JPH017947Y2 - - Google Patents

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JPH017947Y2
JPH017947Y2 JP3316780U JP3316780U JPH017947Y2 JP H017947 Y2 JPH017947 Y2 JP H017947Y2 JP 3316780 U JP3316780 U JP 3316780U JP 3316780 U JP3316780 U JP 3316780U JP H017947 Y2 JPH017947 Y2 JP H017947Y2
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pulse signal
conductors
comb
pulse
conductor
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【考案の詳細な説明】 本考案はロータリータイプのパルス信号発生ス
イツチに関し、特に軸の一回転に対して比較的多
数のパルス信号を発生するスイツチに関する。
従来のロータリータイプのパルス信号発生スイ
ツチは、第1図イの絶縁基板の平面図に示すよう
に、1は絶縁基板、1aは該絶縁基板1の中心に
設けた軸穴、2は該軸穴1aの周辺に形成した環
状のコモン導電体、3,4は該コモン導電体2の
外方にこれと同心円状に形成された環状の第1お
よび第2の導電体、3a,4aは該第1および第
2の導電体3,4から相互に位相をずらして対向
方向で、かつ放射状に延びた櫛歯状電極、5,
6,7は端子5′,6′,7′とハトメ等によつて
固着される端子電極、5aは端子電極5と第1の
導電体3とを接続する第1のリード、6aは端子
電極6と第2の導電体4とを接続する第2のリー
ド、7aは端子電極7とコモン導電体2とを接続
する第3のリードである。
上記のような構成のパルス信号発生スイツチで
は、第1〜第3のリード5a,6a,7aと第
1、第2の導電体3,4およびコモン導電体2と
を適正に接続するためには、櫛歯状電極3a,4
aに摺接する摺動子14と第1、第3のリード5
a,7aとの電気的導通を防ぐ必要がある。その
ために、まず絶縁基板1の上にコモン導電体2、
第3のリード7aおよび端子電極7を一体に印刷
によつて形成し、次に第3のリード7a上に絶縁
コーテイングを施こし、次いで第1の導電体3、
第1のリード5aおよび端子電極5を同じく印刷
によつて形成する。その後、前記第1のリード5
a上に絶縁コーテイングを施こし、最後に第2の
導電体4、第2のリード6aおよび端子電極6を
形成するため多数の工程を必要とする。また、図
示はしないが、これに代えてコモン導電体2、第
1および第2の導電体3,4にそれぞれスルーホ
ールを設けるなどして絶縁基板1の裏面に形成し
た端子電極等に半田付け等の方法によつて接続す
るなどいずれにしても構造が複雑となり、加工工
数が多いためコスト高となり信頼性にも乏しく、
かつ多層印刷の部分によつて摺動感触が悪くなる
と言う欠点があつた。
本考案は上述のような欠点に解決を与えたもの
で、以下、本考案の一実施例を第2図を用いて詳
細に説明する。なお、第1図と同一部分は同一記
号で示しその詳細な説明を省略する。
まず、第1の導電体3、第2の導電体4および
櫛歯状電極3a,4aの一部を削除して、該削除
部にコモン導電体2を通じる比較的狭い絶縁領域
1bを形成し、該絶縁領域1bにコモン導電体2
と端子電極7とを接続する第3のリード7aと、
第1の導電体3と端子電極5とを接続する第1の
リード5aとを配設する。以上の工程は一度の印
刷によつて形成することができる。また、これに
よる前記絶縁領域1bの発生パルスに対する位置
は、第2図ロのパターン図に示すように、櫛歯状
電極3a,4aが接触子14(第5図参照)によ
つて短絡されないスイツチ・オフ領域lに相当
し、本実施例において、これは1パルスの信号欠
落に対応する。なお、第1図ロのパターン図に示
すように、矢印AまたはBの方向のパルス信号が
出されることによつて、該パルスの位相差から方
向性が判定できることは周知の通りである。
しかし、本実施例のスイツチにおいては、第1
および第3のリード5a,7aを引出すための絶
縁領域1bで1パルス分lの信号が欠落するため
に、接触子14が櫛歯状電極3a,4aの上に摺
接するとき、前記絶縁領域1bで発生信号が途切
れたり、バラツキを生じ、回転伝達系の歯車列で
恰もバツクラツシユが起つたような状態となる。
このような状態を防ぐために本考案においては作
動軸の1回転に対し、接触子を3倍速以上の速度
で回転させる駆動機構が付与されており、第3図
以下の図面を用いてこれを説明する。
第3図は、本考案のスイツチから駆動部のカバ
ーを除いた平面図、第4図はカバーの平面図で、
駆動部のカバー8には、その上面に円筒状の突体
8aと、該突体8aに底部が閉塞された駆動溝8
bとが形成され、下面には凹部8eと脚筒部8c
とがあり、該脚筒部8cの内面には複数の歯溝8
dが形成されている。9はスイツチの上部筐体、
5′,6′,7′は絶縁基板1にハトメ等によつて
固定された端子で、前記上部筐体9の上面には第
5図の断側面図に示すように穴9aが設けてあ
り、該穴9aに摺動子13の上面に一体として設
けた、周面に歯溝を備えた軸部13aが回転可能
に突設されており、該軸部13aの外方には前記
上部筐体9に突設した回転バランス上から3個と
した円柱状突起11,11′,11″に回転可能に
支承された歯車12,12′,12″がそれぞれ軸
部13aおよび脚筒部8c内面と噛み合うように
支承されている。そして上部筐体9と下部筐体1
0とによつて構成される空洞内に前記絶縁基板1
が収納され、摺動子13の下面には14が取付け
られ、該接触子14の一端部14aは第2図イに
示したコモン導電体2に、また、他端部14bは
櫛歯状電極3a,4aに弾接させる。摺動子13
の下面に突設した支軸13bは絶縁基板1の穴1
aに挿通された下部筐体10の筒部10aと穴1
0bとによつて回転可能に支承されている。
次に上記実施例の作動を説明すると、駆動部の
カバー8の駆動溝8bに作動軸15を嵌合して前
記カバー8を回転させると、脚筒部8cに形成し
てある歯溝8dによつて歯車12,12′,1
2″も同一方向に回転し、これによつて摺動子1
3の軸部13aは逆方向に高速で回転する。
作動軸15の一回転に対する摺動子13の回転
数、即ち回転速度は、カバー8の駆動溝8b、歯
車12,12′,12″および摺動子13の軸部1
3aの寸法を適宜変更することによつて任意に設
定が可能である。
本考案では、上記摺動子13、即ち接触子14
の回転速度を作動軸15の3倍速以上に設定する
が、それは下記の理由による。
櫛歯状電極が完全な環状となつている前記の従
来例においては、例えば、櫛歯状電極の数をn個
とすると、作動軸15の1回転におけるパルスの
数はn個であり、パルス1個当たりの作動軸回転
角度の分解能は360゜/n(゜)である。かつ全回
転角度において分解能は等しく、一定の回転角度
毎に正確にパルスが発生する。ところで従来例か
ら櫛歯状電極を1個分削除した場合には、上記の
分解能は、櫛歯欠落即ち絶縁領域1aで最悪とな
り、上記の2倍即ち2×360゜/n(゜)となる。
これは絶縁領域1aではこの角度だけ摺動子13
が移動しないと1パルスが発生しないということ
である。また、この例では操作軸15の1回転、
(これは摺動子13の1回転に等しいが)におけ
るパルス発生数は(n−1)個であつて、言い替
えれば(n−1)個のパルスが発生すると操作軸
15が1回転したと判断し、1回転に満たない回
転は、360゜を(n−1)で除した角度ごとにパル
スが発生すると仮定している。しかしながら、上
記例では、絶縁領域1aでの1パルスを発生する
に必要な作動軸15の回転角度は2×360゜/n
(゜)であり、絶縁領域1a以外では360゜/n
(゜)であるから、作動軸15の回転角度とパル
ス発生は比例せず、少しずつ誤差が生じる。そし
て、その誤差の最大値が上記の分解能、即ち2×
360゜/n(゜)ということになる。
そこで本考案は、上記の問題を操作軸15に対
する摺動子13、即ち接触子14の回転速度を3
倍速以上としたのであるが、この方法によれば、
1パルスの分解能は2×360゜/nの1/3倍になる。
即ち、操作軸15が1/3回転する間に摺動子13
が1回転し、絶縁領域1aを1回通過するからで
ある。この分解能は、前記の従来例に比べても優
れた値となつている。
では、2倍速ではどうかというと、この場合、
1パルスの分解能は2×360゜/nの1/2倍、即ち
360゜/nであり、これは上記の従来例に等しい。
しかし、回転角度とパルス発生の誤差が存在する
分だけ、従来例に劣る。
倍速の比率は、整数倍とするのが簡便である
が、その場合には、2倍速は上記の理由で選択で
きない。3倍速は、回転角度とパルス発生の誤差
はあるものの、そのレベルが小さく、全体の分解
能が従来例より優れていることなどから実用に供
することができる。
4倍速になると、更に性能は向上し、1パルス
の分解能は2×360゜/nの1/4倍、即ち、従来技
術の分解能、360゜/nの1/2となり、この場合に
は、操作軸1回転のパルス数が増加することと併
せて、回転角度とパルス発生の誤差があつても、
従来技術と同等以上の角度検出能力を持つことと
なる。
以上のように、本考案では、摺動子13、即ち
接触子14の回転速度を作動軸15の1回転に比
して3倍速以上に設定したから、前記の絶縁領域
1aに起因する信号の途切れや回転角度とパルス
発生の誤差、即ち信号のバラツキなどが実用上問
題がない程度に抑えられるだけでなく、操作軸が
回転する一定時間において多数のパルス信号を発
生することができるという利点がある。
更に、前記したようにリードの引出しを絶縁領
域1bに配設することによつて、一度の印刷工程
でパルス信号発生のためのパターンとリードおよ
び電極とを形成することができ、安価で信頼性が
高く摺動感触も良いパルス信号発生スイツチが提
供でき、その実用的効果は大である。
【図面の簡単な説明】
第1図イは従来のパルス信号発生スイツチの絶
縁基板の平面図、同図ロは同パルス信号のパター
ン図、第2図イは本考案に一実施例を示すパルス
信号発生スイツチの絶縁基板の平面図、同図ロは
同パルス信号のパターン図、第3図は同実施例の
パルス信号発生スイツチからカバーをとつたとき
の平面図、第4図は同実施例のカバーの上面図お
よび下面図、第5図は同実施例の断側面図であ
る。 1 絶縁基板、1b 絶縁領域、2 コモン導
電体、3,4 導電体、3a,4a 櫛歯状電
極、5,6,7 端子電極、5′,6′,7′ 端
子、8 駆動部カバー、8c 脚筒部、9,10
スイツチ筐体、12 歯車、13 摺動子、1
3a 軸部、14 接触子、15 作動軸。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) パルス信号発生スイツチにおいて、作動軸の
    1回転につき、少なくとも3倍速以上の回転で
    接触子が回転する駆動機構と、絶縁基板上に形
    成した、コモン導電体と、第1と第2の導電体
    と、前記各導電体と端子とをそれぞれ接続する
    ためのリードと、前記第1と第2の導電体の各
    一部を削除して、内方に位置する導電体からの
    リードをそれぞれの端子まで引出すための絶縁
    領域と、前記第1と第2の導電体の残りの部分
    に位相をずらし相互に近接した複数の櫛歯状電
    極とを具備し、前記駆動機構によつて前記接触
    子が前記コモン導電体と前記櫛歯状電極とに摺
    接回転してパルス信号を発生するようにしたこ
    とを特徴とするパルス信号発生スイツチ。 (2) 摺動子に突設した歯溝付の軸部を、駆動部カ
    バーの脚筒部内面に設けた歯溝から、スイツチ
    筐体に支承された歯車を介して駆動する機構と
    したことを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    (1)記載のパルス信号発生スイツチ。
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JP5006818B2 (ja) * 2008-03-04 2012-08-22 アスモ株式会社 位置検出装置及びアクチュエータ
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