JPH017665Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH017665Y2 JPH017665Y2 JP1984016004U JP1600484U JPH017665Y2 JP H017665 Y2 JPH017665 Y2 JP H017665Y2 JP 1984016004 U JP1984016004 U JP 1984016004U JP 1600484 U JP1600484 U JP 1600484U JP H017665 Y2 JPH017665 Y2 JP H017665Y2
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- JP
- Japan
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- Expired
Links
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 4
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は自動車の車体構造に関し、特に、車体
の空気力学的特性を改善するための構造に関す
る。
の空気力学的特性を改善するための構造に関す
る。
従来技術
最近の自動車工学においては、走行性能の向上
に関連して車体の空気力学的特性の改良が試みら
れつつあるが、空気力学的特性を改良する上で特
に問題となるのは車体前後のコーナ部の形状であ
る。即ち、在来の自動車車体のコーナ部は走行中
の空気の流れに対向した表面をもつため、渦等を
生じて空気力学特性が悪い。このため、従来で
は、第1図に示すように、車体前後のコーナ部
a,b,c,dの外表面をできるだけ曲率半径の
大きな円弧面または曲面で構成し、同部表面に沿
つた矢印のような空気流となるよう工夫している
(カースタイリング41号 125頁)。したがつて、
このような構造では、車体のコーナ部a,b,
c,dが全体的にまるみのある外観となるため、
車体外観デザイン上の自由度が挟ばまり、特徴の
ある外観を得ることが難しいばかりでなく、コー
ナ部a,b,c,dに位置する前部ターンシグナ
ルランプTLやコンビネーシヨンランプCLの外周
面形状が曲率の小さな曲面となり、また車体最外
側からかなり内側に位置せざるを得ないため、視
認性が低下する。このため、従来では、ターンシ
グナルランプTLの視認性低下に対処すべく、フ
エンダパネルの側部に、補助的なターンシグナル
ランプALを追加しているが、別のターンシグナ
ルランプALの追加は車体の製造原価を割高とす
る。
に関連して車体の空気力学的特性の改良が試みら
れつつあるが、空気力学的特性を改良する上で特
に問題となるのは車体前後のコーナ部の形状であ
る。即ち、在来の自動車車体のコーナ部は走行中
の空気の流れに対向した表面をもつため、渦等を
生じて空気力学特性が悪い。このため、従来で
は、第1図に示すように、車体前後のコーナ部
a,b,c,dの外表面をできるだけ曲率半径の
大きな円弧面または曲面で構成し、同部表面に沿
つた矢印のような空気流となるよう工夫している
(カースタイリング41号 125頁)。したがつて、
このような構造では、車体のコーナ部a,b,
c,dが全体的にまるみのある外観となるため、
車体外観デザイン上の自由度が挟ばまり、特徴の
ある外観を得ることが難しいばかりでなく、コー
ナ部a,b,c,dに位置する前部ターンシグナ
ルランプTLやコンビネーシヨンランプCLの外周
面形状が曲率の小さな曲面となり、また車体最外
側からかなり内側に位置せざるを得ないため、視
認性が低下する。このため、従来では、ターンシ
グナルランプTLの視認性低下に対処すべく、フ
エンダパネルの側部に、補助的なターンシグナル
ランプALを追加しているが、別のターンシグナ
ルランプALの追加は車体の製造原価を割高とす
る。
考案の目的
本考案は、以上に述べたような従来の車体の空
気力学的特性改善上の問題に鑑み、空気力学特性
がよくて車体外観デザイン上の自由度が大きく、
補助的な灯具を用いる必要がない車体構造を得る
ことを目的とするものである。
気力学的特性改善上の問題に鑑み、空気力学特性
がよくて車体外観デザイン上の自由度が大きく、
補助的な灯具を用いる必要がない車体構造を得る
ことを目的とするものである。
考案の構成
この目的を達成するための本考案を要約すれ
ば、車体の前後コーナ部の少なくとも一方に、車
体輪郭に連続した形状の樹脂成形エクステンシヨ
ンを配置し、同エクステンシヨンに走行中の空気
が吹抜けることができる道風路を形成すると共
に、中空の同エクステンシヨンの内部にバルブを
配置して灯具とすることを提案するものである。
ば、車体の前後コーナ部の少なくとも一方に、車
体輪郭に連続した形状の樹脂成形エクステンシヨ
ンを配置し、同エクステンシヨンに走行中の空気
が吹抜けることができる道風路を形成すると共
に、中空の同エクステンシヨンの内部にバルブを
配置して灯具とすることを提案するものである。
実施例
以下、第2図から第5図について本考案の実施
例の詳細を説明する。
例の詳細を説明する。
第2図は本考案を施した車体の平面図であり、
第1図と対比して示すように本考案の車体の空気
力学的特性は第1図の場合と同等で、しかも、車
体コーナ部a,b,c,dの外観形状を角張つた
ものにできることを特徴としている。本考案のこ
の特徴を車体前部コーナ部を例にとつて説明する
と、第3図は車体を斜め前方から見た斜視図であ
り、本考案においては、上下面をエンジンフード
及びバンパ2で覆つた状態でフロントフエンダパ
ネル3の前部に組付ける樹脂成形エクステンシヨ
ン4を用いる。エクステンシヨン4は第4図に示
すように前端開口5aを車体前方に向つて開口さ
れかつ後端部5bを車体側方に開口した道風路5
を内部に形成したもので、同導風路5の内側面6
に対しては貫流する空気の流線に沿つた曲面形状
を与えてある。そして、全体を透明か半透明の樹
脂で成形したエクステンシヨン4は導風路5の外
側に位置した中空の柱体7を有し、この柱体7の
内面を凹凸境界面8とし内部にバルブ9を収容す
ることにより柱体7をコーナランプとしてある。
勿論、同柱体7は黄色合成樹脂で成形することに
よりターンシグナルランプとして利用することも
できる。また、本考案を後部コーナ部に適用する
場合、エクステンシヨン4の柱体7をリヤコンビ
ネーシヨンランプとすることができるのは指摘す
るまでもない。
第1図と対比して示すように本考案の車体の空気
力学的特性は第1図の場合と同等で、しかも、車
体コーナ部a,b,c,dの外観形状を角張つた
ものにできることを特徴としている。本考案のこ
の特徴を車体前部コーナ部を例にとつて説明する
と、第3図は車体を斜め前方から見た斜視図であ
り、本考案においては、上下面をエンジンフード
及びバンパ2で覆つた状態でフロントフエンダパ
ネル3の前部に組付ける樹脂成形エクステンシヨ
ン4を用いる。エクステンシヨン4は第4図に示
すように前端開口5aを車体前方に向つて開口さ
れかつ後端部5bを車体側方に開口した道風路5
を内部に形成したもので、同導風路5の内側面6
に対しては貫流する空気の流線に沿つた曲面形状
を与えてある。そして、全体を透明か半透明の樹
脂で成形したエクステンシヨン4は導風路5の外
側に位置した中空の柱体7を有し、この柱体7の
内面を凹凸境界面8とし内部にバルブ9を収容す
ることにより柱体7をコーナランプとしてある。
勿論、同柱体7は黄色合成樹脂で成形することに
よりターンシグナルランプとして利用することも
できる。また、本考案を後部コーナ部に適用する
場合、エクステンシヨン4の柱体7をリヤコンビ
ネーシヨンランプとすることができるのは指摘す
るまでもない。
第5図は本考案による別の実施例の第4図相当
断面図であり、柱体17の内側面を一部導風路1
5へ突出させて導風路15の一部を絞り、この絞
り部15cの後方位置における導風路15の内側
面16にはフロントフエンダパネル3の開口10
に面した位置に複数のスロツト状排気孔11が形
成してある。したがつて、この構造では、導風路
15を吹抜ける走行中の空気流によるベンチユリ
ー効果によりエンジンルーム内の高温空気を排出
すことができる。
断面図であり、柱体17の内側面を一部導風路1
5へ突出させて導風路15の一部を絞り、この絞
り部15cの後方位置における導風路15の内側
面16にはフロントフエンダパネル3の開口10
に面した位置に複数のスロツト状排気孔11が形
成してある。したがつて、この構造では、導風路
15を吹抜ける走行中の空気流によるベンチユリ
ー効果によりエンジンルーム内の高温空気を排出
すことができる。
考案の効果
以上の説明から明らかなように、本考案によれ
ば、車体のコーナ部に気流を案内する導風路を形
成したので、空気力学的特性を改善できるばかり
でなく、灯具として利用する中空柱体の存在によ
り外観デザイン上の自由度も大きくなり、灯具と
して利用する柱体は車体後方から充分に視認でき
るから、フエンダ等に別個のシグナルランプを用
いる必要がなくなり生産性の良い安価な車を提供
できる利点がある。
ば、車体のコーナ部に気流を案内する導風路を形
成したので、空気力学的特性を改善できるばかり
でなく、灯具として利用する中空柱体の存在によ
り外観デザイン上の自由度も大きくなり、灯具と
して利用する柱体は車体後方から充分に視認でき
るから、フエンダ等に別個のシグナルランプを用
いる必要がなくなり生産性の良い安価な車を提供
できる利点がある。
第1図は従来の自動車の平面図、第2図は本考
案による自動車の平面図、第3図は同自動車の前
部斜視図、第4図は第3図の−線に沿う断面
図、第5図は本考案による別の実施例の第4図相
当断面図である。 a,b,c,d……(車体)コーナ部、5……
導風路、7……中空柱体、9……バルブ。
案による自動車の平面図、第3図は同自動車の前
部斜視図、第4図は第3図の−線に沿う断面
図、第5図は本考案による別の実施例の第4図相
当断面図である。 a,b,c,d……(車体)コーナ部、5……
導風路、7……中空柱体、9……バルブ。
Claims (1)
- 車体の前後コーナ部の少なくとも一方に、車体
輪郭に連続した形状の樹脂成形エクステンシヨン
を配置し、同エクステンシヨンに走行中の空気が
吹抜けることができる道風路を形成すると共に、
中空の同エクステンシヨンの内部にバルブを配置
して灯具とした車体構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1600484U JPS60127289U (ja) | 1984-02-07 | 1984-02-07 | 車体構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1600484U JPS60127289U (ja) | 1984-02-07 | 1984-02-07 | 車体構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60127289U JPS60127289U (ja) | 1985-08-27 |
JPH017665Y2 true JPH017665Y2 (ja) | 1989-03-01 |
Family
ID=30502367
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1600484U Granted JPS60127289U (ja) | 1984-02-07 | 1984-02-07 | 車体構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60127289U (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010228562A (ja) * | 2009-03-26 | 2010-10-14 | Railway Technical Res Inst | 移動体の気流はく離抑制構造 |
DE102011003340A1 (de) * | 2011-01-28 | 2012-08-02 | Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft | Heckleuchte für ein Kraftfahrzeug |
DE102011003339A1 (de) * | 2011-01-28 | 2012-08-02 | Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft | Heckbereich für ein Kraftfahrzeug |
GB2528925B (en) | 2014-08-05 | 2018-05-30 | Jaguar Land Rover Ltd | Vehicle aerodynamic apparatus |
GB2528923B (en) * | 2014-08-05 | 2018-05-02 | Jaguar Land Rover Ltd | Vehicle aerodynamic apparatus |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5715775B2 (ja) * | 1977-10-20 | 1982-04-01 | ||
JPS5725072B2 (ja) * | 1975-09-23 | 1982-05-27 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5715775U (ja) * | 1980-06-30 | 1982-01-27 | ||
JPS5725072U (ja) * | 1980-07-18 | 1982-02-09 |
-
1984
- 1984-02-07 JP JP1600484U patent/JPS60127289U/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5725072B2 (ja) * | 1975-09-23 | 1982-05-27 | ||
JPS5715775B2 (ja) * | 1977-10-20 | 1982-04-01 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60127289U (ja) | 1985-08-27 |
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