JPH0196577A - 測距信号変調方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は測距信号変調方式に関し、特に無線で操縦する
飛翔体の誘導制御において、地上から無線操縦を行なう
場合、パルス符号変調信号と正弦波測距信号を組合せて
送出し効率的な情報伝送を図った測距信号変調方式に関
する。

〔従来の技術〕

従来、飛しょう体等を無線で遠隔操縦する場合は、時分
割をおこなったパルス符号変調信号（以下ＰＣＭ信号と
いう）を使用して多チャンネルの誘導制御をおこなうと
同時に、飛しょう体の位置を知るため地上からＰＣＭ信
号と正弦波測距信号を混合して送信する。一方これを受
けた飛しょう体側では、受信信号の中から周波数選別の
ためのフィルタを設けて測距信号を分離し、また飛しょ
う体側からは送信機によりこの測距信号を再び変調して
地上へ送り返し、地上において原信号と位相差を測定し
測距をおこなう方式が一般的に用いられてきた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上述した従来の測距信号変調方式は、ＰＣＭ信号と測距
信号のそれぞれを飛しょう体側で受信した後これら２つ
の信号をフィルタにより分離しなくてはならないため、
それぞれの周波数が互いに十分相異なっていなくてはな
らない。このため、利用する周波数には制約が伴ない最
適周波数を選ぶことが困難になるという欠点がある。

更に、これらの２つの信号は混合して送信しているため
、回路に非線形要素があると混変調を生じ、その結果測
距信号の信号対雑音比が低下してしまい測距精度が劣化
するという欠点がある。

本発明の目的は上述した欠点を除去し、利用する周波数
の制約を大幅に緩和して最適周波数の選択を著しく容易
にするとともに回路の非線形要素による測距精度の劣化
を大幅に改善した測距信号変調方式を提供することにあ
る。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は装置は、地上から無線で操縦する飛翔体の誘導
制御をおこなう場合に飛翔体との相対距離を測定するた
め飛しょう体側に受信した正弦波測距信号を送り返すト
ランスポンダを持つ測距信号変調方式において、地上か
ら送出する操縦信号は時分割多重化によるパルス符号化
変調方式としかつその時系列に信号識別用ワードを付与
してあらかじめ設定した時間だけパルス符号化信号の代
りに前記正弦波測距信号を介在せしめて送出する形式で
前記操縦信号と測距信号を送信する手段を有する。

〔実施例〕

次に、本発明について図面を参照して説明する。

第１図は本発明の一実施例のブロック図、第２図（ａ）
および（ｂ）はそれぞれ、第１図の実施例における測距
用信号送出時と非送出時の出力信号フォーマット図であ
る。

第１図に示す実施例マルチプレクサ１．ＰＣＭエンコー
ダ２．測距用レンジトーン信号発生器２〜５．プログラ
ムコントローラ６を備えて構成される。マルチプレクサ
１には、これに接続されるＰＣＭエンコーダ出力２と、
測距用レンジトー・ン３．４および５の４つの信号が送
られている。ＰＣＭエンコーダ２は操縦用のＰＣＭ信号
を出力し、測距用レンジトーン信号発生器３，４および
５は互いに異なる周波数の測距用レンジトーン信号を発
生し、プログラムコントローラ６は予めプログラムされ
た時間と順序に従ってマルチプレクサ１に入力すべきそ
れぞれの信号を珈び、プログラム通りの信号をサイクリ
ックに選び出し、マルチプレクサ１で多重化されて出力
信号７として送出される。

このようにして得られる出力信号は第２１Ｋ（ａ＞の通
りで、操縦信号ワードＣ１からＣ２４まではＰＣＭエン
コーダの出力である。ＩＤはその後に送られるデータの
内容を表わす識別ワードであり、ここまでの信号はＰＣ
Ｍエンコーダ２から送られている。ＲＴは測距するため
の測距用レンジトーン信号であり、Ｆ、は各ワードを検
出するためのフレーム同期信号である。この信号の波形
は常時この形式でサイクリックに送るのではなく、第２
図（ｂ）のような信号も送り出す場合がある。このとき
はＣ２５からＣ２８はＰＣＭエンコーダ２からの信号で
あり測距信号は送られていない。

−ｍに、飛しょう体との間の距離の測定は測定頻度が少
なくても実用上問題にならないので、操縦用信号として
送られるＰＣＭ信号のサイクリックに送られる信号のあ
る短い時間だけ測距信号を送り出し、この時間帯にはＰ
ＣＭ信号は送出しない、また、測距信号が送られていな
い場合は操縦用関連のＰＣＭデータを送り出し、データ
がランダムに送られても信号の識別が容易にできるよう
に信号の前に識別ワードを付して伝送をおこなう。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明は、ＰＣＭ信号と測距信号と
を混合して送り出すのではなく、プログラムコントロー
ラから必要な時間を選び、この時間に限り測距信号を送
出し、さらに測距信号を送出するときには、測距信号を
送り出すという識別情報を提供する識別ワードを送出す
るという手段を備えることにより受信側において測距信
号の検出が容易になり、また複数の信号を同時に変調す
ることがないので混変調が避けられ、精度の高い測距を
おこなうことができるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のブロック図、第２図（ａ）
は第１図の実施例における測距用信号送出時の出力信号
フォーマット図、第２図（ｂ）は第１図の実施例におけ
る測距用信号非送出時の出力信号フォーマット図である
。 １・・・マルチプレクサ、２・・・ＰＣＭエンコーダ、
３．４．５・・・測距用レンジトーン信号発生器、６・
・・プログラムコントローラ、７・・・出力信号、Ｃ。 〜Ｃ２８・・・操縦信号ワード、ＩＤ・・・識別ワード
、ＲＴ・・・測距用レンジトーン、ＦＳ・・・フレーム
同期信号。 代理人　弁理士　　内　原　　音 下　！（２］

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 地上から無線で操縦する飛翔体の誘導制御をおこなう場
   合に飛翔体との相対距離を測定するため飛しよう体側に
   受信した正弦波測距信号を送り返すトランスポンダを持
   つ測距信号変調方式において、地上から送出する操縦信
   号は時分割多重化によるパルス符号化変調方式としかつ
   その時系列に信号識別用ワードを付与してあらかじめ設
   定した時間だけパルス符号化信号の代りに前記正弦波測
   距信号を介在せしめて送出する形式で前記操縦信号と測
   距信号を送信する手段を有して成ることを特徴とする測
   距信号変調方式。