JPH0197677A - 券紙発行装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （発明の分野） この発明は、小切手１手形などの発行に好適な券紙発行
装置に関する。

（発明の概要） この発明では、印字直後の印字済券紙上から印字内容を
読取り、これを当初指令された印字内容と照合すること
によって、活字駒の動作不良などによる印字ミスを検出
し得るようにしたものである。

（従来技術とその問題点） 一般に、この種の券紙発行装置は、キー操作などで指令
された印字内容に基づいて活字駒を適宜駆動し、小切手
２手形などの券紙上に金額等の印字を行なうようになさ
れており、特に印字対象が小切手９手形等の重要券紙で
あることから、印字動作に関し高度の信頼性が要求され
る。

ところが、印字機構として活字駒（プリントホイール、
プリントボール等）が採用されている結果、活字選択の
際の可回転中に動作不良が発生すると、ワイヤドツトプ
リンタ等の場合とは異なり、隣接する活字が鮮明に印字
されてしまい、目視確認によっても、印字ミスを発見し
にくいという問題があった。

（発明の目的） この発明の目的は、この種の活字力を採用した券紙発行
装置において、活字力の動作不良等に伴って発生した印
字ミスを自動的に検出させることにある。

（発明の構成と効果） この発明は上記の目的を達成するために、キー操作など
で指令された印字内容に基づいて活字力を適宜駆動し、
小切手１手形などの券紙上に金額などの印字を行なう券
紙発行装置において、印字直後の印字済券紙上から印字
内容を読取る手段と、 読取られた印字内容と当初指令された印字内容とを照合
する手段と、 を設け、活字力の動作不良などによる印字ミスを検出し
得るように構成したことを特徴とするものである。

このような構成によれば、この種券紙発行装置から誤っ
た金額の印字された小切手２手形類等が発行された場合
、これを直ちに検出し、その後の事故を未然に防止する
ことができる。

（実施例の説明） 第１図は、本発明に係わる巻紙発行装置の外観を示す斜
視図である。

同図に示されるように、券紙発行装置１の上面手前には
、金額等の印字指令を与えるためのキーボード２．指令
された金額等を表示するためのデイスプレィ３が配置さ
れており、キーボード２から印字指令が与えられると、
ホッパ４に整列状態で蓄えられた小切手１手形用紙など
の券紙は、図示しない繰出ローラの作用で１枚ずつ搬送
路５へと繰出され、券紙プリンタ６を通過する間に金額
等の所望の印字が行なわれ、最終的にスタッカ７へ放出
されて蓄えられる。

なお、６は券紙発行状況などを記録するためのジャーナ
ルプリンタである。

以上の構成は、従来の券紙発行装置と全く同様であり、
このため各部の詳細説明は省略する。

次に、第２図は券紙発行装置１内における内部機構を模
式的に示す説明図である。

同図に示されるように、ホッパ４内に整列収容された券
紙８は、プレート９を介してスプリング１０の作用で繰
出ローラ１１へと押圧されており、このため繰出マグネ
ットＭＧ３を動作させることによって、ホッパ４から券
紙８を１枚ずつ搬送路へと繰り出すことができるように
なされている。

搬送路５上には、適当な間隔てローラ１２〜１７が配列
されており、これらのローラは搬送用ステップモータ１
８によって駆動されるようになされている。

また、搬送路５上には適当な間隔で透過型光電スイッチ
からなるセンサＳ１．Ｓ２．Ｓ３．Ｓ４゜Ｓ５が配置さ
れており、これらのセンサの出力によって、後述する各
種の制御が行なわれる。

また、搬送路５の途中には、ハンママグネットＭＧ１で
駆動されるハンマ１９とプリントホイール２０とからな
るプリンタ部が設けられており、プリントホイール２０
を通過する券紙の裏面側よリハンマ１９を打ちつけるこ
とによって、券紙の表面に文字、数字等の印字を行なう
ようになされている。なお、２６は活字選択用ステップ
モータである また、カセット２１に内蔵された印字リボン２２は、リ
ボンマグネットＭＧ２を駆動することによって、リボン
ローラ２３の回転により、１文字分ずつ送出されるよう
になされている。

そして、特にこの発明では、プリンタ部直後の搬送路上
に、磁気読取ヘッド２４が配置されており、この読取ヘ
ッド２４によって、券紙８上に磁気インクによってプリ
ントされた文字、数字等を読取ることが可能になされて
いる。

そして、搬送路の終端部に達した券紙８は、スタッカマ
グネットＭＧ４を駆動してスタッカローラ２５を回転す
ることによって、スタッカ７内へと収容されるようにな
されている。

次に、以上の構成よりなる搬送機構を用いて、小切手２
手形用紙等の券紙８上に所望の印字を行なうための動作
を第３図のフローチャートを参照しながら説明する。

プログラムがスタートされると、搬送用パルスモータ１
８が回転を開始しくステップ３０１）、同時に繰出マグ
ネットＭＧ３が駆動されることによって（ステップ３０
２）、券紙８の１枚がホッパ４から繰り出される。

次いで、繰り出された巻紙がセンサＳ１に達すると（ス
テップ３０３肯定）、繰出マグネットは消勢され（ステ
ップ３０４）、その後繰り出された券紙８は搬送路前方
へ順次搬送されていく。

そして、券紙がプリンタ部の手前まで達してセンサＳ２
が動作すると（ステップ３０５肖定）、パルスモータ１
８は減速され（ステップ３０６）、所定の低速度で搬送
を続ける。

この状態で、券紙上の印字開始位置がハンマ１９の直下
に到来し、これによりセンサＳ３が動作するとくステッ
プ３０７肖定〉、搬送パルスモータ１８は停止され（ス
テップ３０８）、券紙の搬送も停止する。

印字動作の開始では、まず印字文字数のセットを行なっ
た後、印字文字数がＯになるまで（ステップ３０４否定
）、リボンおよび券紙を１文字ずつ送りながら（ステッ
プ３１１，３１２）、１文学部字するたびに印字文字数
から１を減算する処理（不テップ３１０，３１３＞を繰
り返す。

この印字に際しては、良く知られているように、プリン
トホイール２０をモータ２６により適宜回転させながら
、所望の活字位置を選択する。そして、この活字選択の
ためのプリントホイール回転において、動作不良等が生
ずると、プリントホイール２０上において隣接する活字
が誤って印字される等の不都合が生ずるわけである。

最終文字の印字が終了して、印字文字数がＯになると（
ステップ３１４肖定）、再び搬送用ステップモータ１８
が回転開始され、印字が終了した券紙はさらに搬送路の
前方へと送られていく。

そして、券紙が読取ヘッド２４の手前まで到達して、セ
ンサＳ４が動作すると（ステップ３１５肖定）、読取ヘ
ッド２４の出力側に設けられたり一ドゲート（図示せず
）がＯＮＬで、券紙８上から磁気インクでプリントされ
た文字の読取りが開始される（ステップ３１６）。

次いで、−券紙が磁気ヘッド２４の上を通過し終り、セ
ンサＳ４が復帰すると（ステップ３１７肯定）、前述し
たリードゲートはＯＦＦされる（ステップ３１８）。

一方、券紙８が読取ヘッド２４を通過する期間において
は、読取ヘッド２４の出力側に券紙上の印字パターンに
対応したアナログ波形が得られ、このアナログ波形は適
宜なしきい値で弁別することによって、パルス列パター
ンに変換されメモリに記憶されている。

次いで、このパルス列パターンは、予め各文字に対応し
たパルス列パターンと照合されることによって、文字コ
ードに変換されて再生される（ステップ３１９）。

次いで、再生された文字コードは、印字バッフ７エリア
から読込まれた文字コード（ステップ３２０）と照合さ
れる（ステップ３２１）。

その結果、両者が不一致の場合、すなわちプリントホイ
ール２０の動作不良などによって、指令された文字と実
際にプリントされた文字とが不一致の場合にはくステッ
プ３２１否定）、所定のエラーコードがセットされ（ス
テップ３２６）　、プログラムは終了する。

以後の処理については、例えばデイスプレィ３に印字ミ
スに相当する表示を行なったり、あるいはブザー等の鳴
動などｋよって、オペレータに対し印字誤りの生じた券
紙が発行されることを報知するわけである。

また、ジャーナルプリンタ６には、何枚口の券紙がプリ
ントミスを生じているか等の情報をプリントさせること
もできる。

一方、文字照合の結果、両者が一致すれば（ステップ３
２１肯定）、エラーコードのセットはスキップされ、ざ
らに券紙は前方へと搬送され、スタッカ７の手前まで到
達してセンサＳ５が動作するのを待って（ステップ３２
２肯定）、スタッカ７の収容が行なわれる。

この収容は、スタッカマグネットＭＧ４を動作させ（ス
テップ３２３）　、その後センサＳ５が復帰するのを待
って（ステップ３２４肖定）、スタッカマグネットＭＧ
４をＯＦＦさせる一連の動作を行なうものである（ステ
ップ３２５）。

このように本実施例装置によれば、プリントホイール２
０の動作不良などによって、実際に指令された印字内容
と券紙上にプリントされた印字内容とに不一致が生じた
場合、これを直ちに搬送路上において検出し、オペレー
タに対し必要な警報等を与えることができる。

従って、隣接する活字が誤って明確に印字されたような
場合であっても、これを印字ミスとして確実にオペレー
タに報知させることができる。

なお、以上の実施例では、読取ヘッド２４として磁気読
取ヘッドを用いる一方、印字インクとして磁気インクを
使用したが、これに代えて読取ヘッド２４としてＯＣＲ
を利用し、読取られた文字をパターン照合しても同様な
効果を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係わる券紙発行装置の外観を示す斜視
図、第２図は搬送路の内部機構を示す説明図、第３図は
制御プログラムの構成を示すフローチャートである。 １・・・券紙発行装置 ２４・・・読取ヘッド

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）キー操作などで指令された印字内容に基づいて活
   字駒を適宜駆動し、小切手、手形などの券紙上に金額な
   どの印字を行なう券紙発行装置において、 印字直後の印字済券紙上から印字内容を読取る手段と、 読取られた印字内容と当初指令された印字内容とを照合
   する手段と、 を設け、活字駒の動作不良などによる印字ミスを検出し
   得るように構成したことを特徴とする券紙発行装置。