JPH0159345B2 - - Google Patents

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JPH0159345B2
JPH0159345B2 JP6193486A JP6193486A JPH0159345B2 JP H0159345 B2 JPH0159345 B2 JP H0159345B2 JP 6193486 A JP6193486 A JP 6193486A JP 6193486 A JP6193486 A JP 6193486A JP H0159345 B2 JPH0159345 B2 JP H0159345B2
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JP
Japan
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alloy
aluminum
titanium
alloys
grain
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JP6193486A
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JPS61223156A (ja
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Kei Shiguwaasu Jofurei
Emu Guzosukii Matsuchuu
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Cabot Corp
Original Assignee
Cabot Corp
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22CALLOYS
    • C22C1/00Making non-ferrous alloys
    • C22C1/02Making non-ferrous alloys by melting
    • C22C1/03Making non-ferrous alloys by melting using master alloys

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
  • Refinement Of Pig-Iron, Manufacture Of Cast Iron, And Steel Manufacture Other Than In Revolving Furnaces (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は凝固中におけるアルミニウム及びその
合金の粒寸法をコントロールするのに用いられる
アルミニウム−チタン−ホウ素合金から成る結晶
粒微細化剤に関するものである。より具体的に
は、本発明はホウ素を含有するアルミニウム鋳造
合金に特に適した粒微細化剤に関するものであ
る。 (背景及び従来技術) 特 許 アルミニウム鋳物用の微粒細化剤は一般的には
アルミニウムの地内にチタンとホウ素を含有して
いる。これらの粒微細化剤の例は米国特許第
3785807号、第3857705号、第4298408号及び第
3634075号に開示されているのを見出せる。米国
特許第3676111号はホウ素及びチタンを別個に添
加することによるアルミニウム基合金の粒微細化
方法を開示している。この発明は(1)ホウ素をアル
ミニウム基合金に添加せねばならないこと、次に
(2)必要に応じてホウ素を付加的に添加する状態で
チタンを添加するということを教示している。段
階(2)におけるチタン及びホウ素の添加物のための
母合金組成の例は周知のAl−3%B合金並びに
Al−5%Ti−1%B母合金に限定されている。
最終の鋳造合金は1.4〜2.2のTi−B比率を有して
いる。 出版物 アルミニウム粒微細化のための最良のチタン対
ホウ素の比率は幾つかということは幾つかの研究
の主題となつてきた。コルニツシユ(Cornish1)、
ミヤサカ及びナメカワ2並びにピアソン及びビル
ヒ(Pearson and Birch3)の全てはこの問題を
研究し、微粒細化作用が発生するためには前記
Ti−Bの比率は(TiB2の化学量論値である)2.2
より大きくなければならないという結論に到達し
た。これらの結果はコルニツシユの論文1から引
用した第1図において多分最も明瞭に示されてい
る。黒丸は高純度アルミニウムにおいて良好に粒
微細化作用を行なつた粒微細化合金組成を表わし
ている。白抜き丸は効果の無い合金を示してい
る。 1 A.J.Cornish:Metal Science(金属科学)、
1975、9巻、477〜484頁。 2 Y.Miyasaka & Y.Namekawa:Light
Metals(軽金属)、1975、197〜211頁、
AIME、New York 1975。 3 J.Pearson & M.E.J.Birch:Light
Metals、1984、1217〜1229頁、AIME、New
York 1984。 これらの特許及び参照文献はチタン−ホウ素の
含有量を種々に変化させた場合の結果並びに付加
的添加元素又は付加的処理段階について記載して
ある。 粒微細化作用の有効性はアルミニウム粒微細化
剤の組成に幾分依存するとともに微粒細化されて
いるアルミニウム合金にも依存している。例え
ば、最も有用な市販のアルミニウム基粒微細化剤
は一般的に言つて約3よりも大きなチタン対ホウ
素の比率を有している。実際には、しかしなが
ら、これらの市販の粒微細化剤の効果はばらつき
があり、予想不可能である場合もあつた。かくて
このような問題点の原因及び影響を明らかにする
必要があつた。しかしながら、約1%以上の溶融
ケイ素を含んだアルミニウム合金を鋳造するのに
用いる場合、そのような標準的粒微細化剤は効果
が無いという事が判明した。その理由は多分鋳造
合金における高いケイ素含有成分がチタンの効果
を防げ、粒微細化剤としてのホウ素の効果を増進
させるためと考えられる。 Journal of the Chinese Foundryman's
Association(中国鋳造業者協会誌)の第29巻、
1981年6月号、10〜18頁に記載の「Influence of
Grain Refiner Master Alloy Addition on A
−356 Aluminum Alloy(A−356 アルミニウム
合金に対する粒微細化母合金添加の影響)」なる
報告はこのようなテーマを調査した結果を開示し
ている。鋳造合金A−356は6.5〜7.5%のケイ素
と、0.2〜0.4%のマグネシウムと、各々0.2%より
少ない鉄並びにチタンと、残余のアルミニウム+
通常の低レベル不純物とを含んでいる。この中国
人による調査はA−356合金に対してはAl−4%
B合金が最良の粒微細化剤であり、次がAl−5
%Ti−1%B合金であり、Al−5%Ti合金が最
下位の粒微細化剤であると報告している。第2図
はそのようなデータをグラフによつて表示したも
のである。 前述のコルニツシユの文献はTi−Bの比率を
グラフで表わしている。即ち第1図がこのコルニ
ツシユの文献の結果を示している。その結果は
Ti−Bの比率が約2より大きくないと有効な結
果が得られないことを明瞭に示している。 1 48の比率にある合金の結果は全て貧弱な粒微
細化効果しか示さなかつた(粗粒)。最良の粒
微細化効果はTiB2の化学量論比率である。 2 22のTi−B以上の場合に得られることが判
明した。 前述したピアソン及びビルヒの参照文献も又
Ti:Bの比率は2.22なる化学量論値を超えたもの
であるべきことを教示している。3%Ti−1%
Bを含む粒微細化剤が最適の組成であると報告さ
れている。 かくて、Al−7%Si鋳造合金(A−356合金)
について行なわれた中国の研究結果はより高純度
の(低Si含有の)アルミニウムに対するコルニツ
シユ1並びにピアソン及びビルヒ3の結果と相反す
るものである。我々自身の実験室的研究において
は、前記中国の実験結果が確認されているが、
Al−4%B合金を操業規模において用いた場合
には多くの問題点が出現した。かくて、高いケイ
素含有のアルミニウム鋳造合金に対する満足すべ
き粒微細化剤は存在しないように思われた。 (発明の目的) 本発明の1つの目的はケイ素含有アルミ合金を
微粒細化するのに特に適した母合金を提供するこ
とである。 本発明の別の目的は当業界において周知のプロ
セスによつて容易に製造することの出来る母合金
を提供することである。 他の目的は本発明の以下の説明、図面及び実施
例から当業者ならば容易に認識することが出来よ
う。 (発明の要約) 本発明の母合金は、1%より多いケイ素を含有
する市販のアルミニウム合金を粒微細化出来る母
合金であつて、重量で1.5〜7%のチタンと、1.5
〜7%のホウ素と、アルミニウム+不純物の残余
からなり、前記チタン(Ti)とホウ素(B)の比率
Ti:Bが0.25〜1.8であり母合金内に75容積%を
こすホウ化物がホウ化物混合体の形状で存在する
ことを特徴とする。 表1の組成はこの発明の母合金の成分組成範囲
と好ましい範囲を示している。このクラスのアル
ミニウム母合金を製造する場合には多くの源から
の不純物が製品内に存在する。これらのいわゆる
「不純物」は必ずしも常に有害なものではなく、
あるものは実際利益をもたらすものであり、例え
ば鉄及び銅のように無害なものもある。またホウ
化物混合体とは、ALB2+TiB2の混合体を示す。 前記「不純物」の幾つかは製造工程から生ずる
残留元素として存在する可能性があり、又は投入
物質内に偶然含まれることが考えられる。例えば
ケイ素、マンガン、ナトリウム、リチウム、カル
シウム、マグネシウム、バナジウム、亜鉛及びヂ
ルコニウムがそのような不純物である。 実際の現場においては、ある種の不純物元素を
最大及び1又は最小値限界内に保持して一様な製
品を得るようにすることが行なわれているが、こ
の技術は当業界において周知であり、これらの合
金を溶解及び処理する技術の範囲内に含まれてい
る。ナトリウム、リチウム、カルシウム、亜鉛及
びヂルコニウムは一般的に言つて可能な限り低い
値に保持されねばならない。 かくて、本発明の合金はこのクラスの合金にお
いて通常関係する限界値内において、前述の又は
他の不純物を含むことが出来る。本発明の正確な
機構は完全にわかつている訳ではないが、チタン
対ホウ素の比を所要の如く制御することにより、
ケイ素を含むアルミニウム合金を効果的に粒微細
化するのに必要欠くべからざる、適正にバランス
を保つたアルミニウムとチタンのホウ化物の混合
物が得られるものと考えられる。 【表】 例 KBF4とK2TiF6の塩混合物を溶融アルミニウ
ムと反転させることにより5種類の実験的合金を
炉製した。ここではこの塩混合物を「溶剤」と称
する。表2に示すように前記反応操作より得られ
た種々のAl−Ti−B合金とともに3種類の組成
の溶剤と3つの異なる反応温度を採用した。 【表】 これらの実験的合金はAl−7%Si合金のため
の粒微細化剤として用いられた。それぞれの合金
は一般的に言つて粒微細化剤として有効であつ
た。しかしながら、金属29、40、31及び37は特に
効果が目立つものであつた。というのは製品がよ
り清浄な微細組織を有していたからである。表3
は試験結果をまとめて示したものである。 【表】 別のシリーズの合金が他の溶剤比の効果を検査
するために準備された。表4は前記溶剤比率と採
用した反応温度を示す。 【表】 これらのAl−Ti−B母合金の鋳造アルミニウ
ム−7%ケイ素合金に対する粒微細化効果を調べ
た結果、金属No.56は全シリーズの中で最も効果の
高い母合金であることがわかつた。金属56は30:
70の溶剤比率と、760℃の反応温度を備えている。 2つのシリーズの試験結果から言えることは、
本発明の最良の実験態様がTi−Bの比率が0.7:
1から1.4:1の範囲内にあり(好ましくは約
1:1の値にあり)溶剤の比が30:70にある場合
に得られそうであるということである。この結論
を検証するために、45Kgの実験合金(No.3−40)
が作られ、試験された。この合金は3.1%のチタ
ンと3.2%のホウ素を含んでいた。前述した合金
56において示したように3−40合金は760℃の温
度で30:70の溶剤比により反応させることで作成
された。 合金3−40は7%Si、0.3%Mg、0.1%Fe及び
0.02%Tiを含む市販合金番号356の粒を粒微細化
するのに用いられた。鋳造温度は725℃であり、
鋳造に先立ち溶湯と微粒細化剤が接触していた時
間は5分間であつた。 従来技術の合金、5%Ti−1%B合金及びAl
−3%Bが実験合金3−40と同一の条件下で用い
られた。試験結果は第3図においてグラフとして
示されている。従来技術合金の平均粒寸法が曲線
aとしてプロツトされており、合金3−40の平均
粒寸法は曲線bとしてプロツトされている。これ
らのデータは本発明の合金が従来技術の合金より
もすぐれているということを明白に示している。 別の試験において、市販のアルミニウム合金No.
319(6%Si、3.5%Cu、1%Fe、1%Zn及び0.5
%Mnを含む)も又前述の3つの母合金によつて
微粒細化された。第4図はこの試験結果をグラフ
により表わしたものである。この場合もまた本発
明の合金(No.3−40)は従来技術合金にくらべて
すぐれていた。従来技術合金である5%Ti−1
%B合金はTiとBの比が5:1である周知の市
販母合金である。 前述した全ての母合金の金属組織学的調査が行
なわれた。本発明の母合金はかなりの量のアルミ
ニウム及びチタンのホウ化物混合体を含んでい
た。即ち、金属組織学的検査によれば約75容積%
から90容積%を超えるホウ化物混合体が含まれて
いた。このことは単純にホウ化チタン相(特に
TiB2)及びアルミ化チタン(TiAl3)が好ましい
ということを教示する既知の技術内容と合致して
いない。
【図面の簡単な説明】
第1図はコルニツシユの論文の結果を示す図、
第2図はA−356合金に対する粒微細化合金の添
加効果を示す図、第3図は市販アルミニウム合金
No.356に対する従来技術の粒微細化合金と本発明
に係る粒微細化合金の効果を比較した図、第4図
は市販アルミニウム合金No.319に対する第3図と
同様な図を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 1%より多いケイ素を含有する市販のアルミ
    ニウム合金を粒微細化出来る母合金において、重
    量で1.5〜7%のチタンと、1.5〜7%のホウ素
    と、アルミニウム+不純物の残余からなり、前記
    チタン(Ti)とホウ素(B)の比率Ti:Bが0.25〜
    1.8であり母合金内に75容積%をこすホウ化物が
    ホウ化物混合体の形状で存在することを特徴とす
    る母合金。 2 母合金内に90容積%を越すホウ化物が、ホウ
    化物混合体の形状で存在する、特許請求の範囲第
    1項による母合金。 3 市販のアルミニウム合金は、合金319、合金
    A−356及び合金Al−7%Tiから成る群から選択
    された、特許請求の範囲第1項による母合金。 4 Ti:Bの比率が0.7〜1.4である、特許請求の
    範囲第1項による母合金。 5 Ti:Bの比率が約1である、特許請求の範
    囲第1項による母合金。 6 3重量%のチタンと、3重量%のホウ素とを
    含有する、特許請求の範囲第1項による母合金。
JP6193486A 1985-03-25 1986-03-19 アルミニウム合金細粒化のための母合金 Granted JPS61223156A (ja)

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JPH0159345B2 true JPH0159345B2 (ja) 1989-12-15

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BR (1) BR8600976A (ja)
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