JPH017995Y2 - - Google Patents

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JPH017995Y2
JPH017995Y2 JP1984011415U JP1141584U JPH017995Y2 JP H017995 Y2 JPH017995 Y2 JP H017995Y2 JP 1984011415 U JP1984011415 U JP 1984011415U JP 1141584 U JP1141584 U JP 1141584U JP H017995 Y2 JPH017995 Y2 JP H017995Y2
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JP
Japan
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rotating shaft
heating chamber
metal
ceramic material
radio wave
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JP1984011415U
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JPS60123993U (ja
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  • Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、食品などの被加熱物をマイクロ波
帯の電波エネルギーで加熱するに際し、均一加熱
ができるように被加熱物を回転載置台に載置する
ようにした高周波加熱装置の改良に関するもので
ある。
被加熱物である食品をマイクロ波帯の電波エネ
ルギーで均一加熱するために、加熱室内に回転載
置台を設け、これに食品を載置して回転させなが
ら調理することは周知である。係る加熱装置とし
ては、加熱室内の良好な清掃性を実現するととも
に低廉化をはかる目的で、加熱室内には着脱自在
の回転載置台および加熱室底面から突出して回転
載置台を支承する回転軸が設けられている。従来
は、回転軸に強度が必要なため、ステンレスなど
の金属棒で構成していた。また、回転軸が加熱室
底面を貫通して設けられているので、加熱室内に
照射させた電波エネルギーの一部が金属製の回転
軸に伝搬し、加熱室外の回転軸他端から電波を放
射してしまうため、回転軸の軸受には導電性を有
する炭素系の材料を採用し、回転軸に伝搬した電
波エネルギーを該軸受を介して加熱室底壁に電気
的に接続させた軸受保持体に導通させ、電波エネ
ルギーが加熱室外へ漏洩するのを防止する構造に
なつている。しかしながら、製品加工上のバラツ
キおよび該軸受の摩耗などによつて軸受摺動面が
異常に加熱され、焼付いてしまうといつた問題が
あつた。このため、軸受には精度の高い緻密な導
電性材料、すなわち電気黒鉛質を切削加工で製作
するといつた高価な部品を使用する必要があつ
た。そのため、そのような部品を使用することな
く、又機構を変更することなく、かつ電波エネル
ギーを伝搬させない回転軸が要望されていたが、
その装置として例えば実開昭58−160496高周波加
熱装置が考えられた。
以下、その従来例の高周波加熱装置を第1図、
第2図に従つて説明する。それら各図において、
2はマグネトロンで、これにより発生させたマイ
クロ波帯電波エネルギーを導波管3を通して加熱
室1に照射させる。5は回転軸で、加熱室1底壁
を貫通して設けており、回転駆動源10の回転力
を加熱室1内の回転載置台4に伝達し、かつ回転
載置台4を支承せしめるものである。6は上部軸
受で、7は下部軸受であり、8は金属製の軸受保
持体で、軸受6、軸受7および回転軸5を保持す
るもので、加熱室1底面に固定ねじ9で一体構成
できる構造となつている。回転軸5は、第2図に
示したように加熱室1内にセラミツク材料で加工
した回転軸5aと加熱室1外側にステンレスなど
の金属で加工した回転軸5bとで構成されてお
り、これらは5cの部分でメタライズと称する接
合方法で強固に結合されている。
次に動作について説明する。マグネトロン2に
よつて発生させたマイクロ波帯電波エネルギーを
加熱室1内に照射させたとき、加熱室1内に突出
した回転軸5aにも電波エネルギーが照射される
が、回転軸5aは誘電損失を極めて小さいセラミ
ツク材料たとえば高純度のアルミナで形成されて
いるため、電波エネルギーを透過してしまい、従
来の金属製回転軸のように伝搬するようなことは
ない。このため軸受6、軸受7が異常加熱しなく
なり、かつ電波エネルギーが加熱室1外へ漏洩し
にくい。また、アルミナで形成された回転軸5a
は抗折強度が約3000Kg/cm2であり、十分な実用強
度を有している。また、加熱室1外の回転軸5b
は滑らかな表面仕上げによるステンレス等の金属
で形成しているので、軸受6および軸受7摺動面
の動作を円滑に行なわせることができる。
しかし、セラミツク材料製の回転軸5aと金属
製の回転軸5bの接続は技術的ならびにコスト的
に量産性に不向きであるばかりか接合部の強度等
に関しても今一つ信頼性に劣るという問題点があ
つた。また、セラミツク材料製の回転軸5aと金
属製の回転軸5bとの組み合わせというのはマイ
クロ波的に誘導体アンテナを構成してしまうほ
か、金属製回転軸5bと金属製軸受保持体8との
組み合わせはマイクロ波的に優れた同軸電送線路
を構成し易いため、電波的な側面からも問題のあ
る構成であつた。
本考案は上記に鑑みてなされたもので、その目
的は量産性のある回転軸を有する高周波加熱装置
を得るにある。そのため回転軸をセラミツク材料
のみで形成したものである。
以下本考案の一実施例を第3図に従つて第1
図、第2図と相違する点のみ説明する。
11はセラミツク材料のみからなる回転軸で上
端を回転載置台4の中心穴に、又下端を回転駆動
源10の先端に各はめ込んでいる。他の構成は従
来のものと同様である。
その作用を説明すれば、加熱室を貫通する回転
軸をセラミツク材料のみとしたために、従来例に
見られたような誘電体アンテナならびに同軸電送
線路が形成されることなく、電波漏洩の不安の無
い軸受構造を構成できる。また、セラミツク材料
と金属材料の接合という技術的に見て不確実性の
否めない部分も存在しないので、強度の面におい
ても優れた軸受構造を構成できる。
以上のように本考案によれば、回転軸をセラミ
ツク材料のみで形成したので、軸受部を通じて外
部へ漏洩しようとする電波エネルギーを良好に阻
止でき、信頼性ならびに量産性の高い高周波加熱
装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は従来の高周波加熱装置の要部
の一部断面図、要部拡大断面図、第3図は本考案
の一実施例による高周波加熱装置の要部の一部断
面図である。 11……回転軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 金属製の加熱室1と、この加熱室の底壁を垂直
    に貫通するセラミツク材料製の回転軸11と、前
    記加熱室内側の前記回転軸の上端に取付けられて
    食品を載置しかつ回転する回転台4と、前記加熱
    室の前記回転軸貫通部の外側に取付けられるとと
    もに前記回転軸の一部をその外周側から同軸状に
    保持する軸受6、軸受7を備えた金属製の軸受保
    持体8と、そして前記回転軸の下端に取付けられ
    これを回転駆動するための駆動源10とから構成
    されたことを特徴とする高周波加熱装置。
JP1141584U 1984-01-30 1984-01-30 高周波加熱装置 Granted JPS60123993U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1141584U JPS60123993U (ja) 1984-01-30 1984-01-30 高周波加熱装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP1141584U JPS60123993U (ja) 1984-01-30 1984-01-30 高周波加熱装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60123993U JPS60123993U (ja) 1985-08-21
JPH017995Y2 true JPH017995Y2 (ja) 1989-03-02

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ID=30493516

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JP1141584U Granted JPS60123993U (ja) 1984-01-30 1984-01-30 高周波加熱装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60264092A (ja) * 1984-06-11 1985-12-27 松下電器産業株式会社 高周波加熱装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58160496U (ja) * 1982-04-22 1983-10-26 株式会社日立ホームテック 高周波加熱装置

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Publication number Publication date
JPS60123993U (ja) 1985-08-21

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