JPH0154627B2 - - Google Patents

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JPH0154627B2
JPH0154627B2 JP57111723A JP11172382A JPH0154627B2 JP H0154627 B2 JPH0154627 B2 JP H0154627B2 JP 57111723 A JP57111723 A JP 57111723A JP 11172382 A JP11172382 A JP 11172382A JP H0154627 B2 JPH0154627 B2 JP H0154627B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
flow rate
refrigeration cycle
refrigerant
refrigerant flow
Prior art date
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Expired
Application number
JP57111723A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS594867A (ja
Inventor
Hiroshi Yasuda
Taketoshi Mochizuki
Hideyuki Kimura
Takao Chiaki
Kensaku Kokuni
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP57111723A priority Critical patent/JPS594867A/ja
Publication of JPS594867A publication Critical patent/JPS594867A/ja
Publication of JPH0154627B2 publication Critical patent/JPH0154627B2/ja
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  • Temperature-Responsive Valves (AREA)
  • Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は冷凍サイクルの冷媒流量制御装置に関
するものである。
冷凍サイクルの冷媒流量制御装置としてキヤピ
ラリチユーブ又は温度式自動膨脹弁が知られてい
る。キヤピラリチユーブは毛細管の流路抵抗によ
り、冷媒流量を調整するもので、冷凍サイクルの
凝縮圧力と蒸発圧力が設計点から大きく変化しな
い場合に適しており、運転条件が大きく変化する
場合には、流量制御を行なうことが不可能とな
り、過度の冷媒過熱又は液バツクが生じる問題点
を有する。
これに対し、温度式自動膨脹弁は、第1図に示
すように、冷凍サイクル中の冷媒と同種類の冷媒
を封入した感温筒1、ダイヤフラム2、ダイヤフ
ラム上部圧力室3、ダイヤフラム下部圧力室4、
ばね5、弁軸6、均圧孔7、および毛細管8とか
らなり、キヤピラリチユーブに比べると高度な冷
媒流量制御を行うものである。感温筒1は蒸発器
コイル出口(図示せず)に取付けられ、コイル出
口の温度に相当する圧力を毛細管8を介してダイ
ヤフラムの上部圧力室3に伝える。また、均圧孔
7は蒸発器コイル出口(外部均圧の場合)または
蒸発器入口(内部均圧の場合)の圧力をダイヤフ
ラム下部圧力室4に伝え、ばね5の力とのバラン
スにより、弁軸6の位置を決め、冷媒流量を制御
するものである。しかし、このような温度式自動
膨脹弁においても、ダイヤフラムの変形に限界が
あること、また流量を制御する信号は、総べて、
膨脹弁流側(低圧側)の信号であり、冷凍サイク
ルの凝縮圧力が著しく低下する場合には、弁前後
の差圧が小さくなるため制御は不確実となり、適
正な冷媒量を下流側に供給できず、冷凍装置の性
能が十分発揮できなくなるという問題点を有す
る。
本発明は上記問題点に鑑みて発明されたもの
で、凝縮圧力が著しく低下しても適正な冷媒流量
を流すことができる。即ち、広い運転範囲の冷媒
流量制御が可能である冷媒流量制御装置を提供す
ることを目的とする。
上記目的を達成するため本発明は、制御冷媒の
流路をわん曲状に形成し、冷凍サイクルの高低圧
の圧力差に応じ、わん曲状流路の曲率を変えて流
路抵抗を変化させ、上記圧力差が小さくなれば、
上記曲率を大きくして流路抵抗を小さくするよう
に形成した特徴を有する。
以下例図に基ずき本発明の実施例を説明する。
先ず第2図は本発明の冷媒制御装置の基本的一
実施例を示す。二枚の可動板9,10と、ばね1
1が、出入口開口部12,13を有する容器14
の中に収納されている。可動板9,10はそれぞ
れ小孔15,16を有しており、これらの孔1
5,16は互いに距離xだけ離れた偏心した位置
にあけられている。このような構造からなる冷媒
流量制御装置を冷凍サイクルの冷媒流量制御機構
として用いる場合、即ち、開口部12を凝縮圧力
側に、開口部13を蒸発圧力側に接続する。(蒸
発圧力は一定としておく) 凝縮圧力が高く、高低圧力差が大きい場合に
は、多量の冷媒が孔15を通つて下流側に流れよ
うとし、可動板9の前後には大きな圧力差が生じ
るその結果、第3図に示すように可動板9は下流
側に移動し、ばね11(図示せず)と釣合つて変
位△y1を生じ、可動板9と10の距離はy1=y0
△y1(y0は容器14に圧力が加わらない状態での
板9と10の距離)に短縮される。この際、小孔
15と16は一直線上にはなく距離xだけ離れた
位置にあるので、容器14の上流側開口12から
下流側開口13に流れる流体は実線矢印の如く小
孔15から小孔16へと小さな曲率で流れなけれ
ばならない為、流路抵抗は大となる。
次に凝縮圧力が著しく低下した場合を考える。
この場合には高抵圧差は小さいので、小孔15を
通つて流れる冷媒流量は少なく、可動板9の前後
で生じる圧力損失は小さくなるので、差圧により
可動板9を下流側に変位させようとする力は小さ
くなる。第4図に示すように、ばねね11(図示
せず)の力との釣り合いにより生じる変位△y2
は、凝縮圧力が高い場合の変位△y1より小さくな
るため、可動板9と10の間隔はy2=y0−△y2
(>y1)となり、孔15から小孔16へと流れる
流体は、実線矢印の如く大きな曲率で流れること
ができるため、流路抵抗は小となる。
即ち、従来の絞り機構が、絞り前後の差圧が小
さくなると絞りを通過する流量が減少する特性を
備えているのに対して、本発明の制御装置によれ
ば、絞り(小孔15,16)前後の差圧が小さく
なつても絞りを通過する流量は変化しない、逆
に、増加するという逆の特性を備えることが出来
る。
上記冷媒流量制御装置を冷凍サイクル中に組込
んだ場合の特性を第5図に基ずき説明する。
第5図は、横軸に絞り前後の差圧△P、縦軸に
絞り通過する流量Grを示している。曲線Aは負
荷に応じて冷媒流量が適正に制御された場合の冷
凍サイクル特性を示しており、一般に差圧が小さ
くなると多くの冷媒流量を必要とする左上りの傾
向となる。曲線Bは一般の絞り機構の抵抗特性で
差圧の平方根に比例した右上りの特性(Gr∝√
△P)を示している。これらの曲線の交点aが設
計点での差圧△Po、冷媒流量Groを表わすことに
なる。
今、負荷状況が変化し、凝縮圧力が低下し、差
圧が設計点における差圧より小さく△P1になつ
た場合を考えると、冷凍サイクル側から要求され
る冷媒流量はGAであるのに対し、従来の曲線B
の特性を持つ絞りが流すことの流量はGB(GB<
GA)であり、△G1=GA−GBの冷媒流量が不足
するため、冷凍サイクルの性能は著しく低下す
る。これに対し、本発明の冷媒流量制御装置の絞
り機構の特性は一実施例として曲線Cで示される
特性とすることが出来る。即ち、前述の如く高低
圧の圧力差が小さくなれば流路抵抗は減少し差圧
△P1でGcの冷媒流量を流すことが出来るので、
不足流量△G2=GA−Gc(<△G1)となり、従来
の絞り機構を用いる場合に比べ、不足流量を少な
くすることが出来るため、冷凍サイクルの性能の
低下を防ぐことが出来る。尚、小孔15,16の
径および偏心量xを変えることにより種々の特性
を備えた実施例を作り出すことが可能である。
次に他の実施例を第6図に示す。この実施例は
複数個(4個)の可動板17a,17b,17
c,17dと複数個(3個)のばね18a,18
b,18cを組合せた例であり、4個の可動板1
7a,17b,17c,17dに設ける小孔19
の個数、位置を各可動板毎に変えることにより、
また、各ばね18a,18b,18cのばねの強
さ変えることにより種々の特性を出すことが可能
であり、第5図にAで示す特性に近づける。即
ち、理想に近い絞り機構とすることが出来る。
更に他の実施例を第7図に示す。この実施例は
可動板9,10の端面をフランジ状9′,10′と
し、可動板の位置の安定化を図つている。(ばね
の図示は省略する) 更に他の実施例を第8図に示す。この実施例
は、可動板9,10の外周にシールリング20
(例えばテフロンリング)を嵌装し、可動板9,
10と容器14の内壁からの洩れを少なくしてい
る。(ばねの図示は省略する) 以上説明したように本発明によれば、冷凍サイ
クルの高低圧の圧力差が小さくなつても、冷媒流
量は減少せず、冷媒流量はむしろ増加するという
特性を備えた絞り特性が得られ、冷凍サイクルの
運転条件が変化した場合、特に、凝縮圧力が著し
く低下した場合の冷凍サイクルの特性、効率を大
巾に向上することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の温度式自動膨脹弁の説明図、第
2図は本発明の一実施例を示す冷媒流量制御装置
の断面図、第3図、第4図は夫々第2図の実施例
の作動説明図、第5図は冷媒流量制御装置の特性
を示す線図、第6図乃至第8図は夫々他の実施例
を示す冷媒流量制御装置の断面図である。 9,10……可動板、9′,10′……フランジ
板、11……ばね、12,13……開口、14…
…容器、15,16……小孔、17a,17b,
17c,17d……可動板、18a,18b,1
8c……ばね、19……小孔、20……シールリ
ング。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 冷凍サイクルの高圧側と低圧側に接続される
    開口を備えた容器内に、小孔を有する複数個の可
    動板を、可動板間にばねを挾み込んで容器内を摺
    動可能に配設し、隣設可動板の上記小孔は、ずれ
    た位置に設けられ、冷凍サイクルの高低圧の圧力
    差に応じ、小孔にて形成されるわん曲流路の曲率
    が変化し、上記圧力差が小さくなれば上記流路の
    曲率が大きくなることを特徴とする冷媒流量制御
    装置。
JP57111723A 1982-06-30 1982-06-30 冷媒流量制御装置 Granted JPS594867A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57111723A JPS594867A (ja) 1982-06-30 1982-06-30 冷媒流量制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57111723A JPS594867A (ja) 1982-06-30 1982-06-30 冷媒流量制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS594867A JPS594867A (ja) 1984-01-11
JPH0154627B2 true JPH0154627B2 (ja) 1989-11-20

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JP57111723A Granted JPS594867A (ja) 1982-06-30 1982-06-30 冷媒流量制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6373059A (ja) * 1986-09-13 1988-04-02 ダイキン工業株式会社 冷凍装置
JP4170534B2 (ja) * 1999-09-03 2008-10-22 本田技研工業株式会社 変速機
US7644840B2 (en) * 2005-02-04 2010-01-12 Fluid Management Operations Llc Valve assembly for viscous fluid dispensers

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JPS594867A (ja) 1984-01-11

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