JPH018171Y2 - - Google Patents

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JPH018171Y2
JPH018171Y2 JP1983123740U JP12374083U JPH018171Y2 JP H018171 Y2 JPH018171 Y2 JP H018171Y2 JP 1983123740 U JP1983123740 U JP 1983123740U JP 12374083 U JP12374083 U JP 12374083U JP H018171 Y2 JPH018171 Y2 JP H018171Y2
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pin
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JP1983123740U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はラベル取付用ピンクリツプ(以下ピン
クリツプという)に関するものである。
ピンクリツプはスプリング材を環状に曲げて形
成した腰部と、スプリング材の一端に固定された
嵌合部と、他端に伸張され、前記嵌合部に嵌合す
る尖先部より構成されたものであつて、嵌合部内
に尖先部を挿入してスプリング力によつて嵌合部
より尖先部が脱出しないように構成したものであ
る。
従来のピンクリツプは、尖先部を嵌合部より脱
出したり、また挿入したりするものであつて、尖
先部の動きは単に嵌合部に挿入するか、または脱
出する範囲のものであつて、いわばU字が開くか
縮まるかの範囲である。従つて、このスプリング
材を短小なものとすると、尖先部を物品へ差し込
む作業が困難となり、この意味から比較的太い尖
先部を有するピンクリツプを製作することは困難
であつた。
ところで金属線材から成るピンの中間部をU字
状に曲げたピンクリツプとして実開昭55−150007
号公報の考案がある。この先行技術は、金属或い
は合成樹脂等からなる頭部の穴に前記ピンの一端
を挿入固定し、前記ピンの他端に形成した尖先部
を前記頭部の係止溝に交差状に係止するものであ
る。
このピンは従来の安全ピンを一部変形したもの
であつて、商品にラベルを取付ける用途には不向
きなものである。即ち、ピンが頭部に対して回転
せず、物品に挿通するときはピンが頭部に交差し
たままの状態で挿通できるようになつているた
め、挿通が容易である反面、従来のピンクリツプ
のような尖先部を収容するための収容部がないの
で物品が抜けやすいという欠点がある。また、ラ
ベルを一定位置に保持する手段のないものであ
る。
更に、ピンの尖先部は頭部の係止溝に交差状に
係止したままの状態となつているため尖先部が常
に露出した状態となり、人の手や商品に損傷を与
えるという問題がある。
また、ピンの中間部をU字状に曲げたピンクリ
ツプとして米国特許第1360794号明細書の考案が
ある。
この先行技術は、2個の中空の筒状体を平行に
連結した頭部と、一端に膨出部を、他端に膨らん
だ尖先部を有するU字状のピンからなり、前記膨
出部を前記一方の筒状体に回転及びスライド可能
且つ脱出不能に、また前記尖先部を他方の筒状体
に挿入及び脱出可能に取付けたものである。
そして、このピンクリツプで物品を係止すると
きは、前記筒状体からピンを引出し方向にスライ
ドさせて、尖先部を筒状体から脱出させると共
に、筒状体内部に脱出不能に挿入された前記膨出
部を軸として回転させ、前記ピンを物品に挿通し
た後、ピンを回転させてもとの位置に戻し再び前
記筒状体に押し込み、前記膨出部と尖先部とを筒
状体内部にそれぞれ設けられたばね状の止め金内
に把持して物品を係止するようになつている。
このように、このピンクリツプは構造が複雑で
あり、ピンをスライドさせた上回転するようにな
つているため比較的大型となり、小型化すること
ができない。また製作コストが高くなる上、尖先
部が膨らんでいるため衣料品等にラベルを取付け
た場合には大きな穴が開くため使用に適しないと
いう問題がある。
また、ピン素材のみで形成された安全ピンとし
て実開昭55−1817号公報の考案がある。この先行
技術は、単一のピン素材の略中央部を内側に折曲
又は湾曲させてハート形に形成し、対向する尖先
部を案内面としたラベル取付用のピンである。
しかしながら、このピンは衣類等の一部をつま
んで突出させ、これの両面に前記尖先部をあてが
い挿通するものであるので、この挿通操作が繁雑
であり、使用する商品が限定される。
更に、尖先部が露出しているために、商品に触
れる購入者が受傷するか或いは衣類等を損傷する
恐れが多分にある。
本考案は前記従来のピンクリツプの有する問題
点を解消するものであつて、ピンの長さが短小で
小型のピンクリツプであつても、ピンの一端を回
転させて大きく開口させて容易に物品に挿通する
ことができ、挿通後は尖先部を弾性的に嵌合部に
嵌合させて、容易に物品から脱落せず、また、ラ
ベルの紐をピンクリツプのほぼ中央部の一定位置
に保持できるようにした操作の容易で且つ安全な
ピンクリツプを提供することを目的とする。
前記目的を達成するための本考案は、合成樹脂
製の本体と、該本体の一方に膨出部が埋込まれた
回動可能なU型の金属針のピン部からなり、前記
本体は正面視でU型の厚肉部と該厚肉部の一面に
偏つて形成された薄肉部を有し、前記薄肉部の上
縁は拡開された開口から次第に下方に向かつて接
近する二つの案内部を形成し、該案内部の両終端
は接近してスリツトを形成し、該スリツトの下端
は拡開された挿入部を形成し、前記ピン部が埋込
まれた厚肉部に対向する厚肉部には、前記薄肉部
の壁面に沿つて切り込まれて、前記ピン部の尖先
部を弾性的に収容する嵌合部を有することを特徴
とするものである。
次に図面を参照して本考案の実施例を説明す
る。
第1図はピンクリツプの正面図、第2図は第1
図における−断面図、第3図は平面図であ
る。
本考案に係るピンクリツプCは嵌合部9aを有
する本体1と、この本体1の一端より突出されて
いるピン部2より構成されている。このピン部2
はU字状に形成されている。なお、本考案におい
てはこのピン部2の形状は鉤形、釣針形、乙形、
U形、C形、コ形等各種の形状のものを含むもの
であるがU字形と総称する。
前記のように形成されたピン部2の一端に膨出
部3が形成され、他端には物品に挿入され、本体
1の嵌合部9aに嵌合する尖先部4が形成されて
いる。
本体1は合成樹脂製であつて、正面視において
U型の厚肉部1aと、該厚肉部1aの一面に偏つ
て形成された薄肉部1bを有し、前記薄肉部1b
の中央部上縁は拡開された開口から次第に下方に
向かつて接近する二つの案内部5を形成し、該案
内部5の両終端は接近してスリツト6を形成し、
該スリツト6の下端は拡開された挿入部7が形成
されている。
また、前記ピン部2が埋込まれた厚肉部1aと
対向する厚肉部1aには、前記薄肉部1bの壁面
8に沿つて切り込まれて形成された突起部9と、
前記壁面8とによつて嵌合部9aが形成されてい
る。
なお、本体1にピン部2を係止する部分の構造
は従来のピンクリツプと同様な構造を採用するこ
とが可能である。
本考案に係るピンクリツプCは、従来のピンク
リツプと異なり、ピン部2が第1図及び第3図の
点線の2′で示すように半回転程度の角度で回転
するように構成した点に特徴がある。このように
ピン部2を本体1に対して回転させ、かつこのピ
ン部2の抜けを防止するためにピン部2の一端に
膨出部3を形成している。
ピン部2の抜けを防止する手段としては図示し
たように球状の膨出部3を形成するのが最も好ま
しいが、釘の周囲に設けられている筋や、一部を
潰して形成した突出部あるいは端部をL字形に曲
げて形成したもの等を採用することが可能であ
る。
前記にように構成されたピンクリツプCを使用
して衣類等の商品10にラベル11を取付ける際
には、本体1の側方にピン部2を回転させて該本
体1の側方に尖先部4を位置させ、この部分を商
品10に挿入し、本体1のスリツト6内にラベル
11の紐12を挿入すると共に、その尖先部4を
商品10に差込み、そして通常のピンクリツプと
同様にしてこの尖先部4を本体1の嵌合部9aに
嵌合することによつて商品10にラベル11を取
付ける。
第5図は本考案の第2の実施例を示すもので、
ピン部2の回転を止める手段の別の構造を示すも
のである。
この実施例においては、本体1に固定するピン
部2の端部をΩ状に曲げて固定部13を形成し、
この固定部13を本体1に設けた溝部14内に位
置させた点に特徴がある。この固定部13は第5
図のようにピン部2が本体1と固定状態にある場
合には前記溝部14の左側に接触し、またピン部
2が点線で示すように2′の位置に回転した場合
には右側に位置するようにする。即ち、このピン
部2は点線で示すように右側に張り出しても一定
以上に張り出さないように構成されている。
以上のように本考案のラベル取付用ピンクリツ
プは、合成樹脂製の本体と、該本体の一方に膨出
部が埋込まれた回動可能なU型の金属針のピン部
からなり、前記本体は正面視でU型の厚肉部と該
厚肉部の一面に偏つて形成された薄肉部を有し、
前記薄肉部の上縁は拡開された開口から次第に下
方に向かつて接近する二つの案内部を形成し、該
案内部の両終端は接近してスリツトを形成し、該
スリツトの下端は拡開された挿入部を形成し、前
記ピン部が埋込まれた厚肉部に対向する厚肉部に
は、前記薄肉部の壁面に沿つて切り込まれて、前
記ピン部の尖先部を弾性的に収容する嵌合部を有
することを特徴とするものであつて、次の効果を
奏することができる。
(1) U字状に形成したピン部2を本体1に対して
回転可能且つ脱出不能に設けたので第1図及び
第5図に示すようにピン部2は点線で示すよう
に回転移動した状態では、距離Mで示すように
大きく開口することになる。従つてこのピン部
2を商品10に差し込んだり、挿入部7にラベ
ル11を挿入することが極めて容易でありピン
クリツプCを商品10等に固定する作業が極め
て容易である。
(2) また、本考案のピンクリツプCは、壁部8と
突起部9とで形成される嵌合部9aに、ピン部
2が挿入される距離Pだけ前記ピン部2が撓め
ばよいので、全体の長さLを従来のピン固定式
のピンクリツプと比較して大幅に短縮すること
ができて全体を著しく小型化することができ
る。そのため、ラベル11の大きさに比較して
ピンクリツプを著しく小型化して目立たなくす
ることができる。
また、小型化してもピン部2が回転するため
作業性には全く影響がない。
更に、前記嵌合部9aにピン部2の尖先部4を
収納するようにしたので、手や他の商品を傷付
けることがない。
(3) 本体1の略中央部に案内部5と、この案内部
5に連通するスリツト6と更にこのスリツト6
に連通する挿入部7とを設けて、該挿入部7に
ラベル取付用の紐を挿入するようにしたので、
クリツプ内で前記紐が移動することが少なく美
麗であり、乱雑に取り扱つてもラベル11が所
定位置から外れることが少ない。
(4) 本体1が合成樹脂製であり、どんな色にでも
着色できてしかも小型化が可能なため、ポイン
トマークの如く装飾具としても使用することが
できる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案に実施例を示すものであつて、第1
図はピンクリツプの正面図、第2図は第1図にお
ける−断面図、第3図は平面図である。第4
図はピンクリツプを利用して商品にラベルを取付
ける状態を示す説明図、第5図は別の実施例にか
かるピンクリツプの正面図である。 C……ラベル取付用ピンクリツプ、1……本
体、1a……厚肉部、1b……薄肉部、2……ピ
ン部、3……膨出部、4……尖先部、5……案内
部、6……スリツト、7……挿入部、8……壁
部、9……突起部、9a……嵌合部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 合成樹脂製の本体と、該本体の一方に膨出部が
    埋込まれた回動可能なU型の金属針のピン部から
    なり、前記本体は正面視でU型の厚肉部と該厚肉
    部の一面に偏つて形成された薄肉部を有し、前記
    薄肉部の上縁は拡開された開口から次第に下方に
    向かつて接近する二つの案内部を形成し、該案内
    部の両終端は接近してスリツトを形成し、該スリ
    ツトの下端は拡開された挿入部を形成し、前記ピ
    ン部が埋込まれた厚肉部に対向する厚肉部には、
    前記薄肉部の壁面に沿つて切り込まれて、前記ピ
    ン部の尖先部を弾性的に収容する嵌合部を有する
    ラベル取付用ピンクリツプ。
JP12374083U 1983-08-11 1983-08-11 ラベル取付用ピンクリップ Granted JPS6032096U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12374083U JPS6032096U (ja) 1983-08-11 1983-08-11 ラベル取付用ピンクリップ

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JP12374083U JPS6032096U (ja) 1983-08-11 1983-08-11 ラベル取付用ピンクリップ

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JPS6032096U JPS6032096U (ja) 1985-03-05
JPH018171Y2 true JPH018171Y2 (ja) 1989-03-03

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JP12374083U Granted JPS6032096U (ja) 1983-08-11 1983-08-11 ラベル取付用ピンクリップ

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1360794A (en) * 1919-12-05 1920-11-30 Elmer S Ralph Safety-pin
JPS551817B2 (ja) * 1976-03-24 1980-01-17

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JPS6032096U (ja) 1985-03-05

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