JPH019832Y2 - - Google Patents

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JPH019832Y2
JPH019832Y2 JP1981043752U JP4375281U JPH019832Y2 JP H019832 Y2 JPH019832 Y2 JP H019832Y2 JP 1981043752 U JP1981043752 U JP 1981043752U JP 4375281 U JP4375281 U JP 4375281U JP H019832 Y2 JPH019832 Y2 JP H019832Y2
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speed
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acceleration
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speed command
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Description

【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本考案は懸垂式クレーンのロープ振れ止め制御
装置の改良に関するものである。 〔従来技術とその問題点〕 懸垂式クレーンにおいて、トロリーが加速度α
で移動すると、t時間後においては第1図に示す
ように荷WはトロリーTOより遅れ、振れ角θが
生ずる。この振れ角θが大きいと危険であり、ま
たトロリーTOが目標位置に達した時、荷の振れ
が残るようであつては、折角早く目標位置に達し
ても荷が静止するまで、次の動作を進めることが
出来ないので、トロリーTOが走行中は勿論のこ
と、目標位置に達した時振れが残ることがないよ
うにトロリーTOの運転制御を行う必要がある。 このような運転制御を行う方法として、第2図
aにおいてOADEで示すように、一定加速度α
でE時点までトロリーTOを運転し、E時点以後
定速度で運転する方法が特開昭49−4339号公報に
よつて公知である。この場合振れ角θは点線図示
のように変化し、E時点以後はOとなる。 しかし、公知のその方法は速度切替のタイミン
グをロープ長の1次式として求める方法をとつて
いるため、ロープ長が大巾に変化した場合や、加
速度が変化した場合にはそのまゝでは誤差が大き
くなるので、それに対応するには、その都度近似
式を求める制御回路を必要とするため、運転制御
に制約があるという欠点がある。 これを改善した運転制御方法として、途中で一
旦減速動作を行う加速方法が特開昭52−22250号
公報によつて提案されている。 この運転制御方法は、第2図bに示すように、
t1時間後のA点で加速度を−αに切替え、t2時間
後のB点で再び加速度αでt1時間加速する方法で
あるが、振れ角θは第2図aの実線で示すように
点線図示の従来法よりも短時間に0になる。 そして理論的には速度がαt1になつた時加速度
を−αに切替え、次いでV−αt1になつた時再び
加速度を+αに切替えるようにすることにより、
ロープ長lの大巾変化の場合でも誤差がなく、し
かも加速度変化の場合に自動的に適正な切替速度
演算が行なわれ、指令速度と実際速度の差によつ
て残留振れが生じないものが得られる。 この場合の速度指令の切替パターンを示すと第
3図に示す通りである。 ところが、その制御装置を実現する場合、演算
結果より得られた切替速度とトロリーの実速度を
比較する方式を採るため、切替速度とトロリーの
実速度の間にワードレオナードの制御系の遅れが
あるため、理想パターンより切替のタイミングが
ずれることがその後の試験研究の結果判明した。 第4図はその状態を示すもので、イは速度指令
の理想切替パターン、ロは実際に発生する速度指
令の切替パターン、ハはトロリー速度である。 〔問題点を解決するための手段〕 そこで本考案者等は更に研究の結果、初期切替
速度V1=αt1に対し第5図に示すようにV1′=αt1
−ΔV、またB点における切替速度V2=V−αt1
に対し、V2′=V−(αt1−ΔV)というように、−
ΔVの補償を夫々することにより、実際に発生す
る速度指令パターンロが理想パターンイと同じに
なり目標位置に達した時の残留振れを小さくでき
ることがわかり、実験により確認した。 本考案はこの知見に基づくもので、A点におけ
る加速切替のタイミングを速度指令が、(αt1
ΔV)になつた時とし、またB点における加速度
切替タイミングを速度指令がV−(αt1−ΔV)と
なつた時として、制御系のおくれを補償し、切替
速度とトロリー速度とのタイミングのいずれがな
いようにしたものである。 即ち本考案は、ロープ長l、重力の加速度g、
100%速度指令Vおよび加速度αから振れ止め最
適切替速度を演算し、この切替速度にトロリーの
移動実速度が一致したとき速度指令の正・負を切
替えるようにした懸垂式クレーンのロープ振れ止
め制御装置において、切替速度αt1(t1は時間)を
送出するαt1信号作成回動と、 前記切替速度αt1から制御系の遅れに起因する
補正量ΔVを減算する第1の減算器と、 前記100%速度指令Vから前記第1の減算器出
力の2倍を減算する第2の減算器と、 検出速度の絶対値|VN|と前記第1の減算器
の出力(αt1−ΔV)および常開接点を介した前記
第2の減算器の出力{V−2(αt1−ΔV)}とを入
力し加減速切替信号を送出する比較器と、前記比
較器の出力が正のとき前記常開接点を開とし、負
のときは閉とするスイツチとを備えたことを特徴
とする懸垂式クレーンのロープ振れ止め制御装置
である。 〔実施例〕 以下本考案の実施例を図面に基づき説明すれば
次の通りである。 第6図は本考案に係るトロリー運転制御装置の
ブロツク図を示すもので、TOはロープ懸垂式ク
レーンのトロリー、Mは発電機Gに接続されるそ
の駆動電動機である。 速度指令器1(コントローラ)によつて速度指
令を与えると、加速度切替装置2を介して速度制
御器3に速度指令が与えられ、駆動電動機Mはワ
ードレオナード速度制御系によつて運転される。 加速度切替装置2には速度指令信号の他、重力
の加速度に見合つた信号gと、加速度指令信号α
と、ロープ長に比例する信号lと、電動機Mの速
度検出信号VNが与えられる。 ロープ長lは巻上げドラム4に連結されたシン
クロ発信器5によつて検出される。 ロープの振れ角は差動トランス6によつて検出
し、演算回路7及び差動増巾回路8を介してロー
プの振れ角θに比例する信号とし、微分回路9を
通してθに変換して速度指令信号に加減算され
る。 以上実施例の構成を概略説明したが、次にこの
考案の要部である加速度切替装置2について説明
する。 第7図は加速度切替信号作成回路10の構成を
示すもので、11はαt1信号作成回路である。 αt1信号作成回路では、先ず、重力の加速度g
とロープ長lの比を除算器12で演算し、角速度
ωを得るためその演算値を開平器13に与え
〔考案の効果〕
以上のように、この実施例回路は運転開始時は
加速指令を出し、速度がαt1−ΔVになつて減速
切替指令を出し、速度が下つてV−(αt1−ΔV)
になると再び加速切替指令を送出するもので、実
際の切替速度は第5図ロ′に示すようにαt1及び
αt1−(V−αt1)=2αt1−Vで切替わることにな
る。このパターンは第4図の理想切替パターンイ
と一致し、残留振れは極めて小さくなる。第5図
中、イはこの考案を適用した場合の速度指令切替
パターン、ハ′はトロリー速度を示すものである。 この考案における補正量ΔVは、制御系から推
定でき、一定値でよいので簡単である。 こゝではワードレオナードの場合を例示した
が、静止レオナードの場合にも全く同様にして適
用できる。 なお吊り荷の振り子運動による負荷変動の影響
によりトロリーの加速度が設定値に対し変動する
が、この点については、吊り荷とトロリーの相対
位置により2段加速の場合の加速度を夫々別々に
設定し、変動を補償するような回路構成にすれ
ば、残留振れは一層小さくなる。 なお、トロリーが減速から停止に至るときも本
考案は適用可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は振れ止め制御の原理説明
図、第3図は従来の速度指令切替パターンを示す
図、第4図はその一部詳細図、第5図はこの考案
による速度指令切替パターンの始動時詳細図、第
6図はこの考案の実施例の全体の構成を示すブロ
ツク図、第7図は要部構成を示す電気回路図であ
る。 10……加速度切替信号作成回路、11……
αt1信号作成回路、12,15及び17……除算
器、14及び18……乗算器、13……開平器、
16……関数発生器、19……比較器、20……
電子スイツチ、21……絶対値変換回路、22…
…極性反転器、AM1〜AM3……アンプ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ロープ長l、重力の加速度g、100%速度指令
    Vおよび加速度αから振れ止め最適切替速度を演
    算し、この切替速度にトロリーの移動実速度が一
    致したとき速度指令の正・負を切替えるようにし
    た懸垂式クレーンのロープ振れ止め制御装置にお
    いて、切替速度αt1(t1は時間)を送出するαt1
    号作成回路と、 前記切替速度αt1から制御系の遅れに起因する
    補正量ΔVを減算する第1の減算器と、 前記100%速度指令Vから前記第1の減算器出
    力の2倍を減算する第2の減算器と、 検出速度の絶対値|VN|と前記第1の減算器
    の出力(αt1−ΔV)および常開接点を介した前記
    第2の減算器の出力{V−2(αt1−ΔV)}とを入
    力し加減速切替信号を送出する比較器と、前記比
    較器の出力が正のとき前記常開接点を開とし、負
    のときは閉とするスイツチとを備えたことを特徴
    とする懸垂式クレーンのロープ振れ止め制御装
    置。
JP1981043752U 1981-03-30 1981-03-30 Expired JPH019832Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1981043752U JPH019832Y2 (ja) 1981-03-30 1981-03-30

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JP1981043752U JPH019832Y2 (ja) 1981-03-30 1981-03-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57158670U JPS57158670U (ja) 1982-10-05
JPH019832Y2 true JPH019832Y2 (ja) 1989-03-17

Family

ID=29840721

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JP1981043752U Expired JPH019832Y2 (ja) 1981-03-30 1981-03-30

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5034176A (ja) * 1973-07-30 1975-04-02
JPS5322250A (en) * 1976-08-13 1978-03-01 Yaskawa Electric Mfg Co Ltd Rope steady rest con trol system for crane

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5034176A (ja) * 1973-07-30 1975-04-02
JPS5322250A (en) * 1976-08-13 1978-03-01 Yaskawa Electric Mfg Co Ltd Rope steady rest con trol system for crane

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JPS57158670U (ja) 1982-10-05

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