JPH0159521B2 - - Google Patents

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JPH0159521B2
JPH0159521B2 JP1977479A JP1977479A JPH0159521B2 JP H0159521 B2 JPH0159521 B2 JP H0159521B2 JP 1977479 A JP1977479 A JP 1977479A JP 1977479 A JP1977479 A JP 1977479A JP H0159521 B2 JPH0159521 B2 JP H0159521B2
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JP
Japan
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signal
defect
wafer
pulse
face plate
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JP1977479A
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English (en)
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Inventor
Motoo Horai
Yasuo Hachikake
Aiichi Ishikawa
Nobuyuki Yoshida
Michio Suzuki
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Hitachi Ltd
Hitachi High Tech Corp
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Hitachi Ltd
Hitachi Electronics Engineering Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はウエハ検査装置に関し、特に半導体ウ
エハ表面に存在する欠陥を自動的に検出し欠陥分
布図として図形表示するに適したウエハ自動検査
装置に関するものである。
IC、LSIの如き半導体製品の形成基板となるシ
リコンウエハ等の面板は、表面に傷、汚損などの
欠陥があると、この部分に不良素子が形成され、
製品の歩留り低下、品質劣化などの問題を生ず
る。このため、ウエハの完成段階で表面欠陥の有
無およびその分布状態をチエツクし、不良品を排
除する必要がある。また、これらのウエハの保管
および半導体製品の製造工程は無塵状態に厳重に
管理された環境下で行なわれるが、上記ウエハの
保管形式、環境条件などの改善のためにもウエハ
表面の欠陥検査は極めて重要な位置を占める。
従来、この種の面板検査は作業員の裸眼あるい
は顕微鏡による目視検査により行なわれてきた。
しかしながら、半導体ウエハの場合、検出対象と
なる欠陥が極めて微小であり、またウエハの取扱
いに注意を要するため、従来の作業員による目視
検査では作業が非能率的で、且つ検査結果に個人
差によるバラツキが避けられず、ウエハ検査の自
動化が望まれていた。
従つて本発明の主目的は、ウエハ表面の欠陥を
自動的に検出し、その分布状態を図形表示するこ
とのできるウエハ自動検査装置を提供することに
ある。
ところで半導体ウエハの如き鏡面研磨された表
面をもつ面板に光ビームを照射すると、正常な表
面では光が全反射し、欠陥のある表面では光が散
乱する。従つて、面板表面の全域に亘つて光スポ
ツトを走査し散乱光の有無を検出することによ
り、面板表面の欠陥箇所を見つけることができ
る。
光スポツトによる面板走査は、例えば光源から
発せられた光ビームを振動ミラーで左右に振り、
これを直接あるいはプリズム等を介して面板に照
射することにより実現できる。この場合、光ビー
ムの振幅を大きくすると、光学系のレンズ収差な
どが原因で面板上の光スポツトが走査領域の両端
に近づくにつれてボケを生じ、面板全域に所定寸
法の微小スポツトを得ようとすると光学系が特殊
設計の高価なものとなり、装置も大型化してしま
う。
本発明の他の目的は、比較的安価な光学系を用
いて大型の面板を処理できる面板自動検査装置を
提供することにある。
本発明の更に他の目的は、欠陥検査の目的に応
じて欠陥分布の表示精度を設定しうる実用的な面
板自動検査装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の面板自動
検査装置は面板をX軸方向およびY軸方向に移動
するための位置決め機構と、上記位置決め機構を
動作させるための制御回路と、上記面積の表面に
X軸方向に所定の振幅で光スポツトを走査させる
光学系と、上記光スポツトを照射された面板表面
からの散乱光を受光する位置に配置された光電変
換器と、上記光電変換器の出力信号から1走査線
につき複数ビツトの欠陥検査データを採取する信
号前処理回路と、上記光スポツトによる走査が面
板表面をY軸方向に帯状の複数個の領域に分けて
各帯状領域毎に行なわれるように、上記駆動回路
に対しY軸方向には微小量、X軸方向には上記光
スポツト走査振幅相当量ずつ上記位置決め機構を
移動させる制御信号を与えると共に、各位置決め
点において上記信号前処理回路に起動信号を与え
て上記欠陥検査データを取込み、これを記憶する
データ処理装置と、上記データ処理装置から与え
られる欠陥検査データに基づき面板表面の位置に
対応した欠陥分布図を作成する図形出力装置とか
らなることを特徴とする。
以下、本発明の詳細および1実施例を図面を参
照して説明する。第1図は本発明による図面検査
装置の機械的動作部の1部を示す斜視図であり、
被検体となる面板1は載置台2の上に載置され
る。この載置台2はy軸方向の移動体3に取り付
けてあり、移動体3はステツピング・モータ5に
より駆動されて台4の上を移動し、面板1のy方
向の位置決めをする。一方、上記台4はx軸方向
の移動体6の上に取り付けてあり、ステツピン
グ・モータ8により上記移動体6を台7に沿つて
移動させることにより、面板1のx軸方向の位置
決めがなされる。上記移動体3,6の夫々にはリ
ミツト・スイツチ(図示せず)が取り付けてあ
り、x、yの各軸方向の移動基準点および移動限
界点を検出できるようになつている。
9は光ビーム10を発生するための光源であ
り、例えばヘリウムネオン・レーザの如きレーザ
ー装置が適用される。光ビーム10は振動ミラー
11により一定周期(例えば80Hz)でx軸方向に
振られ、面板載置台2の上方に位置したプリズム
反射鏡12を介して面板1の表面にほぼ垂直に投
光される。従つて、上記光ビームによるスポツト
は面板1の表面をP点を中心にx軸方向に一定の
振幅で走査することになる。尚、プリズム反射鏡
12と載置台2との間の光ビーム通路上には、光
スポツトの有効走査始点を検知するためのセンサ
13が設置してあり、このセンサからの信号は後
述する信号前処理回路に入力され、欠陥検査デー
タ採取のタイミング信号となる。
14は面板1の光スポツト照射領域を斜め上方
から視向する位置に設置された光電変換器であ
り、光スポツトが面板表面の欠陥箇所を照射した
とき生ずる散乱光を受光する。光スポツトが面板
表面の無欠陥箇所を照射している間は上記光電変
換器14への入射光はほとんど零である。従つ
て、光電変換器14からの検出信号を予じめ設定
した閾値レベルで2値化することにより、欠陥が
“有”のとき“1”、“無”のとき“0”となる信
号を得ることができる。
第2図は本発明による面板検査装置の制御回路
全体構成を示す図であり、20は例えばマイク
ロ・コンピユータの如くブログラムに沿つてシー
ケンス制御動作可能なデータ処理装置、21は前
述した要素9〜14を含む光学系、22は上記デー
タ処理装置20からの指令に応じて上記光学系2
1から信号を取り込み、検査データを出力する信
号前処理回路、23は前述した要素2〜8を含む
面板位置決め機構、24は上記データ処理装置2
0から与えられる制御信号に基づいて上記面板位
置決め機構23を動作させる位置決め機構駆動回
路、25はデータ処理装置20からの出力データ
に基づき面板上の欠陥分布を示す図表を作成する
プリンタ装置の如き図形出力装置、26は面板検
査装置に動作指示をするための操作パネルを示
す。
本発明の面板検査装置では操作者は面板載置台
2の所定位置に検査しようとする面板1をセツト
し、上記操作パネル26から検査動作の開始を指
示するだけでよい。検査動作の開始が指示される
と、データ処理装置20は予じめ記憶してあるプ
ログラムに沿つて制御動作を開始し、駆動回路2
4に制御信号を与えて位置決め機構を原点位置か
ら順次位置移動させると共に、各制御位置におい
て信号前処理回路22を介して欠陥検査データを
取り込み、面板表面の全面に亘る検査データの収
集が完了した後、出力装置25により検査結果を
図形表示させて、1回の検査処理を終了する。
本発明によれば、光スポツトによる面板表面の
走査は、第3図Aに示す如く、全走査範囲をx軸
方向に帯状のN個の領域R1〜Roに分割し、各帯
状領域毎に順次光スポツト走査を施こす分割走査
方式を採用する。
各帯状領域のx軸方向の寸法は、光学系21に
より達成できる良好な光スポツトによる走査振幅
により決まる。帯状領域R1〜Roのx軸方向の各
中心座標をX1、X2…Xoとすると、位置決め機構
23は最初に光スポツトの振動中心点Pが座標
(X1、Y1)に一致するよう位置制御される。次い
で、X軸を固定したまま、光スポツトの振動周期
に同期させてy軸方向の移動体3に所定ピツチの
送りが与えられ、これにより符号15で示す軌跡
に沿つて面板表面の光走査が進められる。y軸が
座標YEに達したことが検出されると、y軸方向
の移動台は原点Y1に戻され、x軸方向の移動台
は次の領域R2の座標X2に位置制御され、帯状領
域R2において同様の光走査が行なわれる。この
場合、処理時間を短縮させるために、Y座標が
YEに達したとき、この位置でX軸を座標X2に位
置合せし、次いでY軸をYEからY1に向けて移動
させながら光走査を進めると良い。
上記いずれにしても、R1からRNに向けて各帯
状領域毎に順次光走査を済ませることにより、光
ビームの振幅の小さい光学系を用いて広い面積の
全域に亘る均一な光スポツト走査が可能となる。
例えば、光スポツトの有効径10μm、走査振幅24
mmの光学系により3インチ、4インチ、5インチ
(約125mm)の大きな面板を処理できる。
光スポツトの直径は、これを小さくすることに
より面板表面の小さな欠陥の検出が可能となる。
しかしながら、光スポツトの直径を小さくすると
面板1枚あたりの欠陥検査データは膨大になり、
データの処理が容易ではない。情報量を適当にす
るために光スポツトの走査を粗くし、Y軸の送り
量を大きくすると走査を省略した部分に存在する
欠陥を見逃すことになる。
このため、本発明では面板表面を網目状に適当
寸法の単位領域に細分し、各単位領域は複数本の
走査線を含むようにし、各単位領域毎に欠陥が検
出されたか否かを記憶しておき、欠陥“有”の領
域か“無”の領域かをマクロ的に捉えて分布図に
出力する。
すなわち、帯状領域R1〜Roの夫々において、
第3図Bに示すように、x軸方向にk、y軸方向
にMの合計k×M個の単位領域に分割する。X軸
方向に並んだk個の単位領域S1〜SKに着目する
と、各単位領域は第3図Cに示す如く、複数(L)本
の走査線を含む。例えば単位領域を1mm×1mmと
し、光スポツトの有効径を前記した10μmとし
て、Y軸方向に1ピツチ10μmの送り量で移動さ
せ、各位置決め点で欠陥検査データを採取する
と、各単位領域は隙間なく100本の走査線で走査
される。
従つて、データ処理装置において上記100本の
走査のうち1回でも欠陥が検出されれば、当該領
域に欠陥“有”として記憶することにより、微小
な欠陥を見逃すことなく欠陥分布図を作成でき
る。尚、上記単位領域の大きさは欠陥検査の目的
に応じて設定すればよく、また、各単位領域を所
定回数以上の欠陥検出があつたときのみ欠陥
“有”と表示させることにより、欠陥の密度ある
いは大きさがある値以上のものを対象とする分布
図を作成することも可能である。
上述した欠陥情報のマクロ処理を実現するた
め、データ処理装置20は例えば第4図に示すシ
ーケンスによつて、欠陥情報の処理と位置決め機
構23の制御動作を行なう。
すなわち、スタートスイツチが押されると、最
初のルーチン30において位置決め機構23の原
点位置復帰処理を行ない、次いでルーチン31〜
33によりパラメータl、m、nの初期値設定を
行なう。パタメータnは位置決め機構のX軸が何
番目の帯状領域に位置しているかを示すためのも
のであり、パラメータmは位置決め機構のY軸が
何番目の単位領域に位置しているかを示すための
ものである。また、パラメータlは上記単位領域
内において光走査が何本目の走査線に該当するか
を計数するためのものである。
パラメータの初期値設定が済むと、ルーチン3
4により信号前処理回路22にREADY信号を与
える。このREADY信号が与えられると、信号前
処理回路22では後述するように1走査線Wビツ
ト分の欠陥検査データを光電変換器14の出力信
号から採取し、これが終つたとき割込み信号IRQ
を出力する。従つてデータ処理装置側では、判定
ルーチン35により上記割込み信号IRQの入力を
持ち、この信号が入力されたときルーチン36に
進む。
ルーチン36では信号前処理回路22からKビ
ツトの欠陥検査データを取り込む。この欠陥検査
データは、データ処理装置のランダム・アクセ
ス・メモリ(RAM)に割り当てられたKビツト
のデータ記憶エリアWSに入力する。この場合、
取り込まれた欠陥検査データを、記憶エリアWS
に既に記憶されているデータと各ビツト毎に論理
和をとつて入力することにより、K個の各単位領
域がl本の光走査のうち1回でも欠陥が検出され
れば欠陥“有”の情報を保持できるようにする。
欠陥検査データの取り込みが終ると、ルーチン
37によりNOT READY信号を出力する。この
信号は上記した信号前処理回路22に与えられて
欠陥情報の採取動作を休止させると共に、後述す
るように位置決め機構の駆動回路23にY軸の1
ピツチ分の移動を指示する信号となる。Y軸の移
動は、ルーチン38,39,40で示す如く、パ
ラメータnが寄数か偶数かを判定することによ
り、正、負のいずれかの移動方向を指示する。こ
のようにすると、寄数番目の帯状領域R1、R3
R5…では正方向に、偶数番目の領域R2、R4、R6
…では負方向にY軸が移動し、Y軸原点復帰に無
駄時間を費すことなく、連続的に領域走査を行な
うことができる。
Y軸方向の1ピツチ分の移動の都度、ルーチン
41によりパラメータlの値を1ずつカウント・
アツプし、次いで、判定ルーチン42によりパラ
メータlの値が単位領域の規定の走査数Lに達し
たか否かを判定する。この判定ルーチン41にお
いてlの値が規定値Lよりも小さければ、前記ル
ーチン34に戻つて新たな走査位置における欠陥
検査データを採取し、もしlの値が規定値Lに達
していればルーチン43に進む。
ルーチン43ではパラメータmの値を1だけカ
ウント・アツプする。更新されたmの値は情報採
取を終えた単位領域のY座標に相当する。
データ処理装置のメモリ(RAM)には、検査
領域の位置に対応した欠陥表示データ記憶のため
のデータエリアPSが予じめ用意されており、こ
のエリアはKビツト単位でN×M個の容量とす
る。従つて、次のルーチン44で記憶エリアWS
のKビツトのデータをPS(n,m)に相当する位
置に移すことにより、面板上での位置と対応させ
て欠陥データを記憶することができる。このデー
タの移し換えの後、ルーチン44で記憶エリア
WSの内容を零クリアし、判定ルーチン45に進
む。
判定ルーチン45ではパラメータmの値が規定
値M、すらわちY方向の所定の単位領域個数に達
したか否かを判定する。mの値が規定値Mよりも
小さければ、Y軸方向に欠陥検査すべき領域が残
つていることを意味するため、処理シーケンスは
ルーチン33に戻り、新たな単位領域における前
述の欠陥検査情報の採取処理を繰り返す。もし、
mの値が規定値Mに等しければ、処理シーケンス
は判定ルーチン46に進む。
判定ルーチン46ではパラメータnの値が規定
値Nに達したか否かを判定する。nの値が規定値
Nに等しければ、これは検査領域の全域に亘つて
欠陥検査データの採取が完了したことを意味し、
ルーチン49に進んでデータエリアPSの欠陥デ
ータを図形出力装置25に出力するための処理を
行なう。パラメータnの値が規定値Nよりも小さ
ければ、ルーチン47に進んでnの値を1だけカ
ウント・アツプし、更にルーチン48で位置決め
機構駆動回路23にX軸を次の帯状領域のセンタ
Xoに移動させる処理を行ない、ルーチン32に
戻る。
図形出力装置25としては例えばX−Yプロツ
タを用い、データエリアPSから順次読み出され
るデータの内容に応じてX−Y座標系にドツトを
打点することにより、面板上の位置に対応した欠
陥分布図を作成する。このようなデータの図形処
理は計算機分野において周知であり、詳細な説明
は省略する。
次に信号前処理回路22の具体的な構成を第5
図によつて説明する。尚、第5図中に符号A〜H
で示される各信号の波形図を第6図A〜Hに示
す。
第5図において、端子50,51は夫々光スポ
ツトの有効走査開始点の検出センサ13および光
電変換器14(第1図参照)からの信号入力端子
であり、また、端子52,53は夫々データ処理
装置20から出力されるREADY信号、および
NOT READY信号の入力端子を示す。
上記のREADY信号(信号A)はフリツプ・フ
ロツプ54のセツト端子に与えられ、上記NOT
READY信号(信号B)は上記フリツプ・フロツ
プのリセツト端子に与えられる。従つて、上記フ
リツプ・フロツプ54の出力信号Cは、第6図に
示す如く、READY信号のパルスが与えられてか
らNOT READY信号のパルスが与えられるまで
の期間だけオンの状態になり、この期間ANDゲ
ート55を開いて端子50からセンサ13の出力
信号Dを取り込む。
上記センサ13は光スポツトが走査開始点に達
した時点でパルスを発生し、このタイミングでフ
リツプ・フロツプ56がセツトされる。上記フリ
ツプ・フロツプ56はANDゲート57の開閉を
制御するためのものであり、このフリツプ・フロ
ツプがセツトされるとパルス発生器58から出力
される基本タイミングパルスFがANDゲート5
7を通つてパルスカウンタ59に入力される。
パルスカウンタ59は複数段のカウンタを縦続
接続して構成された分周器であり、上記基本タイ
ミングパルスがそれぞれ宿定個数入力される毎に
端子59H,59Gからパルス信号G,Hを出力
する。パルス信号Gは光スポツトによる走査範囲
をK個の領域に区分するためのタイミングパルス
となるものである。例えば、光スポツトの有効走
査範囲が24mmの光学系を用いた場合、単位領域の
X方向の幅を1mmとすれば領域区分はK=24とな
り、また、振動ミラーの走査周期(往復)を2T
秒となれば、1mm当りの走査所要時間はT/K秒
となる。従つて、基本タイミングパルスとして周
期がT/100K秒のパルスを用い、パルスカウン
タ59の入力側に10進カウンタ2段を用いること
により、端子59Gから走査線上1mmの間隔に相
当してパルスを発生する信号Gを出力させること
ができる。
パルス信号Hは上記走査範囲における欠陥検査
終了のタイミングを与えるものであり、上記パル
ス信号GがK個目のパルスを出力したタイミング
で1個のパルスを発生する。このパルスは前記フ
リツプ・フロツプ56のリセツト端子に入力され
ており、それ以降のパルス信号Gの出力を止める
働きをしている。
第5図の回路において、端子51に与えられる
欠陥検査信号はアナログ比較器60の一方の端子
に入力され、このアナログ信号比較器の他方の端
子61に与えられる一定値の閾値電圧と比較され
る。従つて、検査信号が上記閾値電圧を越える尖
頭値をもつとき、アナログ比較器60からパルス
が出力され、次段のフリツプ・フロツプ62をセ
ツトする。このフリツプ・フロツプ62の出力は
シストレジスタ63の入力信号となつている。上
記シフトレジスタ63はKビツトのデータ容量を
もち、前記したパルス信号Gによりシフト動作す
る。またフリツプ・フロツプ62は上記パルス信
号Gによりリセツト動作する。従つて、パルス信
号Gに1mm区分のパルスが発生したとき、このパ
ルスの立上りでシフトレジスタ63をシフト動作
させ、立下りでフリツプ・フロツプ62をリセツ
ト動作させることにより、シフトレジスタ63に
1ビツトずつ欠陥検査データが取り込まれる。
この場合、フリツプ・フロツプ62は1個の欠
陥信号の入力によりセツトされ、パルス信号Gで
次のタイミングパルスが与えられるまで上記セツ
ト状態を保持するため、1つの単位領域に連続的
に複数個の欠陥がある場合でも1個の場合と同様
に取り扱われている。また、隣接する2つの単位
領域にまたがつて1つの欠陥が存在する場合、上
記双方の領域で欠陥“有”の情報が記憶されるこ
とになる。
1走査範囲でK個の単位領域の全てについての
欠陥検査データがシフトレジスタ63に取り込ま
れると、これらのデータはパルス信号Hにより動
作するバツフアレジスタ64に並列的に転送され
る。上記パルス信号Hは同時にデータ処理装置2
0に対する割込み要求信号IRQとなつているた
め、既に述べたように、データ処理装置20では
上記信号IRQに応答してバツフアレジスタ64か
らKビツト分の検査データを取り込み、その後で
NOT READY信号をシフトレジスタ54をリセ
ツトさせ、この信号前処理回路の動作を1時休止
させる。
第7図は位置決め機構の駆動回路24のうち、
特にY軸駆動回路の主要部を示す。また、第8図
は上記回路図において符号B,P〜Tで示された
信号の波形図である。
第7図において、端子70,71にはそれぞれ
データ処理装置20から出力されたNOT
READY信号およびREADY信号が入力される。
また、端子72にはY軸の移動方向を示す信号が
入力され、正方向へ移動する場合には“1”、負
方向に移動する場合には“0”の状態となる。端
子73はY軸の移動を1ピツチ(例えば10μm)
ずつ行なわせるときは“0”、連続的に行なわせ
るときには“1”の信号が入力される。この端子
73には、通常の面板検査動作時には“0”信号
が与えられ、原点復帰あるいは手動操作による特
殊な面板位置制御の場合のみ“1”信号が与えら
れる。端子74は手動操作により位置合せをする
場合の信号入力端子、端子75は手動操作による
Y軸の移動方向を指示する信号を入力する端子で
あり、自動検査の場合は“0”の状態となつてい
る。また、端子76,77はそれぞれY軸の原点
位置および移動限界位置に設けられたリミツトス
イツチからの検出信号を印加するためのものであ
る。
Y軸を1ピツチずつ自動送りする場合の上記回
路の動作について説明すると、端子70には
NOT READY信号(信号B)のパルスが入力さ
れてフリツプ・フロツプ78をセツトする。フリ
ツプ・フロツプ78の出力は、パルス発生器79
の出力回路に挿入されたANDゲート80の開閉
を制御している。上記ANDゲート端子74の信
号の反転信号をもう1つの制御入力としている
が、この場合、端子74の入力信号は“0”であ
るため、ANDゲート80は上記フリツプ・フロ
ツプ78がセツト期間中、開状態になる。
パルス発生器79からは、第8図Qに示すよう
な波形のパルス信号Qが連続的に出力されている
が、上記ANDゲート80が開かれたことにより、
1個のパルスRがモノマルチ・バイブレータ81
に入力され、これによりパルス・モータを駆動す
るためのパルス幅をもつ1個のパルス信号Sが発
生し、ANDゲート82,83,84にそれぞれ
与えられる。
ANDゲート82は端子72に与えられる方向
指示信号が“1”のとき開かれ、ANDゲート8
3は端子72の信号が“0”のときインバータ8
5の反転出力で開かれる。従つて、パルス信号S
は上記いずれかのANDゲートから、更にORゲー
ト86又は87、ANDゲート88又は89を通
つて、Y軸移動用パルスモータのドライバー90
の正方向または負方向パルス入力端子90A,9
0Bに供給される。
一方、ANDゲート84は前段のANDゲート9
1の出力により導通が制御されている。上記
ANDゲート91はフリツプ・フロツプ78のセ
ツト出力と端子73の反転信号とを制御入力とし
ており、通常動作時には上記端子73には“0”
の信号が入力されているため、ANDゲート91
の出力は“1”状態にある。従つて、ANDゲー
ト84は開状態にあり、パルス信号SはAZDゲ
ート84、ORゲート92を通つてモノマルチ・
バイブレータ93に印加される。
上記モノマルチ・バイブレータ93は、第8図
Tに示すように、パルスSの立下りで1個のパル
スを発生し、このパルスTはORゲート94を介
して前記フリツプ・フロツプ78のリセツト端子
に供給される。上記パルスTはパルス発生器79
からの次のパルスの発生前に出力され、フリツ
プ・フロツプ78をリセツトし、AZDゲート8
0を閉じるため、上述した回奴動作でパルスモー
タのドライバー90への供給パルスは1個だけと
なり、これによりパルスモータの単位回転量で決
まる1ピツチのY軸移動が行なわれることにな
る。
Y軸を複数ピツチ連続的に送る場合には、端子
73に“1”の信号を与える。このようにする
と、ANDゲート91の出力は“0”となり、
ANDゲート84が閉状態にあるため、パルス信
号Sによるフリツプ・フロツプ78のリセツト動
作が抑制される。従つて、フリツプ・フロツプ7
8はセツト状態を保持し、パルス発生器79から
の出力パルスQが次々とモノマルチ・バイブレー
タ81に入力され、その都度発生されるパルスS
がドライバー90に供給されてY軸が連続的に移
動する。Y軸が移動した結果、リミツトスイツチ
が動作すると、端子76または77からの入力信
号によりANDゲート88または89が閉状態と
なり、この方向へのそれ以上のY軸移動が阻止さ
れる。
尚、95,96はY軸における位置カウンタお
よび位置座標表示器であり、それぞれドライバー
90への供給パルスにより加減制御される。位置
カウンタ95はカウント値が所定値に達したとき
信号95Sを出力する。この信号95SはY軸の
移動限界を指示するものであり、データ処理装置
20に対する割込み要求信号IRQ′となる。また、
上記信号95SはORゲート92を介してモノマ
ルチ・バイブレータ93に供給され、フリツプ・
フロツプ78をリセツトする。尚、フリツプ・フ
ロツプ78はデータ処理装置20から端子71に
与えられたREADY信号によつてもリセツトさ
れ、前述した信号前処理回路で欠陥検査情報の採
取中は位置決め機構が動作しないようになつてい
る。
手動操作によりY軸を移動させる場合は、制御
パネル26からの釦操作により端子74に“1”
信号を与え、端子75に方向指示信号を与える。
端子74の信号が“1”になると、ANDゲート
80が閉じられ、方向指示信号に応じてANDゲ
ート97,98のいずれかが開かれる。上記
ANDゲート97,98はパルス発生器79の出
力パルスQの通過を制御しており、いずれかの
ANPゲートを通過したパルスがORゲート86ま
たは87を介してドライバー90に供給されるた
め、手動操作によるY軸の移動は、操作者が釦操
作により端子74への信号供給を止めるまで、任
意の時間だけ継続して行なわれる。
第9図は駆動回路24のうち、X軸駆動部の主
要部回路構成を示している。この回路はY軸駆動
部と類似しており、説明の便宜上、対応する回路
要素には第7図と同一の数字を付してある。
X軸駆動部は、データ処理装置20から移動命
令を受けたとき、光スポツトの有効走査幅に相当
する例えば24mmの距離だけ位置決め機構を動かす
必要がある。データ処理装置からの上記移動命令
が出されると、端子70′にパルス信号が入力さ
れ、フリツプ・フロツプ78′がセツトされる。
このフリツプ・フロツプ78′の出力信号はAND
ゲート80′を開き、これによりパルス発生器7
9′からの出力パルスがモノマルチバイブレータ
81′に入力される。
上記モノノマルチバイブレータ81′の出力パ
ルスは、ANDゲート82′,83′に入力されて
おり、これらのANDゲートは、端子72′に入力
される移動方向指示信号の状態により、いずれか
一方が開かれている。従つて、上記出力パルスは
これらのいずれかのANDゲートを通り、ORゲー
ト86′または87′、ANDゲート88′または8
9′を通つてX軸パルスモータを駆動するドライ
バー90′に供給される。
X軸駆動部では、X軸を24mmだけ移動するに必
要なZ個のパルスを連続的に駆動回路90′に供
給するために、ORゲート86′,87′の出力パ
ルス数をカウントするカウンタ95′を設け、こ
のカウンタからZ個のパルス毎に信号95S′を得
ている。この信号95S′はモノマルチ・バイブレ
ータ93′に入力され、その出力パルスでフリツ
プ・フロツプ78′をリセツトすると共に、X軸
の位置合せ終了知らせる割込み信号IRQ″として
データ処理装置に入力される。
第9図において、端子74′,75′はそれぞれ
手動操作によりX軸を移動させる際の信号入力端
子であり、手動による位置決め動作はY軸の場合
と同様であるので説明を省略する。
以上の詳細説明から明らかなように、本発明の
面板自動検査装置によれば、面板全域を複数の帯
状領域に分割し、各領域毎に順次光スポツトで走
査する方式としているため、走査範囲の狭い比較
的安価で小型の光学系を適用できる利点がある。
また、本発明の装置では、面板表面を欠陥分布
の図形表示に適した大きさの単位領域に分割し、
各単位領域が複数の走査線を含むように面板が移
動制御されて欠陥データが採取されるため、微小
な欠陥を見逃すことなく検出でき、且つ上記単位
領域の大きさも任意に設定できる利点がある。
従つて本発明は、特に半導体ウエハの如き微小
欠陥を問題とする面板の欠陥検査において、信頼
性、実用性の点で極めて優れている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置における機械的動作部の要
部を示す斜視図、第2図は本発明装置の全体構成
を示すブロツク図、第3図A〜Cは本発明装置に
おける光スポツトによる面板走査を説明するため
の図、第4図は本発明装置の動作手順を制御する
プログラムの1例を示すフローチヤート、第5図
は本発明装置を構成する信号前処理回路の1実施
例を示す図、第6図は上記信号前処理回路におけ
る信号のタイムチヤート、第7図は本発明装置を
構成する位置決め機構の駆動回路の、特にY軸駆
動部の要部1実施例を示す回路図、第8図は上記
第7図回路に関連する信号タイムチヤート、第9
図は上記駆動回路のうち、特にX軸駆動部の要部
1実施例を示す回路図である。 図において、1は検査対象となる面板、20は
データ処理装置、21は光学系、22は信号前処
理回路、23は面板位置決め機構、24は駆動回
路、25は図形出力装置を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 検査すべきウエハの表面上をX軸方向に光ス
    ポツトの走査を行い、Y軸方向にはウエハを移動
    してウエハ全域を走査する光学・駆動系と上記光
    スポツトで照射されたウエハ表面上に存在する欠
    陥による散乱光を受光して欠陥信号を出力する光
    電変換器をそなえたウエハ検査装置において、上
    記ウエハの表面をX軸方向に、光スポツトの所定
    の走査幅に対応した幅の複数(N個)の帯状領域
    に分割して、該帯状領域を順次走査する光学系並
    びに制御系と、上記帯状領域をさらにX軸方向に
    複数(K個)の単位幅に、かつY軸方向に複数
    (M個)にそれぞれ細分して、複数(KM個)の
    網目状の単位領域に区分し、上記光電変換器より
    出力される欠陥信号を上記単位幅毎に1ビツトと
    して、1走査幅(K単位幅)分を信号前処理回路
    に順次記憶し、該信号前処理回路に記憶された欠
    陥信号データを取込んで上記単位領域毎に含まれ
    る複数(L本)の走査線による、上記単位領域毎
    に欠陥信号の論理和をとるデータ処理装置と、該
    データ処理装置において処理される欠陥検査デー
    タにもとづいてウエハ表面の位置に対応した欠陥
    分布図を作成する出力装置を具備したウエハ自動
    検査装置。
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