JPH0193076A - 電力発生方法及び電力発生装置 - Google Patents

電力発生方法及び電力発生装置

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JPH0193076A
JPH0193076A JP62247758A JP24775887A JPH0193076A JP H0193076 A JPH0193076 A JP H0193076A JP 62247758 A JP62247758 A JP 62247758A JP 24775887 A JP24775887 A JP 24775887A JP H0193076 A JPH0193076 A JP H0193076A
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hydroxide
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、電力発生装置、より詳細に云うと、電気化学
電池を利用した電力発生装置及び該装置 、における性
能を改良する方法に関する。
(従来の技術及び発明が解決しようとする問題点) 消耗性金属陽極を利用した電気化学電池は、公知である
。かかる電池は、1974年2月12日に付与されたロ
ウリー(Rowley)の米国特許節3 、791 、
871号、1878年8月24日に付与されたツァイ(
Tsa i )等の米国特許節3.973509号、及
び1985年7月9日に付与されたガルブレイス(Ga
 I bra i th)の米国特許第4.528.2
48号をはじめとする数多くの特許及び刊行物に詳細に
記載されている。
米国特許第3,791,871号に開示されている電池
は、水に対し著しく反応性があり、かつ、水の存在下に
おいて陽極に形成される電気的絶縁性皮膜によって陰極
から隔離されている消耗性金属陽極を利用した典型的な
従来の電気化学電池である。
陽極と陰極は、電池の作動中は、水性電解液と接触状態
にある。この米国特許の電池においては、陽極は、ナト
リウムまたはリチウムのような単体アルカリ金属からな
り、電解液は、陽極金属と水との電気化学反応により生
ずる陽極金属の水酸化物の水溶静からなる。
かかる電池の作動は、以下の反応によるのであるが、こ
の反応においては、例示のために、消耗性陽極電極の活
性物質としてリチウムを使用し、電解液として水酸化リ
チウム水溶液を使用している。
A、陽極反応 電気化学的溶解 Li−+Li=(aq) +  e −(1)陽極での
絶縁皮膜の形成 Li    (aq)  十 OH−(aq)−+Li
0H(aq)        (2)LiOH(aq)
−+ LiOH(s)        (3)寄生的腐
食反応 Li 4−HO−+LiOH(aq) + 1/2H(
g)   (4)B、陰極反応 水の遷元 HO+  e  −>OH+1/2H(g)    (
5)上記式において、(aq)は水に溶解したイオンを
示し、(S)は固体の塩を示し、(g)が気体を示す。
反応(1) と(5)は、電気の発生に必要である。
反応(2)と(3)は、陽極に形成されて陽極を保護(
4)は、活性陽極材料を消費し、水素気体を発生するが
、有効な(useful)電流は発生しない寄生的(p
arasitic)腐食反応である。
上記したロウリーの米国特許第3,791,871号の
電池の陽極は、導電性ではない、非反応性で部分的に水
溶性の材料からなる薄い皮膜で被覆されている。この皮
膜は、湿潤空気に曝されると金属表面に形成される自然
の水和酸化物であるのが好ましい。しかしながら、他の
適宜の水溶性絶縁物が皮膜として用いられてもよい。こ
の皮膜は、多孔質であり、電解液を陽極へ移動させるこ
とができるとともに、反応生成物を陽極から移動させる
ことができるようにしている。
米国特許第3,781,871号に開示されている電池
の電解液は、水と陽極金属との電気化学反応によって形
成される。従って、この電池においては、水は、制限さ
れた速度で電池に導入され、陰極と陽極の双方と直接接
触する。水は、陽極の可溶性皮膜の一部を溶解して、陽
極材料の水和水酸化物を生成するとともに、熱を発生す
る。反応が進行するにつれて、有効な電力が発生する。
陽極と陰極は互いに直接的には接触しないが、電池から
電力を引出すように陰極と陽極のそれぞれに電気的な接
続がなされている。
電解液は、陽極金属の水酸化物の溶液であるのが好まし
いが、これは、かかる水酸化物が電池の作動中に自然に
形成され、電解液を作動中に再生するからである。
上記米国特許第3.7!Ill、871号の電池の陽極
のアルカリ金属は、水に対して著しく反応性がある。
かかる反応性は、(所定の温度においては)電解液の金
属水酸化物の濃度が増加するにつれて、減少する。(典
型的な作動温度においては)電解液の水酸化リチウムの
濃度は、約4.2乃至4.5モルに保持するのが最適で
ある。電池の水酸化リチウムの濃度が上昇するにつれて
、電池の電力発生速度は対応して低下し、電解液が水酸
化リチウムで飽和されるようになると、陽極の不動態化
が起こる。
かくして、かかる電気化学電池においては、典型的な作
動温度において所望のレベルの電力出力を保持するには
、消耗性金属の水酸化物の濃度が相対的に高くなるのを
避けなければならない、従って、電解液における反応性
金属の水酸化物の濃度を、有効な電流が得られるレベル
に保持するのに必要な手段をとらなければならない。
電解液における反応性金属の水酸化物の濃度が過剰にな
るという問題に対する解決策の一つに、電解液流の一部
を周囲の環境に連続的に排除し、同時に、同様な流量の
新鮮な水を電解液に注入する方法がある。電解液の出入
れのバランスがとれ、かつ、金属水酸化物の生成と釣合
いがとれている場合には、この方法は効果的である。し
かしながら、この方法には幾つかの欠点がある。先づ、
流入及び流出する液体の動きにより、騒音のレベルが有
意に上昇するとともに1発生する騒音が所望の、即ち、
許容すべき騒音限界を越えるに至る場合がある。また、
この方法は新鮮な水の連続供給源を必要とする。海洋以
外の用途の場合には、このような水流入源を簡単に得る
ことができず、しかも、かかる流入水源を装置に装備す
ると、重量が増し、殆どの場合は許容されないことにな
る。従って、このような閉ループ電気化学電池はいずれ
も、なんらかの形態の「電解液管理」、即ち、反応性金
属を水酸化物の循環電解液から除去することが必要とな
る。
閉ループ電気化学電池における電解液管理の管理剤とし
てりん酸、弗化水素などのような単純な酸を使用する場
合、このような単純な酸は反応性金属水酸化物の沈降剤
(precipitant)として作用するが、循環電
解液から除去される反応性金属水酸化物のダラム当りの
、電池にかかる間接的な(overhead)重量負荷
が比較的大きくなるのが通常である。従来の沈降技術は
、一般に、多量の消耗性反応体を必要とするので、多量
の反応生成物を形成することになる。沈降剤を担持する
負荷と、その後に形成される反応生成物は、かかる電力
発生装置のエネルギと電力を著しく低下させることにな
る。更に、弗化水素のような幾つかの単純酸は毒性 揮
発性及び危険性を有するので、これらの物質を電解液管
理剤として使用する利点は失われる。
このように、反応性金属と電解水溶液を用いる電気化学
電池にとっては、電解液管理は著しい負担となる。
本発明は、従来技術が有する上記欠点を除去するもので
ある。
(問題点を解決するための手段) 本発明によれば、上記問題点を解決する電力発生方法が
提供されている。この方法は、電気化学電池の消耗性金
属の陽極と該陽極から離隔した陰極とへ間に形成される
電気化学反応ゾーンに前記消耗性金属の水酸化物の水溶
液からなる電解液を供給する工程と、 電力を電気化学的に発生しかつ前記消耗性金属の水酸化
物を形成するように前記電解液を前記反応ゾーンに循環
させる工程と、 前記消耗性金属の前記水酸化物の少なくとも一部を水と
前記消耗性金属の少なくとも1つの酸化物とに変換する
工程と、 前記消耗性金属酸化物を前記水から分離する工程と、 前記水を前記電解液に加える工程とを備えてなる構成に
係る。
本発明の別の観点によれば、上記問題点を解決すること
ができる電力発生装置が提供されている。この装置は、 消耗性金属の陽極と、電気化学反応ゾーンを形成するよ
うに該陽極から離隔されている陰極と、前記消耗性金属
の水酸化物の水溶液からなる電解液とを備えた電気化学
電池と、 電力を電気化学的に発生しかつ前記消耗性金属の水酸・
化物を形成するように前記電解液を前記反応ゾーンを介
して循環させる手段と、 前記消耗性金属の前記水酸化物の少なくとも一部を水と
前記消耗性金属の少なくとも1つの酸化物とに変換する
手段と、 前記消耗性金属の酸化物を前記水から分離する手段と、 前記水を前記電解液に加える手段とを備えてなる構成に
係る。
(実施例) 本発明によれば、消耗性金属と水性電解液とを備える電
気化学電池において、電力の発生と電解液の管理とを行
なうことができる電力発生方法と装置が提供されている
本発明は、消耗性金属(例えば、リチウム)の陽極を有
する電気化学電池を備えた電力発生装置に関する。本発
明の装置は、水性、−水(monohy−drate)
、無水その他の形態の陽極金属水酸化物を生ずるように
作動する任意の構成の電池とともに使用することができ
る。かかる電池は、−船釣には、消耗性金属の陽極と、
該陽極との間で電気化学反応ゾーンを画定するように陽
極から離隔配置された陰極と、消耗性金属の水酸化物の
水溶液からなる電解液とを備えている。電解液は、更に
、水酸化物のイオンを含むような通常のイオン剤ととも
に、本技術分野において公知のような有機または無機添
加剤を含むことができる。陽極及び陰極はそれぞれ、電
力を電池から引出すための端子またはその他の回路コネ
クタを備えることができるのは当然である。かかる回路
コネクタは本技術分野において周知である。
リチウムは、エネルギ密度が高いので、好ましい陽極材
料である0例えば、アルミニウム、マグネシウム、ベリ
リウム、カルシウム、及び他のアルカリ金属をはじめと
する他の反応性金属のような他の消耗性金属も使用する
ことができる。陽極の金属は、所望の場合には、単体、
化合物、合金、アマルガムまたは混合物の形態で存在す
ることができる0本明細書における、好ましいリチウム
に関する記載は、単に例示的なものであり、本発明は他
の消耗性金属も使用することができるものである。
陽極の形態は臨界的ではなく、所望の用途に好都合な適
宜の形状を採用することができる。
本発明は、消耗性金属の水酸化物が形成される限りは、
陰極の形態に拘らず、消耗性金属/水性電解液の電気化
学電池に、広く適用することができるものである0例え
ば、本発明は、酸素または他の気体消耗陰極[例えば、
空気陰極(air cath−ode)] 、AgOの
ような金属酸化物の形態をなす陰極、あるいはHOのよ
うな酸化剤または単なるHOを有する陰極を使用して実
施することができる。更に、本発明は、沈降技術(pr
ecipitationtechniques)のよう
な電解液管理(electrolytemanagem
ent)に関する他のシステムと関連して実施すること
もできる。
かかる電気化学電池においては、電気化学反応は陽極で
起こり、周知のように、例えば、上記した式(+)に従
って陽極金属の陽イオンと電子とを生ずる。陽極の陽イ
オンは、上記式(2)の場合のように電解液の負に帯電
したイオン種(典型的には、水酸イオン)と反応して、
陽極反応生成物、リチウム陽極の場合には水酸化リチウ
ム(LiOH)を・〜11、 本技術分野において周知のように、アルカリ金属の陽極
は、陽極金属の水和水酸化物からなる水溶性の、金属イ
オン透過絶縁コーティングで被覆されている。このコー
ティングは、陽極を湿潤空気に曝すと陽極に自然に形成
され、電池の作動中は連続的に再生される。更に、上記
したように、このコーティングは電気化学反応を調整す
る作用を行なう。
陽極の金属水酸化物のコーティングは、陽極と陰極とを
隔離するという作用をなし、これにより、双方の電極は
物理的には接触するが、直接電気的には接触しないこと
になる。しかしながら、本技術分野において周知のよう
に、泡、スクリーン、ビーズ(beads) 、または
これらの組合せのような他の物理的スペーサを用いるこ
ともできる。
第1図について説明すると、炭化水素燃料の燃焼を利用
する電力発生装置10が、示されている。
しかしながら、本発明は、炭化水素燃料を使用しなくて
も実施することができる。装置10は、導電性金属陽極
/空気陰極を備えた複数の電気化学電池からなる電池の
積重ね体即ちスタック(stack)12を備えている
。電池スタック12は1作業に使用することができる電
力出力14を発生する。しかしながら、所望の場合には
、本発明は単一の電気化学電池を用いて実施することも
できる。
溶解した水酸化リチウムを含み、水素ガスが分散されて
いる電解液の流れ16は、電池スタック12から熱交換
器20を介して循環される。水素ガスは、電池スタック
12の各電池内で起こる寄生的腐食反応の副生成物とし
て形成する。熱交換器20は、電解液流16を、該熱交
換器20を通る空気または水の冷却流22と直接接触さ
せることにより電解液流16から熱を除去する。電解液
流1Bの冷却により、電解液の取扱いが簡単になる。冷
却された電解液流24が熱交換器を出て、電解液溜め/
気体分離器26に導かれ、ここで、水素ガス及び電解液
流24に存在するその他の気体が気体流30として排出
される。本発明における水素ガスの使用を、以下に詳細
に説明する。
流れ32として示されている、得られた水酸化リチウム
水溶液は、溜め/気体分離器26から反応器34へ循環
され、ここで、水酸化リチウムの少なくとも一部は流れ
116からの二酸化炭素と反応゛し、以下のようにして
炭酸リチウム変換生成物を形成する。
2LiOH+ CO−+Li CO+H20(El)炭
酸リチウム生成物は、水に対する溶解度が制限され、溶
解度は温度の上昇とともに低下し、電解液からの分離と
除去が容易となる。更に、炭酸リチウムは非毒性である
生成物の流れ36は、反応器34から適宜の分離器40
へ導かれ、流れ42として示される、炭酸塩反応生成物
を含む固形物、流れ44として示される、例えば、窒素
及び酸素を含む未反応ガス、及び流れ46として示され
る水酸化リチウム水溶液の除去が行なわれる。炭酸リチ
ウム生成物の流れ42は、ボックス47として図示され
ている貯蔵器に排出収容され、あとで行なわれるリチウ
ムの回収に備える。未反応ガスの流れ44は、大気に排
出してもよい、水酸化リチウム水溶液の流れ46は、熱
交換器/反応器52.54.5B及び80の連続体50
に供給され、ここで、水酸化リチウムの少なくとも一部
が、流れ62として図示されている酸化リチウムに変換
される。
図示の実施例においては、熱交換器/反応器52は、流
れる水酸化リチウムを加熱する作用をなす。加熱された
水酸化リチウムの流れ64は、熱交換器/反応器52か
ら出て、熱交換器/反応器54へ供給される。
熱交換器/反応器54は、ここを流れる水酸化リチウム
から水を除去する作用をなす、このようにして、−氷水
酸化リチウムの流れB6が熱交換器/反応器54から排
出される。
熱交換器/反応器5Bは、−氷水酸化リチウムから水を
除去する。これにより、液体の水酸化リチウム70が該
反応器56から放出され、熱交換器/反応器60へ供給
される。
熱交換器60は、水酸化リチウムを酸化リチウムと気体
のHOに換える作用を行なう。
流れ62として図示されている固体の酸化リチウムと未
変換の水酸化リチウムは、水酸化リチウム水溶液の供給
流4B並びに熱交換器/反応器54.5B及び60のそ
れぞれの供給流64.66及び70へ、熱交換器/反応
器5B、54及び52を介して逆方向に流れ、これによ
り、流れ62は冷却され、この流れからの熱エネルギは
熱交換器/反応器において必要とされるエネルギの少な
くとも一部を提供するように使用される。流れ62にお
ける酸化リチウムと未変換の水酸化リチウムは(ボック
ス72によって代表される)貯蔵器に放出収容され、あ
とで行なわれるリチウム金属の回収に備える。
水酸化リチウムの酸化リチウムへの変換によって熱交換
器/反応器60において発生する、流れ74として図示
されている水の蒸気は、熱交換器/反応器60よりも前
にある熱交換器/反応器を逆流する。同様に、熱交換器
/反応器56及び54において発生し、かつ、流れ76
及び80としてそれぞれ図示されている水蒸気も、前に
ある熱交換器/反応器を流れる。このようにして、水蒸
気の熱エネルギは、水酸化リチウムを加熱するのに必要
な熱エネルギの少なくとも一部を提供するように利用さ
れる。
流れ90内の空気は、空気圧縮器/送風器82に供給さ
れる。流れ94と98は、それぞれ、電池スタック12
と燃焼器100の双方へ空気を供給する空気圧縮器/送
風器82の能力を示す。流れ102は、電池スタック1
2からの空気の流出を示す。
流れ30として図示されている水素ガスは、気体分離器
26から移送され、燃料として燃焼器100へ供給され
る。流れ102として図示されている燃焼器100の排
気は、水酸化リチウムの酸化リチウムと水への変換を行
なうためのエネルギを提供する。排気流102は、熱交
換器/反応器の連続体50の供給流とは逆に導かれ、変
換処理において使用される熱エネルギを提供する。
本発明の実施例においては、−氷水酸化リチウムの流れ
86のような水酸化リチウムは、燃焼器100内に直接
注入して、装置の構成及び操作を簡単にすることができ
る。消耗性金属の水酸化物の燃焼器への直接的な注入を
利用する装置は、第3図に関して詳細に後述する。
更に、流れ30として図示されている水素ガスの燃焼は
、所望の程度まで反応を行なわせるのに十分な熱エネル
ギを提供することができない場合も想定され、この場合
には、燃焼器100への炭化水素燃料の補給を行なうこ
とができる。
第1図において、炭化水素燃料(例えば、ガソリン)は
、ポンプ106によって、貯蔵タンク104からライン
110を介して燃焼器100へ移送される。燃焼器10
0において、燃料が燃焼され、燃料の炭素は酸化されて
二酸化炭素(及び幾分かの一酸化炭素)になり、燃料の
水素は酸化されて水になる。燃焼器100の排気からの
二酸化炭素を含む気体の流れ116は、放出することが
でき、あるいは第1図に示すように、反応器34へ供給
することもでき、この場合には、二酸化炭素はここで水
酸化リチウム水溶液と反応を行なう。
排気ガスの流れ102は、熱交換器/反応器の連続体5
0を介して逆方向へ導かれ、変換処理反応を行なうため
の熱エネルギを提供する。
次に、排気ガスの流れ102は、冷却された水蒸気の流
れ74.713及び80とともに、気体/液体分離器1
14へ供給され、ここで、流れ116として図示されて
いる気体は、流れ120として図示されている水から分
離される。分離器114からの水の流れ120と、溜め
/気体分離器2Bからの流れ122として図示されてい
る水性電解液は、ポンプ126によって電池スタック1
2へ循環される電解液流124を形成する。
このようにして、装置10は、水の回収と電気化学電池
への水の戻しを行ない、ここで水は反応体として消費さ
れる。かくして、本発明の電力発生装置は、水を反応体
として貯蔵する必要性を少なくし、あるいはなくすこと
ができる。
更に、貯蔵される生成物は、従来の電解液管理剤の使用
により生ずるような水酸化物または不溶性塩の形態では
なくて、Li Oのような酸化物の形λ 態をなしているので、貯蔵生成物の重量は更に小さくな
る。
従来のリチウム−空気電力発生装置は、電解液における
水酸化リチウムの濃度を制御するのに沈降剤を利用して
いる0例えば、沈降剤としてりん酸を使用するこのよう
な装置は、一般に、貯蔵される反応体(あらゆる場合に
周囲の空気から利用することができると考えられる酸素
は含まず、この場合には貯蔵される反応体ではない)に
つき約1270W時/kgの比エネルギ(specif
ic energy)を有する。
1984年6月21日付出願のアーノルド拳ズイーφゴ
ードア (Arnold Z、 Gordon)の米国
特許節622゜785号の原出願に記載されているよう
な、リチウムと水とを消費する従来のリチウム−空気電
力発生装置は、貯蔵される反応体につき約2800W時
/kgの比エネルギを発生することができる。
本発明は、第1図に示すように、リチウムだけ炙消費し
、以下の式に従って作動する。
電気化学反応 4Li + 2HO+ 0→4LiOH(7)反応のΔ
G = −78,58kca11モルLi変換反応 2LiOH−+ Li O+ HO(8)反応のΔG 
= +9.51 kca11モルLi(ΔGは反応のG
ibbs自由エネルギを表わす。) 反応体の理論(熱力学)比エネルギは、以下の全装置反
応において示されるように、式(7)と(8)のΔGの
値の合計となる。
正味の全装置反応 4Li + O→2Li O(9) 反応のΔG −(−78,58+9.51) = −8
7,07kca I 1モルLi この反応熱は、貯蔵されている反応体、即ち、リチウム
当り、約11240 W時/kgに相当する。
全てのリチウム−空気電池の実際の作動における固有の
損失(リチウムの約85% I71電圧効率と約85%
のクーロン効率)を考慮すると、比エネルギは次のよう
になる。
(0,65)(0,85)(11240W時/kg) 
= [1210W時/kg反応体 この比エネルギは、従来のリチウム−空気装置の約4.
9倍であり、上記米国特許出願第822,785号に記
載のリチウム−空気装置の約2.1倍であり、従来の高
効率炭化水素燃料燃焼熱機関の約1.5倍である。
上記した装置において、腐食反応(4)によって生ずる
水素ガスは、燃やされて、変換反応(8)を行なわせる
のに必要な熱エネルギを提供するとともに、装置全体の
効率と比エネルギを高める。例えば、計算によれば、7
5%のクーロン効率では、水素ガスの燃焼により利用す
ることができる熱は、LiOHの全てをLi OとHO
に変換するのに要する熱の約71を提供することになる
。熱エネルギの残りは、炭化水素燃料の燃焼により得る
ことができる。
所望の場合には、炭化水素及び水素燃料の少なくとも一
方の代わりとして、またはこれに加えて、電池の出力電
気の一部を利用する抵抗ヒータ(図示せず)によって熱
エネルギを装置に提供することができる。
装置において再生される水の不足を補うために水を担持
する場合には、消耗性物質の比エネルギは低下すること
になる。この場合には、炭化水素燃料を使用して、燃焼
生成物から、陽極反応生成物からの余分な水の回収に使
用される燃焼熱とともに、水を回収することができる。
更に、上記したように、炭化水素燃料の燃焼により生ず
る二酸化炭素は、上記反応(8)による水の回収を促進
するように使用することもできる。
次に第2図について説明すると、第2図には、本発明の
別の好ましい実施例が示されている。実施例の装置は、
全体が参照番号210で示されている。装置210は、
電池スタック12、熱交換器2O2、気体分離器26、
燃焼器100.酸化リチウム/水酸化リチウム貯蔵容器
72、炭化水素燃料貯蔵器104などのような構成素子
を備えている。
装置210は、第1図に示す装置と同口概念を採用して
いるが、本実施例では、固体の形態をなすリチウム/空
気電池反応生成物を生ずるリチウム/水性電解液(co
nsumable metal/aqueous)技術
を利用している。上記した米国特許節1322.785
号の原出願には、固体の電気化学反応生成物を生ずる電
池及び発電方法が開示されている。
電気化学反応の結果、負に帯電した電解質イオン種と陽
極金属との間に形成される生成物で実質上飽和されてい
る電解液を含む消耗性金属/水性電解液電気化学電池の
作動により、固体の反応生成物が生ずる。
本技術分野において周知なように、(陽極金属と水との
反応の結果帯電する)正に帯電した陽極金属と電解質イ
オン種との間で形成される反応生成物は、水に溶解する
イオン化塩(ionized salt)を生ずる。し
かしながら、飽和すると、過剰の塩が固体として沈♂す
る。リチウム陽極の場合には、電解液は、リチウムとイ
オン種との水溶性反応生成物で飽和される。イオン種が
水酸化物の場合には、電解液は水酸化リチウムで飽和さ
れることになる。電解液は飽和されるので、電解液は固
体の水酸化リチウムのような少なくとも少量の固体の反
応生成物を含むことになる。電池が使用されるので、陽
極反応生成物の形成と沈澱が当然に起こる。
更にまた、電解液は、陽極金属のより低いイオン濃度で
飽和するように陽極反応生成物に対して共通のイオン効
果(common ion effet)を与える物質
を含むことができる。共通のイオン物質を使用すること
により、電解液の導電性を改善することもでき、しかも
所定の濃度以上で使用すると、無水反応生成物を生じや
すくなり、装置の重量を低減させることができる。
例えば、陽極がリチウムであり、電解液の負に帯電する
イオン種が水酸イオン(hyc’rowide)である
場合には、陽極反応生成物は水酸化リチウム(LiO)
1)である。蒸留水における水酸化リチウムの飽和濃度
は約5.3Mであり、この濃度は温度とは比較的無関係
である。しかしながら、この濃度は、電解液中の他の物
質の濃度とは無関係ではなく、飽和濃度は他の物質の濃
度が上昇すると減少する。
かくして、電解液には、水酸化カリウム(KOH)また
は水酸化ナトリウム(NaOH)のような共通のイオン
源物質を入れて、リチウムの飽和濃度を変えるようにす
ることができる。これにより、電解液は溶液へのリチウ
ムイオンの添加に対して著しく鋭敞となり、電解液の飽
和を維持する上で特に有用である。
飽和濃度でのあるいは飽和濃度付近でのかかる電池の作
動は、実際には、電解液の陽極反応生成物の濃度が飽和
濃度よりも下ると、熱による悪影響を受けることなく、
電解液と陽極との反応により速やかに飽和濃度に戻る、
という点において自己調整的ということができる。
更にまた、飽和電解液が得られると、反応性金属/電解
水溶液の電気化学電池は、従来実施されている最大作動
温度よりも遥かに高い温度で安定かつ安全に作動するこ
とができることがわかった。更に、かかる電池の電力特
性を容易に制御することができ、かつ、操作温度と直接
関連させることができる。即ち、電力特性(即ち、電流
密度)は、電解液の温度と直接かつ指数関数的に関係し
、しかも温度が考慮されなければならない唯一の可変因
子であることがわかった。
電解液の飽和による陽極の不動態化により、かかる電気
化学電池は安全かつ安定して電力を発生する。これは、
有効な電解液の管理なしに、不悠和の電解液を使用して
適度の温度で行なわれる電池の作動が、電池の無制御と
破壊とを引起こすという事実を考えると、特に重要であ
る。
かかる技術により、電気化学電池を高温で作動させるこ
とができる。作動の最大有効温度は1作動圧での電解液
の沸点によってのみ制限を受ける。従って、共通のイオ
ン添加物を含む電解水溶液が大気圧で100℃を越える
清点を有することができるので、リチウム陽極を使用し
て大気圧において約90°C乃至少なくとも150°C
の範囲の温度で電池を操作させることが容易に可能とな
る。電池が加圧される場合には、更に高い温度を得るこ
とができる。
所望の作動温度は、種々の手段のいずれかによって得る
ことができる。電池は、陽極の電気化学反応がある程度
まで進行し、進行につれて熱を発生するので、低い温度
においても自己加熱式ということができる。従って、実
際には、電解液を電池に加えることだけが必要とされ1
反応は(電解液が飽和状態で)進行し、所望の温度に到
達すると電池の温度を保持するための熱交換手段により
電池の温度を維持する。
更に、電解液は飽和されているので、電池は電解液の流
量を著しく低くして、あるいは電解液を流すことなく作
動させることができる。しかしながら、−船釣には、電
解液の存在する固形沈澱物の循環を維持するため、電解
液に最小限度の流速を与えるのが望ましい、このような
飽和した電気化学装置は、電解液の飽和が維持されてい
る限り1作動圧力、電解液の流速をはじめとする、温度
以外の他の全ての可変因子の影響を受けない。
第2図について更に説明すると、炭酸リチウムを形成す
るのに二酸化炭素を使用することは図示されていないが
、反応により、飽和電解液に固体の水酸化リチウムが形
成される場合には、かかる技術を適用することができる
のである。
気体分離器26は、電解液流24から気体を分離し、流
れ122として図示されている得られた電解液は、水酸
化リチウム分離器214へ移送され、ここで固体の水酸
化リチウムが電解液から除去される。流れ218 とし
て図示されている固体の水酸化リチウムは、一連の熱交
換器/反応器50へ供給され、一方、流れ220として
図示されている電解液には、流れ222として図示され
ている水が加えられる。流れ222は、流れ74と気体
/液体分離器114からの水の流れ120の水然気の凝
縮により形成される。流れ223 として図示されてい
る、得られた電解水溶液混合物は、電解液のポンプ12
6を介して電池スタック12へ移送される。
図示の一連の熱交換器/反応器50は、2つの熱交換器
/反応器224と226とから構成されている。熱交換
器/反応器224は、水酸化リチウムを加熱することに
より、液化する作用を行なう。流れ230として図示さ
れている液体水酸化リチウムは、熱交換器/反応器22
4から熱交換器/反応器226へ移送され、ここで水酸
化リチウムは、酸化リチウムと水に変換される。
第3図について説明すると、第3図には1本発明の別の
実施例が示されている。全体が参照番号310は、第2
図の装置210と同様に構成されている。装置310は
、固体または水溶液の形態をなす水酸化リチウムを燃焼
器に直接添加して燃焼生成物と反応させる概念を採用し
ている。装置310は、電池スタック12、熱交換器2
O2、気体分離器26、燃焼器10O2、水分離器11
4 、 ’rk化水素燃料貯蔵器104、燃料ポンプ1
08などのような素子を備えている。
装置310は、消耗性金属の水酸化物を少なくとも1つ
の消耗性金属の酸化物と水とに変換する工程において、
炭化水素燃料の燃焼を利用するようになっている。しか
しながら、特定の電力発生装置においては、炭化水素燃
料の使用を重要でないものまたは不必要なものとするこ
とができる。従って、炭化水素燃料の使用は、本発明の
実施にとって木質的なものではなく、本発明はこれを使
用しなくても実施することができる。
装置310においては、流れ216として図示されてい
る固体の水酸化リチウムは、熱交換器312へ移送され
、ここで固体の水酸化リチウムは加熱液化され、次に、
燃焼器100へ移送され、ここで水酸化リチウムは反応
して、炭化水素と水素の燃焼による熱と燃焼生成物とを
生ずる。流れ3111として図示されている燃焼器の生
成物は、固体粒子分離器320へ移送され、ここで流れ
322として図示されている固体は、流れ324として
図示されている気体の燃焼生成物から分離される。酸化
リチウム、水酸化リチウム、及び任意に含まれる炭酸リ
チウムからなる固体の流れ322は、熱交換器312を
介して固体の水酸化リチウムの流れ216へ逆方向に導
かれ、加熱に必要な熱エネルギを提供し、貯蔵容器72
に放出即ち移送される。
N、0並びに任意に含まれるCO及びCOの少なくとも
一方とからなる生成物の流れ324は、熱交換器312
を介して流れることにより冷却されて、気体が分散した
水を形成し、次に気体/水分離器+14へ移送され、こ
こで気体は水から分離される。流れ330として図示さ
れている、気体/水分離器114によって集められた水
は、電解液の流れ220に加えられて電解液の流れ22
3を形成し、電解液ポンプ126によって電池スタック
12へ圧送される。
次に第4図について説明すると、第4図には本発明の別
の実施例が示されている。この実施例では、水酸化リチ
ウムは炭酸リチウムに変換され、更に反応に供されて酸
化リチウムと二酸化炭素を生ずる。全体が参照番号41
0で示されている装置は、第1図と同様に構成されてい
る。装置1410は、電池スタック12、熱交換器2O
2、気体分離器2B、燃焼器10O2、水分離器114
などのような構成素子を備えている。更に、装置410
は、炭化水素燃料貯蔵器104及び燃料ポンプ10Gを
備えている。しかしながら、炭化水素燃料の使用は任意
であり、本発明はこれを使用しなくても実施することが
できるものである。
装置410において、炭酸リチウム(Li CO)とこ
れに取込まれている少量の水及び水酸化リチウムとから
なる固体の流れ42は、熱交換器/反応器52.56及
び60の連続体50に直接供給される。
図示の実施例では、熱交換器/反応器52は、これを流
れる炭酸リチウムのスラリを加熱する作用を行なう、加
熱された炭酸リチウムの流れ412は、熱交換器/反応
器52から出て、熱交換器/反応器54に供給される。
熱交換器/反応器54は、ここを流れる炭酸リチウムス
ラリから水を除去する作用をなし、これにより、乾燥し
た炭酸リチウムの流れ414が該反応器から出る。
熱交検器/反応器56は、炭酸リチウムを液化する機能
を行なう、従って、液体の炭酸リチウムが該反応器から
出て、熱交換器/反応器60へ供給される。
熱交換器/反応器60は、炭酸リチウムを酸化リチウム
と気体の二酸化炭素とに変える作用をなす、しかしなが
ら、実際の条件においては、少量の水酸化リチウムと一
酸化炭素の少なくとも一方もまた、熱交換器/反応器8
0において生ずる。
流れ418として図示されている固体の酸化リチウムと
未変換の炭酸リチウムは、熱交換器/反応器56.54
及び52を介して、炭酸リチウムの供給流42並びに熱
交換器54.5B及び6oの供給流412.414及び
41Bへ逆方向に導かれる。このようにして、流れ41
8は冷却され、該流れからの熱エネルギが熱交換器/反
応器において必要とされるエネルギの少なくとも一部を
提供するのに利用される。酸化リチウムと未変換の炭酸
リチウム418は、ボックス72によって代表される貯
蔵器に放出収容され、のちに行なわれるリチウム全屈の
回収に備える。
熱交換器/反応器60において生ずる気体生成物は、主
として一酸化炭素からなり、第4図においては、流れ4
20として示されている。流れ420は、熱交換器/反
応器60よりも前にある熱交換器/反応器を介して逆方
向に導かれ、その熱エネルギの少なくとも一部が、炭酸
リチウム材料の加熱に必要な熱エネルギの少なくとも一
部を提供するように利用される。流れ420は、次に、
反応器34へ供給され、ここで−酸化炭素の少なくとも
一部が水酸化リチウムと反応して、上記(8)式に示す
変換生成物を形成する。
流れ422として図示されている分離器40からの生成
物である水は、水蒸気流76及び80とともに、参照番
号424で示す水の流れを形成し、この流れは、気体/
液体分離器114から生ずる水の流れ120と合流する
。流れ426として図示されている合流した水の流れは
、電解水溶液の流れ122と合流し、ポンプ128によ
って電池スタック12へ循環される電解液流430を形
成する。
二酸化炭素以外の化合物を消耗性金属の水酸化物と反応
させ、活性物質の回収をすることができる変換生成物を
形成することもできる。これらの化合物としては1例え
ば、水酸化物のアルミン酸塩、水酸化物のほう酸塩、水
酸化物のしゅう酸塩、水酸化物のひ酸塩、ラウリン酸塩
、パルミチン酸塩及びステアリン酸基がある。
上記記載は、単に、本発明の理解を明確にするためのも
のであり、当業者にとっては、本発明の範囲内において
修正を行なうことができるのは明白であるので、上記記
載は本発明に不必要な限定を加えるものではない0例え
ば、触媒を消耗性陽極金属に添加あるいはこれと接触さ
せて、酸化物の変換速度を高めるとともに、酸化物及び
水に対する水酸化物の活性エネルギを低下させるように
することができる。更に、種々の分離配置されている構
成素子(例えば、熱交換器、分離器など)を単一の装置
に統合して1重量を減少させかつ効率を高めるようにす
ることができる。更にまた、反応速度を高めあるいは装
置の効率を改善するために、種々の熱交換器、反応器な
どを、大気圧よりも高い圧力または低い圧力で作動させ
ることができる。
(効果) 以上のように、本発明は、水の回収と電気化学電池への
該水の供給を行なうことができるので、水を反応体とし
て貯蔵する必要性を実質上なくすことができる。また、
貯蔵される生成物が水酸化物または不溶性塩ではなく、
酸化物の形態を有することができる。従って、本発明は
、装置全体の重量を著しく軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の電力発生装置の実施例を示す概略工程
系統図、第2図は本発明の電力発生装置の別の実施例を
示す概略工程系統図、第3図は本発明の電力発生装置の
別の実施例を示す概略工程系統図、第4図は本発明の電
力発生装置の更に別の実施例を示す概略工程系統図であ
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)電気化学電池の消耗性金属の陽極と該陽極から離
    隔した陰極との間に形成される電気化学反応ゾーンに前
    記消耗性金属の水酸化物の水溶液からなる電解液を供給
    する工程と、 電力を電気化学的に発生しかつ前記消耗性金属の水酸化
    物を形成するように前記電解液を前記反応ゾーンを介し
    て循環させる工程と、 前記消耗性金属の前記水酸化物の少なくとも一部を水と
    前記消耗性金属の少なくとも1つの酸化物とに変換する
    工程と、 前記消耗性金属酸化物を前記水から分離する工程と、 前記水を前記電解液に加える工程とからなる電力発生方
    法。 (2)前記消耗性金属は反応性金属からなることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項に記載の電力発生方法。 (3)前記反応性金属はアルカリ金属であることを特徴
    とする特許請求の範囲第2項に記載の電力発生方法。 (4)アルカリ金属はリチウムであることを特徴とする
    特許請求の範囲第3項に記載の電力発生方法。 (5)前記酸化物はLi_2Oであることを特徴とする
    特許請求の範囲第4項に記載の電力発生方法。 (6)前記陰極は導電性金属と金属酸化物よりなる群か
    ら選ばれることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記
    載の電力発生方法。 (7)前記陰極金属酸化物はAgOであることを特徴と
    する特許請求の範囲第6項に記載の電力発生方法。 (8)前記陰極は酸素消費陰極であることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項に記載の電力発生方法。 (9)前記陰極は空気陰極であることを特徴とする特許
    請求の範囲第8項に記載の電力発生方法。 (10)前記電気化学電池はO_2、AgO、H_2O
    _2及びH_2Oよりなる群から選ばれる陰極反応体を
    備えることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の
    電力発生方法。 (11)前記水酸化物は無水水酸化物、一水水酸化物、
    水性水酸化物及びこれらの混合物よりなる群から選ばれ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の電力
    発生方法。 (12)前記変換工程は、 変換生成物と水とを生ずるように前記水酸化物の少なく
    とも一部を反応体と反応させる工程と、 前記消耗性金属の酸化物と前記反応体とを得るように前
    記変換生成物を反応させる工程とからなることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項に記載の電力発生方法。 (13)前記反応体は二酸化炭素であり、前記変換生成
    物は前記消耗性金属の炭酸塩からなることを特徴とする
    特許請求の範囲第12項に記載の電力発生方法。 (14)前記変換工程は前記反応を行なわせるように熱
    エネルギを前記反応手段を付与するエネルギ付与工程を
    備えることを特徴とする特許請求の範囲第12項に記載
    の電力発生方法。 (15)前記エネルギ付与工程は熱エネルギを発生する
    ように燃料を酸素含有気体により燃焼させる工程からな
    ることを特徴とする特許請求の範囲第14項に記載の電
    力発生方法。 (16)前記消耗性金属の前記水酸化物は前記燃焼器に
    直接供給されることを特徴とする特許請求の範囲第15
    項に記載の電力発生方法。 (17)前記燃料は水素ガス、炭化水素及びこれらの混
    合物よりなる群から選ばれることを特徴とする特許請求
    の範囲第15項に記載の電力発生方法。 (18)前記エネルギ付与工程は有効電力を発生する熱
    機関を作動する工程からなることを特徴とする特許請求
    の範囲第14項に記載の電力発生方法。 (19)反応生成物と水とを形成するように前記熱機関
    からの排気を前記水酸化物と接触させる工程と、 前記反応生成物を前記水から分離する工程と、前記水を
    前記反応ゾーンに再循環させる工程とを備えることを特
    徴とする特許請求の範囲第18項に記載の電力発生方法
    。 (20)前記反応生成物は前記消耗性金属の炭酸塩から
    なることを特徴とする特許請求の範囲第19項に記載の
    電力発生方法。 (21)前記エネルギ付与手段は電気抵抗ヒータからな
    ることを特徴とする特許請求の範囲第14項に記載の電
    力発生方法。 (22)前記抵抗ヒータは前記電池が発生する電力の一
    部を使用することを特徴とする特許請求の範囲第21項
    に記載の電力発生方法。 (23)消耗性金属の陽極と、電気化学反応ゾーンを形
    成するように該陽極から離隔されている陰極と、前記消
    耗性金属の水酸化物の水溶液からなる電解液とを備えた
    電気化学電池と、 電力を電気化学的に発生しかつ前記消耗性金属の水酸化
    物を形成するように前記電解液を前記反応ゾーンを介し
    て循環させる手段と、 前記消耗性金属の前記水酸化物の少なくとも一部を水と
    前記消耗性金属の少なくとも1つの酸化物とに変換する
    手段と、 前記消耗性金属の酸化物を前記水から分離する手段と、 前記水を前記電解液に加える手段とを備えてなる電力発
    生装置。 (24)前記消耗性金属は反応性金属からなることを特
    徴とする特許請求の範囲第23項に記載の電力発生装置
    。 (25)前記反応性金属はアルカリ金属からなることを
    特徴とする特許請求の範囲第24項に記載の電力発生装
    置。 (26)前記アルカリ金属はリチウムからなることを特
    徴とする特許請求の範囲第25項に記載の電力発生装置
    。 (27)前記酸化物はLi_2Oであることを特徴とす
    る特許請求の範囲第28項に記載の電力発生装置。 (28)前記陰極は導電性の金属と金属酸化物よりなる
    群から選ばれる材料からなることを特徴とする特許請求
    の範囲第23項に記載の電力発生装置。 (28)前記陰極はAgOからなることを特徴とする特
    許請求の範囲第28項に記載の電力発生装置。 (30)前記陰極は酸素消費陰極であることを特徴とす
    る特許請求の範囲第23項に記載の電力発生装置。 (31)前記陰極は空気陰極であることを特徴とする特
    許請求の範囲第30項に記載の電力発生装置。 (32)前記電気化学電池はO_2、AgO、H_2O
    _2及びH_2Oよりなる群から選ばれた陰極反応体を
    備えることを特徴とする特許請求の範囲第23項に記載
    の電力発生装置。 (33)前記水酸化物は無水水酸化物、一水水酸化物、
    水性水酸化物及びこれらの混合物よりなる群から選ばれ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第23項に記載の電
    力発生装置。 (34)前記変換手段は 変換生成物と水とを生ずるように前記水酸化物の少なく
    とも一部を反応体と反応させる手段と、 前記消耗性金属の酸化物と前記反応体を得るように前記
    変換生成物を反応させる手段とを備えることを特徴とす
    る特許請求の範囲第23項に記載の電力発生装置。 (35)前記反応体は二酸化炭素であり、前記変換生成
    物は前記消耗性金属の炭酸塩からなることを特徴とする
    特許請求の範囲第34項に記載の電力発生装置。 (36)前記変換手段は前記反応を行なわせるように熱
    エネルギを前記反応手段に付与するエネルギ付与手段を
    備えることを特徴とする特許請求の範囲第34項に記載
    の電力発生装置。 (37)前記エネルギ付与手段は熱エネルギを発生する
    ように燃料を酸素含有気体により燃焼させる燃焼器から
    なることを特徴とする特許請求の範囲第36項に記載の
    電力発生装置。 (38)前記消耗性金属の前記水酸化物は前記燃焼器に
    直接供給されることを特徴とする特許請求の範囲第37
    項に記載の電力発生装置。 (39)前記燃料は水素ガス、炭化水素及びこれらの混
    合物よりなる群から選ばれることを特徴とする特許請求
    の範囲第37項に記載の電力発生装置。 (40)前記エネルギ付与手段は有効電力を発生する熱
    機関からなることを特徴とする特許請求の範囲第38項
    に記載の電力発生装置。 (41)反応生成物と水を形成するように前記熱機関か
    らの排気を前記水酸化物と接触させる手段と、 前記反応生成物を前記水から分離する手段と、前記水を
    前記反応ゾーンに再循環させる手段とを備えることを特
    徴とする特許請求の範囲第40項に記載の電力発生装置
    。 (42)前記反応生成物は前記消耗性金属の炭酸塩から
    なることを特徴とする特許請求の範囲第41項に記載の
    電力発生装置。 (43)前記エネルギ付与手段は電気抵抗ヒータからな
    ることを特徴とする特許請求の範囲第36項に記載の電
    力発生装置。 (44)前記抵抗ヒータは前記電池が発生する電力の一
    部を使用することを特徴とする特許請求の範囲第43項
    に記載の電力発生装置。
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