JPH0160585B2 - - Google Patents

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JPH0160585B2
JPH0160585B2 JP61031590A JP3159086A JPH0160585B2 JP H0160585 B2 JPH0160585 B2 JP H0160585B2 JP 61031590 A JP61031590 A JP 61031590A JP 3159086 A JP3159086 A JP 3159086A JP H0160585 B2 JPH0160585 B2 JP H0160585B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
eyelet
fabric
heater
cloth
scalpel
Prior art date
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Expired
Application number
JP61031590A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62191556A (ja
Inventor
Ikuo Tajima
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Kogyo Sewing Machine Co Ltd
Original Assignee
Tokai Kogyo Sewing Machine Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokai Kogyo Sewing Machine Co Ltd filed Critical Tokai Kogyo Sewing Machine Co Ltd
Priority to JP3159086A priority Critical patent/JPS62191556A/ja
Publication of JPS62191556A publication Critical patent/JPS62191556A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明はアイレツト刺しゆう用の刺しゆう縫
ミシンにおいて、刺しゆう縫に先立つて布地を所
定のアイレツト刺しゆう図柄に倣つてボーリング
する方法に関する。
(従来の技術) 従来の技術としては例えば特開昭58−4695号公
報がある。
(発明が解決しようとする問題点) 従来のこの種のボーリング装置では例えばアイ
レツトをメスの剪断作用によつて切開していたた
め、糸の一部が切り残される問題点や、布地の移
送方向に対応してメスの方向制御が必要となつて
機構が複雑化したり、メスの切れ味が経時的に劣
化する問題点等があつた。
本発明の目的は上記問題点を解消した刺しゆう
縫ミシンにおける布地のボーリング方法を提供す
ることである。
(問題点を解決するための手段) 本発明はアイレツト刺しゆう図柄にしたがつて
移送制御される布地のアイレツト域の輪郭を、こ
の布地の溶融温度に加熱したヒーターメスで溶断
して布地からアイレツト図形状の布片を切除する
ボーリング方法を要旨とするものである。
(作用) 本発明は熱溶融可能な布地にアイレツト刺しゆ
うを施すに際し、布地の溶融温度に加熱したヒー
ターメスをアイレツト刺しゆう図柄にしたがつて
移送制御される布地に突刺して布地のアイレツト
域をその輪郭に沿つて溶断するように構成したも
のである。
(実施例) 続いて、本発明に使用する装置及びこの装置を
使用して本発明を実施する方法の第1実施例を図
面にしたがつ説明する。
アイレツト刺しゆうされる布地Nをアイレツト
刺しゆう図柄に倣つてXY軸平面直交座標系の
X、Y方向へ間欠的に移送制御するためにアイレ
ツト刺しゆう図柄に対応するX、Yデータを記憶
した指令装置の移送信号に基づいて駆動制御され
る布地移送装置を備えた単頭型若しくは多頭型の
刺しゆう縫ミシンにおいて、ミシンヘツドMのヘ
ツド本体1の前端に対し昇降動可能に支持された
昇降部材2は、ヘツド本体1を貫通して可転横架
された主軸3に取付けられたクランク機構に連係
されて定位置で上下方向へ往復駆動され、その前
部には前方及び両側方開放の係合部2aが凹設さ
れている。
スライドケース4はヘツド本体1の前端に対し
横方向へのスライド可能に支持され、このスライ
ドケース4には同スライドケース4を水平方向へ
移動制御するために図示しない指令装置の切換信
号で水平方向へ進退動制御されるスライドシヤフ
ト5が繋止される一方、スライドケース4には等
間隔で並行状に配列された適数本の針棒6とメス
棒7とがそれぞれ単独昇降動可能に垂支されると
ともに、各針棒6及びメス棒7にそれぞれ対設さ
れた伝動棒8が昇降動可能に垂支され、さらに、
この伝動棒8には昇降部材2に対向する作動位置
で係合部2aに係入して作動位置の針棒6若しく
はメス棒7を択一的に昇降駆動するために後方へ
突出された連動ピン9と、メス棒7の上部に嵌着
されたスリーブ10の下端に対し周状に形成され
た断面コ型状の掛合溝10aに掛合してメス棒7
と伝動棒8とを共同昇降動可能でメス棒7の回動
が規制されるように連繋するために前方へ延出さ
れた平面ほぼU型状の掛止片11とがそれぞれ取
着され、メス棒7が伝動棒8とともに作動位置へ
変位したときには連動ピン9を介して昇降部材2
に連繋された伝動棒8が昇降動し、メス棒7が伝
動棒8に連動して昇降駆動される。
メス棒7の下端に断熱部材17を介して取着さ
れたヒーターメス12はメス棒7の下動時に布地
Nを突刺して熱溶融可能な布地Nに溶融孔Hを穿
孔するために交流電源18に接続された可変電圧
調整器19に対し接続端子20,20及びリード
線21,21を介して接続され、ヒーターメス1
2を各種布地Nの溶融にそれぞれ適した温度に発
熱させることができる。そして、ヒーターメス1
2には丸棒状の基部12aと、この基部12aの
下方に連設された円錐形状の尖端部12bとが形
成され、本例ではヒーターメス12として基部1
2aの下端付近及び尖端部12bの表面にタング
ステン金属薄膜を塗着加工し、さらに0.25mm厚の
同質のセラミツクを加圧圧着加工してから焼成し
たセラミツクヒーターを使用してある。
メス棒7の下方に横置された横板13にはヒー
ターメス12が下動して布地Nに溶融孔Hを穿孔
するときにヒーターメス12を挿通するためにヒ
ーターメス12の横断面形状を若干拡張した形状
をもつメス孔14が開設されている。
側面ほぼコ型状の布押え15は溶融孔Hの穿孔
時に布地Nの穿孔部位の周囲を横板13との間で
挟圧するためにメス棒7の下部に取着されて常に
はスプリング16で下方へ付勢されている。
そして、アイレツト刺しゆう図柄に基づいて間
欠的に移送制御されて停止状態の布地Nは所定温
度に加熱されて作動位置へ下降したヒーターメス
12で突刺され、布地Nに溶融孔Hが円形状に穿
孔されるとともに、布地Nが間欠移送されかつヒ
ーターメス12が下降する毎に穿孔動作が反復さ
れてアイレツト図形の輪郭に沿つて無端状に配列
された溶融孔H群がほぼ連続状に穿孔され、布地
Nのアイレツト域Aの輪郭をヒーターメス12の
反復昇降動作で溶断して溶融孔H群で包囲された
アイレツト図形状の布片N1を布地Nから切除
し、布地Nにアイレツトをボーリングすることが
できる。
なお、各溶融孔Hを若干離隔して穿孔してもヒ
ーターメス12の加熱温度条件及び布地の熱的性
質によつては各溶融孔Hの糸条が炭化乃至脆化し
て布片N1を切除することができる。
続いて、上記した実施例の作用と効果を説明す
る。
さて、本例ではアイレツト刺しゆう図柄にした
がつて間欠的に移送制御される布地に、作動位置
が上下動するメス棒7の下端に取着されかつ布地
Nに溶融孔Hを穿孔するために加熱されたヒータ
ーメス12をメス棒7の下動毎に突刺してアイレ
ツト図柄の輪郭に沿つて配列された溶融孔H群を
連穿し、布地Nのアイレツト域Aの輪郭をヒータ
ーメス12で溶断して布地Nからアイレツト図柄
状の布片N1を切除するように構成してある。
このため、布地Nのボーリングに際し、アイレ
ツト域Aの周縁の糸条を順次熱溶融してアイレツ
トを的確に熱溶断することができ、アイレツトを
円滑に形出しうるとともに、ボーリング性能が経
時的に劣化する不具合を解消しうる効果がある。
とくに、布片N1の溶断によつてアイレツトの
周縁の糸条が相互に熱溶着するため、アイレツト
の縁ほつれを防止してアイレツトの形状を均整化
及び安定化することができる。
また、本例ではセラミツクヒーターメスを使用
しているため、ヒーターメス12への溶融繊維の
溶着を抑制しうるとともに、ヒーターメス12の
経時的摩耗を抑止してヒーターメス12の耐久性
能を著しく良化しうる効果がある。
次に、本発明の第2実施例について説明する
と、本例ではアイレツトのボーリングに際し、溶
断開始時にヒーターメスをスタート位置で下降さ
せて布地Nに溶融孔を形成した状態で下降端に保
持する一方、スタート位置でヒーターメスに突刺
された布地Nを指令装置の指令でアイレツト刺し
ゆう図柄にしたがつて間欠的若しくは連続的に移
送制御し、布地Nのアイレツト域Aの輪郭を静止
したヒーターメスでスタート位置からスタート位
置まで順次連続的に溶断してから、ヒーターメス
を上昇させてアイレツト図形状の布片N1を切除
するように構成したものである。
とくに、本例ではヒーターメスを静止させた状
態でアイレツト域Aの輪郭を連続的に溶融するた
め、ボーリング作業を高速化及び能率化しうる効
果がある。
また、上記アイレツトの連続溶断に際し、第6
図に示すようにヒーターメス本体12aAの先端
付近に耐熱金属若しくはセラミツク材で先端部2
2aの外径が縮小されたピツト22を嵌着したヒ
ーターメス12Aを使用すると、溶断幅が縮小さ
れてアイレツト形状がシヤープとなり、鋭角をも
つアイレツト図形の溶断が可能となる。
なお、第2実施例のその他の作用と効果につい
ては第1実施例とほぼ同様であるため、その説明
を省略する。
(発明の効果) すなわち、本発明はアイレツト刺しゆう図柄に
したがつて移送制御される布地のアイレツト域の
輪郭を、この布地の溶融温度に加熱したヒーター
メスで溶断して布地からアイレツト図形状の布片
を切除するように構成したことによつて、アイレ
ツトを的確に熱溶断してアイレツトの縁ほつれを
防止しうるとともに、ボーリング性能が経時的に
劣化する不具合を解消しうる効果を有する。
なお、ヒーターメスの形状は上記実施例に限定
しない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は
第1実施例に使用する刺しゆう縫ミシンの要部の
縦断面図、第2図は同じく正面図、第3図はボー
リング状態を説明する布地の平面図、第4図はヒ
ーターメスの拡大側面図、第5図は電気回路図、
第6図は第2実施例に適用するヒーターメスを示
す側面図である。 7……メス棒、12,12A……ヒーターメ
ス、A……アイレツト域、N……布地、N1……
布片。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 アイレツト刺しゆう図柄にしたがつて移送制
    御される布地のアイレツト域の輪郭を、この布地
    の溶融温度に加熱したヒーターメスで溶断して布
    地からアイレツト図形状の布片を切除することを
    特徴とする刺しゆう縫ミシンにおける布地のボー
    リング方法。
JP3159086A 1986-02-15 1986-02-15 刺しゆう縫ミシンにおける布地のボ−リング方法 Granted JPS62191556A (ja)

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JP3159086A JPS62191556A (ja) 1986-02-15 1986-02-15 刺しゆう縫ミシンにおける布地のボ−リング方法

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JPS62191556A JPS62191556A (ja) 1987-08-21
JPH0160585B2 true JPH0160585B2 (ja) 1989-12-25

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Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010099118A (ja) * 2008-10-21 2010-05-06 Hogi Kenkyusho:Kk シート加工装置、シート加工方法及び加工シート

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