JPH0192328A - アルミニウム粉末冶金合金の製造方法 - Google Patents
アルミニウム粉末冶金合金の製造方法Info
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Landscapes
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- Manufacture Of Metal Powder And Suspensions Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、粉末冶金法により粉末からアルミニウム合金
を蜘造する方法に関する。
を蜘造する方法に関する。
アルミニウム合金粉末の製造方法としては、所望のアル
ミニウム合金組成の溶湯を空気と共に噴霧することによ
り、急速に冷却凝固させて粉末を製造するエアーアトマ
イズ法が最も一般的で良く知られている。
ミニウム合金組成の溶湯を空気と共に噴霧することによ
り、急速に冷却凝固させて粉末を製造するエアーアトマ
イズ法が最も一般的で良く知られている。
しかし、アルミニウムは極めて活性な金属であるため、
この方法では空気中で容易に酸化されて粉末粒子表面に
厚い酸化被膜が生成する。この酸化被膜は通常の粉末冶
金法による焼結を阻害するため、通常の焼結成形が困難
であった。そこで−船釣には、かかるアルミニウム合金
粉末を熱間鍛造、熱間押出、ホットプレス等の熱間塑性
加工や熱間加圧により成形固化させるのであるが、それ
でも充分強固に成形することが難しく、強度や靭性など
多くの特性において満足できるアルミニウム合金が得ら
れなかった。
この方法では空気中で容易に酸化されて粉末粒子表面に
厚い酸化被膜が生成する。この酸化被膜は通常の粉末冶
金法による焼結を阻害するため、通常の焼結成形が困難
であった。そこで−船釣には、かかるアルミニウム合金
粉末を熱間鍛造、熱間押出、ホットプレス等の熱間塑性
加工や熱間加圧により成形固化させるのであるが、それ
でも充分強固に成形することが難しく、強度や靭性など
多くの特性において満足できるアルミニウム合金が得ら
れなかった。
このようにエアーアトマイズ法で製造したアルミニラム
合金粉末には酸化被膜の生成により焼結性が低下する欠
点があったので、最近では特開昭58−71360号公
報、特公昭60−24581号公報、同60−4436
3号公報及び同61−38244号公報等に示されるよ
うに、不活性ガス雰囲気中で溶湯を噴霧するアトマイズ
法が提案されている。
合金粉末には酸化被膜の生成により焼結性が低下する欠
点があったので、最近では特開昭58−71360号公
報、特公昭60−24581号公報、同60−4436
3号公報及び同61−38244号公報等に示されるよ
うに、不活性ガス雰囲気中で溶湯を噴霧するアトマイズ
法が提案されている。
これらの溶湯アトマイズ法では溶湯の噴霧化にも工夫が
なされているが、いずれにしても酸素等の吸着ガスを出
来るだけ除去した不活性ガス雰囲気で溶湯を噴霧化し、
酸化被膜のない清浄な表面をもつアルミニウム合金粉末
を製造しようとするものであった。
なされているが、いずれにしても酸素等の吸着ガスを出
来るだけ除去した不活性ガス雰囲気で溶湯を噴霧化し、
酸化被膜のない清浄な表面をもつアルミニウム合金粉末
を製造しようとするものであった。
しかしながら、従来この種の方法で得られた酸化被膜を
もたないアルミニウム合金粉末は非常に活性であるため
、その後の取扱い中に酸素や水に触れると急激な反応を
起こし却って表面に厚い酸化被膜を形成したり、場合に
よっては粉塵爆発等の事故を招く危険があった。この為
、アルミニウム合金を製造する段階で粉末の取扱いに難
しい点が多く、製造設備の点でも多くの問題があった。
もたないアルミニウム合金粉末は非常に活性であるため
、その後の取扱い中に酸素や水に触れると急激な反応を
起こし却って表面に厚い酸化被膜を形成したり、場合に
よっては粉塵爆発等の事故を招く危険があった。この為
、アルミニウム合金を製造する段階で粉末の取扱いに難
しい点が多く、製造設備の点でも多くの問題があった。
本発明はかかる従来の事情に鑑み、アルミニウム合金粉
末の酸化被膜を制御し、この粉末から強度、靭性、延性
などの特性に優れたアルミニウム粉末冶金合金を安全且
つ簡単に製造する方法を提供することを目的とする。
末の酸化被膜を制御し、この粉末から強度、靭性、延性
などの特性に優れたアルミニウム粉末冶金合金を安全且
つ簡単に製造する方法を提供することを目的とする。
本発明のアルミニウム粉末冶金合金の製造方法は、酸素
含有量が0.1〜1.5体積%で、水分含有量が0.0
1〜0.2体積%である不活性ガス又は窒素ガス若しく
はこれらの混合ガスからなる雰囲気中において、溶湯ア
トマイズ法によりアルミニウム合金粉末を製造し、この
アルミニウム合金粉末を300〜500Cの温度範囲に
て熱間加圧又は熱間塑性加工することによって固化する
ことを特徴とする。
含有量が0.1〜1.5体積%で、水分含有量が0.0
1〜0.2体積%である不活性ガス又は窒素ガス若しく
はこれらの混合ガスからなる雰囲気中において、溶湯ア
トマイズ法によりアルミニウム合金粉末を製造し、この
アルミニウム合金粉末を300〜500Cの温度範囲に
て熱間加圧又は熱間塑性加工することによって固化する
ことを特徴とする。
こ−で溶湯アトマイズ法とは溶湯を噴霧化する全ての方
法を含み、本発明方法ではその使用雰囲気を調整してア
ルミニウム合金粉末の酸化被膜を制御する点にひとつの
特徴がある。
法を含み、本発明方法ではその使用雰囲気を調整してア
ルミニウム合金粉末の酸化被膜を制御する点にひとつの
特徴がある。
本発明方法では、溶湯アトマイズ法にて使用する不活性
ガス又は窒素ガス若しくはこれらの混合ガスからなる雰
囲気中の酸素量及び水分量を調整することによって、ア
ルミニウム合金粉末の酸化被膜を制御する。
ガス又は窒素ガス若しくはこれらの混合ガスからなる雰
囲気中の酸素量及び水分量を調整することによって、ア
ルミニウム合金粉末の酸化被膜を制御する。
雰囲気中の酸素はA/又はA1合金中のMgやCu等と
反応して酸化被膜を生成するので、その含有量をo、i
〜1.5体積%の範囲に調整して、粉末粒子表面に極薄
い酸化被膜のみを形成させる。酸素含有量が0.1体積
%未満ではAj合金粉末の酸化被膜が少なく表面が活性
過ぎ、取扱いが難しいばかつか、加熱中又は成形中に著
しい酸化が起って望ましい特性の合金が得られない。又
、酸素含有量が1.5体積%を超えると酸化被膜が厚く
なり、成形性が低下する。
反応して酸化被膜を生成するので、その含有量をo、i
〜1.5体積%の範囲に調整して、粉末粒子表面に極薄
い酸化被膜のみを形成させる。酸素含有量が0.1体積
%未満ではAj合金粉末の酸化被膜が少なく表面が活性
過ぎ、取扱いが難しいばかつか、加熱中又は成形中に著
しい酸化が起って望ましい特性の合金が得られない。又
、酸素含有量が1.5体積%を超えると酸化被膜が厚く
なり、成形性が低下する。
又、雰囲気中の水分はAtと反応してHの発生と共にi
0 酸化被膜を生成したり、AIo・2I(0の形
で結晶水として粉末粒子表面に存在し、粉末の固化中又
は固化後に材料欠陥の原因となり、特性を低下させる。
0 酸化被膜を生成したり、AIo・2I(0の形
で結晶水として粉末粒子表面に存在し、粉末の固化中又
は固化後に材料欠陥の原因となり、特性を低下させる。
従って、水分含有量も0.01〜0.2体積%に調整す
る。水分含有量が0.01体積%未満では酸化被膜が少
なく表面が活性過ぎ、0.2体積%を超えると酸化被膜
が厚丁ぎ又結晶水も多くなる。
る。水分含有量が0.01体積%未満では酸化被膜が少
なく表面が活性過ぎ、0.2体積%を超えると酸化被膜
が厚丁ぎ又結晶水も多くなる。
溶湯噴霧の雰囲気として不活性ガスや窒素ガスを用いる
理由は、上記の如く酸化被膜を調整するため以外に、こ
れらのガスが粉末粒子表面に吸着されて薄いガス層を形
成するので、短時間であれば大気中にさらされても粒子
表面の酸化が進行せず、大気中で粉末を取扱うことが可
能となるからである。
理由は、上記の如く酸化被膜を調整するため以外に、こ
れらのガスが粉末粒子表面に吸着されて薄いガス層を形
成するので、短時間であれば大気中にさらされても粒子
表面の酸化が進行せず、大気中で粉末を取扱うことが可
能となるからである。
このようにして酸化被膜を制御したアルミニウム合金粉
末は、熱間でホットプレス、鍛造、押出、圧延等の加工
を行なって固化される。この熱間加工時の温度が300
2:’未満では拡散による結合が充分達成されず、強固
な固化成形体が得られない。
末は、熱間でホットプレス、鍛造、押出、圧延等の加工
を行なって固化される。この熱間加工時の温度が300
2:’未満では拡散による結合が充分達成されず、強固
な固化成形体が得られない。
又、500Cを超える温度では粉末中の微細組織が粗大
化すると同時に表面酸化も進行し、特性の劣化を招く。
化すると同時に表面酸化も進行し、特性の劣化を招く。
又、溶湯アトマイズ法により製造したアルミニウム合金
粉末は、鋳造材に比較して微細均一で偏析も少ない。特
に、この性質は凝固時の冷却速度が10 tZ”/se
c以上であって、得られたアルミニウム合金粉末の体積
が0.065M以下である゛場合に認められ、この条件
を満た丁粉末を使用することにより一層高い特性が達成
できる。
粉末は、鋳造材に比較して微細均一で偏析も少ない。特
に、この性質は凝固時の冷却速度が10 tZ”/se
c以上であって、得られたアルミニウム合金粉末の体積
が0.065M以下である゛場合に認められ、この条件
を満た丁粉末を使用することにより一層高い特性が達成
できる。
A/−8,8wt%Zr1−2.45wt%Mg−1,
2wt%Cu−1,4wt%COの組成を有するA4合
金粉末を、下記第1表に示す0 及びH喰有量のArガ
ス雰囲気中における溶湯アトマイズ法により、冷却速度
10 t/secにて製造した。得られたA7合金粉末
の体積はQ、Q5mrr3以下であった。この粉末をビ
レットとした後、第1表に示す温度で押出成形してA1
合金試料を製造した。
2wt%Cu−1,4wt%COの組成を有するA4合
金粉末を、下記第1表に示す0 及びH喰有量のArガ
ス雰囲気中における溶湯アトマイズ法により、冷却速度
10 t/secにて製造した。得られたA7合金粉末
の体積はQ、Q5mrr3以下であった。この粉末をビ
レットとした後、第1表に示す温度で押出成形してA1
合金試料を製造した。
又、比較のために従来のエアーアトマイズ法により、同
一組成のA7合金粉末を製造し、同様に押出成形した。
一組成のA7合金粉末を製造し、同様に押出成形した。
第 1 表
(註)×印を付した合金試料は比較例である。
尚、02含有量及びH20含有量を本発明の範囲よりも
少なくした試料については、得られるA7合金粉末が活
性であり、粉塵爆発の可能性を有しているので作成しな
がった。
少なくした試料については、得られるA7合金粉末が活
性であり、粉塵爆発の可能性を有しているので作成しな
がった。
得られた各合金試料について特性評価を行ない、下記第
2表に結果を示した。
2表に結果を示した。
第 2 表
(註)×印を付した合金試料は比較例である。
本発明の合金試料1〜3は、引張強度、伸び率及びシャ
ルピー衝撃値のいずれも優れていたが、比較例の合金試
料4〜6は固化成形が出来なかったり、固化しても特性
が著しく劣っている。
ルピー衝撃値のいずれも優れていたが、比較例の合金試
料4〜6は固化成形が出来なかったり、固化しても特性
が著しく劣っている。
本発明によれば、酸化被膜を制御したアルミニウム合金
粉末を特定温度範囲で固化させることにより、強度、靭
性、延性などの特性に優れたアルミニウム粉末冶金合金
を安全且つ容易に製造することが出来る。
粉末を特定温度範囲で固化させることにより、強度、靭
性、延性などの特性に優れたアルミニウム粉末冶金合金
を安全且つ容易に製造することが出来る。
本発明方法により得られるアルミニウム粉末冶金合金は
、従来から特に問題であった低延性及び低靭性を大幅に
教養したものであり、従来のこの種の合金が利用できな
かった分野にも新たな用途が拡大できるものと期待され
る。
、従来から特に問題であった低延性及び低靭性を大幅に
教養したものであり、従来のこの種の合金が利用できな
かった分野にも新たな用途が拡大できるものと期待され
る。
Claims (2)
- (1)酸素含有量が0.1〜1.5体積%で、水分含有
量が0.01〜0.2体積%である不活性ガス又は窒素
ガス若しくはこれらの混合ガスからなる雰囲気中におい
て、溶湯アトマイズ法によりアルミニウム合金粉末を製
造し、このアルミニウム合金粉末を300〜500℃の
温度範囲にて熱間加圧又は熱間塑性加工することによつ
て固化することを特徴とするアルミニウム粉末冶金合金
の製造方法。 - (2)アルミニウム合金粉末の凝固時の冷却速度が10
^3℃/sec以上であつて、得られたアルミニウム合
金粉末の体積が0.065mm^3以下であることを特
徴とする、特許請求の範囲(1)項記載のアルミニウム
粉末冶金合金の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24948787A JPH0192328A (ja) | 1987-10-02 | 1987-10-02 | アルミニウム粉末冶金合金の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24948787A JPH0192328A (ja) | 1987-10-02 | 1987-10-02 | アルミニウム粉末冶金合金の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0192328A true JPH0192328A (ja) | 1989-04-11 |
Family
ID=17193702
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24948787A Pending JPH0192328A (ja) | 1987-10-02 | 1987-10-02 | アルミニウム粉末冶金合金の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0192328A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010511098A (ja) * | 2006-10-27 | 2010-04-08 | ナノテク・メタルズ,インコーポレイテッド | 高温ナノ複合アルミニウム合金およびその方法 |
-
1987
- 1987-10-02 JP JP24948787A patent/JPH0192328A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010511098A (ja) * | 2006-10-27 | 2010-04-08 | ナノテク・メタルズ,インコーポレイテッド | 高温ナノ複合アルミニウム合金およびその方法 |
KR101285561B1 (ko) * | 2006-10-27 | 2013-07-15 | 나노텍 메탈스, 인코포레이티드 | 미립자화된 피코 규모의 복합재 알루미늄 합금 및 그 제조 방법 |
US8961647B2 (en) | 2006-10-27 | 2015-02-24 | Orrvilon, Inc. | Atomized picoscale composition aluminum alloy and method thereof |
US9551048B2 (en) | 2006-10-27 | 2017-01-24 | Tecnium, Llc | Atomized picoscale composition aluminum alloy and method thereof |
US10202674B2 (en) | 2006-10-27 | 2019-02-12 | Tecnium, Llc | Atomized picoscale composition aluminum alloy and method thereof |
US10676805B2 (en) | 2006-10-27 | 2020-06-09 | Tecnium, Llc | Atomized picoscale composition aluminum alloy and method thereof |
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