JPH018881Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は温風機付ストーブに関し、温風機の駆
動用電源を燃焼光によつて起電力を発生する光電
池にて行うことを目的としたものである。

従来温風機の駆動用として商用電源を用いてい
たのでどこへでも持ち運んで使用できず使用場所
に制約があつた。

本考案は斯る点に鑑みなされたもので以下反射
式小型石油ストーブの実施例について図と共に説
明すると１は前面開口の石油ストーブ本体、２は
水平反射板２ａ、垂直反射板２ｂ、上部遮熱板２
ｃから形成した燃焼室で、前面開口部にガード３
を取付けると共に本体１の開口に略一致させてあ
る。４は燃焼室２内に設置した三重筒からなる周
知の燃焼部で赤熱光を外方に放射するよう外側筒
をガラスで構成してある。５は燃焼部４に石油を
供給する燃料供給部で燃焼芯がツマミ６によつて
上下動されて燃焼部に燃料を供給する周知の芯上
下式燃料供給部である。７は区画板としての上部
遮熱板２ｃ、垂直反射板２ｂ、仕切板８及び本体
１に囲まれた送風路で、前面に吐出口９、後方下
部に吸気口１０を設けてある。１１はこの送風路
７中に設けた温風機で吸気口１０から吸込んだ空
気と上部遮熱板２ｃに設けた排気口１２を通つて
送風路７に達した排ガスを吐出口９から本体前方
に温風として放出する。１３は垂直反射板２ｂに
穿設した開口（透光部）に対置し、燃焼部４から
の燃焼光を受けるように設けられたアモルフアス
シリコン光電池で、送風路７中に支持台１４によ
つて固定されている。この光電池１３は温風機１
１を駆動する電源となり多数の光電池素子１３
ａ，１３ｂ…を並列接続して容量を増大してあ
る。

従つて本考案は温風機１１の電源に燃焼光によ
つて起電力を発生する光電池１３を利用したの
で、省資源に貢献すると共にストーブをどこへで
も持ち運びができるばかりでなく、熱に弱い光電
池（耐熱温度約60℃）に燃焼室と区画板にて隔て
られた送風路の温風機上流側の空気を接触させ、
光電池の保護が図れる等の効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の断面図、第２図は同回路図で
ある。 １３……光電池、１１……温風機、７……送風
路。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 石油ストーブ本体内部を、燃焼部を有する燃焼
   室と温風機を有する送風路とに区画形成し、送風
   路の温風機上流側に光電池を設け、光電池と燃焼
   部との間の区画板に透光部を設けたことを特徴と
   する温風機付ストーブ。