JPH0155070B2 - - Google Patents
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- JPH0155070B2 JPH0155070B2 JP7620484A JP7620484A JPH0155070B2 JP H0155070 B2 JPH0155070 B2 JP H0155070B2 JP 7620484 A JP7620484 A JP 7620484A JP 7620484 A JP7620484 A JP 7620484A JP H0155070 B2 JPH0155070 B2 JP H0155070B2
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- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims description 59
- 238000005266 casting Methods 0.000 claims description 31
- 239000002131 composite material Substances 0.000 claims description 21
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- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 12
- 238000009750 centrifugal casting Methods 0.000 claims description 9
- 239000000835 fiber Substances 0.000 claims description 9
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D19/00—Casting in, on, or around objects which form part of the product
- B22D19/14—Casting in, on, or around objects which form part of the product the objects being filamentary or particulate in form
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D13/00—Centrifugal casting; Casting by using centrifugal force
- B22D13/02—Centrifugal casting; Casting by using centrifugal force of elongated solid or hollow bodies, e.g. pipes, in moulds rotating around their longitudinal axis
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Coating By Spraying Or Casting (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、管肉の中間層が断熱繊維からなり、
その外層及び内層が相互に異なる金属からなる三
層構造の断熱複合管の製造方法に関する。
その外層及び内層が相互に異なる金属からなる三
層構造の断熱複合管の製造方法に関する。
製鉄所において、スラブ等の高温加熱材を搬送
するときに用いる搬送ロールとしては、中間層た
る断熱繊維の層と、その外層たる断熱鋼の層と、
その内層たる鋳鉄の層からなる三層構造の断熱複
合管をロール胴部としたものが採用されている。
その理由は、スラブ等の高温加熱材に直接接触す
る外層の成分として耐熱性に優れた耐熱鋼が適
し、強度が要求される内層の成分として強度が高
くて経済性の上からも優れている鋳鉄が適してい
るからである。また中間層としては、管の肉厚方
向への熱流を抑制するために断熱繊維の層を配す
る必要があるからである。
するときに用いる搬送ロールとしては、中間層た
る断熱繊維の層と、その外層たる断熱鋼の層と、
その内層たる鋳鉄の層からなる三層構造の断熱複
合管をロール胴部としたものが採用されている。
その理由は、スラブ等の高温加熱材に直接接触す
る外層の成分として耐熱性に優れた耐熱鋼が適
し、強度が要求される内層の成分として強度が高
くて経済性の上からも優れている鋳鉄が適してい
るからである。また中間層としては、管の肉厚方
向への熱流を抑制するために断熱繊維の層を配す
る必要があるからである。
このような搬送ロール胴部等に採用されている
断熱複合管を製造する方法としては、第4図に示
すように、ガス抜き等のために複数個の孔が設け
られた外芯管P1及び内芯管P2と、その両芯管の
間隙に筒状に充填された断熱繊維P3とからなる
円筒状芯体Pを、遠心力鋳造用鋳型1内に両軸心
を一致させて固定し、該遠心力鋳造用鋳型1の開
口部に設けた鋳込みホツパ31′から、外層形成
用金属溶湯(以下、外層用溶湯という)を先ず鋳
込んで円筒状芯材Pの周囲の空間Cを充填させて
外層を形成し、然る後に内層形成用の金属溶湯
(以下、内層用溶湯という)を鋳込んで円筒状芯
材Pの内側に内層を形成する方法があつた。この
方法では外層用溶湯も内層用溶湯も同一の鋳込み
ホツパ31′から鋳込んでいた。
断熱複合管を製造する方法としては、第4図に示
すように、ガス抜き等のために複数個の孔が設け
られた外芯管P1及び内芯管P2と、その両芯管の
間隙に筒状に充填された断熱繊維P3とからなる
円筒状芯体Pを、遠心力鋳造用鋳型1内に両軸心
を一致させて固定し、該遠心力鋳造用鋳型1の開
口部に設けた鋳込みホツパ31′から、外層形成
用金属溶湯(以下、外層用溶湯という)を先ず鋳
込んで円筒状芯材Pの周囲の空間Cを充填させて
外層を形成し、然る後に内層形成用の金属溶湯
(以下、内層用溶湯という)を鋳込んで円筒状芯
材Pの内側に内層を形成する方法があつた。この
方法では外層用溶湯も内層用溶湯も同一の鋳込み
ホツパ31′から鋳込んでいた。
このような方法による場合は、外層用溶湯も内
層用溶湯も同一の鋳込みホツパ31′から鋳込む
ので、内層用溶湯を鋳込むときに、湯溜部Aに残
存する外層用溶湯と新たに湯溜部Aへ導入される
内層用溶湯とが混合されることになり、形成され
る溶湯として所期の合金成分からなるものが得ら
れないという問題があつた。また外層が形成され
てから内層が形成され始めるまでの間に、円筒状
芯材P近傍の外層用溶湯は容易に固体化するの
で、外層と内層とが円筒状芯材P近傍にて溶融し
合わない結果、機械的強度の低い断熱複合管しか
製造することができなかつた。更に上述した事情
から、外層が形成された後、速やかに内層用溶湯
を鋳込んで内層を形成しはじめなければならない
にも拘らず、外層用溶湯と内層用溶湯とを同一の
鋳込みホツパ31′から鋳込むこととしているの
で、その作業性は極めて悪かつた。
層用溶湯も同一の鋳込みホツパ31′から鋳込む
ので、内層用溶湯を鋳込むときに、湯溜部Aに残
存する外層用溶湯と新たに湯溜部Aへ導入される
内層用溶湯とが混合されることになり、形成され
る溶湯として所期の合金成分からなるものが得ら
れないという問題があつた。また外層が形成され
てから内層が形成され始めるまでの間に、円筒状
芯材P近傍の外層用溶湯は容易に固体化するの
で、外層と内層とが円筒状芯材P近傍にて溶融し
合わない結果、機械的強度の低い断熱複合管しか
製造することができなかつた。更に上述した事情
から、外層が形成された後、速やかに内層用溶湯
を鋳込んで内層を形成しはじめなければならない
にも拘らず、外層用溶湯と内層用溶湯とを同一の
鋳込みホツパ31′から鋳込むこととしているの
で、その作業性は極めて悪かつた。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、内外層が異なる成
分の合金にて形成された断熱複合管を製造するに
際し、内層の合金成分の変容を防止することがで
き、機械的強度の高い断熱複合管を製造すること
かでき、しかも作業性が極めて良好な方法を提供
するにある。
り、その目的とするところは、内外層が異なる成
分の合金にて形成された断熱複合管を製造するに
際し、内層の合金成分の変容を防止することがで
き、機械的強度の高い断熱複合管を製造すること
かでき、しかも作業性が極めて良好な方法を提供
するにある。
本発明に係る二段鋳造による断熱複合管の製造
法は、管肉の中間層が断熱繊維からなり、その外
層及び内層が相互に異なる金属からなる三層構造
の断熱複合管を遠心力鋳造によつて製造する方法
において、遠心力鋳造用鋳型の一方の開口部に設
けた鋳込みホツパからは、外層形成用の金属溶湯
を一段目として鋳込み、上記遠心力鋳造用鋳型の
他方の開口部に設けた鋳込みホツパからは、内層
形成用の金属溶湯を二段目として鋳込むことを特
徴としている。
法は、管肉の中間層が断熱繊維からなり、その外
層及び内層が相互に異なる金属からなる三層構造
の断熱複合管を遠心力鋳造によつて製造する方法
において、遠心力鋳造用鋳型の一方の開口部に設
けた鋳込みホツパからは、外層形成用の金属溶湯
を一段目として鋳込み、上記遠心力鋳造用鋳型の
他方の開口部に設けた鋳込みホツパからは、内層
形成用の金属溶湯を二段目として鋳込むことを特
徴としている。
以下、本発明方法を添付図面を参照しながら詳
細に説明する。
細に説明する。
第1図は本発明方法の実施に使用する鋳造装置
の模式的縦断面図、第2図はその右側面図、第3
図は第1図の−線による断面図である。な
お、第2図及び第3図においては、図を明瞭化す
るために鋳込みホツパについては図示しなかつ
た。
の模式的縦断面図、第2図はその右側面図、第3
図は第1図の−線による断面図である。な
お、第2図及び第3図においては、図を明瞭化す
るために鋳込みホツパについては図示しなかつ
た。
図中、1は円筒状の遠心力鋳造用鋳型(以下、
単に鋳型という)、21は中央に鋳込み孔21a
を有するドーナツ状の一段側端板、22は中央に
鋳込み孔22aを有するドーナツ状の二段側端板
である。鋳型1の一段側(第1図において左側を
いう)の開口部は、一段側端板21が嵌着される
ことによつて鋳込み孔21a以外の部分が閉じら
れ、また鋳型1の二段側(第1図において右側を
いう)の開口部は、二段側端板22が嵌着される
ことによつて鋳込み孔22a以外の部分がとじら
れている。そして上記鋳込み孔21aには、外層
用溶湯M1を鋳込むのに用いる一段側ホツパ31
の下端開口部をのぞませるようになつており、上
記鋳込み孔22aには、内層用溶湯M2を鋳込む
のに用いる二段側ホツパ32の下端開口部をのぞ
ませるようになつている。
単に鋳型という)、21は中央に鋳込み孔21a
を有するドーナツ状の一段側端板、22は中央に
鋳込み孔22aを有するドーナツ状の二段側端板
である。鋳型1の一段側(第1図において左側を
いう)の開口部は、一段側端板21が嵌着される
ことによつて鋳込み孔21a以外の部分が閉じら
れ、また鋳型1の二段側(第1図において右側を
いう)の開口部は、二段側端板22が嵌着される
ことによつて鋳込み孔22a以外の部分がとじら
れている。そして上記鋳込み孔21aには、外層
用溶湯M1を鋳込むのに用いる一段側ホツパ31
の下端開口部をのぞませるようになつており、上
記鋳込み孔22aには、内層用溶湯M2を鋳込む
のに用いる二段側ホツパ32の下端開口部をのぞ
ませるようになつている。
上述したように鋳込み孔21a,22aを残し
て閉じられた鋳型1の中には、ガス抜き等のため
に複数個の孔が設けられた外芯管P1及び内芯管
P2とその両芯管の間隙に筒状に充填された断熱
繊維P3とからなる円筒状芯材P、並びに該円筒
状芯材Pを両側から挟むように支持する一段側リ
ング41及び二段側リング42が収納されるよう
になつている。
て閉じられた鋳型1の中には、ガス抜き等のため
に複数個の孔が設けられた外芯管P1及び内芯管
P2とその両芯管の間隙に筒状に充填された断熱
繊維P3とからなる円筒状芯材P、並びに該円筒
状芯材Pを両側から挟むように支持する一段側リ
ング41及び二段側リング42が収納されるよう
になつている。
上記一段側リング41は、円筒状芯材Pの外径
に相当する外径を有するドーナツ状のリングであ
り、宙吊りボルト51…51によつて鋳型1に対
して同軸状に宙吊り固定されている。このように
一段側リング41を鋳型1内に配することによ
り、該一段側リング41と前記一段側端板21と
の間に、一段側湯溜部A1が形成される。
に相当する外径を有するドーナツ状のリングであ
り、宙吊りボルト51…51によつて鋳型1に対
して同軸状に宙吊り固定されている。このように
一段側リング41を鋳型1内に配することによ
り、該一段側リング41と前記一段側端板21と
の間に、一段側湯溜部A1が形成される。
一方、二段側リング42は、外径が鋳型1の内
径に相当するリングであり、その二段側の内径は
二段側湯溜部A2を形成するために若干拡径され
ている。該二段側リング42は、鋳型1内の内嵌
された上、固定ボルト52…52によつて前記段
側端板22に固定されている。
径に相当するリングであり、その二段側の内径は
二段側湯溜部A2を形成するために若干拡径され
ている。該二段側リング42は、鋳型1内の内嵌
された上、固定ボルト52…52によつて前記段
側端板22に固定されている。
上記一段側リング41と二段側リング42とに
よつて、円筒状芯材Pが挾持されているのは前述
した通りであるが、該円筒状芯材Pの外側には、
鋳型1との間に空間Cが形成され、円筒状芯材P
の内側には、空間Bが形成されている。
よつて、円筒状芯材Pが挾持されているのは前述
した通りであるが、該円筒状芯材Pの外側には、
鋳型1との間に空間Cが形成され、円筒状芯材P
の内側には、空間Bが形成されている。
次に上述した如き鋳造装置を用い、内外層が異
なる合金にて形成された断熱複合管を製造する場
合について説明する。
なる合金にて形成された断熱複合管を製造する場
合について説明する。
先ず、鋳型1を軸心まわりに回転させながら、
一段側ホツパ31から外層用溶湯M1を一段側湯
溜部A1へ鋳込む。鋳込まれた外層用溶湯M1は、
一段側湯溜部A1が空間Cへ通じているので、鋳
型1の内面に沿つて空間Cへ導入されることにな
る。そして空間Cはその外層用溶湯M1によつて
充満させられ、外層が形成される。然る後に二段
側ホツパ32から内層用溶湯M2を二段側湯溜部
A2へ鋳込む。鋳込まれた内層用溶湯M2は、二段
側湯溜部A2が空間Bへ通じているので、二段側
リング42及び円筒状芯材Pの内面に沿つて空間
Bへ導入される。そして円筒状芯材Pの内側に内
層が形成される。
一段側ホツパ31から外層用溶湯M1を一段側湯
溜部A1へ鋳込む。鋳込まれた外層用溶湯M1は、
一段側湯溜部A1が空間Cへ通じているので、鋳
型1の内面に沿つて空間Cへ導入されることにな
る。そして空間Cはその外層用溶湯M1によつて
充満させられ、外層が形成される。然る後に二段
側ホツパ32から内層用溶湯M2を二段側湯溜部
A2へ鋳込む。鋳込まれた内層用溶湯M2は、二段
側湯溜部A2が空間Bへ通じているので、二段側
リング42及び円筒状芯材Pの内面に沿つて空間
Bへ導入される。そして円筒状芯材Pの内側に内
層が形成される。
このようにして断熱複合管を製造する場合は、
外層用溶湯M1を貯留する一段側湯溜部A1と、内
層用溶湯M2を貯留する二段側湯溜部A2とを別個
に設けてあるので、外層を形成した後に内層用溶
湯M2を鋳込む時点においても、外層用溶湯M1と
内層用溶湯M2とは混合されることがない。従つ
て断熱複合管の内層の合金成分は変容せず、所期
のものが得られる。また外層用溶湯M1を一段側
ホツパ31から鋳込み、内層用溶湯M2を二段側
ホツパ32から鋳込むこととしているので、外層
を形成した後に内層用溶湯M2を速やかに鋳込む
ことができ、その作業性は極めて良好である。従
つて外層用溶湯M1の鋳込みを完了した時点にお
いて、該外層用溶湯M1が完全に固溶化しない状
態にて内層用溶湯M2を速やかに鋳込み、両溶湯
を円筒状芯材P近傍にて溶融し合わせ、断熱複合
管の機械的性質を向上させることができる。
外層用溶湯M1を貯留する一段側湯溜部A1と、内
層用溶湯M2を貯留する二段側湯溜部A2とを別個
に設けてあるので、外層を形成した後に内層用溶
湯M2を鋳込む時点においても、外層用溶湯M1と
内層用溶湯M2とは混合されることがない。従つ
て断熱複合管の内層の合金成分は変容せず、所期
のものが得られる。また外層用溶湯M1を一段側
ホツパ31から鋳込み、内層用溶湯M2を二段側
ホツパ32から鋳込むこととしているので、外層
を形成した後に内層用溶湯M2を速やかに鋳込む
ことができ、その作業性は極めて良好である。従
つて外層用溶湯M1の鋳込みを完了した時点にお
いて、該外層用溶湯M1が完全に固溶化しない状
態にて内層用溶湯M2を速やかに鋳込み、両溶湯
を円筒状芯材P近傍にて溶融し合わせ、断熱複合
管の機械的性質を向上させることができる。
かかる本発明方法は、断熱繊維が筒状に充填さ
れた円筒状芯材の外側を耐熱鋼にて鋳ぐるみ、内
側を鋳鉄にて鋳ぐるんだ搬送ロール用の断熱複合
管を製造する場合のみならず、外層及び内層の成
分が異なる種々の断熱複合管を製造する場合に適
用できる。
れた円筒状芯材の外側を耐熱鋼にて鋳ぐるみ、内
側を鋳鉄にて鋳ぐるんだ搬送ロール用の断熱複合
管を製造する場合のみならず、外層及び内層の成
分が異なる種々の断熱複合管を製造する場合に適
用できる。
なお、外層及び内層の成分が同一の断熱複合管
を製造する場合においても、本発明方法を用いて
外層及び内層を形成し、断熱複合管を製造するこ
とができるのはいうまでもない。
を製造する場合においても、本発明方法を用いて
外層及び内層を形成し、断熱複合管を製造するこ
とができるのはいうまでもない。
以上詳述したように本発明方法によつて内外層
の成分が異なる断熱複合管を製造する場合は、遠
心力鋳造用鋳型の一方の開口部に設けた一段側の
鋳込みホツパから外層形成用金属溶湯を鋳込み、
他方の開口部に設けた二段側の鋳込みホツパから
内層形成用金属溶湯を鋳込むこととしているの
で、外層形成用金属溶湯と内層形成用金属溶湯と
が混合されず、後で鋳込まれる内層の合金成分が
変容することがない。また外層形成用溶湯が完全
に固体化しない状態にて内層形成用溶湯を鋳込む
ことができるので、両溶湯を円筒状芯材近傍で溶
融し合わせ、断熱複合管の機械的性質を向上させ
ることができる。更に鋳込み時の作業性が極めて
良好である等、本発明は、内外層の成分が異なる
断熱複合管を製造する場合において極めて有力な
手段を提供するものである。
の成分が異なる断熱複合管を製造する場合は、遠
心力鋳造用鋳型の一方の開口部に設けた一段側の
鋳込みホツパから外層形成用金属溶湯を鋳込み、
他方の開口部に設けた二段側の鋳込みホツパから
内層形成用金属溶湯を鋳込むこととしているの
で、外層形成用金属溶湯と内層形成用金属溶湯と
が混合されず、後で鋳込まれる内層の合金成分が
変容することがない。また外層形成用溶湯が完全
に固体化しない状態にて内層形成用溶湯を鋳込む
ことができるので、両溶湯を円筒状芯材近傍で溶
融し合わせ、断熱複合管の機械的性質を向上させ
ることができる。更に鋳込み時の作業性が極めて
良好である等、本発明は、内外層の成分が異なる
断熱複合管を製造する場合において極めて有力な
手段を提供するものである。
第1図は本発明方法の実施に使用する鋳造装置
を示す模式的縦断面図、第2図はその右側面図、
第3図は第1図の−線による断面図、第4図
は従来の鋳造装置を示す模式的断面図である。 1:遠心力鋳造用鋳型、21:一段側端板、2
2:二段側端板、31:一段側ホツパ、32:二
段側ホツパ、41:一段側リング、42:二段側
リング、A1:一段側湯溜部、A2:二段側湯溜部、
P:円筒状芯材、P3:断熱繊維、M1:外層形成
用金属溶湯、M2:内層形成用金属溶湯。
を示す模式的縦断面図、第2図はその右側面図、
第3図は第1図の−線による断面図、第4図
は従来の鋳造装置を示す模式的断面図である。 1:遠心力鋳造用鋳型、21:一段側端板、2
2:二段側端板、31:一段側ホツパ、32:二
段側ホツパ、41:一段側リング、42:二段側
リング、A1:一段側湯溜部、A2:二段側湯溜部、
P:円筒状芯材、P3:断熱繊維、M1:外層形成
用金属溶湯、M2:内層形成用金属溶湯。
Claims (1)
- 1 管肉の中間層が断熱繊維からなり、その外層
及び内層が相互に異なる金属からなる三層構造の
断熱複合管を遠心力鋳造によつて製造する方法に
おいて、遠心力鋳造用鋳型の一方の開口部に設け
た鋳込みホツパからは、外層形成用の金属溶湯を
一段目として鋳込み、上記遠心力鋳造用鋳型の他
方の開口部に設けた鋳込みホツパからは、内層形
成用の金属溶湯を二段目として鋳込むことを特徴
とする二段鋳造による断熱複合管の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7620484A JPS60221167A (ja) | 1984-04-16 | 1984-04-16 | 二段鋳造による断熱複合管の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7620484A JPS60221167A (ja) | 1984-04-16 | 1984-04-16 | 二段鋳造による断熱複合管の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60221167A JPS60221167A (ja) | 1985-11-05 |
JPH0155070B2 true JPH0155070B2 (ja) | 1989-11-22 |
Family
ID=13598625
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7620484A Granted JPS60221167A (ja) | 1984-04-16 | 1984-04-16 | 二段鋳造による断熱複合管の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60221167A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103350204A (zh) * | 2013-06-07 | 2013-10-16 | 马鞍山市恒毅机械制造有限公司 | 密封环复合离心铸造的方法 |
CN112008057B (zh) * | 2020-09-01 | 2021-03-30 | 上海润成机电科技有限公司 | 一种双金属滑动轴承 |
-
1984
- 1984-04-16 JP JP7620484A patent/JPS60221167A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60221167A (ja) | 1985-11-05 |
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