JPH0155163B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0155163B2 JPH0155163B2 JP60097434A JP9743485A JPH0155163B2 JP H0155163 B2 JPH0155163 B2 JP H0155163B2 JP 60097434 A JP60097434 A JP 60097434A JP 9743485 A JP9743485 A JP 9743485A JP H0155163 B2 JPH0155163 B2 JP H0155163B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- impregnated bearing
- rotating shaft
- friction roller
- ball
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- 150000002739 metals Chemical class 0.000 description 2
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Landscapes
- Rollers For Roller Conveyors For Transfer (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明はフリクシヨンローラコンベアに関する
ものであり、更に詳しくは摩擦係数の変化に起因
する推進力の変動ならびに焼付きの防止機能を向
上せしめた新規な軸受構造を有するフリクシヨン
ローラコンベアに関するものである。
ものであり、更に詳しくは摩擦係数の変化に起因
する推進力の変動ならびに焼付きの防止機能を向
上せしめた新規な軸受構造を有するフリクシヨン
ローラコンベアに関するものである。
従来の技術
ワーク等の搬送装置としてフリクシヨンローラ
コンベアが使用されている。従来のフリクシヨン
ローラコンベアは、第３図に示すように、常時回
転駆動されている回転軸１の周りに、含油軸受２
とフリクシヨンローラ３とを一体構造に固着して
なるローラ本体を、前記回転軸１に対して相対回
転自在に遊嵌することによつて構成されている。
コンベアが使用されている。従来のフリクシヨン
ローラコンベアは、第３図に示すように、常時回
転駆動されている回転軸１の周りに、含油軸受２
とフリクシヨンローラ３とを一体構造に固着して
なるローラ本体を、前記回転軸１に対して相対回
転自在に遊嵌することによつて構成されている。
発明が解決しようとする問題点
上記の如き構造を有する在来のフリクシヨンロ
ーラコンベアは、含油軸受２とフリクシヨンロー
ラ３とが一体構造に固着されている為、フリクシ
ヨンローラ３が停止したとき、即ち、該フリクシ
ヨンローラコンベア上に載置された搬送対象物、
例えば機械加工を施すべきワークが停止したと
き、常時回転している回転軸１と静止した含油軸
受２との間に滑りが発生し、該滑りにより発生す
る熱の影響を受けて含油軸受２から潤滑油が滲出
してくる。この潤滑油は重力の影響を受けて含油
軸受２の内壁面を伝わつて流下し、回転軸１と含
油軸受２の底部との間に集まる。従つて参照符号
Ａで表示する回転軸１と含油軸受２との接触点は
金属同志が潤滑油の薄膜を介することなく接触す
る金属接触状態に陥る。この為、ワークの停止時
間が許容限界を上廻つた際には、潤滑不良に起因
する焼付き等の障害が発生し、フリクシヨンロー
ラコンベアの耐用期間の延長に対して悪影響を及
ぼす。
ーラコンベアは、含油軸受２とフリクシヨンロー
ラ３とが一体構造に固着されている為、フリクシ
ヨンローラ３が停止したとき、即ち、該フリクシ
ヨンローラコンベア上に載置された搬送対象物、
例えば機械加工を施すべきワークが停止したと
き、常時回転している回転軸１と静止した含油軸
受２との間に滑りが発生し、該滑りにより発生す
る熱の影響を受けて含油軸受２から潤滑油が滲出
してくる。この潤滑油は重力の影響を受けて含油
軸受２の内壁面を伝わつて流下し、回転軸１と含
油軸受２の底部との間に集まる。従つて参照符号
Ａで表示する回転軸１と含油軸受２との接触点は
金属同志が潤滑油の薄膜を介することなく接触す
る金属接触状態に陥る。この為、ワークの停止時
間が許容限界を上廻つた際には、潤滑不良に起因
する焼付き等の障害が発生し、フリクシヨンロー
ラコンベアの耐用期間の延長に対して悪影響を及
ぼす。
本発明の主要な目的は、在来のフリクシヨンロ
ーラコンベアに認められた上記の如き問題点を解
消し得る新規な潤滑手段を備えたフリクシヨンロ
ーラコンベア装置を提供することにある。
ーラコンベアに認められた上記の如き問題点を解
消し得る新規な潤滑手段を備えたフリクシヨンロ
ーラコンベア装置を提供することにある。
問題点を解決するための手段
斯かる目的に鑑みて本発明は、回転軸部と円筒
状ローラ部とから成るフリクシヨンローラに於
て、上記回転軸部を、外周面に内周方向に沿つて
ボール嵌着溝を有する回転軸と、内周面に軸線方
向に沿つてボール嵌着溝を有する円筒状含油軸受
と、上記両ボール嵌着溝内に嵌み込み、上記回転
軸と円筒状含油軸受とを一体に組立てるボールと
で構成し、上記回転軸受部の含油軸受上に、上記
円筒状ローラ部を相対回転自在に遊嵌したフリク
シヨンローラコンベアを要旨とするものである。
状ローラ部とから成るフリクシヨンローラに於
て、上記回転軸部を、外周面に内周方向に沿つて
ボール嵌着溝を有する回転軸と、内周面に軸線方
向に沿つてボール嵌着溝を有する円筒状含油軸受
と、上記両ボール嵌着溝内に嵌み込み、上記回転
軸と円筒状含油軸受とを一体に組立てるボールと
で構成し、上記回転軸受部の含油軸受上に、上記
円筒状ローラ部を相対回転自在に遊嵌したフリク
シヨンローラコンベアを要旨とするものである。
作 用
回転軸１０と含油軸受１１とを一体構造に固定
することによりローラが停止したとき、含油軸受
１１とローラ１２との間に滑りが発生する。この
ようにフリクシヨンローラコンベアが停止した状
態に於いても、含油軸受１１側が常時回転するこ
とにより、含油軸受１１とローラ１２との接触点
Ａには所定の厚みを有する油膜が常に形成されて
いる。従つて潤滑油切れに起因する焼付き事故を
未然に回避することができる。
することによりローラが停止したとき、含油軸受
１１とローラ１２との間に滑りが発生する。この
ようにフリクシヨンローラコンベアが停止した状
態に於いても、含油軸受１１側が常時回転するこ
とにより、含油軸受１１とローラ１２との接触点
Ａには所定の厚みを有する油膜が常に形成されて
いる。従つて潤滑油切れに起因する焼付き事故を
未然に回避することができる。
実施例
第１図は本発明装置の全体構造を例示する縦断
面図であり、第２図はその要部構造を拡大して図
示する横断面図である。
面図であり、第２図はその要部構造を拡大して図
示する横断面図である。
これらの図面に於いて、円筒状を為す含油軸受
１１は、その内面に軸線方向を指向するボール嵌
着溝１３を形成し、これに対応して該含油軸受１
１の内面と向い合う回転軸１０の外面にはその円
周方向に沿つてボール１４の嵌着溝１５が設けら
れている。即ち、回転軸１０と含油軸受１１は、
ボール嵌着溝１３ならびに嵌着溝１５内に嵌まり
込んだボール１４によつて一体構造に固定されて
いる。一方、含油軸受１１の外周面にはローラ１
２が該含油軸受に対して相対回転自在に遊嵌さ
れ、フリクシヨンローラ１６を構成している。フ
リクシヨンローラ１６は複数本を一組にしてその
軸線方向を互いに平行させて整列配置され、搬送
対象物品、例えばワークを固着したパレツトに対
して搬送経路を形成している。斯かる構造を有す
るフリクシヨンローラコンベアは、前記回転軸１
０の基端に固着された動力伝達機構、例えば傘歯
車１７の回転駆動力を回転軸１０および含油軸受
１１を介してローラ１２に伝達することによつ
て、搬送対象物品に対して恒速搬送機能を発揮す
る。
１１は、その内面に軸線方向を指向するボール嵌
着溝１３を形成し、これに対応して該含油軸受１
１の内面と向い合う回転軸１０の外面にはその円
周方向に沿つてボール１４の嵌着溝１５が設けら
れている。即ち、回転軸１０と含油軸受１１は、
ボール嵌着溝１３ならびに嵌着溝１５内に嵌まり
込んだボール１４によつて一体構造に固定されて
いる。一方、含油軸受１１の外周面にはローラ１
２が該含油軸受に対して相対回転自在に遊嵌さ
れ、フリクシヨンローラ１６を構成している。フ
リクシヨンローラ１６は複数本を一組にしてその
軸線方向を互いに平行させて整列配置され、搬送
対象物品、例えばワークを固着したパレツトに対
して搬送経路を形成している。斯かる構造を有す
るフリクシヨンローラコンベアは、前記回転軸１
０の基端に固着された動力伝達機構、例えば傘歯
車１７の回転駆動力を回転軸１０および含油軸受
１１を介してローラ１２に伝達することによつ
て、搬送対象物品に対して恒速搬送機能を発揮す
る。
発明の効果
上記の説明から理解し得る如く、本発明装置に
於いては、積極駆動される回転軸１０に含油軸受
１１を両者のボール嵌着溝１５，１３に嵌め込ん
だボール１４を介して容易確実に一体構造に固着
し、フリクシヨンローラコンベア上に載置された
搬送対象物品が停止したとき、含油軸受１１とロ
ーラ１２との間に滑りを発生せしめている。この
ように搬送対象物品がフリクシヨンローラコンベ
ア上で停止した際にも含油軸受１１が常時回転駆
動されることによつて、含油軸受１１とローラ１
２との接触点Ａには、両部材の相対滑り変位によ
つて所定の厚みを有する油膜が常に形成されてい
る。本発明装置を採用することによつて在来のフ
リクシヨンローラコンベアに於いて問題となつて
いた金属同志の接触に起因する焼付き事故が確実
に防止され、且つ、摩擦係数の変動しない安定し
た搬送性能が長期間保持せられる。斯くして本発
明は、フリクシヨンローラコンベアの耐用期間の
延長ならびに保守管理作業の省力化に対して在来
装置の水準を大幅に上廻る効果を発揮し得るもの
である。
於いては、積極駆動される回転軸１０に含油軸受
１１を両者のボール嵌着溝１５，１３に嵌め込ん
だボール１４を介して容易確実に一体構造に固着
し、フリクシヨンローラコンベア上に載置された
搬送対象物品が停止したとき、含油軸受１１とロ
ーラ１２との間に滑りを発生せしめている。この
ように搬送対象物品がフリクシヨンローラコンベ
ア上で停止した際にも含油軸受１１が常時回転駆
動されることによつて、含油軸受１１とローラ１
２との接触点Ａには、両部材の相対滑り変位によ
つて所定の厚みを有する油膜が常に形成されてい
る。本発明装置を採用することによつて在来のフ
リクシヨンローラコンベアに於いて問題となつて
いた金属同志の接触に起因する焼付き事故が確実
に防止され、且つ、摩擦係数の変動しない安定し
た搬送性能が長期間保持せられる。斯くして本発
明は、フリクシヨンローラコンベアの耐用期間の
延長ならびに保守管理作業の省力化に対して在来
装置の水準を大幅に上廻る効果を発揮し得るもの
である。
第１図は本発明装置の全体構造を例示する縦断
面図であり、第２図はその要部構造を拡大図示す
る横断面図である。また第３図は在来のフリクシ
ヨンローラコンベアの要部構造を拡大図示する横
断面図である。 １０……回転軸、１１……含油軸受、１２……
ローラ、Ａ……含油軸受とローラとの接触点。
面図であり、第２図はその要部構造を拡大図示す
る横断面図である。また第３図は在来のフリクシ
ヨンローラコンベアの要部構造を拡大図示する横
断面図である。 １０……回転軸、１１……含油軸受、１２……
ローラ、Ａ……含油軸受とローラとの接触点。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 回転軸部と円筒状ローラ部とから成るフリク
シヨンローラに於て、 上記回転軸部を、外周面に内周方向に沿つてボ
ール嵌着溝を有する回転軸と、 内周面に軸線方向に沿つてボール嵌着溝を有す
る円筒状含油軸受と、 上記両ボール嵌着溝内に嵌み込み、上記回転軸
と円筒状含油軸受とを一体に組立てるボールとで
構成し、 上記回転軸受部の含油軸受上に、上記円筒状ロ
ーラ部を相対回転自在に遊嵌した ことを特徴とするフリクシヨンローラコンベア。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9743485A JPS61257813A (ja) | 1985-05-08 | 1985-05-08 | フリクシヨンロ−ラコンベア |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9743485A JPS61257813A (ja) | 1985-05-08 | 1985-05-08 | フリクシヨンロ−ラコンベア |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61257813A JPS61257813A (ja) | 1986-11-15 |
| JPH0155163B2 true JPH0155163B2 (ja) | 1989-11-22 |
Family
ID=14192269
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9743485A Granted JPS61257813A (ja) | 1985-05-08 | 1985-05-08 | フリクシヨンロ−ラコンベア |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61257813A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2626260B1 (fr) * | 1988-01-22 | 1990-05-18 | Interroll Foerdertechnik Gmbh | Appareil de manutention destine a deplacer, suivant une direction sensiblement horizontale, des charges unitaires reposant sur des galets |
| JPH01285515A (ja) * | 1988-05-11 | 1989-11-16 | Nippon Sekkei Kogyo:Kk | アキユムレートコンベア |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4835631U (ja) * | 1971-08-31 | 1973-04-27 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57135504U (ja) * | 1981-02-14 | 1982-08-24 |
-
1985
- 1985-05-08 JP JP9743485A patent/JPS61257813A/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4835631U (ja) * | 1971-08-31 | 1973-04-27 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61257813A (ja) | 1986-11-15 |
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