JPH0151120B2 - - Google Patents
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- JPH0151120B2 JPH0151120B2 JP58092294A JP9229483A JPH0151120B2 JP H0151120 B2 JPH0151120 B2 JP H0151120B2 JP 58092294 A JP58092294 A JP 58092294A JP 9229483 A JP9229483 A JP 9229483A JP H0151120 B2 JPH0151120 B2 JP H0151120B2
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- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 8
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- 230000005389 magnetism Effects 0.000 claims 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 18
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Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明は、ビデオテープレコーダ等の磁気記録
再生回路のカラープロセス回路に関する。
再生回路のカラープロセス回路に関する。
以下、従来のビデオテープレコーダ(以下、
VTRと略す)のカラープロセス回路を図面を用
いて説明する。第1図は、従来のVTRのカラー
プロセス回路の一例を示すブロツク図である。
VTRと略す)のカラープロセス回路を図面を用
いて説明する。第1図は、従来のVTRのカラー
プロセス回路の一例を示すブロツク図である。
同図において、1は低域変換された再生色信号
(再生低域色信号)の入力端、2は第1の周波数
変換器(以下、第1のコンバータと略す)、3は
第1の帯域通過フイルタ(以下第1のBPFと略
す)、4は元の搬送波周波数(3.58MHz)に変換
され直した再生色信号の出力端、5はバースト信
号抜き取り回路、6は位相検波器、7は色副搬送
波周波数ccで発振するX−tal発振器、8は検波
フイルタ、9はX−talを用いた電圧制御発振器
(以下、X−talVCOと略す)、10は第2のコン
バータ、11は第2のBPF、12は再生水平同
期パルスの入力端、13はAFC(Automatic
Frequency Control)ループ部、14は位相推移
回路である。
(再生低域色信号)の入力端、2は第1の周波数
変換器(以下、第1のコンバータと略す)、3は
第1の帯域通過フイルタ(以下第1のBPFと略
す)、4は元の搬送波周波数(3.58MHz)に変換
され直した再生色信号の出力端、5はバースト信
号抜き取り回路、6は位相検波器、7は色副搬送
波周波数ccで発振するX−tal発振器、8は検波
フイルタ、9はX−talを用いた電圧制御発振器
(以下、X−talVCOと略す)、10は第2のコン
バータ、11は第2のBPF、12は再生水平同
期パルスの入力端、13はAFC(Automatic
Frequency Control)ループ部、14は位相推移
回路である。
第1図において、入力端1に印加される再生低
域色信号に周波数変動成分又は時間軸変動成分が
含まれていなければ、前記信号は、第1のコンバ
ータ2で周波数変換され、第1のBPF3で元の
色信号成分だけとり出される結果、出力端4から
は、所定の周波数に変換された再生色信号が出力
される。
域色信号に周波数変動成分又は時間軸変動成分が
含まれていなければ、前記信号は、第1のコンバ
ータ2で周波数変換され、第1のBPF3で元の
色信号成分だけとり出される結果、出力端4から
は、所定の周波数に変換された再生色信号が出力
される。
ところが、再生低域色信号には、テープののび
や、走行系の不安定さ等に起因する周波数変動成
分が含まれる。このために、第1図では、符号5
〜14の各ブロツクを設け、第1のコンバータ2
に入力される周波数変換用搬送波に、周波数変動
成分の補正成分を加算して、前記周波数変動成分
を除去するようにしている。
や、走行系の不安定さ等に起因する周波数変動成
分が含まれる。このために、第1図では、符号5
〜14の各ブロツクを設け、第1のコンバータ2
に入力される周波数変換用搬送波に、周波数変動
成分の補正成分を加算して、前記周波数変動成分
を除去するようにしている。
バースト抜き取り回路5では、第1のBPF3
の出力である再生色信号から、カラーバースト信
号を抜き出し、これを位相検波器6に供給してい
る。位相検波器6では、前記カラーバースト信号
とX−tal発振器7の出力とを位相比較して、位
相誤差補正信号を出力する。この位相検波器6の
位相誤差補正信号は、検波フイルタ8で平滑さ
れ、制御信号としてX−talVCO9に供給され
る。その結果、X−talVCO9は、前記制御信号
に応じてsc近傍で発振することになる。
の出力である再生色信号から、カラーバースト信
号を抜き出し、これを位相検波器6に供給してい
る。位相検波器6では、前記カラーバースト信号
とX−tal発振器7の出力とを位相比較して、位
相誤差補正信号を出力する。この位相検波器6の
位相誤差補正信号は、検波フイルタ8で平滑さ
れ、制御信号としてX−talVCO9に供給され
る。その結果、X−talVCO9は、前記制御信号
に応じてsc近傍で発振することになる。
次に、X−talVCO9の出力信号は、第2のコ
ンバータ10に出力される。この為に、この第2
のコンバータ10では、符号12〜14の各ブロ
ツクを考慮しないとすれば、周波数変動成分の補
正成分を含む周波数変換用搬送波を、第2の
BPF11を介して、第1のコンバータ2へ出力
する。すなわち、APCループを構成する符号5
〜9のブロツクにおいては、上記説明したよう
に、再生カラーバースト信号における周波数変動
成分に基づいて、X−talVCO9の出力信号を制
御している。この為に、第2のコンバータ10
は、再生時、カラーバースト信号に含まれる周波
数変動成分の補正を行なう様に働くことができ
る。
ンバータ10に出力される。この為に、この第2
のコンバータ10では、符号12〜14の各ブロ
ツクを考慮しないとすれば、周波数変動成分の補
正成分を含む周波数変換用搬送波を、第2の
BPF11を介して、第1のコンバータ2へ出力
する。すなわち、APCループを構成する符号5
〜9のブロツクにおいては、上記説明したよう
に、再生カラーバースト信号における周波数変動
成分に基づいて、X−talVCO9の出力信号を制
御している。この為に、第2のコンバータ10
は、再生時、カラーバースト信号に含まれる周波
数変動成分の補正を行なう様に働くことができ
る。
ところが、APCループの補正能力は、色副搬
送波周波数scに対して±1/2H(Hは水平同期信
号周波数)しかなく、さらに再生色信号の安定点
としては、scを中心として±nH(nは整数)毎
に存在する。この為に、前記APCループだけで
は、周波数変動範囲を追いきれなかつたり、又誤
ロツクする可能性がある。
送波周波数scに対して±1/2H(Hは水平同期信
号周波数)しかなく、さらに再生色信号の安定点
としては、scを中心として±nH(nは整数)毎
に存在する。この為に、前記APCループだけで
は、周波数変動範囲を追いきれなかつたり、又誤
ロツクする可能性がある。
そこで、第1図では、再生水平同期パルスを入
力端12から入力し、VCOを有するAFCループ
部13で前記再生低域色信号あるいはその値に近
い周波数に逓倍する。そして、その後、位相推移
回路14で記録時に色信号になされた位相推移を
戻す為の位相推移がなされ、前記第2のコンバー
タ10に供給している。したがつて、位相推移回
路14からは、再生水平同期信号に含まれる周波
数変動成分を含んだ信号が出力されることにな
る。
力端12から入力し、VCOを有するAFCループ
部13で前記再生低域色信号あるいはその値に近
い周波数に逓倍する。そして、その後、位相推移
回路14で記録時に色信号になされた位相推移を
戻す為の位相推移がなされ、前記第2のコンバー
タ10に供給している。したがつて、位相推移回
路14からは、再生水平同期信号に含まれる周波
数変動成分を含んだ信号が出力されることにな
る。
次に、この第2のコンバータ10では、前述し
たX−talVCO9の出力信号と、位相推移回路1
4の出力信号とを掛算し、この信号を第2の
BPF11に供給する。この結果、第1のコンバ
ータ2には、前記二つの出力信号のもつ周波数変
動成分の補正成分が加算された周波数変換用搬送
波が供給される。この為に、第1のコンバータ2
では、前記周波数変換用搬送波と再生低域色信号
とを掛算し、この信号を第1のBPF3に供給す
る結果、出力端4には周波数変動成分が除去され
たscを中心帯域とする再生色信号が得られる。
すなわち、正しい色信号の再現が可能となる。
たX−talVCO9の出力信号と、位相推移回路1
4の出力信号とを掛算し、この信号を第2の
BPF11に供給する。この結果、第1のコンバ
ータ2には、前記二つの出力信号のもつ周波数変
動成分の補正成分が加算された周波数変換用搬送
波が供給される。この為に、第1のコンバータ2
では、前記周波数変換用搬送波と再生低域色信号
とを掛算し、この信号を第1のBPF3に供給す
る結果、出力端4には周波数変動成分が除去され
たscを中心帯域とする再生色信号が得られる。
すなわち、正しい色信号の再現が可能となる。
しかしながら、上記方法による周波数変動成分
の補正では、急激に再生低域色信号の周波数が変
動する場合には、APCループ及び位相推移回路
14を含むAFCループの応答が追従できずこの
為に、画面上部でフリツカ(色つきのむら)を生
じ、見苦しいという欠点があつた。なお、上記急
激に再生低域色信号の周波数が変動する場合とし
ては、特にテープ上に記録されたトラツクパター
ンから、例えば2個のヘツドを用いて読み出した
信号を、切換える時点(切換ポイント)でのタイ
ミングずれなどがある。
の補正では、急激に再生低域色信号の周波数が変
動する場合には、APCループ及び位相推移回路
14を含むAFCループの応答が追従できずこの
為に、画面上部でフリツカ(色つきのむら)を生
じ、見苦しいという欠点があつた。なお、上記急
激に再生低域色信号の周波数が変動する場合とし
ては、特にテープ上に記録されたトラツクパター
ンから、例えば2個のヘツドを用いて読み出した
信号を、切換える時点(切換ポイント)でのタイ
ミングずれなどがある。
第2図は、従来のVTRのカラープロセス回路
の他の例を示すブロツク図である。同図におい
て、第1図と同一個所及び同等部分は同一符号で
示す。
の他の例を示すブロツク図である。同図におい
て、第1図と同一個所及び同等部分は同一符号で
示す。
15は水平同期信号周波数Hの160倍あるいは
その値に近い周波数で発振するVCO、16は周
波数弁別器、17は加算器、18は検波フイルタ
である。
その値に近い周波数で発振するVCO、16は周
波数弁別器、17は加算器、18は検波フイルタ
である。
第2図において、周波数弁別器16は、VCO
15の出力を160分周し、かつこの分周した信号
と、入力端12からの再生水平同期信号とを比較
することにより得られる周波数変動成分を補正す
る信号(誤差制御信号)を加算器17に供給して
いる。
15の出力を160分周し、かつこの分周した信号
と、入力端12からの再生水平同期信号とを比較
することにより得られる周波数変動成分を補正す
る信号(誤差制御信号)を加算器17に供給して
いる。
一方、符号5〜7のブロツクからなるAPCル
ープ、なかんずく位相検波器6は、再生色信号の
位相誤差を補正する信号を、同じく加算器17に
供給している。
ープ、なかんずく位相検波器6は、再生色信号の
位相誤差を補正する信号を、同じく加算器17に
供給している。
この結果、加算器17からは、前記位相誤差補
正信号と誤差制御信号とが加算された信号が検波
フイルタ18に出力される。検波フイルタ18で
は、前記加算された信号を平滑して、制御信号と
してVCO15に供給している。したがつて、
VCO15は、前記制御信号に応じて160H近傍で
発振するが、この信号は、位相推移回路14に入
力される直前で1/4分周(図示せず)されて、前
記位相推移回路14に供給される。
正信号と誤差制御信号とが加算された信号が検波
フイルタ18に出力される。検波フイルタ18で
は、前記加算された信号を平滑して、制御信号と
してVCO15に供給している。したがつて、
VCO15は、前記制御信号に応じて160H近傍で
発振するが、この信号は、位相推移回路14に入
力される直前で1/4分周(図示せず)されて、前
記位相推移回路14に供給される。
この位相推移回路14での信号処理及び第2の
コンバータ10、第2のBPF11、第1のコン
バータ2、第1のBPF3での信号処理は、第1
図において述べたのと同様であるのでここでは省
略する。なお、前記第2のコンバータ10の一方
の入力としては、第1図の場合と異なり、X−
tal発振器7の出力が供給されている。
コンバータ10、第2のBPF11、第1のコン
バータ2、第1のBPF3での信号処理は、第1
図において述べたのと同様であるのでここでは省
略する。なお、前記第2のコンバータ10の一方
の入力としては、第1図の場合と異なり、X−
tal発振器7の出力が供給されている。
すなわち、第2図の従来例では、二つの周波数
変動成分の補正成分を加算して、1個のVCO1
5だけで全周波数変動成分の補正を行なう様にし
たのである。
変動成分の補正成分を加算して、1個のVCO1
5だけで全周波数変動成分の補正を行なう様にし
たのである。
この為に、第2図の回路では第1図の回路に比
べて、変動に対する応答速度の差がなくなり、か
つ一方向の補正である故に、系の応答速度が早ま
り、又系のリンギング等が生じにくいという利点
がある。
べて、変動に対する応答速度の差がなくなり、か
つ一方向の補正である故に、系の応答速度が早ま
り、又系のリンギング等が生じにくいという利点
がある。
しかしながら、この第2図の回路においても第
1図において説明した様に、2個のヘツドで読み
出した信号を切換える時点では、完全に画面上部
のフリツカをなくすことができず、見苦しいとい
う欠点があつた。
1図において説明した様に、2個のヘツドで読み
出した信号を切換える時点では、完全に画面上部
のフリツカをなくすことができず、見苦しいとい
う欠点があつた。
また、上述した第1図、第2図の従来回路の欠
点を除去する為に、急激な周波数変動成分に応答
できる様に、系の応答速度を速めると、小さな変
動成分に対しても応答するために、画面の安定性
がなくなりS/Nが劣化するという問題が生じ
た。
点を除去する為に、急激な周波数変動成分に応答
できる様に、系の応答速度を速めると、小さな変
動成分に対しても応答するために、画面の安定性
がなくなりS/Nが劣化するという問題が生じ
た。
本発明の目的は、上記した従来技術の欠点をな
くし、画面上部のフリツカが生じることなく、か
つS/Nの劣化も生じない磁気記録再生回路のカ
ラープロセス回路を提供することにある。
くし、画面上部のフリツカが生じることなく、か
つS/Nの劣化も生じない磁気記録再生回路のカ
ラープロセス回路を提供することにある。
本発明の特徴は、低域変換された再生色信号
を、少なくとも電圧制御発振器の出力信号に基づ
いて所定の周波数の再生色信号に変換する磁気記
録再生回路のカラープロセス回路において、前記
電圧制御発振器に前記低域変換された再生色信号
の周波数変動成分を補正する成分を供給するフイ
ルタ手段の応答速度を、ヘツド出力切換信号を利
用して予定値まで早めるようにした点にある。
を、少なくとも電圧制御発振器の出力信号に基づ
いて所定の周波数の再生色信号に変換する磁気記
録再生回路のカラープロセス回路において、前記
電圧制御発振器に前記低域変換された再生色信号
の周波数変動成分を補正する成分を供給するフイ
ルタ手段の応答速度を、ヘツド出力切換信号を利
用して予定値まで早めるようにした点にある。
以下、本発明を図面を用いて説明する。
第3図は、第1図の検波フイルタ8に、スイツ
チ回路19、入力端20及び指令信号発生器21
を付加した本発明の一実施例を示す回路図であ
る。なお、同図において、第1図と同一符号は同
一個所及び同等部分を示す。
チ回路19、入力端20及び指令信号発生器21
を付加した本発明の一実施例を示す回路図であ
る。なお、同図において、第1図と同一符号は同
一個所及び同等部分を示す。
入力端20に、第5図aに示す様なヘツド出力
切換信号が印加されると、第4図に示す様に、指
令信号発生器21を構成するHPF31に前記切
換信号aが供給される結果、前記HPF31から
は、第5図bに示す様な切換信号aのエツヂに同
期したパルスが発生する。
切換信号が印加されると、第4図に示す様に、指
令信号発生器21を構成するHPF31に前記切
換信号aが供給される結果、前記HPF31から
は、第5図bに示す様な切換信号aのエツヂに同
期したパルスが発生する。
このパルスbは、両波整流器32において、第
5図cに示す様に、整流されてモノマルチ33に
供給される。このモノマルチ33では、端子33
aに入力される時定数回路(図示せず)よりの信
号によつて、本実施例では第5図dに示す様に
11H期間に相当する幅のパルス信号を発生し、
HPF34に供給する。HPF34では、第5図e
に示す様に、パルス信号dのエツヂに同期したパ
ルスを発生し、負パルスでトリガされるモノマル
チ35に供給する。このモノマルチ35では端子
35aに入力される時定数回路(図示せず)より
の信号によつて、本実施例では、第5図fに示す
様に、8〜12H期間に相当する幅のパルス信号を
発生し、このパルス信号fを、指令信号発生器2
1の指令信号として、スイツチ回路19(第3
図)に供給する。
5図cに示す様に、整流されてモノマルチ33に
供給される。このモノマルチ33では、端子33
aに入力される時定数回路(図示せず)よりの信
号によつて、本実施例では第5図dに示す様に
11H期間に相当する幅のパルス信号を発生し、
HPF34に供給する。HPF34では、第5図e
に示す様に、パルス信号dのエツヂに同期したパ
ルスを発生し、負パルスでトリガされるモノマル
チ35に供給する。このモノマルチ35では端子
35aに入力される時定数回路(図示せず)より
の信号によつて、本実施例では、第5図fに示す
様に、8〜12H期間に相当する幅のパルス信号を
発生し、このパルス信号fを、指令信号発生器2
1の指令信号として、スイツチ回路19(第3
図)に供給する。
このスイツチ回路19は、A端がオープン状
態、B端が基準電位Voに接続されており、前記
指令信号fのパルス幅期間、可動接点19aがA
端に接続し、検波フイルタ8をオープン状態とす
る。したがつて、この状態では位相検出器6から
の周波数変動成分の補正出力は、検波フイルタ8
における電荷の充放電ループを通らずに、直接X
−talVCO9に伝わることになる。これによつ
て、前記APCループの応答速度が早まり映像信
号の切換ポイントにおける周波数変動成分に対す
る遅れがなくなり、画面上部のフリツカ現象が生
じなくなる。
態、B端が基準電位Voに接続されており、前記
指令信号fのパルス幅期間、可動接点19aがA
端に接続し、検波フイルタ8をオープン状態とす
る。したがつて、この状態では位相検出器6から
の周波数変動成分の補正出力は、検波フイルタ8
における電荷の充放電ループを通らずに、直接X
−talVCO9に伝わることになる。これによつ
て、前記APCループの応答速度が早まり映像信
号の切換ポイントにおける周波数変動成分に対す
る遅れがなくなり、画面上部のフリツカ現象が生
じなくなる。
また、本実施例では、指令信号fのパルス幅期
間以外、特に、映像信号期間においては、前記指
令信号fのパルスがスイツチ回路19に入力せ
ず、この為に可動接点19aは基準電圧Vo側の
B端に接続される。この結果、位相検波器6の出
力が検波フイルタ8の充放電ループを通つてX−
talVCO9に入力されるので、前記映像信号期間
中は、S/Nの劣化は生じない。
間以外、特に、映像信号期間においては、前記指
令信号fのパルスがスイツチ回路19に入力せ
ず、この為に可動接点19aは基準電圧Vo側の
B端に接続される。この結果、位相検波器6の出
力が検波フイルタ8の充放電ループを通つてX−
talVCO9に入力されるので、前記映像信号期間
中は、S/Nの劣化は生じない。
なお、上記説明において、指令信号fの発生を
切換信号aのエツヂより、パルス信号dの幅すな
わち11H期間遅らせているのは、NTSC方式のテ
レビジヨン信号では、垂直帰線消去期間におい
て、垂直同期パルス3H期間と、その前後の等化
パルス3H期間の合わせて9H期間には、色副搬送
波の基準となるカラーバースト信号が挿入されて
おらず、この為にこの9H期間の位相検波器6の
出力には、位相誤差の補正成分が含まれていない
こと、及び通常の場合には、2個のヘツドの切換
ポイントが垂直帰線消去期間のはじまりより2H
だけ上側にある為である。
切換信号aのエツヂより、パルス信号dの幅すな
わち11H期間遅らせているのは、NTSC方式のテ
レビジヨン信号では、垂直帰線消去期間におい
て、垂直同期パルス3H期間と、その前後の等化
パルス3H期間の合わせて9H期間には、色副搬送
波の基準となるカラーバースト信号が挿入されて
おらず、この為にこの9H期間の位相検波器6の
出力には、位相誤差の補正成分が含まれていない
こと、及び通常の場合には、2個のヘツドの切換
ポイントが垂直帰線消去期間のはじまりより2H
だけ上側にある為である。
すなわち、指令信号fとしては、切換ポイント
より2Hに9Hを加えた11H期間直後から、垂直帰
線消去期間中のカラーバースト信号が存在する期
間(8〜12H期間)に相当する期間のパルス幅を
有する信号となる。
より2Hに9Hを加えた11H期間直後から、垂直帰
線消去期間中のカラーバースト信号が存在する期
間(8〜12H期間)に相当する期間のパルス幅を
有する信号となる。
又、本実施例では、スイツチ回路19のB端に
接続されている基準電位をある電位Voとしたが
これが接地電位(OV)でもよいことは勿論であ
る。
接続されている基準電位をある電位Voとしたが
これが接地電位(OV)でもよいことは勿論であ
る。
次に、第2図の検波フイルタ18に、スイツチ
回路19、入力端20及び指令信号発生器21を
付加した本発明の他の実施例を第6図に示し、こ
れについて説明する。なお、同図において、第2
図と同一符号は同一個所及び同等部分を示す。又
指令信号発生器21の具体回路及びその入出力信
号は、第4,5図と同様である。
回路19、入力端20及び指令信号発生器21を
付加した本発明の他の実施例を第6図に示し、こ
れについて説明する。なお、同図において、第2
図と同一符号は同一個所及び同等部分を示す。又
指令信号発生器21の具体回路及びその入出力信
号は、第4,5図と同様である。
第6図においても、入力端20に、第5図aに
示すようなヘツド出力切換信号が印加されると指
令信号発生器21からは、第3図の実施例におい
て述べたと同様にして、第5図fに示す指令信号
が出力される。
示すようなヘツド出力切換信号が印加されると指
令信号発生器21からは、第3図の実施例におい
て述べたと同様にして、第5図fに示す指令信号
が出力される。
したがつて、前記指令信号fが入力されるスイ
ツチ回路19では、指令信号fのパルス期間だけ
その可動接点19aを接地されているB端からA
端に切換える。この為に、検波フイルタ18は前
記指令信号fのパルス期間だけオープン状態とな
る故に、第3図と同様な効果が得られる。すなわ
ち、本実施例においても、再生画面上部でのフリ
ツカ現象を大幅に低減することができる。
ツチ回路19では、指令信号fのパルス期間だけ
その可動接点19aを接地されているB端からA
端に切換える。この為に、検波フイルタ18は前
記指令信号fのパルス期間だけオープン状態とな
る故に、第3図と同様な効果が得られる。すなわ
ち、本実施例においても、再生画面上部でのフリ
ツカ現象を大幅に低減することができる。
なお、本発明の第3図の実施例では、検波フイ
ルタ8として容量C1,C2及び抵抗R1で構成
したものを用い、又、第4図の実施例では検波フ
イルタ18として容量C3〜C5及び抵抗R3で
構成したものを用いた。しかし、本発明に用いら
れる検波フイルタとしては、上記フイルタに限定
する必要はなく、例えばラグリード形フイルタ等
であれば差支えない。
ルタ8として容量C1,C2及び抵抗R1で構成
したものを用い、又、第4図の実施例では検波フ
イルタ18として容量C3〜C5及び抵抗R3で
構成したものを用いた。しかし、本発明に用いら
れる検波フイルタとしては、上記フイルタに限定
する必要はなく、例えばラグリード形フイルタ等
であれば差支えない。
又、本発明の検波フイルタを多段で構成し、そ
の内の予定のフイルタ群をスイツチ回路に接続
し、残りのフイルタ群を基準電位のみに接続する
様にしても、第3図及び第6図で説明したのと同
様の効果が得られることは容易に理解できるであ
ろう。
の内の予定のフイルタ群をスイツチ回路に接続
し、残りのフイルタ群を基準電位のみに接続する
様にしても、第3図及び第6図で説明したのと同
様の効果が得られることは容易に理解できるであ
ろう。
以上の説明では、位相検出器6又は加算器17
の出力をX−talVCO9又はVCO15に供給する
のに、検波フイルタを介して行なうか否かの場合
であつたが、検波フイルタを時定数の異なる例え
ば一対のフイルタで構成し、指令信号fに応じて
時定数の大きなフイルタから時定数の小さなフイ
ルタに切換える様にしても、上述したのと同様の
効果が得られることは明らかである。
の出力をX−talVCO9又はVCO15に供給する
のに、検波フイルタを介して行なうか否かの場合
であつたが、検波フイルタを時定数の異なる例え
ば一対のフイルタで構成し、指令信号fに応じて
時定数の大きなフイルタから時定数の小さなフイ
ルタに切換える様にしても、上述したのと同様の
効果が得られることは明らかである。
さらに、本発明では、時定数の切換えをヘツド
出力切換信号を利用して行なつているため、ヘツ
ド出力切換がなされた場合所定のタイミングで必
ず時定数の切換えが行なわれることになり、ヘツ
ド出力切換がなされたにもかかわらず、時定数の
切換えのタイミングがずれたり、行なわれなかつ
たりする事態を防止できる。低速再生や高速再生
などの特殊再生が行なわれる場合、再生ヘツドと
記録トラツクとの重なり幅が短くなることにより
発生するノイズバンドが垂直ブランキング期間に
位置するように再生ヘツドと記録トラツクとの位
置開係が制御される(例えば昭和54年12月21日発
表テレビジヨン学会技術報告VR38−1「VTRの
マイコン制御可変速再生方式」)ので、垂直同期
信号がノイズに侵されることになる。このような
場合に特開昭50−34126号公報記載のように時定
数の切換えを垂直同期信号に基いて行なおうとし
ても垂直同期信号が満足に得られないため、時定
数の切換えも正常に行なえないが、本発明では、
ヘツド出力の切換えに着目して応答速度を制御す
るようにしているため、再生モードによらず、ヘ
ツド出力切換えにより生じる周波数変動はすべて
抑えることができる。
出力切換信号を利用して行なつているため、ヘツ
ド出力切換がなされた場合所定のタイミングで必
ず時定数の切換えが行なわれることになり、ヘツ
ド出力切換がなされたにもかかわらず、時定数の
切換えのタイミングがずれたり、行なわれなかつ
たりする事態を防止できる。低速再生や高速再生
などの特殊再生が行なわれる場合、再生ヘツドと
記録トラツクとの重なり幅が短くなることにより
発生するノイズバンドが垂直ブランキング期間に
位置するように再生ヘツドと記録トラツクとの位
置開係が制御される(例えば昭和54年12月21日発
表テレビジヨン学会技術報告VR38−1「VTRの
マイコン制御可変速再生方式」)ので、垂直同期
信号がノイズに侵されることになる。このような
場合に特開昭50−34126号公報記載のように時定
数の切換えを垂直同期信号に基いて行なおうとし
ても垂直同期信号が満足に得られないため、時定
数の切換えも正常に行なえないが、本発明では、
ヘツド出力の切換えに着目して応答速度を制御す
るようにしているため、再生モードによらず、ヘ
ツド出力切換えにより生じる周波数変動はすべて
抑えることができる。
以上の説明から明らかな様に、本発明によれ
ば、ヘツド出力切換信号を元にして、検波フイル
タの時定数を切換えるスイツチ回路に、指令信号
を供給しているため、通常再生時には画面上部に
おいて発生する周波数変動ばかりでなく、低速あ
るいは高速再生のような特殊再生時に画面中途に
おいて発生する周波数変動に対しても、補正系の
応答速度が早められ、この結果どのような再生モ
ードにおいてもヘツド切換に基因して生じる再生
画面のフリツカ現象の発生を防止できると共に、
S/Nの劣化も生じさせない効果がある。
ば、ヘツド出力切換信号を元にして、検波フイル
タの時定数を切換えるスイツチ回路に、指令信号
を供給しているため、通常再生時には画面上部に
おいて発生する周波数変動ばかりでなく、低速あ
るいは高速再生のような特殊再生時に画面中途に
おいて発生する周波数変動に対しても、補正系の
応答速度が早められ、この結果どのような再生モ
ードにおいてもヘツド切換に基因して生じる再生
画面のフリツカ現象の発生を防止できると共に、
S/Nの劣化も生じさせない効果がある。
したがつて、本発明によれば、非常に見易くか
つ安定した画面を得ることができる。
つ安定した画面を得ることができる。
第1図は従来のVTRのカラープロセス回路の
一例を示すブロツク図、第2図はその他の例を示
すブロツク図、第3図は第1図の検波フイルタに
スイツチ回路、入力端及び指令信号発生器を付加
した本発明の一実施例を示す回路図、第4図は指
令信号発生器の一具体例を示すブロツク図、第5
図は第4図の各部の入出力信号の一例を示す波形
図(タイムチヤート)、第6図は第2図の検波フ
イルタにスイツチ回路、入力端及び指令信号発生
器を付加した本発明の他の実施例を示す回路図で
ある。 6……位相検波器、8,18……検波フイル
タ、9……X−talVCO、15……VCO、16…
…周波数弁別器、17……加算器、19……スイ
ツチ回路、20……入力端、21……指令信号発
生器。
一例を示すブロツク図、第2図はその他の例を示
すブロツク図、第3図は第1図の検波フイルタに
スイツチ回路、入力端及び指令信号発生器を付加
した本発明の一実施例を示す回路図、第4図は指
令信号発生器の一具体例を示すブロツク図、第5
図は第4図の各部の入出力信号の一例を示す波形
図(タイムチヤート)、第6図は第2図の検波フ
イルタにスイツチ回路、入力端及び指令信号発生
器を付加した本発明の他の実施例を示す回路図で
ある。 6……位相検波器、8,18……検波フイル
タ、9……X−talVCO、15……VCO、16…
…周波数弁別器、17……加算器、19……スイ
ツチ回路、20……入力端、21……指令信号発
生器。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ヘツドからの再生低域色信号を、所定周波数
の変換用信号と混合して搬送周波数の再生色信号
に周波数変換する周波数変換器と、変換用信号に
応じた周波数の発振出力を発生する電圧制御型発
振器と、再生色信号のバースト信号の位相を検出
する位相検出器と、位相検出器の出力を平滑し
て、電圧制御型発振器の発振周波数を制御するフ
イルタ手段と、ヘツド出力切換信号の各エツジの
発生に応じて、所定の期間フイルタ手段の応答速
度を他の期間に比べて早める応答制御手段とから
なることを特徴とする磁気記録再生回路のカラー
プロセス回路。 2 前記フイルタ手段は時定数回路からなり、前
記応答制御手段は所定の期間と他の期間とにおい
て、時定数回路の時定数を切換ることを特徴とす
る特許請求の範囲第1項記載の磁気記録再生回路
のカラープロセス回路。 3 前記所定の期間は、ヘツド出力切換信号の各
エツジの発生直後の11H(Hは1水平走査期間)
であることを特徴とする特許請求の範囲第2項記
載の磁気記録再生回路のカラープロセス回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58092294A JPS59219089A (ja) | 1983-05-27 | 1983-05-27 | 磁気記録再生回路のカラ−プロセス回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58092294A JPS59219089A (ja) | 1983-05-27 | 1983-05-27 | 磁気記録再生回路のカラ−プロセス回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59219089A JPS59219089A (ja) | 1984-12-10 |
JPH0151120B2 true JPH0151120B2 (ja) | 1989-11-01 |
Family
ID=14050395
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58092294A Granted JPS59219089A (ja) | 1983-05-27 | 1983-05-27 | 磁気記録再生回路のカラ−プロセス回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59219089A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5034126A (ja) * | 1973-07-28 | 1975-04-02 |
-
1983
- 1983-05-27 JP JP58092294A patent/JPS59219089A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5034126A (ja) * | 1973-07-28 | 1975-04-02 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59219089A (ja) | 1984-12-10 |
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