JPH0157597B2 - - Google Patents
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- JPH0157597B2 JPH0157597B2 JP1940382A JP1940382A JPH0157597B2 JP H0157597 B2 JPH0157597 B2 JP H0157597B2 JP 1940382 A JP1940382 A JP 1940382A JP 1940382 A JP1940382 A JP 1940382A JP H0157597 B2 JPH0157597 B2 JP H0157597B2
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- gear
- case
- tank
- washing
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Links
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Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明はパルセータを、回転槽の内底部に配設
した歯車機構を介して回転駆動する脱水兼用洗濯
機に関する。
した歯車機構を介して回転駆動する脱水兼用洗濯
機に関する。
近時、脱水兼用洗濯機にあつては、洗濯効果の
向上を目的としてパルセータを回転槽の内底部に
偏心して配置すると共に、このパルセータに回転
を伝える歯車機構をギヤケースにより覆つて異物
の噛み込みを防止することが考えられている。
向上を目的としてパルセータを回転槽の内底部に
偏心して配置すると共に、このパルセータに回転
を伝える歯車機構をギヤケースにより覆つて異物
の噛み込みを防止することが考えられている。
しかしながら上記構成にあつては、回転槽内底
部に手を差し入れて歯車機構を組立てる作業をし
たり、ギヤケースを取付ける作業をしたりせねば
ならず、この結果回転槽内をのぞき込むようにし
て行う作業が長時間となつて組立性が悪いという
問題があつた。またギヤケースは底側ケースと上
側ケースとをねじにより結合する構成で、その結
合の際に両ケース側にパツキンを介在させて水密
化するようにしているが、前記ねじの螺着個所は
間欠的であるため、ねじの螺着個所間におけるパ
ツキンの締付力が不十分になり勝ちで、特に経年
変化等によりギヤケースが変形したりすると、水
が浸入する場合がしばしば生ずるという問題があ
る。これを解消するためには、前記両ケースを締
付けるねじの本数を増せば良いが、このようにす
ると組立性がますます悪くなるという不都合を生
ずる。
部に手を差し入れて歯車機構を組立てる作業をし
たり、ギヤケースを取付ける作業をしたりせねば
ならず、この結果回転槽内をのぞき込むようにし
て行う作業が長時間となつて組立性が悪いという
問題があつた。またギヤケースは底側ケースと上
側ケースとをねじにより結合する構成で、その結
合の際に両ケース側にパツキンを介在させて水密
化するようにしているが、前記ねじの螺着個所は
間欠的であるため、ねじの螺着個所間におけるパ
ツキンの締付力が不十分になり勝ちで、特に経年
変化等によりギヤケースが変形したりすると、水
が浸入する場合がしばしば生ずるという問題があ
る。これを解消するためには、前記両ケースを締
付けるねじの本数を増せば良いが、このようにす
ると組立性がますます悪くなるという不都合を生
ずる。
本発明の目的は、組立作業性の向上を図ると共
に、ギヤケース内への水の浸入をより確実に防止
することができる脱水兼用洗濯機を提供するにあ
る。
に、ギヤケース内への水の浸入をより確実に防止
することができる脱水兼用洗濯機を提供するにあ
る。
本発明は歯車機構をギヤケース内に組込んだ状
態で予めユニツト化しておくことにより、回転槽
の内底部に手を差し入れて行なう作業量を減少さ
せて組立性を向上させると共に、パツキンを底側
及び上側の両ケースを結合するためのねじばかり
でなく、ギヤケースを回転槽底部に取付けるため
のねじによつても締付けることができて水等の浸
入事故をより確実に防止することを特徴とする。
態で予めユニツト化しておくことにより、回転槽
の内底部に手を差し入れて行なう作業量を減少さ
せて組立性を向上させると共に、パツキンを底側
及び上側の両ケースを結合するためのねじばかり
でなく、ギヤケースを回転槽底部に取付けるため
のねじによつても締付けることができて水等の浸
入事故をより確実に防止することを特徴とする。
以下本発明の一実施例につき第1図乃至第6図
を参照して説明する。1は脱水兼用洗濯機の外箱
で、これの内部には弾性支持機構の吊り棒2を介
して水受槽3を弾性吊持しており、水受槽3内に
は例えばプラスチツクにより形成され周壁に多数
の脱水孔4を有した洗い槽及び脱水槽兼用の回転
槽5を配設している。6は外箱1の開放上面に被
着した蓋枠で、これの略中央には洗濯物の出入口
7を形成すると共に後方部に操作箱8を立設し、
該操作箱8にタイムスイツチ9を取着している。
10は水受槽3の外底部に固定したハウジング、
11はハウジング10内に回転可能に挿通支持し
た中空の脱水軸で、この脱水軸11の上端部には
ハウジング10から突出させるようにして連結用
の筒体12を嵌着してある。13は洗い軸で、こ
れは脱水軸11内に回転可能に挿通支持され、上
端部は筒体12の上端部内に嵌着したシール部材
14を挿通して上方に突出しており、上端近傍に
は後述する駆動歯車と係合する係合部としての係
合ピン15が径方向に圧入してある。そして、斯
かる脱水軸11及び洗い軸13はクラツチ機構1
6及びベルト伝達機構17を介してモータ18に
連結され、クラツチ機構16の作用によりモータ
18の回転力を選択的に伝達されるようになつて
いる。一方、前記回転槽5には、底部にパルセー
タ収納用の凹所19が所定量偏心して形成されて
おり、この開放下面を閉鎖するようにして金属製
の底板20をタツピンねじ21により固定してい
る。尚、回転槽5の凹所19の底部は上記のよう
に別体の底板20で構成せず、当該底部を回転槽
と一体形成し、その外底部に補強板を取着するよ
うにしてもよい。そして、底板20には回転槽5
の中心部と一致する部位に嵌合孔22を形成して
おり、この嵌合孔22を前記筒体12に嵌合して
筒体12のフランジ部12aにボルト23で固定
し、もつて回転槽5を脱水軸11に直結状態にし
ている。
を参照して説明する。1は脱水兼用洗濯機の外箱
で、これの内部には弾性支持機構の吊り棒2を介
して水受槽3を弾性吊持しており、水受槽3内に
は例えばプラスチツクにより形成され周壁に多数
の脱水孔4を有した洗い槽及び脱水槽兼用の回転
槽5を配設している。6は外箱1の開放上面に被
着した蓋枠で、これの略中央には洗濯物の出入口
7を形成すると共に後方部に操作箱8を立設し、
該操作箱8にタイムスイツチ9を取着している。
10は水受槽3の外底部に固定したハウジング、
11はハウジング10内に回転可能に挿通支持し
た中空の脱水軸で、この脱水軸11の上端部には
ハウジング10から突出させるようにして連結用
の筒体12を嵌着してある。13は洗い軸で、こ
れは脱水軸11内に回転可能に挿通支持され、上
端部は筒体12の上端部内に嵌着したシール部材
14を挿通して上方に突出しており、上端近傍に
は後述する駆動歯車と係合する係合部としての係
合ピン15が径方向に圧入してある。そして、斯
かる脱水軸11及び洗い軸13はクラツチ機構1
6及びベルト伝達機構17を介してモータ18に
連結され、クラツチ機構16の作用によりモータ
18の回転力を選択的に伝達されるようになつて
いる。一方、前記回転槽5には、底部にパルセー
タ収納用の凹所19が所定量偏心して形成されて
おり、この開放下面を閉鎖するようにして金属製
の底板20をタツピンねじ21により固定してい
る。尚、回転槽5の凹所19の底部は上記のよう
に別体の底板20で構成せず、当該底部を回転槽
と一体形成し、その外底部に補強板を取着するよ
うにしてもよい。そして、底板20には回転槽5
の中心部と一致する部位に嵌合孔22を形成して
おり、この嵌合孔22を前記筒体12に嵌合して
筒体12のフランジ部12aにボルト23で固定
し、もつて回転槽5を脱水軸11に直結状態にし
ている。
一方、24は凹所19内に配設した中空偏平状
のギヤケースで、これは例えば透明プラスチツク
により形成した上側ケース25と底側ケース26
とをパツキン27を介してタツピンねじから成る
例えば四本の連結用ねじ28により上下に結合し
て成り、この上側及び底側の各ケース25,26
の略中央には夫々受筒部25a及び受凹部26a
を形成している。29はギヤケース24に形成し
た挿通孔で、これは底側ケース26のうち受凹部
26aから所定量偏心した部位に前記洗い軸13
の上端部を係合ピン15と共に挿通させ得る程度
の大きさに形成してあり、この挿通孔29の下面
側には同心に嵌合筒部30を突設しパツキン31
を介して前記筒体12の上端部に嵌合している。
32は駆動歯車で、これのボス部32aは若干下
方に突出していて前記挿通孔29に遊嵌されてい
る。33はこのボス部32aに形成した例えば2
対の係合溝で、これは下向きに開放すると共にそ
の両側縁部を下端部において切欠くようにして斜
面部33aを形成し、もつて幅寸法を下方部にお
いて漸次拡大するようにしており、駆動歯車32
のボス部32aを洗い軸13に上方から挿入する
とそのうちの一対が洗い軸13の係合ピン15に
係合して駆動歯車32が洗い軸13の上端部に回
転伝達可能に軸支されるようになつている。そし
て、34は従動歯車としてのプラスチツク製の内
歯車で、これは端板部34aの略中心に枢軸35
を例えばインサート成形により一体に取着してお
り、この枢軸35を上側及び底側の各ケース2
5,26の受筒部25a及び受凹部26aに回転
自在に支持せしめ、もつて前記駆動歯車32と噛
合状態にして歯車機構を構成し、これをギヤケー
ス24内に回転自在に収納している。この収納状
態で端板部34aのうち内歯34b上端に連接す
る外周縁部下面の段付平坦面34cは駆動歯車3
2の歯32bの上方に位置し、該駆動歯車32が
上方に移動して洗い軸13から抜け出ることを阻
止する止め部として作用する。
のギヤケースで、これは例えば透明プラスチツク
により形成した上側ケース25と底側ケース26
とをパツキン27を介してタツピンねじから成る
例えば四本の連結用ねじ28により上下に結合し
て成り、この上側及び底側の各ケース25,26
の略中央には夫々受筒部25a及び受凹部26a
を形成している。29はギヤケース24に形成し
た挿通孔で、これは底側ケース26のうち受凹部
26aから所定量偏心した部位に前記洗い軸13
の上端部を係合ピン15と共に挿通させ得る程度
の大きさに形成してあり、この挿通孔29の下面
側には同心に嵌合筒部30を突設しパツキン31
を介して前記筒体12の上端部に嵌合している。
32は駆動歯車で、これのボス部32aは若干下
方に突出していて前記挿通孔29に遊嵌されてい
る。33はこのボス部32aに形成した例えば2
対の係合溝で、これは下向きに開放すると共にそ
の両側縁部を下端部において切欠くようにして斜
面部33aを形成し、もつて幅寸法を下方部にお
いて漸次拡大するようにしており、駆動歯車32
のボス部32aを洗い軸13に上方から挿入する
とそのうちの一対が洗い軸13の係合ピン15に
係合して駆動歯車32が洗い軸13の上端部に回
転伝達可能に軸支されるようになつている。そし
て、34は従動歯車としてのプラスチツク製の内
歯車で、これは端板部34aの略中心に枢軸35
を例えばインサート成形により一体に取着してお
り、この枢軸35を上側及び底側の各ケース2
5,26の受筒部25a及び受凹部26aに回転
自在に支持せしめ、もつて前記駆動歯車32と噛
合状態にして歯車機構を構成し、これをギヤケー
ス24内に回転自在に収納している。この収納状
態で端板部34aのうち内歯34b上端に連接す
る外周縁部下面の段付平坦面34cは駆動歯車3
2の歯32bの上方に位置し、該駆動歯車32が
上方に移動して洗い軸13から抜け出ることを阻
止する止め部として作用する。
以上のようにして駆動歯車32及び内歯車34
を収納したギヤケース24は、上側ケース25の
外周部から一体に延設した取付部たる四本の取付
脚37を固定用ねじに相当するボルト38により
ねじ止めすることによつて、回転槽5底部たる底
板20に固定されている。上記ボルト38の螺着
個所即ち取付脚37は第5図に示すように連結用
ねじ28の螺着個所即ち上側ケース25の螺着部
25bの相互間に存在するように設けられてい
る。そして底側ケース26の下面外周部には取付
脚37の内面側に接するようにして垂下片39が
一体に突設されていて、ボルト38により取付脚
37を固定した状態ではこの垂下片39は底板2
0に押圧状態となり、この結果、底側ケース26
は底板20と上側ケース25との間に挾圧された
状態になつている。40は前記枢軸35の上端部
にねじ止めしたパルセータ、41は上側ケース2
5と枢軸35との間をシールするシール部材であ
り、また42は内歯車34の端板部34aに一個
又は複数個形成した透孔である。
を収納したギヤケース24は、上側ケース25の
外周部から一体に延設した取付部たる四本の取付
脚37を固定用ねじに相当するボルト38により
ねじ止めすることによつて、回転槽5底部たる底
板20に固定されている。上記ボルト38の螺着
個所即ち取付脚37は第5図に示すように連結用
ねじ28の螺着個所即ち上側ケース25の螺着部
25bの相互間に存在するように設けられてい
る。そして底側ケース26の下面外周部には取付
脚37の内面側に接するようにして垂下片39が
一体に突設されていて、ボルト38により取付脚
37を固定した状態ではこの垂下片39は底板2
0に押圧状態となり、この結果、底側ケース26
は底板20と上側ケース25との間に挾圧された
状態になつている。40は前記枢軸35の上端部
にねじ止めしたパルセータ、41は上側ケース2
5と枢軸35との間をシールするシール部材であ
り、また42は内歯車34の端板部34aに一個
又は複数個形成した透孔である。
次に上記構成の組立手順につき第4図を参照し
て説明する。まず、底板20を回転槽5の底部に
タツピンねじ21により固定し、この回転槽5を
水受槽3の底部から上方に突出する筒体12にボ
ルト23により固定する。一方、これとは別に、
ギヤケース24の底側ケース26の挿通孔29に
駆動歯車32のボス部32a下端部を嵌め込んで
位置決め状態に保持させ、更に内歯車34をこの
駆動歯車32に被せるように配置してその枢軸3
5の下端部を底側ケース26の受凹部26aに嵌
め込み且つ両歯車32,34を噛合させる。そし
て、上側ケース25をその受筒部25aが枢軸3
5と嵌り合うようにしてパツキン27を介して底
側ケース26に被せ、両ケース25,26を連結
用ねじ28により結合してギヤユニツトAを組立
てる。この後、例えば底側ケース26の挿通孔2
9にエアコンプレツサーの吐気ホースを宛てが
い、ギヤケース24内に空気を圧送するようにす
れば、シール部材41及びパツキン27部分の水
封性を予め試験することができる。斯かる後、底
側ケース26の嵌合筒部30内にパツキン31を
宛がつた状態で、ギヤユニツトAを回転槽5内に
挿入し、底側ケース26の挿通孔29を洗い軸1
3の上端部に挿通させるようにすると、洗い軸1
3が駆動歯車32のボス部32aに嵌り込むと共
に係合ピン15と係合溝33とが係合して駆動歯
車32が洗い軸13の上端部に回転伝達可能に軸
支される。このとき、駆動歯車32の係合溝33
と係合ピン15とがずれた状態にあつたとする
と、係合溝33の斜面部33aが洗い軸13の係
合ピン15に当接し、駆動歯車32は押上げられ
るようになるが、駆動歯車32の歯32bの上面
部が内歯車34の端板部34aの段付平坦面34
cに下方から当接するようになつて上方への移動
を阻止されるため、駆動歯車32或は洗い軸13
が斜面部33aに案内されるようにして若干回動
し、係合溝33が係合ピン15に完全に係合する
ようになる。このギヤユニツトAの装着時におい
て、駆動歯車32と洗い軸13上端部との嵌合部
分は、透明な上側ケース25及び内歯車34の端
板部34aの透孔40を通して直接見ることがで
きるから、作業上好都合である。このようにし
て、上側ケース25を底板20上に配置した後そ
の取付脚37をボルト38により底板20に固定
し、更に枢軸35にパルセータ40をねじ止めし
て組立てが完了する。上記構成において、洗い軸
13を回転させると駆動歯車32及び内歯車34
を介してパルセータ40が回転駆動され、洗いが
行なわれる。この状態では、駆動歯車32は内歯
車34の端板部34aの段付平坦面34cにより
上方への移動が阻止され、且つ係合ピン15によ
り下方への移動が阻止され、これにより駆動歯車
32が抜け外れたりすることなく内歯車34との
噛合状態を維持する。また、駆動歯車32及び内
歯車34はギヤケース24により水密に覆われて
いるから、洗い水に乗じて砂、リント等の異物が
両歯車32,34の噛合部分に侵入して両歯車3
2,34のロツクや異常摩耗等の不具合が発生す
ることを確実に防止できる。
て説明する。まず、底板20を回転槽5の底部に
タツピンねじ21により固定し、この回転槽5を
水受槽3の底部から上方に突出する筒体12にボ
ルト23により固定する。一方、これとは別に、
ギヤケース24の底側ケース26の挿通孔29に
駆動歯車32のボス部32a下端部を嵌め込んで
位置決め状態に保持させ、更に内歯車34をこの
駆動歯車32に被せるように配置してその枢軸3
5の下端部を底側ケース26の受凹部26aに嵌
め込み且つ両歯車32,34を噛合させる。そし
て、上側ケース25をその受筒部25aが枢軸3
5と嵌り合うようにしてパツキン27を介して底
側ケース26に被せ、両ケース25,26を連結
用ねじ28により結合してギヤユニツトAを組立
てる。この後、例えば底側ケース26の挿通孔2
9にエアコンプレツサーの吐気ホースを宛てが
い、ギヤケース24内に空気を圧送するようにす
れば、シール部材41及びパツキン27部分の水
封性を予め試験することができる。斯かる後、底
側ケース26の嵌合筒部30内にパツキン31を
宛がつた状態で、ギヤユニツトAを回転槽5内に
挿入し、底側ケース26の挿通孔29を洗い軸1
3の上端部に挿通させるようにすると、洗い軸1
3が駆動歯車32のボス部32aに嵌り込むと共
に係合ピン15と係合溝33とが係合して駆動歯
車32が洗い軸13の上端部に回転伝達可能に軸
支される。このとき、駆動歯車32の係合溝33
と係合ピン15とがずれた状態にあつたとする
と、係合溝33の斜面部33aが洗い軸13の係
合ピン15に当接し、駆動歯車32は押上げられ
るようになるが、駆動歯車32の歯32bの上面
部が内歯車34の端板部34aの段付平坦面34
cに下方から当接するようになつて上方への移動
を阻止されるため、駆動歯車32或は洗い軸13
が斜面部33aに案内されるようにして若干回動
し、係合溝33が係合ピン15に完全に係合する
ようになる。このギヤユニツトAの装着時におい
て、駆動歯車32と洗い軸13上端部との嵌合部
分は、透明な上側ケース25及び内歯車34の端
板部34aの透孔40を通して直接見ることがで
きるから、作業上好都合である。このようにし
て、上側ケース25を底板20上に配置した後そ
の取付脚37をボルト38により底板20に固定
し、更に枢軸35にパルセータ40をねじ止めし
て組立てが完了する。上記構成において、洗い軸
13を回転させると駆動歯車32及び内歯車34
を介してパルセータ40が回転駆動され、洗いが
行なわれる。この状態では、駆動歯車32は内歯
車34の端板部34aの段付平坦面34cにより
上方への移動が阻止され、且つ係合ピン15によ
り下方への移動が阻止され、これにより駆動歯車
32が抜け外れたりすることなく内歯車34との
噛合状態を維持する。また、駆動歯車32及び内
歯車34はギヤケース24により水密に覆われて
いるから、洗い水に乗じて砂、リント等の異物が
両歯車32,34の噛合部分に侵入して両歯車3
2,34のロツクや異常摩耗等の不具合が発生す
ることを確実に防止できる。
このように本実施例では、比較的複雑なギヤユ
ニツトAを深底且つ大形で扱いにくい回転槽5と
は別に組立て、回転槽5にはこの組立て後のギヤ
ユニツトAを取付けるようにできるから、ギヤユ
ニツトAの細かな組立作業は大形の回転槽5とは
別に例えば作業台の上で行うことができて作業性
に優れている。しかも、従来回転槽内底部にギヤ
ケースにより覆つた歯車機構を装着するには、底
側ケース、駆動歯車、内歯車そして蓋側ケースと
順次その都度回転槽内底部に手を差し入れて組立
ててゆかねばならず極めて作業性に劣つていたと
ころ、本実施例では上述のようにして組立てたギ
ヤユニツトAのみを回転槽5に取付ければよく、
回転槽内に手を差し入れて行う作業は短時間で済
ますことができ、総じて全体の組立作業性を大幅
に改善できる。また、万一歯車機構に点検修理の
必要が生じた場合でも、ギヤユニツトA全体を回
転槽5から取外すことにより点検或いは交換する
ことができ保守作業も容易である。
ニツトAを深底且つ大形で扱いにくい回転槽5と
は別に組立て、回転槽5にはこの組立て後のギヤ
ユニツトAを取付けるようにできるから、ギヤユ
ニツトAの細かな組立作業は大形の回転槽5とは
別に例えば作業台の上で行うことができて作業性
に優れている。しかも、従来回転槽内底部にギヤ
ケースにより覆つた歯車機構を装着するには、底
側ケース、駆動歯車、内歯車そして蓋側ケースと
順次その都度回転槽内底部に手を差し入れて組立
ててゆかねばならず極めて作業性に劣つていたと
ころ、本実施例では上述のようにして組立てたギ
ヤユニツトAのみを回転槽5に取付ければよく、
回転槽内に手を差し入れて行う作業は短時間で済
ますことができ、総じて全体の組立作業性を大幅
に改善できる。また、万一歯車機構に点検修理の
必要が生じた場合でも、ギヤユニツトA全体を回
転槽5から取外すことにより点検或いは交換する
ことができ保守作業も容易である。
一方、ギヤケース24の上側ケース25に取付
脚37を設け、これをボルト38により底板20
に固定したとき、同時に底側ケース26の垂下片
39が底板20に押圧され、その結果、底側ケー
ス25が底板20と上側ケース25との間に挾圧
された状態になるので、連結用ねじ28により締
付けられている両ケース25,26間のパツキン
27に対し更にその全周に均等に締付力が作用す
るようになる。従つてパツキン27は両ケース2
5,26を結合する連結用ねじ28ばかりでな
く、ギヤケース24を底板20に取付けるための
ボルト38によつても締付けられるようになり、
経年変化等による両ケース25,26の変形に基
づくパツキン27の水封性の低下を長期にわたつ
てより確実に防止することができる。この場合、
特に本実施例のように連結用ねじ28とボルト3
8とをギヤケース24の円周方向に交互に配置す
れば、パツキン27の締付力を周方向により一層
均一化することができ、長期にわたりより良好な
る水封状態を維持できる。そして上記のように水
封性の低下を長期にわたり防止できるから、ギヤ
ケース24に洗濯水及び砂や泥等が侵入する虞れ
は全くなく、従つて両歯車32,34間に砂や泥
等の異物が噛込まれて異常摩耗等を来たすといつ
た事態の発生を未然に防止することができると共
に、両歯車32,34を成形性は良いが水に膨潤
し易いナイロン等で形成した場合でも、その膨潤
を防止でき実用に十分耐えることができる。
脚37を設け、これをボルト38により底板20
に固定したとき、同時に底側ケース26の垂下片
39が底板20に押圧され、その結果、底側ケー
ス25が底板20と上側ケース25との間に挾圧
された状態になるので、連結用ねじ28により締
付けられている両ケース25,26間のパツキン
27に対し更にその全周に均等に締付力が作用す
るようになる。従つてパツキン27は両ケース2
5,26を結合する連結用ねじ28ばかりでな
く、ギヤケース24を底板20に取付けるための
ボルト38によつても締付けられるようになり、
経年変化等による両ケース25,26の変形に基
づくパツキン27の水封性の低下を長期にわたつ
てより確実に防止することができる。この場合、
特に本実施例のように連結用ねじ28とボルト3
8とをギヤケース24の円周方向に交互に配置す
れば、パツキン27の締付力を周方向により一層
均一化することができ、長期にわたりより良好な
る水封状態を維持できる。そして上記のように水
封性の低下を長期にわたり防止できるから、ギヤ
ケース24に洗濯水及び砂や泥等が侵入する虞れ
は全くなく、従つて両歯車32,34間に砂や泥
等の異物が噛込まれて異常摩耗等を来たすといつ
た事態の発生を未然に防止することができると共
に、両歯車32,34を成形性は良いが水に膨潤
し易いナイロン等で形成した場合でも、その膨潤
を防止でき実用に十分耐えることができる。
尚、上記実施例では駆動歯車32を洗い軸13
により軸支するようにしたが、駆動歯車32は内
歯車34と同様にインサート成形によつて軸と一
体化し、この軸をギヤケース24により枢支し、
そしてギヤケース24から突出する下端部を洗い
軸13の上端部に凹、凸による係合等によつて回
転伝達可能に連結するようにしてもよい。また従
動歯車は第7図のように外歯車43により構成し
てもよく、更にボルト38の締付力をパツキン2
7に及ぼさせるためには底側ケース26の底面全
周が板20に押圧されるように構成してもよい。
により軸支するようにしたが、駆動歯車32は内
歯車34と同様にインサート成形によつて軸と一
体化し、この軸をギヤケース24により枢支し、
そしてギヤケース24から突出する下端部を洗い
軸13の上端部に凹、凸による係合等によつて回
転伝達可能に連結するようにしてもよい。また従
動歯車は第7図のように外歯車43により構成し
てもよく、更にボルト38の締付力をパツキン2
7に及ぼさせるためには底側ケース26の底面全
周が板20に押圧されるように構成してもよい。
本発明は以上説明したように、歯車機構をギヤ
ケース内に組込んだ状態で予めユニツト化してお
くようにしたので、比較的細かな作業が必要とさ
れるギヤユニツトの組立てを大形で扱いにくい回
転槽とは別に行うことができて組立てが容易にな
り、しかも回転槽内に手を差し入れて行う作業は
このギヤユニツトの取付けだけで済むので組立作
業性が向上する。またギヤケースの水封用のパツ
キンはギヤケースを構成する底側ケース及び上側
ケースを結合する連結用ねじばかりでなく、ギヤ
ケースを回転槽底部に固着する固定用ねじによつ
ても締付力を受けるようになるため、パツキンの
水封性が向上し、底側ケースや上側ケースが経年
変化により若干の変形を生じてもその良好なる水
封性を維持でき、長期にわたつてギヤケース内へ
の洗い水や砂、泥等の侵入を防止できる。しかも
上記連結用ねじ及び固定用ねじは底側ケースと蓋
側ケースとを結合するため及びギヤケースを回転
槽底部に固着するために本来的に必要なものであ
るから、ねじ本数が増加して作業が面倒になると
いつた不都合を生ずる虞れはない。
ケース内に組込んだ状態で予めユニツト化してお
くようにしたので、比較的細かな作業が必要とさ
れるギヤユニツトの組立てを大形で扱いにくい回
転槽とは別に行うことができて組立てが容易にな
り、しかも回転槽内に手を差し入れて行う作業は
このギヤユニツトの取付けだけで済むので組立作
業性が向上する。またギヤケースの水封用のパツ
キンはギヤケースを構成する底側ケース及び上側
ケースを結合する連結用ねじばかりでなく、ギヤ
ケースを回転槽底部に固着する固定用ねじによつ
ても締付力を受けるようになるため、パツキンの
水封性が向上し、底側ケースや上側ケースが経年
変化により若干の変形を生じてもその良好なる水
封性を維持でき、長期にわたつてギヤケース内へ
の洗い水や砂、泥等の侵入を防止できる。しかも
上記連結用ねじ及び固定用ねじは底側ケースと蓋
側ケースとを結合するため及びギヤケースを回転
槽底部に固着するために本来的に必要なものであ
るから、ねじ本数が増加して作業が面倒になると
いつた不都合を生ずる虞れはない。
第1図乃至第6図は本発明の一実施例を示し、
第1図は全体の縦断面図、第2図は要部の拡大縦
断面図、第3図は駆動歯車の斜視図、第4図は要
部の分解縦断面図、第5図はパルセータを除去し
て示す要部の平面図、第6図は第5図中−線
に沿う縦断面図、第7図は本発明の変形例を示す
縦断面図である。 図中、5は回転槽、13は洗い軸、18はモー
タ、24はギヤケース、25は上側ケース、26
は底側ケース、27はパツキン、28は連結用ね
じ、32は駆動歯車、34は内歯車(従動歯車)、
37は取付脚(取付部)、38はボルト(固定用
ねじ)、39は垂下片、40はパルセータ、43
は外歯車(従動歯車)である。
第1図は全体の縦断面図、第2図は要部の拡大縦
断面図、第3図は駆動歯車の斜視図、第4図は要
部の分解縦断面図、第5図はパルセータを除去し
て示す要部の平面図、第6図は第5図中−線
に沿う縦断面図、第7図は本発明の変形例を示す
縦断面図である。 図中、5は回転槽、13は洗い軸、18はモー
タ、24はギヤケース、25は上側ケース、26
は底側ケース、27はパツキン、28は連結用ね
じ、32は駆動歯車、34は内歯車(従動歯車)、
37は取付脚(取付部)、38はボルト(固定用
ねじ)、39は垂下片、40はパルセータ、43
は外歯車(従動歯車)である。
Claims (1)
- 1 回転槽の内底部に配設したパルセータを歯車
機構を介して洗い軸により回転駆動するものにお
いて、前記歯車機構を収納してこれらをユニツト
化した状態で前記回転槽の底部に固定されるギヤ
ケースを備え、このギヤケースを底側ケースと上
側ケースとから構成してこれらをパツキンを介し
て連結用ねじにより結合すると共に、上側ケース
に回転槽の底部に固定用ねじによつて固着される
取付部を設け、この取付部の固着により底側ケー
スが上側ケースと回転槽底部との間に挾圧される
構成にしてなる脱水兼用洗濯機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1940382A JPS58136389A (ja) | 1982-02-08 | 1982-02-08 | 脱水兼用洗濯機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1940382A JPS58136389A (ja) | 1982-02-08 | 1982-02-08 | 脱水兼用洗濯機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58136389A JPS58136389A (ja) | 1983-08-13 |
JPH0157597B2 true JPH0157597B2 (ja) | 1989-12-06 |
Family
ID=11998295
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1940382A Granted JPS58136389A (ja) | 1982-02-08 | 1982-02-08 | 脱水兼用洗濯機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58136389A (ja) |
-
1982
- 1982-02-08 JP JP1940382A patent/JPS58136389A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58136389A (ja) | 1983-08-13 |
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