JPH0198206A - 高電圧パルス発生装置用磁性部品 - Google Patents

高電圧パルス発生装置用磁性部品

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JPH0198206A
JPH0198206A JP63142425A JP14242588A JPH0198206A JP H0198206 A JPH0198206 A JP H0198206A JP 63142425 A JP63142425 A JP 63142425A JP 14242588 A JP14242588 A JP 14242588A JP H0198206 A JPH0198206 A JP H0198206A
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JP
Japan
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magnetic
voltage pulse
pulse generator
magnetic component
magnetic core
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Application number
JP63142425A
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English (en)
Inventor
Susumu Nakajima
晋 中島
Shunsuke Arakawa
俊介 荒川
Akira Yamataka
山高 晶
Hideaki Shimizu
英明 清水
Kiyotaka Yamauchi
山内 清隆
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Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明はエキシマレーザ、銅蒸気レーザ等の放電励起レ
ーザ、加速器等に用いられる高電圧パルス発生回路に使
用される可飽和リアクトル、変圧器、チョークコイル、
アクセラレータ・セル等の磁性部品に関するものである
[従来の技術] 放電励起レーザの1つであるエキシマレーザ用高電圧パ
ルス発生回路の1例を第13図に示す。第13図の回路
は磁気圧縮回路と呼ばれるものであり、入力端61−6
2間には図示の極性で、直流電圧Viが印加されており
、サイラトロン64がオフの期間に主コンデンサ66に
は図示の極性に通常数十kv程度の電圧viが印加され
ている。本回路における可飽和リアクトル68は、サイ
ラトロン64がターンオンした後にコンデンサ67の両
端に印加される電圧v2を、エキシマレーザの発振に必
要な100ns程度のパルス幅の電圧v0に圧縮するた
めに使用されるものであり、この意味から磁気スイッチ
とも呼ばれる。尚、前記コンデンサ67の両端に印加さ
れる電圧v2のパルス幅はキャパシタンス66及び67
と、インダクタンス65の時定数で定められる。
また同図において、63.72は主コンデンサ66の充
電用インダクタンス、71はエキシマレーザ主放電電極
である。本回路においては、可飽和リアクトル68を用
いることでパルス圧縮が可能なため、サイラトロン64
のターンオン時に生ずるピーク損失、アフタカレント及
び反転電流による損失を抑制することができ、エキシマ
レーザの高繰返し化、高出力化及び長寿命化が可能とな
る。
第14図はエキシマレーザ用高電圧パルス発生回路の別
の例であり、本回路は磁気アシスト回路と呼ばれるもの
である。本回路における可飽和リアクトル68の役割は
、図示電流i、の立上りを遅らせることにより、サイラ
トロン64のターンオン時に生ずるスイッチング損失を
低減させることにあり、第13図の回路と同様にエキシ
マレーザの高繰返し化、高出力化及び長寿命化が可能と
なる。
高電圧パルス発生回路の他の例として、電子ビーム等の
加速器であるインダクション・ライナックに用いられる
ものの回路ブロック図を第17図に示す。本回路におけ
る変圧器106は、昇圧を行うためのものであり、2次
巻線10gの巻数を1次巻線107の巻数より大とする
ことにより、入力電圧V□以上の波高値を有する電圧パ
ルスを2次巻線108の両端に発生させることができる
。又コンデンサ109.111.可飽和リアクトル11
0.112は2段の磁気圧縮回路を構成しており、通常
、109の端子電圧■2のパルス幅数μ程度を、負荷1
13の両端電圧V、のパルス幅100ns程度以下まで
パルス圧縮するように構成されている。負荷113はア
クセラレータ・セルと呼ばれる電子ビーム等を加速する
ための変換素子であり、磁心を用いた一種の変圧器的な
動作を行うものである。尚、インダクション・ライナッ
クにおける高電圧パルス発生装置、及びアクセラレータ
・セルの詳細については、例えばり、L、Br1x。
S、A、Hawkins、S、E、Poor、L、L、
Reginato and M、W、Sm1th: r
A MULTIPURPO3E 5−MeV LINE
ARINDLICTIONACCELERATORJ 
、IEEE C0NFERENCE RECORD O
F 1984POWERMODULATORSYMPO
5IOM、 PP、186−190などに開示されてい
る。
上記用途における磁性部品としては、非晶質磁性薄帯を
用い絶縁耐圧を数十kV程度以上とするため層間に絶縁
テープもしくは絶縁コーティングを施した巻磁心、或い
はフェライト磁心が使用されている。特に数百Hz以上
の高繰返し用途で用いる場合には、圧縮空気、フレオン
ガス、絶縁油等の冷媒により冷却の可能な構造とするこ
とが考えられる。
第12図は、高繰返し動作用の可飽和リアクトルの断面
図を示したものである。同図において、1は入力端或い
は出力端、2は同軸円筒導体、3は出力端或いは入力端
、4は油入口、5は油出口、6は磁心、7は磁心固定用
絶縁リング、11は出入力端の絶縁と油をシールするた
めの絶縁体である。この可飽和リアクトルでは、油をポ
ンプにより循環することにより磁心の冷却を図っている
第15図は、高電圧パルス発生回路に用いられる変圧器
の1例として巻数比1:1の変圧器の1例の断面図を示
したものである。同図において、81は変圧器の1次巻
線、及び2次巻線に共通の端子であり、1次巻線は端子
81、ドラム状導体82)棒状導体83、円盤状導体8
4.棒状導体85.1次巻線端86で1ターンを構成し
ている。一方、2次巻線は端子81、ドラム状導体82
)棒状導体87、円盤状導体88、棒状導体89.2次
巻線端90で1ターンを構成している。
又、 91は磁心であり、磁心固定用絶縁リング92に
より固定されている。この変圧器においては、全体を油
槽に沈めることにより磁心の冷却を図っている。
第16図は、前記インダクション・ライナックに用いら
れている。アクセラレータ・セルの構造を示したもので
ある。図中、端子4l−1(41−2)、同軸円筒導体
42)端子43−1(43−2)により巻数1の入力巻
線が端子5l−1(52−2)、円筒導体52)端子5
3により巻数1の出力巻線が構成されている。尚、43
−1(43−2)、及び51−1 (51−2)は電気
的に接続されている。46は磁心であり、磁心固定用絶
縁リング47により固定されている。磁心46は、油入
口56から油出口57まで図示の向きで流される冷却油
により冷却される。54は、電子ビームの移動する空間
と絶縁油で満たされたアクセラレータ・セルの高電圧パ
ルス発生回路例とをシールするためのコーン状絶縁体シ
ールである。
[発明が解決しようとする問題点] 上記の油冷式高電圧パルス発生装置用磁性部品において
は、繰返し周波数を高めた場合(例えば1kHz程度以
上)、磁心に磁心損失によりヒートスポットが発生し、
磁性部品としての特性が、稼動開始後、短時間で劣化す
るとともに、極端な場合にはヒートスポット発生箇所の
磁気特性が大幅に劣化してしまい、動作停止後、再稼動
させた際に初期の特性を発揮し得ないという問題がある
。このヒートスポットの発生による磁気特性の劣化は、
特に非晶質磁性薄帯を用いた場合に顕著なことはよく知
られている。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、非晶質磁性薄帯を用い絶縁耐圧を数十kV程
度以上とするため層抑に絶縁テープもしくは絶縁コーテ
ィングを施した巻磁心の端面が均一に冷却されるように
構成し温度上昇を抑制すると共に、磁心のヒートスポッ
トの発生を防止した高電圧パルス発生装置用磁性部品を
提供する。
[実施例] 以下、本発明を実施例により説明する。
大嵐鼠よ 第1図は、本発明による高電圧パルス発生装置用可飽和
リアクトルの一実施例断面図である。図中、1は入力端
もしくは出力端、2は同軸円筒導体、3は出力端もしく
は入力端、4は油入口、5は油出口、6はコバルト基非
晶質磁性薄帯を用い層間絶縁にポリエステルフィルムテ
ープを用いて作製した巻磁心、7及び8は磁心6を固定
すると共に油の流れを遮断する機能を有するリング状絶
縁体、9及び1oは磁心同志が接触しないようにすると
共に、磁心の端面を均一に油冷し得るようにするための
リング状絶縁体であり、11は入出力端の絶縁と油をシ
ールする機能を有する絶縁体である。又、図中、冷却油
は油入口4から図示矢印の経路で■→■→■→■→■を
流れ、各磁心の端面を均一に冷却し、油出口5を出て、
ポンプにより循環される。
磁心の端面を均一に冷却する構成としたのは、巻磁心、
特に本実施例のように層間絶縁した巻磁心の場合、磁心
の径方向への熱伝導率は磁心の径方向と垂直な方向への
熱伝導率に比べて大幅に悪いため、冷却効率を高める上
では磁心の端面を均一に冷却し得るようにすることが有
効だからであ机 第2図は、磁心6と磁心の端面(図中斜線部分)を均一
に油冷し得るようにするためのリング状絶縁体10の一
例を示したものであり、両者は第1図の可飽和リアクト
ルにおいて第3図のような構成となっている。10の端
面において突起を有する面は、第1図における油入口4
の反対側即ち油出口6のほうに向いている。このため冷
却油は第3図の矢印で締めすように、磁心6の内周側か
ら(磁心6の内周面には絶縁体7があるため冷却油は侵
入しない。)磁心6の端面を均一に冷却し。
磁心6の外周面を経由して流れることとなる。以上説明
した動作は、第1図の■から■に向かう矢印の場合に相
当する。
一方、9についても第2図の10に示すような形状とし
、その外径は磁心6の内径よりやや大とし、その内径は
磁心6の内径よりやや小さく構成する。又、9の端面に
おいて突起を有する面は、第1図における油入口4の反
対側即ち油呂口6のほうに向いている。このため冷却油
は磁心6の外周側から(磁心6の外周面には絶縁体8が
あるため冷却油は侵入しない。)磁心6の端面を均一に
冷却し、磁心6の内周面を経由しで流れることとなる。
以上説明した動作は、第1図の■から■に向かう矢印の
場合に相当する。
尚、本実施例では冷却油として、粘度5mm2/Sの7
シリコン油を用いた。
第1表は本実施例における高電圧パルス発生装置用可飽
和リアクトルと第12図に示す従来例を第13図に示す
回路を用いたKrFエキシマレーザ装置に使用したとき
の圧縮比(第13図において、サイラトロン64がター
ンオン後に生ずるコンデンサ67の端子電圧v2のパル
ス幅をコンデンサ69の端子電圧V。のパルス幅で割っ
た値。)の時間変化を比較したものである。本発明では
圧縮比の時間変化が極めて小さく実用上十分な特性を有
するのに対し、従来例では主に磁心内部で発生したヒー
トスポットの影響により磁心の飽和磁束密度が低下し、
圧縮比の大幅な低下が生じていることがわかる。
第2表は第1表と同一の装置、同一条件下で5分間動作
後、可飽和磁心の冷却に十分な期間をおいた後に再動作
させる試験を行なったときの動作再開時の圧縮比の動作
回数による特性劣化を示したものである。本発明の場合
における圧縮比は動作回数に依存しないのに対し、従来
例では動作時のヒートスポットによる可飽和磁心の磁気
特性劣化が生じていることがわかる。
(以下、余白) 第1表 入カニ VCDC30kV コンデンサ容量:コンデンサ66.67.69いずれも
15nF 可飽和リアクトル(本発明、従来例とも以下同一)コバ
ルト基非晶質磁性薄帯 有効断面積 1.2X10−’m2を4ケ使用平均磁路
長 380 X 10−3m 繰り返し周波数 1kHz 第2表 入カニ Vi=DC30kV コンデンサ容量:コンデンサ66.67.69いずれも
15nF 可飽和リアクトル(本発明、従来例とも以下同一)コバ
ルト基非晶質磁性薄帯 有効断面積 1.2X10−3m2を4ケ使用平均磁路
長 380X10−’m 繰り返し周波数 1kHz 1回の動作時間 5分間 実施例2 第4図は、本発明による高電圧パルス発生装置用可飽和
リアクトルの別の実施例断面図である。
図中、1は入力端もしくは出力端、2は同軸円筒導体、
3は出力端もしくは入力端、4は油入口、5は油出口、
6は非晶質磁性薄帯を用い居間にポリエステルフィルム
を施した巻磁心、12は巻磁心6の冷却効率を高めるた
めに設けられた空隙、13は巻磁心と同軸円筒導体が接
触しないようにすると共に、巻磁心の端面を均一に油冷
し得るようにするための絶縁体ガイドであり、11は入
出力端の絶縁と油をシールする機能を有する絶縁体であ
る。又1図中、冷却油は油入口4から図示矢印の経路で
流れ、各磁心を均一に冷却し、油出口5を出て、ポンプ
により循環される。尚1本実施例では冷却油として、粘
度5mm2/Sのシリコン油を用いた。
第5図は、第4図で用いた可飽和磁心の構成を示したも
のであり、本例では同心円状に配置された形状の異なる
3ケの巻磁心6−1.6’−2,6−3により、冷却の
ための環状空隙12−1及び12−2が設けられ、隣り
合う巻磁心は前記冷却のための環状空隙間に絶縁体スペ
ーサ14を挿入することにより固定されている。
第6図は、第5図で用いた巻磁心6−1.6−2.6−
3の構造を示したものであり、本例では非晶質磁性薄帯
の層間をポリエステルフィルムテープで絶縁するように
して構成された巻磁心15が変形しないようにステンレ
ス製リング16及び17で、各々巻磁心15の内周、及
び外周を固定している。
第7図は、第4図で用いた巻磁心と同軸円筒導体が接触
しないようにすると共に巻磁心の端面を均一に油冷し得
るようにするための絶縁体ガイド13の構造を示したも
のである。本例において18及び19は巻磁心と同軸円
筒導体が接触しないようするためのスペーサ部であり、
20は冷却油の流れる方向を定めるための空隙であり、
巻磁心の端面を均一に冷却し得るような位置に多数説け
である。
以上の構成とすることにより可飽和磁心の表面積を大き
くすることができ動作時の磁心損失による発熱に対する
冷却効率の向上が期待できる。
第3表は、本実施例における可飽和リアクトルと、第1
2図に示す従来例のりアクドルを第13図のKrFエキ
シマレーザ装置に使用したときの圧縮比の時間変化を比
較したものである。本発明では圧縮比の時間変化が極め
て小さく実用上十分な特性を有するのに対し、従来例で
は主に磁心内部で発生したヒートスポットの影響により
可飽和磁心の飽和磁束密度低下により圧縮比の大幅な低
下が生じることがわかる。
また、本実施例における圧縮比の低下は、前記実施例1
の場合よりも少なく、更に高繰返し動作を行う場合には
、より有効である。
第3表 入カニVi=DC30kV コンデンサ容量:コンデンサ66.67.69いずれも
15nF 可飽和リアクトル(本発明、従来例とも以下同一)コバ
ルト基非晶質磁性薄帯 有効断面積 1゜2 X 10”” m2を4ケ使用平
均磁路長 380 X 10−3m 繰り返し周波数 1kHz 第4表は、第3表と同一の装置、同一条件下で5分間動
作後、可飽和磁心の冷却に十分な時間をおいた後に再度
動作させる試験を行ったときの動作再開時の圧縮比動作
回数による特性変化を示したものである。本発明の場合
における圧縮比は動作回数に依存しないのに対し、従来
例では動作時のヒートスポットによる可飽和磁心磁気特
性劣化が生じていることがわかる。
第4表 入カニ VCDC30kV コンデンサ容量:コンデンサ66,67.69いずれも
15nF 可飽和リアクトル(本発明、従来例とも以下同一)コバ
ルト基非晶質磁性薄帯 有効断面積 L、2X10””m2を4ケ使用平均磁路
長 380 X 10”” m繰り返し周波数 1kH
z 1回の動作時間 5分間 尖産五ユ 第8図は、本発明による高電圧パルス発生装置用変圧器
の実施例を示す断面図である。図中、21は1次巻線端
、22は巻数1ターンの1次巻線を構成する同軸円筒導
体、23は1次巻線のもう一方の端、24は油入口、2
5は油出口、26は鉄基非晶質磁性薄帯を用い層間絶縁
にポリエステルフィルムテープを用いた巻磁心、27及
び28は磁心26を固定すると共に油の流れを遮断する
機能を有するリング状絶縁体、29及び30は磁心同志
が接触しないようにすると共に、磁心の端面を均一に油
冷し得るようにするためのリング状絶縁体であり、31
は2次巻線端、32は巻数6ターンの2次巻線を構成す
る導体、33は2次巻線のもう一方の端、34は1次巻
線の両端の絶縁と油をシールする機能を有する絶縁体で
ある。以上の構成において1次巻線端21と2次巻線端
31は接続されており、リング状絶縁体29及び30の
構造は第2図及び第3図に示すものと同一である。又1
図中、冷却油は油入口24から図示矢印の経路で■→■
→■→■を流れ、各磁心の端面を均一に冷却し、油出口
25を出て、ポンプにより循環される。
尚、本実施例では冷却油として、粘度5mm”/Sのシ
リコン油を用いた。
第5表は本実施例における高電圧パルス発生装置用変圧
器と第15図に示す従来例との磁心損失の経時変化の比
較を示したものである。ここでは、各々、1回目の動作
時における磁心損失を1.00として、各使用回数ごと
に磁心損失がどのように変化して行くかを示した。本発
明によれば磁心損失の増加を実用上十分な程度まで抑制
できるのに対し、従来例では主に磁心内部で発生したヒ
ートスポットの影響により、磁心損失が大幅に増加して
行くことがわかる。
第5表 変圧器(本発明、従来例とも以下同一)鉄基非晶質磁性
薄帯 有効断面積 1.5 X 10−3m”を3ケ使用平均
磁路長 380 X 10−3m 動作磁束密度量 1.8T パルス半値幅  1us 繰り返し周波数 1kHz 1回の動作時間 5分間 ヌ】11± 第9図は、本発明による高電圧パルス発生装置用変圧器
の別の実施例断面図である。図中、21は1次巻線端、
22は巻数1ターンの1次巻線を構成する同軸円筒導体
、23は1次巻線のもう一方の端、24は油入口、25
は油出口、26は鉄基非晶質磁性薄帯を用い層間絶縁に
ポリエステルフィルムテープを用いた巻磁心、35は巻
磁心26の冷却効率を高めるために設けられた空隙、3
6は巻磁心と同軸円筒導体が接触しないようにすると共
に巻磁心の端面を均一に油冷し得るようにするための絶
縁体ガイドであり、31は2次巻線端、32は巻数6タ
ーンの2次巻線を構成する導体、33は2次巻線のもう
一方の端、34は1次巻線の両端の絶縁と油をシールす
る機能を有する絶縁体である。以上の構成において1次
巻線端21と2次巻線端31は接続されており、巻磁心
26及び絶縁体ガイド36の構造は第5図から第7図に
示すものと同一である。又、図中、冷却油は油入口24
から図示矢印の経路を流れ、各磁心の端面を均一に冷却
し、油出口25を出て、ポンプにより循環される。
尚、本実施例では冷却油として、粘度5mm2/Sのシ
リコン油を用いた。
第6表は本実施例における高電圧パルス発生装置用変圧
器と第15図に示す従来例との磁心損失の経時変化の比
較を示したものである。ここでは、各々、1回目の動作
時における磁心損失を1.00として、各使用回数ごと
に磁心損失がどのように変化して行くかを示した。本発
明によれば磁心損失の増加を著しく抑制できるのに対し
、従来例では主に磁心内部で発生したヒートスポットの
影響により、磁心損失が大幅に増加して行くことがわか
る。
また、本実施例における磁心損失の経時変化は、前記実
施例3の場合よりも少なく、更に高く繰返し動作を行う
場合にはより有効である。
(以下、余白) 第  6  表 変圧器(本発、明、従来例とも以下同一)鉄基非晶質磁
性薄帯 有効断面積 1.5X10−3m”を3ケ使用平均磁路
長 380 X 10−3m 動作磁束密度量 1.8T パルス半値幅  1us 繰り返し周波数 1kHz 1回の動作時間 5分間 実施例5 第10図は、本発明によるアクセラレータ・セルの一実
施例断面図である。図中、4l−1(41−2)は入力
巻線端、42は巻数1ターンの入力巻線を構成する同軸
円筒導体、43−1 (43−2)は入力巻線のGND
端、44−1 (44−2)は油入口、45−1 (4
5−’2)は油出口、46は鉄基非晶質磁性薄帯を用い
層間絶縁にポリエステルフィルムテープを用いた巻磁心
、47及び48は磁心46を固定すると共に油の流れを
遮断する機能を有するリング状絶縁体、49及び50は
磁心同志が接触しないように゛すると共に、磁心の端面
を均一に油冷し得るようにするためのリング状絶縁体で
あり、51−1 (51−2)は出力巻線のGND端、
52は巻数1ターンの出力巻線を構成する円筒導体、5
3は出力巻線端、54は冷却油をシールするためのコー
ン状絶縁シールである。以上の構成において入力巻線G
ND端43−1(43−2)と出力巻線GND端5l−
1(51−2)は接続されている。又、冷却油は、油入
口44−1 (44−2)から図示矢印の経路で■→■
→■→■→■を流れ、各磁心の端面を均一に冷却し、油
出口45−1 (45−2)を出て、ポンプにより循環
される。
尚、本実施例では冷却油として、粘度5+nm、/Sの
シリコン油を用いた。
第7表は1本実施例におけるアクセラレータ・セルと第
16図に示す従来例との磁゛心損失の経時変化の比較を
示したものである。ここでは、各々、1回目の動作時に
おける磁心損失を1.oOとして、各使用回数ごとに磁
心損失がどのように変化して行くかを示した。
第  7  表 アクセレータ・セル (本発明、従来例とも以下同一) 鉄基非晶質磁性薄帯 有効断面積 1.OXlo−3m”を3ケ使用平均磁路
長 1 、57m 動作磁束密度量 1.8T パルス半値幅  50ns 繰り返し周波数 100Hz 1回の動作時間 1分間 本発明によれば、磁心損失の増加を良好に抑制できるの
に対し、従来例では主に磁心内部で発生したヒート・ス
ポットの影響により、磁心損失が大幅に増加して行くこ
とがわかる。
実施例6 第11図は、本発明によるアクセラレータ・セルの別の
実施例断面図である。図中、4l−1(4,1−2)は
入力巻線端、42は巻数1ターンの入力巻線を構成する
同軸円筒導体、43−1(43−2)は入力巻線のGN
D端、44−1(44−2)は油入0.45−1 (4
5−2)は油出口、46は鉄基非晶質磁性薄帯を用い層
間絶縁にポリエステルフィルムテープを用いた巻磁心、
51−1 (51−2)は出力巻線のGND端、52は
巻数1ターンの出力巻線を構成する円筒導体、53は出
力巻線端、54は冷却油をシールするためのコーン状絶
縁シール、55は巻磁心46の冷却効率を高めるために
設けられた空隙、56は巻磁心と同軸円筒導体が接触し
ないようにすると共に巻磁心の端面を均一に油冷し得る
ようにするための絶縁体ガイドである。以上の構成にお
いて入力巻線GND端43−1 (43−2)と出力巻
線GND端51−1 (51−2)は接続されており。
巻磁心46及び絶縁体ガイド56の構造は、第5図から
第7図に示すものと同一である6又、図中、冷却油は油
入口44−1 (44−2)から図示矢印の経路を流れ
、各磁心の端面を均一に冷却し、油出口45−1 (4
5−2)を出て、ポンプにより循環される。
尚1本実施例では冷却油として、粘度5mm2/Sのシ
リコン油を用いた。
第8表は、本実施例におけるアクセラレータ・セルと第
16図に示す従来例との磁心損失の経時変化の比較を示
したものである。ここでは、各々、1回目の動作時にお
ける磁心損失を1.00として、各使用回数ごとに磁心
損失がどのように変化して行くかを示した。
第  8  表 アクセレータ・セル (本発明、従来例とも以下同一) 鉄基非晶質磁性薄帯 有効断面積 1.OX 10−’m2を3ケ使用平均磁
路長 1 、57m 動作磁束密度量 1.8丁 パルス半値幅  50ns 繰り返し周波数 1.00Hz 1回の動作時間 1分間 本発明によれば、磁心損失の増加を著しく抑制できるこ
とがわかる。また、本実施例における磁心損失の経時変
化は、前記実施例5の場合よりも少なく、更に高繰返し
動作を行う場合により有効なことは言うまでもない。
[発明の効果コ 以上説明したように本発明によれば、磁心を効率的に冷
却することができるため巻磁心を用いて構成した強制冷
却式パルス発生装置用磁性部品において問題であった磁
心の温度上昇の抑制、及びヒートスポットの発生を防止
することが可能となる。
特に磁心として非晶質磁性薄帯のようにヒートショック
による特性変化が非可逆的な材質を用いた場合には、ヒ
ートスポットの発生による磁心の極部的な結晶化或いは
変質による特性劣化を防止できる等の効果もある。
また、高繰返し化による特性劣化が少ないため従来用い
られていなかった高繰返し動作の必要な用途での利用、
或いはより一層の高繰返し化、及び長時間連続動作等も
可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による高電圧パルス発生装置用可飽和リ
アクトルの一実施例を示す構成断面図、第2図は本発明
による磁心と冷却油ガイド用絶縁体の一構成例斜視図、
第3図は本発明による磁心と冷却油ガイド用絶縁体の一
例斜視図、第4図は本発明による高電圧パルス発生装置
用可飽和リアクトルの別の実施例を示す構成断面図、第
5図は本発明における寸法の異なる巻磁心を用いて構成
した磁心の構造図、第6図は本発明による磁心を構成す
る巻磁心の構造図、第7図は本発明による磁心と同軸円
筒導体の接触を防止すると共に冷却油のガイドを兼ねる
絶縁体の構造図、第8図は本発明による高電圧パルス発
生装置用変圧器の一実施例を示す構成断面図、第9図は
本発明による高電圧パルス発生装置用変圧器の別の実施
例を示す構成断面図、第10図は本発明によるアクセラ
レータ・セルの一実施例を示す構成断面図、第11図は
本発明によるアクセラレータ・セルの別の実施例を示す
構成断面図、第12図は従来方式の高電圧パルス発生装
置用可飽和リアクトルの構成断面図、第13図は磁気圧
縮高電圧パルス発生回路を有するエキシマレーザの励起
回路構成図、第14図は磁気アシスト型高電圧パルス発
生回路を有するエキシマレーザの励起回路構成図、第1
5図は従来方式の高電圧パルス発生装置用変圧器の構成
断面図、第16図は従来方式のアクセラレータ・セルの
構成断面図、第17図はインダクション・ラインチック
に用いられるの高電圧パルス発生回路構成図である。 第1図 第2図 第3図 第5図 第6図 第7図 第8図 第9図 第12図 第13図 第14図 第15図 第17図

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)高電圧パルス発生装置用磁性部品において、磁心
    として巻磁心を用い、かつ圧縮空気、フレオンガス、絶
    縁油等の冷媒により前記巻磁心の端面を均一に冷却する
    構成を設け、動作時の磁心損失による磁心の温度上昇、
    及びヒートスポットの発生を防止したことを特徴とする
    高電圧パルス発生装置用磁性部品。
  2. (2)特許請求の範囲第1項記載の高電圧パルス発生装
    置用磁性部品において、圧縮空気、フレオンガス、絶縁
    油等の冷媒により前記巻磁心の端面を均一に冷却する絶
    縁ガイドを設けたことを特徴とする高電圧パルス発生装
    置用磁性部品。
  3. (3)特許請求の範囲第1項又は第2項記載の高電圧パ
    ルス発生装置用磁性部品において、同心円状に配置した
    際に各磁心間に冷却のための空隙が生じるような寸法と
    した寸法の異なる複数の巻磁心を同心円状に配置して構
    成された磁心を用いることを特徴とする高電圧パルス発
    生装置用磁性部品。
  4. (4)特許請求の範囲第3項記載の高電圧パルス発生装
    置用磁性部品において、前記同心円状に配置された寸法
    の異なる複数の巻磁心は、いずれも内周と外周に変形を
    防止するための固定リングが設けられていることを特徴
    とする高電圧パルス発生装置用磁性部品。
  5. (5)特許請求の範囲第3項又は第4項記載の高電圧パ
    ルス発生装置用磁性部品において、前記同心円状に配置
    された寸法の異なる複数の巻磁心は、隣り合う巻磁心間
    に生ずる冷却のための空隙部に設けられたスペーサによ
    り固定されていることを特徴とする高電圧パルス発生装
    置用磁性部品。
  6. (6)特許請求の範囲第1項から第5項記載の高電圧パ
    ルス発生装置用磁性部品において、前記磁心として磁性
    薄帯の層間に絶縁テープ、又は絶縁コーティングを施し
    て構成した巻磁心を用いることを特徴とする高電圧パル
    ス発生装置用磁性部品。
  7. (7)特許請求の範囲第1項から第6項記載の高電圧パ
    ルス発生装置用磁性部品において、前記磁心として非晶
    質磁性薄帯を用いることを特徴とする高電圧パルス発生
    装置用磁性部品。
  8. (8)特許請求の範囲第1項から第7項記載の高電圧パ
    ルス発生装置用磁性部品において、前記磁性部品は可飽
    和リアクトルであることを特徴とする高電圧パルス発生
    装置用磁性部品。
  9. (9)特許請求の範囲第1項から第7項記載の高電圧パ
    ルス発生装置用磁性部品において、前記磁性部品は変圧
    器であることを特徴とする高電圧パルス発生装置用磁性
    部品。
  10. (10)特許請求の範囲第1項から第7項記載の高電圧
    パルス発生装置用磁性部品において、前記磁性部品はチ
    ョークコイルであることを特徴とする高電圧パルス発生
    装置用磁性部品。
  11. (11)特許請求の範囲第1項から第7項記載の高電圧
    パルス発生装置用磁性部品において、前記磁性部品はア
    クセラレータ・セルであることを特徴とする高電圧パル
    ス発生装置用磁性部品。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20150056821A (ko) * 2012-09-14 2015-05-27 이떼아슈뻬뻬 경사 조절 가능한 실질적 구형파형을 가지는 고출력 펄스 제너레이터

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