。
Cのトナー量に対応する信号に変換するのものであり、
END変換によりグレーバランス調整を行った後の信号
を処理している。
カラーマスキングに用いる変換マトリクスには、純粋に
B、G、RからそれぞれY、M、Cを演算する3×3の
マトリクスを用いているが、B、G。
Rだけでな(、BG、GR,RB、B” 、G’R8の
成分も加味するため種々のマトリクスを用いたり、他の
マトリクスを用いてもよいことは勿論である。変換マト
リクスとしては、通常のカラー調整用とモノカラーモー
ドにおける強度信号生成用の2セツトを保有している。
このように、IITのビデオ信号についてIPSで処理
するに際して、何よりもまずグレーバランス調整を行っ
ている。これを仮にカラーマスキングの後に行うとする
と、カラーマスキングの特性を考慮したグレー原稿によ
るグレーバランス調整を行わなければならないため、そ
の変換テープルがより複雑になる。
(C)原稿サイズ検出モジュール 定型サイズの原稿は勿論のこと切り張りその他任意の形
状の原稿をコピーする場合もある。この場合に、原稿サ
イズに対応した適切なサイズの用紙を選択するためには
、原稿サイズを検出する必要がある。また、原稿サイズ
よりコピー用紙が大きい場合に、原稿の外側を消すとコ
ピーの出来映えをよいものとすることができる。そのた
め、原稿サイズ検出モジュール303は、ブリスキャン
時の原稿サイズ検出と原稿読み取りスキャン時のプラテ
ンカラーの消去(枠消し)処理とを行うものである。そ
のために、プラテンカラーは原稿との識別が容易な色例
えば黒にし、第36図Φ)に示すようにプラテンカラー
識別の上限値/下限値をスレッショルドレジスタ303
1にセットする。
そして、ブリスキャン時は、原稿の反射率に近い情報に
変換(γ変換)した信号(後述の空間フィルター306
の出力を用いる)Xとスレッショルドレジスタ3031
にセットされた上限値/下限値とをコンパレータ303
2で比較し、エツジ検出回路3034で原稿のエツジを
検出して座標X。
yの最大値と最小値とを最大/最小ソータ3035に記
憶する。
例えば第36図(d)に示すように原稿が傾いている場
合や矩形でない場合には、上下左右の最大値と最小値(
X+、 Xs 、7 ++ yt)が検出、記憶される
。また、原稿読み取りスキャン時は、コンパレータ30
33で原稿のYSMSCとスレッショルドレジスタ30
31にセットされた上限値/下限値とを比較し、プラテ
ンカラー消去回路3036でエツジの外側、即ちプラテ
ンの読み取り信号を消去して枠消し処理を行う。
(D)カラー変換モジュール カラー変換モジエール305は、特定の領域において指
定されたカラーを変換できるようにするものであり、第
36図(C)に示すようにウィンドコンパレータ305
2、スレッショルドレジスタ3051、カラーパレット
3053等を備え、カラー変換する場合に、被変換カラ
ーの各Y、M、Cの上限値/下限値をスレッショルドレ
ジスタ3051にセットすると共に変換カラーの各Y、
、M。
Cの値をカラーパレット3053にセクトする。
そして、領域画像制御モジュールから入力されるエリア
信号にしたがってナントゲート3054を制御し、カラ
ー変換エリアでない場合には原稿のY、M、、Cをその
ままセレクタ3055から送出し、カラー変換エリアに
入ると、原稿のY、M。
C信号がスレッショルドレジスタ3051にセットされ
たY、M、Cの上限値と下限値の間に入るとウィンドコ
ンパレータ3052の出力でセレクタ3055を切り換
えてカラーパレット3053にセットされた変換カラー
〇Y、M、Cを送出する。
指定色は、ディジタイザで直接原稿をポイントすること
により、ブリスキャン時に指定された座標の周辺のB、
G、R各25画素の平均をとって指定色を認識する。こ
の平均振作により、例えば150線原稿でも色差5以内
の精度で認識可能となる。B、G、R濃度データの読み
取りは、IITシェーディング補正RAMより指定座標
をアドレスに変換して読み出し、アドレス変換に際して
は、原稿サイズ検知と同様にレジストレージジン調整骨
の再調整が必要である。ブリスキャンでは、11Tはサ
ンプルスキャンモードで動作する。シェーディング補正
RAMより読み出されたB、、G、RNaNa−タは、
ソフトウェアによりシェーディング補正された後、平均
化され、さらにEND補正、カラーマスキングを実行し
てからウィンドコンパレータ3052にセットされる。
登録色は、1670万色中より同時に8色までカラーパ
レット3053に登録を可能にし、標準色は、Y、M、
CSG、B、、Rおよびこれらの中間色とに、Wの14
色を用意している。
(E)UCR&黒生成モジュール Y、M、Cが等量である場合にはグレーになるので、理
論的には、等量のY、M、Cを黒に置き換えることによ
って同じ色を再現できるが、現実的には、黒に置き換え
ると色に濁りが生じ鮮やかな色の再現性が悪くなる。そ
こで、UCR&黒住成モジュール305では、このよう
な色の濁りが生じないように適量のKを生成し、その量
に応じてY、M、Cを等量減する(下色除去)処理を行
う。具体的には、Y、M、Cの最大値と最小値とを検出
し、その差に応じて変換テーブルより最小値以下でKを
生成し、その量に応じY、M、Cについて一定の下色除
去を行っている。
UCR&黒生成では、第36図(e)に示すように例え
ばグレイに近い色になると最大値と最小値との差が小さ
くなるので、Y、M、Cの最小値相当をそのまま除去し
てKを生成するが、最大値と最小値との差が大きい場合
には、除去の量をY、M、Cの最小値よりも少な(し、
Kの生成量も少な(することによって、墨の混入および
低明度高彩度色の彩度低下を防いでいる。
具体的な回路構成例を示した第36図(f)では、最大
値/最小値検出回路3051によりY、M、Cの最大値
と最小値とを検出し、演算回路3053によりその差を
演算し、変換テーブル3054と演算回路3055によ
りKを生成する。変換テーブル3054がKの値を調整
するものであり、最大値と最小値の差が小さい場合には
、変換テーブル3054の出力値が零になるので演算回
路3055から最小値をそのままKの値として出力する
が、最大値と最小値の差が大きい場合には、変換テーブ
ル3054の出力値が零でなくなるので演算回路305
5で最小値からその分減算された値をKの値として出力
する。変換テーブル3056がKに対応してY、M、、
Cから除去する値を求めるテーブルであり、この変換テ
ーブル3056を通して演算回路3059でYSM、C
からKに対応する除去を行う、また、アンドゲート30
57.3058はモノカラーモード、4フルカラーモー
ドの各信号にしたが9てに信号およびY、M、Cの下色
除去した後の信号をゲートするものであり、セレクタ3
052.3050は、プロセスカラーft号によりY、
M、C,にのいずれかを選択するものである。このよう
に実際には、Y、M、Cの網点て色を再現しているので
、YSM、Cの除去やKの生成比率は、経験的に生成し
たカーブやテーブル等を用いて設定されている。
(F)空間フィルターモジュール 本発明に適用される装置では、先に述べたようにIrT
でCCDをスキャンしながら原稿を読み取るので、その
ままの情報を使うとボケた情報になり、また、網点によ
り原稿を再現しているので、印刷物の網点周期と16ド
ツト/ m mのサンプリング周期との間でモアレが生
じる。また、自ら生成する網点周期と原稿の網点周期と
の間でもモアレが生じる。空間フィルターモジュール3
06は、このようなボケを回復する機能とモアレを除去
する機能を備えたものである。そして、モアレ除去には
網点成分をカットするためローパスフィルタが用いられ
、エツジ強調にはバイパスフィルタが用いられている。
空間フィルターモジュール306では、第36図(6)
に示すようにY% M% ClMrnおよびMax−M
jnの入力信号の1色をセレクタ3003で取り出し、
変換テーブル3004を用いて反射率に近い情報に変換
する。この情報の方がエツジを拾いやすいからであり、
その1色としては例えばYをセレクトしている。また、
スレッシ町ルドレジスタ3001.4ビツトの2値化回
路3002、デコーダ3005を用いて画素毎に、Y、
M、C。
MinおよびMax−MinからY、M、C,に、B。
G、R,W (白)の8つに色相分離する。デコーダ3
005は、2値化情報に応じて色相を認識してプロセス
カラーから必要色か否かを1ビツトの情報で出力するも
のである。
第36図(6)の出力は、第36図(5)の回路に入力
される。ここでは、PIF03061と5×7デジタル
フイルタ3063、モジニレ−ジョンテーブル3066
により網点除去の情報を生成し、FIFO3062と5
×7デジタルフイルタ3064、モジュレーシッンテー
ブル3067、デイレイ回路3065により同図(−の
出力情報からエツジ強調情報を生成する。モジェレーシ
5ンテーブル30661,3067は、写真や文字専用
、混在等のコピーのモードに応じてセレクトされる。
エツジ強調では、例えば第36図(i)■のような緑の
文字を■のように再現しようとする場合、Y、Cを■、
■のように強調処理し、Mは■実線のように強調処理し
ない。このスイッチングをアンドゲート3068で行っ
ている。この処理を行うには、■の点線のように強調す
ると、■のようにエツジにMの混色による濁りが生じる
。デイレイ回路3065は、このような強調をプロセス
カラー毎にアントゲ−1−3068でスイッチングする
ためにFIFO3062と5×7デジタルフイルタ30
64との同期を図るものである。鮮やかな緑の文字を通
常の処理で再生すると、緑の文字にマゼンタが混じり濁
りが生じる。そこで、上記のようにして緑と!!識する
とYSCは通常通り出力するが、Mは抑えエツジ強調を
しないようにする。
(’G)TRC変換モジュール 10Tは、IPSからのオン/オフ信号にしたがってY
、M、CSKの各プロセスカラーにより4回のコピーサ
イクル(4フルカラーコピーの場合)を実行し、フルカ
ラー原稿の再生を可能にしているが、実際には、信号処
理により理論的に求めたカラーを忠実に再生するには、
IOTの特性を考慮した微妙な調整が必要である。TR
C変換モジュール309は、このような再現性の向上を
図るためのものであり、YSM、Cの濃度の各組み合わ
せにより、第36図(j)に示すように8ビツト画像デ
ータをアドレス入力とするアドレス変換テーブルをRA
Mに持ち、エリア信号に従った濃度調整、コントラスト
調整、ネガポジ反転、カラーバランス調整、文字モード
、すかし合成等の編集機能を持っている。このRAMア
ドレス上位3ビツトにはエリア信号のビット0〜とット
3が使用される。また、領域外モードにより上記機能を
組み合わせて使用することもできる。なお、このRAM
は、例えば2にバイト(256バイト×8面)で構成し
て8面の変換テーブルを保有し、YlMSCの各サイク
ル毎にFITキャリッジリターン中に最高8面分ストア
され、領域指定やコピーモードに応じてセレクトされる
。勿論、RAM容量を増やせば各サイクル毎にロードす
る必要はない。
(H)縮拡処理モジュール 縮拡処理モジュール308は、ラインバッファ3083
にデータXを一旦保持して送出する過程において縮拡処
理回路3082を通して縮拡処理するものであり、リサ
ンプリングジェネレータ&アドレスコントローラ308
1でサンプリングピッチ信号とラインバッファ3083
のリード/ライトアドレスを生成する。ラインバッファ
3083は、2ライン分からなるピンボンバッファとす
ることにより一方の読み出しと同時に他方に次のライン
データを書き込めるようにしている。縮拡処理では、主
走査方向にはこの縮拡処理モジュール308でデジタル
的に処理しているが、副走査方向にはIITのスキャン
のスピードを変えている。スキャンスピードは、2倍速
から1/4倍速まで変化させることにより50%から4
00%まで縮拡できる。デジタル処理では、ラインバッ
ファ3083にデータを読み/書きする際に間引き補完
することによって縮小し、付加補完することによって拡
大することができる。補完データは、中間にある場合に
は同図(1)に示すように両側のデータとの距離に応じ
た重み付は処理して生成される。例えばデータXi′の
場合には、両側のデータXi 、Xi−+およびこれら
のデータとサンプリングポイントとの距j!ld+、d
zから、(Xえ×dt )+ (Xi−+ Xd+ )
ただし、d、+dオ=1 の演算をして求められる。
縮小処理の場合には、データの補完をしながらラインバ
ッファ3083に書き込み、同時に前のラインの縮小処
理したデータをバッファから読み出して送出する。拡大
処理の場合には、−旦そのまま書き込み、同時に前のラ
インのデータを読み出しながら補完拡大して送出する。
書き込み時に補完拡大すると拡大率に応じて書き込み時
のクロックを上げなければならな(なるが、上記のよう
にすると同じクロックで書き込み/読み出しができる。
また、この構成を使用し、途中から読み出したり、タイ
ミングを遅らせて読み出したりすることによって主走査
方向のシフトイメージ処理することができ、繰り返し読
み出すことによって繰り返し処理することができ、反対
の方から読み出すことによって鏡像処理することもでき
る。
(Nスクリーンジェネレータ スクリーンジェネレータ309は、プロセスカラーの階
調トナー信号をオン/オフの2値化トナ一信号に変換し
出力するものであり、閾値マトリクスと階調表現された
データ値との比較による2値化処理とエラー拡散処理を
行っている。IOTでは、この2値化トナ一信号を入力
し、16ドツ) / m mに対応するようにほぼ縦8
0μmφ、幅60μmφの楕円形状のレーザビームをオ
ン/オフして中間調の画像を再現している。
まず、階調の表現方法について説明する。第36図(n
)に示すように例えば4×4のハーフトーンセルSを構
成する場合について説明する。まず、スクリーンジェネ
レータでは、このようなハーフトーンセルSに対応して
閾値マトリクスmが設定され、これと階調表現されたデ
ータ値とが比較される。そして、この比較処理では、例
えばデータ値が「5」であるとすると、閾値マトリクス
mのr5J以下の部分でレーザビームをオンとする信号
を生成する。
16ドツト/ m mで4×4のハーフトーンセルを一
般に100sp i、16階調の網点というが、これで
は画像が粗くカラー画像の再現性が悪いものとなる。そ
こで、本発明では、階調を上げる方法として、この16
ドツ) / m mの画素を縦(主走査方向)に4分割
し、画素単位でのレーザビームのオン/オフ周波数を同
TEJ(0)に示すように】/4の単位、すなわち4倍
に上げるようにすることによって4倍高い階調を実現し
ている。したがって、これに対応して同図(0)に示す
ような閾値マトリクスm′を設定している。さらに、線
数を上げるためにサブマトリクス法を採用するのも有効
である。
上記の例は、各ハーフトーンセルの中央付近を唯一の成
長核とする同じ閾値マトリクスmを用いたが、サブマト
リクス法は、複数の単位マトリクスの集合により構成し
、同図Φ)に示すようにマトリクスの成長核を2カ所或
いはそれ以上(複数)にするものである。このようなス
クリーンのパターン設計手法を採用すると、例えば明る
いところは141spi、64階調にし、暗くなるにし
たがって200spi、128階調にすることによって
暗いところ、明るいところに応じて自由に線数と階調を
変えることができる。このようなパターンは、階調の滑
らかさや細線性、粒状性等を目視によって判定すること
によって設計することができる。
中間調画像を上記のようなドツトマトリクスによって再
現する場合、階調数と解像度とは相反する関係となる。
すなわち、階調数を上げると解像度が悪くなり、解像度
を上げると階調数が低くなるという関係がある。また、
閾値データのマトリクスを小さ(すると、実際に出力す
る画像に量子化誤差が生じる。エラー拡散処理は、同図
(ロ)に示すようにスクリーンジェネレータ3092で
生成されたオン/オフの2値化信号と人力の階調信号と
の量子化誤差を濃度変換回路3093、減算回路309
4により検出し、補正回路3095、加算回路3091
を使ってフィードバックしてマクロ的にみたときの階調
の再現性を良くするものであり、例えば前のラインの対
応する位置とその両側の画素をデジタルフィルタを通し
てたたみこむエラー拡散処理を行っている。
スクリーンジェネレータでは、上記のように中間調画像
や文字画像等の画像の種類によって原稿或いは領域毎に
閾値データやエラー拡散処理のフィードバック係数を切
り換え、高階調、高精細画像の再現性を高めている。
(J)領域画像制御モジュール 領域画像制御モジュール311では、7つの矩形領域お
よびその優先順位が領域生成回路に設定可能な構成であ
り、それぞれの領域に対応してスイッチマトリクスに領
域の制御情報が設定される。
制御情報としては、カラー変換やモノカラーかフルカラ
ーか等のカラーモード、写真や文字等のモジュレーシジ
ンセレクト情報、TRCのセレクト情報、スクリーンジ
ェネレータのセレクト情報等があり、カラーマスキング
モジュール302、カラー変換モジュール304、UC
Rモジュール305、空間フィルター306、TRCモ
ジュール307の制御に用いられる。なお、スイッチマ
トリクスは、ソフトウェアにより設定可能になっている
(K)膿集制御モジュール 1m制御モジュールは、矩形でなく例えば円グラフ等の
原稿を読み取り、形状の限定されない指定領域を指定の
色で塗りつぶすようなぬりえ処理を可能にするものであ
り、同図(m)に示すようにCPUのバスにA CD 
C(Advanced Graphic  Digit
al  Controller) 3121、フォント
バッファ3126、ロゴROM3128、DMAC(D
MA  Controller) 3129が接続され
ている。
ぞして、CPUから、エンコードされた4ビツトのエリ
アコマンドがACDC3121を通してブレーンメモリ
3122に書き込まれ、フォントバッファ3126にフ
ォントが書き込まれる。ブレーンメモリ3122は、4
枚で構成し、例えば「0000」の場合にはコマンドO
であってオリジナルの原稿を出力するというように、原
稿の各点をプレーン0〜プレーン3の4ビツトで設定で
きる。この4ビツト情報をコマンド0〜コマンド15に
デコードするのがデコーダ3123であり、コマンド0
〜コマンド15をフィルパターン、フィルロジック、ロ
ゴのいずれの処理を行うコマンドにするかを設定するの
がスイッチマトリクス3124である。フォントアドレ
スコントローラ3125は、2ビツトのフィルパターン
信号により網点シェード、ハツチングシェード等のパタ
ーンに対応してフォントバッファ3126のアドレスを
生成するものである。
スイッチ回路3127は、スイッチマトリクス3124
のフィルロジック信号、原稿データXの内容により、原
稿データX、フォントバッファ3126、カラーパレッ
トの選定等を行うものである。フィルロジックは、バッ
クグラウンド(原稿の背景部)だけをカラーメツシュで
塗りつぶしたり、特定部分をカラー変換したり、マスキ
ングやトリミング、塗りつぶし等を行う情報である。
本発明のIPSでは、以上のようにIITの原稿読み取
り信号について、まずEND変換した後カラーマスキン
グし、フルカラーデータでの処理の方が効率的な原稿サ
イズや枠消し、カラー変換の処理を行ってから下色除去
および墨の生成をして、プロセスカラーに絞っている。
しかし、空間フィルターやカラー変調、TRC,縮拡等
の処理は、プロセスカラーのデータを処理することによ
って、フルカラーのデータで処理する場合より処理量を
少なくし、使用する変換テーブルの数を1/3にすると
共に、その分、種類を多くして調整の柔軟性、色の再現
性、階調の再現性、精細度の再現性を高めている。
(III−2)イメージ処理システムのハードウェア構
成 第37図はIPSのハードウェア構成例を示す図である
本発明のIPSでは、2枚の基板(IPS−A。
IPS−B)に分割し、色の再現性や階調の再現性、精
細度の再現性等のカラー画像形成装置としての基本的な
機能を達成する部分について第1の基板(IPS−A)
に、編集のように応用、専門機能を達成する部分を第2
の基板(IPS−B)に搭載している。前者の構成が第
37図(a)〜(C)であり、後者の構成が同図(イ)
である。特に第1の基板により基本的な機能が充分達成
できれば、第2の基板を設計変更するだけで応用、専門
機能について柔軟に対応できる。したがって、カラー画
像形成装置として、さらに機能を高めようとする場合に
は、他方の基板の設計変更をするだけで対応できる。
IPSの基板には、第37図に示すようにCPUのバス
(アドレスバスADR3BUS、データバスDATAB
US、コントロールバスCTRLBUS)が接続され、
IITのビデオデータB。
G、R,同期信号としてビデオクロックIrT・VCL
K、ライン同期(主走査方向、水平同期)信号11T−
LS、ページ同期(副走査方向、垂直同期)信号IIT
−PSが接続される。
ビデオデータは、END変換部以降においてパイプライ
ン処理されるため、それぞれの処理段階において処理に
必要なりロック単位でデータの遅れが生じる。そこで、
このような各処理の遅れに対応して水平同期信号を生成
して分配し、また、ビデオクロックとライン同期信号の
フェイルチエツクするのが、ライン同期発生&フェイル
チエツク回路328である。そのため、ライン同期発生
&フエイルチヱック回路328には、ビデオクロックI
TT−VCLKとライン同期信号rlT・LSが接続さ
れ、また、内部設定書き換えを行えるようにCPUのバ
ス(ADR3BUS、DATABUS、、CTRLBU
S) 、チップセレクト信号CSが接続される。
TITのビデオデータB、G、RはEND変換部のRO
M321に入力される。END変換テーブルは、例えば
RAMを用いCPUから適宜ロードするように構成して
もよいが、装置が使用状態にあって画像データの処理中
に書き換える必要性はほとんど生じないので、・B、G
SRのそれぞれに2にバイトのROMを2個ずつ用い、
ROMによるLUT(ルックアップテーブル)方式を採
用している。そして、16面の変換テーブルを保有し、
4ビツトの選択信号ENDSelにより切り換えられる
END変換されたROM321の出力は、カラー毎に3
×1マトリクスを2面保存する3個の演算LSI322
からなるカラーマスキング部に接続される。演算LSr
322には、CPUの各バスが接続され、CPUからマ
トリクスの係数が設定可能になっている。画像信号の処
理からCPUによる書き換え等のためCPUのバスに切
り換えるためにセットアツプ信号SU、チップセレクト
信号C3が接続され、マトリクスの選択切り換えに1ビ
ツトの切り換え信号MONOが接続される。
また、パワーダウン信号PDを入力し、IITがスキャ
ンしていないときすなわち画像処理をしていないとき内
部のビデオクロックを止めている。
演算LSI322によりB、G、RからY、M。
Cに変換された信号は、同図(d)に示す第2の基板(
IPS−B)のカラー変換LSI353を通してカラー
変換処理後、DOD用LSI323に入力される。カラ
ー変換LSI353には、非変換カラーを設定するスレ
ッシッルドレジスタ、変換カラーを設定するカラーパレ
ット、コンパレータ等からなるカラー変換回路を4回路
保有し、DOD用LSI323には、原稿のエツジ検出
回路、枠消し回路等を保有している。
枠消し処理したDOD用LSI323の出力は、UCR
用LST324に送られる。このLSIは、UCR回路
と墨生成回路、さらには必要色生成回路を含み、コピー
サイクルでのトナーカラーに対応するプロセスカラ−X
1必要色)(ue、エツジEdgeの各信号を出力する
。したがって、このLSIには、2ビツトのプロセスカ
ラー指定信号C0LR,カラーモード信号(4COLR
,、MONO)も入力される。
ラインメモリ325は、UCR用LSI324から出力
されたプロセスカラ−X1必要色Hue。
エツジEdgeの各信号を5×7のデジタルフィルター
326に入力するために4ライン分のデータを蓄積する
FIFOおよびその遅れ分を整合させるためのFIFO
からなる。ここで、プロセスカラーXとエツジE dg
eについては4ライン分蓄積してトータル5ライン分を
デジタルフィルター326に送り、必要色Hueについ
てはFIFOで遅延させてデジタルフィルター326の
出力と同期させ、MIX用LSr327に送るようにし
ている。
デジタルフィルター326は、2×7フイルターのLS
Iを3個で構成した5×7フイルターが2fm(ローパ
スLPとバイパスHP)あり、一方で、プロセスカラー
Xについての処理を行い、他方で、エツジE dgeに
ついての処理を行っている。
MIX用LSI327では、これらの出力に変換テーブ
ルで網点除去やエツジ強調の処理を行いプロセスカラー
Xにミキシングしている。ここでは、変換テーブルを切
り換えるための信号としてエツジEDGE、シャープ5
harpが入力されている。
TRC342は、8面の変換テーブルを保有する2にバ
イトのRAMからなる。変換テーブルは、各スキャンの
前、キャリッジのリターン期間を利用して変換テーブル
の書き換えを行うように構成され、3ビツトの切り換え
信号TRC3slにより切り換えられる。そして、ここ
からの処理出力は、トランシーバ−より縮拡処理用LS
r345に送られる。縮拡処理部は、8にバイトのRA
M344を2個用いてピンポンバッファ(ラインバッフ
ァ)を構成し、LSI343でリサンプリングピッチの
生成、ラインバッファのアドレスを生成している。
縮拡処理部の出力は、同図(ロ)に示す第2の基板のエ
リアメモリ部を通ってEDF用LST346に戻る。E
DF用LSI346は、前のラインの情報を保持するF
■FOを有し、前のラインの情報を用いてエラー拡散処
理を行っている。そして、エラー拡散処理後の信号Xは
、スクリーンジェネレータを構成するSG用LSI34
7を経てIOTインターフェースへ出力される。
10Tインターフエースでは、1ビツトのオン/オフ信
号で入力されたSG用LSI347からの信号をLSI
349で8ビツトにまとめてパラレルでIOTに送出し
ている。
第37図に示す第2の基板において、実際に流れている
データは、16ドツト/ m mであるので、縮小LS
I354では、1/4に縮小して且つ2値化してエリア
メモリに蓄える。拡大デコードLSI359は、フィル
パターンRAM360を持ち、エリアメモリから領域情
報を読み出してコマンドを生成するときに16ドツトに
拡大し、ロゴアドレスの発生、カラーパレット、フィル
パターンの発生処理を行っている。DRAM356は、
4面で構成しコードされた4ビツトのエリア情報を格納
する。ACDC355は、エリアコマンドをコントロー
ルする専用のコントローラであるお(II[−3)中間
調画像の再現システム(A)エラー拡散処理 第38図はエラー拡散処理を説明するための図である。
中間調画像の再現に採用されるデイザ法は、閾値データ
のマトリクスを持ち、この閾値データと階調表現された
人力の画像データとを比較し、画像データが閾値データ
より大きいところだけ10Tのレーザビームをオンにす
る信号を生成している。第38図(a)は16階調の例
を示すものであり、4ビツトの画像データとして、例え
ば「0111」 (階!117)が入力されると、この
画像データとマトリクス701とを比較回路702で比
較することによって出カフ03が生成される。これは、
マトリクス701の位置で閾値データが6までのドツト
をオンにするものである。
ところで、本発明のように62.5μm(400spi
)の解像度で8ビツト、O〜255で表される濃度値に
よりIITで原稿を読み取り、上記デイザ法を採用して
再現しようとする場合、閾値データのマトリクスが小さ
いと量子化誤差が残るため、閾値データのマトリクスを
大きくしないと階調特性がとれないという問題がある。
すなわち、同図(a)に示すマトリクス701と同じサ
イズで256FJ!jJの画像を再現しようとすると、
同図(b)に示すように閾値データのマトリクス704
は、■ステップで16ずつ増えるものとなる。従って、
入力の画像データが例えば階調111の場合には、同図
(a)に示す出カフ03と同じになるが、 の量子化誤差が残る。
そこで、この量子化誤差をフィードバックすることによ
ってマクロにみたときの階調再現性をよくするのがエラ
ー拡散処理である。これは、同図(ハ)に示すように比
較回路702に濃度検出回路705を設け、出力される
データのオンの数から濃度を検出して入力の画像データ
へフィードバックすることによってエラー(量子化誤差
)を拡散させるものである。fIi算回路706は、量
子化誤差を求めるものであり、同図(alに示す出カフ
03の場合には、オンの数が6個となるので濃度値9G
に換算し、これを比較回路702に入力された画像デー
タの階調111からfli算して量子化誤差15を求め
ている。そして、加算回路707では、この量子化誤差
15が次の画像データに加算される。従って、次の画像
データが階調111の場合には、これに量子化誤差15
が加算されることによって階ff1126が比較回路7
02に入力され、オンの数が増えることになる。つまり
、量子化誤差が順次後方へ拡散されマクロにみたときの
階調再現がよくなる。
この思想に基づけば固定の閾値データを1つ持つだけで
も理論的な階調再現はよくなる。この場合、例えば25
6階調に対しては、128の閾値データを持つことにな
る。しかし、現実には、ドツト再現が不規則、不安定に
なりノイジイになる。
つまり、階調特性はよくなるが、解像度、シャープネス
、粒状性が悪くなる。
上記のように普通にエラー拡散処理なしに中間調画像を
作る場合には、大きなサイズの閾値マトリクスを使い階
調性もよくスクリーンのピッチも短いものを作ろうとす
ると、大きなサイズの閾値マトリクスにおいて配列を工
夫することが必要であるが、それでも線や文字のエツジ
部での途切れや階調数の点で問題が多い。
本発明の中間11画像の生成では、同図(C)に示すよ
うに1画素を主走査方向に細分化し、この主走査方向に
つながる万線的な閾値の配列を採用している。つまり、
主走査方向にIITの解像度よりN倍高い解像度のIO
Tを採用し、エラー拡散処理との組み合わせによりエツ
ジ部の再現性の良好な万線スクリーンを作るものである
。そのため、サイズの小さな閾値マトリクスデータによ
り、上記の如きデイザ法による問題を改善しつつ文字や
絵のエツジ部の再現性をよくすると共に、粒状性、階調
性をよ(することができる、ドツトスクリーンの場合に
は、一般に成長核ができるため、解像度が悪くなり、例
えば文字が途中で切れるという問題もあるが、万線の場
合には、このような線の途切れがないため、線や文字等
のエツジの再現がスムーズになる。しかも、万線単位で
ドツト成長するスクリーンを作ることもできる。
(B)閾値データの切り換え 第39図は閾値データの切り換え回路を備えた中間調画
像生成回路の構成例を示す図である。
第39図(a)において、閾値データ712は、固定閾
値と三角波或いは網点の閾値を持ち、これらを切り換え
て比較回路714に閾値を供給するのがセレクタ713
であり、切り換え信号を出力するのがエツジ検出回路7
11である。エツジ検出回路711は、入力の画像デー
タからエツジ検出を行うものであり、エツジが検出され
た場合には閾値データ712の固定閾値を選択し、エツ
ジが検出されない場合には閾値データ712の三角波或
いは網点の閾値を選択するようにセレクタ713を制御
する。補正回路717は、ラインバッファや重み係数処
理の回路(エラーフィルタ)からなり、量子化誤差に所
定の係数を掛けて入力の画像データの近傍のデータを加
算回路718へ送るものである。このようにエツジは固
定閾値を用い、その他は三角波或いは網点の閾値を用い
ることにより文字、中間調への!!移部に発生しやすい
ノイズ、違和感をなくすことができ、高品質な文字、中
間調の再現が可能になる。
画像の濃度勾配に応じて閾値を変えるようにした例を示
したのが第39図(b)である。
従来のED (Error  DINusion)型ス
クリーンでは、万線スクリーン生成時、低周波構造や目
ざわりなパターンが発生し、精細度再現も劣る面があっ
たが、第39図b)に示す例は、これを改善するもので
ある。比較回路720及び平均化回路721は、デジタ
ルフィルタ719を通して入力の画像データd1に対し
て、その前の画像データd2も共に、すなわち連続する
2WI素分の画像データd1、d2を入力するものであ
る。比較回路720は、それらのいずれが大きいかを比
較してセレクタ713を制御するものであり、濃度が増
加する傾向にある場合、すなわちdi>d2の場合には
rl 2345678Jのパターンの閾値データを選択
し、逆にdi<d2の場合には「87654321Jの
パターンの閾値データを選択する。また、平均化回路7
21は、連続する2画素について(d1+d2)/2に
より平均化するものであり、これをスクリーン生成用の
画像データとしてエラー拡散処理の加算回路718に入
力するものである。このように入力データを2N素毎に
平均化した値に対して打点数を決定し、さらにこれら2
画素間の画像データの濃度勾配(大小関係)により採用
する閾値データのパターンを切り換えることによって、
簡易なハード構成で、低周波構造の目ざわりなパターン
を改善し、精細度再現の向上も図ることができる。
(C)スクリーンジェネレータとエラー拡散処理の制御 第40図はセレクト信号を用いて閾値マトリクスとエラ
ー拡散係数を選択する回路構成の例を示す図である。
同−原稿内に文字、写真、絵等の画像が混在する場合、
それぞれに合った閾値マトリクスとエラー拡散係数は異
なる。そこで、原稿内での指定されたエリア信号、或い
はブリスキャン等により検出された画像の種類信号等を
セレクト信号として閾値マトリクスとエラー拡散係数を
選択するようにしたのが第40図である。この例は、ス
クリーンジェネレータの閾値マトリクス725、エラー
換算処理の係数726としてそれぞれ2種類ずつ用意し
、これらを1ビツトのセレクト信号によりセレクタ71
3.727を制御して切り換え選択するように構成して
いる。このように同−原稿内でセレクト信号を例えば「
1」にしたとき閾値マトリクス725のAと係数726
のaを選択し、「0」にすると閾値マトリクス725の
Bと係数726のbを選択できるようにすることにより
、文字、写真、絵等の画像が混在する原稿でもそれぞれ
の画像の種類に合った再現が可能になる。
エラー拡散係数は、fIi算回路716で検出された入
力の画像データと出力データとの量子化誤差に掛ける重
み係数であり、通常は、入力の画像データに対し、1ラ
イン前の数画素、さらには直前の画素の誤差データに係
数を掛けてたし込むようにしている0例えばいま4つの
誤差データをたし込むとすると、その重み係数el、c
2.c3゜c4の合計は1になる。
第41図は濃度検出回路の構成例を示す図である。スク
リーンジェネレータを構成する比較回路714の出力は
、入力の画像データと閾値データとの比較に基づきIO
Tのレーザドツトをオンにする「1」とオフにする「0
」とがつながったシリアルな2値化データとなる。そこ
で、これを入力の画像データと対応させ量子化誤差を検
出するには、第41図に示すように出力データについて
、1画素に対応した8つのオン/オフの中の「1」をカ
ウントし、これを濃度に換算することが必要である。カ
ウンタ715aは、この「1」をカウントするものであ
り、セレクタ715bは、カウント値をデコードしてレ
ジスタセレクト信号を生成するものであり、レジスタ7
15cO〜15c7は、換算濃度値を格納するものであ
る。換算濃度値は、入力の画像データが8ビツトの25
6階調であり、それを8つのオン/オフによる出力デー
タと対応させたとすると、カウント数が1つ増える毎に
階調では32ずつ高くなる。先に説明したように1画素
を万線パターンに4分割して1画素単位でエラー拡散処
理を行おうとする場合にも同様に、8ピン2の256階
調を4つのオン/オフデータで表現することになるので
、カウント数が1つ増える毎に、64ずつ換算濃度値が
アップすることになる。
レジスタ715cO〜15c7のいずれかの濃度換算値
は、セレクタ715bによってセレクトされ出力され、
減算回路(図示省略、第40図に示す減算回路716)
により比較回路714の入力画像データから減算される
第42図は注目画素にたし込まれるデータの補正回路の
構成を示す図である。
第42図(a)に示すように注目画素Aに対してエラー
拡散処理のためにたし込む補正画素は、1ライン前とそ
の前後であり、それぞれのデータをXn 〜X11*+
 % XAht S係数をco、cl、c2とした場合
、たし込むデータy3は、 y、1mIc0xxll+c1×X11.1+c2×x
11.!で表される。同図い)の補正演算回路728は
、上記の演算を行うものであり、このy、を1ライン遅
れの注目画素にたし込むために遅延させるのがFIFO
729である。シック730は、エラー拡散処理回路の
中で1ビツトのレジスタを持ち、この値によって回路内
のエラーデータが1ビツトで1階調を表すか2階調を表
すかの切り換えが可能になっている場合に、エラーデー
タバスが8ビツトのままで−256〜254或いは−1
28〜127のエラーデータを取り扱うことができるよ
うにするものである。
(III−4)中間調画像生成回路 (A)回路構成 第43図は入力の画像データにエラー拡散処理を行って
スクリーンを生成するLSIの全体構成を示す図である
EDFは、SGT (スクリーンジェネレータ)734
の2値データ出力から減算回路739による誤差検出と
デジタルフィルタ742による1×3のフィルタ処理を
行うことにより調整データを算出し、そして、IIFO
746を通して1ライン遅延させて加算回路732によ
り注目画素である後続の入力画像データに調整データを
たし込み、誤差を5GT734の入力画像データにフィ
ードバックするものである。従って、5GT734の出
力は、IOTインターフェースへ送られると共に、エラ
ー拡散処理を行うためEDFに取り込まれる。
LSIの内部では、ラッチ回路(D  Q)により画像
データをラッチしながら処理データ間の同期をとり、パ
イプライン処理しているが、このラッチを制御するのが
内部クロックである。この内部クロックを生成するクロ
ック生成回路731は、ビデオクロックVCLKより生
成するものであるが、フリップフロップとアンドゲート
との組み合わせ回路を用いパワーダウン信号NPDによ
りこのクロックを止めるように構成することによって、
スタンバイ中におけるLSIの消費電力の低減および発
熱の抑制を図ると共に、耐ノイズ性を高めている。
CPUとのインターフェースとしては、第43図(a)
に示すようにチップセレクト入力NC3,アドレス人力
AO〜3、チップ内RAM及びレジスタの読み出しクロ
ックNRD、チップ内RAM及びレジスタの書き込みク
ロックNWR、データバスDO〜7の各端子を有し、ま
た、画像インターフェースとしては、パワーダウンモー
ド選択NPD、ページスタートps、行スタートLS、
画像データ転送りロックVCLK、画像データ入力VD
IO〜7、画像データ出力vDoO〜7.2値画像デー
タ入力5GTDO〜7、調整データ入力EDIO〜7、
調整データ出力EDOO〜7.5GTD及びP!算係数
切り換え人力UL、LS遅延出力LSOT、エラー拡散
処理イネーブル信号NEの各端子を有している。なお、
頭のNは負論理を意味している。
同図(a)に示す回路を組み込んだLSIの接続ピンは
、同図(b)に示すように上下左右に配置しているが、
これらは、LSIをプリント基板上に実装するときに、
レイアウト、配線が容易となるようにグループ化してい
る。すなわち図示上方に画像データの出力関係のピン、
下方に画像データの入力関係のピン、左方にCPUイン
ターフェース関係のピン、そして、右方にコントロール
関係のピンを配置している。本発明のIPSは、それぞ
れの機能単位に分けて回路のLSI化を行い、第37図
に示すように画像データをIITから入力してIOTに
出力するデータの流れに沿ってLSIを配置している。
第43図ら)に示すピン配置の■5Stでは、画像デー
タの入力関係のピンが配置された下方を左に、すなわち
90゛右に回転させると、画像データが左から右へ流れ
る向きとなる。
この向きは、上側にCPUバスを通し、下側にコントロ
ール信号ラインを通し、画像データの流れに沿って左か
ら右へLSIを順次縦続接続した、丁度第37図の配列
にマツチするものである。したがって、各LSIのピン
配置を上記のように統一すると、実装密度を上げると共
に、配線長を短くしてノイズトラブルの低減をも図るこ
とができる。
第43図に示すEDF用LSIには、複数のレジスタが
装備されている。これらのレジスタとしては、5GT7
34の出力値と入力階調との差を算出するためのレンジ
補正用レジスタ737、エラー拡散処理の係数を与える
係数レジスタ744.745、制御レジスタからなり、
常時CPUから読み書きが可能である。レンジ補正用レ
ジスタ737は、2値を多値に変換するための補正デー
タを絶対値表現で格納するものであり、オンとなるドツ
ト数に対応した階調が得られる。係数レジスタ744.
745は、6ビツト固定小数点、絶対値表現ですべて小
数部を表すものであり、注目画素の1ライン前の画素と
その前後の画素に対し、2&[lの係数A、Bが用意さ
れている。制御レジスタは、まるめ出力データレンジ切
り換えビット5PANや5TGD選択ビットULEN、
セットアツプビットSUを有する。これらのうち、セッ
トアツプビットSUは、LSIのセットを許可する信号
であり、テーブル等の内部データの書き換えを制御する
ものである。したがって、CPUからこのビットを「1
」にしないと内部データの書き込みをできないようにし
、例えばコピー実行中にノイズで内部データが書き換え
られるのを防いでいる。
減算回路739の演算出力データは、符合1ビツト十数
値9ビツトのIOビットであるが、次段のエラーフィル
タ742で取り扱えるデータは、符合1ビツト十数値7
ビツトの8ビツトである。
このため、減算回路739の演算出力10ビツトを8ビ
ツトデータにまるめ処理を行うのがまるめ回路740で
ある。このまるめ回路740では、まるめ出力データレ
ンジ切り換えビット5PANは、取り扱いレンジを−1
28〜127にするとき「0」を設定し、−256〜2
54にするとき「1」を設定する。従って、このときの
1ビツトの重さは2階調となる。
5GTD選択ビットULENは、8ビツトのSTGデー
タ上位4ビット又は下位4ビツトのみを有効なデータと
して取り扱い、それぞれに適合するフィルタ係数を選択
する場合に「1」を設定する。この場合、外部のコント
ロール信号である5GTD及び乗算係数切り換え人力U
Lにより上位、下位のいずれかが選択され、これに対応
して係数も選択される。また、8ビツトの5GTDデー
タをそのまま取り扱う場合には、「0」を設定する。
これらの切り換えを行うのがゲート回路735である。
レンジ補正用レジスタ737及びセレクタ73日からな
る回路は、SGTデータの8ビツト中、オンとなるビッ
ト数に応じてレジスタのうちの1つを選択して出力する
ものであり、積算回路736がそのビット数を積算して
4ビツトの出力をセレクト信号としてセレクタ738に
送出する回路である。
デイレイ回路741は、減算回路739でセレクタの出
力を減算する入力両像データと同期をとるためのもので
あり、マクロツク分のデイレイが設定されている。この
減算回路739の出力を処理するエラーフィルタ742
は、1×3の積和演算回路であり、セレクタ743によ
り選択された係数A又はBを用いて、前後3画素のデー
タにそれぞれ係数を掛けたデータが次のラインの注目画
素の調整データとして出力される。この調整データを加
算器732で次のラインの注目画素に加算されるように
同期をとるのがFIFO746である。
セレクトアンドクリア回路748には、ページシンク信
号PSとエラー拡散処理イネーブル信号NEが供給され
、調整データクリア機能を有する。
この機能は、ページシンク信号PSアクティブ直後の1
ラインデータクリア機能と、エラー拡散処理イネーブル
信号NEによるクリア機能からなる。
EDFは、注目画素に1ライン前の誤差データをフィル
タ処理した調整データEDIをたし込むため、ページシ
ンク信号PSアクティブ直後の1ライン分の調整データ
EDIは無効である。1ラインデータクリア機能は、こ
の無効データを注目画素にたし込まないように最初の1
ラインについては調整データEDIをクリアして「0」
をたし込むようにするものである。他方、スクリーンジ
ェネレータの持っている閾値マトリクスによりでは、調
整データEDTたし込む必要のない場合がある。
エラー拡散処理イネーブル信号NEによるクリア機能は
、このような場合に、エラー拡散処理イネーブル信号N
Eを「1」とすることによって調整データEDTをクリ
アして「0」をたし込むようにするものである。
(B)動作タイミング 第44図はEDF −LS Iの動作タイミング波形を
示す図である。
画像データの処理は、第44図(a)に示すようにパワ
ーダウンモード選択信号NDPが立ち上がると開始され
る*  trosはNPDセットアツプ時間、t cv
cはVCLKサイクル時間、tClはVCLKのハイレ
ベル幅、textはVCLKのローレベル幅であり、デ
ータ入力後画像データセットアツプ時間t DI!経過
するとVCLKがハイレベルになり、ここから画像デー
タホールド時間L DINとなる。従って、NPDがハ
イレベルになった後のVCLKの立ち上がりから入力デ
ータがホールドされる。これに対して画像データVDO
O〜7の出力は、次のVCLKの立ち上がりから画像デ
ータ出力遅れ時間tDOお経過後に有効にする。
また、CPUアクセスの場合は、同図■)に示すように
アドレスバスの切り換えと同時にNC3をローレベルに
し、アドレスセットアツプ時間ttsおいてリード/ラ
イト信号(NRD/NWR)をローレベルにし、リード
の場合には、NRDからのデータ確定時間t0待ってデ
ータバスDO〜7を有効にする。またライトの場合には
、NWRローレベル幅t工においてデータバスDo〜7
のデータセットアツプ時間t0を確保する。なお、tA
llはアドレスからのデータアクセス時間、tzpはデ
ータバスドライブ遅れ時間である。
(C)エラーフィルタ 第45図はエラーフィルタの回路構成を示す図、第46
図は乗算器の回路構成を示す図である。
第45図において、3倍回路751は入力データX、に
3倍を掛ける演算回路であり、乗算器752〜754は
入力データX1にc O% C1、C2を掛ける演算回
路である。ラッチ回路■7は遅延回路として用い、ラッ
チ回路りを乗算器752に2段接続し、乗算器753に
1段接続して加算器755で加算し、その出力にさらに
ラッチ回路りを1段接続したものと乗算器754にラッ
チ回路りを1段接続したものとを加算器756で加算す
ることによって第42図で説6明したYnが得られる。
すなわち、加算器756の出力y7が(cOXx、 +
c I XX@*1 + c 2XXII−1)である
とすると、加算器755の出力は、(cOXx、。1+
c1xx@−t)となり、乗算器752〜754に接続
されたラッチ回路りには、それぞれC0XX*+t 、
CI X X@*i %  C2X Xn*Mがラッチ
されている。従って、クロックで入力データが更新され
ると、次は、(CQ X X1141 + CI X 
Xy+4t + C2x x h−s )に加算器75
6の出力ががわる。
乗算器752〜754の具体的な構成例を示したのが第
46図である。この回路は、セレクタ761と加算器7
62からなり、入力データとして、■xnxOs■xn
xls■x1×2、■x、X3の4つの値を用意してお
き、係数6ビツ1−(CEFO〜5)をセレクト信号と
して用い、出力データをセレクトするものである。この
場合、上記■の演算はすべてのビットを「0」にし、■
の演算はx7をそのまま、■の演算はx、を上位へ1ビ
ツトシフトして最下位ビットを「0」にして出力すれば
よいので、χ□のセレクト処理で行えるが、■の演算は
x7のセレクト処理だけで行えないので、3倍回路75
1を設けてその出力bnを用いている。このようにして
8ビツトの入力データに対して6ビツトの係数を掛ける
と乗算結果は14ビツトP0〜P13になるが、係数6
ビツトがすべて小数部であるので、下位6ビツトを捨て
た上位8ビツトを出力すればよい。
なお、本発明は、上記の実施例に限定されるものではな
く、種々の変形が可能である。上記の実施例では、エラ
ー拡散処理の対象画素として注目画素に対し1ライン前
の画素とその前後の画素を採用したが、注目画素の直前
の画素も合わせて採用してもよい、また、1画素を4分
割した万線スクリーンを採用したが、6分割にした万線
スクリーンを採用してもよい、さらには、普通の画像の
場合にはエラー拡散処理を行わないデイザを採用し、文
字等の場合にエラー拡散処理を組み合わせ1次元方向に
のみ閾値が変化する万線スクリーンを採用する等、種々
の組み合わせを採用してもよい。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、1画
素を縦に分割した万線スクリーンにエラー拡散処理を組
み合わせるので、線や文字等のエツジの再現がスムーズ
になり、文字や中間調間での遷移部に発生しやすいノイ
ズや違和感をなくすことができ、高品質な文字、中間調
の再現が可能になる。さらには、閾値データを切り換え
使用することにより、簡易なハードウェア構成で低周波
構造、目ざわりなパターンの改善、精細度再現の向上を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の中間調画像形成装置の1実施例を示す
図、第2図は本発明が適用されるカラー複写機の全体構
成の1例を示す図、第3図はハードウェアアーキテクチ
ャ−を示す図、第4図はソフトウェアアーキテクチャ−
を示す図、第5図はコピーレイヤを示す図、第6図はス
テート分割を示す図、第7図はパワーオンステートから
スタンバイステートまでのシーケンスを説明する図、第
8図はプロダレスステートのシーケンスを説明する図、
第9図はダイアグノスティックの概念を説明する図、第
10図はシステムと他のリモートとの関係を示す図、第
11図はシステムのモジュール構成を示す図、第12図
はジョブモードの作成を説明する図、第13図はシステ
ムと各リモートとのデータフロー、およびシステム内子
ジュール間データフローを示す図、第14図は原稿走査
機構の斜視図、第15図はステフピングモータの制御方
式を説明する図、第16図はFITコントロール方式を
説明するタイミングチャート、第17図はイメージング
ユニットの断面図、第18図はCCDラインセンサの配
置例を示す図、第19図はビデオ信号処理回路の構成例
を示す図、第20図はビデオ信号処理回路の動作を説明
するタイミングチャート、第21図はIOTの概略構成
を示す図、第22図は転写装置の構成例を示す図、第2
3図はデイスプレィを用いたUlの取り付は例を示す図
、第24図はUIの取り付は角や高さの設定例を説明す
るための図、第25図はUIのモジュール構成を示す図
、第26図はUlのハードウェア構成を示す図、第27
図はUTCBの構成を示す図、第28図はEPIBの構
成を示す図、第29図はデイスプレィ画面の構成例を示
す図、第30図はF/Pの斜視図、第31図はM/Uの
斜視図、第32図はネガフィルムの濃度特性および補正
の原理を説明するための図、第33図はF/Pの構成を
概略的に示すとともに、F/PとM/UおよびIITと
の関連を示す図、第34図は操作手順およびタイミング
を説明するための図、第35図はIPSのモジュール構
成概要を示す図、第36図はIPSを構成する各モジュ
ールを説明するための図、第37図はIPSのハードウ
ェア構成例を示す図、第38図はエラー拡散処理を説明
するための図、第39図は閾値データの切り換え回路を
備えた中間9I画像生成回路の構成例を示す図、第40
図はセレクト信号を用いて閾値マトリクスとエラー拡散
係数を選択する回路構成の例を示す図、第41図は濃度
検出回路の構成例を示す図、第42図は注目画素にたし
込まれるデータの補正回路の構成を示す図、第43図は
入力の画像データにエラー拡散処理をしてスクリーンを
生成する回路の全体構成を示す図、第44図はEDF−
LSIの動作タイミング波形を示す図、第45図はエラ
ーフィルタの回路構成を示す図、第46回は乗算器の回
路構成を示す図、第47図はドツト再現法の例を示す図
である。 ■・・・スクリーンジェネレータ、2・・・濃度変換回
路、3・・・減算回路、4・・・補正回路、5・・・加
算回路。 出 願 人  富玉ゼロックス株式会社代理人弁理士 
阿 部 龍 吉(外5名)第5図 第6 ! 44日 第10図 峰−一一一一一一伽 ニ ジリアル通(:インクーフエイス モジュール間インターフエイス 第12図 (α) (b) 第14図 Z○′! 第15図 (a) (b) 第15図 (d) (e) EGI TAILEDGε 第16 図(a) 第16 図(b) 第17図 第18図 (b) 旨− ons 第20図 235a G+ R+ Bゴ 第21 図 4゜ 第22図 第25図 第26図 席29図 第29図 X 第36図 (d) (e) 第36図 (k) 第36図 (f) 第36図 (i) ■¥−−j−u−− ■C−−ノーヒーー ([) (イ24;))\) (m人) 第36図 (p) (q) 第王図 (n) 第37図 (C) 839図(α) 第42図 第44図(b) 」\ 第43図(b) N44図(a) 第45図 第47図 (b) (C)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)入力画素密度に対して主走査方向にN倍の画素密
    度で出力する画像形成装置であって、画像データと閾値
    データとを比較して2値化信号を生成する手段、一定数
    の2値化信号から換算される濃度と画像データの濃度と
    の誤差を求める手段、該誤差に補正係数を乗じ当該画素
    近傍の画像データに対する補正量を求める手段、及び補
    正量により画像データを補正する手段を備え、補正され
    た画像データによりオン/オフの2値化信号を生成する
    ことを特徴とする中間調画像形成装置。 (2)1ライン前の画素とその前後の画素の誤差から求
    められた補正量により画像データを補正することを特徴
    とする請求項1記載の中間調画像形成装置。 (3)第1ラインの画像データに対しては補正量をクリ
    アし零をたし込むようにしたことを特徴とする請求項2
    記載の中間調画像形成装置。 (4)補正量を算出する補正係数を複数用意し、選択切
    り換え可能な構成にしたことを特徴とする請求項1記載
    の中間調画像形成装置。 (5)補正量を求める手段として、3倍回路とセレクタ
    により構成した2ビット単位の補正係数乗算回路を備え
    たことを特徴とする請求項1記載の中間調画像形成装置
    。 (6)2ビット単位の補正係数乗算は、零と対応ビット
    データと下位ビットデータと3倍回路の演算出力データ
    から乗数に応じてセレクトするようにしたことを特徴と
    する請求項5記載の中間調画像形成装置。 (7)入力画素密度に対して主走査方向に4乃至8倍の
    画素密度の万線スクリーンを形成するように構成したこ
    とを特徴とする請求項1記載の中間調画像形成装置。 (8)1画素分の閾値データによりオン/オフデータを
    生成することを特徴とする請求項7記載の中間調画像形
    成装置。 (9)数画素分の1次元閾値データによりオン/オフの
    2値化データを生成することを特徴とする請求項7記載
    の中間調画像形成装置。 (10)複数の閾値データを有し、画像データの種類に
    より切り換えるように構成したことを特徴とする請求項
    1記載の中間調画像形成装置。 (11)固定の閾値データを有することを特徴とする請
    求項10記載の中間調画像形成装置。 (12)前後の画素の濃度勾配により閾値データを切り
    換え、前後の画素の平均値を基にスクリーンを生成する
    ように構成したことを特徴とする請求項10記載の中間
    調画像形成装置。 (13)複数の閾値データと補正係数を有し、閾値デー
    タと補正係数を切り換え可能に構成したことを特徴とす
    る請求項10記載の中間調画像形成装置。 (14)一定数の2値化信号から換算される濃度は、2
    値化信号のオンの数に対応する濃度情報を有するレジス
    タを備え、一定数の2値化信号のオンの数を計数しレジ
    スタをセレクトして求めることを特徴とする請求項1記
    載の中間調画像形成装置。 (15)2次元マトリクスの閾値データと、主走査方向
    に1次元につながる閾値データとを有し、切り換え可能
    に構成したことを特徴とする請求項1記載の中間調画像
    形成装置。(16)入力画素密度に対して主走査方向に
    N倍の画素密度で出力する画像形成装置において、画像
    データ処理回路を組み込んだ集積回路基板のピンを画像
    データの流れおよび該集積回路を制御するコンピュータ
    のインターフェース関係でグループ化して配置したこと
    を特徴とする画像形成装置。 (17)画像データの入力関係のピンと出力関係のピン
    とを両側に配置し、他の辺にコンピュータのインターフ
    ェース関係のピンを配置したことを特徴とする請求項1
    6記載の中間調画像形成装置。
JP63252790A 1988-10-06 1988-10-06 中間調画像形成装置 Pending JPH02100463A (ja)

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