JPH019427Y2 - - Google Patents

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JPH019427Y2
JPH019427Y2 JP1984077539U JP7753984U JPH019427Y2 JP H019427 Y2 JPH019427 Y2 JP H019427Y2 JP 1984077539 U JP1984077539 U JP 1984077539U JP 7753984 U JP7753984 U JP 7753984U JP H019427 Y2 JPH019427 Y2 JP H019427Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
chopped green
container
green onions
water
ventilation
Prior art date
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JP1984077539U
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JPS60190283U (ja
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Landscapes

  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
  • Preparation Of Fruits And Vegetables (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本考案は、薬味たるきざみ葱の包装体に関す
る。 〔考案が解決しようとする問題点〕 そば、うどん、さしみその他各種食品の食事に
当つて、きざみ葱は欠かすことのできない薬味で
ある。しかし一般家庭において、一時に消費する
きざみ葱の量は僅かなもので、青葱一束を購入し
て来て必要量だけきざみ葱として使用したので
は、通常あり余ることになる。それで必要量だけ
きざんで、残りはきざまないまゝで5〜10℃の冷
蔵庫内にしまつておくことになる。ところが、き
ざまないまゝでしまつても数日の保存で、すでに
新鮮さが失われ、薬味としての用をなさなくなつ
てしまう。 きざみ葱の状態でしまえば、もつと早く傷んで
1〜2日でも用をなさない。 他面、最近では、まな板さえ持つていない家庭
がふえ、青ねぎをきざんで薬味に調理することの
不得手な主婦も見られる。そのような主婦は、新
鮮なきざみ葱の状態で購入できることを希望して
いるのであるが、未だ、そのような小分けされた
きざみ葱の市販品は見当らない。 また、料理店などにおいても、不時の需要に応
ずることができるように、予じめ造りだめしてお
くことも考えられないではないが、それをその
まゝ冷蔵庫内に入れておけば、予想外に早く傷ん
でしまうか、乾燥して使いものにならなくなつて
しまう。これをビニル袋に入れて密封した状態で
冷蔵庫内に保存しようとすれば、乾燥は防げて
も、その傷む速度は以外に速くて2日間程度しか
新鮮さを保つことはできない。 数日間程度、実質新鮮さを失わないきざみ葱が
小分けされた状態で提供されゝば、一般家庭はむ
ろんのこと、料理店あるいは小売り食料品店にと
つて頗る好都合である。 〔問題解決の手段および作用〕 本考案は、上記観点から為されたものであつ
て、本考案者は、きざんだ葱を、そのぬめりがな
くなる程度までよく水洗し、付着水分がほとんど
なくなるまで除去し、これを通気性ある容器内に
入れて冷蔵庫中保存するときは、少くとも7日
間、おゝむね12日間は薬味として通用する程度の
新鮮さが保持できることを知つた。 こゝにぬめりがなくなるまで水洗するというの
は、きざんだ葱を、冷水中に入れて、軽く、つま
り葱の細胞が毀れない程度に、揉み洗した場合、
ぬめりがあると大、小の泡立ちが見られるが、水
洗がすゝむにつれて、それが次第になくなり、実
質的に泡立ちが見られなくなる程度をいう。その
状態では、水洗に使用した水の方にも、青い濁り
が殆んど目視できないようになつている。 水洗が済んだら、付着水分を除去するのである
が、それには、常法通り笊にあけて水切りし、さ
らにその表面に残存する水分を除去する。これが
ためには、むろんねぎの細胞を傷めないことが肝
要である。これがためには、遠心分離器による脱
水が最も適当とされよう。かくしてきざみ葱表
面、ないしきざみ葱相互間に水滴の存在は認めら
れないが、なおねぎ表面はぬれていて、きざんだ
当初の新鮮な状態が保たれている状態に至らしめ
る。付着水分が実質的に除去されているとは、そ
の程度の脱水をいうのである。加熱脱水は熱によ
る細胞の損傷を来し易く、真空乾燥は細胞より脱
水を招き易いので注意を要する。 かくの如く、ぬめりを除去し、付着水分が除去
されたら、これを速かに通気性ある容器に移し入
れる。通気性がある容器とは、既述したビニル袋
に密封したような場合を除くという程の意味で、
容器全表面に通気孔のあるような、通気性の良好
なものは除外される。あまりに通気性が良すぎる
と、庫内において迅速に乾燥し、新鮮さが失われ
るからである。 好ましい容器としては、側壁ないし底壁に通気
路があるが、上蓋に通気路のないプラスチツク製
容器である。冷蔵庫内に保存中、きざみ葱から蒸
発して来た水分は、上蓋内面に凝縮し、それによ
つて容器内が速かに乾燥するのが防止されるから
である。 実施例 (試番1) きざみ葱を内蔵するために使用した容器は、真
空成形法で成形した第1図示の市販ポリスチレン
製のいわゆる包装用パツクである。このものは、
タテ75×ヨコ108×フカサ23mmの本体部2と、同
じタテ・ヨコ巾でフカサ7mmの蓋体部3とが、ヨ
コの一辺でヒンジ4結合しており、、ヒンジ結合
しない3辺には、それぞれ巾7mmの縁部2a,3
aが設けられていて、指で押えて蓋を閉じると、
この両縁部は、重なり合うが、指を放すとヒンジ
4の自開作用で再び開く。この容器の厚さは、全
て0.2〜0.4mmであるから、僅かな指の力で変形も
するペカペカした容器である。 つぎに青ねぎを、常法通り薬味用の大きさにき
ざみ、常温の水道水で軽く揉み洗いして、泡立ち
のなくなるに至らしめ、これによつてぬめりを除
去し、ついで笊にあけてザツと水切りしたのち、
布袋に入れて遠心脱水機に5分間かけ、それによ
つて付着水を除去した。脱水機としては、(株)日立
製作所製、家庭用洗濯機PL3058型、商品名「青
空」を用いた。 このようにしてぬめりを除去し、付着水を除い
たきざみ葱を350g、上記容器である包装用パツ
クに入れ、蓋をして両縁部の角部2カ所をホツチ
キス止め6,6した。この容器は前述の通りペカ
ペカしているので、ホツチキス止めされていない
縁部2a,3aの間は約0.5〜1mm程度の細長い
隙間となつており、これが通気路となつている。 対照例 (試番2〜6) 上記実施例と異るところを表示する。第1表
中、通気性の欄において「大」とあるは、容器の
蓋体部3を除却し去つた場合、つまり容器上面が
全開放。「あり」とあるは、実施例の如く側壁に
通気路が存在するもの。「なし」とあるは、容器
縁部2a,3aを閉じて、テープで密封したもの
を指す。第1表には、前記実施例を試番1として
一括して掲げた。
【表】 上記試番1〜6のものを、通常の電気冷蔵庫中
(約7〜8℃)に入れて、24時間ごとに調理士に
より薬味として使用可能か否か判定してもらつ
た。判定した調理士は、日本調理協会教授:谷口
幹雄(京都市伏見区小栗栖中山田町12の1)その
結果は第2表通りである。
〔考案の効果〕
第2表に示される通り、本考案に係るきざみ葱
の包装体(試番1)は、少くとも12日間は薬味と
して専問板前の使用にたえるものである。なお、
包装容器としては上面が閉鎖され側部から通気し
うる程度の容器が望ましい。 また、第2表の試番5のものは通気性なしの容
器に収容したものであるが、このような通気性な
しの場合であつても、少なくとも4日間は薬味と
しての効果を十分奏するものである。 したがつて、本包装体は、一般家庭用として便
利であるばかりでなく、スーパーマーケツトや百
貨店の食料品売場において取扱い可能な、新たな
流通形態として、すこぶる珍重されるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例きざみ葱包装体の開口状
態斜視図、第2図はその閉鎖状態を示す正面図で
ある。 1は包装容器、2は本体部、3は蓋体部、4は
ヒンジ、5はきざみ葱、6はホツチキス止め。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 水洗によりぬめりが除去され、付着水分が実質
    的に除去されているきざみ葱が内蔵されているこ
    とを特徴とするきざみ葱包装体。
JP1984077539U 1984-05-26 1984-05-26 きざみ葱包装体 Granted JPS60190283U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984077539U JPS60190283U (ja) 1984-05-26 1984-05-26 きざみ葱包装体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984077539U JPS60190283U (ja) 1984-05-26 1984-05-26 きざみ葱包装体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60190283U JPS60190283U (ja) 1985-12-17
JPH019427Y2 true JPH019427Y2 (ja) 1989-03-15

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1984077539U Granted JPS60190283U (ja) 1984-05-26 1984-05-26 きざみ葱包装体

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JPS60190283U (ja) 1985-12-17

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