JPH019357Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は渦巻状のシーズヒーターを固定挾持す
る支持具の係止装置に関するものである。

従来、業務用又は家庭用の調理用ヒーター等は
各種様々なものが造され利用されているが、しか
しそれぞれにおいては以下に示すような不利欠点
が存していた。

簡単な操作での取りはずしが出来ないため、食
品の残渣、いわゆるふきこぼれ等のこびりつきに
よつて、長時間不快な臭気を放出するばかりか、
更には不快な焦煙が周囲に迷惑をおよぼす原因と
もなつていた、又洗浄の際においても簡易な操作
による離脱着固定などが極めて困難であつて、上
記の如き諸々な問題を提起していた。

本考案の渦巻状シーズヒーターはこれらの事由
に着目し、簡易な操作の脱着によつて固定するこ
とを可能とした調理用ヒーターの係止装置を創案
したものである。

以下本考案を図面によつて説明する。

第１図、第２図に示す渦巻状シーズヒーター１
と、該ヒーターを固定挾持する支持具２とこれを
受ける若干周底部を有した枠体５、及び上面鍔部
１１と内蔵するソケツト部を係止するための切欠
部１４を設けた底皿１０等で構成する業務用又は
家庭用の調理用ヒーターであるが、第３図図示の
如く該渦巻状シーズヒーター１を固定挾持する支
持具２の一先端部に、段差３を設けて鍵状片４を
突出形設させると共に、これと相対する該鍵状片
４を受ける長さ方向に広巾７と細巾７′を有した
鍵穴状の切欠部８を、枠体５の内周側面及び周底
部６迄打抜して切欠形設すると共に、該周底部６
の下面へ弾性作用を保持せしめる弾性片９を取設
けて枠体５を形成する。

そして該周底部６の切欠箇所８と、前記底皿１
０の上面鍔部１１との合致箇所に広巾１２と細巾
１２′の鍵穴状の切欠部を形成して、これを前記
枠体５に嵌置せしめることにより、一旦離脱させ
たヒーター部１を組み込む際、支持具２の先端に
形設した当該鍵状片４を先づ夫々の切欠部８，１
３、へ嵌挿し、前記弾性片９を接地させて鍵状片
４の下辺に当接せしめた状態において、支持具２
を若干回動することにより該鍵状片４の先端が前
記周底部６に設けた切欠箇所の長さ方向広巾７部
分より細巾７′部分に移行して確実に係止固定す
ることができる構成と成したものである。

以上のように本考案の渦巻状シーズヒーター
は、簡易な方法によつて素早く本体容器と離脱
着、及び組付固定ができるため、洗浄等が極めて
容易となる大きな利点を有し、更には構成も簡単
であるため、廉価に提供できるなど本考案は実用
上顕著な効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

図面はいずれも本考案を表し、第１図は平面を
表し、第２図は側面を表すものである。第３図
は、本考案の一要部を形成する鍵状片の部分斜視
図であり、第４図は、枠体及び底皿の合致する要
部を示す部分斜視図である。第５図は、第１図に
おけるＡーＢ断面図。 １……渦巻状シーズヒーター、２……シーズヒ
ーター支持具、３……段差切欠部、４……鍵状
片、５……枠体、６……枠体の周底部、７……広
巾切欠部、７′……細巾切欠部、８……鍵穴状切
欠部、９……弾性片、１０……底皿、１１……鍔
部、１２……広巾切欠部、１２′……細巾切欠部、
１３……鍵穴状切欠部、１４……ソケツト係止切
欠部。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 渦巻状のシーズヒーターと該ヒーターを固定挾
   持した支持具とこれを受ける若干周底部を有する
   枠体及び上面鍔部及びソケツト部を係止する切欠
   部を設けた底皿等で構成する業務用又は家庭用の
   調理用ヒーターにおいて、 該渦巻シーズヒーターを固定挾持した支持具の
   一先端部に段差を設けて鍵状辺を突出形設せし
   め、これと相対する該鍵状片を受ける広巾と細巾
   を有した鍵穴状の切欠部を枠体の内周側面及び周
   底部迄打抜して切欠形設すると共に該周底部の下
   面へ弾性作用を保持せしめる弾性片を取付けて枠
   体を形成し、該周底部の切欠箇所と前記底皿の上
   面鍔部の合致箇所を切欠形成して、前記枠体に嵌
   置せしめることにより、ヒーター部を組込む際支
   持具の先端に形設した当該鍵状片を嵌挿し、前記
   弾性片を接地して鍵状片の下辺に当接せしめた状
   態において支持具を若干回動することにより該鍵
   状片の先端が前記周底部切欠箇所の広巾部分より
   細巾部分に移行して係止固定できるようにしたこ
   とを特徴とする調理用ヒーターの係止装置。