JPH018476Y2 - - Google Patents

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JPH018476Y2
JPH018476Y2 JP1982172054U JP17205482U JPH018476Y2 JP H018476 Y2 JPH018476 Y2 JP H018476Y2 JP 1982172054 U JP1982172054 U JP 1982172054U JP 17205482 U JP17205482 U JP 17205482U JP H018476 Y2 JPH018476 Y2 JP H018476Y2
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JP
Japan
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air
engine
case
air cleaner
sub
Prior art date
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Application number
JP1982172054U
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English (en)
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JPS5975550U (ja
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) この考案は、雨天あるいは水溜りのある悪路を
走行するときに水が侵入するのを防ぐようにした
自動2輪車のエンジンエアクリーナに関する。
(従来の技術) 自動2輪車、特にモトクロツサと呼ばれるオフ
ロード車では、カバー類をなるべく少なくして各
機能部品が露出する形で装備されている。エンジ
ンエアクリーナも同様であるが、空気を吸入する
作用があるので全く無防備ではあり得ない。雨中
の走行あるいは水溜りのあるような悪路の走行で
は、雨水あるいは泥水が侵入し、エアクリーナエ
レメントを濡らしてフイルタ機能が低下するし、
キヤブレタへ水分が侵入すればキヤブレタ機能が
落ちてエンジン性能に影響する。そこでエアクリ
ーナのエア入口をシートの下面に近接して開口さ
せて、シートを屋根代りに防水するなどの対策を
施している。しかしこれでは吸入抵抗が大きくエ
ンジンが必要とする充分な供給量を得ることが難
しいという問題がある。
不足するエア供給量は何らかの手段で補う必要
がある。従来において、実公昭38−9001号公報に
示されるように、吸気管を具えた清浄器に補助吸
気管を設け、エンジン回転数に関連して補助吸気
管の開度を制御するようにした空気清浄装置があ
る。しかしこのようにしたものでは、吸気騒音の
抑制、出力向上には効果があるが、防水効果がな
く、防水対策上吸入量が不足するエアクリーナに
は、その根本的な対策に寄与できない。
(考案が解決しようとする課題) 上記のように、自動2輪車のエンジンエアクリ
ーナにおいて、雨水などの侵入を防ぐようにする
と、吸入抵抗が増大し、エンジンが必要とする充
分なエア供給量が確保しにくいという問題がある
のに鑑み、防水機能を低下させることなくかつ必
要なエア供給量を確保できる自動2輪車のエンジ
ンエアクリーナを提供することを目的とする。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するため、この考案の自動2
輪車のエンジンエアクリーナは、車体中央下部に
搭載したエンジンの後方、シート下の一側寄りに
エアクリーナケースを設置し、ケース上面にエア
入口、ケース内側面にエア出口をそれぞれ開口し
てその間にエアクリーナエレメントを介在させた
エアクリーナにおいて、上記エア入口をシート下
面に近接して雨水などが侵入しにくいように開設
すると共に、エアクリーナエレメントの上流側に
連通するサブ吸入口をケース外側面に開設して、
上記エア入口とこのサブ吸入口とによつて充分な
エアをエンジンに供給できるように設定し、かつ
サブ吸入口に、その開口を塞いで雨水などの侵入
を防ぐ開閉自在なシヤツタまたはキヤツプを設け
た構成をとる。
(作用) このようにしたので、晴天時にはシヤツタを開
いてサブ吸入口を開けることで、メインのエア入
口と共に、出力全開のエンジンに必要なエア供給
量を確保できる。
雨天あるいは水溜りのある悪路を走行するとき
には、シヤツタを閉じ、雨水や泥水が侵入するの
を防ぐ。この場合はメインのエア入口のみからエ
アを供給することになるが、悪天候や悪路のとき
は、エンジン出力をある程度セーブしているの
で、要求されるエア供給量が大きく不足すること
はない。
こうして、吸入効率、エンジン出力に影響な
く、雨水や泥水の侵入を防ぎ、エアクリーナの機
能を保持できる。
(実施例) 以下この考案の実施例を示す図に就いて説明す
る。
第4図はモトクロス用自動2輪車を示す。車体
1の中央下部にエンジン2を搭載し、前上端のス
テアリング軸3で支持した前フオーク4を前輪5
を懸架してハンドル6によつて操舵可能に設け、
後下部に軸支したスイングアーム7後端に後輪8
を懸架してチエン9によつてエンジン2に連動
し、上部前寄りに燃料タンク10、後寄りにシー
ト11を配して構成される。12は後輪緩衝装
置、13は排気管を示す。エンジンインテーク1
4は後方に開口し、キヤブレタ15を経て、後方
に置かれたエアクリーナケース16に接続され
る。そしてカバー類は極力省略して各機能部品は
露出状態に置かれている。
上記エアクリーナケース16は、シート11下
方のスペース内、図では逆3角形状の車体構造空
間内に一側寄りにほぼぴつたり収まる形状で設置
される。
第1図、第2図はこの考案の実施例になるエア
クリーナを示すもので、エア入口17は、シート
11下面11aに近接してケース上面16aに上
方に向いて開口する。エア出口18は、ケース内
側面16bに開口し、L字状のサクシヨンパイプ
19を介してキヤブレタ15に接続される。ケー
ス内にはエア出口18を囲んでクリーナエレメン
ト20が設置される。
次にケース外側面16cに、クリーナエレメン
ト20の上流側に連通するサブ吸入口21が配置
される。サブ吸入口21の裏面には軸ピン22で
揺回可能に枢支されたシヤツタ23が添設され
る。シヤツタ23にはサブ吸入口21に対応する
貫孔が設けられ、揺回位置によつてサブ吸入口2
1が開閉される。開閉の選択は、シヤツタ23に
係合したスプリング24によつて常に開位置が保
持され、他側に係合した牽引ワイヤ25を引いた
り戻したりすることで行なわれる。牽引ワイヤ2
5の操作レバーはハンドル6上などにセツトさ
れ、走行途中でも操作できるようになつている。
このエアクリーナケース16では、エア入口1
7とサブ吸入口21とを合算したエア吸入量によ
つてエンジンのフル回転に充分なエア供給量が得
られるように設定されている。
以上の構成により、常時はサブ吸入口21が開
き、エア入口17と共に充分なエア吸入量を得
て、エンジンに必要充分なエアが供給される。
雨天のとき、または水溜りがある悪路を走行す
るときは、サブ吸入口21を閉じる。これにより
雨水や泥水の侵入を防ぐ。エア出口17はシート
下面11aが近接して上方を覆うので、雨などの
侵入する心配はないが、エアの吸入が窮屈でフル
回転時などにエンジンに対するエア供給量が充分
でない。これを外側面に開口するサブ吸入口21
が補つて晴天時に快適なエンジン性能を発揮させ
るようにしたものである。雨天時や悪路に遭つた
ときは、一般的にエンジンアクセルを抑えて走行
するので、防水のためにサブ吸入口21を閉じて
も、走行に支障もしくは不満はない。
第3図は、他の実施例を示すもので、ケース外
側面16cに大きなサブ吸入口26を設け、これ
にゴム製キヤツプ27を嵌着させ、キヤツプ27
を脱着することによつてサブ吸入口26を開閉す
るものである。
〔考案の効果〕
以上の通り、この考案に係る自動2輪車のエン
ジンエアクリーナは、エアクリーナケースの外側
面に開閉手段を備えたサブ吸入口を設けたもの
で、晴天時にはこれを開いて雨水の侵入防止を図
つたメインのエア入口の流入量不足を補い、雨天
時などではこれを閉じて水の侵入を防ぐことがで
きるようにし、晴雨の条件に合せて、防水と必要
エア量の供給を効果的に果し、特にカバー類を極
力省略したモトクロスタイプの自動2輪車などエ
ンジンの性能低下を巧妙に防ぐ効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示すエアクリーナ
の側面図、第2図は第1図のエアクリーナケース
の縦断正面図、第3図はこの考案の他の実施例を
示すサブ吸入口の縦断正面図、第4図はモトクロ
スタイプの自動2輪車を例示した側面図である。 1……車体、2……エンジン、16……エアク
リーナケース、16a……ケース上面、16c…
…ケース外側面、17……エア入口、18……エ
ア出口、20……クリーナエレメント、21,2
6……サブ吸入口、23……シヤツタ、27……
ゴム製キヤツプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体中央下部に搭載したエンジンの後方、シー
    ト下の一側寄りにエアクリーナケースを設置し、
    ケース上面にエア入口、ケース内側面にエア出口
    をそれぞれ開口してその間にエアクリーナエレメ
    ントを介在させたエアクリーナにおいて、上記エ
    ア入口をシート下面に近接して雨水などが侵入し
    にくいように開設すると共に、エアクリーナエレ
    メントの上流側に連通するサブ吸入口をケース外
    側面に開設して、上記エア入口とこのサブ吸入口
    とによつて充分なエアをエンジンに供給できるよ
    うに設定し、かつサブ吸入口に、その開口を塞い
    で雨水などの侵入を防ぐ開閉自在なシヤツタまた
    はキヤツプを設けたことを特徴とする自動2輪車
    のエンジンエアクリーナ。
JP17205482U 1982-11-13 1982-11-13 自動2輪車のエンジンエアクリ−ナ Granted JPS5975550U (ja)

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JP17205482U JPS5975550U (ja) 1982-11-13 1982-11-13 自動2輪車のエンジンエアクリ−ナ

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JPS5975550U JPS5975550U (ja) 1984-05-22
JPH018476Y2 true JPH018476Y2 (ja) 1989-03-07

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ID=30375153

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JP17205482U Granted JPS5975550U (ja) 1982-11-13 1982-11-13 自動2輪車のエンジンエアクリ−ナ

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JP2777174B2 (ja) * 1989-02-25 1998-07-16 ヤマハ発動機株式会社 自動二輪車の吸気装置

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JPS5975550U (ja) 1984-05-22

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