JPH0154307B2 - - Google Patents

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JPH0154307B2
JPH0154307B2 JP990685A JP990685A JPH0154307B2 JP H0154307 B2 JPH0154307 B2 JP H0154307B2 JP 990685 A JP990685 A JP 990685A JP 990685 A JP990685 A JP 990685A JP H0154307 B2 JPH0154307 B2 JP H0154307B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
fiber
alumina
sio
balance
Prior art date
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Expired
Application number
JP990685A
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English (en)
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JPS61174177A (ja
Inventor
Masayuki Katagiri
Koki Nakagami
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Isolite Babcock Refractories Co Ltd
Original Assignee
Isolite Babcock Refractories Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Isolite Babcock Refractories Co Ltd filed Critical Isolite Babcock Refractories Co Ltd
Priority to JP990685A priority Critical patent/JPS61174177A/ja
Publication of JPS61174177A publication Critical patent/JPS61174177A/ja
Publication of JPH0154307B2 publication Critical patent/JPH0154307B2/ja
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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Porous Artificial Stone Or Porous Ceramic Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は主としてアルミナ質セラミツクフアイ
バーからなる高温耐火性断熱材及びその製造法に
関する。
〔従来の技術〕
ガス冷却原子炉では、核反応で発生した熱で
Heガス等を加熱し、この高温に加熱されたガス
を発電や化学反応装置の運転熱源として直接利用
することが計画されている。この高温ガスは1000
℃程度の温度を有するので、このガスの通路とし
て用いる管を大気に対して断熱し、熱損失を少な
くする必要がある。この断熱材としては、高温に
長時間保持された後でも、設備の運転休止等に伴
なつて生ずる管の膨張、収縮に追従し、断熱材が
挿入された空間を、隙間を生ずることなく充たし
ていることが必要である。
炉の耐火断熱材として知られているSiO2系フ
アイバー、Al2O3―SiO2系フアイバー、グラフア
イトフアイバーを用いて作成された複合断熱材で
は、ガス冷却型原子炉で予定されている連続運転
時間の50000時間という長時間、1000℃で圧縮状
態に置くという厳しい試験条件に対しては、早期
に復元性を失ない所望の復元率を得ることができ
なかつた。多結晶のAl2O3系フアイバー単独で
は、復元性は期待できるが、取扱いが非常に難か
しく、実際の施工に用いることができない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は上記したような要求に応ずることので
きる耐火断熱材を提供せんとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上記の目的を達するための手段とし
て、 1 Al2O394重量%以上、残部SiO2の組成からな
り該Al2O3の30〜85重量%がα―アルミナから
なる多結晶質アルミナフアイバーマツトの両面
に、Al2O394重量%以上、残部SiO2の組成から
なり該Al2O3の30〜85重量%がα―アルミナか
らなる多結晶質アルミナフアイバーか、該フア
イバーとAl2O350〜65重量%、残部SiO2からな
る部分的結晶質セラミツクフアイバーとの混合
物であつて、該混合物中後者が70重量%以下の
割合に混合された混合物を、無機結合剤で結合
した層が一体に形成されているセラミツク断熱
材。
2 無機結合剤と、凝集剤と、Al2O394重量%以
上、残部SiO2の組成からなり該Al2O3の30〜85
重量%がα―アルミナからなる多結晶質アルミ
ナフアイバーか、該フアイバーとAl2O350〜65
重量%、残部SiO2の組成からなる非晶質セラ
ミツクフアイバーとを、両者の合計中後者が70
重量%以下となるように水に混合し、該混合物
をシート状に吸引成形し、該成形物の上に
Al2O394重量%以上、残部SiO2の組成からなり
該Al2O3の30〜85重量%がα―アルミナからな
る多結晶質アルミナフアイバーマツトを重ね、
更にその上に前記混合物をシート状に吸引成形
して乾燥し、非品質アルミナフアイバーの再結
晶温度である約950℃以上で焼成を行なつてマ
ツト状のセラミツク断熱材の製造法を得たこと
にある。
〔作用〕
Al2O394重量%以上、残部SiO2の組成からなる
多結晶質アルミナフアイバーはアルミニウム又は
アルミニウム化合物を含む紡糸液をフアイバー状
にし加熱して酸化物のみの組成とされた3〜6重
量%のSiO2を含有するバルク、マツトが市販さ
れている。しかしバルクは断熱層として均一な密
度に施工することが難かしく、マツトも引張強度
が著しく小さいので施工しにくい。その上その
まゝ高温下で長時間使用すると結晶粒が成長して
粗大化し圧縮を解放したときに所望の復元性を生
じなくなる。
そこで本発明ではマツト中のAl2O3を加熱して
α―Al2O3化させることにより、予め安定化した
マツトを使用することにより高温下で長時間使用
しても復元性を維持せしめるようにしたものであ
る。しかしAl2O3中のα―アルミナの量が30重量
%以下では、高温下で長時間圧縮状態で使用後の
復元性が得られず、α化は85重量%程度が限度で
あるので、Al2O3中のα―アルミナの量を30〜85
重量%としたものである。
上記のように安定化したマツトもそのまゝでは
強度が小さく施工できないので、本発明ではその
両面に少なくとも施工できる程度の補強層を一体
に設けたものである。しかしこの補強層もまた圧
縮状態で長時間高温に保持して復元性を生じない
ようでは、全体としての復元性が極めて小さくな
り、所望の復元性を有しなくなる。
そこで本発明では前記のアルミナフアイバーを
無機結合剤で結合した層を前記のアルミナフアイ
バーマツトの両面に一体に設けることで、アルミ
ナフアイバーマツトを取扱いできるようにすると
同時に、圧縮状態で長時間高温で加熱後も復元性
を有する断熱材が得られることを見出したもので
ある。
前記の無機結合剤で結合した層を形成するに用
いるアルミナフアイバーは70重量%までを、
Al2O350〜65重量%、残部SiO2からなる部分的結
晶質セラミツクフアイバーで置き換えて使用する
ことができる。このようにしてアルミナフアイバ
ーより安価なアルミナ―シリカ系セラミツクフア
イバーを用いることにより、製品の圧縮に対する
復元性を低下さることなく、製品を安価に供する
ことができる。
部分的結晶質セラミツクフアイバーのAl2O3
有量を50〜65重量%とするのは、50重量%より少
ないと、非晶質のフアイバーを加熱して繊維中に
ムライトの結晶を生ぜしめて部分的結晶質とする
際に、所望の復元率を維持する程充分な結晶量を
得ることが困難となり、部分的結晶化していない
非晶質のものでは高温で長時間圧縮状態に保持し
たあとでは復元性がなくなるからである。また
Al2O3含有量が65重量%を超えるとセラミツクフ
アイバーは次第に繊維自身の脆性が大となり、圧
縮された場合に繊維が折れ易くなり、所望の復元
性が維持できなくなるからである。
またこのセラミツクフアイバーのアルミナフア
イバーへの混合率を70重量%までとするのは、こ
れ以上セラミツクフアイバーを使用すると、所望
の復元性が得られなくなるからである。
本発明断熱材の製造方法において、アルミナフ
アイバーまたはアルミナフアイバーとセラミツク
フアイバーと、無機結合剤と凝集剤と水との混合
物を、アルミナフアイバーマツトの両面に吸引成
形するのは、吸引成形の際に、水中のフアイバー
とマツトのフアイバーとのからみ合いを生ぜしめ
て成形層とマツトとの結合を生ぜしめるためであ
る。また吸引成形の際、水中に分散された無機結
合剤の一部がマツト中に侵入してアルミナフアイ
バーに付着し、焼成によりフアイバー同志の接触
点に融着してフアイバーが相互に動いて収縮する
ときに抵抗する働きを生ずる。成形層はマツトよ
りも当然密度の高いものとなり、取扱可能な強度
をもつものを形成する。
両面に吸引成形層を形成したマツトを950℃以
上で焼成するのは、結合剤をフアイバーと融着せ
しめて強度を有するものとすると同時に、フアイ
バーに吸着されているガス及び凝集剤等の有機成
分の除去を行なつて使用フアイバーを安定化する
ためである。非晶質のセラミツクフアイバーは、
この焼成時にガラス組織が一部ムライト
(3Al2O3・2SiO2)の微結晶となつた部分的結晶
質セラミツクフアイバーとなつて安定化される。
〔実施例〕
市販のアルミナフアイバーマツト(Al2O395重
量%、SiO25重量%)を1300℃で6時間加熱処理
してフアイバー中のAl2O3の81重量%をα―アル
ミナとした。一方市販のアルミナフアイバーのバ
ルク(Al2O395重量%、SiO25重量%)を1300℃
で3時間加熱処理し、フアイバー中のAl2O3の41
重量%とした。
水100Kgに市販の非晶質セラミツクフアイバー
(Al2O356重量%、SiO244重量%)6Kg、上記バ
ルク4Kgを加え分散混合したのち、コロイダルシ
リカ(SiO25重量%含有)をSiO2分として2Kg、
有機結合剤として炭水化物2Kgを加え撹拌混合し
た。
このスラリーを吸引成形して厚さ6mmのマツト
を成形し、その上にα―アルミナ81重量%の厚さ
30mmのマツトを重ね、その上に更に前記スラリー
を吸引成形して厚さ6mmのマツトを一体に成形し
厚さ25mmとなるように成形乾燥し、1000℃で2時
間焼成した。
この焼成によつて非晶質のセラミツクフアイバ
ーのガラスの一部に微細なムライトの結晶が生成
された。
この成形物を厚さを1/2に圧縮しヘリウムガス
中で1000℃に長時間保持し圧縮厚さに対する復元
率を経時的に測定した結果を図に示す。現在約
38000時間を経過した時点にあるが、最小自乗法
による点線で示した予測線は、50000時間経過時
において充分20%余りの復元率を有するものが得
られることを示している。
〔発明の効果〕
本発明によれば、1000℃の高温中で、長時間保
持し、なお弾性を有し圧縮充填状態を維持し断熱
材としての機能を有し、且つ取扱性、施工性を向
上させた高性能断熱材を提供できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明断熱材の一実施例の復元率の経時
変化を示した図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 Al2O394重量%以上、残部SiO2の組成からな
    り該Al2O3の30〜85重量%がα―アルミナからな
    る多結晶質アルミナフアイバーマツトの両面に、
    Al2O394重量%以上、残部SiO2の組成からなり該
    Al2O3の30〜85重量%がα―アルミナからなる多
    結晶質アルミナフアイバーか、該フアイバーと
    Al2O350〜65重量%、残部SiO2からなる組成の部
    分的結晶質セラミツクフアイバーとの混合物であ
    つて、該混合物中後者が70重量%以下の割合に混
    合された混合物を、無機結合剤で結合した層が一
    体に形成されているセラミツク断熱材。 2 無機結合剤と、凝集剤と、Al2O394重量%以
    上、残部SiO2の組成からなり該Al2O3の30〜85重
    量%がα―アルミナからなる多結晶質アルミナフ
    アイバーか、該フアイバーとAl2O350〜65重量
    %、残部SiO2の組成からなる非晶質セラミツク
    フアイバーとを、両者の合計中後者が70重量%以
    下となるように水に混合し、該混合物をシート状
    に吸引成形し、該成形物の上にAl2O394重量%以
    上、残部SiO2の組成からなり該Al2O3の30〜85重
    量%がα―アルミナからなる多結晶質アルミナフ
    アイバーマツトを重ね、更にその上に前記混合物
    をシート状に吸引成形して乾燥し、非晶質セラミ
    ツクフアイバーの再結晶温度である約950℃以上
    で焼成を行なうことを特徴とするセラミツク断熱
    材の製造法。
JP990685A 1985-01-24 1985-01-24 セラミツク断熱材及びその製造法 Granted JPS61174177A (ja)

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JPS61174177A JPS61174177A (ja) 1986-08-05
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