JPS604397Y2 - マイクロ波加熱装置 - Google Patents
マイクロ波加熱装置Info
- Publication number
- JPS604397Y2 JPS604397Y2 JP11486882U JP11486882U JPS604397Y2 JP S604397 Y2 JPS604397 Y2 JP S604397Y2 JP 11486882 U JP11486882 U JP 11486882U JP 11486882 U JP11486882 U JP 11486882U JP S604397 Y2 JPS604397 Y2 JP S604397Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oven
- microwave
- waveguide
- heating device
- fan
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は電子レンジのようなマイクロ波加熱装置に関
する。
する。
従来、マイクロ波加熱装置例えば電子レンジは第1図a
、bに示すように構成され、オーブン1の天井外部には
導波管2が配設され、この導波管2の一端はオーブン1
の天井に開口したマイクロ波照射部3に取着されている
。
、bに示すように構成され、オーブン1の天井外部には
導波管2が配設され、この導波管2の一端はオーブン1
の天井に開口したマイクロ波照射部3に取着されている
。
導波管2の他端にはマグネトロンのようなマイクロ波発
振源4が接続されている。
振源4が接続されている。
更にオーブン1の底部には食品のような被加熱物を載せ
る棚板5が配設されている(但し第1図aの場合)。
る棚板5が配設されている(但し第1図aの場合)。
そして動作時にはマイクロ波発振源4より導波管2を介
してマイクロ波照射部3からマイクロ波がオーブン1内
に送り込まれ被加熱物の加熱が行われる。
してマイクロ波照射部3からマイクロ波がオーブン1内
に送り込まれ被加熱物の加熱が行われる。
ところがこの場合、オーブン1内には定在波が立ち、被
加熱物にむら焼けを生ずる。
加熱物にむら焼けを生ずる。
そこで、このむら焼けを防ぐため、第1図aに示すよう
にオーブン1の天井にスタラファン6を設けてオーブン
1内におけるマイクロ波の反射状態を変える(電磁波パ
ターンを動かす)か、第1図すに示すようにオーブン1
の底部にターンテーブル7を設けこのターンテーブル7
に被加熱物を載せて回転させるか、或いはa、 b両者
を組合せたものを使用していた。
にオーブン1の天井にスタラファン6を設けてオーブン
1内におけるマイクロ波の反射状態を変える(電磁波パ
ターンを動かす)か、第1図すに示すようにオーブン1
の底部にターンテーブル7を設けこのターンテーブル7
に被加熱物を載せて回転させるか、或いはa、 b両者
を組合せたものを使用していた。
しかしながら、それぞれ必ずしも十分ではなく、aの場
合は十分な均一性が得られ難い。
合は十分な均一性が得られ難い。
bの場合は均一性はaより良いが、高価になる。
又、a、 bの場合も非常に高価になる。この考案は上
記事、情に鑑みなされたもので、被加熱物を均一に加熱
したむら焼けを防止した安価なマイクロ波加熱装置を提
供することを目的とする。
記事、情に鑑みなされたもので、被加熱物を均一に加熱
したむら焼けを防止した安価なマイクロ波加熱装置を提
供することを目的とする。
以下、図面を参照してこの考案の一実施例を詳細に説明
する。
する。
この考案では、マグネトロンの発振周波数がマグネトロ
ンから見た負荷インピーダンスが変ったときに変る現象
(プリング現象という)を利用している。
ンから見た負荷インピーダンスが変ったときに変る現象
(プリング現象という)を利用している。
即ち、被加熱物及びスタラファンとは独立に回転モード
が変化する回転体を設けたことを特徴としており、原理
を下記に説明する。
が変化する回転体を設けたことを特徴としており、原理
を下記に説明する。
一般にマグネトロンは、マグネトロンからみたインピー
ダンスに対しリーケ線図に示されているようにユニーク
な発振周波数で発振する。
ダンスに対しリーケ線図に示されているようにユニーク
な発振周波数で発振する。
従ってスタラファンやターンテーブル等を用いオーブン
内の条件が変るとインピーダンスが変るから、回転体に
よる周波数の変化が起り、オーブン内の電波状態が変り
、加熱が均一化されるわけである。
内の条件が変るとインピーダンスが変るから、回転体に
よる周波数の変化が起り、オーブン内の電波状態が変り
、加熱が均一化されるわけである。
スタラファンによりオーブンがとりうるモード数をns
とし、このとき回転体によりマグネトロンの発振周波数
が変るのでその数をnr(実際には周波数は連続に変る
のでこの数は無限となるがここでは説明を容易にするた
め代表値として有限な値とした)とすれば、第1図aの
ときは一つのモードに対し一つのインピーダンスが対応
することにより、このモードに対応する周波数は決って
しまう。
とし、このとき回転体によりマグネトロンの発振周波数
が変るのでその数をnr(実際には周波数は連続に変る
のでこの数は無限となるがここでは説明を容易にするた
め代表値として有限な値とした)とすれば、第1図aの
ときは一つのモードに対し一つのインピーダンスが対応
することにより、このモードに対応する周波数は決って
しまう。
従って、スタラファンにより発生スるオーブン内の電波
の全ての状態の数はn5かnrの何れか多い方となる。
の全ての状態の数はn5かnrの何れか多い方となる。
しかるに、この考案では新たに設ける回転体によりモー
トスタラ−とは独立に発振周波数が定まるまでオーブン
内の電波の全ての状態の数はn5Xy1.となり、遥か
に多くなる。
トスタラ−とは独立に発振周波数が定まるまでオーブン
内の電波の全ての状態の数はn5Xy1.となり、遥か
に多くなる。
状態の数が多くなる程、被加熱物は均一に電波を受ける
ことになり、均一に加熱される訳である。
ことになり、均一に加熱される訳である。
そこでマイクロ波加熱装置として電子レンジを例にとれ
ば、この考案による電子レンジは第2図に示すように構
成され、従来例(第1図)と同一箇所は同一符号を付す
こと゛にすると、オーブン1の天井外部には導波管2が
配設され、この導波管2の一端はオーブン1の天井に開
口したマイクロ波照射部3に取着されている。
ば、この考案による電子レンジは第2図に示すように構
成され、従来例(第1図)と同一箇所は同一符号を付す
こと゛にすると、オーブン1の天井外部には導波管2が
配設され、この導波管2の一端はオーブン1の天井に開
口したマイクロ波照射部3に取着されている。
導波管2の他端にはマグネトロンのようなマイクロ波発
振源4が接続されている。
振源4が接続されている。
更に、前記導波管2内にはこの考案の特徴であるスタラ
ファンとは異なる回転モードを得る回転体8が配設され
、モーター9により回転するようになっている。
ファンとは異なる回転モードを得る回転体8が配設され
、モーター9により回転するようになっている。
この場合、回転体8は金属片又は誘電体片よりなり、後
述のスタラファンの回転とは同期しないように設定され
ている。
述のスタラファンの回転とは同期しないように設定され
ている。
つまり、回転体8はスタラファンとは独立してスタラフ
ァンとは異なる回転モードを有し、オーブン1内の電界
には影響を与えず、導波管2内のマイクロ波にのみ変化
を与えるものである。
ァンとは異なる回転モードを有し、オーブン1内の電界
には影響を与えず、導波管2内のマイクロ波にのみ変化
を与えるものである。
一方、オーブン1の天井にはスタラファン6が取付けら
れ、モーター10により回転するが、このスタラファン
6は勿論オーブン1内の電界を変化させるものである。
れ、モーター10により回転するが、このスタラファン
6は勿論オーブン1内の電界を変化させるものである。
又、オーブン1の底部には被加熱物を載せる棚板5が設
けられている。
けられている。
この考案のマイクロ波加熱装置は上記説明及び図示のよ
うに構成され、スタラファン6以外に導波管2内にもス
タラファン6とは独立してスタラファンとは異なる回転
モードを有し、オーブン内の電界には影響を与えず導波
管内のマイクロ波のみ変化を与える回転体8を配設して
いるので、従来に比べむら焼けは防止され、優れた加熱
均一性が得られる。
うに構成され、スタラファン6以外に導波管2内にもス
タラファン6とは独立してスタラファンとは異なる回転
モードを有し、オーブン内の電界には影響を与えず導波
管内のマイクロ波のみ変化を与える回転体8を配設して
いるので、従来に比べむら焼けは防止され、優れた加熱
均一性が得られる。
尚、上記実施例では回転体8はモーター9により回転さ
せているが、マグネトロン(マイクロ波発振源4)の冷
却風により回転させるようにしてもよい。
せているが、マグネトロン(マイクロ波発振源4)の冷
却風により回転させるようにしてもよい。
又、上記実施例において棚板5の代りにターンテーブル
7(第1図す参照)を配設してもよいし、この場合はス
タラファン6を省略することもできる。
7(第1図す参照)を配設してもよいし、この場合はス
タラファン6を省略することもできる。
更にマイクロ波発振源4とオーブン1を接続する導波管
を複数例えば2つ分けて、2箇所よりオーブン1内に開
口し、2つの導波管内にそれぞれ上記のような回転体を
設け、各回転体及びスタラファンの三者を互いに独立し
て同期しないように回転させるようにすれば均一加熱が
一層促進され、より優れた効果が得られる。
を複数例えば2つ分けて、2箇所よりオーブン1内に開
口し、2つの導波管内にそれぞれ上記のような回転体を
設け、各回転体及びスタラファンの三者を互いに独立し
て同期しないように回転させるようにすれば均一加熱が
一層促進され、より優れた効果が得られる。
以上説明したようにこの考案によれば、実用的価値大な
るマイクロ波加熱装置を提供することができる。
るマイクロ波加熱装置を提供することができる。
第1図a、 bは従来のマイクロ波加熱装置の2例を示
す概略構成図、第2図はこの考案の一実施例に係るマイ
クロ波加熱装置を示す概略構成図である。 ・1・・
・・・・オーブン、2・・・・・・導波管、4・・・・
・・マイクロ波発振源、6・・・・・・スタラファン、
8・・・・・・回転体。
す概略構成図、第2図はこの考案の一実施例に係るマイ
クロ波加熱装置を示す概略構成図である。 ・1・・
・・・・オーブン、2・・・・・・導波管、4・・・・
・・マイクロ波発振源、6・・・・・・スタラファン、
8・・・・・・回転体。
Claims (1)
- オーブンとマイクロ波発振源とを導波管を介して接続し
てなるマイクロ波加熱装置において、前記導波管内に、
金属片又は誘電体片からなり、前記オーブン内のスタラ
ファンとは独立してスタラファンとは異なる回転モード
を有しオーブン内の電界には影響を与えず導波管内のマ
イクロ波のみ変化を与える回転体を配設したことを特徴
とするマイクロ波加熱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11486882U JPS604397Y2 (ja) | 1982-07-30 | 1982-07-30 | マイクロ波加熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11486882U JPS604397Y2 (ja) | 1982-07-30 | 1982-07-30 | マイクロ波加熱装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5859196U JPS5859196U (ja) | 1983-04-21 |
JPS604397Y2 true JPS604397Y2 (ja) | 1985-02-07 |
Family
ID=29909145
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11486882U Expired JPS604397Y2 (ja) | 1982-07-30 | 1982-07-30 | マイクロ波加熱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS604397Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS601791A (ja) * | 1983-06-17 | 1985-01-07 | 三洋電機株式会社 | 調理器 |
-
1982
- 1982-07-30 JP JP11486882U patent/JPS604397Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5859196U (ja) | 1983-04-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS6143833B2 (ja) | ||
JPS604397Y2 (ja) | マイクロ波加熱装置 | |
JPS62177890A (ja) | マイクロ波オーブン | |
US4501945A (en) | Microwave oven provided with turntable | |
JPS62128476A (ja) | 高周波加熱装置 | |
JP2004012095A (ja) | 高周波加熱調理器 | |
KR100341838B1 (ko) | 전자렌지의 균일가열장치 | |
JPS587202Y2 (ja) | 高周波加熱装置 | |
JPH012292A (ja) | 高周波加熱装置 | |
JPS6037837Y2 (ja) | 高周波加熱装置 | |
JPS643199Y2 (ja) | ||
KR0127649Y1 (ko) | 고주파 가열장치 | |
JPS6119518Y2 (ja) | ||
KR19990017601A (ko) | 전자레인지의 균일 가열장치 | |
JPS59194388A (ja) | 高周波加熱装置 | |
JP2000068045A (ja) | スタラーおよびスタラーを用いた電子レンジ | |
JP2538583B2 (ja) | 調理器 | |
JPS5816156Y2 (ja) | 高周波加熱装置 | |
JPS63254321A (ja) | 高周波加熱装置 | |
JPS58181289A (ja) | 高周波加熱装置 | |
KR100371332B1 (ko) | 전자 레인지의 포밍 구조 | |
JPS58104803U (ja) | 電子レンジ | |
KR200182324Y1 (ko) | 다기능 전자렌지의 열반사 장치 | |
JPS6035497U (ja) | 高周波加熱調理装置 | |
JPS63172827A (ja) | 高周波加熱装置 |