JPH0199344A - トラヒック制御方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はコンピュータネットワークにおけるトラヒッ
ク制御方式に関し、特にトークンパッシング方式に関す
るものである。

〔従来の技術〕

ＬＡＮは、大別して時分割多重化方式とＣ３ＭＡ／ＣＤ
やトークンパッシングの如きパケット多重化方式のもの
があり、前者は同期トラヒック（回線交換形のトラヒッ
ク）を扱うのに都合が良く、後者は非同期トラヒックの
処理に適している。近年、音声とデータを同一の媒体に
より統合化することが要望されており、後者において準
同期トラヒックの処理に関心が高まっている。

Ｉ　Ｅ　Ｅ　Ｅ８０２．５にて標準化されたトークンリ
ングにおいては、シングルトークン（トークンを獲得し
た局は送信権を得て自己の送信フレームがリングを一巡
し終えたことを確認した後トークンを開放する方式）を
採用することにより、準同期トラヒックに対応している
。

これは、送信フレームのヘッダ領域に準同期トラヒック
を要求するための割込みフラグを設け、送信フレームが
一巡した時に送信局はこのフラグをチエツクして割込み
要求があれば、制限トークンを解放する。制限トークン
は割込みフラグをセットした局のみが獲得できるもので
あり、通常の非制限トークンとは区別される。

以上の様な割込み機構は、トラヒックの優先制御には適
するが、準同期トラヒックを継続的に処理したり、複数
の準同期トラヒックを処理するには充分でない。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来の制御方式は、流れているフレームの内容を変更す
る必要があるため、リング形ＬＡＮには適用できるがバ
ス形ＬＡＮには適用できないという欠点かった。また、
送信フレームの一巡完了を待ってトークンを解放するシ
ングルトークン方式を前提としているため、特定の送信
局とその相手局がトークンを専有してしまうことになり
、伝送効率が著しく劣力するという問題もあった。

本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、リング形、
バス形に拘ずトークンパッシング方式により、準同期ト
ラヒックを扱える様にするためのトラヒック制御方式を
提供する。また、トークンリングにおいて、待ち時間が
短くて効率の良いマルチトークン（フレーム送信直後に
トークンを解放する）方式に適用できるトラヒック制御
方式を提供することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明においては、電子計算機からなる局を通信路に
より結合してローカルエリアネットワーク７を形成し、
このローカルエリアネットワーク７上をトークンフレー
ムが巡回してデータを局１ａから局１ｃへ送信するトー
クンパッシング方式において、トークンフレームに送信
するデータの量に関するトラヒック情報部ＴＩを設け、
このトラヒック情報部ＴＩのデータ量が所定以上になっ
たらそれ以上の送信データをトークンフレーム中に受付
けないようにした。

〔作用〕

トークンフレームに常に定量以下の送信用データを含ま
せるようにし、特定の局がトークンフレームを長時間取
込むのを防止し、送信データの負荷のバランスを良くし
た。これにより全体的なデータ送信の均衡が取られ、円
滑なトラヒックの流れが得られる。

〔実施例〕

以下この発明の一実施例を第２図（ａ）のトークンパッ
シングリング方式について説明する。電子計算機からな
る局装置１ａ〜１ｄをリング状のＬＡＮ７に接続して、
お互いが発信局や相手局となる。第１図はトークンフレ
ームの構成を示し、開始デリミタ、フレーム種別ＦＣ，
）ラヒック情報ＴＩ、終了デリミタよりなっている。

各局１ａ〜１ｄはフレーム種別ＦＣの内容によりトーク
ンフレームか否を識別でき、トークンである場合は、次
にトラヒック情報部ＴＩが続き、現在の準同期トラヒッ
ク量を示すバイナリ−情報を含む。トラヒック情報部Ｔ
Ｉは初期値はＯであり、準同期トラヒックの増減に伴い
そのトラヒックの生成源あるいは消滅源となる局１ａ〜
１ｄによって増減される。

第２図（ａ）、　（ｂ）、　（Ｃ）は初期状態からのト
ラヒック情報部ＴＩの値の変化を順に示した図である。

局１ａが１単位のトラヒックを生成し、ＴＭ＝１となり
次に局ＩＣが１単位のトラヒックを生成しＴＩ＝２とな
り更に局１ｄが２単位のトラヒックを生成してＴＩ＝４
となる。ここでシステム上トラヒック情報部ＴＩの上限
を４とした場合、以後どの局も新たなトラヒックは生成
できない。

さて、第２図（Ｃ１では、第２図（ａ）で生成された１
単位のトラヒックが消滅してＴＩ＝３となったことを示
す。従って、準同期トラヒックが増えるにつれ、トーク
ンフレーム内のトラヒック情報部ＴＩの値が増加する。

各局１ａ〜１ｄはリング７上を回っているトークンやフ
レームをそのまま次の局へ伝えるために、フレームの再
生中継やトークンの再生中継を行う。

又データ送信を行いたいときには再生中継に加えてデー
タフレームを送信する。データ送信があると、トークン
やフレームの取込み時間が長くなりトークンが一巡する
周期が長くなる。このトラヒック情報部ＴＩが所定の値
に達した時には、以後新たな準同期トラヒックの追加を
禁止することにより、トークンは所定以下の周期で巡回
することが出来、既に受付けられている準同期トラヒッ
クについては、その実時間性を保って処理することが可
能となる。送信データの片寄りを防ぎ、全ての局１ａ−
１ｄにわたって待ちの少ないスムーズなデータ転送が行
われる。

〔発明の効果〕

以上説明してきたように、この発明によれば、トークン
フレームに送信するデータの量に関するトラヒック情報
部を設け、このトラヒック情報部のデータ量が所定以上
になったらそれ以上の送信データをトークンフレーム中
に受付けないようにしたので、トラヒック制御が容易に
でき、トークンの巡回周期を一定値以下に抑え、準同期
トラヒックに必要な実時間性が実現できる。送信情報量
が一方に片寄るのを防ぎ負荷の山ならしとなるのでＬＡ
Ｎ全体の負荷バランスが取れ能率の向上になる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のトークンフレーム構成図、第２図（ａ
ｌ、　（ｂ）、　（ｃｌは本発明の詳細な説明するため
のトラヒック制御の様子を示す図である。 １ａ〜１ｄ・・・局装置、７・・・Ｌ　Ａ　Ｎ　Ｕング
、ＴＩ・・・トラヒック情報。 代理人　　大　　岩　　増　　雄（ばか２名）ＳＤ二関
怜ヂ′）ミｑ ＦＣＣニア−ム糟別 ＴＴ：’）ウヒ、、、　’７１嘴室影肝ＥＤ：　終結デ
リミタ １草イ狂の）フヒック浴生 （ａ） （Ｃ）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 電子計算機からなる局を通信路により結合してローカル
   エリアネットワークを形成し、このローカルエリアネッ
   トワーク上をトークンフレームが巡回してデータを前記
   局から局へ送信するトークンパッシング方式において、
   前記トークンフレームに送信するデータの量に関するト
   ラヒック情報部を設け、このトラヒック情報部のデータ
   量が所定以上になったらそれ以上の送信データをトーク
   ンフレーム中に受付けないようにしたことを特徴とする
   トラヒック制御方式。