JPH0158965B2 - - Google Patents

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JPH0158965B2
JPH0158965B2 JP539486A JP539486A JPH0158965B2 JP H0158965 B2 JPH0158965 B2 JP H0158965B2 JP 539486 A JP539486 A JP 539486A JP 539486 A JP539486 A JP 539486A JP H0158965 B2 JPH0158965 B2 JP H0158965B2
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JP
Japan
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salt
water
mold
raw materials
tableware
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Expired
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JP539486A
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English (en)
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JPS62164414A (ja
Inventor
Sakichi Hayata
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HIGASHIMURATOKUTARO SHOTEN KK
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HIGASHIMURATOKUTARO SHOTEN KK
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この発明は塩(NaCl)を主原料とする食器等
の成形品の製造方法に関する。
<従来の技術> 従来、塩を用いて食器を作ることはかつて料理
人によつて行われていた。例えば、魚の塩焼を盛
付ける皿を、塩に卵白を混入し、これを成形して
乾燥させて作つていた。この塩製の皿は、一回の
使用で捨てられるものであるが魚と調和が良く、
風趣のあるものである。
<発明が解決しようとする問題点> 従来の塩製食器は、湿度の高い梅雨期には吸湿
して軟化し、容易に形がくずれたり、こわれたり
してしまう問題があつた。
この発明は、でき上つた塩製の成形品が容易に
形くずれしないものとすることができる塩製食器
等の製造方法を提供することを目的とする。
<問題点を解決するための手段> この発明による手段は、重量割合で、焼石膏5
乃至20%、にがり0.5乃至5%、水5乃至10%、
塩残部%の各範囲内で全量が100%となる原料を
用い、その原料中水を除く他の原料を十分に混合
しながら乾燥したものに、成形直前に前記水を混
合し、形を用いて加圧成形して乾燥することを特
徴とする。
<作 用> 前記手段において、石膏は塩の結着剤として用
いたもので白色であることから塩に混入しても目
立たない上に、塩は水分を吸収し易いがその水分
を石膏を混入したことによつて石膏側が吸収して
塩の損壊し易い点を補う作用がある。その混入割
合の下限を5%としたことはあまり少ないと十分
な塩の結着作用が得られないからであり、上限を
20%としたことはあまり多いと成形品に塩を固め
た感じが出ないからである。にがりは加圧成形時
の圧着による結合力を高める作用があり、その作
用を生じるには最低0.5%を必要とし、5%以上
になるとそれ以上増量しても結合力は殆ど向上し
ない。水は石膏の固化反応と塩の粒子の圧着に必
要なものであり、多過ぎると乾燥に時間がかかり
成形できないことにもなる。
また、水を除く他の原料を混合しながら乾燥す
ることは、焼石膏の水との反応を抑制すると共に
微量のにがりを十分に分散させるためである。さ
らにこの混合、乾燥した状態は密封容器に収容し
ておけば保存可能で、必要に応じて水を混入すれ
ば直ちに成形に使用できる状態である。
成形直前に水を混入することは焼石膏が水と反
応してしまうと、成形後に固化しないのでその結
着作用が得られないからである。
また、成形後の乾燥は余分な水分を除去するこ
とで圧着状態にある塩の耐崩壊性を高めるのであ
るが、これは温風、冷風又は天日乾燥程度がよ
く、高温の熱風乾燥をすると黄味を帯びることが
あり、白い塩の清潔感が損われる。なお、加水段
階その他で色素を混入することで着色可能である
から、着色するときはその色によつては熱風乾燥
でもよい。
また塩はその結晶粒子を大きいものから小さい
ものまで製造できるが、通常の塩の感じを出すに
は20〜30メツシユ程度のものを用いるのがよい。
なお、20メツシユ以下になると、成形品の表面が
滑らかになつて塩を固めた質感がなくなる。しか
し、素焼の盃、小皿などの代用とする場合には滑
らかな方が良い場合もある。
<実施例> 塩83.3Kg、焼石膏8Kg、にがり1Kgを低温度空
気中で十分に撹拌して得られた粉状体から、92.3
gを分離し、これに水7.7gを加えて撹拌し、直
ちに型に充填して30Kgの能力のハンドプレスで加
圧して型から取出し、常温空気中で乾燥させて成
形品を得た。なお、使用した塩の程度は約30メツ
シユであつた。
第1図に形成品の1例として、珍味盛付け用小
皿1を示す。この小皿1を成形した型2は第2図
に示すように、中型3、上型4からなり、プレス
の台部を下型として使用し、上型4は中型3の中
空部を上下に通抜けることができる形状である。
このようにして得られた、小皿1は、大人が両
手で割ろうとすれば割れるが、かなり強度が大き
く、食器として使用するには十分に耐えられる程
度のものであつた。また、水を十分に含ませた状
態でもその形状を維持でき、高湿度雰囲気でも使
用できることが確認できた。
実施例の成形品には井げた形の小皿を示した
が、このほかに魚の塩焼の盛付け用のいかだ形、
羽子板形、扇形などの皿、ひようたん形、はまぐ
り形の小鉢等や、料理の盛付け用の装飾物として
の雪だるまやもみじその他の季節感のある物品等
を作れば、料理を引立てるものとなる。
このほかにも慶事乾杯用の盃としても使用でき
るものが得られる。このように酒等の液体を入れ
る器とする場合は、目のこまかい塩を使用して成
形時の加圧力を大きくするか、内面に樹脂等の被
膜を形成するのがよい。
<発明の効果> この発明によれば、梅雨期のように高温度雰囲
気中でも容易崩壊しない塩を主原料とする食器等
の成形品を得ることができる。また、この成形品
の原料はいずれも安価に入手できるものであり、
焼物のように熱を多量に使用しないで製造できる
ものであるから、製造コストが低い効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の方法により製造された小皿
を示しaは平面図、bはaのA−A断面図、第2
図は第1図の小皿の製造に使用した型の縦断面図
である。 1……小皿、3及び4……型。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 重量割合で、焼石膏5乃至20%、にがり0.5
    乃至5%、水5乃至10%、塩残部%の各範囲内で
    全量が100%となる原料を用い、その原料中水を
    除く他の原料を十分に混合しながら乾燥したもの
    に、成形直前に前記水を混合し、型を用いて加圧
    成形して乾燥することを特徴とする塩製食器等の
    製造方法。
JP539486A 1986-01-14 1986-01-14 塩製食器等の製造方法 Granted JPS62164414A (ja)

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JP539486A JPS62164414A (ja) 1986-01-14 1986-01-14 塩製食器等の製造方法

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JPS62164414A JPS62164414A (ja) 1987-07-21
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JPH0985719A (ja) * 1995-09-26 1997-03-31 Tokai Rika Hanbai Kk 塩の造形物の製造方法

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JPS62164414A (ja) 1987-07-21

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