JPH0152539B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0152539B2 JPH0152539B2 JP57036304A JP3630482A JPH0152539B2 JP H0152539 B2 JPH0152539 B2 JP H0152539B2 JP 57036304 A JP57036304 A JP 57036304A JP 3630482 A JP3630482 A JP 3630482A JP H0152539 B2 JPH0152539 B2 JP H0152539B2
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- Japan
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- holes
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- main fixing
- temporary
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 claims description 24
- 239000010959 steel Substances 0.000 claims description 24
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 16
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 1
- 239000004570 mortar (masonry) Substances 0.000 description 1
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、例えば圧力トンネル、圧力水管のよ
うな内圧が作用する円管状コンクリート構造物に
円周方向のプレストレスを付与する際に、円管状
コンクリート構造物の周壁内にリング状に配置し
たPC鋼材を緊張してその両端を定着するために
用いるブロツクに関する。
うな内圧が作用する円管状コンクリート構造物に
円周方向のプレストレスを付与する際に、円管状
コンクリート構造物の周壁内にリング状に配置し
たPC鋼材を緊張してその両端を定着するために
用いるブロツクに関する。
液体収容タンクや穀物収蔵サイロのようなコン
クリート構造物に円周方向のプレストレスを付与
する際に、構造物の周壁の一部に切欠凹所を設
け、この切欠凹所内に配置した本定着体と仮定着
体を利用して、PC鋼材の緊張と定着を行うこと
は本出願前公知である(特公昭57−10267号公報
参照)。
クリート構造物に円周方向のプレストレスを付与
する際に、構造物の周壁の一部に切欠凹所を設
け、この切欠凹所内に配置した本定着体と仮定着
体を利用して、PC鋼材の緊張と定着を行うこと
は本出願前公知である(特公昭57−10267号公報
参照)。
この従来例では、第7図に示すように、本定着
体1と仮定着体2にそれぞれ設けた4つのPC鋼
材貫通孔が四角形の頂点位置にあるため、本定着
体1と仮定着体2にある程度の高さが必要で、こ
れに伴い、これらを配置する切欠凹所も深く形成
する必要があり、また、仮定着体2が2つ割りに
なつているため、ジヤツキでPC鋼材を緊張する
際に不安定である。
体1と仮定着体2にそれぞれ設けた4つのPC鋼
材貫通孔が四角形の頂点位置にあるため、本定着
体1と仮定着体2にある程度の高さが必要で、こ
れに伴い、これらを配置する切欠凹所も深く形成
する必要があり、また、仮定着体2が2つ割りに
なつているため、ジヤツキでPC鋼材を緊張する
際に不安定である。
本発明は、前述のような問題点を含んでいる従
来例の改良を目的としているものあつて、その構
成上の特徴は特許請求の範囲に記載したとおりで
ある。
来例の改良を目的としているものあつて、その構
成上の特徴は特許請求の範囲に記載したとおりで
ある。
以下、図面により本発明を具体的に説明する。
第1図において、3は軟弱地盤中に構築した圧
力トンネル(若しくは圧力水管)であつて、その
周壁のコンクリート内には長さ方向に適宜間隔を
置いて多数のリング状のシース4が埋設され、そ
の中をPC鋼材Cが通つている。
力トンネル(若しくは圧力水管)であつて、その
周壁のコンクリート内には長さ方向に適宜間隔を
置いて多数のリング状のシース4が埋設され、そ
の中をPC鋼材Cが通つている。
周壁の内面の一部には切欠凹所5が設けられて
おり、ここで本発明のブロツクを用いてリング状
のPC鋼材Cの緊張・定着がなされる。
おり、ここで本発明のブロツクを用いてリング状
のPC鋼材Cの緊張・定着がなされる。
第2図〜第4図に示す一実施例において、6は
本定着用ブロツク、7は仮定着用ブロツクであ
り、これらブロツクを用いて2本のPC鋼材8,
9の緊張・定着がなされるようになつている。
本定着用ブロツク、7は仮定着用ブロツクであ
り、これらブロツクを用いて2本のPC鋼材8,
9の緊張・定着がなされるようになつている。
本定着用ブロツク6と仮定着用ブロツク7は共
に方形断面で細長く、本定着用ブロツク6には、
その長さ方向の対称位置に2対の本定着用楔孔1
0,10′;11,11′が設けられ、また、仮定
着用ブロツク7には、その長さ方向の対称位置に
各1対の仮定着用楔孔12,12′と半切欠孔1
3,13′が設けられ、半切欠孔13,13′は仮
定着用ブロツク7の高さ方向の一側に開いてい
る。
に方形断面で細長く、本定着用ブロツク6には、
その長さ方向の対称位置に2対の本定着用楔孔1
0,10′;11,11′が設けられ、また、仮定
着用ブロツク7には、その長さ方向の対称位置に
各1対の仮定着用楔孔12,12′と半切欠孔1
3,13′が設けられ、半切欠孔13,13′は仮
定着用ブロツク7の高さ方向の一側に開いてい
る。
半切欠孔13,13′の開口側が切欠凹所6の
内側になるようにして、本定着用ブロツク6と仮
定着用ブロツク7を切欠凹所6内に間隔を置いて
平行に配設する。
内側になるようにして、本定着用ブロツク6と仮
定着用ブロツク7を切欠凹所6内に間隔を置いて
平行に配設する。
PC鋼材8,9の各一端部8′,9′は、半切欠
孔13,13′と本定着用楔孔10,10′をそれ
ぞれ通り、本定着用ブロツク6の裏面15で楔に
より本定着され、また、各他端部8″,9″は、本
定着用楔孔11,11′と仮定着用楔孔12,1
2′を通り、仮定着用ブロツク7の裏面17で楔
により仮定着される。
孔13,13′と本定着用楔孔10,10′をそれ
ぞれ通り、本定着用ブロツク6の裏面15で楔に
より本定着され、また、各他端部8″,9″は、本
定着用楔孔11,11′と仮定着用楔孔12,1
2′を通り、仮定着用ブロツク7の裏面17で楔
により仮定着される。
この状態で両ブロツクの相対向する正面14,
16間にジヤツキ18を設置し、両ブロツク間を
ジヤツキ18で押し広げることによりPC鋼材8,
9を緊張し、PC鋼材8,9に所定の引張応力が
生じた段階で、他端部8″,9″を本定着用ブロツ
ク6の正面14で楔により本定着する。
16間にジヤツキ18を設置し、両ブロツク間を
ジヤツキ18で押し広げることによりPC鋼材8,
9を緊張し、PC鋼材8,9に所定の引張応力が
生じた段階で、他端部8″,9″を本定着用ブロツ
ク6の正面14で楔により本定着する。
そして、仮定着用楔孔12,12′の楔を除去
し、仮定着用ブロツク7を外方に動かして撤去し
た後、本定着用ブツク6を残したまま切欠凹所4
内にモルタルを充填する。
し、仮定着用ブロツク7を外方に動かして撤去し
た後、本定着用ブツク6を残したまま切欠凹所4
内にモルタルを充填する。
各楔孔に挿入する楔は、例えば、3つ割りと
し、その内面に鋸歯状の凹凸を設ける。
し、その内面に鋸歯状の凹凸を設ける。
なお、本定着用楔孔11,11′に楔を挿入し
てPC鋼材8,9の他端部8″,9″を本定着用ブ
ロツク6に定着する作業は、ジヤツキ18を設置
した状態で狭い空間で行うことになるので、この
作業を容易にするために、第5図と第6図に示す
ような押し板19を本定着用ブロツク6の正面1
4に一時的に取り付けるのがよい。
てPC鋼材8,9の他端部8″,9″を本定着用ブ
ロツク6に定着する作業は、ジヤツキ18を設置
した状態で狭い空間で行うことになるので、この
作業を容易にするために、第5図と第6図に示す
ような押し板19を本定着用ブロツク6の正面1
4に一時的に取り付けるのがよい。
この押し板19は、本定着用楔孔11,11′
に対応する位置にこれと同じ大きさの孔20,2
0′を有し、その正面21の孔20,20′の位置
には円筒22,22′が固着され、この円筒22,
22′の前面には孔23,23′を有する蓋24,
24′を設け、円筒22,22′内には孔23,2
3′と同径の孔25,25′を有する座板26,2
6′とコイルばね27,27′が収容されている。
に対応する位置にこれと同じ大きさの孔20,2
0′を有し、その正面21の孔20,20′の位置
には円筒22,22′が固着され、この円筒22,
22′の前面には孔23,23′を有する蓋24,
24′を設け、円筒22,22′内には孔23,2
3′と同径の孔25,25′を有する座板26,2
6′とコイルばね27,27′が収容されている。
ジヤツキ18の設置に先立つて本定着用楔孔1
1,11′に楔を緩挿し、その頭部を孔20,2
0′に入れた状態で押し板19を取り付ける。こ
のようにしてからジヤツキ18を設置し、PC鋼
材8,9を緊張すると、楔はコイルばね27,2
7′を圧縮しつつ蓋24,24′の方に動いてPC
鋼材8,9を伸長を許す。そして、ジヤツキ18
の作動を止めると、楔はコイルばね27,27′
に押されて本定着用楔孔11,11′内に進み、
PC鋼材8,9の定着がなされる。
1,11′に楔を緩挿し、その頭部を孔20,2
0′に入れた状態で押し板19を取り付ける。こ
のようにしてからジヤツキ18を設置し、PC鋼
材8,9を緊張すると、楔はコイルばね27,2
7′を圧縮しつつ蓋24,24′の方に動いてPC
鋼材8,9を伸長を許す。そして、ジヤツキ18
の作動を止めると、楔はコイルばね27,27′
に押されて本定着用楔孔11,11′内に進み、
PC鋼材8,9の定着がなされる。
以上の説明から明らかなように、本発明のブロ
ツクでは、本定着用ブロツクと仮定着用ブロツク
におけるPC鋼材の貫通孔が一列配置であるので、
ブロツクの高さは低くてよく、従つて、これを設
置する切欠凹所も浅くてよいので、切欠凹所形成
による構造物の断面変化が少なくて済む。又、仮
定着用ブロツクに高さ方向の一側に開く半切欠孔
を設け、これにPC鋼材の一端部を通すようにな
つているので、PC鋼材の仮定着を解いた後、仮
定着ブロツクを外方に動かして簡単に撤去するこ
とができ、前述の従来例のように仮定着ブロツク
を分割する必要はなく、2本のPC鋼材が一体の
仮定着ブロツクの長さ方向の対称位置に仮定着さ
れるので、PC鋼材の緊張時の安定が良好で、安
全に作業を行うことができる。更に、本発明のブ
ロツクを用いると、切欠凹所内におけるPC鋼材
の端部処理に無理がないので、作業性が良好であ
るのみならず、大径のPC鋼材の使用も可能であ
る。
ツクでは、本定着用ブロツクと仮定着用ブロツク
におけるPC鋼材の貫通孔が一列配置であるので、
ブロツクの高さは低くてよく、従つて、これを設
置する切欠凹所も浅くてよいので、切欠凹所形成
による構造物の断面変化が少なくて済む。又、仮
定着用ブロツクに高さ方向の一側に開く半切欠孔
を設け、これにPC鋼材の一端部を通すようにな
つているので、PC鋼材の仮定着を解いた後、仮
定着ブロツクを外方に動かして簡単に撤去するこ
とができ、前述の従来例のように仮定着ブロツク
を分割する必要はなく、2本のPC鋼材が一体の
仮定着ブロツクの長さ方向の対称位置に仮定着さ
れるので、PC鋼材の緊張時の安定が良好で、安
全に作業を行うことができる。更に、本発明のブ
ロツクを用いると、切欠凹所内におけるPC鋼材
の端部処理に無理がないので、作業性が良好であ
るのみならず、大径のPC鋼材の使用も可能であ
る。
なお、本発明のブロツクは、圧力トンネルのよ
うな土木構造物に限らず、一般的なコンクリート
中空構造物にも適用可能なことは言うまでもな
い。
うな土木構造物に限らず、一般的なコンクリート
中空構造物にも適用可能なことは言うまでもな
い。
第1図は本発明の概括的説明図、第2図は本発
明の一実施例の使用態様を示す斜視図、第3図は
本発明の一実施例における本定着用ブロツクの
正・背面図、第4図は同じく仮定着用ブロツクの
正・背面図、第5図は押し板の正・背面図、第6
図は従来例説明用の斜視図である。 図中、1:本定着体、2:仮定着体、3:圧力
トンネル、4:シース、5:切欠凹所、6:本定
着用ブロツク、7:仮定着用ブロツク。
明の一実施例の使用態様を示す斜視図、第3図は
本発明の一実施例における本定着用ブロツクの
正・背面図、第4図は同じく仮定着用ブロツクの
正・背面図、第5図は押し板の正・背面図、第6
図は従来例説明用の斜視図である。 図中、1:本定着体、2:仮定着体、3:圧力
トンネル、4:シース、5:切欠凹所、6:本定
着用ブロツク、7:仮定着用ブロツク。
Claims (1)
- 1 円管状コンクリート構造物の周壁内にリング
状に配置したPC鋼材を緊張してその両端を定着
するためのブロツクにおいて、細長い2つのブロ
ツクの組合わせから成り、一方の本定着用ブロツ
クには、長さ方向の対称位置に2対の本定着用楔
孔を設け、他方の仮定着用ブロツクには、長さ方
向の対称位置に各1対の仮定着用楔孔と高さ方向
の一側に開く半切欠孔を設けたことを特徴とする
リング状PC鋼材の緊張・定着用ブロツク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57036304A JPS58153850A (ja) | 1982-03-08 | 1982-03-08 | リング状pc鋼材の緊張・定着用ブロツク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57036304A JPS58153850A (ja) | 1982-03-08 | 1982-03-08 | リング状pc鋼材の緊張・定着用ブロツク |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58153850A JPS58153850A (ja) | 1983-09-13 |
JPH0152539B2 true JPH0152539B2 (ja) | 1989-11-09 |
Family
ID=12466082
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57036304A Granted JPS58153850A (ja) | 1982-03-08 | 1982-03-08 | リング状pc鋼材の緊張・定着用ブロツク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58153850A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5710267A (en) * | 1980-06-23 | 1982-01-19 | Fujitsu Ltd | Semiconductor device |
-
1982
- 1982-03-08 JP JP57036304A patent/JPS58153850A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5710267A (en) * | 1980-06-23 | 1982-01-19 | Fujitsu Ltd | Semiconductor device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58153850A (ja) | 1983-09-13 |
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