JPH0191849A

JPH0191849A - 医療用光照射器

Info

Publication number: JPH0191849A
Application number: JP62248950A
Authority: JP
Inventors: Michiaki Okano; 道明岡野; Hiromi Maeda; 博己前田
Original assignee: J Morita Manufaturing Corp
Current assignee: J Morita Manufaturing Corp
Priority date: 1987-10-01
Filing date: 1987-10-01
Publication date: 1989-04-11
Also published as: JPH0481463B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は、医療に利用される光重合性物質を光の照射
によって硬化させる際に使用されるもので、特に歯科医
療の分野において補綴物として用いられる光重合性物質
を光の照射により硬化させる場合に用いられる医療用光
照射器に関するものである。

（従来の技術）従来から知られているこの種の光照射器としては１次の
ような２種の形態のものがある。

その１つは、ペンシルタイプと称呼されるもので、手指
で把持できる程度の太さの筒状スリーブ部を一側方に向
かって延設した容器本体内に発光装置を収容するととも
に、この発光装置により発生される光を外部に導くため
の棒状のライトガイドを上記筒状スリーブ部内に挿通保
持させてなるものである。

他の１つは、ガンタイプと称呼されるもので、発光装置
を収容した容器本体から直接に一側方に向けてライトガ
イドを突出させるとともに、このライトガイドに対して
直角又は略直角の姿勢て容器本体から横方向に掌て握持
する握り部を突設してなるものである。

そして、これら２種のものにおける発光装置に対する点
消灯制御用スイッチは、前者のペンシルタイプでは筒状
スリーブの先端近くに、また後者のガンタイプては握り
部の付根部近くに各々設けられていたか、又は別に設置
したフートペダルに設けられていた。

（発明か解決しようとする問題点）以上のように構成された従来の医療用光照射器において
は、ペンシルタイプのものをガンタイプのように掌で握
持して使用することができず、また逆にガンタイプのも
のをペンシルタイプのように数本の手指で握持して使用
することかできない。それ故に、前者のペンシルタイプ
のものでは、歯科医療用の通常のハンドピースと同様に
、把持部を治療部位の近くに位置させて光照射位置を精
密に位置決めすることか可能で、光重合性物質の硬化深
部および硬化所要時間の安定化を図り得る反面、光照射
器の主構成要素である容器本体か上記した通常のハンド
ピースよりも大径てかっ重く、重心点か把持部がら敲れ
ていることと、所定の治療、つまり光重合性物質か硬化
するまでの相当長い時間に亘って把持し続ける必要があ
ることから、術者の特に手指に肉体的疲労を与え易い欠
点かある。

一方、後者のガンタイプのものでは、容器本体の重心点
近くに位ごする握持部を掌て握って取り扱い操作てきる
ため、長時間に亘る連続使用でも術者の疲労を軽減てき
るといった利点を有するものの、光照射位置の位置決め
かラフになって、硬化深部および硬化所要時間にばらつ
きを生し易い欠点がある。

この発明は以上の実情に鑑みたもので、治療内容や治療
部位等に応してペンシルタイプとガンタイプとに任意に
使い分けることかでき、しかも何れのタイプての使用に
際しても発光装置の点消灯制御操作を楽に行なうことか
できる医療用光照射器を提供する点に第１の目的を有し
、第２の目的はペンシルタイプでの使用か非常に楽で術
者疲労を軽減てきるようにする点にある。

（発明か解決しようとする問題点）上記第１の目的を達成するためになされた第１発明に係
る医療用光照射器は、一側方に向かって筒状のスリーブ
部を延設した容器本体と、この容器本体内に収容された
発光装置と、この発光装置による光を外部に導くように
、上記スリーブ部内に挿通保持させた棒状のライトガイ
ドと、この棒状のライトガイドに対して直角又は略直角
の姿勢で上記容器本体から突設された握り部とから成る
ことを特徴とし、さらに望ましくは上記握り部の付根部
近くと上記スリーブ部の先端近くとに夫々上記発光装置
に対する点消灯制御用スイッチを設けたことを特徴とす
る。

また、上記第２の目的を達成するためになされた第２発
明に係る医療用光照射器は、一側方に向かって筒状のス
リーブ部を延設した容器本体と、この容器本体内に収容
された発光装置と、この発光装置による光を外部に導く
ように、上記スリーブ部内に挿通保持させた棒状のライ
トガイドと、この棒状のライトガイドに対して直角又は
略直角の姿勢で上記容器本体から突設された握り部とか
ら成る医療用光照射器であって、上記握り部を容器本体
に対して着脱自在に構成したことを特徴とし、さらに望
ましくは上記握り部の付根部近くと上記スリーブ部の先
端近くとに夫々上記発光装置に対する点消灯制御用スイ
ッチを設けたことを特徴とする。

（作用）上記のような特徴構成を有する第１発明によれば、治療
部位が口腔内の奥まった狭い箇所であるとか、尚科治療
の補綴物として用いる光重合性物質か小さくてライトガ
イドの先端位置を精密に位を決めする必要のある場合は
、容器本体から延設した細径の筒状スリーブ部を、数本
の手指により把持し、かつ望ましくは上記スリーブ部の
先端近くに設けたスイッチ操作にて発光装置を点消灯制
御するといった具合、にペンシルタイプとして使用する
ことにより、光照射位置を正確、精密に位置決めして硬
化深部および硬化所要時間の安定化を図れる。また、治
療部位が口腔内の前面の比較的広い箇所であるとか、光
重合性物質か大きい場合は、容器本体から直角又は略直
角姿勢に突設した握り部を掌て強く握持し、かつ望まし
くはその握り部の付根部近くに設けたスイッチ操作にて
発光装置を点消灯制御するといった具合にガンタイプと
して使用することにより、長時間に亘る連続治療であっ
ても術者の手指に与える疲労を少なくすることができる
。

そしてまた、上記のような特徴構成を有する第２発明に
よれば、殊にペンシルタイプとしての使用にあたって、
上記の握り部を容器本体から離脱することにより光照射
器全体を小形軽量化し、特に重心点が把持部がら遠くに
離れれば離れるほど大きくなる手指への付加モーメント
を握り部の離脱による重心点の把持部側への移動により
小さくして、手指の疲労を軽減するとともに、治療部位
に対する光照射方向の変更や全体の姿勢変更などを握り
部の存在によって制約されることなく、自由に、かつ楽
に行なえるのである。

（実施例）以下、この発明の一実施例を図面に基づいて説明する。

第１図はこの発明の一実施例による医療用光照射器の全
体の縦断側面図、第２図は第１図■−■線矢視の背面図
てあり、同図において、ｌは合成樹脂製の筒型容器本体
で、この容器本体ｌ内には発光装置２が固定状態に収容
されているとともに、前側方に向かって容器本体１より
も小径の筒状スリーブ部ＩＡが一体に延設され、かつ後
端にはねじ７を介して裏キャップＩＢが着脱自在に取付
けられている。上記発光装置２は反射鏡２ａを有するハ
ロゲンランプ２Ａと反射鏡兼遮熱板２Ｂならびに赤外線
カットと分光のための両面コーティングが施されたフィ
ルタ２Ｃとからなり、波長が４００〜５００ｎｍの可視
光線のみを取出し、不必要な波長の光は部対しないよう
に構成されている。

３は多数本の光フアイバーフィラメントを密に集束して
成る棒状のライトガイドで、先端部３Ａか屈曲されてい
るとともに、その屈曲先端部３Ａ近くのストレート部分
に外嵌固定させたフランジ付きスリーブ８の外周面が上
記筒状スリーブ部ＩＡの先端開口部に致着の筒型キャッ
プ９に内装保持されたＯリングｌＯに摺接する状態て、
上記スリーブ部ＩＡに対して挿抜自在て、かつスリーブ
部ＩＡの軸心周りで３６０度回転可俺に挿通保持され、
もって、抜出上により容易に滅菌洗浄が行なえるととも
に、スリーブ部ＩＡ内への挿入時には上記スリーブ８の
フランジ８ａと筒型キャップ９の内方への突出周壁９ａ
との接当にともなう挿入規制によりライトガイド３の受
光端面３Ｂと上記発光装ｚ２におけるフィルタ２Ｃとの
間隙文を所定寸法に規定するように構成されている。

４は上記容器本体ｌから上記棒状ライトガイド３に対し
て直角又は略直角姿勢で突設された握り部で、この握り
部４は該握り部４の突出方向に沿った面をパーチクルラ
インとして左右に２分割成形された合成樹脂製の握り片
４Ａ、４Ｂをねじ１１を介して組付は固定して成るとと
もに、一方の握り片４Ａに連設したボス部１２に螺合の
締付ねじ１３を介して上記容器本体ｌに対して着脱自在
に構成されている。

５は上記発光装置２におけるハロゲンランプ２Ａの点消
灯制御用スイッチで、上記握り部４の付根部近くに保持
され、電線５Ａ及び図示省略のピンコネクターを介して
上記ハロゲンランプ２Ａに接続されている。

６も上記発光装置２におけるハロゲンランプ２Ａの点消
灯制御用スイッチで、電線６Ａを介して上記ハロゲンラ
ンプ２Ａに接続されている。

１４は発光装２１２による光照射コントロール用の操作
コードであって、上記握り部４内を挿通させて図外のコ
ントローラおよび電源装置に接続されている。

１５は空冷用ファンで、そのファンケーシング１５Ａを
上記裏キャップＩＢの背部に取外し自在に取付けてあっ
て、光照射時に作動させることにより上記発光装置２な
らびに容器本体１を空冷するが、これは省略しても良い
。

尚、図中１５ａ、■ｂは吸気孔、ｌａは排気孔であり、
これらは空冷用ファン１５を取付けた場合に必要である
か、ファンレスの場合は不必要である。

上記の如く構成された医療用光照射器においては、第１
図で示すように握り部４を容器本体１に取付けた状ＩＥ
において、筒状スリーブ部ＩＡを数本の手指で把持した
上で、スイッチ５を操作することにより把持部を治療部
位に接近させてライトガイド３の屈曲先端部３Ａを確実
、正確に位置決めしながら光照射を行なうペンシルタイ
プとじて使用することができる。また上記握り部４内を
掌で握持した上で、スイッチ６を操作することにより長
時間に亘る連続治療において手指への負担を軽減して楽
な光照射を行なうガンタイプとして使用することかでき
る。

また、上記のベシルタイブでの使用に際して、第３図で
示すように、上記握り部４を容器本体１から離脱すれば
、光照射器全体を軽くし、また握り部４か側方に突出し
ない小形で偏荷重の掛らない形態にして楽に取扱えるの
である。

なお、第１図で示す形態から第３図で示す形態のペンシ
ルタイプにする場合は、先ずドライバー等を用いて締付
ねじ１１を緩めて握り部４を容器本体ｌから取外したの
ち、ネジ１１をゆるめて握り部４の分割握り片４Ａ、４
Ｂを左右に分割し操作コード１４を取り出す。ついで、
ネジ７をはずして裏キャップＩＢを容器本体ｌから離脱
した上、ピンコネクターを分離することにより上記スイ
ッチ５および電線５Ａを握り部４とともに容器本体１側
から取り外す。その後、衷キャップＩＢをネジ７を介し
て容器本体ｌ側に付は戻すとともに、上記締付けねじｌ
ｌの抜き跡に盲ねじ１６をねじ込むことで、握り部４の
ないペンシルタイプの光照射器にして使用することかて
きる。

尚、上記実施例は、握り部４を容器本体ｌに対して着脱
自在に構成した第２発明について説明したか、第１発明
の場合は、握り部４を容器本体１に対して取外し不衡に
固定したちのてあっても良い。

また、点消灯制御用スイッチ５．６はどのような形式の
スイッチてあってもよい。

さらに、上記実施例においては、ハロゲンランプ２Ａの
点消灯制御用スイッチ５．６を握り部４の付根部近くお
よび筒状スリーブ部ＩＡの先端近くに設けて、そのスイ
ッチ操作を楽に行なえるようにしたか、これらスイッチ
をフートベタル式に構成しても良いもので′ある。

（発明の効果）以上の説明から既に明らかなように、この第１発明によ
る蒔は、容器本体から延設した筒状スリーブ部を数本の
手指にて把持して光照射位置を精密に位置決めした状態
て、硬化深部ならびに硬化所要時間の安定化か図り得る
ペンシルタイプとしての使用態様と、容器本体から横何
方に突設された握り部を掌全体で握持して長時間に亘る
連続治療であっても手指に負担を掛けずに術者の疲労軽
減を図り得るガンタイプとしての使用態様とに任意に使
い分けることができる。

しかも、望ましくは上記例れの使用態様においても把持
部又は握持部近くに位置するスイッチ操作により発光装
置の点消灯制御を行なえるようにすることによって、ワ
ンハンド操作にて所期の治療作業を非常に楽に、かつ効
率良く実行することかできる。

また、第２発明による時は、上記した２種の使用態様の
使い分けを行ない得るのはもとより、ペンシルタイプと
しての使用態様において容器本体から横外方に飛び出し
位置している握り部を簡単に取外すことかできるので、
ペンシルタイプの使用態様に際して、握り部が存在する
ことに起因して手指に加わる余分な負担を除去し、術者
疲労を著しく軽減することかできるとともに、治療部位
に対する光照射方向の変更や全体の姿勢変更なども非常
に楽に行ない得るいった効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例による医療用光照射器の全
体縦断側面図、第２図は第１図の■−■線矢視の背面図
、第３図はペンシルタイプにした状態の縦断側面図であ
る。（符号の説明）ｌ・・・容器本体、ＩＡ・・・筒状スリーブ部、２・・
・発光装置、３・・・ライトガイド、４・・・握り部、
５．６・・・点消灯制御用スイッチ。以上

Claims

【特許請求の範囲】

（１）一側方に向かつて筒状のスリーブ部を延設した容
器本体と、この容器本体内に収容された発光装置と、こ
の発光装置による光を外部に導くように、上記スリーブ
部内に挿通保持させた棒状のライトガイドと、この棒状
のライトガイドに対して直角又は略直角の姿勢で上記容
器本体から突設された握り部とから構成されたことを特
徴とする医療用光照射器。
（２）上記握り部の付根部近くと上記筒状スリーブ部の
先端近くとに夫々上記発光装置に対する点消灯制御用ス
イッチが設けられている特許請求の範囲第１項に記載の
医療用光照射器。
（３）上記棒状のライトガイドが上記スリーブ部対して
挿抜自在に構成されている特許請求の範囲第１項又は第
２項に記載の医療用光照射器。
（４）上記棒状のライトガイドが上記スリーブ部の軸心
周りに回転可能に構成されている特許請求の範囲第１項
ないし第３項のいずれかに記載の医療用光照射器。
（５）一側方に向かつて筒状のスリーブ部を延設した容
器本体と、この容器本体内に収容された発光装置と、こ
の発光装置による光を外部に導くように、上記スリーブ
部内に挿通保持させた棒状のライトガイドと、この棒状
のライトガイドに対して直角又は略直角の姿勢で上記容
器本体から突設された握り部とから成る医療用光照射器
であつて、上記握り部を容器本体に対して着脱自在に構
成したことを特徴とする医療用光照射器。
（６）上記握り部の付根部近くと上記筒状スリーブ部の
先端近くとに夫々上記発光装置に対する点消灯制御用ス
イッチが設けられている特許請求の範囲第５項に記載の
医療用光照射器。
（７）上記棒状のライトガイドが上記スリーブ部対して
挿抜自在に構成されている特許請求の範囲第５項又は第
６項に記載の医療用光照射器。
（８）上記棒状のライトガイドが上記スリーブ部の軸心
周りに回転可能に構成されている特許請求の範囲第５項
又は第６項に記載の医療用光照射器。
（９）上記握り部が該握り部の突出方向に沿つた面を分
割面として２分割可能に構成されている特許請求の範囲
第５項ないし第８項のいずれかに記載の医療用光照射器
。