JPH0192262A - 防滑用樹脂組成物 - Google Patents
防滑用樹脂組成物Info
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- JPH0192262A JPH0192262A JP24875287A JP24875287A JPH0192262A JP H0192262 A JPH0192262 A JP H0192262A JP 24875287 A JP24875287 A JP 24875287A JP 24875287 A JP24875287 A JP 24875287A JP H0192262 A JPH0192262 A JP H0192262A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野コ
本発明は防滑用樹脂組成物及びそれを塗装したセラミッ
ク板に係り、特に、高硬度で防滑性に優れた防滑用樹脂
組成物及びそれを塗装したセラミック板に関する。
ク板に係り、特に、高硬度で防滑性に優れた防滑用樹脂
組成物及びそれを塗装したセラミック板に関する。
[従来の技術]
建物の床、歩道、その他人の歩く面に柔軟性や防滑性を
付与するために、骨材等を配合した塗料樹脂を用いるこ
とは知られている。
付与するために、骨材等を配合した塗料樹脂を用いるこ
とは知られている。
例えば、特公昭52−’39643号公報には、底タイ
ル表面に硬質粗粒子を分散させたエポキシ樹脂層を形成
することにより、床タイル表面の滑り止め加工をするこ
とが記載されている。また、実開昭61−98131号
には、骨材を配合した樹脂層で形成された滑り止め性を
有するタイルが開示されている。
ル表面に硬質粗粒子を分散させたエポキシ樹脂層を形成
することにより、床タイル表面の滑り止め加工をするこ
とが記載されている。また、実開昭61−98131号
には、骨材を配合した樹脂層で形成された滑り止め性を
有するタイルが開示されている。
[発明が解決しようとする問題点]
特公昭52−39643号及び実開昭61−98131
号公報に開示される硬質粗粒子を配合した樹脂では、防
滑性はある程度得られるものの、樹脂層の強度が低いと
いう欠点がある。樹脂層の強度が低いと、樹脂層にひび
、亀裂が入ったり、膜剥離が生じ易くなり、底面の耐久
性が十分に得られない。
号公報に開示される硬質粗粒子を配合した樹脂では、防
滑性はある程度得られるものの、樹脂層の強度が低いと
いう欠点がある。樹脂層の強度が低いと、樹脂層にひび
、亀裂が入ったり、膜剥離が生じ易くなり、底面の耐久
性が十分に得られない。
[問題点を解決するための手段]
本発明は、上記従来の問題点を解決し、高強度で防滑性
にも優れた防滑用樹脂組成物及びそれを塗装したセラミ
ック板を提供するものであって、エポキシ樹脂100重
量部に、硬質粗粒子250〜400!量部及びワラスト
ナイト0.5〜10重量部を配合してなることを特徴と
する防滑用樹脂組成物、 及び該防滑用樹脂組成物を塗装したことを特徴とするセ
ラミック板を要旨とするものである。
にも優れた防滑用樹脂組成物及びそれを塗装したセラミ
ック板を提供するものであって、エポキシ樹脂100重
量部に、硬質粗粒子250〜400!量部及びワラスト
ナイト0.5〜10重量部を配合してなることを特徴と
する防滑用樹脂組成物、 及び該防滑用樹脂組成物を塗装したことを特徴とするセ
ラミック板を要旨とするものである。
以下に本発明の詳細な説明する。
本発明の防滑性樹脂組成物は、エポキシ樹脂100重量
部に硬質粗粒子250〜400重量部及びワラステ48
0.5〜10重量部を配合してなるものである。
部に硬質粗粒子250〜400重量部及びワラステ48
0.5〜10重量部を配合してなるものである。
本発明において、エポキシ樹脂としては、通常の液状エ
ポキシ樹脂、タールエポキシ樹脂、固形エポキシ樹脂あ
るいはエポキシ樹脂のエステル化物等を用いることがで
きる。これらのエポキシ樹脂は1種を単独であるいは2
種以上を併用して用いることもできる。
ポキシ樹脂、タールエポキシ樹脂、固形エポキシ樹脂あ
るいはエポキシ樹脂のエステル化物等を用いることがで
きる。これらのエポキシ樹脂は1種を単独であるいは2
種以上を併用して用いることもできる。
硬質粗粒子としては、コランダム(結晶アルミナ物質)
、デンジツク(炭化珪素物質)、珪砂、ガラス粒等が挙
げられる。
、デンジツク(炭化珪素物質)、珪砂、ガラス粒等が挙
げられる。
硬質粗粒子はその粒径が小さ過ぎると防滑性の改善効果
が低く、逆に大き過ぎると形成される塗膜の膜性能、即
ち膜強度、膜形成性等を阻害する恐れがある。従って、
本発明において、硬質粗粒子は、その平径粒径が、30
0〜3000μm程度であることが好ましい。
が低く、逆に大き過ぎると形成される塗膜の膜性能、即
ち膜強度、膜形成性等を阻害する恐れがある。従って、
本発明において、硬質粗粒子は、その平径粒径が、30
0〜3000μm程度であることが好ましい。
ワラストナイトは、天然ワラストナイト(β−CaSi
O3)又は合成ワラストナイト(α−Cast’3)の
いずれでも良いが、β−ワラストナイトは、三斜晶系の
板状によく発達した結晶の集合体であり、特に高い強度
を付与することができることから、β−ワラストナイト
を用いるのが好ましい。本発明において、用いるワラス
トナイトは、その結晶形状が長さ400μm程度の針状
結晶のものであることが好ましい。
O3)又は合成ワラストナイト(α−Cast’3)の
いずれでも良いが、β−ワラストナイトは、三斜晶系の
板状によく発達した結晶の集合体であり、特に高い強度
を付与することができることから、β−ワラストナイト
を用いるのが好ましい。本発明において、用いるワラス
トナイトは、その結晶形状が長さ400μm程度の針状
結晶のものであることが好ましい。
本発明においては、このような硬質粗粒子及びワラスト
ナイトを、エポキシ樹脂100[(2i(部に対し、そ
れぞれ250〜400重量部、0.5〜10重量部配合
する。エポキシ樹脂100重量部に対する粗粒子の量が
250重量部未満では十分な防滑性が得られず、400
重量部を超えると塗布作業性が著しく低下する。また、
エポキシ樹脂100重量部に対するワラストナイトの量
が0.5重量部未満では十分な補強効果が得られず、1
0重量部を超えると膜形成性が低下する。
ナイトを、エポキシ樹脂100[(2i(部に対し、そ
れぞれ250〜400重量部、0.5〜10重量部配合
する。エポキシ樹脂100重量部に対する粗粒子の量が
250重量部未満では十分な防滑性が得られず、400
重量部を超えると塗布作業性が著しく低下する。また、
エポキシ樹脂100重量部に対するワラストナイトの量
が0.5重量部未満では十分な補強効果が得られず、1
0重量部を超えると膜形成性が低下する。
本発明において、好ましい配合割合は、エポキシ樹脂1
00重量部に対し、硬質粗粒子250〜400重量部、
ワラストナイト0.5〜10重量部である。
00重量部に対し、硬質粗粒子250〜400重量部、
ワラストナイト0.5〜10重量部である。
なお、本発明の樹脂組成物には、必要に応じて、アクリ
ル樹脂等のその他の樹脂、染料、顔料、希釈剤、硬化剤
、改質剤等の添加剤を配合しても良い。
ル樹脂等のその他の樹脂、染料、顔料、希釈剤、硬化剤
、改質剤等の添加剤を配合しても良い。
このような本発明の樹脂組成物は、フェスとして底面等
に塗布したり、現場で流し込み施工することにより底面
等を形成したり、あるいはタイル状に成形して施工する
等、幅広い用途に適用することができる。
に塗布したり、現場で流し込み施工することにより底面
等を形成したり、あるいはタイル状に成形して施工する
等、幅広い用途に適用することができる。
フェスとして使用する場合、その使用方法としては次の
ような方法を採用することができる。
ような方法を採用することができる。
■ 本発明の樹脂組成物に硬化剤としてアミン類やポリ
アミドを添加して室温又は低温焼付けにより硬化させる
。
アミドを添加して室温又は低温焼付けにより硬化させる
。
■ 本発明の樹脂組成物にフェノール樹脂又はアミノ樹
脂を混ぜたものを高温焼付けで硬化させる。
脂を混ぜたものを高温焼付けで硬化させる。
■ エポキシ樹脂を脂肪酸などでエステル化したものを
用い、空気乾燥又は焼付けする。
用い、空気乾燥又は焼付けする。
■ その他の樹脂と併用して常温で又は焼付けする。
また、特に本発明の樹脂組成物をガラス等に塗る場合に
は、予めシラン系カップリング剤等をガラス表面に塗布
しておき、その上に本発明の樹脂組成物を塗布すること
により、より高い密着強度が得られる。
は、予めシラン系カップリング剤等をガラス表面に塗布
しておき、その上に本発明の樹脂組成物を塗布すること
により、より高い密着強度が得られる。
次に、このような本発明の防滑性樹脂組成物を塗装した
、本発明のセラミック板について説明する。
、本発明のセラミック板について説明する。
本発明において、訂記防滑性樹脂組成物を塗装したセラ
ミック板のセラミック基体としては、タイル、大型陶板
、セメント板、ガラス板、その他各種のセラミック板を
用いることができる。
ミック板のセラミック基体としては、タイル、大型陶板
、セメント板、ガラス板、その他各種のセラミック板を
用いることができる。
これらのセラミック基板に前記樹脂組成物を塗装する方
法としては、例えば、前述の■〜■の方法を採用するこ
とができる。
法としては、例えば、前述の■〜■の方法を採用するこ
とができる。
塗装により形成する塗膜の厚さは、セラミック板の規模
、材質、使用目的、塗装する樹脂組成物の物性等に応じ
て異なる。一般に、塗膜厚さが薄過ぎると膜強度が低く
、また防滑性の改善効果が低い。逆に、塗膜厚さが厚過
ぎても効果に差異はなく、コスト的に不利となるなどの
問題を生じる。このようなことから、塗膜厚さは1.0
〜2.0mm程度とするのが好ましい。
、材質、使用目的、塗装する樹脂組成物の物性等に応じ
て異なる。一般に、塗膜厚さが薄過ぎると膜強度が低く
、また防滑性の改善効果が低い。逆に、塗膜厚さが厚過
ぎても効果に差異はなく、コスト的に不利となるなどの
問題を生じる。このようなことから、塗膜厚さは1.0
〜2.0mm程度とするのが好ましい。
[作用]
本発明の防滑性樹脂組成物は、エポキシ樹脂に、硬質粗
粒子及びワラストナイトを配合してなるものである。
粒子及びワラストナイトを配合してなるものである。
硬質粗粒子は、形成される樹脂層表面に優れた防滑効果
を付与し、また、ワラストナイトは樹脂層内に配合し、
その結晶構造から極めて優れた補強効果を奏する。また
、マトリックスであるエポキシ樹脂は、各種材質への接
着性が良好で、耐摩耗性、耐薬品性等に優れる。
を付与し、また、ワラストナイトは樹脂層内に配合し、
その結晶構造から極めて優れた補強効果を奏する。また
、マトリックスであるエポキシ樹脂は、各種材質への接
着性が良好で、耐摩耗性、耐薬品性等に優れる。
このため、本発明の樹脂組成物で形成される塗膜又は成
形体は、著しく高強度で防滑性、その他の特性に優れた
ものとなる。
形体は、著しく高強度で防滑性、その他の特性に優れた
ものとなる。
[実施例]
以下に実施例及び比較例を挙げて本発明を更に具体的に
説明するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の
実施例に限定されるものではない。
説明するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の
実施例に限定されるものではない。
実施例1〜3
エポキシ樹脂100重量部に平均粒径400μm(実施
例1)、1000μm(実施例2)、3000μm(実
施例3)のワラストナイト5重量部、及び、平均粒径5
00μmのコランダム300重量部を混入し、−様分散
させた状態で室温(20℃)で硬化させた。なお、用い
たワラストナイトはβ−ワラストナイト(結晶形=針状
結晶)である。
例1)、1000μm(実施例2)、3000μm(実
施例3)のワラストナイト5重量部、及び、平均粒径5
00μmのコランダム300重量部を混入し、−様分散
させた状態で室温(20℃)で硬化させた。なお、用い
たワラストナイトはβ−ワラストナイト(結晶形=針状
結晶)である。
得られた試料につき下記方法で強度及び防滑性を測定し
、結果を第1表に示した。
、結果を第1表に示した。
強度測定法
作製した各試料を幅10mm、厚さ6mm、長さ150
mmの大きさにそろえ、東洋ボールドウィン社製テンシ
ロンで曲げ試験を行なった。なお、曲げ速度は10mm
/min、 とじた。
mmの大きさにそろえ、東洋ボールドウィン社製テンシ
ロンで曲げ試験を行なった。なお、曲げ速度は10mm
/min、 とじた。
防滑性測定方法
撮り子型滑り試験(JISA1407)により、床滑り
抵抗係数を測定した。
抵抗係数を測定した。
比較例1
ワラストナイトを用いなかったこと以外は実施例1と同
様にして試料を作製し、その強度及び防滑性を調べた。
様にして試料を作製し、その強度及び防滑性を調べた。
結果を第1表に示す。
比較例2
ワラストナイトの代りに石膏の針状結晶を用いたこと以
外は実施例1と同様にして試料を作製し、その強度及び
防滑性を調べた。結果を第1表に示す。
外は実施例1と同様にして試料を作製し、その強度及び
防滑性を調べた。結果を第1表に示す。
第1表
実施例4.5
ワラストナイトの配合量を3重量部(実施例4)、10
重量部(実施例5)にしたこと以外は、実施例1と同様
にして試料を作製し、その強度及び防滑性を調べた。結
果を実施例1の結果と第2表 第1表及び第2表より、本発明によれば、高強度で防滑
性に優れた面を形成することができることが明らかであ
る。
重量部(実施例5)にしたこと以外は、実施例1と同様
にして試料を作製し、その強度及び防滑性を調べた。結
果を実施例1の結果と第2表 第1表及び第2表より、本発明によれば、高強度で防滑
性に優れた面を形成することができることが明らかであ
る。
[発明の効果コ
以上詳述した通り、本発明の防滑性樹脂組成物は、エポ
キシ樹脂に、特定量の硬質粗粒子とワラストナイトを配
合してなるものであ)て、硬質粗粒子の防滑効果及びワ
ラストナイトの補強効果により、極めて高強度で防滑性
に優れた面を形成することが可能である。
キシ樹脂に、特定量の硬質粗粒子とワラストナイトを配
合してなるものであ)て、硬質粗粒子の防滑効果及びワ
ラストナイトの補強効果により、極めて高強度で防滑性
に優れた面を形成することが可能である。
しかして、このような本発明の樹脂組成物を塗装してな
る本発明のセラミック板は、高強度で防滑性に優れるこ
とから、床材、路面形成材等として、極めて有用である
。
る本発明のセラミック板は、高強度で防滑性に優れるこ
とから、床材、路面形成材等として、極めて有用である
。
Claims (2)
- (1)エポキシ樹脂100重量部に、硬質粗粒子250
〜400重量部及びワラストナイト0.5〜10重量部
を配合してなることを特徴とする防滑用樹脂組成物。 - (2)エポキシ樹脂100重量部に、硬質粗粒子250
〜400重量部及びワラストナイト0.5〜10重量部
を配合してなる防滑用樹脂組成物を塗装したことを特徴
とするセラミック板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24875287A JPH0192262A (ja) | 1987-10-01 | 1987-10-01 | 防滑用樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24875287A JPH0192262A (ja) | 1987-10-01 | 1987-10-01 | 防滑用樹脂組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0192262A true JPH0192262A (ja) | 1989-04-11 |
JPH0525900B2 JPH0525900B2 (ja) | 1993-04-14 |
Family
ID=17182845
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24875287A Granted JPH0192262A (ja) | 1987-10-01 | 1987-10-01 | 防滑用樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0192262A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010515787A (ja) * | 2007-01-05 | 2010-05-13 | イリノイ トゥール ワークス インコーポレイティド | デッキまたは床用の軽量および低重金属含有量の2成分系滑り止めエポキシ被覆剤 |
-
1987
- 1987-10-01 JP JP24875287A patent/JPH0192262A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010515787A (ja) * | 2007-01-05 | 2010-05-13 | イリノイ トゥール ワークス インコーポレイティド | デッキまたは床用の軽量および低重金属含有量の2成分系滑り止めエポキシ被覆剤 |
US8455569B2 (en) | 2007-01-05 | 2013-06-04 | Illinois Tool Works Inc. | Two-part lightweight and low heavy metal content epoxy non-skid coating for a deck or floor |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0525900B2 (ja) | 1993-04-14 |
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