JPH019322Y2 - - Google Patents

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JPH019322Y2
JPH019322Y2 JP2307383U JP2307383U JPH019322Y2 JP H019322 Y2 JPH019322 Y2 JP H019322Y2 JP 2307383 U JP2307383 U JP 2307383U JP 2307383 U JP2307383 U JP 2307383U JP H019322 Y2 JPH019322 Y2 JP H019322Y2
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thin tube
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JP2307383U
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JPS59130364U (ja
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  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
  • X-Ray Techniques (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 例えば、比較的小口径の2本の管状体を溶接に
よつて連結した場合における溶接部のX線検査を
行う場合に細管によるX線管が用いられる。すな
わち細管の先端にターゲツトを取付けて、上記細
管の内部を軸方向に走行する電子線でターゲツト
の端面を衝撃することによりX線を発生させ、上
記端面を囲むように形成した環状の窓から360度
の範囲に亘つて放射状にX線を放出させるもの
で、その細管を管状体中に挿入することにより環
状溶接部のX線透過像を一挙に撮影するものであ
る。このようなX線管においては、ターゲツトと
上記細管の基部との間にX線窓が360度に亘つて
環状に形成されているために、ターゲツトに冷却
水を送り込むことができない。しかもターゲツト
電流を観測して、電子線がターゲツトに正常に入
射しているか否か等を判断するために、細管とタ
ーゲツトとの間に環状の電気絶縁体を介挿する必
要があり、この絶縁体が熱の伝導をも遮断するか
らターゲツトの温度上昇が甚しい。従つて従来は
ターゲツトの入力が制限されて、強力なX線を発
生することができない欠点があつた。本考案はこ
のような欠点を除去したX線管を提供しようとす
るものである。
第1図は使用状態における本考案実施例の側面
図、また第2図は第1図におけるX線管の一部を
拡大して縦断した図、第3図は第2図のA−A断
面図である。このように金属製細管1の中間に環
状の絶縁体2を介挿してその両側を電気的に絶縁
すると共に絶縁体2の先端側に環状の凹溝を設け
ることによりその部分の肉厚を薄くして環状のX
線放射窓3を形成してある。また細管1の先端に
は例えば銅の棒状ターゲツト4を嵌合してその嵌
合面にOリング5を介挿し、かつ細管から突出し
た部分に環状の放熱翼6を形成してある。このタ
ーゲツト4における細管内部の端面7を円錐状に
形成して、その先端の電子線入射部を前記窓3に
対向させてある。更に細管1の内側には絶縁体2
と対向する位置にアパーチヤ8を設けて、該細管
の基部に電子線の集束並びに偏向線輪9を嵌合し
てある。なお図示してないが細管1の基端には負
の高電圧を加えられる電子線放出陰極を設けると
共に高真空排気ポンプを連結してある。上述のよ
うな細管X線管における細管1の外側に管状体
を、それらの間に多少の間隙が生ずるように嵌合
することにより、円筒状の冷却空気導管10を形
成してある。この導管10は細管1の基部からX
線窓3に近い位置まで、その窓を越えないように
配設されている。上記導管10の先端を開放して
基端に設けた圧縮空気源の連結口11を上記細管
の基部に配置したものである。かつ導管10を形
成する管状体の一部を細管1に接するまで凹ませ
て軸方向の凹溝を形成し、その溝に嵌合した導線
12の先端を細管1におけるターゲツト4の嵌合
部分に接続して、図示してないが基端にターゲツ
ト電流測定用のメータを接続してある。第1図は
このようなX線管の細管部分を、検査しようとす
る管状体13に挿入して、窓3をその溶接部14
に対向させると共に溶接部の外側に環状のX線フ
イルム15を配置することにより上記溶接部のX
線透過像を撮影する状態を示したものである。ま
た第4図は本考案の他の実施例の一部を縦断した
図、第5図はそのB−B断面図で細管1の外側面
に3本の冷却空気導管10,10……を等間隔で
軸方向に配置し、それらの先端を窓3の側部に開
口させて、基端を圧縮空気源の連続口11に連結
したものである。
上述の装置において、陰極から放出される電子
線を線輪9で細く絞ると共に走行方向を制御する
ことにより、アパーチヤ8を通してターゲツト4
の尖端に入射させると、その入射部から発出した
X線が環状の窓3を透過して360度の範囲へ放射
状に投射される。従つてこのX線で溶接部14の
X線透過像がフイルム15上に一挙に撮影され
る。また導線12に接続した電流計でターゲツト
4に入射する電子線電流を観測しながら前記偏向
線輪の電流等を調整することによつて電子線がア
パーチヤ8を通過するようにその位置を調整する
ことができる。更に連結口11から導管10に圧
縮空気を送り込むとこれが導管10の先端から、
矢印を附した点線のように細管1の外面に沿つて
軸方向へ吹き出される。従つてその冷却空気が放
熱翼6の周辺を流通して、ターゲツト4に発生し
た熱を吸収するから、上記ターゲツトの温度上昇
を防止して強力なX線を発生させることができ
る。なおターゲツトの放熱翼6はこれを細管1の
軸と平行な方向に形成するか、あるいは多数の突
起状に形成すること等も可能である。
以上実施例について記したように本考案の装置
は細管X線管において、その細管の外側面に基端
からX線窓を越さない範囲に亘つて冷却空気導管
を配置したものである。従つて導管から吹き出し
た冷却空気が細管の先端に取付けたターゲツトの
外側面を流通して、これを有効に冷却する。この
ため強力なX線を発生し得ると共にX線窓が導管
で遮蔽されないから、360度の範囲に亘つて放射
状にX線を照射し、例えば管状体の溶接部の検査
を能率よく行うことができる。かつ冷却導管が細
管に沿つて配置されるから、管状体中へ容易に挿
入することができて、しかも取扱も容易である。
またターゲツトがその外側を流通する空気によつ
て有効に冷却されるから、このターゲツトと細管
の間に絶縁物を介挿してターゲツト電流を測定す
ることにより、電子線の位置および発生X線の強
度等の調整を容易に行い得る等の優れた作用効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は使用状態における本考案実施例の側面
図、第2図は第1図の一部を拡大して縦断した
図、第3図は第2図におけるA−A部分の断面
図、第4図は本考案の他の実施例における一部の
縦断面図、第5図は第4図のB−B断面図であ
る。なお図において、1は細管、2は絶縁体、3
はX線窓、4はターゲツト、5はOリング、6は
放熱翼、7はターゲツトの電子線入射面、8はア
パーチヤ、9は集束並びに偏向線輪、10は冷却
空気導管、11は連結口、12は導線、13は検
査しようとする管状体、14は溶接部、15はX
線フイルムである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 細管の先端に取付けたターゲツトに該細管の基
    端側から高速度の電子線を入射させて上記細管に
    前記ターゲツトの電子線入射部を囲むように形成
    した環状の窓から360度の範囲に亙つてX線を放
    射状に放出するX線管において、上記細管の外側
    面上にその基部から前記窓を越えない範囲に亙つ
    て冷却空気導管を配置すると共にその先端から吹
    き出される気体が前記ターゲツトの外側をその軸
    方向に流通して該ターゲツトを冷却するように前
    記窓の側部に上記冷却空気導管の先端を配置する
    と共に上記導管に冷却空気を送り込む圧縮空気源
    の連結口を前記細管の基部に配置した冷却装置。
JP2307383U 1983-02-21 1983-02-21 X線管の冷却装置 Granted JPS59130364U (ja)

Priority Applications (1)

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JP2307383U JPS59130364U (ja) 1983-02-21 1983-02-21 X線管の冷却装置

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JP2307383U JPS59130364U (ja) 1983-02-21 1983-02-21 X線管の冷却装置

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Publication Number Publication Date
JPS59130364U JPS59130364U (ja) 1984-09-01
JPH019322Y2 true JPH019322Y2 (ja) 1989-03-14

Family

ID=30154164

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JP2307383U Granted JPS59130364U (ja) 1983-02-21 1983-02-21 X線管の冷却装置

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JP5288874B2 (ja) * 2008-05-02 2013-09-11 株式会社 システムスクエア 異物検査装置

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JPS59130364U (ja) 1984-09-01

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