JPH0155678B2 - - Google Patents
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- JPH0155678B2 JPH0155678B2 JP22519282A JP22519282A JPH0155678B2 JP H0155678 B2 JPH0155678 B2 JP H0155678B2 JP 22519282 A JP22519282 A JP 22519282A JP 22519282 A JP22519282 A JP 22519282A JP H0155678 B2 JPH0155678 B2 JP H0155678B2
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- storage material
- latent
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- Prior art date
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- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、太陽熱を利用した暖房装置等の蓄
熱器に使用される蓄熱材に関する。
熱器に使用される蓄熱材に関する。
従来、蓄熱材としては、水、砕石、コンクリー
ト等の顕熱蓄熱材や、塩化カルシウム６水塩、硫
酸ソーダ10水塩などの無機水和塩系の潜熱蓄熱材
が使用されていた。顕熱蓄熱材では、蓄熱密度が
小さいため十分な蓄熱量を得るためには蓄熱器の
容量をかなり大きくする必要があり、その結果重
量もかなり大きくなるという問題があつた。無機
水和塩系の潜熱蓄熱材を用いれば、その蓄熱密度
が大きいため蓄熱器の小型軽量化を図ることが可
能となるが、相変化が起るはずの温度以下に冷却
しても相変化が起らないという過冷却現象が現わ
れたり、融解と凝固とを何度も繰返すことによつ
て相分離現象が進行して相変化が起らなくなつ
て、潜熱蓄熱材としての役目を果さなくなるとい
う問題があつた。
ト等の顕熱蓄熱材や、塩化カルシウム６水塩、硫
酸ソーダ10水塩などの無機水和塩系の潜熱蓄熱材
が使用されていた。顕熱蓄熱材では、蓄熱密度が
小さいため十分な蓄熱量を得るためには蓄熱器の
容量をかなり大きくする必要があり、その結果重
量もかなり大きくなるという問題があつた。無機
水和塩系の潜熱蓄熱材を用いれば、その蓄熱密度
が大きいため蓄熱器の小型軽量化を図ることが可
能となるが、相変化が起るはずの温度以下に冷却
しても相変化が起らないという過冷却現象が現わ
れたり、融解と凝固とを何度も繰返すことによつ
て相分離現象が進行して相変化が起らなくなつ
て、潜熱蓄熱材としての役目を果さなくなるとい
う問題があつた。
この発明は、上記の問題を一挙に解決した蓄熱
材を提供することを目的とする。
材を提供することを目的とする。
この明細書において、「％」は「重量％」を表
わすものとする。
わすものとする。
この発明による蓄熱材は、In40〜60％，Bi20
〜40％，Sn5〜25％よりなるものである。
〜40％，Sn5〜25％よりなるものである。
上記において、In，BiおよびSnは３元共晶を
生成する元素であり、これらの合金は、その共晶
点近傍の組成では融点が低くなる。In，Biおよ
びSnの量をそれぞれ40〜60％，20〜40％および
５〜25％としたのはつぎの理由による。蓄熱材と
しては、顕熱蓄熱材よりも潜熱蓄熱材のほうが蓄
熱密度が大きいので、小容量で十分な熱を蓄える
ことが可能となる。ところが、太陽熱を利用した
暖房装置等の蓄熱器に潜熱蓄熱材として用いるた
めには、その融点がほぼ25〜70℃の範囲内にある
必要がある。In，BiおよびSnの量が上記範囲外
にあると、融点が25〜70℃の範囲からはずれてし
まう。したがつて、In，BiおよびSnの量は、そ
れぞれ40〜60％，20〜40％および５〜25％とすべ
きである。
生成する元素であり、これらの合金は、その共晶
点近傍の組成では融点が低くなる。In，Biおよ
びSnの量をそれぞれ40〜60％，20〜40％および
５〜25％としたのはつぎの理由による。蓄熱材と
しては、顕熱蓄熱材よりも潜熱蓄熱材のほうが蓄
熱密度が大きいので、小容量で十分な熱を蓄える
ことが可能となる。ところが、太陽熱を利用した
暖房装置等の蓄熱器に潜熱蓄熱材として用いるた
めには、その融点がほぼ25〜70℃の範囲内にある
必要がある。In，BiおよびSnの量が上記範囲外
にあると、融点が25〜70℃の範囲からはずれてし
まう。したがつて、In，BiおよびSnの量は、そ
れぞれ40〜60％，20〜40％および５〜25％とすべ
きである。
この発明による蓄熱材は合金からなるので相分
離現象を起すことがなく、したがつて、長期間そ
の蓄熱性能を維持しうる。さらに、この発明によ
る蓄熱材は、潜熱蓄熱材であるので、顕熱蓄熱材
と比較して蓄熱密度が大きく、したがつて容積が
小さくても十分な熱を蓄えることができる。
離現象を起すことがなく、したがつて、長期間そ
の蓄熱性能を維持しうる。さらに、この発明によ
る蓄熱材は、潜熱蓄熱材であるので、顕熱蓄熱材
と比較して蓄熱密度が大きく、したがつて容積が
小さくても十分な熱を蓄えることができる。
つぎにこの発明の実施例を示す。
In51％，Bi33％およびSn16％よりなる蓄熱材
をつくり、鉄製の容器内に封入した。この蓄熱材
の融点は61℃であつた。ついで、この蓄熱材に、
100℃まで加熱した後に室温まで放置するという
蓄放熱サイクルを1000回繰返して行なつた。その
結果、冷却曲線は、１回目も1000回目もほぼ同じ
形となつていた。このことから、上記蓄熱材が、
融解、凝固を何度繰返したとしても、相分離を起
すことはなく、常に相変化しているので、潜熱蓄
熱材としての性能が長期間に渡つて維持されるこ
とがわかる。
をつくり、鉄製の容器内に封入した。この蓄熱材
の融点は61℃であつた。ついで、この蓄熱材に、
100℃まで加熱した後に室温まで放置するという
蓄放熱サイクルを1000回繰返して行なつた。その
結果、冷却曲線は、１回目も1000回目もほぼ同じ
形となつていた。このことから、上記蓄熱材が、
融解、凝固を何度繰返したとしても、相分離を起
すことはなく、常に相変化しているので、潜熱蓄
熱材としての性能が長期間に渡つて維持されるこ
とがわかる。
Claims (1)
- １ In40〜60％，Bi20〜40％，Sn5〜25％よりな
る蓄熱材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22519282A JPS59115380A (ja) | 1982-12-22 | 1982-12-22 | 蓄熱材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22519282A JPS59115380A (ja) | 1982-12-22 | 1982-12-22 | 蓄熱材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59115380A JPS59115380A (ja) | 1984-07-03 |
| JPH0155678B2 true JPH0155678B2 (ja) | 1989-11-27 |
Family
ID=16825407
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22519282A Granted JPS59115380A (ja) | 1982-12-22 | 1982-12-22 | 蓄熱材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59115380A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP4044131A1 (en) | 2021-02-10 | 2022-08-17 | Fujifilm Business Innovation Corp. | Identification device, identification program and identification method |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03274389A (ja) * | 1990-03-26 | 1991-12-05 | Saamaru:Kk | 蓄熱装置 |
-
1982
- 1982-12-22 JP JP22519282A patent/JPS59115380A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP4044131A1 (en) | 2021-02-10 | 2022-08-17 | Fujifilm Business Innovation Corp. | Identification device, identification program and identification method |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59115380A (ja) | 1984-07-03 |
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