JPS6072654A - 複合金属管の製造方法 - Google Patents
複合金属管の製造方法Info
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- JPS6072654A JPS6072654A JP18082783A JP18082783A JPS6072654A JP S6072654 A JPS6072654 A JP S6072654A JP 18082783 A JP18082783 A JP 18082783A JP 18082783 A JP18082783 A JP 18082783A JP S6072654 A JPS6072654 A JP S6072654A
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- molten
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D13/00—Centrifugal casting; Casting by using centrifugal force
- B22D13/02—Centrifugal casting; Casting by using centrifugal force of elongated solid or hollow bodies, e.g. pipes, in moulds rotating around their longitudinal axis
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D19/00—Casting in, on, or around objects which form part of the product
- B22D19/16—Casting in, on, or around objects which form part of the product for making compound objects cast of two or more different metals, e.g. for making rolls for rolling mills
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- Mechanical Engineering (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、異なる材質の外層と内層とからなる高品質
の複合金属管を、遠心鋳造法によって生産性高く且つ安
価に製造することができる複合金属管の製造方法に関す
るものである。
の複合金属管を、遠心鋳造法によって生産性高く且つ安
価に製造することができる複合金属管の製造方法に関す
るものである。
異なる材質の外層と内層とから外る複合金属材の製造方
法としては、一般に爆着法および肉盛り法のような直接
クラッド法、お゛よび、前記直接クラッド法と熱間圧延
とを組合わせた圧延クラッド法などが知られており、そ
の方法はJISによってもJA定されている。しかしな
がら、これらの力l去は、複雑且つ特殊な工程を必要と
するため、生産性が低く、製造コストが高い問題かあっ
た。
法としては、一般に爆着法および肉盛り法のような直接
クラッド法、お゛よび、前記直接クラッド法と熱間圧延
とを組合わせた圧延クラッド法などが知られており、そ
の方法はJISによってもJA定されている。しかしな
がら、これらの力l去は、複雑且つ特殊な工程を必要と
するため、生産性が低く、製造コストが高い問題かあっ
た。
一方、異なる材質の外層と内層とからなる複合金属管を
遠心鋳造法によって製造する方法が、例えは特公昭45
−28’707号などによって開示されている。この方
法は、軸線を中心として一定速度で回転している円筒状
の水平鋳型内に、所定の材質の第1の溶融金属を供給し
て遠心鋳造し、次いで、前記遠心鋳造中の第1の溶融金
属の温度が凝固点以下50〜250℃になったときに、
前記第1の溶融金属とは異なる材質の第2の溶融金属を
、前記遠心鋳造中の第1の溶融金属の表面上に供給して
遠心鋳造することによって、複合金属管を製造すること
からなっている。
遠心鋳造法によって製造する方法が、例えは特公昭45
−28’707号などによって開示されている。この方
法は、軸線を中心として一定速度で回転している円筒状
の水平鋳型内に、所定の材質の第1の溶融金属を供給し
て遠心鋳造し、次いで、前記遠心鋳造中の第1の溶融金
属の温度が凝固点以下50〜250℃になったときに、
前記第1の溶融金属とは異なる材質の第2の溶融金属を
、前記遠心鋳造中の第1の溶融金属の表面上に供給して
遠心鋳造することによって、複合金属管を製造すること
からなっている。
しかしながら、上述した方法は、複合金属管に要求され
ている重要な条件である、外層と内層との界面の冶金的
結合が必ずしも十分であるとは云い難い。
ている重要な条件である、外層と内層との界面の冶金的
結合が必ずしも十分であるとは云い難い。
この発明は、上述のような観点から、異なる材質の外層
と内層とからなる、前記外層と内層との界面が冶金的に
完全に結合された、高品質の複合金属管を、遠心鋳造法
によって生産性高く安価に製造し得る複合金属管の製造
方法を提供するもので、軸線を中心として一定速度で回
転している円属を供給して遠心鋳造し、次いで、゛前記
遠心鋳造中の第1の溶融金属の表面」二に、前記第1の
溶融金属とは異なる材質の第2の溶融金属を供給して遠
心鋳造し、かくして、第1の溶融金属からなる外層と第
2の溶融金属からなる内層とからなる複合金属管を遠心
鋳造によって製造する複合金属管の製造方法において、 前記遠心鋳造中の第1の溶融金属の表面」二に供給する
第2の浴融金属の供給時期を、前記第1の溶融金属の表
面の凝固が始まってから、前記凝固が終る1での間とし
、そして、前記第2の溶融金属の供給温度を、前記第2
の溶融金属の過熱度で30から120℃の範囲内であっ
て、且つ、前記第1の溶融金属の融点よりも30℃以上
高温とすることに特徴を有するものである。
と内層とからなる、前記外層と内層との界面が冶金的に
完全に結合された、高品質の複合金属管を、遠心鋳造法
によって生産性高く安価に製造し得る複合金属管の製造
方法を提供するもので、軸線を中心として一定速度で回
転している円属を供給して遠心鋳造し、次いで、゛前記
遠心鋳造中の第1の溶融金属の表面」二に、前記第1の
溶融金属とは異なる材質の第2の溶融金属を供給して遠
心鋳造し、かくして、第1の溶融金属からなる外層と第
2の溶融金属からなる内層とからなる複合金属管を遠心
鋳造によって製造する複合金属管の製造方法において、 前記遠心鋳造中の第1の溶融金属の表面」二に供給する
第2の浴融金属の供給時期を、前記第1の溶融金属の表
面の凝固が始まってから、前記凝固が終る1での間とし
、そして、前記第2の溶融金属の供給温度を、前記第2
の溶融金属の過熱度で30から120℃の範囲内であっ
て、且つ、前記第1の溶融金属の融点よりも30℃以上
高温とすることに特徴を有するものである。
次に、この発明の方法を、異なるA)J質の内層と外層
とからなる複合鋼管を製造する場合について、図面を参
照しながら説明する。
とからなる複合鋼管を製造する場合について、図面を参
照しながら説明する。
第1図は、この発明の方法を実施するだめの製造装置の
一実施態様を示す概略縦断面図である。
一実施態様を示す概略縦断面図である。
第1図において、遠心鋳造用の円筒状の水平鋳型1は、
所定間隔を設けて配置された少くとも2箇の駆動ローラ
2によって、その軸線を中心として回転可能に支持され
ている。水平鋳型10両端は側壁3,4によって閉塞さ
れておシ、側壁3,4の中心には溶鋼注入口5,6が設
けられている。
所定間隔を設けて配置された少くとも2箇の駆動ローラ
2によって、その軸線を中心として回転可能に支持され
ている。水平鋳型10両端は側壁3,4によって閉塞さ
れておシ、側壁3,4の中心には溶鋼注入口5,6が設
けられている。
7は水平鋳型1の一端付近に設けられた第1タンデイツ
シユ、8は水平鋳型1の他端付近に設けられた第2タン
デイツシユである。第1タンデイツシユ7および第2タ
ンデイツシユ8の各りに設けられた溶鋼流出樋7a、8
aの先端は、側壁3゜4の溶鋼注入口5,6内に挿入さ
れている。9は第1クンデイツシユ7に第1の溶鋼を供
給するための第1取鍋、10は第2タンデイツシユ8に
第2の溶鋼を供給するための第2取鍋である。
シユ、8は水平鋳型1の他端付近に設けられた第2タン
デイツシユである。第1タンデイツシユ7および第2タ
ンデイツシユ8の各りに設けられた溶鋼流出樋7a、8
aの先端は、側壁3゜4の溶鋼注入口5,6内に挿入さ
れている。9は第1クンデイツシユ7に第1の溶鋼を供
給するための第1取鍋、10は第2タンデイツシユ8に
第2の溶鋼を供給するための第2取鍋である。
水平鋳型1を、500〜1.00 Or、p、mの高速
1回転させ、第1取鍋9がら第1タンデイツシユ7内に
供給された所定の材質の第1の溶鋼11を、第1タンデ
イツシユ7の溶鋼流出樋7aがら、水平鋳型1内に供給
する。
1回転させ、第1取鍋9がら第1タンデイツシユ7内に
供給された所定の材質の第1の溶鋼11を、第1タンデ
イツシユ7の溶鋼流出樋7aがら、水平鋳型1内に供給
する。
水平鋳型1内に供給された第1の溶鋼11は、水平鋳型
lの回転によって遠心鋳造され、水平鋳型1の内面にほ
ぼ均一の厚さで付着して管状となり、そして、水平鋳型
1によって直ちに冷却さへ水平鋳型1の内面に接する面
から表面に向けて次第に凝固する。。
lの回転によって遠心鋳造され、水平鋳型1の内面にほ
ぼ均一の厚さで付着して管状となり、そして、水平鋳型
1によって直ちに冷却さへ水平鋳型1の内面に接する面
から表面に向けて次第に凝固する。。
次いで、第1の溶鋼11の表面の凝固が始まってから、
前記凝固が終わる寸での間に、第2図に示すように、第
2取鍋1oから第2タンデイツシユ8内に供給された、
前記第1の溶鋼11とは材質が異なる第2の溶鋼12を
、第2タンデイツシユ8の溶鋼流出樋8aがら、水平u
、j型1内の遠心鋳造中の第1の溶鋼11の表面上に供
給して遠心鋳造する。
前記凝固が終わる寸での間に、第2図に示すように、第
2取鍋1oから第2タンデイツシユ8内に供給された、
前記第1の溶鋼11とは材質が異なる第2の溶鋼12を
、第2タンデイツシユ8の溶鋼流出樋8aがら、水平u
、j型1内の遠心鋳造中の第1の溶鋼11の表面上に供
給して遠心鋳造する。
第1の溶鋼110表面上への第2の溶鋼12の供給温度
は、過熱度△T(溶鋼温度−液相線温度)で30から1
20℃の範囲内であって、且つ、第1の溶鋼11の融点
(液相線温度)よりも、30℃以上高いことが必要であ
る。
は、過熱度△T(溶鋼温度−液相線温度)で30から1
20℃の範囲内であって、且つ、第1の溶鋼11の融点
(液相線温度)よりも、30℃以上高いことが必要であ
る。
即ち、第2の溶鋼12の供給温度を、過熱度△Tで30
から1.20 ℃の範囲内とすることによって、水平鋳
型1内に供給された第2の溶鋼12は、直ちに凝固シェ
ルを生成することがなく、凝固しつつある第1の溶鋼1
1と前記第2の溶鋼12との界面は、一定時間溶融状態
に維持される。そして、第2の溶鋼12の供給温度を、
第1の溶鋼11の融点よりも30℃以上高くすることに
よって、半溶融状態にある第1の溶鋼J1の表面は、第
2の溶鋼12の熱によって再び溶解する。その結果、第
1の溶鋼11と第2の溶鋼12との界面は溶融状態にな
る。
から1.20 ℃の範囲内とすることによって、水平鋳
型1内に供給された第2の溶鋼12は、直ちに凝固シェ
ルを生成することがなく、凝固しつつある第1の溶鋼1
1と前記第2の溶鋼12との界面は、一定時間溶融状態
に維持される。そして、第2の溶鋼12の供給温度を、
第1の溶鋼11の融点よりも30℃以上高くすることに
よって、半溶融状態にある第1の溶鋼J1の表面は、第
2の溶鋼12の熱によって再び溶解する。その結果、第
1の溶鋼11と第2の溶鋼12との界面は溶融状態にな
る。
」−述したように、界面が溶融状態にカっだ第1の溶鋼
11と第2の溶鋼12は、水平鋳型1内において冷却さ
れて次第に凝固が進行し、両者間の界面は完全に溶着す
る。かくして、水平鋳m1内において、第1の溶鋼11
からなる外層と第2の溶鋼12からなる内層とからなる
、厚みおよび厚み比のばらつきが極めて少ない複合鋼管
が遠心鋳造される。第3図は、鋳造された複合鋼管の断
面は第2の溶鋼12からなる内層である。
11と第2の溶鋼12は、水平鋳型1内において冷却さ
れて次第に凝固が進行し、両者間の界面は完全に溶着す
る。かくして、水平鋳m1内において、第1の溶鋼11
からなる外層と第2の溶鋼12からなる内層とからなる
、厚みおよび厚み比のばらつきが極めて少ない複合鋼管
が遠心鋳造される。第3図は、鋳造された複合鋼管の断
面は第2の溶鋼12からなる内層である。
この発明において、水平鋳型内に供給される第2の溶鋼
の供給時期は、水平鋳型内において遠心鋳造中の第〕の
溶鋼の表面の凝固が始まってから、前記凝固が終るまで
の間とすべきである。即ち、第2の溶鋼の供給を、第1
の溶鋼の表面の凝固が始まる前の早い時期に行なうと、
水平鋳型1内において第1の溶鋼と第2の溶鋼とが混合
し、まだは、第1の溶鋼と第2の溶鋼との界面付近に、
広い範囲にわたって組成遷移領域が生ずる結果、複合鋼
管として要求される材質条件を満足させることができな
い。
の供給時期は、水平鋳型内において遠心鋳造中の第〕の
溶鋼の表面の凝固が始まってから、前記凝固が終るまで
の間とすべきである。即ち、第2の溶鋼の供給を、第1
の溶鋼の表面の凝固が始まる前の早い時期に行なうと、
水平鋳型1内において第1の溶鋼と第2の溶鋼とが混合
し、まだは、第1の溶鋼と第2の溶鋼との界面付近に、
広い範囲にわたって組成遷移領域が生ずる結果、複合鋼
管として要求される材質条件を満足させることができな
い。
一方、第2の溶鋼の供給を、第1の溶鋼の表面の凝固が
完了した後の遅い時期に行なうと、第1の溶鋼の凝固し
た表面が再溶解しにくくなるので、第1の溶鋼と第2の
溶鋼との溶尤が不十分または不可能になシ、更に、第1
の溶鋼の表面付近に、その凝固末期に発生したキャビテ
ィー、または、介在物等の集積が、そのまま第1の溶鋼
と第2の溶鋼との界面付近に取り残されることなどによ
って、品質の優れた複合鋼管を得ることができない。
完了した後の遅い時期に行なうと、第1の溶鋼の凝固し
た表面が再溶解しにくくなるので、第1の溶鋼と第2の
溶鋼との溶尤が不十分または不可能になシ、更に、第1
の溶鋼の表面付近に、その凝固末期に発生したキャビテ
ィー、または、介在物等の集積が、そのまま第1の溶鋼
と第2の溶鋼との界面付近に取り残されることなどによ
って、品質の優れた複合鋼管を得ることができない。
遠心鋳造中の第1の溶鋼の表面上に供給する第2の溶鋼
の供給温度は、第2の溶鋼の過熱度△Tで30から12
0℃の範囲内とすべきである。即ち、第2の溶鋼の供給
温度が、過熱度△Tで30℃未満のときは、第2の溶鋼
は、水平鋳型内において直ちに凝固シェルを形成し、従
って、凝固しつつある第1の溶鋼との間の界面を溶融状
態にすることができない。まだ、第2の溶鋼の供給温度
が、過熱度ムTで120℃を超えると、凝固しつつある
第1の溶鋼を再溶解して両者が混合し、複合鋼管として
要求される材質条件を満足させることができない。
の供給温度は、第2の溶鋼の過熱度△Tで30から12
0℃の範囲内とすべきである。即ち、第2の溶鋼の供給
温度が、過熱度△Tで30℃未満のときは、第2の溶鋼
は、水平鋳型内において直ちに凝固シェルを形成し、従
って、凝固しつつある第1の溶鋼との間の界面を溶融状
態にすることができない。まだ、第2の溶鋼の供給温度
が、過熱度ムTで120℃を超えると、凝固しつつある
第1の溶鋼を再溶解して両者が混合し、複合鋼管として
要求される材質条件を満足させることができない。
更に、上記第2の溶鋼の供給温度は、第1の溶鋼の融点
よりも30℃以上高い温度にすべきである。即ち、第2
の溶鋼の供給温度が、第1の溶鋼の融点よりも30℃未
満高い温度では、半溶融状態にある第1の溶鋼の表面を
再溶解させることができない。
よりも30℃以上高い温度にすべきである。即ち、第2
の溶鋼の供給温度が、第1の溶鋼の融点よりも30℃未
満高い温度では、半溶融状態にある第1の溶鋼の表面を
再溶解させることができない。
この発明の方法によれば、例えば、一般炭素鋼の外層と
ステンレス鋼の内層とから万る複合鋼管、ステンレス鋼
の外層と一般炭素鋼の内層とからなる複合鋼管等、あら
ゆる材質の鋼を組合わせた、品質の優れた複合鋼管その
他複合金属管を製造することができる。
ステンレス鋼の内層とから万る複合鋼管、ステンレス鋼
の外層と一般炭素鋼の内層とからなる複合鋼管等、あら
ゆる材質の鋼を組合わせた、品質の優れた複合鋼管その
他複合金属管を製造することができる。
次に、この発明の方法を、実施例によって更に説明する
。
。
約1000mmの内径を有する遠心鋳造用の円筒状の水
平鋳型を用いて、18=8ステンレス鋼(SUS 30
4 )の外層と、炭素鋼(C: 0.15wtチ)の内
層とからなる複合鋼管を製造した。水平鋳型の内面には
、例えば低融点ガラスのような離型層を約1論の厚さで
コーティングした。水平鋳型を500乃至1000 r
、p、mの一定速度で回転さぜ、この回転中の水平鋳型
内に、第1タンデイツシユから、1550℃の温度(第
1タンデイツシユ内の温度)の18−8ステンレス鋼(
SUS 304)からなる第1の溶鋼を供給した。
平鋳型を用いて、18=8ステンレス鋼(SUS 30
4 )の外層と、炭素鋼(C: 0.15wtチ)の内
層とからなる複合鋼管を製造した。水平鋳型の内面には
、例えば低融点ガラスのような離型層を約1論の厚さで
コーティングした。水平鋳型を500乃至1000 r
、p、mの一定速度で回転さぜ、この回転中の水平鋳型
内に、第1タンデイツシユから、1550℃の温度(第
1タンデイツシユ内の温度)の18−8ステンレス鋼(
SUS 304)からなる第1の溶鋼を供給した。
水平鋳型内に供給された第1の溶鋼は、水平鋳型の回転
によって遠心鋳造され、水平鋳型の内面に約20胴の厚
さで付着して管状となり、水平鋳型の内面に接する面か
ら表面に向けて次第に凝固し、水平鋳型に注湯してから
約45秒後に、その表面温度が液相線温度以下に下って
、表面は半溶融状態(固液共存状態)に々つだ。
によって遠心鋳造され、水平鋳型の内面に約20胴の厚
さで付着して管状となり、水平鋳型の内面に接する面か
ら表面に向けて次第に凝固し、水平鋳型に注湯してから
約45秒後に、その表面温度が液相線温度以下に下って
、表面は半溶融状態(固液共存状態)に々つだ。
次いで、第2タンデイツシユから、1600℃の温度(
第2タンデイツシユ内の温度)で、過熱度が約84℃の
炭素鋼(C:0.15wt係)からなる第2の溶鋼を、
遠心鋳造中の第1の溶鋼の表面上に供給した。
第2タンデイツシユ内の温度)で、過熱度が約84℃の
炭素鋼(C:0.15wt係)からなる第2の溶鋼を、
遠心鋳造中の第1の溶鋼の表面上に供給した。
第1表は、水平鋳型に対する第2の溶鋼の供給時期、即
ち、水平鋳型内に第1の溶鋼の供給が終ってから40秒
後、60秒後、80秒後および100秒後にそれぞれ第
2の溶鋼を供給したときの製品の品質評価である。
ち、水平鋳型内に第1の溶鋼の供給が終ってから40秒
後、60秒後、80秒後および100秒後にそれぞれ第
2の溶鋼を供給したときの製品の品質評価である。
第1表かられかるように、第2の溶鋼の供給を、第1の
溶鋼が供給されてから40秒後の早い時期に行なうと、
10mm以上の厚さの広い組成遷移領域が生じ、一方、
第2の溶鋼の供給を、第1の溶鋼が供給されてから10
0秒後の遅い時期に行なうと、組成遷移領域はほとんど
ないが、第1の溶鋼と第2の溶鋼とがほとんど溶着ぜず
、界面付近にキャビティや介在物等の欠陥が生じた。
溶鋼が供給されてから40秒後の早い時期に行なうと、
10mm以上の厚さの広い組成遷移領域が生じ、一方、
第2の溶鋼の供給を、第1の溶鋼が供給されてから10
0秒後の遅い時期に行なうと、組成遷移領域はほとんど
ないが、第1の溶鋼と第2の溶鋼とがほとんど溶着ぜず
、界面付近にキャビティや介在物等の欠陥が生じた。
以上述べたように、この発明の方法によれば、密着性お
よび健全性の優れた界面を有する、異なる材質の外層と
内層とからなる品質の優れた複合金属管を、遠心鋳造法
によって生産性高く安価に製造し得る工業上優れた効果
がもたらされる。
よび健全性の優れた界面を有する、異なる材質の外層と
内層とからなる品質の優れた複合金属管を、遠心鋳造法
によって生産性高く安価に製造し得る工業上優れた効果
がもたらされる。
第1図および第2図はこの発明の方法を実施するだめの
製造装置の一実施態様、を示す概略縦断面図で、第1図
は第1の溶鋼が供給されている状態を、また第2図は第
2の溶鋼が供給されている状態を示している。第3図は
この発明の方法で製造された複合鋼管の断面図である。 図面において、1・・・水平鋳型、 2・・・駆動ロー
ラ、3.4・・・側壁、 5,6・・・溶鋼注入口、7
・・・第1タンデイツシユ、 8・・・第2タンデイツシユ、 9・・・第1取鍋、 10・・・第゛2取鍋、11・・
・第1の溶鋼、12・・・第2の溶鋼、出願人 日本鋼
管株式会社 代理人 潮 谷 奈津夫(他2名)
製造装置の一実施態様、を示す概略縦断面図で、第1図
は第1の溶鋼が供給されている状態を、また第2図は第
2の溶鋼が供給されている状態を示している。第3図は
この発明の方法で製造された複合鋼管の断面図である。 図面において、1・・・水平鋳型、 2・・・駆動ロー
ラ、3.4・・・側壁、 5,6・・・溶鋼注入口、7
・・・第1タンデイツシユ、 8・・・第2タンデイツシユ、 9・・・第1取鍋、 10・・・第゛2取鍋、11・・
・第1の溶鋼、12・・・第2の溶鋼、出願人 日本鋼
管株式会社 代理人 潮 谷 奈津夫(他2名)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 軸線を中心として一定速度で回転している円筒状の水平
鋳型内、に、所定の材質の第1の溶融金属を供給して遠
心鋳造し、次いで、前記遠心鋳造中の第1の溶融金属の
表面上に、前記第1の溶融金属とは異なる材質の第2の
溶融金属を供給して遠心鋳造し、かくして、第1の溶融
金属からなる外層と第2の溶融金属からなる内層とから
なる複合金属管を遠心鋳造によって製造する複合金属管
の製造方法において、 前記遠心鋳造中の第1の溶融金属の表面上に供給する第
2の溶融金属の供給時期を、前記第1の溶融金属の表面
の凝固が始まってから、前記凝固が終るまでの間とし、
そして、前記第2の溶融金属の供給温度を、前記第2の
溶融金属の過熱度で30から120℃の範囲内であって
、且つ、前記第1の溶融金属の融点よりも30℃以上高
温とすることを特徴とする複合金属管の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18082783A JPS6072654A (ja) | 1983-09-30 | 1983-09-30 | 複合金属管の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18082783A JPS6072654A (ja) | 1983-09-30 | 1983-09-30 | 複合金属管の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6072654A true JPS6072654A (ja) | 1985-04-24 |
Family
ID=16090047
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18082783A Pending JPS6072654A (ja) | 1983-09-30 | 1983-09-30 | 複合金属管の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6072654A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108889918A (zh) * | 2018-06-28 | 2018-11-27 | 卓然(靖江)设备制造有限公司 | 薄壁双金属管离心生产方法 |
CN108907132A (zh) * | 2018-06-28 | 2018-11-30 | 卓然(靖江)设备制造有限公司 | 304l/sa210热轧双金属管坯生产方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5465129A (en) * | 1977-11-04 | 1979-05-25 | Daido Steel Co Ltd | Production of composite metal material by centrifugal casting |
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1983
- 1983-09-30 JP JP18082783A patent/JPS6072654A/ja active Pending
Patent Citations (1)
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