JPH0199295A - 電磁波シールド用熱収縮チューブ - Google Patents

電磁波シールド用熱収縮チューブ

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JPH0199295A
JPH0199295A JP25798187A JP25798187A JPH0199295A JP H0199295 A JPH0199295 A JP H0199295A JP 25798187 A JP25798187 A JP 25798187A JP 25798187 A JP25798187 A JP 25798187A JP H0199295 A JPH0199295 A JP H0199295A
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JP
Japan
Prior art keywords
copper
coated
conductive material
heat
conductive
Prior art date
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Pending
Application number
JP25798187A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Yoshimi
直喜 吉見
Hitoshi Ogasawara
仁 小笠原
Toshihiko Ariyoshi
俊彦 有吉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Corp
Nitto Denko Corp
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Publication date
Application filed by Calsonic Corp, Nitto Denko Corp filed Critical Calsonic Corp
Priority to JP25798187A priority Critical patent/JPH0199295A/ja
Publication of JPH0199295A publication Critical patent/JPH0199295A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ケーブル等の電線を被覆して内部の導電体を
電磁波を主とした外部の悪影響から保護すると共に、外
部への放射を防止する電磁波シールド用熱収縮チューブ
に関する。
(先行の技術) 先行の電磁波シールド用熱収縮チューブとじては1例え
ば、導電材が混入された導電性塗料による導電性シール
ド塗膜が内層に形成され、熱可塑性樹脂による絶縁性シ
ース樹脂層が外層に形成されたものが提案されている(
特願昭61−145694号)。
((l!明が解決しようとする問題点)しかしながら、
上述した先行の熱収縮チューブでは、以下に述べるよう
な問題点を残していた。
常温下では所定のシールド効果は得られるものの、低温
(−40℃)→常温→高温(90℃)→常温というヒー
トサイクルを繰り返し行うと、導電性シールド塗膜にお
ける導電材同士の接触が離れて導電性が低下し、この結
果、体積抵抗率が高くなり、シールド効果が低下してし
まう。
導電材が銅粉や銅メツキマイカ等の銅材料である場合に
は、コスト的に最も安価であるという利点はあるが、空
気に曝されることによる酸化によって導電性が低下し、
シールド効果が低下する。
導電材が混入された導電性シールド塗膜は剛性が高くて
屈曲性に乏しいので、使用中に塗膜に亀裂が生じ、シー
ルド効果が不完全となることがある。
導電材が混入された導電性シールド塗膜の樹脂と、絶縁
性シース樹脂層の樹脂との密着性が必ずしも十分でない
ので、保存中や被覆作業中に塗膜が欠落してシールド効
果が損なわれることがある。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、上述のような問題点を解決するためになされ
たもので、そのために本発明では、中空筒状のチューブ
であって、内側には銅被覆導電材が混入された導電性塗
料による導電性シールド塗膜が形成され、外側には熱可
塑性樹脂による絶縁性シース樹脂層が形成され、かつ前
記銅被覆導電材の銅皮膜表面に、モノアルコキシ基を有
する有機チタン系カップリング剤の被覆層が形成された
電磁波シールド用熱収縮チューブとした。
(作用) 本発明の電磁波シールド用熱収縮チューブでは。
導電性シールド塗膜に混入される銅被覆導電材の銅皮膜
表面に、モノアルコキシ基を有する有機チタン系カップ
リング剤の被覆層が形成されている。
従って、ピー1−サイクルの繰り返しによる急激な温度
変化が、この導電性シールド塗膜に作用して、熱可塑性
樹脂と銅との熱膨張率の差により銅被覆導電材同士の接
触が離れても、その周りにはモノアルコキシ基を有する
有機チタン系カップリング剤が介在しているため、通電
によってそのカップリング剤中の電子が流れ、全体とし
て導電性が保持される。
又、銅皮膜表面が被覆層で覆われているので、銅皮膜が
空気中の酸素等と反応することによる酸化が防止される
又、有機チタン系カップリング剤によって、導電性シー
ルド塗膜に屈曲性が付与されるし、導電性シールド塗膜
の樹脂と絶縁性シース樹脂層の樹脂との密着性が得られ
る。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面により詳述する。
まず、第1図に示す電磁波シールド用熱収縮チューブへ
についてその構成を説明する。
この熱収縮チューブAは、円筒チューブであって、絶縁
性シース樹脂層1と導電性シールド塗膜2との二層構造
になっている。
前記絶縁性シース樹脂層1は、熱可塑性樹脂で熱収縮性
を有するポリ塩化ビニルによるもので、チューブの外側
に形成される。
尚、絶縁性シース樹脂層1の素材として用いられる熱可
塑性樹脂としては、ポリ塩化ビニルの代わりに、ポリエ
チレン、架橋ポリエチレン、天然ゴム、ブチルゴム、エ
チレンプロピレンゴム、ネオプレンゴム、ウレタンゴム
等が挙げられる。
導電性シールド塗膜2は、アクリル樹脂に銅被覆導電材
21が混入された導電性塗料によるもので、約0.5m
の厚さで前記絶縁性シース樹脂層1の内側に形成される
尚、塗料用樹脂としては、アクリル樹脂のほかに、塩化
ビニル樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレ
タン樹脂、シリコーン樹脂などが挙げられる。
そして、前記銅被覆導電材21は、第2図に示すように
、芯部材料22としてのガラス繊維の表面に銅メタライ
ズにより銅皮膜23が形成され、この銅皮膜23の表面
にモノアルコキシ基CH,−CH−0− プリング剤による被[層24が形成されたものである。
ここで、芯部材22としてはガラス繊維のほか、カーボ
ン繊維やマイカ、ガラス、カーボン等のフレーク粉状材
料を用いることができる。
又、銅皮1漠処理としての銅メタライズには、メツキ、
真空蒸着、スパッタリング法等があり、これらの方法で
0.2〜5.0μmの銅皮膜23が施されている。
又、モノアルコキシ基を有する有機チタン系カップリン
グ剤としては、下記の有機チタネート化合物が、銅被覆
導電材21に対し0.1〜10重量%、好ましくは、0
.5〜5重量%で用いられている。
尚、上記(イ)の例としては、「プレンアクトKRTT
SJ、(ロ)の例としては、「プレンアクトKR9SJ
、(ハ)の例としては、「プレンアクトKR12Jがあ
り、この他プレンアクトKR2S。
KR7,KRIIがある(プレンアクト:味の素(株)
商標)。
又、有機チタン系カップリング剤の被覆処理法としては
、浸漬、スプレー、混合等で塗布乾燥させるようにして
いる。
次に、熱収縮チューブの製造方法の例を説明する。
■、フレーク径18ミクロンのマイカを芯部材料とし、
これに化学鋼メツキ及び電気銅メツキを施し、これを直
ちに水洗、乾燥させたのち、銅メツキマイカ100重量
部と、プレンアクトKRTTS2重量部をメチルエチル
ケトン30重量部に溶解したカップリング剤とをリボン
ミキサーで混合し乾燥させて、銅メツキマイカの銅メツ
キ表面にカップリング剤による被覆層を形成する。
■、メタクル酸ツメチル250部トルエン150部をI
Qの4つロセパラブルフラスコに江別して90℃まで昇
温し、これにメタクル酸メチル110部、アクリル酸メ
チル90部、アゾビスイソブチロニトリル5部を混合し
た溶液を3時間で滴下しながら窒素気流中で重合し、さ
らに50℃で一夜かきまぜて重合を完結し、これにトル
エン600部を加えてアクリル樹脂液を得る。
■、■で得たアクリル樹脂液150重量部に、■で表面
処理した銅メツキマイカ160重量部を混合かく拌して
導電性塗料(ワニス)を得る。
■、押出機の空気吹き出し口から空気を吹き出しながら
樹脂押出し口から加熱溶融した絶縁性の樹脂を押出して
絶縁性シース樹脂層を成形し、同時に塗料吹き出し口か
ら導電性塗料を吹き出して、これを中空円筒状に成形さ
れた絶縁性シース樹脂層の内側に吹き付けて導電性シー
ルド塗膜を形成する。
そして、上述のようにして製造した熱収縮チューブを使
用するには、第3図に示すように、この熱収縮チューブ
A内にケーブルBを挿通し、その上で熱収縮チューブA
に外側から200〜250℃の熱風Cを均等に吹付けて
、熱収縮チューブAを収縮させ、ケーブルBに熱収縮チ
ューブAを気密状に被覆させることになる。
以下に示す表は、上述のようにして製造した熱収縮チュ
ーブの熱収縮後、経時変化後(1000Hr)、ヒート
サイクル後(−40℃XIHr−+室温X5m1n→9
0℃X I Hr→室温X5m1nを6サイクル)のそ
れぞれについて体積抵抗率を測定した結果を示している
この表において、比較例は、前記製造例の銅メツキマイ
カにおいて、プレンアクトKRTTSによるカップリン
グ剤で被覆層を形成しない場合の例である。
以上のように、本実施例の熱収縮チューブAは、導電性
シールド塗膜2に混入される銅被覆導電材21の銅皮膜
23表面に、モノアルコキシ基を有する有機チタン系カ
ップリング剤の被覆層24が形成されたもので、これら
のカップリング剤は、■ カルボキシル基 −Ti−0−C− スルホニル基 −Ti−〇−8− ■ ホスファイト基 −Ti−0−P− を有する。
従って、本実施例の熱収縮チューブAでは、前記した表
で示すように、経時変化後、ヒートサイクル後において
も体積抵抗率の上昇はほとんど認められず、シールド効
果の劣化がない。これは、ヒートサイクルを行うことに
より、導電性シールド塗膜2を形成するアクリル樹脂と
銅被覆導電材21との熱膨張率の差によって、銅被覆導
電材21.21同士の接触が離れても、その周りにモノ
アルコキシ基を有する有機チタン系カップリング剤が介
在しているため、このカップリング剤を介して導電性シ
ールド塗膜の導電性が保持されるからである。
又、銅被覆導電材21の銅皮膜23表面が被覆層24で
覆われているので、銅皮膜23の酸化を防止できる。
又、有機チタン系カップリング剤によって、導電性シー
ルド塗膜2に屈曲性が付与されるし、導電性シールド塗
膜2のアクリル樹脂と絶縁性シース樹脂層1のポリ塩化
ビニル樹脂との密着性が19られる。
(発明の効果) 以上説明してきたように、本発明の電磁波シールド用熱
収縮チューブにあっては、導電性シールド塗膜に混入さ
れる銅被覆導電材の銅皮膜表面に、モノアルコキシ基を
有する有機チタン系カップリング剤の被覆層が形成され
ているので、銅被覆導電材の酸化を防止でき、コスト的
に最も安価な銅を導電材として用いることができる。又
、長期に亘って体積抵抗率が安定し、かつヒートサイク
ル後においても導電性を保持することができるので、電
磁波シールド効果の劣化を防止することができ、自動車
のエンジンルーム内や航空機等の苛酷な温度変化を伴う
場所でも有効に使用できる。
又、有機チタン系カップリング剤によって、導電性シー
ルド塗膜に屈曲性が付与されるので、使用中に塗膜に亀
裂が生じるといったことがなく。
シールド効果を保持することができる。
又、導電性シールド塗膜の樹脂と絶縁性シース樹脂層の
樹脂との密着性が得られるので、保存中や被覆作業中に
塗膜が欠落してシールド効果が損なわれるといった不具
合がない。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明実施例の熱収縮チューブを示す断面図、
第2図は該熱収縮チューブの要部となる銅被覆導電材の
断面図、第3図は該熱収縮チューブの使用例を示す図で
ある。 A:熱収縮チューブ 1:絶縁性シース樹脂層 2:導電性シールド塗膜 21:鋼被覆導電材 23:銅皮膜 24:被覆層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)中空筒状のチューブであって、内側には銅被覆導電
    材が混入された導電性塗料による導電性シールド塗膜が
    形成され、外側には熱可塑性樹脂による絶縁性シース樹
    脂層が形成され、かつ前記銅被覆導電材の銅皮膜表面に
    、モノアルコキシ基を有する有機チタン系カップリング
    剤の被覆層が形成されていることを特徴とする電磁波シ
    ールド用熱収縮チューブ。
JP25798187A 1987-10-12 1987-10-12 電磁波シールド用熱収縮チューブ Pending JPH0199295A (ja)

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