JPH019035Y2 - - Google Patents

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JPH019035Y2
JPH019035Y2 JP1983196544U JP19654483U JPH019035Y2 JP H019035 Y2 JPH019035 Y2 JP H019035Y2 JP 1983196544 U JP1983196544 U JP 1983196544U JP 19654483 U JP19654483 U JP 19654483U JP H019035 Y2 JPH019035 Y2 JP H019035Y2
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transparent substrate
dial
solar cell
thin film
film solar
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JP1983196544U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案は、薄膜太陽電池を有する太陽電池時計
の構造に関する。
〔従来技術〕
従来太陽電池付携帯時計といえば、結晶シリコ
ン太陽電池をデジタル時計のプラスチツクからな
る見切板の中や、アナログ時計のプラスチツクか
らなる目盛リングの中に数個埋め込みワイヤボン
デイング結合して、充電電源を得るものであつ
た。このため、デザイン的に制約を受け前記のよ
うな一定の構造しか太陽電池は利用できなかつ
た。
最近になつて従来の結晶シリコンと比較して、
安価で太陽電池形状も自由度がある薄膜太陽電池
が出現し、脚光を浴びている。この特徴は、ガラ
スなどの一枚の透明基板上にシランのプラズマ反
応によるセル形成時に、複数個のセル直列接続が
可能なことであり、時計の駆動に必要な所定の電
源を容易に形成できることにある。従つて、特開
昭57−201878号公報の様に、従来の時計のカバー
ガラス下面に薄膜太陽電池を形成する方法が考え
られた、しかし、この方法によればカバーガラス
が傷ついたり割れた場合には、カバーガラス下面
に形成された薄膜太陽電池も交換しなければなら
ず、アフターサービス上経済的負担が非常に大き
く、かつ管理上も大変であつた。また、太陽電池
の付いたカバーガラスは直接外部に露出している
ため、無機ガラス材質を使用する場合には、ガラ
スの強化処理を行なつたり、水の浸水を防止する
為の防水構造をとる必要が生じる。ここで、ガラ
スの強化処理をするためにはガラス強化処理を単
品でした後、薄膜太陽電池の形成を行なわねばな
らず、単品処理となるため特殊で高価な治工具を
用いての太陽電池形成となるため、非常なコスト
高となる。
また、太陽電池の付いたカバーガラスで防水構
造をとると、防水上の品質歩留りにより高価な太
陽電池を捨てざるを得ないこととなり、コスト高
となるという問題点があつた。
〔目的〕 本考案は、このような問題点を解決するもので
その目的とするところは、アフターサービス上、
顧客の経済的負担を小さくし製造上のコストダウ
ンを図ると共に、組立が容易になるように薄膜太
陽電池を文字板リング上部に固定し、該文字板リ
ングを文字板とカバーガラスとの間に介在させる
ことにより組立が容易にできる薄膜太陽電池の支
持構造を提供することにある。
〔概要〕
本考案の太陽電池付き携帯時計は、カバーガラ
ス1と、前記カバーガラス1の下方に空隙を有し
て配設され表面に薄膜太陽電池2が形成されてい
る透明基板7と、前記透明基板7が固定されると
共に中央部付近に穴3aが形成されている文字板
リング3と、前記文字板リング3の下方に配設さ
れる文字板9と、前記透明基板7と前記文字板9
との間に少なくとも1個以上配設される指針13
と、前記文字板9が載置固定されるムーブメント
6と、前記穴3a内に挿入され、且つ前記薄膜太
陽電池2とムーブメント6とが導通される導通部
材5とを有することを特徴とする。
〔実施例〕
以下、本考案について実施例に基づき詳細に説
明する。
第1図は、本実施例の断面図である。第1図に
おいて、薄膜太陽電池2を形成した透明基板7を
文字板リング3上部に接着剤8を介して固定す
る。文字板リング3は、文字板9とカバーガラス
1との間に介在し、文字板リング3上部突起を胴
10の見返し突起底面図に当て、裏ブタを圧入す
ることによりムーブメント6及び文字板9を押し
上げ文字板リング3を挾持し固定している。時計
の秒、分、および時間を指示する秒針13a、分
針13bおよび時針13cから構成される指針1
3は透明基板7と文字板9との間に配設されてお
り、透明基板7と文字板9との間隔は文字板リン
グ3の板厚によつて確実に確保されている。薄膜
太陽電池の1つとして、アモルフアスシリコン太
陽電池があり、第1図において透明基板7の下面
に薄膜太陽電池が形成してあり、太陽電池の他、
各セルより電流をとり出す電極や太陽電池を保護
する保護膜が透明基板7の下面に形成され、太陽
電池2とムーブメント6内部のコンデンサー或い
は二次電池とはコイルバネ5で導通をとつてい
る。導電部材であるコイルバネ5は文字板リング
3の穴3aに挿入され、前記穴3aにより薄膜太
陽電池2への当接位置が決められている。ここ
で、薄膜太陽電池は透明基板7の上面にも下面に
もどちらでも形成が可能であり、太陽電池とムー
ブメントとの導通のとり方もコイルバネの他、導
電ゴム、ゼブラゴム等の使用ができる。また透明
基板7は、無機ガラスの他、有機ガラス等の使用
も考えられ、透明基板7の文字板リング3への接
着方法も両面接着テープ、シール接着、液状硬化
型接着剤など非透明な接着剤でも使用可能であ
る。薄膜太陽電池2は、非透明であるため接着剤
8は非透明でも薄膜太陽電池2で覆われた面積分
だけは接着範囲をとれるため、接着力は十分確保
できる。また、薄膜太陽電池2部以外の透明基板
7を透して文字板9部が見えるため、透明基板7
と文字板9との組合せで見切のデザインを構成で
き、ささらにカバーガラス1に内面印刷を施せ
ば、三重かさね構造となり、デザインに奥行き幅
を持つこともできる。
上記構造によれば、組立作業が胴10を逆向き
にセツトしておき薄膜太陽電池7付き文字板リン
グ3を投げ込み、秒針13a、分針13b、時針
13c、文字板9および導通バネ5をムーブメン
ト6にセツトして投げ込み裏ブタを組込むことに
より組立ができるので、組立の作業性が良く、ま
た分解も容易にでき、部品が投げ込み固定のため
交換が容易にできる。
第2図は、第1図の異型例であり文字板9を胴
10の見返し突起底面に当て、裏ブタを圧入する
ことによりムーブメント6及び文字板9を押し上
げ固定を行なつている。該文字板9とガラス1下
面に延設したL型防水パツキン4との間に、薄膜
太陽電池2を形成した透明基板7及び文字板リン
グ3を介在する。この場合、透明基板7を文字板
リング3に接着剤を介して固定し、文字板リング
3上部突起を締代をつけて防水パツキン4に当て
文字板9と挾持して文字板リングを固定する方法
と防水パツキン4下部に透明基板7及び文字板リ
ング3を投げ込み、文字板9を押し上げ挾持する
ことにより、透明基板7、文字板リング3を固定
する方法とがある。。この構造によれば、裏ブタ
圧入時の押上げ力を文字板で受け、透明基板7に
は直接力がかからないため、落下等の衝撃がかか
つても透明基板7に直接かかる力は緩和されるた
め、透明基板7の割れ、カケの発生はほとんど起
らなくなる。また、透明基板7を文字板リング3
に接着固定しなくても固定が可能なため、組立作
業が透明基板7をも投込式で出来、より一層容易
に組立を行なうことができる。
他の構造については、第1図と同様である。
第3図は、透明基板の文字板リングへの固定方
法についての別の実施例である。文字板リング3
上部に、薄膜太陽電池2を形成した透明基板7を
乗せ、文字板リング3上部の突起部をカシメるこ
とにより透明基板7を固定し、文字板リング3と
一体化する。そして、第1図、第2図の様な構造
により文字板リング3の固定を行なう。例えば、
プラスチツク樹脂よりなる文字板リングを用い、
突起部を熱カシメして溶かし、透明基板を固定す
る方法がある。
この構造によれば、透明基板7の固定方法が接
着剤を使用しなくて良く、簡単な方法で透明基板
の固定ができる。
第4図は、本実施例の平面図である。薄膜太陽
電池2以外の透明基板7を介して文字板9部が見
える。また、文字板リングを薄膜太陽電池2より
内側に延設することにより、文字板リング部3が
見え、ガラスに内面印刷を施し、薄膜太陽電池2
の外周部を覆い隠しデザインバリエーシヨンを広
げることもできる。このように、文字板、文字板
リング、薄膜太陽電池、ガラス内面印刷の組合せ
により、デザインバリエーシヨンを自由にとるこ
とができる。
〔効果〕
以上述べたように本考案によれば、カバーガラ
スの下方に薄膜太陽電池を形成している透明基板
が空隙を有して配設されているので、例えばカバ
ーガラスが外力を受けて破損するような場合で
も、透明基板に形成されている薄膜太陽電池、指
針および文字板は透明基板に保護されるので直接
的に外力の影響を受けることがなく、従つてカバ
ーガラスと文字板リングに固定されている透明基
板に形成される薄膜太陽電池とが別体で配設され
ているので、カバーガラスが傷ついたり割れても
カバーガラスをはずしてカバーガラス交換が容易
にできるため、アフターサービス上、顧客の経済
的負担が少なくて済む。特に太陽電池部分をいじ
らずに、カバーガラス交換が可能なため長寿命を
セールスポイントとする太陽電池付携帯時計にお
いては有効である。しかも、太陽電池を形成した
透明基板は、強化処理をする必要がないため大板
ガラス上に大量の太陽電池を同時に形成し、後加
工にて一個ずつの透明基板にカツト加工するた
め、大量製造方法が採用でき太陽電池製造コスト
を大幅に低下させることができる。太陽電池を形
成した透明基板は、文字板リング上部に接着剤或
いはフリーで固定されているため、固定方法が簡
単で部品点数も少なく、かつ投込式で組立ができ
るため、分解組立作業が非常に容易である。特
に、文字板リングを介して透明基板を固定するた
め、文字板リングが従来の外観部品としての役割
の他、透明基板の固定及びムーブメントとの導通
をとるための導電部材のガイドの役割も果してい
るので、薄膜太陽電池への電極取り出し部へ正確
に導電部材を当接させることが可能となる効果も
有する。また、第4図のように、薄膜太陽電池
部、文字板リング部、文字板部、ガラス内面印刷
部、の種々の色調・仕上げとの組合せにより、デ
ザインバリエーシヨンが非常に広がり、デザイン
効果も大きい。
さらに指針は透明基板と文字板との間に配設さ
れるので、例えばカバーガラスと透明基板との間
に指針が配設される構成のものと比較すれば、指
針を取着する軸を挿通させるための貫通穴を一般
的に加工性に劣るガラス材等からなる透明基板に
加工する必要がなく、透明基板は単に平板状に成
形すればよいことになり、低コストにできるとい
う効果も有する。
以上のように、本考案はアフターサービス面、
コスト面、品質面、デザイン面などすぐれた効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1図は本考案の太陽電池付き携帯時
計の一実施例を示す断面図。第2図は、第1図の
構造の異型例であり、第3図は、同実施例に対す
る他の一実施例を示す部分断面図である。第4図
は、第1図、第2図の平面図である。 1……カバーガラス、2……太陽電池、3……
文字板リング、3a……穴、4……防水パツキ
ン、5……コイルバネ(導通バネ)、6……ムー
ブメント、7……透明基板、8……接着剤、9…
…文字板、10……胴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. カバーガラス1と、前記カバーガラス1の下方
    に空隙を有して配設された表面に薄膜太陽電池2
    が形成されている透明基板7と、前記透明基板7
    が固定されると共に中央部付近に穴3aが形成さ
    れている文字板リング3と、前記文字板リング3
    の下方に配設される文字板9と、前記透明基板7
    と前記文字板9との間に少なくとも1個以上配設
    される指針13と、前記文字板9が載置固定され
    るムーブメント6と、前記穴3a内に挿入され、
    且つ前記薄膜太陽電池2とムーブメント6とが導
    通される導通部材5とを有することを特徴とする
    太陽電池付き携帯時計。
JP19654483U 1983-12-21 1983-12-21 太陽電池付き携帯時計 Granted JPS60104790U (ja)

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JP19654483U JPS60104790U (ja) 1983-12-21 1983-12-21 太陽電池付き携帯時計

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JPS60104790U JPS60104790U (ja) 1985-07-17
JPH019035Y2 true JPH019035Y2 (ja) 1989-03-10

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5520419B2 (ja) * 1975-02-27 1980-06-02

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5520419U (ja) * 1978-07-26 1980-02-08
JPS58140488U (ja) * 1982-03-16 1983-09-21 セイコーエプソン株式会社 太陽電池付アナグロ電子時計

Patent Citations (1)

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JPS5520419B2 (ja) * 1975-02-27 1980-06-02

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